残間光太郎の"闘うものの歌が聞こえるか"

kotaro zamma

イノベーションで世界をよりよく変えていこう、という闘う人々を応援するチャネルです。スタートアップや大企業、音楽家やアーティストなど、様々なイノベーターのビジョン、考え方、パッションを是非是非、全身で感じてください!

  1. 11時間前

    限なしで動かすノベーション(2021回)

    人間の行動観察とコミュニケーションの専門家のパメラ・メイヤーさんの、Harvard Business Reviewの記事に、ボトムアップから起こすイノベーションのヒントをいただきました。 曰く "人に何をすべきか指示できる権限が、いつも自分にあるとは限りません。 それでも、自分のアイデアを支持してもらい、実際に行動してもらうために、同僚やリーダー、他のチームの協力が必要になることがあります。 そんなとき、強く働きかければかけるほど、かえって相手の抵抗を招いてしまうことがあります。 だからこそ、人に効果的に影響を与えるには、より間接的なアプローチが必要になるのです。" "1、本当に影響力のある人を見つける 2. 非公式の対話を活用する 3. 働きかけるタイミングを選ぶ 4. 必要な人同士をつなぐ 5. 場の空気と本音を読み取る" ここから私は思いました 1、まず馬を射る 2、びっくりと感動を与える 3、リーサルウェポンとしての外圧 1、まず馬を射る 私が大手企業の中でイノベーションプロジェクトを推進していた頃のことを思い出し、めちゃくちゃ参考になりました。 私は室長という肩書きではありましたが、職責としては単なる部長だったので、会社全体を動かすような大きな権限は持っていない状況でした。 オープンイノベーションを始めるときも、まずは草の根で自主ワーキングを開催しながら、仲間と共にやり方やコンセプトを練り上げていきましたが、どうしても幹部の味方が必要でした その時に、キーマンとしての幹部のかたが何人か浮かび、この方なら、きっと新しい分野にパッションが湧いて応援してくれるのではないか、ということで、アプローチをかけて言ったことを思い出します その際に、このお話であったように、アンフォーマルな場にできるだけ出席して、そこはかとなく仲良くなりながら、少しずつ話をしていきました そのアンフォーマルな場は、例えば、なんらかのプロジェクトのキックオフ会、年末年始の忘年・新年会、様々な場所にあえて伺ってお話を入れていくようなことをしました そこで大切だったのは、その幹部のアンフォーマルな場、はいつどこに行われるのかだったり、ほんの少しの時間でもお話をとれる時間が、いつだったらとれるのか、と言ったような情報を持っている人 つま利、その幹部と常に共に行動をされている人や、秘書の方とのコミュケーションを常日頃から取っていたことを思い出します おそらく権限のある方というのは、激忙で秒単位のスケジュールなので、その方とアンフォーマル・インフォーマル両方で、どこだったらベストな日時なのか、をわかっている人と、仲間になる。ここがとても大切と思いました 2、びっくりと感動を与える これはまさに昨日お話しした泥亀先生のお話通じるのですが、パッションは引き継げないということが、私はとても重要な話として意識しておくことが必要ではないかと思います いくらキーマンの人に、こちらから熱く話をしても、特にイノベーティブな聞いたことのない話であれば、聞いてはくれるかもしれないけれども、本当にうまくいくのか、必要なのか、ということが出てくると思います その時に、必要となるのが、びっくりや感動を分かち合ってもらうことなのかもしれないなあと思いました。 そのためには、現地現物現人に触れてもらうということが何よりも大切になると思いました。 私はオープンイノベーションを進める際に、実際にイベントを実施して、そこに幹部の方には、ほぼ主催として参加いただき、スタートアップ企業の熱さを体感していただくことや 海外のアクセラレーターや施設、さらには政府関係者にも、一緒に帯同いただきながら、その熱さに触れていただく、そんなことを企画しながら、一緒にびっくりと感動を味わっていただく そんなことも、大切だったのかもしれないなあと改めて思いました 3、リーサルウェポンとしての外圧 それらが功を奏して、最重要キーマンのかたが仲間になっていただけたら良いのですが、なかなかそうはいかないことも多いと思います。 これまでの方法は、ある程度、キーマンのかたに、イノベーションへの興味とパッションがある、ことが前提になる気がします。 そうではないから困っているんだよ という声が聞こえてきそうです。 そんな時には、私は、リーサルウエポンとしての、そのキーマンが動かざるを得ない状況を作り出すというのも、一つの方法ではないかと思っています それは何かというと、わかり易い所では、お客様という外圧なのではないかと思います。 キーマンの大切にしている人というのは、間違いなく重要なお客様のご意向は外せない一つの要素になりますので、お客様から言っていただく、またはお客様が是非ともやりたいと言っている、ということをもし実現できたら、動かざる山も動かざるを得ない、という状況を作り出すこともできると思います そんな自身の上司よりお客様に先に話を通すなんて、できるわけないのでは?と思われるかもしれませんが、多少後で怒られたとしても、その話がお互いにとってウィンウィンの話ならば、後々必ず良くなっていく、そんなふうに思います ということで、今回のパメラさんのお話は、役職や権限がなくたって、会社は動かすことができるという勇気をいただけるお話であり、 逆に言えば、上司がイケテナイから、プロジェクトが進まない、と言っているのは、逆に自分がイケテナイと言われるぞ、ということも教えていただいたような気がしました ということで一言で言えば 権限なしで動かすノベーション そんな話をしています 参考:Pamela Meyer, 5 Ways to Wield Influence When You Lack Authority, Harvard Business Review, September–October 2026.

