ごうちゃんの「照らすこころ」

照泰仏堂は、仏具店として人を心を大切に接客してきた幡司剛成さん「ごうちゃん」。 考え方や人生を楽しく生きるには?といった日々心がけること、 「気付き」や「きっかけ」お聴きいただいているリスナーと今後共有していきたいと思っています。

  1. 3日前

    「お化粧」と「装い」が持つ、人の心を救うチカラ

    「その人らしさ」を形作る技術と対話 公森氏が最も重視するのは、画一的な処置ではなく、故人固有の「らしさ」を再現することである。   深掘りするヒアリング 故人の「らしさ」は、具体的なエピソードから掘り下げられる。 日常の習慣: 「肌着をズボンの中に入れるタイプだったか」「寒がりだったか」といった細かな生活習慣を遺族に問いかける。 身だしなみのこだわり: 華やかなものを好んだ男性には、ネクタイの柄選びや結び方を工夫し、その人の個性を表現する。 対話の効果: 納棺師からの質問に答えるプロセス自体が、遺族にとって故人との生活を振り返り、感謝の気持ちを再確認する大切な時間となる。 尊厳を守る細部への配慮 項目 具体的な配慮内容 意義 表情の調整 入れ歯の装着や綿の入れ方の相談。 生前と同じように「食事に困らないように」という遺族の願いを叶える。 鼻毛の処理 ガーゼで隠しながら見えないようにカットする。 故人のプライバシーを守り、遺族に痛々しさを感じさせない。 所作の美しさ 体を拭く、持ち上げるといった動作のすべてを丁寧に行う。 スタッフへの信頼感を生み、遺族の不安を安心へと変える。

    「お化粧」と「装い」が持つ、人の心を救うチカラ
  2. 9月16日

    なぜ、この道を?納棺師としての出発点

    異色の経歴を経て納棺師の道を選んだ公森氏。その背景には、一貫した「美」と「専門性」へのこだわりがあります。 「何か一つの道を極めたい」という探究心から23歳でこの世界に飛び込み、早10年。今や彼女の専門性は、次世代にも届いています。 1. 異職種からの転身 学芸員から納棺師へ 幼少期から美術館や文化、文学に親しみがわいた。当初は学芸員として資料館に勤務していましたが、「一つの道を極めるプロフェッショナルになりたい」という志向から、インターネットで納棺師の求人を見出しました。 映画『おくりびと』の影響 海外の文通相手から日本映画のおすすめとして紹介された同作を通じ、日本独自の葬送文化の美しさに感銘を受けたことが、この職を志す大きな契機となりました。 2. 地域性と経験 多様な現場経験 岡山を拠点に、岐阜や神戸など異なる地域での経験を積み重ねてきました。各地の風習(爪や髪を棺に入れる、浴衣の干し方など)や、独自の価値観を持つ宗教団体の葬儀にも柔軟に対応しています。 次世代への影響 自身の仕事ぶりを見た小学生の女の子から「どうすれば納棺師になれますか?」と問われた経験を持ち、この職業が未来に繋がる確かな価値を持っていることを誰かの尊厳を守る「憧れの職業」として映った瞬間でした。

    なぜ、この道を?納棺師としての出発点
  3. 9月11日

    意の如く~今 ここから~ vol04 公開録音オープニング

    ポッドキャスト番組『意のごとく』~今 ここから~ 【オープニングトーク】 ゲストは、「美装納棺ふれる」代表の公森玲奈 氏 照泰仏堂の店舗横のホールにて公開録音をした模様をお届けします。 納棺師の仕事とはどういった仕事なのか? どんな思いで仕事をされているのか? 詳しく伺っていきます。   4つにわけてお届けする。意の如く ~今 ここから~ vol04では、 納棺師の仕事は、単なるご遺体の処置にとどまりません。 故人の尊厳を守り、遺族が死という現実に立ち向かうための「心の架け橋」となる重要な役割を担っており、 主に4つの価値を持っています。   故人の尊厳と「らしさ」の追求: 生前の習慣やこだわりを丁寧にヒアリングし、身だしなみや表情に反映させることで、遺族の記憶の中にある「その人」を復元する。   遺族の安心感の創出: 丁寧で美しい所作と、宝物を扱うような接し方により、遺族の不安を和らげ、信頼関係を築く。   死をタブー視しないコミュニケーション: 元気なうちに死について語り合うことが、残された時間をより良く生き、納得のいく見送りをするために不可欠である。   「素手」による触れ合いの意義: 衛生管理が重視される現代において、あえて素手で接することで遺族の心理的障壁を取り払い、最期の触れ合いを促す。

