本おたくとよもやま話

えなり&たかしお

今日のテーマとなる本は──という切り出しから始めるPodcast。 1冊の本をテーマによもやま話。「考えながら延々と話すことが好き」な、えなりとたかしおの雑談から、ちょっとした気づきが得られたり、本との向き合い方を考えるきっかけになれば。 ※毎週(だいたい)金曜日更新 【たかしお】 X:@takashi_okb313 【えなり】 X:@enari_fr 【番組へのご意見・ご感想などはこちらから】 https://forms.gle/RE8URkPyLbRGPwNu5 ▼エピソード使用楽曲 ・Nakazaki-cho/のる ダウンロードサイト → ⁠⁠⁠⁠https://dova-s.jp ※#126のエピソードまでは、『stand.fm』をホストにして配信していました。なのでBGMやお問い合わせ、ディスクリプションの記載が違っています(2026年5月記載)

  1. 2日前

    #138 『連続殺人鬼カエル男 完結編』

    『連続殺人鬼カエル男 完結編』著者:中山七里出版社:宝島社https://tkj.jp/book/?cd=TD079893](https://tkj.jp/book/?cd=TD079893) 中山七里さんの大人気ミステリー「連続殺人鬼カエル男」シリーズの完結編。 残忍な手口で次々と殺人を犯す「カエル男」の正体とは?そして、彼に立ち向かう人々の運命は?シリーズを通して描かれてきた「刑法第39条」をめぐる議論もいよいよクライマックスを迎えます。 今回は、ミステリーの面白さに加え、物語の根底に流れる「人権」という重いテーマについても、よもやま話します。 誰にでも平等に与えられているはずの人権。その意味や価値を、本当に理解しているのか。当たり前のように存在しているからこそ、見過ごしてしまいがちな「人権」についても。【話すこと】・えなりが最近よく読んでいるミステリー小説。猟奇的な連続殺人事件を起こす「カエル男」・「刑法第39条(心神喪失者の行為は罰しない)」の是非を問う、シリーズ共通の重いテーマ・「ドンデン返し」の中山七里作品。今作も読者の予想を裏切る展開が待ち受ける・日本人と人権概念。当たり前すぎて、普段はあまり意識しない「人権」の存在・日本人って、あんまり人権概念がインストールされていない気がする・人権は「例外がない」からこそ、犯罪者にも適用されるもの。「ちゃんとしてたらいいよ」でなんとかなるものではない・こういうことを子供の頃に学んだほうがいいよね。ふわっとしていた道徳の授業・人権概念のルーツ。絶対的な神と神ではない人間という西洋の考え方・義務を果たさない人に人権は認められるのか。それはおかしくね???・本の中の物語。39条の廃止をめぐる動き、戦争など特殊な例を用いて主張する人たち・私の思う人権とは。そのスタンスは、ちゃんと持っておいたほうがいいよね・民主主義に慣れきって、そのありがたみがわからず、暗に独裁主義を求める・独裁者がいい人なら独裁主義でもいいけれど、それはねぇっていう・歴史に学ぶはほんとにそう。今からでもちゃんと学ぶべきだよな・死刑について。法律上の序列でいえば死刑が一番重いけれど、懲役でずっと閉じ込められている方が辛くないか・死んだらそこで終わり。反省も何もない。あと死刑囚の待遇にも思うところが・罰を与えるって難しい。人が悔い改めるために、一番効くのは「なにも言われないこと」じゃないか・「目には目を」の報復刑と、更生を目的とする現代の刑罰。それぞれのメリットとデメリット・権利の話と感情の話を、ごっちゃにしちゃうことがめちゃくちゃ多い・本作は硬い作品ではなく、エンタメ作品を通じて、社会問題について考えるきっかけを得られるミステリー作品 一言人権って大事。だからこそちゃんと知らないと #よもやま話 #本 #おすすめの本 #気づき #学び #ライター #podcast #中山七里 #宝島社 #ミステリー 【番組へのご意見・ご感想などはこちらから】https://forms.gle/RE8URkPyLbRGPwNu5](https://forms.gle/RE8URkPyLbRGPwNu5) ▼エピソード使用楽曲Nakazaki-cho/のるダウンロードサイト → ⁠⁠⁠⁠https://dova-s.jp

