AIゼロイチラジオ

AIゼロイチラジオ

「AIゼロイチラジオ」は、AIに関する最新情報を仕事や子育て、勉強で忙しい方にも短時間でわかりやすくお伝えする番組です。 🎙️パーソナリティ ISHIKAWA 外資系テック企業で働くクラウドエンジニア 浪花祐貴 ベンチャー企業でAI駆動のプロダクトを開発しているプロダクトマネージャー

  1. 4日前

    #29. AIで「PdM」は消えるのか? いま起きている職種再編の正体

    📖 内容 今回のAIゼロイチラジオでは、近年テック業界で急速に注目され始めている 「FDE(Forward Deployed Engineer)」 をテーマに、「AI時代にプロダクトマネージャー(PdM)の役割はどう変わるのか?」を深掘りします。 きっかけとなったのは、AI系スタートアップ リチェルカ が発表した 「PDMを廃止した」 という衝撃的な組織改革。 営業 → PDM → エンジニアという分業構造の中で、顧客課題の“熱量”や“リアリティ”が途中で薄まってしまう問題。 そして、生成AIによって「その場でプロトタイプを作れる時代」が到来したことで、“課題を聞く人”と“作る人”を分ける意味が変わり始めています。 今回は、 FDEとは何か なぜ今PdM不要論が出てきたのか AIによってプロダクト開発組織はどう変わるのか それでもPdMが必要だと思う理由とは何か を、現役PdM視点で整理していきます。 🔖 おすすめポイント 「PdM不要論」の本質が理解できる FDEという新しい職種の背景がわかる AIによって組織構造がどう変わるかを俯瞰できる 「業務」と「責任」を分けて考える視点が得られる プロダクト開発だけでなく、他職種にも応用できる内容 🎙️ パーソナリティ ISHIKAWA @ISHIKAWA696736 浪花祐貴 @naniwan721

    33分
  2. 5月13日

    #28-2. AIの外側に立てるか。これからの人間に必要な4つの力

    📖 内容 今回のエピソードでは、前回に続き 「AIに頼ることで人間の認知能力はどこから衰えるのか」 というテーマを深掘りします。 前回は、記憶・要約・推論・発想のうち、最初に衰えやすいのは 要約力 ではないか、という仮説を提示しました。 今回はその続編として、要約力がAIに代替されていくことを、私たちはどう受け止めるべきなのかを議論します。 ① 要約力はAIに任せてもいいのか AIによって、論文・会議録・資料などの要約は大幅に効率化される電卓やカーナビと同じように、テクノロジーによって不要になる能力はある要約というアウトプット自体は、AIに任せてもよいただし、要約のプロセスまで完全に失うと危うい② 大事なのは「成果物」ではなく「プロセス」 要約とは、単に短くまとめることではない本質的には、情報を取捨選択する行為誰に伝えるのか、何を重視すべきか、どの情報を捨てるかを判断する必要があるAIの要約をそのまま鵜呑みにするのではなく、妥当性を見極める力が重要③ AI時代に必要なのは「AIの外側に立つ力」 AIは、入力・前提・出力の流れで動くその外側で、人間が問いを与え文脈を設定し評価する必要があるAIを使う力とは、AIに作業を任せる力ではなく、AIをどう扱うかを判断する力今後は「AIに何をやらせるか」を設計する能力が重要になる ④ 人間に残る4つの能力 問いを立てる力文脈を判断する力批判的思考能力メタ認知能力 ⑤ 職種によって重要な能力は変わる コンサルタントや企画職は、問いを立てる力と文脈判断力が特に重要編集者やリサーチャーは、批判的思考能力が重要マネージャーは、全体を俯瞰するメタ認知能力が重要すべての能力を同じ比重で鍛えるのではなく、自分の役割に応じて意識することが大切⑥ 要約力は完全には消えない 日常生活でも、人は無意識に要約を行っている会話、報告、判断、意思決定の中で、情報の要約は常に発生している衰えやすいのは、仕事で使う高度な要約力や構造化能力だからこそ、AIに任せながらも、要約の型や判断基準は持ち続ける必要がある🔖 おすすめポイント AIによって人間の要約力は本当に衰えるのかを考えられる「AIに任せていい能力」と「人間が持ち続けるべき能力」の違いが整理できる要約を、単なる作業ではなく 情報の取捨選択能力 として捉え直せるAI時代に必要な4つの能力を、実務目線で理解できるAIに使われる側ではなく、AIを使いこなす側に立つためのヒントが得られる🎙️ パーソナリティISHIKAWA @ISHIKAWA696736浪花祐貴 @naniwan721

