Backstage M3

M3 Sports Therapy

M3 Sports Therapyでのセッションの中ではあまり話していない健康のこと、エクササイズの考え方と背景について。 少しでも伝わっていればいいなという気持ちで発信しています。

  1. 1日前

    ep.17~バランスで評価する

    バランスで評価するこの回では、人間や健康を「カテゴリー」や「部分」だけで判断することの危険性と、全体的なバランスを整えることの重要性が説かれています。 1. カテゴライズによる評価への違和感ホストは、人間を統計や属性(性別、年齢、出身など)で分類(カテゴライズ)して評価することに対し、否定的な見解を示しています。 • 個性の無視: 構造やデータだけで人を判断しても、目の前の個人(クライアント)には当てはまらないことが多いと述べています。山登りに例え、頂上へのルートは無数にあり、その人だけの正解を見つける必要があるとしています。 • 恋愛と医療の比喩:     ◦ 医療: 医師が患者の目を見ずにモニター(数値)だけを見て診察することへの疑問。     ◦ 恋愛: 「身長や年収が条件に合うから好き」と言われても嬉しくないように、人間は「その人自身の個性」を見てほしいと願うものです。 2. 五感のバランスとコミュニケーション前回のトピックを振り返り、五感のどれか一つだけが突出して鋭く、他が鈍い状態はバランスが悪いとしています。 • 例えば「聴覚」だけが過敏だと、相手の声質が生理的に不快なだけで、話の内容まで信用できなくなるといった弊害が生まれます。互いの五感のバランスが整っていることで、初めてスムーズな意思疎通が可能になります。 3. 「桶(おけ)の理論」と身体の仕組み栄養学における「ドベネックの桶(リービッヒの最小律)」を例に挙げ、バランスの重要性を説明しています。 • 桶の理論: 桶を作る複数の板のうち、一番短い板の高さまでしか水はたまらない。同様に、特定の栄養素(ビタミンCなど)だけを過剰に摂取しても、他の必須栄養素が不足していれば、効果は低いレベルに合わせて漏れ出てしまいます。 • トレーニングへの応用: ベンチプレスで大胸筋だけを鍛えても、手首や体幹など、それを支える他の機能が弱ければ、実際の動作(押す力)としては機能しません。一部の筋肉だけが強すぎると、かえって全体のバランスを崩します。4. 人生と「弱点」の底上げこの考え方は、仕事や人生全体にも適用されます。 • ワーク・ライフ・バランス: 仕事だけが完璧でも、健康や時間がなければ人生の満足度は下がります。 • 結論: 人より優れている「得意な部分」を伸ばすことも大切ですが、全体の容量(パフォーマンスや健康)を上げるためには、「一番低い板(苦手な部分・マイナス要素)」を少しずつ底上げしてバランスを整えることが、怪我の予防や人生の質の向上に不可欠であると結論付けています

    17分
  2. 1月29日

    ep.15~「それ本当?」が成長の鍵。常識やAI情報を鵜呑みにせず、自分の頭で考える大切さ

    本エピソードでは、M3スポーツセラピーのポッドキャストとして、「それ本当か?(常に疑問を持ちながら考えること)」を座右の銘としてテーマに挙げています。常識や他人の意見、溢れる情報を鵜呑みにせず、自ら検証し考えることの重要性について語られています。 主なトピック: 留学での体験:高校卒業後に渡米した際、「アメリカの大学は入るのは簡単だが卒業は難しい」という通説や、「無理だ」という周囲の声を押し切って挑戦。実際には大学によってレベルは異なり、やってみなければ分からない現実(リアル)があることを学んだ。キャリアにおける「情報の鵜呑み」への反省:アスレティックトレーナーを目指した際、書籍にある「資格を取れば引く手あまた」という情報を信じたが、実際は厳しかった。本やメディアの情報と現実のギャップを経験し、自分で道を切り拓く必要性を痛感した。現代のAI・ネット情報との付き合い方:AIは統計や一般論の集合体であり、相関関係と因果関係(例:食品添加物と病気の増加)を混同するリスクがある。便利な反面、全てを信じ込むのは危険であり、自分で検証する姿勢が必要。「現場の感覚」と「データ」の狭間:施術現場での「手当て」や直感的な気付きは、すぐにはデータ化・可視化できない場合がある。しかし、熟練者の長年の経験(アート)にはデータ以上の説得力や真実が含まれていることがある。成長と可能性の拡張:成長のきっかけは、自分とは異なる意見や逆境にあることが多い。常識では「不可能」とされること(例:不食の人、パラアスリートなど)も、「それ本当?」と疑問を持ち、限界を決めつけないことで、新たな可能性や成長につながる。