    限なしで動かすノベーション(2021回)
  2. 1日前

    びっくりから始めるノベーション(2020回)

    脚本家の倉本聰さんが、師と仰ぐ、泥亀先生こと東京大学名誉教授の高橋延清さんの言葉に、学びとイノベーションの本質を教えていただきました。 北海道、十勝岳の裾野に広がる東京大学の演習林。 日本有数の大森林の中で、森を師と仰ぎ、長年にわたって自然と向き合ってきた泥亀先生が、ある日、倉本聰さんにこんなことを語られたそうです。 曰く、 「何もな、倉さん。知識は知識さ、本書いたやつの知識にすぎんのさ。直接知ること、現実から学ぶこと、それに比べたら本は便利すぎる。便利すぎて残らん。知っても感動せん。 科学も芸術も元はといえばさ、びっくりすることから始まるんだべさ。だから最近は本読まんのさ。買うには買うがしまっとくんだ。 自分で見聞きして、とことん観察して最後の最後に本開くのさ。なるほどなって感じるだわ。時間はかかるが学ぶってことはさ、本来そういうもんなんじゃないかな。」 ここから私は思いました。 1、自分で触れることがびっくりの源 2、びっくりがパッションを呼ぶ 3、パッションが勉強の源になる 1、自分で触れることがびっくりの源 泥亀先生の言葉で、とても心に残ったのは、まず自分で見聞きして、とことん観察するということでした。 私たちは、何かを知りたいと思ったとき、まず本を読んだり、インターネットで調べたり、最近では生成AIに聞いたりします。 それはとても便利なことですが、そこで答えを知ってしまうと、便利すぎるがゆえに、びっくりという感動か少なくなってしまう でも、実際に自分で見ず知らずのものやことに、触れると、これまでとは違う発見とそれゆえのびっくりと感動が溢れ出す 我々が次のアクションをしたくなる原動力は、何かにびっくり感動した時にあるというのは、その通りだなあと思いました イノベーションの現場でも、顧客の課題を資料で理解したつもりになっていても、実際に現場に行き、お客様の話を聞いてみると、想像もしなかった現実にびっくりすることがあります。 生成AIも同じだと思います。 AIのすごさを人から聞くのと、自分で実際に使ってみて、えっ、こんなことまでできるのか、とびっくりするのでは、まったく違うと思います。 そして、AIが教えてくれたことも、実際の現実に触れて確かめてみることで、また新しい発見が生まれる。 つまり、知識を得ることと、自分自身がびっくりすることは違う。 自分で触れるからこそ、びっくりする、心が動く。 そんなことを改めて、教えていただいた気がしました。 2、びっくりがパッションを呼ぶ そして、泥亀先生は、科学も芸術も、びっくりすることから始まるとおっしゃいました。 それは、びっくりという感動が、パッションの源を発動する原動力になっているからだと思いました 何かにびっくりすると、どうしてこうなるんだろう、もっと知りたい、もっとやってみたい、という気持ちが湧いてきます。 実はその気持ちが、研究やイノベーションの本当の最初の段階になっていて、それをどんどん突き詰めることで、新たな発見や誰もがやれていないイノベーションに繋がっていく そう考えると、イノベーターリップルモデルにおける、パッションの生まれる場所は、自分自身で何かに触れて、びっくりや感動した場所 逆にいうと、何もパッションが生まれないという人は、自らが現地現物現人に会いに行って、生の姿を体験すること それがすべての始まりに繋がるのではないか、と思いました 3、パッションが勉強の源になる 私は試験でも一夜漬けで乗り切るタイプでしたので、本当に勉強というものは嫌いでした それはもしかしたら、試験勉強のための、点数を取るだけの行動を勉強と捉えていたからかもしれないなあと思いました イノベーターリップルモデルのように、社会のイノベーションをつくる最大のドライブが、現地現物現人からのパッションであるはいつも言ってますが 実は、勉強をするドライブも、実は、現地現物現人からのパッションにあるということは、大きな発見でした ということは、勉強をどんどんやりたくなるためには、とにかく、現地現物現人に会いにいく、触れに行く、体験しに行くということが、いかに重要かと思いました いまは、何も、学校に行って、カリキュラム通りの勉強をするだけではなく、現地現物現人に会って、そこからびっくりすることや、感動することに出会ったなら AIにそれについて質問をしたり、それに関する専門的な本をAIに教えてもらったり、専門的な機関を教えてもらったり、自分でどんどんパッションが湧いた勉強をすることができる環境になっているのかもしれないなあと思います 逆に言えば、なんでも簡単にAIでわかっちゃうからこそ、まずは、現地現物原現人に触れるという行為、そしてそこでびっくりして感動する行為をすることこそが 本物の教育をする上で、最も重要になってくるのではないかと思いました 現地現物現人に触れさせることこそが、人間の教育者が担うべき大切な役割に、ますます重要性を持ってきていると思います。そこにパッションが湧いたところから、あとは自分でAIとともに勉強していきなさいと そんな順番になっていくのかと思いました ということで、一言で言えば びっくりから始めるノベーション そんな話をしています 参考資料・出典 NHK『時をかけるテレビ〜今こそ見たい!この1本〜』 紹介作品:NHK特集『倉本聰の森と老人〜北海道・富良野〜』 2026年11月6日放送 NHKアーカイブス https://www2.nhk.or.jp/archives/movies/?id=D0009040218_00000 ※サムネイルの人物・情景はAIによるイメージ画像であり、紹介した番組の実際の映像ではありません。

