BOOKS CALLING

Henge Inc.

リサーチャーの廣田周作と、メディアリサーチャー / 編集者の武田俊によるpodcast。まるで呼ばれるようにして手に取った本から得た気づきや疑問、ひらめきやときめきを、感謝目線で紹介しあいます。 -- ▼番組への感想、メッセージ、あなたの感謝本をぜひお送りください! https://forms.gle/jSZMtD58zpaD3gzH9 -- 廣田周作 NHKのディレクター、株式会社電通でのマーケティング、新規事業開発・ブランドコンサルティング業務を経て、2018年8月に、企業ブランド開発を専門に行うHenge Inc.を設立。独自のブランド戦略立案やイノベーション・プロジェクトに携わる。ヒップホップが好き。 -- 武田俊 KAI-YOU,LLC.の設立以降、「TOweb」「ROOMIE」「lute」「M.E.A.R.L.」などのWebマガジンにて編集長を歴任。多様なメディアを横断し、ナラティブで繋ぎ合わせる手法を探究中。野球、釣り、格闘技、ゲーム、人の日記が好き。現在はじめてのの子育て中。 -- 制作 Henge Inc. https://henge.co.jp ■ ロゴデザイン 畑ユリエ https://www.hatayurie.com ■ Special Thanks!! 村井智、鈴木歩積、水野蒼生、小平桃子

  1. 5日前

    定説を覆すサムライ的歴史学者|『天を相手にする 評伝 宮崎市定』

    ▼72 今回の感謝本:井上文則『天を相手にする 評伝 宮崎市定』(国書刊行会) 【今回のトピック】毎回約2万字の収録メモをつくる(廣)/中国で2番目に売れている日本人の書いた人文書/著書『雍正帝』は平成天皇の愛読書/1901年、島崎藤村が『破戒』で描いた長野県秋津村誕生/田舎者としての歴史観/西洋文化に憧れ密出国を企てた父/市定、小学校でイギリス全図を描く/石や古銭、矢の根石の蒐集僻/中学3年で東洋史に出会う/学令とネームスクール/松本高校寮の勉学派と青春派/逆張りの国学と和歌/歴史を学ぶ決意をした若き市定の名言がしびれる!/京大の二大レジェンドとの出会い/天才型の内藤湖南、実直な桑原隲蔵/定説を覆すことが創造的研究だ!/卒論:モンゴル帝国ウリヤンハタイ軍の侵略経路の研究で評価される/東西の歴史の繋がりを見出したい→ペルシャに注目/院生時代に志願兵に/侍と「素朴民族」のリスペクト/三高の教授に/203高地で石原莞爾と会う/従軍する教授第一号/京都駅で300人の学生が見送る/横光利一、高浜虚子と一緒の船でフランスへ/Institut=制度という概念に食らう/近衛内閣による東亜研究所/海軍と京大教授らによる秘密会合/バレると死ぬやつ/市定「塩を抑えよ」/文部省「日本がアジア文化の始祖であると書け」/終戦後記した『雍正帝』/95歳の大往生/保守と侍▼番組への感想、メッセージ、あなたの感謝本をぜひお送りください!https://forms.gle/jSZMtD58zpaD3gzH9