    20分
  3. 4月22日

    #27. 「AIでサクッとツール作れるでしょ?」の落とし穴|非エンジニアがハマる7つの罠

    📖 内容今回のエピソードでは、「AIでツールをサクッと作ってよ」と突然求められる時代において、その裏側で何が起きているのかを解き明かします。 生成AIやバイブコーディングの普及により、「誰でもツール開発できる」という空気が広がる一方で、運用・セキュリティ・設計といった本質的な難しさは依然として残っています。 本エピソードでは、「なぜその期待が生まれているのか」「実際にやるとどこで詰まるのか」「どう立ち振る舞うべきか」を整理しながら、AI時代の新しい役割へと視点を転換していきます。 ① なぜ「AIでツール作れるでしょ?」が横行するのか 「SaaS is dead」などの言説により、AIで代替できる幻想が拡大 自然言語で開発できる成功事例がSNSで拡散 結果として、非エンジニアにも開発に対する期待が押し付けられる構造が発生 ② バイブコーディングの現実:できることと限界 初期プロトタイプは短時間で作成可能 しかし実用化には「エラーハンドリング」「データ増幅対応」「セキュリティ設計」などの非機能要件が不可欠 「動くもの」と「運用できるもの」は全く別物 ③ 最大の落とし穴は運用とセキュリティ バグを修正できない。(ブラックボックス化) スパゲッティコード化(複雑性増大) APIキー漏洩など重大なセキュリティリスク 特に非エンジニア開発では、見えないリスクが最も危険 ④ AI開発は認知負荷の高い作業である 指示が通らない・意図通りに動かない 修正すると別の部分が壊れる 試行錯誤のループで脳への負担が非常に大きい 「楽に作れる」は半分正しく、半分誤解 ⑤ 正しい戦い方:スコーピングとMVP思考 いきなり全体最適を狙わない 低リスク・小規模領域から開始 MVP(最小価値)で検証しながら拡張 テストはAIにも任せて効率化 ⑥ 本質はエンジニアになることではない 求められているのは、コーディング能力ではなく設計・判断・調整能力 役割としては、「プロダクトマネージャー」「プロジェクトマネージャー」に近い ⑦ 結論:これはミニCEO訓練である スコープを決める 要件を定義する テストを設計する ステークホルダーの期待値を調整する つまり、AIを使ったツール開発 = 経営的意思決定の縮図 🔖 おすすめポイント 「AIで誰でも開発できる」のリアルな解像度が上がる 非エンジニアが陥る失敗パターンを体系的に理解できる バイブコーディングの本当の難しさがわかる AI時代に価値が上がるスキル(PM的思考)が見える 無茶振りを「キャリア機会」に変換する視点が得られる 🎙️ パーソナリティISHIKAWA @ISHIKAWA696736浪花祐貴 @naniwan721

