本おたくとよもやま話

えなり&たかしお

今日のテーマとなる本は──という切り出しから始めるPodcast。 1冊の本をテーマによもやま話。「考えながら延々と話すことが好き」な、えなりとたかしおの雑談から、ちょっとした気づきが得られたり、本との向き合い方を考えるきっかけになれば。 ※毎週(だいたい)金曜日更新 【たかしお】 X:@takashi_okb313 【えなり】 X:@enari_fr 【番組へのご意見・ご感想などはこちらから】 https://forms.gle/RE8URkPyLbRGPwNu5 ▼エピソード使用楽曲 ・Nakazaki-cho/のる ダウンロードサイト → ⁠⁠⁠⁠https://dova-s.jp ※#126のエピソードまでは、『stand.fm』をホストにして配信していました。なのでBGMやお問い合わせ、ディスクリプションの記載が違っています(2026年5月記載)

  1. 6日前

    #141 『ジョークで読み解く「ロシア近現代史」』

    『ジョークで読み解く「ロシア近現代史」』著者:名越達郎出版社:PHP研究所https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-86130-2 今回取り上げるのは、ロシア文化に根付く風刺小話「アネクドート」を通じて近現代史を読み解くユニークな一冊です。 ロシア革命から近年のウクライナ侵攻までの歴史の裏側で、人びとが政治や社会をどのように皮肉り、笑い飛ばしてきたのか。そのユーモアと知性に迫ります。 「人を傷つけない笑い」という言葉への違和感や、面白さの本質、さらには「共犯者を作る」笑いの構造にまで思考を深めていくよもやま話をお楽しみください。 【話すこと】・ロシア独自の政治風刺小話「アネクドート」の文化とは?・スターリンの遺体とイスラエル、プーチンの離婚劇を描いたクスッと笑える(?)ジョーク紹介・米原万里が語る「優れたジョークのコツ」と錯覚の美学・共産主義革命からスターリンの独裁、ソ連崩壊、プーチン政権までのざっくりロシア史・「人を傷つけない笑い」というワードへの違和感。本当に誰一人傷つけない笑いは存在するのか?・SNSのタイムラインで思考が偏る怖さと、情報の捉え方・「人を傷つけない」のではなく「弱者を攻撃しない」笑いなのではないか?・批判や悪意をユーモアに変えるお笑いの本質と「傷つける勇気」・性格の悪い人が面白い。面白い人は賢い。笑わせられる人に憧れる・「funny(笑える)」と「interesting(興味深い)」の違い。どちらの面白さを目指すか・安全に笑いを取ろうと思うと、ついつい自虐に走る・生物として性格の悪い人間。悪口が一番仲良くなれる・アネクドートは好きだけど、「いじり」は嫌い・タモリさんの外国語模倣芸に見る、笑いと「共犯者を作る」コミュニケーションの深さ・結局、「関係値」が大事といえば大事・令和ロマンなど現代の漫才に見る物語性と、昭和の漫才(ドタバタ劇)の違い(主観)・ジョークやアネクドートというか、「笑いは奥が深い」って話ばっかりした気がする 一言アネクドートで大国の指導者だって傷つくかもしれない #よもやま話 #本 #おすすめの本 #気づき #学び #ライター #podcast #名越達郎 #PHP研究所 #ロシア #アネクドート 【番組へのご意見・ご感想などはこちらから】https://forms.gle/RE8URkPyLbRGPwNu5 ▼エピソード使用楽曲Nakazaki-cho/のるダウンロードサイト → ⁠⁠⁠⁠https://dova-s.jp

