This is 令和スタートアップ

Yusuke Asakura

スタートアップと投資の「今」が、30分で「見立て」までわかる番組。ざっくり週2回ペースで配信中。 国内外のスタートアップ、AI、資金調達、IPOのニュースを「起業家・投資家にとって何を意味するのか」に踏み込んで解説。起業家、スタートアップで働く方、VC・投資家、新規事業の担当者、これから起業や転職を考える方におすすめです。 【出演】 朝倉祐介:VC・アニマルスピリッツ代表パートナー。マッキンゼー、ミクシィ代表取締役社長、スタンフォード大学客員研究員、シニフィアン共同創業を経て現職。著書『ファイナンス思考』など。 森敦子:コネクシー株式会社・事業開発兼データアナリスト。国内スタートアップの資金調達動向レポート「Japan Startup Finance」の執筆・監修を担う。 ▶ 番組のフォローをお願いします。感想はXで「#令スタ」へ。 💬 リスナーコミュニティ(LINEオープンチャット): https://line.me/ti/g2/hQ6dJIGjMHwD7gGYruUYQBgUj8uxWgiDGFHYCA 📮 話してほしいテーマの募集: https://forms.gle/mkoihcHgTJUu4UVp8 LISTEN: https://listen.style/p/xczgilqg?nsZ3B6le ※切り抜き・文字起こし・引用は、出典明記のうえご自由にどうぞ。

  1. 2日前

    「お金は人を狂わせる」WeWork創業者と巨額調達の代償

    巨額の資金調達に成功した瞬間、創業者の中で何が変わるのか。 WeWork共同創業者のアダム・ニューマンが、孫正義と車中で交わした約30分間の会話を、自身の経営姿勢が変わった転機として振り返りました。当初予定していた3〜4億ドルをはるかに上回る42億ドルの出資提案。その後、WeWorkは企業価値470億ドルまで成長したものの、上場断念、創業者の退任、そして経営破綻を経験します。 今回は、ニューマンのインタビューを起点に、巨額の資金調達が創業者の心理に与える影響、企業価値の上昇とともに膨らむ投資家の期待、そして資金を受け入れる経営者と投資する側の責任について、朝倉と森が議論します。 ▼ 今回のトピック アダム・ニューマンが語った、孫正義との30分間の出来事 3〜4億ドルの調達計画が42億ドルの出資提案に変わるまで 巨額の資金調達で、事業への使命感が個人の資産や損得への関心に変わる瞬間 WeWorkの急成長、470億ドル評価、上場断念と経営破綻 Foursquare創業者との対比から考える、事業への執着と経営判断 企業価値の上昇は、将来の収益に対する期待とプレッシャーの上昇でもある mixiの時価総額が短期間で急騰した当時、朝倉が感じた緊張感 投資家の期待と企業の実態にギャップが生まれる危うさ 巨額の資金を提供する投資家が負うべき責任 資金調達額や企業価値を、誰の意思で決めるのか 経営者に求められる、自ら判断し結果を引き受ける覚悟 WeWorkを離れたニューマンが新たに挑戦する住宅スタートアップ「Flow」 ▼ 参考文献 スピーダスタートアップ情報リサーチ https://jp.ub-speeda.com/solutions/startup/ Adam Neumann says a half-hour car ride with Masayoshi Son is when his ego took over—and WeWork’s $47 billion collapse began https://fortune.com/2026/10/05/adam-neumann-car-ride-with-masayoshi-son-wework-collapse/ 『The Diary of a CEO』Adam Neumann: The Real Story Behind WeWork, A $4 Billion Cab Ride, And Surviving A $460 Million Debt ▼ 番組のフォローをお願いします。最新回を見逃しません。 感想は X でハッシュタグ「#令スタ」へ。 リスナーコミュニティ(LINEオープンチャット): https://line.me/ti/g2/hQ6dJIGjMHwD7gGYruUYQBgUj8uxWgiDGFHYCA 話してほしいテーマの募集: https://forms.gle/mkoihcHgTJUu4UVp8 ※本番組の切り抜き・文字起こし・引用は、出典を明記のうえご自由にどうぞ。