    びっくりから始めるノベーション(2020回)
  3. 2日前

    デジタル・ウェイファインダー・ノベーション(2019回)

    ハーバード・ビジネス・スクールの教授で、リーダーシップとイノベーションの研究をされている、リンダ・A・ヒル(Linda A. Hill)教授の研究に、これからのイノベーションの方向性について教えていただきました。 曰く "研究によれば、変革をより大きく前進させているリーダーや組織は、生成AIやエージェント型AI、その他のデジタルツールやデータを活用して、顧客によりよい成果をもたらす意欲と能力を持つ社員の力を生かしています。 そうした社員は、不確実で曖昧な状況にうまく対応し、新しい働き方を積極的に試し、変化に伴う知的・感情的な困難にもしなやかに対処する傾向があります。 私たちは、このような社員を**「デジタル・ウェイファインダー」**と呼んでいます。" "AI時代に必要なのは、道を切り開くことではなく、道を探しながら進むことです。" "ただし、それが実現するのは、リーダーが彼らを「解決すべき問題」ではなく、ともに未来をつくるパートナーとして捉えたときなのです。" ここから私は思いました 1、いかに発見するか 2、いかに本気のプロジェクトにするか 3、いかに処遇するか 1、いかに発見するか このお話は、社内で隠れたイノベータをいかに探すか、ということに、とても似ている気がしました おそらく資質としては、イノベータ思考で、かつ、パッションがAI活用に溢れている人なのかと思いました これまでの活躍するイノベータの特徴としては、やりたい分野とノウハウがある程度あって、そこに違和感とパッションが溢れるタイプかと思います。 しかし、AI活用に関しては、より個人にAIパワーに対する興味があれば、爆速でノウハウを身につけることができるので、より個人的な志向に左右されることになり、見つけにくいことになっているのかもしれないと思いました 私は以前、大手企業内のプロジェクトで、700名のイノベータを集めた実務のWGを推進して、会社が目指すべき5本柱を決め、その中でよりイノベーティブな提案をしてくる人材をイノベータという形で、発見できる仕組みを実施していました デジタル・ウェイファインダーの発見のためには、どこに機会が訪れるのかが未知数なので、極めてオープンなプロジェクト組成の機会と支援の仕組みづくりをすることによって、やらせてみる。 そして、その中から、デジタル・ウェイファインダーな人材を発見していくということが、とても大切なのではないかと思いました 2、いかに本気のプロジェクトにするか 色々試させるということは、おそらく様々な企業が取り組まれると思うのですが、それを実際に実装させて活用していくということまでやらないと、本気のプロジェクトにはならなくて、単なる研修プログラムで終わってしまうと思います エグジットとして実装を超えていくための仕組みと、実装させていくということには、当然リスクがついてくるので、それが例えば社内用のプログラムだとしても、誤作動やセキュリティリスクなどがあったらどうするんだ、論が必ず出てくると思います これまでのイノベーションプロジェクトであれば、ある程度の、ビジネスモデルやPoCを経てからの実装だと思いますが、AIプロジェクトは、日進月歩で、まさに試しながら回していくスピード勝負になると思います そこに生じるリスクを、今こそ挑戦のリスクとして折り込んでおけるかという勝負になるかもしれないと思いました 以前、失敗予算を組んでおくという話をしましたが、とにかく失敗するために、これだけの予算を組んでおくので、必ず失敗してこい、くらいの支援を、きちんと見せるということが大事になってくる気がしました 3、いかに処遇するか そこでここでもイノベーションプロジェクトと同様の、挑戦への処遇の話も出てくると思います イノベータは処遇よりも、自分のパッションの実現という内発的な動機の方が多く、かつ会社の資産を有効活用したいという気持ちも強いのではないかと思います なので、挑戦者への処遇があまり良くない場合でも、ある程度のイノベーションプロジェクトは進んでいたような気がします しかし、デジタル・ウェイファインダーは、これまでのイノベータよりも、より個人的な内発的動機に基づく人材であり、かつ会社の資産を有効活用しなくとも、実現できるソリューションであることも多いため、挑戦したことに対する処遇があまり良くないと、転職してしまうリスクがより高いかもしれません より、デジタル・ウェイファインダーとしての挑戦に対する成功・失敗への処遇を明確にしておく必要が出てくるのではないかと思いました 何十、何百のAIエージェントを引き連れて、何十倍、何百倍もの仕事をこなし、これまでの業務自体を抜本的に変えていく可能性のある、デジタル・ウェイファインダーをいかに、組織的に活用できるかが AIネイティブに変革していく時期における、企業の大きな岐路となると思いました ということで、一言で言えば デジタル・ウェイファインダー・ノベーション そんな話をしています 参考: 著者: リンダ・A・ヒル、スナンド・メノン、アン・ル・カム、リディア・ベガグ、カリーナ・グラジナ 2026年10月28日|Harvard Business Review 「好奇心旺盛な社員の力を引き出し、デジタル変革を推進する」