  2. 8月15日

    #137 『反世界【アンチモンド】』

    『反世界』著者:ナタン・ドゥヴェール出版社:早川書房https://www.hayakawa-online.co.jp/shop/g/g0005210517/ フランスの若手作家ナタン・ドゥヴェールによるディストピア風刺小説『反世界(アンチモンド)』。 現実世界を精巧にコピーしたメタバース「反世界」を舞台に、完全匿名で全く別の人生を生きることができる世界が描かれています。 現実世界でうだつが上がらない主人公ジュリアンが、反世界でスターになっていくストーリー。 「もしこんな世界があったら住みたいか?」という問いから、現代のSNS社会との類似や、フランス文学ならではのユーモアある風刺表現について考察しました。 【話すこと】・Z世代のウェルベック?1997年生まれのフランス人作家ナタン・ドゥヴェールへの期待・現実を精巧にコピーしたメタバース「反世界」の特徴。完全匿名で別人に転生できる・反世界では初期設定で死なないが、「人を殺す」ミッションを選ぶと殺されるリスクを負う・別アカウントの作成は不可で、反世界で殺されると二度と戻れないという厳しいルール・現実でうだつが上がらない主人公ジュリアンが、反世界でスターになっていく・現代のSNSやネット空間も、ある意味で反世界に足を突っ込んでいるようなもの・今と根本が変わらないなら住みたくない(たかしお)、初期条件をリセットできるなら行きたい(えなり)・イーロン・マスクのような現実世界の成功者は、反世界でどんな姿になりたがるのか?・フランス文学におけるドナルド・トランプの表現。反世界の「反アメリカ」大統領として「プルート」という名で登場・正面から批判するのではなく、ユーモアを交えて小馬鹿にするフランス文学の面白い描き方・人類は常に新天地(フロンティア)を求めており、転生モノが流行るのも地球上に未開拓の地がなくなったから?・メタバースや宇宙を目指すのも、新しい場所を開拓したいという人間の根源的な欲求の表れ・フロンティア探しに終わりはあるのか?際限のない拡張から抜け出すための「足るを知る」という仏教の教え・一人の「神(社長)」に全ての実権を握られている世界の平和は、いつ覆されるかわからない不安定さがある・現代のAIやITツールが特定の国の企業に依存している状況も、一歩間違えれば全てを失うリスクを孕んでいる ▼関連エピソード#036 『滅ぼす』(著者:ミシェル・ウエルベック)https://open.spotify.com/episode/4irztsu5w3VdzjmWeHo08L?si=531xFz5PSxm5bKX0yiVTYg #001『異常【アノマリー】』(著者:エルヴェ・ル・テリエ)https://open.spotify.com/episode/6DPtX8WXTKTCuD1XnjcCIL?si=uWaGHbAqQvWjt55CPMHPTg 一言現実をリセットして別の自分になれる「反世界」。でも、フロンティアを探し続けるより、「足るを知る」ことが一番の平穏かもしれない #よもやま話 #本 #おすすめの本 #気づき #学び #ライター #podcast #ナタン・ドゥヴェール #早川書房 #メタバース【番組へのご意見・ご感想などはこちらから】https://forms.gle/RE8URkPyLbRGPwNu5 ▼エピソード使用楽曲Nakazaki-cho/のるダウンロードサイト → ⁠⁠⁠⁠https://dova-s.jp