    1時間10分
  2. 6月29日

    創造と才能と狂気はなぜ結びつけて語られるのか|松本卓也『創造と狂気の歴史』

    ▼71 今回の感謝本:加藤敏『レジリアンス・文化・創造』(金原出版)ナシア・ガミー『一流の狂気 心の病がリーダーを強くする』(日本評論社)松本卓也『創造と狂気の歴史』(講談社選書メチエ) 【今回のトピック】学生からインタビューを受けてきた武田/20年前の高橋源一郎×保坂和志の対談「小説は小説家にしかわからない」/吉本ばななnoteでフラッシュバック/レジリエンスとは?/27歳、双極性障害と診断される/うつでも読める唯一の本/療養中の実家で出会った病跡学/症状とはパターンである/抑うつ状態の武田が残したラインマーカーを辿る/危機の時代には狂気のリーダーが世を動かす/シンパシーとエンパシー、どう違う?/ エンパシーが育む抑うつアクティビズム/二大巨星・ガンディーとキング/おれたちの付箋力!/なぜCrazyとCreativeは結びつけ語られてきたのか/プラトンからドゥルーズまで/ラカンの症例・エメ/狂気がもたらすバフとコーピング/なぜ統合失調症が一流の狂気とされたのか?/プラトン「詩人とは神からの天啓を垂直的に受け取る人」/メディアと霊媒/神と人のなかだちとなるデーモン/転換点は近代的主体/神と科学技術との調和/人類最初期の統合失調症患者としての詩人・ヘルダーリン/人より自然に親しむスキゾイド的病前性格/父のように慕った大詩人・シラーとの出会い/失職と抑うつを救った親友・ヘーゲル/統合失調症者に見受けられる「理想の先取り的跳躍」/天啓を得たシラー、新雑誌を創刊!/シラーに執筆依頼をするも断られ、奈落の底に…/水平方向=社会、世間、垂直方向=神、美/ヘルダーリンはセカイ系?/DSM-5とアスペルガー/わかるよ、ヘルダーリン!/統合失調症者の独特の時間感覚/見えたから跳ぶ/神なき時代の創造と狂気/寛解=病によるバフ・デバフがマイルドになること/ヘルダーリンの最新バージョンとして生きる/社会性を維持しながら外に出る斜めへの跳躍/神の変わりに金が来た▼番組への感想、メッセージ、あなたの感謝本をぜひお送りください!https://forms.gle/jSZMtD58zpaD3gzH9

    59分
  3. 6月1日

    落第・放蕩からの大成功。痛快で笑える偉人 『わが企業再建―早川種三経営回想録』

    ▼69今回の感謝本:構成:牧野茂、黒崎誠『わが企業再建―早川種三経営回想録』(プレジデント社) 【今回のトピック】鈍器本からビバーク/気晴らしに読んだ『脱力偉人伝』で出会った怪人・早川種三/笑えるほど痛快な人生/財をなした父・早川智寛/軟禁された萩で松下村塾のメンバーらと学ぶ/後輩キャラ、大量の雑務をこなして官僚に/土木会社・早川組を立ち上げ公共事業で大成功/早川家のルール:跡継ぎ以外の子には20歳になったら財産分与/慶応に進んだ種三、50億ゲット!/花柳界・四谷荒木町に下宿し放蕩に次ぐ放蕩/日本にやってきたばかりのスキーと登山に没頭/年間280日は山、残りは夜遊びで50億使い切る/卒業後、文無し職無し/カネオクレ ダメナラシヌ→シネ/山岳部仲間とペンキ屋を開業/三菱地所に飛び込み営業/「大学出のペンキ屋」がウケまさかの受注/好調も一番の得意先がまさかの破産寸前で支払い滞る/払えません。なんならあんたが経営してよ→いいよ/どんどん舞い込む再建依頼/有楽町でヤクザと戦う/仙台放送の争い/80歳を迎えても現役再建人生/そもそも再建に必要な能力って?/当時珍しい対話型経営者/労組と手を取りあう姿勢/ 落第し10年慶応にいたおかげで培った豊富な人脈/得意技:企業継続価値の担保を洗い直す/明るいノリの大人物▼番組への感想、メッセージ、あなたの感謝本をぜひお送りください!https://forms.gle/jSZMtD58zpaD3gzH9