    意の如く~今 ここから~ vol04 公開録音オープニング
  4. 9月11日

    ごうちゃんの「照らすこころ」vol.21

    毎月第2火曜日ごうちゃんの「照らすこころ」仏具店として、人そして、心を大切に接客を続けるごうちゃんの考え方や、人生を楽しく生きるための「きづき」や「きっかけ」をお話いただきます。照泰仏堂HP:https://www.shoutaibutsudou.com/岡山の仏壇店「照泰仏堂」(昭和53年設立)は、お客様の仏事の【とーたるさぽーと】を行う仏壇屋です。お仏壇は唐木仏壇・金仏壇・モダン仏壇、合わせて随時100本以上展示。お仏壇の移動・掃除・処分も承ります。お仏具、位牌と文字彫サービス、線香・ローソク・神棚・神具、寺院用具、粗供養、満中陰志、各種返礼品、オンラインショップ、雑貨など、幅広い品揃えとサービスでお客様の毎日に寄り添います。 人生の荷物を手放す 日々の忙しさに追われ、ふとした瞬間に「心が重い」と感じることはありませんか。 私たちは知らず知らずのうちに、目に見えない何かを背負い込み、身動きが取れなくなっているのかもしれません。 「照泰仏堂」代表の幡司剛典(はたし・たかのり)氏(愛称:ごうちゃん)が語った死生観には、 そんな心の重荷を下ろすための深い智慧が詰まっていました。 葬儀という“人生の締めくくり”に寄り添い続けるプロだからこそ見えた、今を軽やかに生きるためのヒントをお届けします。 1.冷たい「納体袋」が教えてくれた愛の形 葬儀の現場に長年携わる幡司氏ですが、実はかつて「納棺師」という存在の必要性に懐疑的だったと言います。 「病院で綺麗にしてくれるのだから、わざわざ追加の費用をかけてまで頼まなくてもいいのではないか」 ——そう考えていた彼の意識を180度変えたのは、お寺からの紹介で出会った納棺師・公森玲奈氏の仕事でした。 特に、事件性の有無を確認するために警察が介入した場合、遺体は「検視」のために運ばれます。 そこから戻ってきたとき、故人は「納体袋」の中で、裸のままの状態なのです。 その冷たく、あまりに現実的な姿に直面したとき、納棺師による丁寧な所作がどれほど救いになるかを幡司氏は痛感しました。 公森氏が遺族に言葉をかけながら、一つひとつの所作に心を込め、故人を整えていく。 そのプロセスは、単なる「作業」ではありません。 それは、パニックと悲しみの中にいる遺族が「心の整理」をつけ、静かに別れを受け入れるための癒やしの時間なのです。 「自分が亡くなったんだなって受け入れる1つのことになるんじゃないかなって、見ながら思いましたね。」 故人の尊厳を守ることは、遺族の明日への一歩を支えることでもあります。 その温かな手仕事は、遺族だけでなく、空から見ているであろう故人自身の魂をも、深い感謝で包み込んでいくのです。 2.人生の「リュックサック理論」:その中身は宝の山か、重荷か ごうちゃんは、人は生まれたときから「目に見えないリュックサック」を背負っていると言います。 