  2. 9月5日

    #140 【番外編】大人が子供のままいられた時代──エゴ全開で、平成エモカルチャーを語ろう

    今回は本を取り上げる回ではなく、前回の『歌う日本語』のエピソードから派生した番外編をお届けします! 前回の収録後に大盛り上がりした「平成カルチャー」や「平成エモ」をテーマに、お互いの少年・少女時代の思い出やカルチャー体験を話しました。 平成ジャニーズの名曲や思い出のCD(8cmと12cmの違い)、モー娘。やORANGE RANGE、ドラマ『ギャルサー』、懐かしのガラケーやピッチ、ポケベル、さらには「写ルンです」や「たまごっち」まで。 大人が子供のままでいられた時代=平成という時代の空気感や、タモリさんをはじめとする当時のテレビスターの存在感について、エゴ全開・脱線しまくりで語り尽くします。 ※ビデオPodcast回について今回は初の「ビデオPodcast」に挑戦しています。自分の編集技術でカットや編集を入れると、画面の切り替わりや映像の切れ目がおかしくなってしまうと思い、無編集でお届けします。 聞き苦しい点や不慣れな部分もあるかもしれませんが、お試し企画として見たり聴いたりして、よければ感想などお寄せいただけると嬉しいです! 【話すこと】・今回は本なし!前回のエピソード後に大盛り上がりした「平成エモ」を語る番外編・たかしおが、人生で初めて買ったCDはKinKi Kids!8cm CDと12cm CDの懐かしい思い出・SMAP『夜空ノムコウ』の香取慎吾の口笛真似と、青春時代に聴いたジャニーズの名曲たち・えなりのジャニオタの原点!『ごくせん』『野ブタ。をプロデュース』修二と彰への熱狂・平成ギャル文化のインパクト!ドラマ『ギャルサー』と、安室奈美恵から始まったギャルファッション・モーニング娘。『LOVEマシーン』に代表される、平成初期の圧倒的な明るさと時代の元気さ・たかしおとえなりで10年違う。10年分の世代の違い・PHS(ピッチ)からガラケーへ。スライド式・パカパカ携帯、キーボードが選べるauの「BESKEY」・ポケベル打ち、赤外線通信、アンテナを髪に刺して電波を探したあの頃の都市伝説・ネットで個別化する現代と異なり、国民的アイドルや共通のヒット作が生まれた平成の空気感・平成エモというよりも、もはやこれは自分たちの思い出を語っているだけでは?・平成エモのなにがいいのか?昔を懐かしむのはフランスでもある・「写ルンです」のエモさと、デジモン・たまごっち・DSのすれ違い通信の思い出・「大人が子供のままいられた時代=平成」?タモリさんという存在のミステリアスな魅力・『ブラタモリ』とか夜遅くにやっているぶらっと旅番組が好きだった・タモリさんとか、昔は芸能人やアイドルとの距離感があって謎が多かった。そしてそれが良かったのでは?・大人になってから子供の頃の「思い出」を語り合い、共有することの楽しさ一言懐かしい音楽やカルチャーを語る時間は、まさに青春時代へのタイムスリップ。みなさんにとっての「平成エモ」は何ですか?#よもやま話 #ラジオ #ライター #podcast #平成エモ #平成カルチャー #ビデオポッドキャスト【番組へのご意見・ご感想などはこちらから】https://forms.gle/RE8URkPyLbRGPwNu5 ▼エピソード使用楽曲Nakazaki-cho/のるダウンロードサイト → ⁠⁠⁠⁠https://dova-s.jp

