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🎙️ BusinessDesignRadio(ビジネスデザインラジオ)とは? 問いが止まると、進化が止まる。 Business Design LAB https://note.com/biz_designer369 このラジオは、「問い」を起点にビジネスを読み解く、“裏・戦略ノオト”です。 ✅ ビジネスの構造をどう読み解くか? ✅ 見えない戦略を、どんな問いで引き出すか? ✅ 自分のサービスに、どんな問いを埋め込むべきか? そんな視点を、ラジオ番組でサクッとお届け。 耳で聴くだけで、問いのセンスとビジネス感覚が磨かれる、問い思考のトレーニングラジオです。

  1. 8月11日

    【議論版】働ける瞬間の市場 ──タイミーを生んだ、小川嶺氏の“入口の再設計”

    なぜ、タイミーは 単なるスキマバイトアプリではなく、 「働ける瞬間」を市場にするサービスになったのか。 なぜ、小川嶺氏は “人手不足を解決する”のではなく、 “働ける瞬間と、人が足りない瞬間が出会えない構造”に注目したのか。 今回の勝手に戦略コラムでは、 タイミー・小川嶺氏の事業を、 若者の新しい働き方や人手不足解消の成功事例ではなく、 「入口の再設計」という視点から読み解きます。 元記事: 「働ける瞬間」は、なぜ市場になったのか──タイミー・小川嶺氏が開いた、"働ける瞬間"の市場 https://note.com/biz_designer369/n/n58e8766a32a4 人手不足だ、と人は言います。 飲食店。 コンビニ。 スーパー。 倉庫。 介護施設。 どこも人が足りない。 でも、現場を近くで見ると、 少し違う景色が見えてきます。 足りないのは、一日中ではない。 昼のピークだけ。 夕方の数時間だけ。 週末だけ。 急な欠勤の穴だけ。 一方で、働ける人もいました。 休講になった午後。 本業が早く終わった夜。 予定が急に消えた一日。 長く縛られるのは嫌だけれど、数時間なら働ける人。 働く意思はあった。 人手不足もあった。 なのに、その二つは出会えなかった。 一般的には、タイミーはこう説明されます。 スキマバイトアプリだ。 履歴書も面接もいらない。 人手不足を解決した。 若者の新しい働き方をつくった。 もちろん、そう説明することもできます。 でも、それは結果を見てから貼れる説明かもしれません。 今回見たいのは、 その手前にある問いです。 ・なぜ人手不足は、人数ではなく「瞬間」で起きていたのか ・なぜ履歴書や面接は、短時間の仕事には重すぎたのか ・なぜ人ではなく「働ける瞬間」を市場に出せたのか ・なぜ入口を軽くすると、自由と不安定さが同時に生まれるのか ポイントは、 「どうすれば人を集められるか」ではなく 「なぜ働ける瞬間と、人が足りない瞬間は出会えなかったのか」 という問いを置いたこと。 