    デジタル・ウェイファインダー・ノベーション(2019回)
  4. 3日前

    花咲婆さんノベーション(2018回)

    作家の宇野千代さんの言葉に、人間が幸福に生きるための、とても素敵な考え方を教えていただきました。 "幸福も不幸も、ひょっとしたら、その人自身が作るものではないのか。そして、その上に、人の心に忽ち伝染するものではないのか。とすると、自分にも他人にも、幸福だけを伝染させて、生きて行こう、と私は思う。" "人間同士のつき合いは、この心の伝染、心の反射が全部である。" "片手に大きな笊のようなものを抱えて、木に登り、その笊の中一ぱいに詰めてある「幸福」を、片手の中に一ぱいに摑んで、まるで花でも咲かせるように、ぱっぱ、ぱっぱと木の上からばらまく、花咲婆さんと言うものがあるとしたら、私はその、花咲婆さんになりたい、と、いつでも冗談に言っていたが、実は冗談ではなく、本気でそう思っているのである。" "ああ、そのときの私の心の中にも新しく生まれ出た「幸福」の気持ちの有り難さ。" ここから私は思いました。 1、幸せも不幸せも自身が作る 2、幸せも不幸せも伝染する 3、利他の循環 1、幸せも不幸せも自身が作る 同じ事象も見方と解釈によって、全く違う見え方をすることができると思います それは、ニーチェの解釈論の通り、「真実はない。あるのは解釈だけである」に代表されますが それなのに、分かっちゃいるけど、ついつい不幸だと思ってしまうことがあります ふと自分の胸に手を当ててみると、果たして自分は、「今幸せなのである。これでいいのだ」、とバカボンのパパのように言えるかというとなかなか難しい気もします。 なぜなのか? 私は自分の外にある何かと比べてしまうから、そのように思ってしまうのではないかと思います 同じような境遇の、年代の、または良きライバルみたいな人とついつい比べてしまう また、自分の過去や、まだ来ぬ未来と、自分を比べてしまって、本当は違う人生もあったのではないかと思ったり アドラーさんの課題の分離で、コントロール不可能なものは、手放さないとダメだと自分に言い聞かせる そこから抜け出すのは、難しいかもしれないけれど、自分のパッションの源に従ってきたのだ。よくやっているよ、俺、と言ってあげたい または、後悔のない人生はない、これからは、パッションの源に生きるんだから、幸せになっていくに決まっている。と自分に言ってあげたい 幸せの源は、パッションの源とともにある、私はそんな風に思いました 2、幸せも不幸せも伝染する いみじくも、昨日は、パッションが伝染するというお話をしましたが、幸せな気持ちも、不幸な気持ちも、合わせて、人間界は、つくづく伝染する世界なのだなと思いました 確かに、メンバーの中に1人でも、ネガティブなことばっかり言っている人がいると、場の空気が悪くなるとか、決まるものも決まらなくなっていく、みたいなことはある気がします それは逆も真なりで、いわゆるムードメーカーという人がいたら、なぜかみんなが笑顔になって、雰囲気がとても明るくなるということもあるよなあと思います でももし、幸せも不幸せも伝染するものだ、という法則が分かってたら、場の空気が悪い時に、勇気を振り絞って、明るく振舞ってみる みんな一瞬びっくりするかもしれないけど、幸せ伝染の法則が本当にあるのであれば、きっと、伝染する人が出てくると信じて行動してみる そこに不幸せ攻撃が来たとしても、それを跳ね返すほどの幸せ光線を放ち続ける、そういう地道な行動が、チームの中の幸せを作るのかもしれないなあと思いました 伝染の法則を信じて行動してみること、とても大切だと思いました 3、利他の循環 実はその行為が、宇野さんの言われている、花咲婆さんなのかもしれない もしかしたら、最悪の空気感の中で、笊を手に、花咲婆さんをやらなけければならないのかもしれない みんながお祭りで盛り上がっている時なら、「枯れ木に花を咲かせましょう」も、大いに盛り上がるかもしれませんが 冷え切った空気の中で、これやるのは、なかなかしんどいことかもしれないなと思いました 私はアカペラでライブをやる際に、最後に、大体コールアンドレスポンスを入れるのですが 場があったまっているときは、何をやっても盛り上がるのですが、例えば、案件として呼ばれて、完全アウエイの空気の中で、やらなきゃいけない時もあります そんな時は、それでも、まさに幸福感が感染することを信じて、1人めちゃめちゃ盛り上がって、コールアンドレスポンスをやり始めます たまに、近くのお店の人から「うるさくて接客できない」とのクレームをいただくこともありますが、それでも、信じて本気で取り組めば、大体は盛り上がっていただくことができます 皆さん、可哀想と思ってくれてボランディア精神のかたもおられるかもしれませんが、でも、そこで、勇気を振り絞って思い切ってやることが、とても大事だと思います 意外と盛り上がった顔をしていなくても、盛り上がってくれてた人の声とかも聞いたことがあって、そんな時は本当に日和らないでやってよかったと思います そしてそこで、一番感じるのは、自分に幸せな気持ちが生まれるということです そこにいる人たちのためにやったことが、実は、自分に幸せが返ってきている、ここに、利他の循環が生まれるのだと思いました 幸せな気持ちは自分で選択できて、そして感染させることができる さらには、幸せを感染させることができたら、利他の循環で自分もより幸せになれる こんな素敵なループが生まれるのが 花咲婆さんなのかもしれないなあと思いました 花咲婆さんも爺さんも、たくさん増えている世界がやってくる 1人の花咲婆さんに、花咲仲間がたくさん生まれて、幸福という花を世界中に伝染させていく、そんなイノベータリップルモデルにも似た物語を思い浮かべてしまいました ということで一言で言えば 花咲婆さんノベーション そんな話をしています 参考資料・出典 宇野千代『生きて行く私』角川文庫、1996年初版、2013年12版。電子書籍2015年5月25日発行。 NHK. あさイチ 2026/11/5