  2. 10月21日

    欧州ベンチャー投資4年ぶり高水準──実態は「北米の縮小版」なのか

    ■概要欄: 2026年第3四半期、欧州のスタートアップ投資額は約4兆円に達し、前年同期比77%増、4年ぶりの高水準を記録しました。しかし、その約75%はAI関連への投資。巨額の資金が一部の企業に集中する構造は、北米市場とも共通しています。 今回は、Crunchbase NewsとPitchBookのレポートをもとに、欧州のスタートアップ投資動向を解説します。Mistral AIやNscaleの大型調達、ドイツで存在感を増す防衛テック、国別・ステージ別の投資状況から、出口市場やVCファンド組成の実態まで。さらに朝倉が、欧州は「北米のミニチュア版」なのかという視点から両市場を比較し、日本が目指すべきAI活用の方向性について考えます。 ▼ 今回のトピック 欧州スタートアップ投資額は約4兆円、前年同期比77%増 AI関連投資が全体の75%を占める欧州市場 Mistral AI、Nscale、Helsing、Quantum Systemsの大型調達 防衛テックへの投資拡大とドイツ企業の存在感 英国・ドイツ・フランスを中心とした国別投資動向 レイター・アーリー・シードの資金調達状況と北米との比較 上場市場の停滞と、企業買収が中心となる出口戦略 VCファンド組成の厳しさと資金調達期間の長期化 朝倉が指摘する「欧州は北米のミニチュア版」という市場構造 日本が目指すべきAI戦略──基盤モデルの開発か、既存産業への応用か ▼ 参考文献 スピーダスタートアップ情報リサーチ https://jp.ub-speeda.com/solutions/startup/ Europe Posted Its Strongest Quarter In Q3 In 4 Years, As Its Venture Ecosystem Expands Beyond The UK(Crunchbase News) https://news.crunchbase.com/venture/q3-2026-europe-strong-quarter-ai-uk-germany-france/ Q3 2026 European Venture Report(PitchBook) https://pitchbook.com/news/reports/q3-2026-european-venture-report ▼ 番組のフォローをお願いします。最新回を見逃しません。 リスナーコミュニティ(LINEオープンチャット): https://line.me/ti/g2/hQ6dJIGjMHwD7gGYruUYQBgUj8uxWgiDGFHYCA 話してほしいテーマの募集: https://forms.gle/mkoihcHgTJUu4UVp8 ※本番組の切り抜き・文字起こし・引用は、出典を明記のうえご自由にどうぞ。

  3. 10月19日

    AIに投資しないリスク、AIに集中するリスク──北米Q3

    ■概要欄: 2026年第3四半期、北米のスタートアップ投資額は約14.6兆円。前四半期比35%減となったものの、前年同期比では50%増加し、依然として巨額の資金が市場に流れ込んでいます。その約3分の2を占めるのがAI関連投資。創業間もない企業がシード段階で数百億円を調達するなど、従来の資金調達の常識が変わりつつあります。 今回は、Crunchbase NewsとPitchBook・NVCAのレポートをもとに、2026年第3四半期の北米スタートアップ投資動向を解説します。ステージ別の資金調達、大型買収・新規株式公開、VCファンド組成の状況を整理しながら、朝倉が指摘する「セクター単位で働くべき乗則」、ソフトウェア中心から資本集約型へと変化する投資構造、そして巨額の資金が必要となるAI時代におけるVCの役割を考えます。さらに、AIインフラのボトルネックとなる電力問題や、日本のスタートアップが取るべき戦略についても議論しています。 ▼ 今回のトピック 北米スタートアップ投資額は約14.6兆円、前四半期比35%減の背景 Databricks、Crusoeなどの大型資金調達 シード段階で数百億円を調達するAI・ロボティクス企業の登場 AI関連が投資額の約3分の2を占める市場構造 大型買収が続く一方、新規株式公開は低調 VCファンド組成額の増加と大手運用会社への資金集中 朝倉が指摘する「企業間」から「セクター間」へ広がるべき乗則 AIに投資しないリスクと、AIに集中するリスク ソフトウェア中心から、設備投資を伴う資本集約型ビジネスへの転換 巨額の投資資金が必要な時代に、VCはどのような役割を担うのか AIの成長を左右する電力・データセンター・半導体への投資機会 米国とは異なる、日本のスタートアップの戦い方 ▼ 参考文献 スピーダスタートアップ情報リサーチ https://jp.ub-speeda.com/solutions/startup/ North America's Startup Funding Falls In Q3 As AI Giants Eye The Public Markets(Crunchbase News) https://news.crunchbase.com/venture/q3-2026-north-america-startup-funding-falls-ai-exits-data/ Q3 2026 PitchBook-NVCA Venture Monitor https://nvca.org/wp-content/uploads/2026/10/Q3-2026-PitchBook-NVCA-Venture-Monitor.pdf ▼ 番組のフォローをお願いします。最新回を見逃しません。 リスナーコミュニティ(LINEオープンチャット): https://line.me/ti/g2/hQ6dJIGjMHwD7gGYruUYQBgUj8uxWgiDGFHYCA 話してほしいテーマの募集: https://forms.gle/mkoihcHgTJUu4UVp8 ※本番組の切り抜き・文字起こし・引用は、出典を明記のうえご自由にどうぞ。

