ぽんと、とぶ —— 静かな声と社会をつなぐPodcast

#3 戦後80年ー戦争から生まれた分断と、そこからの癒しやつながり直し

戦争から生まれた分断と、ふたたびつながり直すということ――
戦後80年を迎えた今も、私たちの間には戦争がもたらした分断や沈黙がたしかに残っています。
家族や国を通して受け継がれた記憶、「加害」や「被害」という単純な線引きでは語りきれない感情、そして世代を超えて受け継がれている痛み。
それらは、時に言葉にすることすらためらわれ、そっと胸の奥にしまわれてきました。

家族内で語り継がれた戦争の記憶と、一方は靖国神社や天皇による慰霊の旅、もう一方は東南アジアやアメリカでの出会いの記憶を通して見えてきたのは、「勝者」や「敗者」としての記録ではなく、世代を超えて受け継がれる戦争のトラウマです。

私たちは、歴史の大きな出来事の陰にある個人の経験や関係性に目を向けながら、「分断をこえて傷を癒し、ふたたびつながり直す」とはどういうことかを静かに対話します。