    53分
  4. 5月25日

    昔話はいつだっておもしろい ちばてつや『ひねもすのたり日記』

    ▼68 今回の感謝本:ちばてつや『ひねもすのたり日記』(小学館)藤岡みなみ編『超個人的時間旅行』(ハヤカワ文庫JA)保坂和志『鉄の胡蝶は』(講談社) 【今回のトピック】読書量と読了率/どどどど読了!/執筆体制に入るために読む本ってある?/武田の執筆トリガー本・千葉雅也『デッドライン』/伝えたいことのために伝えないことを決める/積ん読・併読本を眺めると見えてくるもの/未来の選択肢を置いておく/87歳による連載漫画/1話4Pフルカラー/現代と過去を気まぐれに行き来する/「てつやはね」という語りの型の力/接続詞はいらない/サブ感謝本2冊/異例のZINEから文庫化/日記本ブームの牽引者のひとり・古賀及子/一軒家を通して見る西小山史/記憶外の過去を現在形で記す圧巻のラスト/保坂和志の最新刊は装丁・横尾忠則/保坂的時間論にうっとり/美女の前で10代に戻ってしまう80歳のおじいさん/いつまでも年上に見えるプロ野球選手/ 保坂和志のなにがおもしろいのか/フリージャズの楽しみ/ エドゥアルド・ガレアーノ『日々の子どもたち』/ふたたび『ひねもすのたり日記』へ/語らないことで語る技/自慢や武勇伝ではない昔話はそもそも楽しい/見開きの大ゴマの大感謝シーン/自由な時間感覚に読者はどこまでついてこれるのか/カイロスとクロノス/滝口悠生作品のラストシーン/磯崎新建築に見る切断面▼番組への感想、メッセージ、あなたの感謝本をぜひお送りください!https://forms.gle/jSZMtD58zpaD3gzH9

    50分
  5. 5月18日

    いい先生ってなんだ?

    ▼67 【今回のトピック】コメントが届きました/いい先生ってなんだ?/自主性を重んじることと「型」を伝えること/好きだった数学のおじいちゃん先生/最強の生徒こそがいい先生である/『地獄に堕ちるわよ』陽明学者・安岡正篤に取り入る細木数子/非対称のコミュニケーション/悪い意味で年をとらない教員たち/学びに外圧は必要か/現代文の先生「柄谷行人も読んでないの?」/好奇心への挑発/サボるなら本気でサボれ/IQ→EQ→CQ(好奇心指数)の時代へ/「好きなことを深めなさい」という残酷さ/消費と創造のあいだ/柄谷行人「命がけの跳躍」/先生の良さは事後的にやってくる/統制的理念と構成的理念/大学教育と無限遠点/デデキントの切断!/正解のなさに耐えられるのは無限の好奇心/学生の評判がいい先生は本当にいい先生なのか/盛り上がる授業をつくるのは難しくない/熱血先生の承認欲求のキモさ/斜に構えて真摯に受ける/ライブ会場、どの位置でどう観る?/武田さん、なんで教えたいんすか?/「見て学べ」のロマンと効率の悪さ/四谷学院の55段階個別指導/伝説を技術に変えたい!/ドリルとスパーリング▼番組への感想、メッセージ、あなたの感謝本をぜひお送りください!https://forms.gle/jSZMtD58zpaD3gzH9

    52分
  6. 5月4日

    ストリートカルチャーとしての連歌と中世

    66 今回の感謝本:綿抜豊昭『連歌とは何か』(講談社選書メチエ)小西甚一『宗祇』(筑摩書房)奥田勲 著/日本歴史学会 編『人物叢書 宗祇』吉川弘文館)綿抜豊昭『戦国武将と連歌師 乱世のインテリジェンス』(平凡社新書) 【今回のトピック】松尾芭蕉回の伏線回収してゆく/古池やの「ふる」は宗祇オマージュ/中世では和歌より連歌がブーム/新概念・サブ感謝本/廣田式鈍器本主軸のリサーチ術/トピックのしっぽをつかめ/サイファー的共創文化/ルール整備を行った二条良基/公家と武家を繋ぐ連歌由来の慣用句「あげ句の果て」「花を持たせる」/ゲームマスターとしての連歌師/100人で遊ぶ百韻/二条良基、菟玖波集(勅撰連歌集)を編む/武家でも楽しめるカルチャーに!/和歌と敷島の道、連歌と筑波の道/七賢人の時代へ/地方の守護大名や町民も楽しむように/地域コミュニティ「講」でのサイファー/45歳まで記録が一切ない謎の人物/テストに出るぞ、古今伝授!/テキストの裏を読む技術/宗祇、弟子に三条西実隆をとり出世街道へ/地方武士のコンプレックスを刺激するビジネスモデル/地方巡業とハスリング/歌会と加持祈祷を組み合わせた怪しい稼業/足利幕府、連歌の省庁「北野連歌会所奉行」を設立。宗祇を長に/68歳で最高傑作の「新菟玖波集」の制作へ/編集部あるあるのトラブル三昧/原稿の修正依頼を無視される/困難の果てに完成し連歌のマスターピースに/82歳、歌を口ずさみながら逝く/江戸町民文化の元型? ▼番組への感想、メッセージ、あなたの感謝本をぜひお送りください!https://forms.gle/jSZMtD58zpaD3gzH9