    花咲婆さんノベーション(2018回)
  5. 4日前

    自分の専門家になるノベーション(2017回)

    アメリカの起業家・講演家で、「好きなことを仕事にする」ことを支援するコミュニティ「Live Your Legend」の創設者、スコット・ディンズモアさんの言葉に、好きな仕事をする鍵を教えていただきました。 スコットさん曰く、 「世の人々の8割方は、好きな仕事をしていないのです」 「仕事に情熱を見出す3つの要素の1つ目は、自分についての専門家になり、自分を理解するということです」 「もう1つは、自分が決断する枠組み、ないしは基準が何かということ」 「そして次に、経験というのがあります」 「まとめると、3つの柱には1つ共通することがあります。100%自分でコントロールできることです」 「多くの人が、自分にとって何が大切かを知るために時間をかけていないのは、不幸なことです」 「そして、これをやる最善の方法は、情熱的な人々の中に身を置くことです。無理だと思うことをやり遂げる一番の早道は、既に成し遂げている人たちの中に身を置くことです」 「周囲にいる人は大切であり、環境は重要ですが、それを決めるのは自分であり、これは良い方にも悪い方にも働きます」 ここから私は思いました。 1、自分のコントロール可能なことに集中する 2、パッションの源を洗い出す 3、パッション溢れる環境を選択する 1、自分のコントロール可能なことに集中する スコットさんのお話で、まず心に刺さったのは、仕事に情熱を見出すための3つの要素は、すべて自分でコントロールできるということでした。 仕事がつまらない、会社が悪い、上司が理解してくれない、社会が変わらない。 何かがうまくいかないとき、ついつい自分では変えられない外側の環境に原因を求めてしまうことがあります。 でも実は、それは自分でコントロールできるという、メッセージは、勇気を頂けるような気がしました。 じゃあ、自分でコントロールできることは何なのか?をまずは考えてみる 辛い仕事も、それを自分の意思で選択してやるのであれば、それは意味のあることになると思います 問題は、流されてしまうことなのかもしれないなと思います 自分では変えられない状況でも、どう向き合い、次にどう行動するかは選べる 選択せずに流されているのかもしれないということを、改めて認識させて頂いた気がしました 2、パッションの源を洗い出す もしかすると、自分が流されてるかどうか、これさえもわからない、ということもあると思います それがわかるためには、自分自身が本当にどう思うのかを突き詰めてみることかと思います 私は、自分のパッションの源を見つけるために、「情熱のポートフォリオ」というフレームをよく使います。 縦軸には、自分が好きなことや嬉しいことを表す「ポジティブ」と、嫌だな、変えたいなと感じる「ネガティブ」。 横軸には、自分の内側に向かう「クローズ」と、他者や社会に向かう「オープン」を置きます。 すると、4つの領域が生まれます。 自分が純粋に好きなことを表す「大好き」。 誰かの役に立ちたいという「利他」。 自分ならではのこだわりや違和感を表す「個性」。 今の自分を変えたい、もっと学びたいという「成長」。 この4つの視点から、自分が心を動かされることを書き出してみる。 すると、普段は忘れていた「本当はこれが好きだった」「もっとこれを学びたかった」という、自分のパッションの源が見えてくるのです。 それに今の状況とのギャップを見てみると、自分が流されてこれができてないとか、本当はこうじゃないのに、いった違和感がわかってくる スコットさんは、それを、自分の専門家になれ、という言葉で表現してる気がしました 私はそれが、いま、自分が得意なよか不得意なのかは関係ないと思います 今それに自分は熱いかどうか、または、本当は熱いのに忘れてるんじゃないか。 それが大切な起点になる、そんな気がしました 3、パッション溢れる環境を選択する 朱に交われば赤くなるとはよく言いましたが、赤くなった自分は、青かったことを忘れちゃう それが普通になっちゃうのが本当に怖いことだなあと思いました では、また青くなるためには、何が必要なのか 青い環境に交わると言うことだと思います そして、最も重要なことは、青い環境に行きたいと思うこと つまり、パッション溢れる人生を選択したいなら、パッション溢れる人たちの中に行きたいと思い そして、実際に行動すること、選択すること、なのだと思いました 環境に流されることは意識していても、自分が本当にいたい環境にいるのかどうかが、わからなくなってしまう それは、まずは、自らのパッションの源を見直してみて、自分自身がコントロールできること、すなわち選択できることに集中して そして、望むような環境を選択していく 環境は決してひとりでに現れるものではなく、自分の選択の結果として今ここにいる それを意識することが大事なのだと思いました と言うことで一言で言えば 自分の専門家になるノベーション 自らのコントロール可能なことに集中し、自らのパッションの源を見つめ直してみる そして、今ここは、自分自身が選択するにふさわしい環境なのかを常に問い続ける それを繰り返していくことで、自分のことを一番理解して、自分自身の本当に選択したいことを常に行動できる チルチルミチルの青い鳥のように、幸せの青い鳥はどこか遠くにいるのではなく、自分を理解する中にいる そんな話なのかなと思いました 参考資料・出典 スコット・ディンズモア(Scott Dinsmore) TEDx講演「How to find work you love」(2012年) https://www.ted.com/talks/scott_dinsmore_how_to_find_work_you_love