  4. 10月14日

    人は自分の得意領域でしか他人を評価できない:採用・評価・投資判断に共通する限界

    面接で一番印象のいい人が、本当に一番できる人とは限らない。組織が大きくなるほど、採用・評価・マネジメントの判断は難しくなります。アプリ課金基盤を提供するRevenueCatの共同創業者兼CTO、ミゲル・カランサは、約100人の組織をつくる中で得た学びを「100の教訓」としてまとめました。 今回は、その100項目から3つの教訓を取り上げます。経営幹部の採用、面接評価が割れる候補者の扱い、評価における「中間層」の問題です。あわせて、起業家と経営者に求められる資質の違い、人は自分の得意領域でしか他者を評価できないという構造、カルチャーフィットと好き嫌いの境界について話しています。後半は、フィードバックが言いにくくなった時代に「あえて指摘してくれる人」がなぜ貴重なのか、という話にも広がっています。 ▼ 今回のトピック RevenueCatとは:iOSとAndroidをまたぐアプリ課金・サブスクリプションの基盤 「100人の組織をつくって学んだ100の教訓」とは 経営幹部の多くは自己演出に長けている。本当に「つくれる人」は稀 面接だけでなく、時間をともに過ごして考え方や人との接し方を見る 起業家(0→1)・事業家(1→10)・経営者(10×10)は別の資質 規模化した組織で評価されやすい「政治力」と、面接での見え方 強い賛成が複数あり反対が1票ある候補者は、全員が賛成の候補者より面白い 合議制か、一人の強い推しか:投資の意思決定との共通点 人は自分の得意領域でしか他人を評価できない カルチャーフィットは、単なる好き嫌いになっていないか 「ほどよく良い」の積み重ねでは、エッジは見えない ハイパフォーマーでもローパフォーマーでもない「線上の人」が一番扱いにくい 課題を言語化できない評価者と、手を打てないまま続く状態 ハラスメントへの配慮と「優しいマネジメント」で、指摘しにくくなった現場 「言わない方が得」なインセンティブ構造と、あえて指摘してくれる人の価値 AIも周囲も本音を言わない時代に、若手はしつこいくらいフィードバックを求めにいく ▼ 参考文献 スピーダスタートアップ情報リサーチ https://jp.ub-speeda.com/solutions/startup/ 100 Lessons From Building a 100-Person Org https://miguelcarranza.es/100-lessons ▼ 番組のフォローをお願いします。最新回を見逃しません。 感想は X でハッシュタグ「#令スタ」へ。 リスナーコミュニティ(LINEオープンチャット): https://line.me/ti/g2/hQ6dJIGjMHwD7gGYruUYQBgUj8uxWgiDGFHYCA 話してほしいテーマの募集: https://forms.gle/mkoihcHgTJUu4UVp8 ※本番組の切り抜き・文字起こし・引用は、出典を明記のうえご自由にどうぞ。