  3. 8月8日

    #136 『人びとの社会戦争』日本はなぜ戦争への道を歩んだのか

    『人びとの社会戦争』日本はなぜ戦争への道を歩んだのか 著者:益田肇出版社:岩波書店https://www.iwanami.co.jp/book/b10144341.html 太平洋戦争へと至る日本の歩みは、一部の指導者や軍部の暴走だけが原因だったのか。 当時の普通の人びとの日記や資料を読み解き、彼らが日常のなかで繰り広げていた「解放」と「引き締め」をめぐる「社会戦争」の視点から、本当の戦争への道を突き進んだ背景に迫る一冊です。 「贅沢は敵だ」という標語の裏にあった「他者との違い」への反発や、大衆が能動的に戦争の空気を求めていった歴史。それらは、SNSでの対立や多様性へのバックラッシュが起こる現代社会とも構造が似ており、非常に考えさせられました。 対立を恐れて全体主義に同調してしまう心理の危うさや、個人主義の大切さなど、現代を生きる私たちにとっての教訓を深掘りしながら、よもやま話します。【話すこと】・えなりの今月の読書量は15冊、たかしおはZINE少々(もっと読みたい)・軍部の暴走ではなく、当時の一般の人びとの目線から戦争への道を考察する切り口の面白さ・当時の社会は「解放」を求める人と「らしさ」や規範を求める人が対立する「社会戦争」の時代だった・「贅沢は敵だ」の本当の敵は「贅沢」ではなく、他人との「違い」だったという気づき・人と違うことを規制される嫌な時代も「贅沢の禁止」と言い換えるとうまく聞こえる怖さ・人間は権力闘争を繰り返すもの?豊島晋作さんのYouTubeから考える戦争の根本原因・他者を変えたい、自分の思い通りにしたいという人間の根源的な欲求と戦争の関連性・戦争は単純な「善と悪」では語れず、対話が通用しない無理ゲーな状況もある・歴史は繰り返す?多様性の広がりとバックラッシュが起こる現代社会との類似点・忠臣蔵など「武士らしく死ぬ」エンタメが当時の人々の心を捉え、人気を博した背景・指導者たちは戦争を回避しようとしていたのに、国民側が先にアメリカとの戦争を覚悟していた・対立を嫌悪し、一括りにされた規格の中で安心や安全を得ようとする心理の危うさ・大正時代の自由な空気に不安を覚えた人たちが、全体主義的な「みんな一緒」を求めた・個人主義が行き過ぎる懸念よりも、全体主義をどうコントロールし暴走させないかが重要・急激な変化や不安が、戦争へのうねりを生み出す原因になる・一人ひとりの小さな感情の集合が、戦争という悲劇を引き起こす要因になり得る・古代ローマ皇帝のように、長い時間をかけて少しずつ変化を起こしていくことの重要性・平和に生きるためには焦らず「ゆっくり歩くこと」も大切だという現代への教訓▼関連エピソードhttps://open.spotify.com/episode/0tkJinnUbx3xM9OEifRaQl?si=213zLdxkTpSw9MCsO9_BRQ https://open.spotify.com/episode/1C5dYr42rHIuSr7alp7ljW?si=uGqfd20rQxSQwFOh6YWv4g ▼たかしおのZINEhttps://takashio-book.stores.jp/items/6a3fc217b4efa2bfc275bdea ▼豊島晋作さんのYouTubehttps://www.youtube.com/watch?v=kyf30bYMXXo 一言一人ひとりの小さな不安や「みんな同じがいい」という同調心理が集まると、時に戦争という大きな悲劇を引き起こす「空気」になってしまう怖さがある #よもやま話 #本 #おすすめの本 #気づき #学び #ライター #podcast #益田肇 #岩波書店 #歴史【番組へのご意見・ご感想などはこちらから】https://forms.gle/RE8URkPyLbRGPwNu5 ▼エピソード使用楽曲Nakazaki-cho/のるダウンロードサイト → ⁠⁠⁠⁠https://dova-s.jp