    自分の専門家になるノベーション(2017回)
  6. 5日前

    クラフティングがアートを生成するノベーション(2016回)

    経営学者の名和高司さんが、2025年5月に来日した経営学の世界的権威、ヘンリー・ミンツバーグ教授と対話された際のお話に、イノベーションを生み出すための大切なことを教えていただきました。 名和さんが、経営におけるアート、サイエンス、クラフティングという三要素の動的な関係について質問したところ、ミンツバーグ教授から次のような答えが返ってきたそうです。 曰く、 「経営においては、アートはパーパス同様、未来のありたい姿を描くうえで大切だが、それだけでは夢に終わってしまう。 サイエンスは、確からしさを選択するうえで役に立つが、それだけではアートが描く未踏の地に到達することはできない。 アートの世界を実現するためには、現実と向き合い、試行錯誤の中から、新しい可能性を手繰り寄せるクラフティングがカギを握る。 クラフティングこそが、経営においてアートを生成するプロセスなのである。サイエンスは、そのための補助的な道具にすぎない。ポーターに代表されるサイエンス過多の経営理論は、アートとしての経営にとって、有害無益である」 ここから私は思いました。 1、パッションと大義のアート 2、支える理論・論理としてのサイエンス 3、行動しアートを生成するクラフティング 1、パッションと大義のアート 様々なアーティストと言われる人たちに共通しているのは、自らの内発的なパッションから始まっていることかと思います。 何らかの課題を解決するというよりは、まずは自らの内側からほとばしる思い、それがアートの源泉なのではないかと思います。 それと同時に、アートには、社会に対する「問い」を発する役目と力があるのではないかと思います。 社会の中で当たり前と言われていることに対する、違和感の提示。そこから、もっと違う世界があるのではないかという、新しいビジョンの提示、すなわち大義の組成という面もあると思います。 ビジネスの世界においては、とかく、ユーザーニーズ、お客様の課題感から、それを解決することで価値を生み出すというのが王道かと思いますが、 こと、イノベーションビジネスにおいては、既存の価値を超えた世界を形作ることが求められることが多く、そこには、アートにおけるパッションと、そして新しい問いからの、新たなビジョン、つまり大義、そこが必要になってくるのではないかと思いました。 2、支える理論・論理としてのサイエンス イノベーションビジネスの世界から見ると、アイデアやビジョンだけでは、真に新しい価値を生み出す行動変容を起こせないので、それを新しい仕組みとして形にする上での、理論や論理が必要となってくるため、サイエンスが非常に重要になってくるということかと思いました。 早稲田大学名誉教授の内田和成さんが言われている、イノベーショントライアングルによると、技術革新と社会構造と心理変化。このトライアングルが満たされるところで、イノベーションになり、最終的な行動変容をもたらすとの話を思い出しました。 サイエンスによる、例えば技術革新だけでは、イノベーションを起こすことはできない。あくまでも社会における行動変容を起こす一つの重要な要素であることは間違いないのですが、 同時に社会構造の変化と心理変化も起こしていかなければならないことを考えると、あくまでもイノベーションの一つの要素であり、かつ厄介な社会構造の変化や心理変化をどう起こしていくかは、むしろ「新たな問い」としてのアートがとても重要なブレイクスルーになるかもしれないとも思いました。 3、行動しアートを生成するクラフティング さらに、アートからの「新たな問い」だけでは、イノベーションとしての行動変容には結びつかないということが、今回のミンツバーグさんの非常に重要な観点だと思いました。 クラフティングとして、実際に、実世界の中に実装し、試行錯誤をし、何度も作り変えながらも、最終的な社会の行動変容へつなげることができるか。それが、経営としては最も重要なポイントとなるということが、とても心に刺さりました。 コンサルタントが、素敵な未来を描き、拍手喝采を浴びたとしても、実際に、経営の現場・現物・現実に、活動やソリューションが落とし込まれていかない限り、何も変わらない。 私のコンサルタント時代には、自分で良い提案ができたと思っても、実際にお客様のところでその実装が進まない、そんなことがままあって、それがとても歯がゆい思いであったことを思い出します。 それで、コンサルタントを辞めて、自らがリスクを取って実業をやる方向へ舵を切って、自分自身でソリューションのクラフティングを進めていく、楽しさと苦しさの両方を味わったことも思い出しました。 イノベーションプロジェクトにおいては、この最後のクラフティングの部分が最も重要で、ここでまさに現場100回で、最終的な価値を作ることができるかどうか。 まさにここに、イノベーションプロジェクトでアイデアは出るがビジネスにならない、良い問いを出しているのに事業化まで進まない、そんな悩みの根源にもつながるのかもしれないなあと思いました。 そして、行動変容までクラフティングで到達する中で、最初に描いたアートを形にするだけでなく、試行錯誤から新しい可能性を発見し、新たなアートそのものを生成していく。 それが、今回のミンツバーグさんの言葉の本質なのかもしれないなと思いました。 ということで、一言で言うと、 クラフティングがアートを生成するノベーション そんな話をしています。 参考資料・出典 名和高司 著『アート経営 ありたい未来を描き、創り上げる』東洋経済新報社電子版発行日:2026年9月17日(Ver. 1.0)

