あしたメディア Podcast

#68 違う正義のぶつかり合いだよね、の先に行きたい(ゲスト:上坂あゆ美、九月)

人それぞれ違うからこそ厄介な「正しさ」について、歌人・文筆家の上坂あゆ美さん、芸人の九月さんと考える回、後編。正しさってむずいけど、結局どう向き合っていくといいんだろう?

加害者へのキャンセルは「正しい」のか?、一回失敗したらアウトってキツすぎない?、「どの正義にも、反対には別の正義がある」で片付けたくないことあるよね?など、Podcastでこそ話したい現代社会への違和感を深く掘り下げます。

📝 こんな話題でお話しています

Xおすすめ欄がいつの間にか正しさバトル一色に/上坂さんとうもろこしご飯で炎上/Podcastはバトルが起きづらい聖域/結局、曖昧さにどれだけ耐えられるかじゃない?/Rachelさん愛しの「EP警察」/加害者へのキャンセルは「正しい」のか?/やらかしたら一発アウトってどうなの/燃えてる人を囲んだキャンプファイヤーで踊る/炎上後の反省もちゃんと見ようよ/正しさの反対には何がある?/SNSのいいね文化が、身近な共感範囲の外を締め出してる/意見言わず告知だけしてるのが得かも?/正しさって強制されると萎える/「差別に反対したいと思っています」が今の誠実さ/正しい人間にはなれない前提でどう振舞うか考えようぜ

⭐ ゲスト

上坂あゆ美さん

歌人・文筆家。1991年生まれ、静岡県出身。2022年、短歌集『老人ホームで死ぬほどモテたい』(書肆侃侃房)でデビュー。その他の著書にエッセイ集『地球と書いて〈ほし〉って読むな』(文藝春秋)、文筆家・ひらりさとの共著で『友達じゃないかもしれない』(中央公論新社)など。Podcast番組『私より先に丁寧に暮らすな』パーソナリティ。

九月さん

芸人。1992年生まれ、青森県八戸市出身。京都大学を卒業後、研究職に就くことを念頭に京都大学大学院教育学研究科へ進学。現象学、社会学に傾倒し、社会的現実の多元性について研究。芸人としては、主にコントを中心に全国各地で単独公演を開催。X上で展開する「九月の『読む』ラジオ」も根強い人気を誇る。著書にエッセイ集『走る道化、浮かぶ日常』(祥伝社)。

ディレクター:大沼芙実子
編集:中本光