人生の前半戦では、私たちはそのリュックに知識や体験、物質的な豊かさを必死に詰め込みます。 「求める」ことで成長する時期は確かに必要です。 しかし、ここで一つの逆説的な真実が浮かび上がります。 「たとえ幸せなことであっても、詰め込みすぎれば重くなる」という事実です。 宝の山: リュックの中身を財産だと思えれば、足取りは軽くなる。 重荷(苦): それが執着や「ねばならない」という感情に変わったとき、人生は途端に苦しく、歩きづらいものになる。 私たちは何のために、何を詰め込み続けているのでしょうか。 人生の歩みが重く感じられるなら、一度立ち止まって、その中身を点検する時期かもしれません。 3.「執着」を「軽やかさ」へ:幸福のメカニズムは「与える」のが先 人生には、どこかで折り返し地点がやってきます。 それは年齢ではなく、本人が「今のままでは重すぎる」と気づいたときです。 そこから始めるべきは、中身をさらに増やすことではなく、「中身を出していく(分け与える)」作業です。 ごうちゃんは、「出入口」という言葉は、必ず「出」が先に来る。 つまり、「出す方が先、入れるのは後」というのです。 「特にお苦しい時とかね、大変な時っていうのは与えることを意識した時に楽になったりすると思うので」 重すぎる荷物を背負ったまま(強い執着を残したまま)亡くなると、魂はこの世への未練から解放されず、 自分が死んだことさえ自覚できない「浮遊」という状態になってしまうと言います。 苦しいとき、私たちはつい「自分を満たしてくれる何か」を求めてしまいます。 しかし、そんなときこそ、自分が持っている知識や優しさ、あるいは小さなお金でもいい、 外へと「出す・与える」ことを意識してみてください。 その瞬間にリュックは軽くなり、あなたの心はふわりと浮かび上がることができるのです。 お彼岸に考える「見えない世界」との繋がり お彼岸を、単なる「お墓掃除」と捉えるのはもったいないことです。 それは、「向こうの世界(見えない世界)」を意識し、自分のリュックの中身を整理する特別な期間です。 ごうちゃんは、「自分は求めることばかり考えていた」と気づき、「情けなさ」を感じた瞬間があったと言います。 その自分を救うために彼が取った行動は、熊本や千葉の被災地へのわずかな寄付でした。 他者のために何かを「与える」というアクションは、巡り巡って自分自身の情けなさを癒やし、 心を整えるための「救い」となるのです。 お彼岸は、そんな自分の内面を見つめ直し、執着を手放すための絶好の機会です。 「求める」生き方から「与える」生き方へ。 ごうちゃんが、最愛の母を亡くした直後に耳にして号泣したという、 藤井風氏の楽曲『帰ろう』。そこには、最後にすべてを与えて帰ることの美しさが歌われています。 私たちは、いつか必ずこのリュックを置いて帰らなければなりません。 ならば、今日という日を終える前に、少しだけ中身を軽くしてみませんか? あなたのリュックには、今何が入っていますか? そして、その中の何を、誰かに手渡すことができますか?