    45分
  4. 4月15日

    #26. 思考はついに機械になった!数式から人工知能へ。【AI歴史編#6(最終回)】

    📖 内容 今回のエピソードは、「AIの歴史編」の最終回。 これまで扱ってきた「思考の数式化(ブール・フレーゲ)」から一歩進み、その思考を実際に“動かす”ための機械=コンピューター誕生の流れを解説。 バベッジによる機械化の試み、数学の限界の発見、そしてチューリングによる「計算可能性」の定義を経て、 最終的に1956年のダートマス会議で「人工知能(AI)」という概念が誕生するまでの流れを一気に整理。 理論・機械・戦争・実用化という複数の要素が重なり、AIという概念が立ち上がるプロセスが語られる。 ① 思考は「数式」から「機械」へ進化した ブール/フレーゲにより思考は数式化された しかし「実際に動かす仕組み」は未完成 バベッジが計算機(解析機関)を構想し、コンピューターの原型が登場 ② 数学の限界が「計算できる範囲」を定義した ラッセルのパラドックス、ゲーデルの不完全性定理 「すべては計算できる」という前提が崩壊 チャーチ・チューリングにより、計算可能性の境界が議論される ③ チューリングが“計算する知能”の原型を作った チューリングマシン:人間の思考を極限まで単純化したモデル 停止問題:機械には原理的な限界があることを証明 チューリングテスト:知能の定義を「振る舞い」で評価 ④ 戦争がコンピューター進化を加速させた エニグマ解読などで計算機が実用化 ENIACなど、計算機が急速に発展 フォン・ノイマン型アーキテクチャにより、現代コンピューターの基礎が確立 ⑤ AIは「技術の集合体」として誕生した 理論(数学)・機械(計算機)・用途(戦争)が融合 ロジックセオリストなど初期AIが登場 1956年 ダートマス会議で「AI」が命名される ⑥ ダートマス会議は“意外と小規模”だった 当初:10人規模・1〜2ヶ月の集中研究 実際:フル参加はわずか数名 小さな議論から、現代AIの概念が誕生 ⑦ コンピューターとAIは本来分離できない存在 歴史的には一体として進化してきた 現代の区別は後付け的 将来的には再び同一視される可能性も示唆 🔖 おすすめポイント 「思考→数式→機械→AI」という流れを一気に理解できる AIの誕生が“単発の発明”ではないことが分かる 数学・戦争・工学が交差するダイナミックな歴史 チューリングの役割と現代AIへのつながりが明確になる シリーズ全体の総まとめとして最適 🎙️ パーソナリティ ISHIKAWA @ISHIKAWA696736 浪花祐貴 @naniwan721

    47分
  5. 4月8日

    #25. 愛も思考も数式化できるか?ブールとフレーゲの挑戦【AI歴史編#5】

    📖 内容 今回のエピソードでは、「AIという言葉が生まれる前」の歴史をさらに一歩進め、思考が“数式として扱えるようになった瞬間に焦点を当てます。 アリストテレスによる思考の形式化、スコラ哲学による普遍化、ライプニッツによる記号化を経て、 ついに19世紀、思考は「計算可能な構造」へと進化します。 その中心にいたのが、 ジョージ・ブールとゴットロープ・フレーゲ。 現代AIの基礎となる「論理」「計算」「表現」の骨格が、どのように築かれたのかを解き明かします。 ① 思考はついに「計算できるもの」になった ブールにより、論理(AND / OR / NOT)が数式として扱えるように 真偽(True / False)をベースにした「ブール代数」が誕生 思考=操作可能な構造へ ② フレーゲが“意味のある論理”を完成させた 「すべての」「ある〜」といった量化概念を導入 関数・関係・命題を扱える体系へ拡張 「誰もが誰かを愛している」すら数式で表現可能に ③ 数式化された思考は、まだ“機械”には届かなかった 計算ルールは整備されたが、実行する装置が未成熟 数学・哲学と工学(機械)が分断されていた時代 ④ それでも“コンピュータの原型”は動き始めていた チャールズ・バベッジによる計算機構想 計算の自動化という別軸の進化が並行して進行 ⑤ AIへつながる“決定的な橋渡し”が見えてくる クロード・シャノンがブール代数を電気回路へ応用 0/1(ON/OFF)=論理演算という対応関係が確立 ニューラルネットの原型(マカロック&ピッツ)にも接続 ⑥ なぜここからすぐAIにならなかったのか? 思考の数式化と、機械による実行が結びついていなかった この“断絶”を埋めるのが次回:チューリングの登場 🔖 おすすめポイント 「思考=計算」という現代AIの核心が理解できる ブール代数とAIのつながりが直感的に掴める 哲学 → 数学 → 工学という進化の連鎖が見える なぜAI誕生までに“あと50年必要だったのか”が腑に落ちる 次回「機械化編(チューリング)」への強力な導線 🎙️ パーソナリティ ISHIKAWA @ISHIKAWA696736 浪花祐貴 @naniwan721

