Cobe.fm 本好きコンサル2人の読後感想戦

Miki Watanuki/Nozomi Tanaka

コンサル×アートでフリーランスっぽく働くみき(左)と、コンサル・リサーチ会社を経営するのぞみ(右)の二人で、1冊の本を実際に読んで感じたこと、思ったことをふんわり楽しく話します。ビジネス書から戯曲・小説、SF、ノンフィクションまで幅広く取り上げています。読書が好きな人、本が好きな人、学びが好きな人、ぜひお耳に合いましたら。 "読むことは人を豊かにする。聴くことは人を謙虚にする" みき(Tw: @miki_apreciar) のぞみ(Tw: @Nozomitnk) 書き起こしサービスLISTENはこちら:https://listen.style/p/hv5wngkh?LUsFq7mq Song: Chill Day Composer: Lakey Inspired Website: https://www.youtube.com/LakeyInspired License: Creative Commons (BY-NC 3.0) https://creativecommons.org/licenses/by-nc/3.0/ Music powered by BreakingCopyright: https://breakingcopyright.com

  1. 9月28日

    落合信彦『狼たちへの伝言』#3:対話できる社会と狼の生き方

    「喧嘩しろ」という落合信彦の教えから、話は「そもそも人間は対話できるのか?」というところまで進みます。 喧嘩や修羅場をAIでシミュレーションできたら? 価値観が違う相手と話すために必要な暗黙のルールとは? 自分の損得と社会全体の損得が食い違った時、何を主張するのか?「対話が成立する社会を目指したい」みきと、「言葉は人類には早すぎたのでは」と考えるのぞみ。それでも、対話できる相手がいることの貴重さを確認しながら、『狼たちへの伝言』を現代から読み直します。 終盤は、落合信彦から息子・落合陽一へ、「男磨き」と「性根から叩き直す」の違い、そして戦争を“知識”ではなく身体感覚に近づける小説の力へ。最後まで寄り道しながら、「自分の世界観を持って生きる」とは何なのかを考えます。 世代と喧嘩/恋と喧嘩を見たい欲望/AIと喧嘩する?AIメンヘラ化/修羅場のシミュレーション/落合信彦と落合陽一/退路を断ってリスクを取る/対話できる社会/「言葉は人類には早すぎた」/対話の暗黙ルール/社会の対話成立度/『誤謬論入門』/AIで誤謬を計測する/相反する価値観との対話/自分の損得と全体の利益/役割と自分の美学/狼になれという処方箋/田中角栄と落合信彦/男磨きと性根から叩き直すこと/落合信彦に感銘を受けた人はどこにいる?/口が悪くなるのぞみ/バオ・ニン『戦争の悲しみ』/戦争をシミュレーションする文学/ディエンビエンフー/次回『侍女の物語』

  2. 9月21日

    落合信彦『狼たちへの伝言』#2:大人になるってどういうこと?

    読み進めるうち、最初の「しんどい」から少しずつ見えてきた『狼たちへの伝言』の別の顔。それは、「大人になったなら、大人として生きろ」というメッセージでした。 現代の「男磨き」と落合信彦は似ているようで何が違うのか。大人も子供も同じコンテンツを楽しむ時代に、「複雑なものを複雑なまま理解する大人」はどこへ行ったのか。不条理を引き受けること、できないことをできるようにすること、自分の感性で考えること——二人なりの「大人になる条件」へ話が広がります。 そして、「戦え」「修羅場をくぐれ」というノビーの教えに、みきから根本的な疑問が。人は本当に傷つかなければ強くなれないのか? 実際の喧嘩や修羅場ではなく、「失敗のシミュレーション」で他者への想像力を育てることはできないのでしょうか。 ストレートしか投げない落合信彦/金と女と自慢を全部テーブルに乗せる/男磨きハウス/恋愛工学っぽさ/「お前の魂はどこに?」/大人と子供/ちいかわ/ドラえもん/大人向けコンテンツ/不条理を引き受ける/「できません」で終わらない/NISAをやってそうなブタ/『ヒトラーのオリンピックに挑んだ若者たち』/ボートと「狼になれ」/喧嘩は必要なのか/スポーツという模擬戦争/失敗のシミュレーション/差別への切り返しを練習する/ママさんバレーの冷戦