  5. 10月12日

    「欲しい」と言った顧客は、なぜ買わないのか

    「それ、欲しいです」「ぜひ使ってみたい」。顧客インタビューでそう言ってもらえたのに、いざ売ろうとすると誰も買わない。不満を口にしながら、何年も同じやり方を使い続ける。起業家ロブ・スナイダーは、こうした状況について「痛み(Pain)は需要(Demand)ではない」と指摘します。 今回は、Forbesに掲載された記事「What Founders Often Get Backward About Sales」を取り上げます。スナイダーが新著『The Power of Pull』で提唱する考え方を軸に、顧客の「困っている」がなぜ購買につながらないのか、本物の需要を見極めるPULLフレームワークとは何か、営業をプロダクト開発の一部と捉えるとはどういうことかを紹介しています。後半では、朝倉のマッキンゼー時代の「本音・建前分析」や予防医療の例から見せかけの需要の構造を掘り下げ、iPhoneやTikTokのようなプッシュ型の領域や、サム・アルトマンが語ったYC時代の助言への反省にも話を広げています。 ▼ 今回のトピック 「Pain is not demand」:困っていることと、需要があることは別物 「文句を言うこと」と「乗り換えること」は違う 本気度を測るのは発言ではなく行動:予算の確保、担当者の設置、複数社の比較 「便利そう」と答えるコストと「買う」コストの非対称性 創業者の思い込みが、都合のいい発言だけを拾わせる 顧客が実際に買う理由は、もっと地味でシンプル 営業はプロダクト開発の一部:早く売ろうとすることで需要の有無が見える PULLフレームワーク:Project/Unavoidable/List/Limitations マッキンゼー時代の「本音・建前分析」:「いい」と言うものと実際に使われるもののズレ 予防医療に見る「あった方がいいが、顕在化していない」ニーズの難しさ リーン・スタートアップと、誰も必要としないものを作り込んでしまう悪夢 プル型とプッシュ型:iPhoneやTikTokは課題解決からは生まれない 法人向けビジネスとプル発想の相性 サム・アルトマンが語った「YCで伝えてきた助言」への反省と、大きく始めるという選択肢 ▼ 参考文献 スピーダスタートアップ情報リサーチ https://jp.ub-speeda.com/solutions/startup/ What Founders Often Get Backward About Sales https://www.forbes.com/sites/rodgerdeanduncan/2026/09/01/what-founders-often-get-backward-about-sales/ ▼ 番組のフォローをお願いします。最新回を見逃しません。 感想は X でハッシュタグ「#令スタ」へ。 リスナーコミュニティ(LINEオープンチャット): https://line.me/ti/g2/hQ6dJIGjMHwD7gGYruUYQBgUj8uxWgiDGFHYCA 話してほしいテーマの募集: https://forms.gle/mkoihcHgTJUu4UVp8 ※本番組の切り抜き・文字起こし・引用は、出典を明記のうえご自由にどうぞ。