    クラフティングがアートを生成するノベーション(2016回)
  7. 6日前

    街の灯ノベーション(2015回)

    新国立劇場バレエ団の世界初演の演目「チャールズ・チャップリンの『街の灯』」に、人の優しさと希望について、大切なことを教えていただきました。 1931年のサイレント映画の物語の主人公は、お金も地位もない、一人の貧しい放浪者。 ある日、街角で目の見えない花売りの少女に出会います。 少女は、偶然の出来事から、彼をお金持ちの紳士だと思い込みます。 しかし、男はその誤解を解かないまま、少女に心を寄せ、彼女のために何かできないかと考え始めるのです。 そこから始まる、笑いと切なさに満ちた物語。 このバレエに感動して涙しながら、私は、街に灯る光とは何なのだろうと考えさせられました。 ここから私は思いました。 1、花売りの少女の灯り 2、貧乏な放浪者の灯り 3、街の奇跡の灯り 1、花売りの少女の灯り 一つ目は、花売りの少女の灯りを思いました。 目の見えない少女は、心配する母の手を振り切って、一生懸命に自分の手で花を売っていこうとします。 忙しい街の人々は、そんな花売りには見向きもしませんが、それでも懸命に花売りを続けます。 それは、目が見えなくとも、そんな困難には負けずに、自分が誰かのために価値を提供するということを諦めずにやり抜くんだという、強いパッションを感じました。 そして、そのパッションが通じて、きっと通りすがりのチャップリンが演じる貧乏な放浪者の心を動かしたのではないか、そんなふうに思いました。 目の見えない花売りの娘のそんなパッションは、街の中で、見える人には光り輝いて見える灯りだった。そんなふうに思いました。 2、貧乏な放浪者の灯り 二つ目の灯りは、放浪者を演じるダンサーが表現する、貧乏な放浪者の男の心にふと灯った、心の灯りを思いました。 男は決して聖人君子でもなければ、善人というわけでもないと思います。 でも、一生懸命に花を売ろうとする、目の見えない花売りの少女のパッションにほだされて、心に彼女を何とか助けてあげたいという、利他のパッションが灯ってしまったのではないかと思いました。 しかし、放浪者の男にできることなんて、本当に限られているのですが、それでも、あらゆる手段を講じて、彼女のためになろうとする。 それはまるで、今この手には何もないけれども、自らのパッションに従って、あらゆる手段を考えながら、世界を変えるイノベーションを起こしていこうとする、イノベーターの姿と重なりました。 それは決して、花売りの少女からの見返りを求めるものでもない、世の中からの賞賛を得られるものでもない、一途に彼女を助けたいという、パッションのみだったんだろうなと感じました。 花売りの娘のパッションの灯りにほだされて、放浪者の男にもパッションの灯りが灯っていった。パッションの灯りの連鎖を感じました。 3、街の奇跡の灯り その二人のパッションが相まみえることから、街という社会における奇跡が呼び起こされたのではないかと思います。 それは、現実社会ではあり得ないこと、と言ってしまうのは簡単かもしれません。 でも、チャップリンは、この原作映画で、人々の思いが、街の小さな小さな灯りかもしれない奇跡を呼び起こすのだと教えてくれたような気がしました。 それはまさに、イノベーションと名付けてもいいものだと思いました。 街のイノベーションは、人々の小さな思い、すなわちパッションから始まる。 そして、それを心から思い、困難に負けずに行動することで、できないことなんてない。 そんな街の灯りを、みんなで灯していこう。そんなメッセージを私は受け取りました。 でも、それは見返りを期待してやるものではない。 見返りなんかよりも、もっと大切なものをもらうことができる。 それは自己満足かもしれないけれども、自分が小さな小さな灯りを灯すことができた。それで十分。 そんなふうに思いました。 一言で言えば、 街の灯ノベーション そんな話をしています。 参考資料・出典 新国立劇場バレエ団 令和8年度(第81回)文化庁芸術祭主催公演 『チャールズ・チャップリンの「街の灯」』 https://www.nntt.jac.go.jp/ballet/citylights/