    27分
  6. 4月1日

    #24. 「思考は計算できるのか?」AIの原点をつくった記号化の歴史を解説【AI歴史編#4】

    📖 内容今回は「AIの歴史編」第3回。テーマは思考の記号化。 アリストテレス(形式化)→スコラ哲学(普遍化)に続き、ライプニッツが挑んだのは、思考を“計算できる形”にする前段階の設計。 自然言語の曖昧な議論を、記号とルールに置き換え、誰でも同じ結論に到達できる思考プロセスを作ろうとした試みを解説。 ① 思考の記号化とは何か 推論を「言葉」→「記号+手順」に変換 目的は再現性のある思考(=同じ結論に収束) ② ライプニッツの核心アイデア 論争は言語の曖昧さで終わらない → 記号操作=計算で決着させる ③ 普遍的記号法の構造(3点) 思考の同型表現:思考=記号として一致 合理的文法:曖昧さを排除した論理構造 存在論的基礎:世界の構造(オントロジー)を反映 → 現代AIの基礎設計に直結 ④ なぜこの時代に生まれたか 数学・自然科学の台頭 「世界は数式で記述できる」という前提の成立 ⑤ 限界(=未完の理由) 記号を“計算する理論”が未整備 記法・表現力の不足 社会的に早すぎた構想 → 実装は19世紀(ブール・フレーゲ)へ持ち越し ⑥ 現代との接続 記号化 → 論理化 → 計算化 → 学習 ライプニッツの構想は、現在のAIで部分的に実現 🔖 おすすめポイント AIの起点を「思考の設計」という観点で理解できる 哲学 → 数学 → AIの連続性が一気に見える 次回「論理の数式化」への理解がスムーズになる 🎙️ パーソナリティ ISHIKAWA @ISHIKAWA696736 浪花祐貴 @naniwan721

    28分
  7. 3月25日

    #23. 形式化の次は普遍化:スコラ哲学からつながるAIの歴史【AI歴史編#3】

    📖 内容AIゼロイチラジオ新シリーズ「AIの仕組み・歴史を基礎から振り返る編」です。 今回は、アリストテレスによる「思考の形式化」から一歩進み、中世ヨーロッパのスコラ哲学に焦点を当てます。 スコラ哲学は、単に信仰を信じるのではなく、「なぜそう言えるのか?」を論理で説明する試み。 哲学と宗教を接続することで、思考の枠組みを一部の知識層から一般へと広げ、AIにつながる「思考の普遍化」を推し進めた重要なフェーズを紐解きます。 ① スコラ哲学=「思考の普遍化」 アリストテレスは思考を形式化したが、一部の哲学者に留まった スコラ哲学はそれを宗教(神学)と結びつけることで一般化 思考の枠組みを社会全体へ拡張する転換点 ② 信仰を論理で説明するという革命 「神は存在するのか?」といった問いを論理的に扱う 単なる信仰から、説明可能な知へと変換 思考の対象が検証・議論可能なものへ進化 ③ トマス・アクィナスと「議論の型」 主著『神学大全』で思考のフレームを確立 基本構造: 問いを立てる 反対意見を提示 自説を提示 反論に再回答 現代の意思決定・議論にも通じる構造 ④ 現代ビジネスにも通じる思考プロセス 「この事業は成功するのか?」という問いに対し 反論(市場・競合・収益性) 仮説(顧客課題・優位性) 再反論(市場拡張など) スコラ哲学の構造は、仮説検証の原型とも言える ⑤ なぜ1000年の空白があったのか? 西ローマ帝国崩壊により学問基盤が一度断絶 12〜13世紀に大学(パリ・オックスフォードなど)が誕生 教育機関の成立により、論理が再び体系的に継承・発展 ⑥ AIとの接続:まだ未完成のステップ スコラ哲学は「論理の普遍化」までは達成 しかし、論理を“計算”する仕組みは未発達 この後、数学・計算へと接続され、AIへと進化していく 🔖 おすすめポイント スコラ哲学を「AI史の中間ステップ」として理解できる 思考の進化が「形式化 → 普遍化」と段階的に進んだことがわかる 現代の仮説検証・意思決定との共通構造が見える なぜAIが「哲学と相性が良いのか」が腑に落ちる 次回の「数学・計算編」への橋渡しとして最適 🎙️ パーソナリティISHIKAWA @ISHIKAWA696736浪花祐貴 @naniwan721

    24分

番組について

「AIゼロイチラジオ」は、AIに関する最新情報を仕事や子育て、勉強で忙しい方にも短時間でわかりやすくお伝えする番組です。 🎙️パーソナリティ ISHIKAWA 外資系テック企業で働くクラウドエンジニア 浪花祐貴 ベンチャー企業でAI駆動のプロダクトを開発しているプロダクトマネージャー