  4. 7月25日

    #135 『昭和45年11月25日 三島由紀夫自決、日本が受けた衝撃』

    『昭和45年11月25日 三島由紀夫自決、日本が受けた衝撃』著者:中川右介出版社:幻冬舎https://www.gentosha.co.jp/book/detail/9784344981850/ 三島由紀夫が自決した昭和45年11月25日。その日、日本中を揺るがした事件の1日を、さまざまなメディア関係者や著名人の証言から再構築したドキュメンタリーです。 「あの時、どこで何をしていましたか?」という記憶に残る事件の話題から、「本人の言葉と他者の言葉、どちらが実像に近いのか?」という深い問いまで、答えのないテーマでよもやま話を展開します。 【話すこと】・えなりの選書理由。太宰治の評論によく登場する三島がずっと気になっていた・本人の小説は肌に合わず、あえてドキュメンタリーや文芸評論から人物像にアプローチ・21歳の三島由紀夫が37歳の太宰治に「あなたの文学が嫌いです」と直接伝えた話・事件後、新刊書店からも古本屋からも三島作品がすべて消えたという社会的衝撃・三島事件の衝撃により、田中角栄のスキャンダル追及が頓挫したというバタフライエフェクト・『平凡パンチ』という雑誌による「オール日本ミスターダンディ(*)」という読者投稿にて、石原慎太郎を抑えて1位になるほどの圧倒的な影響力・その日にどこで何をしてたか覚えている事件ってありますか?・リモートワーク中に知った安倍晋三銃撃事件の衝撃(えなり)・初めて大揺れを体験した阪神淡路大震災、中学生時代の地下鉄サリン事件と和歌山カレー毒物混入事件の記憶(たかしお)・本人の言葉と他者の言葉、どちらが真実に近いのか?・本人の言葉には「こう見せたい」という意図が含まれ、「風邪を引いた」と言わない選択もある(三島は「風邪を引いた」は言わなそう)・100人に話を聞けば、100通りの「本当の三島由紀夫」が存在する・美容室でのオーダー。「自分に似合う髪型にしてください」と他人の客観的な目を信じる理由・自分のことをどれくらい理解しているか?えなりは6〜7割、たかしおは5割・大人になってから、過去の自分像がポジティブにアップデートされていく面白さ・事件の渦中では分からないことも、時間が経って振り返ることで見えてくる真実がある・答えのない抽象的な問いについて、考えを巡らせるよもやま話の楽しさ (*)…下記記事を参考に、記述だけ修正https://www.gentosha.jp/article/27089/?srsltid=AfmBOopSJ1LMIMF9fwyvfUwhvsfQ2HXRMkRPQ-iPoOi_8FSbtxpY7X-k 一言100人いれば100通りの真実があるように、他者の視点からこそ見えてくる実像がある。 #よもやま話 #本 #おすすめの本 #気づき #学び #ライター #podcast #中川右介 #幻冬舎 #三島由紀夫 【番組へのご意見・ご感想などはこちらから】https://forms.gle/RE8URkPyLbRGPwNu5 ▼エピソード使用楽曲Nakazaki-cho/のるダウンロードサイト → ⁠⁠⁠⁠https://dova-s.jp

  5. 7月17日

    #134 『理系の読み方』 ゲスト:田中さん(13歳からのPodcast)

    『理系の読み方』著者:大滝詠多出版社:誠文堂新光社https://www.seibundo-shinkosha.net/book/general/95522/ 今回はPodcast『13歳からのPodcast』をされているパーソナリティの田中さんをお迎えして、よもやま話をしました。 題材にしたのは、研究者であり小説家でもある大滝詠多さんの『理系の読み方』。論文を読む「研究のための読書」と、小説を読む「娯楽としての読書」の違いとは?生成AIが普及する今だからこそ際立つ、読書における「ノイズ」の重要性について語り合いました。 【ゲストの番組紹介】『13歳からのPodcast』 (パーソナリティ:田中さん・榊原さん)大学のサークルで出会った、文系の田中と理系の榊原による2人組Podcast。2001年生まれ、SNSやスマホが普及する過渡期に13歳を迎えた「デジタルネイティブの先駆け」世代。就職活動や周囲の結婚・出産を機に、改めてキャリアや家族のあり方、教育について考えていく番組です。https://open.spotify.com/show/54ZOvekVo8OmqCKja3tmma?si=83f95020b2de4be9 【話すこと】・『13歳からのPodcast』 ──たかしおが、おすすめしたいエピソード。ノスタルジックな感情を抱く「平成レトロ」の回・本日の題材に『理系の読み方』を選んだ理由。理系と文系の視点を持つ番組の田中さんたちと語るのにはぴったりの一冊だと思った・研究者と作家、二つの顔を持つ著者が語る「アカデミックライティング」への違和感に共感(田中さん)・ド文系のえなり。理系の話に苦戦しつつも「注釈」や図解の面白さに惹かれる・作家性と読者性の違いなど、今まで考えなかった視点が得られたので本の読み方が変わりそう(たかしお)・「小説とは何か?」について。田中さんにとって小説は「楽しみ方がわからない娯楽」・エンタメ小説は純粋な娯楽、純文学は人生や社会を考えるための思考実験(えなり)・忘れっぽい性格なのに、小説の物語だけは記憶として体に深く刻み込まれている(たかしお)・情報は「知りたいこと」、知識は「知りたいこと+ノイズ」。論文と小説の読み方の違い・ノイズの少ない論文を読む脳みそで小説を読もうとするから、カロリーを消費して疲れてしまう・娯楽と研究のための読書の違いと共通点・論文の「本筋」よりも、最後にくっついている「補論(脱線)」の方が面白いことがある説・生成AIは読書のあり方をどう変えるのか。絶対脱線しないAIは読書体験を面白くできるのか・研究分野ではAIで先行研究のレビューや要約を使いまくり、ノイズを極限まで削ぎ落としている・AIが難解な文章を解説してくれることで、純文学など敷居の高かった読書体験がしやすくなる?・情報取得の読書はAIに代替されても、体験としての小説や「ノイズ」の価値はむしろ高まっていく・知的な田中さんが加わることで、いつものよもやま話がグッと引き上がる最高のコラボ回になった気が! 一言情報はAIで効率よく得られるからこそ、読書の「ノイズ(脱線)」を楽しむ体験の価値が際立っていく 関連リンク【平成レトロ】って、何で流行っているの?https://open.spotify.com/episode/0Tu997FzjCAGwkqvnzbx0f?si=d77f0cfebaf84641 #よもやま話 #本 #おすすめの本 #気づき #学び #ライター #podcast #理系の読み方 #誠文堂新光社 #大滝詠多 #13歳からのPodcast 【番組へのご意見・ご感想などはこちらから】https://forms.gle/RE8URkPyLbRGPwNu5 ▼エピソード使用楽曲Nakazaki-cho/のるダウンロードサイト → ⁠⁠⁠⁠https://dova-s.jp

