園庭子話(えんていこばなし)

#22-1 保育の“質”って、結局なんだろう。──「量から質へ」、転換期を迎える保育業界の課題を考える。ゲスト:濱田 祥子さん(比治山大学)

比治山大学の濱田先生回・第3話です!第2話では「保育士養成の課題」にフォーカスしましたが、今回はより視野を広げて、保育園の現場、そして保育業界全体が抱える構造的な課題について深掘りしていきます。

待機児童が減り、少子化が加速する中で「量から質へ」と言われる今の保育業界。

けれど、その“質”は一体誰が、どんな基準で評価しているのでしょうか?

今回は、そんな保育の“質”をめぐるテーマを、現場と保育士養成、それぞれの立場から語り合います。

🌟本エピソードの内容🌟

①保育は「量」から「質」へ──いま業界は転換期

  • 待機児童問題が落ち着いたいま、求められるのは“保育の質”

  • でも、その「質」って誰が、どう決める?保護者と現場のすれ違い

  • 小1への“適応”だけで保育を測っていいの?堀江さんと濱田先生が語る、本当に大切な基準とは

②“家庭”と“園”のあいだにある、あいまいな線

  • 保育園は、家庭の養育力をどこまで求めていいのか?

  • 元くうねあ保護者・濱田先生が語る、「ゆるやかな境界」がもたらす安心感

③保育の質向上の鍵は、保育園のマネジメント層の「マネジメント」

  • 民間企業出身の堀江さんが指摘、“個人商店化”という壁

  • 現場の知見を広げるには?マネジメントの仕組みをどう整える?