従来の求人は、人を単位にしていました。 この人はどんな人か。 どれくらい働けるか。 長く続くか。 どのシフトに入れるか。 でもタイミーは、時間を単位にした。 今日の三時間。 明日の五時間。 週末の一日。 急な欠員の穴。 出品されたのは、 人そのものではなく、 その人の「働ける瞬間」だった。 ここに、タイミーの戦略の面白さがあります。 ただし、この話は美談だけでは終わりません。 入口を軽くすることは、 関係性も軽くすることだからです。 履歴書なし。 面接なし。 すぐ働ける。 すぐ報酬を受け取れる。 これは確かに自由です。 けれど同時に、 仕事が細切れになる。 関係が積み上がりにくい。 評価がプラットフォームに依存する。 働く側が、いつも選ばれる立場に置かれる。 空いている機械と、 空いている人間は違う。 人の空き時間は、 単なる余剰キャパシティではありません。 その時間は、 生活であり、 身体であり、 感情であり、 将来であり、 尊厳でもある。 だから、タイミーを 「人の空き稼働を活用したサービス」とだけ読むと、 何かを踏み外す。 タイミーの価値は、 入口を軽くしたことにある。 そしてタイミーの怖さもまた、 入口を軽くしたことにある。 価値と怖さが、 同じ一点に宿っている。 これは、労働市場だけの話ではありません。 事業とは、 新しい需要を作ることだけではない。 すでに存在しているのに、 入口の重さに阻まれて、 市場に出られなかった需給を見つけること。 そして、その入口を、 いまの粒度に合わせて作り直すこと。 AI時代には、 「誰が、いつ、どこで、何ができるか」は、 さらに精密につながっていきます。 けれど── AIが最適なマッチングを示せても、 実際にその場へ身体を運ぶのは人間です。 情報が均質化するほど、 「いま、ここに来られる人」の価値は上がっていく。 今回のラジオが、 スキマバイトの話ではなく、 もう一度 「自分の事業には、重すぎる入口によって眠っている需給がないか」 を考えるための 静かな起点になれば幸いです。 ★ハッシュタグ #勝手に戦略コラム #裏戦略ノオト #タイミー #小川嶺 #働ける瞬間の市場 #入口の再設計 #スキマバイト #スポットワーク #人手不足 #労働市場 #重すぎる入口 #瞬間の接続 #所属から接続へ #問いの反転 #問いの置き場所 #市場設計 #流動性設計 #ビジネスデザイン #問いで読み解く #戦略の起点 #事業構想 --- stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。 https://stand.fm/channels/6885978f2d8270496e1451cb