    #134 『理系の読み方』 ゲスト:田中さん(13歳からのPodcast)
  6. 7月10日

    #133 『呑まさる』 ゲスト:宿木雪樹さん/ayanさん

    『呑まさる』著者:宿木雪樹、ayan ほか発行所:株式会社宿木屋https://note.com/yadorigiya_words/n/n3d8bcc369c56 北海道弁で「ついついお酒が進んでしまう」を意味する『呑まさる』。お酒にまつわるエッセイ、短編小説、短歌などを詰め込んだ、お酒好き必読のオムニバスZINEです。えなりも寄稿した本作品。発売前の作品の裏側、ちょっと新しい制作視点のよもやま話。 【ゲスト紹介】 宿木雪樹(@yuki_yadorigi)https://x.com/yuki_yadorigi インタビューとライティング、ときどきPodcast。人の物語を聴くのと、読むのが大好き。美味しいものと、酔えるものも好き。 ayan(@warashibe)https://x.com/warashibe 愛知県在住フリーランスライター。旅好き。本好き。猫3匹います。「GOTRIP!」「ダ・ヴィンチWeb」等で執筆。そのほか、採用・対談・導入事例記事も。 ※4月に開催したリアルイベント、ポプはじのレポートも執筆https://note.com/snacktelecon/n/neb48ca86c6b2 【話すこと】・北海道弁の「呑まさる」とは?ついついお酒が勝手に進んでしまう現象をタイトルに・お酒をテーマにしたエッセイ、短編小説、短歌、おつまみ紹介などを詰め込んだオムニバスZINE・えなりも書籍紹介で寄稿。本とお酒をつなげて文章を書くという楽しい執筆体験・当番組で初めてZINE(個人出版物)を取り上げ、制作の裏側からよもやま話を展開・「酒のつまみになるZINE」から「呑まさる」へ。ayanさんの提案でタイトルが決定・お酒をグビッと飲み込む「シズル感」を表現するため、あえて口偏の「呑」の字を採用・表紙イラストは宿木さんの母親(元イラストレーター)による描き下ろし!・ayanさんのエッセイ。チェコの「ブルチャック(発酵途中の新酒)」にまつわる旅の記憶・少女時代に憧れた「葡萄酒」や「薔薇」など、画数が多い漢字のロマンで大盛り上がり・宿木さんは初の時代小説「暁(あかつき)を待つ」を執筆。現代語の癖を抜く難しさと苦労・たかしおからの問い。どこへも行かなくても、エッセイを書くことで経験や知識は増える?・「言葉にしよう」と意識するだけで、世界を見る解像度や感受性が劇的に上がる・Googleドキュメントでの相互レビュー。「美しい」ではなく「器量よし」という時代考証の指摘・「西洋のコート」が「舶来の外套」に。メンバーの知識と語彙力が集結して作品が磨かれた・仕事の原稿と違い、個人の思いが詰まったエッセイへのダメ出し(指摘)は難しい・それでも指摘し合えるのは、お互いへのリスペクトと「良いものにしたい」という信頼関係があるからこそ・7月20日の文学フリマ札幌11とBOOTHで同時発売予定。ayanさんも愛知から札幌へ参戦!現地でリスナーさんとお会いできるかも?・未発表の作品を語るワクワク感。新しい試みだったけれど楽しかった 一言言葉を尽くして自らの思いを表現し、他者の視点を取り入れることで、作品も書き手自身も磨かれていく 関連リンクたかしおと宿木さんの新番組「ZINECAST」も始動。ZINEの魅力を発信しますhttps://open.spotify.com/episode/0kia5GfvyDDUF2BhY0QxAl?si=pr39GiwZTpSerhHJvjHJiQ オンラインショップ「宿木文庫」https://yadorigiya.booth.pm/ #よもやま話 #本 #おすすめの本 #気づき #学び #ライター #podcast #ZINE #呑まさる #エッセイ 【番組へのご意見・ご感想などはこちらから】https://forms.gle/RE8URkPyLbRGPwNu5 ▼エピソード使用楽曲Nakazaki-cho/のるダウンロードサイト → ⁠⁠⁠⁠https://dova-s.jp