    ごうちゃんの「照らすこころ」vol.21
  5. 8月18日

    会場での質問タイム

    一歩目は「下り階段」を降りるくらいでちょうどいい 「新しいことを始めたい」「自分を変えたい」って思うとき、私たちはつい「よーし、登るぞ!」と険しい山を見上げるように力んでしまいがち。 頂上(=結果)を見上げて「あんなところまで行けるかな…」と計算しているうちに、足がすくんで動けなくなる。 でも、今回ポッドキャスト番組のトークで盛り上がっていた岡山のおもしろい大人3人の話を聞いていたら、 「なんだ、一歩目ってそんなに力まなくていいんだ!」と心がすーっと軽くなります。 人生を自分らしく、軽やかに楽しむためのヒントをお届けします! 1. 最初の一歩は「上る」んじゃなく「下る」感覚 多くの人が動けなくなるのは、無意識に「がんばって階段を上ろう」とするから。 でも、平野さんの感覚は真逆です。 平野さんにとって一歩目を踏み出すのは、「下り階段をすっと降りる」ような感じ。 「足を投げ出したら、勝手に重力で降りるんで」 上を見上げると大変そうに見えるけれど、下りなら重力(=自分の素直な好奇心)に身を任せるだけで、勝手に足が前に出ますよね。 「絶対に成功させてやる!」と結果に固執するのをやめて、自分の「やりたい」「面白そう」という重力に素直に従ってみる。 それがいちばん軽やかで、いちばん遠くまで行けるコツなんです。 2. 「6cm」のこだわり。自分のモノサシで測ってみる 太田さんは、世の中の「思い込み(バイアス)」を取り払う天才です。 「女性だから」「アートは成功者のためのものだから」みたいな固定観念を捨てて、自分の目で確かめるのが太田さん流。 例えば、有名なお寺や美術館の(水鏡)を見たとき、太田さんはポケットから「定規」を取り出して、実際の水の深さを測ってみたそうです。 すると、現代アートの作品も、犬山城を映す水鏡も、どちらも同じ「6cm」だったという発見に行き着きました。 誰かが決めた正解を鵜呑みにするんじゃなく、自分のモノサシ(定規)で測って確かめてみる。 この「自分で面白がって探求する姿勢」こそが、人生を自分らしくデザインする原動力になります。 3. 本当に深い繋がりは「嫌いなこと」の一致から 人とお付き合いするとき、私たちはつい「好きなこと」や「趣味」が同じ人を探しがちです。 でも、この3人が仲良しな理由は、実は「嫌いなこと・興味がないこと」が同じだったからなんです。 彼らは「ギャンブルやゴルフに興味がない」という点で一致しています。 「やりたくないこと」という土台が同じだからこそ、根底に強い安心感が生まれる。 だからこそ、その上に乗っかるお互いの「好きなこと」がバラバラでも、「それ面白じゃん!」と素直にリスペクトし合えるんです。 ネガティブな価値観の共有って、実はすごく強い信頼関係を生むんですね。 4. 正解を喋ろうとしない。魅力は勝手に「漏れ出す」もの 会話をするとき、「カッコいいことを言おう」「正しい答えを出さなきゃ」と緊張して黙り込んじゃうことってありませんか? 平野さんに「なんでそんなに口から言葉が溢れ出るんですか?」と聞くと、 「なんでだろう?と思いながら、ただ思いついたことを喋っているだけ(笑)」 ロジックをきっちり組み立てる太田さんと、感覚のままに言葉が溢れ出る平野さん。 一見正反対ですが、幡司さんは平野さんのことを「魅力が漏れ出している」と評します。 頭でガチガチに正解を組み立てるのをやめて、心のままに思いを口にするとき、その人らしい本物の魅力がハラハラと漏れ出して周りを惹きつけるんです。 振り返れば、あなたの人生は「アート」になっている。人生を面白くしようと、力んで計画を立てる必要はありません。 ・好奇心の重力に従って、すっと「下り階段」を降りる ・自分のモノサシ(物理)で世界を測ってみる ・嫌いなことが同じ仲間と、お互いの違いを面白がる ・取り繕わずに自分を出す 太田さんは「街づくりを身だしなみに」と言い、平野さんは「ありがとう地球」と笑います。 「こうしなきゃ!」と肩肘を張るのをやめて、今この瞬間の「面白そう」を重ねていけば、いつか振り返ったときに、 あなただけの素敵な人生(アート)が完成しているはずです。