    18分
  3. 1月28日

    ep.14~ トレーニングの哲学はアイデンティティ:『小』を積み重ねて『大』を成すことの真価

    トレーニングの哲学はアイデンティティ:『小』を積み重ねて『大』を成すことの真価 本エピソードでは、M3スポーツセラピーがなぜ「重いものを持ち上げる筋力トレーニング」ではなく、「低負荷で身体のバランスを整えるトレーニング」を重視しているのか、その背景にある配信者の実体験と人生哲学が語られます。 かつてアメリカでハードなトレーニングに励み、身体を大きくすることに執着した結果、深刻な頭痛と体調不良に3年近く苦しんだ経験。 そこから学んだ「大きな筋肉(大)に頼り、小さな筋肉(小)を疎かにすることの危うさ」が、現在の指導方針の根幹となっています。 トピックのポイント • 自身の失敗談とコレクティブエクササイズの重要性 高負荷トレーニングによる姿勢悪化と慢性的な頭痛の克服。身体のバランス(弱い部分を補うこと)こそが真のパフォーマンス向上につながるという気づき。 • 「小」を扱えない者に「大」は扱えない 小学校時代の調理実習(黒毛和牛の失敗談)を例に、限られた予算や小さなリソースをやりくりする知恵の重要性を解説。 • 環境適応と生存戦略 絶滅した恐竜(大)と生き残った昆虫(小)を例えに、物理的な強さよりも、環境に適応し変化し続けることの強さを考察。 • 現代社会への警鐘(タイパと深み) 食べ方、動画の倍速視聴、ギャンブルの勝ち方など、身近な例から「一口、一瞬を大切に味わうこと」が人間性や結果にどう影響するかを提言。 • 結論:複雑な動きが脳を活性化する 単調な負荷ではなく、複雑な動き(小さい刺激の積み重ね)を繰り返すことで脳の血流を促し、真の健康を手に入れるというM3のトレーニング哲学。 メッセージ 「一発逆転を狙うのではなく、確実な一歩を積み重ねること」。トレーニングの考え方は、そのままその人の生き方(アイデンティティ)に直結しているという、深く洞察に満ちた15分です。

    17分
  4. 1月25日

    ep.13~不得意を得意に変える

    『不得意を得意に変える』〜感情・習慣・環境をハックする技術〜 やめられないのは、脳の天敵?: 「身体に良くない」とわかっていても食べてしまうのは、感情が理屈を上回っている証拠。実は、好きでたまらない食べ物がホルモン系に作用し、不調の原因(天敵)になっていることがあります。 姿勢と食事の意外な関係: 例えば「炭水化物好き」は「ぽっこりお腹」になりやすく、その重心移動が「反り腰」を引き起こすことも。構造の問題だけでなく、生活習慣(栄養)からのアプローチが根本改善には不可欠です。 不快の正体を突き止める: 雨が嫌いなのではなく「靴下が濡れる感覚」が嫌いだと気づけば、解決策は見つかります。防水シューズを導入することで、「雨=お気に入りの靴を履くチャンス」へと感情を180度転換できます。 愛着がパフォーマンスを変える: ビニール傘ではなく、こだわりの1本を持つ。お気に入りの道具は、単なる紛失防止だけでなく、使うたびに「胸を張れる自分」を作り出し、日常のパフォーマンスを底上げしてくれます。 天候や電車の遅延など、変えられないものにイライラするのはエネルギーの無駄。 「なぜ嫌なのか」を分析し、環境や持ち物を変えることで感情をコントロールする。この「不得意(苦手な状況)を得意(楽しみな状況)に変える力」こそが、健康で質の高い人生への鍵となります。