  2. 8月4日

    【議論版】入口は、本体ではない ──Clearを生んだ、生駒氏の価値の置き直し

    なぜ、SAKETIMESは 単なる日本酒専門メディアではなく、 日本酒の価値の歪みを見つける 「診断装置」になったのか。 なぜ、Clear・生駒龍史氏は “日本酒をわかりやすく伝える”だけでなく、 “日本酒の価値をどう値付けし直すか”へ向かったのか。 今回の勝手に戦略コラムでは、 Clear・生駒龍史氏の事業を、 日本酒メディアや高級日本酒ブランドの成功事例ではなく、 「価値の置き直し」という視点から読み解きます。 元記事: 入口は、本体ではない──Clear・生駒龍史氏が育てて手放した、SAKETIMESという診断装置 https://note.com/biz_designer369/n/ncae3f5d92b06 日本酒は、昔からありました。 酒蔵もある。 杜氏もいる。 米も、水も、発酵の技術もある。 地域ごとの味も、季節ごとの楽しみ方もある。 けれど、多くの飲み手にとって、 日本酒は少し遠い場所にありました。 名前が難しい。 種類が多い。 甘口か辛口か、くらいしか判断軸がない。 酒蔵の背景も、造り手の思想も、グラスの前には出てこない。 商品も、味も、造り手も、そこにあった。 足りなかったのは、 飲み手がその奥にある価値へ近づく入口だった。 一般的には、SAKETIMESはこう説明されます。 日本酒専門メディアだ。 日本酒ブームを支えた。 酒蔵と飲み手をつないだ。 日本酒の魅力をわかりやすく伝えた。 もちろん、そう説明することもできます。 でも、それは結果を見てから貼れる説明かもしれません。 今回見たいのは、 その手前にある問いです。 ・なぜ日本酒は、味だけでは価値が届きにくかったのか ・なぜメディアは、情報発信ではなく入口の順番を設計する装置になったのか ・なぜSAKETIMESは、日本酒の値付けの歪みを見せる診断装置になったのか ・なぜClearは、育てた入口を手放し、SAKE HUNDREDに重心を移したのか ポイントは、 「日本酒をどう伝えるか」ではなく 「なぜ価値あるものが、正しく値付けされていないのか」 という問いを置いたこと。 SAKETIMESは、 日本酒の価値を作ったわけではありません。 すでにあった価値を、 飲み手が受け取れる言葉と順番に置き直した。 どの土地で造られたのか。 どんな水を使っているのか。 どんな米を選んだのか。 どんな杜氏が、どんな思想で醸したのか。 背景を知ることで、 一杯の意味が変わる。 ただのアルコールではなく、 地域を飲む。 季節を飲む。 人の手仕事を飲む。 土地の記憶を飲む。 その入口を作ったのが、SAKETIMESだったのだと思います。 ただし、そこで終わらなかった。 メディアを運営し、 全国の酒蔵を取材し、 日本酒業界を観測し続ける中で、 別の問いが見えてくる。 日本酒は、安すぎるのではないか。 価値がないのではなく、 価値が間違った場所に置かれているのではないか。 その問いから生まれたのが、 SAKE HUNDREDです。 味やスペックで横並びに比較される日本酒ではなく、 人生を彩る体験として選ばれる日本酒へ。 比較の土俵に乗るのではなく、 価値の置き場所そのものを変える。 ここに、Clearの戦略の面白さがあります。 そして2026年、 ClearはSAKETIMESを手放しました。 育てた入口を、編集部ごと外へ出し、 自社にはSAKE HUNDREDを残した。 これは単なる事業譲渡ではなく、 「入口」と「本体」を取り違えなかった判断として読めます。 SAKETIMESは入口だった。 価値を発見し、翻訳し、次の問いを見つける装置だった。 そして本体は、 その価値をどう設計し、 どう値付けし直すかにあった。 これは、日本酒だけの話ではありません。 事業とは、 新しい価値をゼロから発明することだけではない。 すでに存在しているのに、 間違った場所に置かれている価値を見つけること。 それを、受け取れる言葉へ翻訳すること。 さらに、比較の土俵から降ろし、 正しく値付けし直すこと。 そして、 入口だったものを、 本体と取り違えないこと。 AI時代には、情報はいくらでも増えていきます。 銘柄の説明も、 味の特徴も、 料理とのペアリングも、 酒蔵の歴史も、 AIに聞けば返ってくる。 けれど、情報が増えるほど、 人はどこから入ればよいのかわからなくなる。 だからこそ、 翻訳された入口の価値は上がっていく。 そして同時に、 比較される場所から降りる設計も必要になる。 今回のラジオが、 日本酒を語るためではなく、 もう一度 「価値はあるのに、正しく値付けされていないものはどこにあるのか」 を考えるための 静かな起点になれば幸いです。 ★ハッシュタグ #勝手に戦略コラム #裏戦略ノオト #Clear #生駒龍史 #SAKETIMES #SAKEHUNDRED #日本酒 #入口は本体ではない #診断装置 #価値の置き直し #値付けの再設計 #問いの反転 #問いの置き場所 #市場設計 #比較不能化 #ラグジュアリー戦略 #文化の翻訳 #ビジネスデザイン #問いで読み解く #戦略の起点 #事業構想 --- stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。 https://stand.fm/channels/6885978f2d8270496e1451cb