  3. 8月29日

    #139 『歌う日本語♪ 歌謡曲の言語と文学』

    『歌う日本語♪ 歌謡曲の言語と文学』 編者:田窪行則 出版社:文学通信 https://bungaku-report.com/books/ISBN978-4-86766-123-9.html 私たちが普段何気なく聴いているJ-POPや歌謡曲。その歌詞の奥深さを、言語学のスペシャリストたちが様々な視点から分析した一冊です。 時代によって変化する歌詞の傾向、カタカナ語の減少、「私」と「あたし」のニュアンスの違いなど。 時代の空気感と音楽の密接な関係について深く(?)、楽しくよもやま話を繰り広げます。 聴いたら、カラオケに行きたくなるかも。 【話すこと】 ・学生時代、ちょっと背伸びして洋楽を聴いていた思い出(たかしお) ・昔の歌謡曲の方が歌詞が聞き取りやすく、情景が浮かびやすいのはなぜか? ・平成初期と後期の曲を歌い比べて気づいた、最近の曲の「密度の高さ」と息継ぎの難しさ(えなり) ・現代の曲は英語が混じったり、表現が感性豊かになっている ・1976年から2015年のヒット曲分析で判明!実はカタカナ、外来語は減少傾向にある ・昭和の歌はシチュエーションが明確(例:神田川)だが、令和の歌は解釈の幅が広い(例:Lemon) ・多様化する現代社会では、あえてシチュエーションを限定しない方が多くの共感を生む? ・松任谷由実『恋人がサンタクロース』の「は」と「が」の違いがもたらす絶妙なニュアンス ・ジャンル別(アイドル、フォーク、歌謡曲)の使用頻度が高い言葉ランキング ・ランクインした単語の中に、ゴダイゴのあの名曲のせいで突出した「ガンダーラ」があるの面白い ・石川ひとみの『まちぶせ』に見る、昭和の女性のちょっと怖いけど情景が浮かぶ恋愛観 ・時代が進むにつれ、歌詞に「恋愛」が登場する頻度が減っている(独身社会の反映?) ・「悲しみ」「寂しさ」といったネガティブ表現や哀愁が薄れ、バイタリティのある曲が増えた背景 ・サブスク全盛時代。スキップされないためにイントロをなくし、最初からキャッチーにする現代の曲作り ・フィルターがかかる本や記事と違い、歌詞にはその時代の空気感やリアルな本音がストレートに残る ・歌詞と一人称。aikoが多用する一人称「あたし」は、従来の「私」が持つ従順な女性像を刷新するための戦略だった? ・「私」にはない、「あたし」に宿る可愛さ。「私」というあまりに一般化した言葉と違い、「あたし」から見えてくる等身大の歌い手の魅力 ・中島みゆき『空と君のあいだに』、女性にとって都合のいい男性像を描いている? ・女性アーティストが一人称に「僕」を使うことで描かれる、包容力ある男性像に男性も憧れていたのかな ・歌詞の新しい味わい方。編集記事と違って、作り手の素直な思いがより反映されている気がする ・尾崎豊とAdo『うっせぇわ』の共通点。時代は変わっても、若者の根底にある「苛立ち」は変わらない ・歌詞の意味を本人には聞きたくない。好き勝手に解釈するくらいがちょうどいい 一言 歌詞を読み解くと、その時代を生きた人々の姿や社会の空気が見えてくる。音楽って本当に面白い #よもやま話 #本 #おすすめの本 #気づき #学び #ライター #podcast #田窪行則 #文学通信 #JPOP #歌謡曲 【番組へのご意見・ご感想などはこちらから】 https://forms.gle/RE8URkPyLbRGPwNu5 ▼エピソード使用楽曲 Nakazaki-cho/のるダウンロードサイト → ⁠⁠⁠⁠https://dova-s.jp

  4. 8月22日

    #138 『連続殺人鬼カエル男 完結編』

    『連続殺人鬼カエル男 完結編』著者:中山七里出版社:宝島社https://tkj.jp/book/?cd=TD079893](https://tkj.jp/book/?cd=TD079893) 中山七里さんの大人気ミステリー「連続殺人鬼カエル男」シリーズの完結編。 残忍な手口で次々と殺人を犯す「カエル男」の正体とは?そして、彼に立ち向かう人々の運命は?シリーズを通して描かれてきた「刑法第39条」をめぐる議論もいよいよクライマックスを迎えます。 今回は、ミステリーの面白さに加え、物語の根底に流れる「人権」という重いテーマについても、よもやま話します。 誰にでも平等に与えられているはずの人権。その意味や価値を、本当に理解しているのか。当たり前のように存在しているからこそ、見過ごしてしまいがちな「人権」についても。【話すこと】・えなりが最近よく読んでいるミステリー小説。猟奇的な連続殺人事件を起こす「カエル男」・「刑法第39条(心神喪失者の行為は罰しない)」の是非を問う、シリーズ共通の重いテーマ・「ドンデン返し」の中山七里作品。今作も読者の予想を裏切る展開が待ち受ける・日本人と人権概念。当たり前すぎて、普段はあまり意識しない「人権」の存在・日本人って、あんまり人権概念がインストールされていない気がする・人権は「例外がない」からこそ、犯罪者にも適用されるもの。「ちゃんとしてたらいいよ」でなんとかなるものではない・こういうことを子供の頃に学んだほうがいいよね。ふわっとしていた道徳の授業・人権概念のルーツ。絶対的な神と神ではない人間という西洋の考え方・義務を果たさない人に人権は認められるのか。それはおかしくね???・本の中の物語。39条の廃止をめぐる動き、戦争など特殊な例を用いて主張する人たち・私の思う人権とは。そのスタンスは、ちゃんと持っておいたほうがいいよね・民主主義に慣れきって、そのありがたみがわからず、暗に独裁主義を求める・独裁者がいい人なら独裁主義でもいいけれど、それはねぇっていう・歴史に学ぶはほんとにそう。今からでもちゃんと学ぶべきだよな・死刑について。法律上の序列でいえば死刑が一番重いけれど、懲役でずっと閉じ込められている方が辛くないか・死んだらそこで終わり。反省も何もない。あと死刑囚の待遇にも思うところが・罰を与えるって難しい。人が悔い改めるために、一番効くのは「なにも言われないこと」じゃないか・「目には目を」の報復刑と、更生を目的とする現代の刑罰。それぞれのメリットとデメリット・権利の話と感情の話を、ごっちゃにしちゃうことがめちゃくちゃ多い・本作は硬い作品ではなく、エンタメ作品を通じて、社会問題について考えるきっかけを得られるミステリー作品 一言人権って大事。だからこそちゃんと知らないと #よもやま話 #本 #おすすめの本 #気づき #学び #ライター #podcast #中山七里 #宝島社 #ミステリー 【番組へのご意見・ご感想などはこちらから】https://forms.gle/RE8URkPyLbRGPwNu5](https://forms.gle/RE8URkPyLbRGPwNu5) ▼エピソード使用楽曲Nakazaki-cho/のるダウンロードサイト → ⁠⁠⁠⁠https://dova-s.jp