    会場での質問タイム
  6. 8月11日

    ごうちゃんの「照らすこころ」vol.20

    毎月第2火曜日ごうちゃんの「照らすこころ」仏具店として、人そして、心を大切に接客を続けるごうちゃんの考え方や、人生を楽しく生きるための「きづき」や「きっかけ」をお話いただきます。照泰仏堂HP:https://www.shoutaibutsudou.com/岡山の仏壇店「照泰仏堂」(昭和53年設立)は、お客様の仏事の【とーたるさぽーと】を行う仏壇屋です。お仏壇は唐木仏壇・金仏壇・モダン仏壇、合わせて随時100本以上展示。お仏壇の移動・掃除・処分も承ります。お仏具、位牌と文字彫サービス、線香・ローソク・神棚・神具、寺院用具、粗供養、満中陰志、各種返礼品、オンラインショップ、雑貨など、幅広い品揃えとサービスでお客様の毎日に寄り添います。   1. 「お盆」というとどんなイメージを持っていますか? 「暑い中での大変なお墓掃除」や「親戚へのおもてなし」といった、義務感に追われる「苦しい」イメージを持つ方が少なくありません。 ・お盆はお祭り:お盆は、普段は意識しにくいご先祖様や仏様に気持ちを向ける時期であり、本来は魂が帰ってくる「お祭り」のような賑やかなものです。 ・無理はしなくていい:この暑さの中での墓掃除などは無理をしてまで行く必要はなく、何よりも無理をすることが一番よくありません。「どうしてもこうしなければいけない」という義務感は苦しみ(苦)を生んでしまいます。 ・「気持ちの持ち方」が一番大切:大切なのは、形式にきっちりこだわることよりも、「帰ってきていいよ」と温かく迎えるこちらの心持ちです。 普段から感謝の気持ち(ありがとう)を持っていれば、お盆の形式にとらわれすぎなくても大丈夫です。遠方で帰省できないときは:もし遠くにいてお墓参りに行けなくても、「目をつぶって思い出してあげること」、それだけで十分に伝わります。 お盆を「やらなければならない苦しい行事」ではなく、できる範囲でご先祖様を温かく迎える「心のお祭り」として捉え直すと、少し肩の荷が下りるのではないでしょうか。 2.ぎっくり腰は「母からのギフト」 ピンチを捉え直す:人生の不調も「ちょうど良かった」と受け入れることで、次が見えてきます。 見えない繋がり:ごうちゃんが人生初のぎっくり腰になった際、亡き母が生前予約してくれていた人気治療院のキャンセル枠に奇跡的に滑り込めました。 痛みは「自分を労る」ための体からのSOSと知ることができた。 3.体は「借り物」——納棺師と考える人生の整え方 死生観を変える:私たちの体は自分のものではなく、魂という「借り物(乗り物)」です。 納棺師の役割:納棺師とは「一生懸命乗りこなした、大切な借り物を最後に綺麗にしてお返しするお手伝い」をする人。 4.伝統のアップデート——AI仏壇からペットの家族葬まで しなやかに馴染ませる:伝統とは形を頑なに守ることだけではありません。最新の選択肢:スマホで部屋に仏壇を合成できる「AIシミュレーション」や、 犬・猫だけでなく亀や爬虫類も対象にしたペット葬「セレーノ(Sereno:イタリア語で『晴れやか・穏やか』)」など、 形が変わっても根底にあるのは「ありがとう」の願いです。 5. すべては「ちょうど良い」タイミングで起きている 母の最大の愛情:ごうちゃんのお母様が旅立ったのは、一年で最も忙しいお盆の直前、8月12日でした。 前を向く力:「仕事をしときなさい」という母の言葉通り、猛烈な忙しさが悲しみに沈む隙を与えず、母の死はとても悲しいことでしたが、 彼を前へと向かせてくれました。 すべては「ちょうど良い」タイミングで起きています。 まとめ目の前にある困難や忙しさを、あえて「ちょうど良かった」と捉えてみてください。 ほんの少し視点を変えるだけで、義務感に満ちた毎日は、愛と気づきあふれる豊かな時間へと変わっていきます。