    #133 『呑まさる』 ゲスト:宿木雪樹さん/ayanさん
  7. 7月4日

    #132 『言葉から社会を考える』

    『言葉から社会を考える』https://www.hakusuisha.co.jp/book/b676610.html 編著:東京外国語大学出版会出版社:白水社 東京外国語大学の教員たちが27言語を横断して執筆した『言葉から社会を考える』。今回はあえてアジェンダを決めず、読みたてホヤホヤの激おもろな本について「真のよもやま話」をお届けします。 世界の言語の多様性に触れることで、日本語の「だらしなさ(=豊かさ)」や日本人の面倒くさい国民性など、当たり前だと思っていた自分たちの姿が浮き彫りになったかも。 【話すこと】・今回はアジェンダなし。えなりが読みたてホヤホヤの本作について語る「真のよもやま回」・「〜っす」という部活敬語(す体)の話。敬意を示しつつ距離を近づけたいという言葉のニーズ・日本語の当たり前が世界の当たり前ではない。言語から他者と社会の違いを知る・チェコ語の「標準チェコ語」の不思議。18世紀末の文献ベースで作られ、学校で学ばないと使えない・アラビア語の「会話体」と「文章体」の乖離。国によって違う日常語と、全アラブ共通の書き言葉・なぜ話し言葉と書き言葉が違うのか?記録として正しく残すためにルールをガチガチに固めた説・日本語はだらしない?表記の自由度が高い日本と、言語規範機関が毎年辞書を更新するフランス・アラビア語の文章体が変わらない理由は、イスラム教の神聖な文字だから。言葉と宗教の繋がり・ラオス語のカエルのオノマトペ。種類ごとに鳴き声を細かく聞き分ける基準は「食べられるかどうか」・ドイツの「キーツドイツ語(Kiezdeutsch)」。移民背景を持つ若者言葉は「乱れ」ではなく言語の「豊かさ」・「だらしない」ことと「豊か」なことは表裏一体かもしれない・中国語と日本語の動詞の違い。「擦る・拭く・おろす」を平面の往復運動としてひとまとめにする中国語・日本語の「切る」は中国語だとハサミ・包丁・ノコギリなど道具ごとに別々の動詞になる・中国語は客観的な神の視点、日本語は行為者の主観の視点で世界を切り取っている・外国人に良かれと思って英語で話しかける日本人の「おもてなし」は、現地語を学びたい学習者には不評?・相手が日本語を話したいのか見極めるためにも、まずは「こんにちは」から始めてみる・外の文化(ナポリタン等)を改良するのは好きだけど、自文化(カリフォルニアロール等)が改変されるのは嫌いな日本人・日本人は図々しい?ひけらかさないけれど実は自文化へのプライドが異常に高くて面倒くさい・自己愛が強くて傷つきたくないから言い返せない?言語と文化から自己認識が深まる面白さ・日本語を勉強している海外リスナーさん、ぜひ番組に遊びに来てください! 【一言】世界の言語を知ることは、自分たちの当たり前を疑い、社会の成り立ちを知ることなのかもしれない #よもやま話 #本 #おすすめの本 #気づき #学び #ライター #podcast #言葉から社会を考える #白水社 #言語学 【番組へのご意見・ご感想などはこちらから】https://forms.gle/RE8URkPyLbRGPwNu5 ▼エピソード使用楽曲Nakazaki-cho/のるダウンロードサイト → ⁠⁠⁠⁠https://dova-s.jp