  5. 8月15日

    #137 『反世界【アンチモンド】』

    『反世界』著者:ナタン・ドゥヴェール出版社:早川書房https://www.hayakawa-online.co.jp/shop/g/g0005210517/ フランスの若手作家ナタン・ドゥヴェールによるディストピア風刺小説『反世界(アンチモンド)』。 現実世界を精巧にコピーしたメタバース「反世界」を舞台に、完全匿名で全く別の人生を生きることができる世界が描かれています。 現実世界でうだつが上がらない主人公ジュリアンが、反世界でスターになっていくストーリー。 「もしこんな世界があったら住みたいか?」という問いから、現代のSNS社会との類似や、フランス文学ならではのユーモアある風刺表現について考察しました。 【話すこと】・Z世代のウェルベック?1997年生まれのフランス人作家ナタン・ドゥヴェールへの期待・現実を精巧にコピーしたメタバース「反世界」の特徴。完全匿名で別人に転生できる・反世界では初期設定で死なないが、「人を殺す」ミッションを選ぶと殺されるリスクを負う・別アカウントの作成は不可で、反世界で殺されると二度と戻れないという厳しいルール・現実でうだつが上がらない主人公ジュリアンが、反世界でスターになっていく・現代のSNSやネット空間も、ある意味で反世界に足を突っ込んでいるようなもの・今と根本が変わらないなら住みたくない(たかしお)、初期条件をリセットできるなら行きたい(えなり)・イーロン・マスクのような現実世界の成功者は、反世界でどんな姿になりたがるのか?・フランス文学におけるドナルド・トランプの表現。反世界の「反アメリカ」大統領として「プルート」という名で登場・正面から批判するのではなく、ユーモアを交えて小馬鹿にするフランス文学の面白い描き方・人類は常に新天地(フロンティア)を求めており、転生モノが流行るのも地球上に未開拓の地がなくなったから?・メタバースや宇宙を目指すのも、新しい場所を開拓したいという人間の根源的な欲求の表れ・フロンティア探しに終わりはあるのか?際限のない拡張から抜け出すための「足るを知る」という仏教の教え・一人の「神(社長)」に全ての実権を握られている世界の平和は、いつ覆されるかわからない不安定さがある・現代のAIやITツールが特定の国の企業に依存している状況も、一歩間違えれば全てを失うリスクを孕んでいる ▼関連エピソード#036 『滅ぼす』(著者:ミシェル・ウエルベック)https://open.spotify.com/episode/4irztsu5w3VdzjmWeHo08L?si=531xFz5PSxm5bKX0yiVTYg #001『異常【アノマリー】』(著者:エルヴェ・ル・テリエ)https://open.spotify.com/episode/6DPtX8WXTKTCuD1XnjcCIL?si=uWaGHbAqQvWjt55CPMHPTg 一言現実をリセットして別の自分になれる「反世界」。でも、フロンティアを探し続けるより、「足るを知る」ことが一番の平穏かもしれない #よもやま話 #本 #おすすめの本 #気づき #学び #ライター #podcast #ナタン・ドゥヴェール #早川書房 #メタバース【番組へのご意見・ご感想などはこちらから】https://forms.gle/RE8URkPyLbRGPwNu5 ▼エピソード使用楽曲Nakazaki-cho/のるダウンロードサイト → ⁠⁠⁠⁠https://dova-s.jp

