明治産業 presents「OUR CULTURE, OUR VIEW」

#370「像の旅 伊藤高志映像実験室」【前編】

田川市美術館で〜5/18日まで開催中の「像の旅 伊藤高志映像実験室」を2週にわたって特集します。
伊藤高志は1956年福岡生まれの実験映像作家。九州芸術工科大学在学中の1981年に発表した「SPACY」で鮮烈なデビューを果たし、以来「コマ撮り」や「長時間露光」などの手法を用いた映像で国際的に注目される映像作家となります。今回の展示では氏がこれまで試みてきた様々な映像表現を、実物の撮影装置や絵コンテ、スチール写真などの資料と実際の映像作品とともに見ることができます。
今回の特集では、伊藤高志さんご本人をゲストにお迎えしてお話を伺います。前編となる今回は、漫画づくりや映画鑑賞に熱中していた少年時代のエピソードに始まり、松本俊夫との出会いと「SPACY」制作で獲得したコマ撮りの手法、そしてその後の「THUNDER」「GHOST」「GRIM」で確立していく長時間露光で捉えたイメージの映画的展開へとお話を進めていきます。その他、会場で展示されている様々な作品群についても当時のエピソードも交えながらたっぷりとお話を伺いました。