DOJO15分'(Dash)

166試合目 車内でトーク

眠気と余韻のあいだで、言葉はまだ夢を見ていた。
手巻き寿司の海苔が、記憶を包み、
ホルモン鍋ともつ鍋の境界は、いつしか記憶の霧に溶けた。

九つの箱を開けば、砂が落ちる音がする。
時間を測る砂時計──それは「話す」という名の儀式。
負けても、笑っても、砂は止まらない。

誰もが「15分」という檻に入り、
自由を試される。
編集のない声は、茨の道を歩く裸足の旅人。
結果ではなく、息づかいそのものが作品となる。

小倉へ向かう車の窓に映る朝、
三人の声はまだ、祭り前の静けさを撫でていた。
――これが、「DOJO15分」の形ーー
な、15分!!

LISTENで開く