    ごうちゃんの「照らすこころ」vol.20
  7. 8月11日

    「働き方」よりも「生き方」を大切にするということ

    努力をちょっと手放すと、人生は一気に軽くなる 「何者かにならなきゃ」「もっと頑張らなきゃ」と自分を追い込んで、気づけばなんだか心が疲れている。 仕事やキャリアをどうするか以前に、「どう生きたら自分が一番心地いいか?」を考える時代になってきているのかもしれません。 今回は、岡山で自分らしく軽やかに生きている3人の話から見えてきた、人生の肩の力を抜くための5つのヒントをお届けします! 1.相手の「かっこいいところ」を素直にリスペクトする 元BMXプロライダーの太田さんいわく、ストリートスポーツの世界って一見華やかですが、実は「超オタク」でストックな世界なんだそうです。 でも、その激しい世界を支えているのは、「お互いへのリスペクト」の文化。 技のうまい・下手に関係なく、「この人は自分にない素敵なところがあるな」と思ったら、素直に尊敬し合う。 マウンティングや競争じゃなくて、相手の良いところを認め合える環境があるからこそ、人は自分のペースで伸び伸びと力を発揮できるんですよね。 2. 判断基準は「それって、モテる(=かっこいい)か?」 太田さんが若い頃、ストリートの先輩たちから学んだ判断基準は「法律」でも「損得」でもなく、「それ、モテるか?」でした。 ここで言う「モテる」は、異性に媚びることではありません。 「自分軸を持っていて、周りに優しくできる『余裕(余白)』があるか」ということ。 「損か得か」で動く大人よりも、「それって人としてカッコいいかな?」という美学で動く大人のほうが、 やっぱり周りから見ても魅力的(=モテる)ですよね。 3. 余計なものを足さない「引き算」の暮らし 平野さんの流儀は、余計なものを削ぎ落とす「引き算」です。 「美味しい素材があるなら、余計なレシピは足さなくていい」。 レシピを聞かれたら、誰にでも惜しげもなく教えちゃいます。 そして彼の感謝は、お店を飛び出して「素材を作ってくれた農家さん、土、そして土の中の微生物」にまで広がっていきます。 大学の講義の最後に平野さんが送る言葉は、まさかの「ありがとう、地球」。 でも、このくらいの感謝の気持ちを持つと、毎日の仕事が「義務」から「生きる喜び」に変わっていくんです。 4. 人生を劇的に軽くする「3つのやらないこと」 幡司さんは、私たちが「良いこと」だと思い込んでいる3つの言葉の毒を、スッと解きほぐしてくれます。 「頑張らない」: 頑(かたくな)に我(が)を張ると心も体も病気になっちゃう。まずは緩めるのが一番! 「努力しない」: 成果を出す人は、努力してるんじゃなくてただ「面白がってる」だけ。 「必死にならない」: 文字通り「必ず死ぬ」と書きます。自分を殺してまでやるべきことなんて、この世にありません! 彼らにとって仕事や活動は、「歯磨きをする感覚」であり、「リフティングしながら街を歩く感覚」。 生活と地続きの、自然で楽しい運動なんです。 5. 「ちょうどいい街」で、自分を取り戻す 都会のスピード感の中にいると、「置いていかれる!」という焦りから、つい予定をパンパンに埋めてしまいがちです。 でも、岡山のように「都会すぎず、田舎すぎない」場所に降り立つと、スーッと肩の力が抜けていきます。 どこにでも馴染むけど高品質で、ちょうどいい。 刺激が多すぎない環境だからこそ、他人のマネではない「素の自分」を取り戻すことができるんです。 3人の話を聞いて感じるのは、「やらされている感」がゼロだということです。 みんな自分の人生を「楽しむための場」にしています。 ちょっと息苦しいなと感じたら、自分がワクワクするための「余白」が残っていますか? 「頑張る」のをちょっとやめて、自分をゆるめてあげること。そこから、心地よい生き方がはじまります。