  8. 6月27日

    #131 『西洋のレッスン、日本の手習い』

    『西洋のレッスン、日本の手習い』著者:樋口恵子出版社:青土社https://www.seidosha.co.jp/book/index.php?id=4073フランス語にはなぜ野菜の慣用句が多いのか?日本人はなぜ名前を呼ぶのが苦手なのか?チェロのレッスンを切り口に、西洋と日本の文化、習慣、コミュニケーション(言語感覚と身体感覚)の違いを分析した比較文化論。当たり前だと思っていた日本のコミュニケーションの「曖昧さ」の裏側が見えてくるエピソードです。【話すこと】・あえて天気の話題から。コミュニケーションの助走・慣用句について。フランス語には「自分の玉ねぎの世話をしろ(余計なお世話)」など野菜の比喩が多い・ヨーロッパの食文化では肉が主役で野菜は添え物。野菜の地位が低くコミカルに扱われやすいから・日本語の慣用句は「目」「足」などの身体部位や、「魚」「虫」などの動物が多い・日本の野菜は「冬至にカボチャ」などの生活の知恵や、ことわざ的用法が中心・元々はポジティブな意味だった「大根役者」が、ネガティブな意味になった理由を考察・現代の「何でもできる=器用貧乏」への評価と、駆け出しライターが言われがちなアドバイスへの違和感・器用貧乏ではなく「器用富豪」という言葉があってもいいのでは?・名前呼びのハードルについて。挨拶の後に必ず名前を呼ぶフランスと、外の人を名前で呼ぶのが苦手な日本・「旦那さん/奥さん」の言い換え問題。第三者が下の名前で呼ぶのは「内/外」の境界線を越えるため定着しづらい?・日本語は「あなた」などの代名詞を避けるため、実は会話の中でよく名前(苗字)を呼んでいるという視点・西洋のファーストネーム文化への憧れ。境界線が薄く、本音を言い合える距離感の心地よさ・日本人は言葉を軽視している?明治時代以降、言葉の厳密な定義をサボってきた翻訳の歴史・日本では言語よりも「腹落ち」や「阿吽の呼吸」など非言語が重宝される文化・言葉にせずとも伝わる「阿吽の呼吸」の気持ちよさと、すれ違ってしまう怖さ・相手の性格を「こういう人だよね」と言葉で定義しない。曖昧にしておく日本のコミュニケーションの都合の良さ・対面で言葉にするよりも、手紙(書記)の方が本音を伝えやすい。ラブレターが理にかなっている理由・簡単に「わかる」と言ってしまう違和感。過剰な断定を避け、関係性を守る「わかる気がする」というえなりの実践的テクニック【一言】「わかる」と「わかる気がする」の違いのように、言葉の曖昧さを残す日本のコミュニケーションにも独自の心地よさがある。#よもやま話 #本 #おすすめの本 #気づき #学び #ライター #podcast #西洋のレッスン日本の手習い #樋口恵子 #青土社【番組へのご意見・ご感想などはこちらから】https://forms.gle/RE8URkPyLbRGPwNu5▼エピソード使用楽曲Nakazaki-cho/のる ダウンロードサイト → ⁠⁠⁠⁠https://dova-s.jp

評価とレビュー

番組について

今日のテーマとなる本は──という切り出しから始めるPodcast。 1冊の本をテーマによもやま話。「考えながら延々と話すことが好き」な、えなりとたかしおの雑談から、ちょっとした気づきが得られたり、本との向き合い方を考えるきっかけになれば。 ※毎週(だいたい)金曜日更新 【たかしお】 X:@takashi_okb313 【えなり】 X:@enari_fr 【番組へのご意見・ご感想などはこちらから】 https://forms.gle/RE8URkPyLbRGPwNu5 ▼エピソード使用楽曲 ・Nakazaki-cho/のる ダウンロードサイト → ⁠⁠⁠⁠https://dova-s.jp ※#126のエピソードまでは、『stand.fm』をホストにして配信していました。なのでBGMやお問い合わせ、ディスクリプションの記載が違っています(2026年5月記載)

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