  3. 9月7日

    中谷宇吉郎 雪を作る話 #3:科学を紙芝居で伝えるべきか

    世界で初めて人工雪の結晶を作った物理学者・中谷宇吉郎。その科学エッセイを読みながら、雪の結晶の美しさ、自然を「作る」ことで理解する研究者の姿勢、そしてAI時代の私たちの知性について、みきとのぞみが語り合います。 -- 立春の日だけ卵が立つという俗説に、中谷宇吉郎はどう向き合ったのか。科学的に疑うこと、わかりやすく伝えること、そして人の想像力を育てるファンタジーの役割について話します。美しい結晶の思い出から、雪かきや雪上30キロ走のつらい記憶まで。雪を知るのぞみと、今年こそ本物の結晶を見たいみきが語る最終回です。 立春の日だけ卵が立つ?/俗説を疑う科学者の視点/ワールドカップの結果を予想するタコ/百年後にも読める文章/『かんざしを挿した蛇』と科学教育/科学を紙芝居で伝えるべきか/メディアの特徴を生かして伝える/現代の科学コンテンツ/刺激の強い時代と自然への関心/科学教育におけるファンタジーの力/『アナと雪の女王』から雪の科学へ/美しい雪と生活を苦しめる雪/雪かきと雪上30キロ走/人工降雪機と中谷宇吉郎の研究/真夏に読む雪の本/今年こそ本物の雪の結晶を見たい アダルトサイトで数学を教えている台湾人(エロなしの模様):https://melmagazine.com/en-us/story/math-lessons-on-pornhub

  4. 8月31日

    中谷宇吉郎 雪を作る話 #2:"雪の結晶は天から送られた手紙"

    世界で初めて人工雪の結晶を作った物理学者・中谷宇吉郎。その科学エッセイを読みながら、雪の結晶の美しさ、自然を「作る」ことで理解する研究者の姿勢、そしてAI時代の私たちの知性について、みきとのぞみが語り合います。 -- 「雪の結晶は天から送られた手紙である」この美しい言葉は、単なる詩的表現ではありません。結晶の形から上空の状態を読み解いた中谷の研究を手がかりに、「作ること」と「わかること」の関係を考えます。AIなら理解していなくても成果物を作れてしまう時代に、人間が本当に理解するとはどういうことなのか。話はPowerPointと仕事の未来にまで広がります。 スキー場で結晶を見るチャンス/豪雪地帯の巨大なつらら/中谷宇吉郎はなぜ雪に魅せられたのか/答えのない人工雪研究に四年間を捧げる/『茶碗の曲線』と中谷宇吉郎の弟/平凡社スタンダードブックスの装丁/紙の本の重さと魅力/雪の結晶は天から送られた手紙/結晶に書かれた空の状態という暗号/自然を理解するためにまず作ってみる/作ることとわかること/科学者の現場主義/AIで作ったものを自分は理解しているのか/AIが生み出すブルシットジョブ/PowerPointと理解力/AI時代に成果物を評価する意味/木を見て森を見ず

  5. 7月6日

    ヴァージニア・ウルフ『灯台へ』#2:意識の濁流、スタンプラリー、叙情と叙述

    Part 2では、『灯台へ』をめぐる二人の読み方の違いが、よりはっきりしていきます。 みきは『灯台へ』を、口に出す前の心の動き、整理される前の意識の流れをそのまま書いた小説として受け止めます。ビジネスの世界では許されない「雰囲気」や、理由と結果に回収されない気分が、小説ではそのまま存在できる。一方ののぞみは、内面を直接書かれるよりも、動作や表情や物の動きだけを見せてほしいタイプ。そこから、「読む濁流」としてのウルフの文体、説明も接続詞も少ないまま人々のすれ違いを描く小説のあり方について話していきます。 話はさらに、足立美術館で見た横山大観、庭園を写真に収めて帰っていく観光客、舞台の感想をブログに書くためにメモを取る観客、そして旅先の居酒屋で偶然始まる東京03の感想戦へ。何かを「味わう」とはどういうことなのか。観光や鑑賞は、いつのまにかスタンプラリーになってしまうのか。それでも、スタンプを押すように出かけることにも、何かが残るのではないか。二人の考えは揺れながら交差します。 最後にたどり着くのは、「叙情」と「叙述」の違い。心を直接語られるよりも、事象だけを置いてほしいのぞみ。世の中そのものが叙情でできているように感じるみき。『灯台へ』の感想から始まった対話が、美術館、観光、舞台、旅、俳句へと広がりながら、二人それぞれの感じ方の輪郭を浮かび上がらせるPart 2です。

評価とレビュー

5
5段階評価中
4件の評価

番組について

コンサル×アートでフリーランスっぽく働くみき(左)と、コンサル・リサーチ会社を経営するのぞみ(右)の二人で、1冊の本を実際に読んで感じたこと、思ったことをふんわり楽しく話します。ビジネス書から戯曲・小説、SF、ノンフィクションまで幅広く取り上げています。読書が好きな人、本が好きな人、学びが好きな人、ぜひお耳に合いましたら。 "読むことは人を豊かにする。聴くことは人を謙虚にする" みき(Tw: @miki_apreciar) のぞみ(Tw: @Nozomitnk) 書き起こしサービスLISTENはこちら:https://listen.style/p/hv5wngkh?LUsFq7mq Song: Chill Day Composer: Lakey Inspired Website: https://www.youtube.com/LakeyInspired License: Creative Commons (BY-NC 3.0) https://creativecommons.org/licenses/by-nc/3.0/ Music powered by BreakingCopyright: https://breakingcopyright.com

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