  6. 10月6日

    VCが「大学の機能」を解体する?──a16zの新しい学校

    ■概要欄: 大学は、何を提供してきたのでしょうか。教育に加えて、入学そのものが選抜の証になり、学歴というブランドが社会へのシグナルになる。そして、そこで出会う仲間がネットワークになる。アメリカでは学費が高騰し、AIで若手の仕事が減るとも言われるなか、その対価として高い学費を払う意味が改めて問われています。 今回は、米国の著名VCアンドリーセン・ホロウィッツ(a16z)が2026年9月に発表した「The Horowitz Andreessen Academy」を入口にしています。学位を出さず、成績より「これまで何を作ったか」で若者を選ぶこの学校の仕組みを整理しました。そのうえで朝倉が、大学の機能を分解して捉え直し、なぜVCがアクセラレーターではなく学校という手間のかかる形を選んだのかを考えます。ティール・フェローシップや、日本の京都先端科学大学、神山まるごと高専との比較も交えて話しています。 ▼ 今回のトピック a16zが発表した「The Horowitz Andreessen Academy」とは:学位を出さない、1年間・約50人の学校 率いるのはUdemy・Maven共同創業者、総額4,200万ドルを調達した営利企業 成績・試験・宿題なし:自分で決めるプロジェクト「Pursuit」と、創業者が教える短期コース サンフランシスコのキャンパス、海外でのプロジェクト、テック企業でのCo-opで組む1年間 選抜は「これまでの実績」:成績より、何を作ってきたか 「何でも知れる時代」から「何でもできる時代」へ:オンラインだけでは築けない関係と、集まる場所の意味 初年度は学費無料、2028年からは一流私大並みの学費をとる2年制を構想 大学の機能を分解する:教育、選抜、ブランドによるシグナリング、友人のネットワーク 高騰するアメリカの学費と、AI時代に問われる大学の費用対効果 ビジネススクールは「転職予備校」、大学は多くの学生にとって「就職予備校」なのか a16zの狙いは人材獲得か:アクセラレーターやYCの競合ではなく、学校という形を選んだ意味 よりきちんとした枠組みを持つ「ティール・フェローシップ」という見方 実学を前面に出す京都先端科学大学と、「就職できるかどうか」という学生の本音 起業家育成を正面から掲げる神山まるごと高専と、表立っては掲げないa16zアカデミー 「躊躇する人はお呼びでない」:飛び込めるかどうか自体が選抜になる 「大学に行っても仕方ない」が共有される地域カルチャーと、新しい教育のかたち ▼ 参考情報 Selected Startup Pitch 2026 Fall https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000116422.html スピーダスタートアップ情報リサーチ https://jp.ub-speeda.com/solutions/startup/ 'We believe in college': inside Andreessen Horowitz's $42m unaccredited academy that will charge Harvard prices without degrees https://fortune.com/2026/09/22/a16z-horowitz-andreessen-academy-college-alternative-tuition-biyani/ ▼ 番組のフォローをお願いします。最新回を見逃しません。 感想は X でハッシュタグ「#令スタ」へ。 リスナーコミュニティ(LINEオープンチャット): https://line.me/ti/g2/hQ6dJIGjMHwD7gGYruUYQBgUj8uxWgiDGFHYCA 話してほしいテーマの募集: https://forms.gle/mkoihcHgTJUu4UVp8 ※本番組の切り抜き・文字起こし・引用は、出典を明記のうえご自由にどうぞ。

  7. 9月27日

    撤退という意思決定──アップルカードを手放した判断基準

    大企業と組めた、という発表はスタートアップにとって大きなニュースになります。ところが、実際に巨大企業同士の提携を動かし、そして畳んだ側の経営者は、提携の多くはうまくいかないと率直に語ります。 今回は、セコイア・キャピタルのポッドキャスト「Long Strange Trip」に出演したゴールドマン・サックス会長兼CEO、デビッド・ソロモンのトークから、アップルカードを含む個人向け金融事業の撤退判断を取り上げます。始めたときの前提は変わっていないか、同じ人と資金を別の事業に使ったほうが成果は大きくないか。全体の売上の5%に満たない事業が経営の時間を奪っていたという話から、提携が続く条件、そして150年以上続く組織がカルチャーをどう維持しているのかまでを話しています。 ▼ 今回のトピック 2019年のアップルカード提携から、2026年1月のJPモルガン・チェースへの移管発表まで デジタル預金基盤は成功した。それでも消費者向け金融事業を縮小した理由 売上の5%未満の事業が、社内外の注目と経営陣の時間を奪っていた構造 新規事業の判断:「可能性があるか」ではなく、これから人と資金をどこに置くのが最も効率的か 大企業との提携の多くはうまくいかない──文化も期待も違う相手と組むということ 提携で見るべき二つ:両者の利害が一致し続けるか、問題が起きたときに誰が決めるか 有名企業と提携できたこと自体を成果と考える危うさ カルチャーは自然に維持されない──450人のパートナーを25人ずつ、15か月かけた合宿と、CEO自身が重ねた夕食 議論:CVCと本体の力関係、担当者交代で消える約束、スイングバイIPOへの慎重論 前任者の否定から入るのが組織の本質──中国の歴史書と同じナラティブ カルチャーはしつけに近い。誰が褒められ、誰が罰せられるかを設計する 「Long-term greedy」──強欲を否定せず、時間軸で分けるという考え方 ▼ 参考文献 スピーダスタートアップ情報リサーチ https://jp.ub-speeda.com/solutions/startup/ Sequoia Capital「Long Strange Trip」EP.04 「Goldman Sachs CEO David Solomon: What Startup Founders Get Wrong About the CEO Job」 https://sequoiacap.com/podcast/goldman-sachs-ceo-david-solomon-what-startup-founders-get-wrong-about-the-ceo-job Goldman Sachs「Goldman Sachs Announces Agreement to Transition Apple Card Program to Chase」(2026年1月7日) https://www.goldmansachs.com/pressroom/press-releases/2026/goldman-sachs-announces-agreement-to-transition-apple-card-program-to-chase ▼ 番組のフォローをお願いします。最新回を見逃しません。 リスナーコミュニティ(LINEオープンチャット): https://line.me/ti/g2/hQ6dJIGjMHwD7gGYruUYQBgUj8uxWgiDGFHYCA 話してほしいテーマの募集: https://forms.gle/mkoihcHgTJUu4UVp8 ※本番組の切り抜き・文字起こし・引用は、出典を明記のうえご自由にどうぞ。