  6. 8月8日

    #136 『人びとの社会戦争』日本はなぜ戦争への道を歩んだのか

    『人びとの社会戦争』日本はなぜ戦争への道を歩んだのか 著者:益田肇出版社:岩波書店https://www.iwanami.co.jp/book/b10144341.html 太平洋戦争へと至る日本の歩みは、一部の指導者や軍部の暴走だけが原因だったのか。 当時の普通の人びとの日記や資料を読み解き、彼らが日常のなかで繰り広げていた「解放」と「引き締め」をめぐる「社会戦争」の視点から、本当の戦争への道を突き進んだ背景に迫る一冊です。 「贅沢は敵だ」という標語の裏にあった「他者との違い」への反発や、大衆が能動的に戦争の空気を求めていった歴史。それらは、SNSでの対立や多様性へのバックラッシュが起こる現代社会とも構造が似ており、非常に考えさせられました。 対立を恐れて全体主義に同調してしまう心理の危うさや、個人主義の大切さなど、現代を生きる私たちにとっての教訓を深掘りしながら、よもやま話します。【話すこと】・えなりの今月の読書量は15冊、たかしおはZINE少々(もっと読みたい)・軍部の暴走ではなく、当時の一般の人びとの目線から戦争への道を考察する切り口の面白さ・当時の社会は「解放」を求める人と「らしさ」や規範を求める人が対立する「社会戦争」の時代だった・「贅沢は敵だ」の本当の敵は「贅沢」ではなく、他人との「違い」だったという気づき・人と違うことを規制される嫌な時代も「贅沢の禁止」と言い換えるとうまく聞こえる怖さ・人間は権力闘争を繰り返すもの?豊島晋作さんのYouTubeから考える戦争の根本原因・他者を変えたい、自分の思い通りにしたいという人間の根源的な欲求と戦争の関連性・戦争は単純な「善と悪」では語れず、対話が通用しない無理ゲーな状況もある・歴史は繰り返す?多様性の広がりとバックラッシュが起こる現代社会との類似点・忠臣蔵など「武士らしく死ぬ」エンタメが当時の人々の心を捉え、人気を博した背景・指導者たちは戦争を回避しようとしていたのに、国民側が先にアメリカとの戦争を覚悟していた・対立を嫌悪し、一括りにされた規格の中で安心や安全を得ようとする心理の危うさ・大正時代の自由な空気に不安を覚えた人たちが、全体主義的な「みんな一緒」を求めた・個人主義が行き過ぎる懸念よりも、全体主義をどうコントロールし暴走させないかが重要・急激な変化や不安が、戦争へのうねりを生み出す原因になる・一人ひとりの小さな感情の集合が、戦争という悲劇を引き起こす要因になり得る・古代ローマ皇帝のように、長い時間をかけて少しずつ変化を起こしていくことの重要性・平和に生きるためには焦らず「ゆっくり歩くこと」も大切だという現代への教訓▼関連エピソードhttps://open.spotify.com/episode/0tkJinnUbx3xM9OEifRaQl?si=213zLdxkTpSw9MCsO9_BRQ https://open.spotify.com/episode/1C5dYr42rHIuSr7alp7ljW?si=uGqfd20rQxSQwFOh6YWv4g ▼たかしおのZINEhttps://takashio-book.stores.jp/items/6a3fc217b4efa2bfc275bdea ▼豊島晋作さんのYouTubehttps://www.youtube.com/watch?v=kyf30bYMXXo 一言一人ひとりの小さな不安や「みんな同じがいい」という同調心理が集まると、時に戦争という大きな悲劇を引き起こす「空気」になってしまう怖さがある #よもやま話 #本 #おすすめの本 #気づき #学び #ライター #podcast #益田肇 #岩波書店 #歴史【番組へのご意見・ご感想などはこちらから】https://forms.gle/RE8URkPyLbRGPwNu5 ▼エピソード使用楽曲Nakazaki-cho/のるダウンロードサイト → ⁠⁠⁠⁠https://dova-s.jp