    52分
  7. 4月27日

    紹介・反逆・連帯。家庭料理史を概観する。 阿古真理『小林カツ代と栗原はるみ』

    65 今回の感謝本:阿古真理『小林カツ代と栗原はるみ―料理研究家とその時代―』(新潮新書 【今回のトピック】武田、探求するテーマが見えてきた/妻が大黒柱の家庭も2年目/家事ほどマルチタスクな仕事はない/小林カツ代と栗原はるみ=三浦知良と中田英寿?/1882年、女性向け料理教室・赤堀割烹教場誕生/廣田の「知の当て勘」/初の料理研究家といわれる赤堀全子、『きょうの料理』に関わる/1950年代=都市生活者が核家族化/性別役割分担の定着と西洋料理/外交官夫人・飯田深雪、食卓に花を飾る/60〜70年代前半=郷愁と標準化/家電が普及したのに家事時間が増えた理由とは/手間のかかる人気メニューとしてのハンバーグ/都市生活者の味の郷愁と土井勝/海軍・屠殺・調理/「おふくろの味」の誕生/7,80年代=飽食の時代/女性の独身時代が長くなった/ロシア貴族の妻となった入江麻木のパーティ料理/パリの調理学校で学んだ城戸崎愛/バブルと男女雇用機会均等法/ 高度経済成長期と「主婦の一般化」/主婦論争のプロセスから見る女性と家事、労働の歴史/上野千鶴子「愛という名の労働」/女性ヒエラルキーの5階層/あこがれとしての専業主婦/アジテーターとしての小林カツ代/効率性とあなたらしさ/少量の油で揚げ焼き=カツ代の発明/反戦、護憲、動物保護/「料理の鉄人」で陳健一に勝利/塩の専売廃止とアジアフードブーム/アイドルとしての栗原はるみ/36歳で料理番組の裏方としてデビュー/代表作『ごちそうさまが、ききたくて。』異例の200万部/本人のライフスタイルとストーリーでレシピを展開/社会変革を狙ったカツ代と主婦であり続けるはるみ/ビーフシチューによる定点観測/社会の変化と連動した「制作として料理」のあり方にくらう/料理研究家から料理家の時代へ▼番組への感想、メッセージ、あなたの感謝本をぜひお送りください!https://forms.gle/jSZMtD58zpaD3gzH9

    49分

評価とレビュー

5
5段階評価中
3件の評価

番組について

リサーチャーの廣田周作と、メディアリサーチャー / 編集者の武田俊によるpodcast。まるで呼ばれるようにして手に取った本から得た気づきや疑問、ひらめきやときめきを、感謝目線で紹介しあいます。 -- ▼番組への感想、メッセージ、あなたの感謝本をぜひお送りください! https://forms.gle/jSZMtD58zpaD3gzH9 -- 廣田周作 NHKのディレクター、株式会社電通でのマーケティング、新規事業開発・ブランドコンサルティング業務を経て、2018年8月に、企業ブランド開発を専門に行うHenge Inc.を設立。独自のブランド戦略立案やイノベーション・プロジェクトに携わる。ヒップホップが好き。 -- 武田俊 KAI-YOU,LLC.の設立以降、「TOweb」「ROOMIE」「lute」「M.E.A.R.L.」などのWebマガジンにて編集長を歴任。多様なメディアを横断し、ナラティブで繋ぎ合わせる手法を探究中。野球、釣り、格闘技、ゲーム、人の日記が好き。現在はじめてのの子育て中。 -- 制作 Henge Inc. https://henge.co.jp ■ ロゴデザイン 畑ユリエ https://www.hatayurie.com ■ Special Thanks!! 村井智、鈴木歩積、水野蒼生、小平桃子

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