  3. 7月28日

    【議論版】産業の余白の市場化 ──ラクスルを生んだ、松本恭攝氏の比較できるの設計

    なぜ、ラクスルは 単なるネット印刷サービスではなく、 「産業の余白」を市場化する会社になったのか。 なぜ、松本恭攝氏は “印刷会社をつくる”のではなく、 “全国の印刷会社に眠る空き稼働”に注目したのか。 今回の勝手に戦略コラムでは、 ラクスル・松本恭攝氏の事業を、 印刷業界のDXや価格破壊の成功事例ではなく、 「産業の余白の市場化」という視点から読み解きます。 元記事: 印刷を「比較できる」ようにした会社は、なぜ最後に自分を「比較できない」場所へ運んだのか──ラクスル・松本恭攝氏が設計した、産業の余白の市場化 https://note.com/biz_designer369/n/n09650819daae チラシ。 名刺。 パンフレット。 封筒。 ショップカード。 会社案内。 印刷物は、昔からありました。 そして、印刷会社も昔からあった。 機械があり、 職人がいて、 工場があり、 地域に取引先がいた。 需要はあった。 設備もあった。 でも、両者はうまくつながっていなかった。 一般的には、ラクスルはこう説明されます。 ネット印刷が当たった。 印刷を安くした。 印刷業界をDXした。 シェアリングエコノミーが機能した。 もちろん、そう説明することもできます。 でも、それは結果を見てから貼れる説明かもしれません。 今回見たいのは、 その手前にある問いです。 ・なぜ印刷業界には、設備があるのに使われていない時間があったのか ・なぜ発注者は、印刷を安く・早く・簡単に頼めなかったのか ・なぜ供給側の余白を束ねると、発注者にとっての新しい価値になるのか ・なぜ「比較できる」をつくった会社が、最後に「比較できない」を選んだのか ポイントは、 「どうすれば印刷を安くできるか」ではなく 「なぜ、すでにある印刷機の余白に、発注者は届けなかったのか」 という問いを置いたこと。 ラクスルが見つけたのは、 印刷会社の不足ではありませんでした。 足りなかったのは、 需要と供給をつなぐ経路だった。 発注者には、 どこに頼めばいいかわからない。 見積もりを取らないと値段が出ない。 専門用語がわからない。 少部数では頼みにくい。 そんな摩擦がありました。 一方、印刷会社には、 機械も、技術も、人もある。 けれど、使われていない時間がある。 ラクスルは、その間に道を通した。 印刷を規格化し、 価格を見えるようにし、 発注体験を軽くし、 全国の印刷会社の空き稼働を、 画面の上で選べるものに変えていった。 つまり、印刷を「比較できる」ものにした。 ただし、ここで逆説が起きます。 商品としての印刷を比較可能にすればするほど、 それを束ねるラクスル自身は、 比較しにくい存在になっていく。 全国の印刷会社の空き稼働。 全国の発注者の需要。 品質、入金、割り振り、発注体験。 その経路を握った会社は、 単なる比較サイトではなく、 替えのききにくい場所へ移動していく。 そして2026年、 ラクスルはMBOにより非上場化しました。 印刷を比較できるようにした会社が、 最後に、自分自身を 比較されにくい場所へ運んだ。 ここに、ラクスルの戦略の面白さと、 少しの怖さがあります。 便利にすることと、 経路を握ることは、 同じ設計の表と裏かもしれない。 これは、印刷業界だけの話ではありません。 事業とは、 新しい資源をゼロから発明することだけではない。 すでにあるのに使われていない力を見つけ、 そこへ届く経路を設計し、 その経路の上で替えのきかない場所に立つこと。 その設計思想の話です。 今回のラジオが、 印刷を安くする話ではなく、 もう一度 「自分の業界には、まだ使われていない余白が眠っていないか」 を考えるための 静かな起点になれば幸いです。 ★ハッシュタグ #勝手に戦略コラム #裏戦略ノオト #ラクスル #松本恭攝 #産業の余白の市場化 #比較できるの設計 #比較不能化 #問いの反転 #問いの置き場所 #市場設計 #流動性設計 #産業DX #印刷業界 #ネット印刷 #シェアリングエコノミー #発注体験 #余白の再編集 #ビジネスデザイン #問いで読み解く #戦略の起点 #事業構想 --- stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。 https://stand.fm/channels/6885978f2d8270496e1451cb