    17分
  5. 1月21日

    ep.12~自立する身体

    今回のBackstage M3では「自立する身体」をテーマにお届けします。 M3 Sports Therapyでは、 「直す場所ではなく、学ぶ場所」 という考え方を大切にしています。 日々のセッションの中で見えてきたのは、 結果が出る人と、なかなか変化が出にくい人の違いは、 テクニックや知識以前に“自分の体と向き合う姿勢”にあるということ。 セッションは 私の50% × あなたの50% = 70%を目指す共同作業。 言われたことをそのまま任せきりにする「依存」ではなく、 感じて、試して、気づいて、フィードバックすることで、 体は確実に変わっていきます。 自分の体を感じる力が高まるほど、 エクササイズの効果は大きくなり、 「引き出し」が増え、 遠隔や間隔が空いてもセルフケアができる体へと近づいていきます。 体は“乗り物”。 それをどう扱うかを決めるのは、あなた自身。 ✔ 自分の体は自分でコントロールしたい ✔ エクササイズの効果を高めたい ✔ セッションを「受け身」で終わらせたくない そんな方に、ぜひ聴いていただきたいエピソードです。 まずは今日、 ひとつのストレッチ・ひとつの行動から始めてみてください。 M3 Sports Therapy~my 50, your 50~ 東京都港区赤坂8-12-13-103 info@m3sports-therapy.tokyo

    15分
  6. 1月17日

    ep.11~エクササイズで効果が出る人・出ない人 ― 栄養編」

    「エクササイズで効果が出る人・出ない人 ― 栄養編」本エピソードでは、「エクササイズを頑張っているのに効果が出る人と出ない人の違い」をテーマに、栄養と生活習慣の視点から深掘りします。M3の管理栄養士・高橋清美が、日々のカウンセリング現場で実際に見てきた“リアルな食習慣の癖”や“気づきのポイント”について語ります。 主な内容 健康に気を使っているのに「体が変わらない」「痩せない」人に共通する背景食事・生活習慣・感情や思考が体に与える影響カウンセリングで最初に聞く「一番好きな食べ物」が示す食習慣の癖甘い飲み物・嗜好品を“水の代わり”に摂ってしまう無意識の習慣糖質過多が血糖値・インスリン・エネルギー代謝に与える影響「食後の眠気」「疲れやすさ」など、体に出るサインの読み取り方栄養の偏りが、長期的に体の土台を崩していくメカニズム「やめなさい」では人は変わらない ― 行動変容が起きる“気づきの瞬間”男性と女性で異なる、アドバイスの受け取り方と行動の変化の特徴問題は「努力不足」ではなく、無意識の習慣にあることが多い栄養もエクササイズと同様に、土台を整えないと結果は出ない説得よりも、「自分で気づく」ことが変化のスイッチになるエピソードのポイントBackstage M3では、セッションの中では伝えきれないエクササイズの背景・栄養・健康の本質を、15分で分かりやすくお届けしています。

    15分
  7. 1月15日

    ep.10~「備品(ツール)と自己投資」

    Podcast概要:M3 Sports Therapy の視点「備品(ツール)と自己投資」 今回のエピソードでは、セッションを通じて増えていくエクササイズツールの意義と、自分の体に責任を持つことの重要性について語られています。 ツールの役割: ストレッチポールやフォームローラー、マッサージガンなどのツールは、自分の体をケアするための「投資」です。 環境づくり: ツールが増えることで、家の中のどこにいてもすぐに体をケアできる環境が整います。ウェア一つとっても、気分を上げるための環境づくりは継続に不可欠な要素です。 賢い使い分け: 目的(ふくらはぎを緩めるなど)が明確になれば、一つのツールを別の用途に応用する知恵も湧いてきます。 自己責任の意識: セッションの時間だけでなく、残りの時間をどう過ごすかが結果を左右します。自分の体を人任せにせず、自分で責任を持つ(独立する)姿勢が成長を加速させます。 未病の克服: 「今は症状がないが、潜在的な弱点がある」という未病の状態を放置せず、探求し、克服することが本当の健康に繋がります。 知識と実践: 「知っていてやらないのは、知らないのと同じ」。学んだ新しいテクニックを繰り返し実践することが、10年後、20年後の自分への財産になります。 依存からの脱却: 自主トレーニング(宿題)を家でやってくれるクライアントは、次回のセッション時に圧倒的な変化を見せます。 セラピストの役割: クライアントが家で基本のケアをしてくれることで、セッションではさらに高度なアプローチや新しい引き出しを提供できるようになります。 年齢を言い訳にしない: 効果が出やすいかどうかは年齢ではなく、自分の体と向き合い、試行錯誤(セルフケア)を継続しているかどうかで決まります。

    20分

番組について

M3 Sports Therapyでのセッションの中ではあまり話していない健康のこと、エクササイズの考え方と背景について。 少しでも伝わっていればいいなという気持ちで発信しています。