    「働き方」よりも「生き方」を大切にするということ
  8. 8月4日

    自分で動く行動力の作り方

    「準備が整ったら…」って、それいつ来るの? 「やりたいことはあるんだけど、もう少し準備してから…」 そう自分に言い聞かせているうちに、気づけば数ヶ月、数年が過ぎていた……なんて経験、ありませんか? 今回は、岡山でそんな「驚異の行動力」を発揮している3人の話から見えてきた、「考える前に動いちゃうためのコツ」をお届けします! 1.ガソリンは「モヤモヤ」と「人への愛」 行動力がある人って、別に特別な使命感で動いているわけじゃありません。 太田さんが動き出すきっかけは、日常のちょっとした「違和感」だと言います。 「ここ、もっとこうなったら良いのに」「なんかこれ、勿体なくない?」 そんな小さなモヤモヤを無視しないこと。 そしてそこに、「あの人とあの人が繋がったら絶対に面白いじゃん!」という「人への愛」が加わったとき、 行動は「やらなきゃいけない義務」から「やらずにはいられない衝動」に変わるんです。 2. 街全体を「大きなパズル」として見てみる 行動が止まっちゃう人って、自分のやっていることを「点」で捉えがちです。 でも太田さんは、平野さんのお店も、幡司さんのお店も、単体のお店じゃなくて「岡山という街を面白くするためのパズルのピース」として見ています。 「自分のお店が良くなればいい」じゃなくて、「自分が街という大きな絵の一部になる」って思うと、 なんだかワクワクしてきて、勝手にスケールの大きなアクションが取れるようになるんですね。 3. 返信を爆速にして、自分を追い込む(笑) 太田さんの行動力の秘密、それは「LINEの返信がめちゃくちゃ早いこと」です。 一見ただのマナーに見えますが、これ実はかなり計算されたテクニック。 「この人、返信早っ!即動く人だな」と相手に思わせることで、自分自身にも「あ、もう逃げられないな」とプレッシャーをかけているんです。 意思の力に頼るんじゃなくて、「動かざるを得ない環境」を自分で作っちゃう。これは真似したいずる賢い技術です。 4. 「気合い」じゃなく「なんとなく〜」のノリで動く 太田さんが「爆速のエンジン」なら、平野さんは「肩の力が抜けまくった軽やかなノリ」です。 平野さんは「頑張るぞ!」と気負うのをやめて、「なんか楽しそうだし、行ってみようかな〜」くらいのノリで動きます。 例えば、愛媛の廃棄されそうなミカンを活用するプロジェクト。 平野さんが軽い足取りで農家さんに通い詰めた結果、今や仕入れ量がすごすぎて、 現地の人から「平野さんが買う量が多すぎて逆に怖い」と言われるレベルに(笑)。 本人は「流れに乗ってるだけだよ〜」なんて言いますが、この脱力感こそが、周りを巻き込んで大きなうねりを作るコツなんです。 5. 判断基準はひとつ。「面白いか、面白くないか」 何かを決めるとき、損得勘定で考えると迷いが生じます。 だから平野さんの基準はシンプル。「自分が面白いと思えるかどうか」。 自分が心から面白がっていれば、その熱って絶対に周りに伝染して、勝手に協力者が集まってきます。 逆に、自分がワクワクしないなら「面白くないから!」と潔く断る。 あなたが面白がっていない企画に、誰が乗っかりたいと思うでしょうか? シンプルだけど、最強のフィルターです。 6. 脳に「やらない言い訳」を考えるスキを与えない なぜ「即行動」が大事なのか? 幡司さんは「人間の脳のクセ」を指摘します。 人間って、一呼吸置いちゃうと、脳が身を守ろうとして「でも時間がないしな…」「失敗したらどうしよう…」と、 全力で「やらない理由」を捏造し始めるんです。 でも、動く前に心配しているトラブルって、実はこの世に存在しない「妄想」。 だから、脳がブレーキを踏み込む前に、まず体を動かす。脳に言い訳をさせる暇を与えないのが、一番の近道なんです。   最大の敵は「めんどくさい」という「間(ま)」 私たちが動けなくなる一番の理由は、不安でも恐怖でもなく、ちょっとしたスキマ(間)に生じる「めんどくさい」という感情です。 太田さんのおじいちゃんは、岡山弁でよくこう言っていたそうです。 「おめえ、間(ま)が悪いからぐしいな」 タイミングを逃して間に「淀み」ができちゃうと、せっかくの熱量も台無しになっちゃう。 「めんどくさい」が頭をよぎる前に、その「間」をギュッと詰めて動いちゃうこと。 「スキマ(間)の詰め方」が、明日をちょっと面白く変えてくれるはずです!

    自分で動く行動力の作り方

番組について

照泰仏堂は、仏具店として人を心を大切に接客してきた幡司剛成さん「ごうちゃん」。 考え方や人生を楽しく生きるには?といった日々心がけること、 「気付き」や「きっかけ」お聴きいただいているリスナーと今後共有していきたいと思っています。

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