  8. 9月23日

    51対49の決断──ゴールドマン・サックスCEOの判断力

    強みを尖らせ、弱みは得意な人を採用して補えばいい。経験より伸びしろを見て、若い人材を抜擢すればいい。スタートアップの世界ではよく語られるこの考え方に、150年以上続く金融機関のトップは静かに異を唱えます。 今回は、セコイア・キャピタルのポッドキャスト「Long Strange Trip」に出演した、ゴールドマン・サックス会長兼CEOのデビッド・ソロモンのトークを取り上げます。「最も賢い人である必要はない、十分に賢ければいい」という人材観、簡単に答えが出る問題はCEOまで上がってこないという51対49の意思決定論、そして自分がCEOになれた理由に運とタイミングを数える姿勢。創業者に求められる能力と、巨大な伝統企業のCEOに求められる能力は、どこで分かれるのかという話をしています。 ▼ 今回のトピック 取り上げる素材:セコイア・キャピタル「Long Strange Trip」エピソード4(2025年12月公開) 「十分に賢ければいい」──知的能力だけでは大きな組織は率いられない 51対49の判断:簡単に答えが出る問題は、そもそもCEOまで上がってこない 経験の価値が最も現れるのは、物事がうまくいかなくなったとき 強みを伸ばすか、弱みに向き合うか──シリコンバレーの通説への異論 ベア・スターンズ時代のメンターから叩き込まれた自己省察 突出した能力で会社を作る創業者と、戦略・人材・顧客・株主・リスクを見る巨大組織のCEO 「コンパスを北に向け続ける」──場の空気に反して「やらない」と決めた元CEOポールソンの場面 2015年に交代が起きていれば、自分はCEOではなかった──成功を能力だけで説明しない姿勢 議論:外野から20点、30点に見える意思決定の裏にある制約条件 「できない理由が100個ある」で開き直らず、少しでも差を詰める努力がジャッジメント 尖るか、全体を整えるか──スタートアップと大企業の人材観は神学論争か ▼ 参考文献 スピーダスタートアップ情報リサーチ https://jp.ub-speeda.com/solutions/startup/ Sequoia Capital「Long Strange Trip」EP.04 「Goldman Sachs CEO David Solomon: What Startup Founders Get Wrong About the CEO Job」 https://sequoiacap.com/podcast/goldman-sachs-ceo-david-solomon-what-startup-founders-get-wrong-about-the-ceo-job ▼ 番組のフォローをお願いします。最新回を見逃しません。 リスナーコミュニティ(LINEオープンチャット): https://line.me/ti/g2/hQ6dJIGjMHwD7gGYruUYQBgUj8uxWgiDGFHYCA 話してほしいテーマの募集: https://forms.gle/mkoihcHgTJUu4UVp8 ※本番組の切り抜き・文字起こし・引用は、出典を明記のうえご自由にどうぞ。

4.3
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番組について

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