  7. 7月25日

    #135 『昭和45年11月25日 三島由紀夫自決、日本が受けた衝撃』

    『昭和45年11月25日 三島由紀夫自決、日本が受けた衝撃』著者:中川右介出版社:幻冬舎https://www.gentosha.co.jp/book/detail/9784344981850/ 三島由紀夫が自決した昭和45年11月25日。その日、日本中を揺るがした事件の1日を、さまざまなメディア関係者や著名人の証言から再構築したドキュメンタリーです。 「あの時、どこで何をしていましたか?」という記憶に残る事件の話題から、「本人の言葉と他者の言葉、どちらが実像に近いのか?」という深い問いまで、答えのないテーマでよもやま話を展開します。 【話すこと】・えなりの選書理由。太宰治の評論によく登場する三島がずっと気になっていた・本人の小説は肌に合わず、あえてドキュメンタリーや文芸評論から人物像にアプローチ・21歳の三島由紀夫が37歳の太宰治に「あなたの文学が嫌いです」と直接伝えた話・事件後、新刊書店からも古本屋からも三島作品がすべて消えたという社会的衝撃・三島事件の衝撃により、田中角栄のスキャンダル追及が頓挫したというバタフライエフェクト・『平凡パンチ』という雑誌による「オール日本ミスターダンディ(*)」という読者投稿にて、石原慎太郎を抑えて1位になるほどの圧倒的な影響力・その日にどこで何をしてたか覚えている事件ってありますか?・リモートワーク中に知った安倍晋三銃撃事件の衝撃(えなり)・初めて大揺れを体験した阪神淡路大震災、中学生時代の地下鉄サリン事件と和歌山カレー毒物混入事件の記憶(たかしお)・本人の言葉と他者の言葉、どちらが真実に近いのか?・本人の言葉には「こう見せたい」という意図が含まれ、「風邪を引いた」と言わない選択もある(三島は「風邪を引いた」は言わなそう)・100人に話を聞けば、100通りの「本当の三島由紀夫」が存在する・美容室でのオーダー。「自分に似合う髪型にしてください」と他人の客観的な目を信じる理由・自分のことをどれくらい理解しているか?えなりは6〜7割、たかしおは5割・大人になってから、過去の自分像がポジティブにアップデートされていく面白さ・事件の渦中では分からないことも、時間が経って振り返ることで見えてくる真実がある・答えのない抽象的な問いについて、考えを巡らせるよもやま話の楽しさ (*)…下記記事を参考に、記述だけ修正https://www.gentosha.jp/article/27089/?srsltid=AfmBOopSJ1LMIMF9fwyvfUwhvsfQ2HXRMkRPQ-iPoOi_8FSbtxpY7X-k 一言100人いれば100通りの真実があるように、他者の視点からこそ見えてくる実像がある。 #よもやま話 #本 #おすすめの本 #気づき #学び #ライター #podcast #中川右介 #幻冬舎 #三島由紀夫 【番組へのご意見・ご感想などはこちらから】https://forms.gle/RE8URkPyLbRGPwNu5 ▼エピソード使用楽曲Nakazaki-cho/のるダウンロードサイト → ⁠⁠⁠⁠https://dova-s.jp

  8. 7月17日

    #134 『理系の読み方』 ゲスト:田中さん(13歳からのPodcast)