    街の灯ノベーション(2015回)
  8. 11月1日

    だから何?この先どうするノベーション(2014回)

    アメリカ・フィラデルフィアの、貧困や暴力など深刻な問題を抱える高校を立て直した校長、リンダ・クリアット=ウェイマンさんのお話に、困難を乗り越えるための大切な考え方を教えていただきました。 曰く、 「リーダーが先頭に立て」 「だから何? それがどうした? この先どうするかが大事よね?」 「あなたを愛していると言う人が誰もいない日には、私が言うわ。いつだって」 ここから私は思いました。 1、困難を乗り越える魔法の言葉 2、自分から動く 3、小さなことから始めてみる 1、困難を乗り越える魔法の言葉 リンダさんが赴任した高校は、貧困、暴力、低い出席率や学力など、さまざまな問題を抱えていたそうです。 でも、職員たちが、学校がうまくいかない理由を次々に説明したときに、彼女はこう言ったそうです。 「だから何? それがどうした? この先どうするかが大事よね?」 この言葉は、困難を目の前にした時の、魔法の言葉かもしれないと思いました。 イノベーションプロジェクトでも、予算がつかない、やれる人がいない、そんな暇はない、上司が承認しないなどなど、できない理由が、次々と出てくることがあります。 そんな時にこの魔法の言葉をいうことができるか? 「だから何? それがどうした? この先どうするかが大事よね?」 これは、私は、何としても自分がそれを推進する、よく変えていきたい、というパッションがあるかないか、最後はそこにかかってくると思いました。 校長だからできるんでしょ?責任者だから動かせるんでしょ?だって上長が承認してくれないと、何もできないじゃない、、 本当にそうですかね?と思わせて頂きました。 私は、オープンイノベーションプロジェクトを立ち上げる時、ベンチャーとやるなんて、なんでリスクがあることをやるんだ?何度も失敗した経験もあるよね? みたいな声も頂きました。それでも、これからの社会で新しいビジネスを推進するのは、自分たちだけでは、絶対に置いていかれることになる、そんな自分のパッションを信じて、あらゆる手段を使って、なんとか船出をさせてきた思いがあります。 もちろん、リンダさんのような直接的な言葉は使いませんでしたが、心の中はそんな思いがあったなあと、改めて思い出させていただきました。 2、自分から動く リンダさんの最初のスローガンの「リーダーが先頭に立て」という言葉も沁みました。 とかくリーダーやマネージャーになってしまうと、部下にやらせることを考えがちな気がします。 私もマネージャーの時に、上司からお前がやってどうする?部下にやらせるのがお前の仕事だ、と何度も言われたことがあります。 大組織に入ってしまうと、マネージャーは、上と下の調整をすることが、主な仕事になってしまって、自分で動くことが、なかなかできなくなってしまう。 そんな中、リンダさんは、そんなバイアスを跳ね返して、自らが動き出した、ということが、これまで動かなかった歯車を動かす鍵になっているのではないかと感じました。 もちろん、部下の育成の観点も必要ですが、仕事を任せているうちに、いつの間にか、管理しかできない人になっていた、なんて話もたまに聞いたりします。 特に停滞や抵抗のある件には、自分がまず動く。 これがとても大切。と教えて頂いた気がしました。 3、小さなことから始めてみる リンダさんたちは、校内の電球の取り替えから始めたそうです。古くて暗い校内の電球を取り替えていったそうです。 改革するんだなんて、大風呂敷を広げたとしても、ビジョンばかり語っていて、部下が動かないから、アイディアがでない、などと、嘆いている幹部では、うまくいかないと思いました。 まずは、自分ができることはなんなのか、ほんの小さな活動でも、まずはできるところから手をつけて、そのうちに、少しずつ仲間が増えてくる。 大きな組織になればなるほど、簡単そうで、実は難しい。でも、とてもシンプルなことを教えていただいた気がしました。 小さな成功から、というのは、イノベーションプロジェクトでは、必須の考え方です。 わかっちゃいるけど、なかなかうまくいかないのは、もしかしたら、あなた自身が、小さなことを、自ら動いていないからかも。 その根底にあるのは、本気でなんとかしたいという、パッションがあるのか?と、問われている気がしました。 ということで、一言で言えば、 だから何?この先どうするノベーション そんな風に自分も、心の中で叫びながら、自らがまずは、小さなことから動き出す。実践していきたいと思いました。 そんな話をしています。 参考資料・出典 リンダ・クリアット=ウェイマン TED講演 『崩壊した学校をどう立て直すか? 恐れずに先頭に立ち、深い愛情を注ぐ』 https://www.ted.com/talks/linda_cliatt_wayman_how_to_fix_a_broken_school_lead_fearlessly_love_hard

    だから何?この先どうするノベーション(2014回)

評価とレビュー

3.5
5段階評価中
8件の評価

番組について

イノベーションで世界をよりよく変えていこう、という闘う人々を応援するチャネルです。スタートアップや大企業、音楽家やアーティストなど、様々なイノベーターのビジョン、考え方、パッションを是非是非、全身で感じてください!

その他のおすすめ