    『理系の読み方』著者:大滝詠多出版社:誠文堂新光社https://www.seibundo-shinkosha.net/book/general/95522/ 今回はPodcast『13歳からのPodcast』をされているパーソナリティの田中さんをお迎えして、よもやま話をしました。 題材にしたのは、研究者であり小説家でもある大滝詠多さんの『理系の読み方』。論文を読む「研究のための読書」と、小説を読む「娯楽としての読書」の違いとは?生成AIが普及する今だからこそ際立つ、読書における「ノイズ」の重要性について語り合いました。 【ゲストの番組紹介】『13歳からのPodcast』 (パーソナリティ:田中さん・榊原さん)大学のサークルで出会った、文系の田中と理系の榊原による2人組Podcast。2001年生まれ、SNSやスマホが普及する過渡期に13歳を迎えた「デジタルネイティブの先駆け」世代。就職活動や周囲の結婚・出産を機に、改めてキャリアや家族のあり方、教育について考えていく番組です。https://open.spotify.com/show/54ZOvekVo8OmqCKja3tmma?si=83f95020b2de4be9 【話すこと】・『13歳からのPodcast』 ──たかしおが、おすすめしたいエピソード。ノスタルジックな感情を抱く「平成レトロ」の回・本日の題材に『理系の読み方』を選んだ理由。理系と文系の視点を持つ番組の田中さんたちと語るのにはぴったりの一冊だと思った・研究者と作家、二つの顔を持つ著者が語る「アカデミックライティング」への違和感に共感(田中さん)・ド文系のえなり。理系の話に苦戦しつつも「注釈」や図解の面白さに惹かれる・作家性と読者性の違いなど、今まで考えなかった視点が得られたので本の読み方が変わりそう(たかしお)・「小説とは何か?」について。田中さんにとって小説は「楽しみ方がわからない娯楽」・エンタメ小説は純粋な娯楽、純文学は人生や社会を考えるための思考実験(えなり)・忘れっぽい性格なのに、小説の物語だけは記憶として体に深く刻み込まれている(たかしお)・情報は「知りたいこと」、知識は「知りたいこと+ノイズ」。論文と小説の読み方の違い・ノイズの少ない論文を読む脳みそで小説を読もうとするから、カロリーを消費して疲れてしまう・娯楽と研究のための読書の違いと共通点・論文の「本筋」よりも、最後にくっついている「補論(脱線)」の方が面白いことがある説・生成AIは読書のあり方をどう変えるのか。絶対脱線しないAIは読書体験を面白くできるのか・研究分野ではAIで先行研究のレビューや要約を使いまくり、ノイズを極限まで削ぎ落としている・AIが難解な文章を解説してくれることで、純文学など敷居の高かった読書体験がしやすくなる?・情報取得の読書はAIに代替されても、体験としての小説や「ノイズ」の価値はむしろ高まっていく・知的な田中さんが加わることで、いつものよもやま話がグッと引き上がる最高のコラボ回になった気が! 一言情報はAIで効率よく得られるからこそ、読書の「ノイズ(脱線)」を楽しむ体験の価値が際立っていく 関連リンク【平成レトロ】って、何で流行っているの?https://open.spotify.com/episode/0Tu997FzjCAGwkqvnzbx0f?si=d77f0cfebaf84641 #よもやま話 #本 #おすすめの本 #気づき #学び #ライター #podcast #理系の読み方 #誠文堂新光社 #大滝詠多 #13歳からのPodcast 【番組へのご意見・ご感想などはこちらから】https://forms.gle/RE8URkPyLbRGPwNu5 ▼エピソード使用楽曲Nakazaki-cho/のるダウンロードサイト → ⁠⁠⁠⁠https://dova-s.jp

    #134 『理系の読み方』 ゲスト:田中さん(13歳からのPodcast)

評価とレビュー

番組について

今日のテーマとなる本は──という切り出しから始めるPodcast。 1冊の本をテーマによもやま話。「考えながら延々と話すことが好き」な、えなりとたかしおの雑談から、ちょっとした気づきが得られたり、本との向き合い方を考えるきっかけになれば。 ※毎週(だいたい)金曜日更新 【たかしお】 X:@takashi_okb313 【えなり】 X:@enari_fr 【番組へのご意見・ご感想などはこちらから】 https://forms.gle/RE8URkPyLbRGPwNu5 ▼エピソード使用楽曲 ・Nakazaki-cho/のる ダウンロードサイト → ⁠⁠⁠⁠https://dova-s.jp ※#126のエピソードまでは、『stand.fm』をホストにして配信していました。なのでBGMやお問い合わせ、ディスクリプションの記載が違っています(2026年5月記載)