  4. 7月21日

    【議論版】文化体験の越境設計 ──ICHIGOを生んだ、近本氏の問いの置き場所

    なぜ、ICHIGOは 単なる日本のお菓子のサブスクではなく、 「日本文化に触れる体験」を世界に届けるサービスになったのか。 なぜ、近本あゆみ氏は “お菓子を海外に売る”のではなく、 “世界の生活者が日本に毎月出会う経路”に注目したのか。 今回の勝手に戦略コラムでは、 ICHIGO・近本あゆみ氏の事業を、 越境ECやサブスクの成功事例ではなく、 「文化体験の越境設計」という視点から読み解きます。 元記事: 日本のお菓子を、世界のポストに届ける──ICHIGO・近本あゆみ氏が生んだ、文化体験の越境設計 https://note.com/biz_designer369/n/ne1053c692eee 日本のお菓子は、昔からありました。 コンビニに並ぶスナック。 季節限定のキットカット。 地域にしかない銘菓。 うまい棒。都こんぶ。 日本人にとっては、日常にあるものです。 でも、海外の人にとっては違う。 知らない味。 読めない文字。 見たことのないパッケージ。 日本らしい季節感。 地域や文化の断片。 同じお菓子でも、 届ける相手と文脈が変わると、 それは単なる消費財ではなく、 「文化体験」になる。 一般的には、ICHIGOはこう説明されます。 日本のお菓子サブスクが当たった。 越境ECの成長市場を捉えた。 SNSマーケティングがうまかった。 日本ブームに乗った。 もちろん、そう説明することもできます。 でも、それは結果を見てから貼れる説明かもしれません。 今回見たいのは、 その手前にある問いです。 ・なぜ日本のお菓子は、海外で「体験」になるのか ・なぜ単品ECではなく、毎月届く箱だったのか ・なぜTokyoTreatとSakuracoは、異なる日本を届けているのか ・なぜサブスクは、定期課金ではなく関係性の設計になり得るのか ポイントは、 「日本のお菓子をどう売るか」ではなく 「日本文化に触れたいという欲求に、どう継続的な経路を与えるか」 という問いを置いたこと。 TokyoTreatやSakuracoが届けているのは、 商品だけではありません。 箱を開ける時間。 知らない味に出会う驚き。 同封の冊子を読む楽しさ。 季節や地域のテーマを知ること。 写真を撮り、誰かと分け合うこと。 それらすべてを含めて、 ひとつの体験になっている。 お菓子は、文化のメディアになった。 箱は、日本を覗く窓になった。 サブスクは、定期課金を超えた継続的なつながりになった。 これは、越境ECの話だけではありません。 事業とは、 すでに存在している商品を売ることだけではない。 当たり前すぎて価値に見えなくなっているものを、 別の文脈に置き直し、 誰かにとっての体験へ変えること。 その設計思想の話です。 AI時代には、 日本文化の情報はいくらでも手に入ります。 お菓子について調べることもできる。 動画で見ることもできる。 おすすめをAIに聞くこともできる。 けれど── 箱を開ける高揚感。 知らない味を口にする驚き。 何が届くかわからない楽しさ。 誰かが選んでくれたものを受け取る感覚。 それは、情報だけでは代替できません。 だからこそ、 編集された体験の価値は上がっていく。 今回のラジオが、 商品をどう売るかではなく、 もう一度 「自分たちの当たり前は、誰かにとっての文化体験にならないか」 を考えるための 静かな起点になれば幸いです。 ★ハッシュタグ #勝手に戦略コラム #裏戦略ノオト #文化体験の越境設計 #ICHIGO #近本あゆみ #TokyoTreat #Sakuraco #日本のお菓子 #越境EC #サブスク #文化のメディア #問いの反転 #問いの置き場所 #市場設計 #流動性設計 #ビジネスデザイン #問いで読み解く #比較不能化 #戦略の起点 #事業構想 --- stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。 https://stand.fm/channels/6885978f2d8270496e1451cb

  5. 7月14日

    【議論版】助けてのインフラ ──キッズラインを生んだ、経沢氏のケア労働の市場設計

    なぜ、キッズラインは 単なるベビーシッターのマッチングサービスではなく、 「助けて」を社会のインフラに変えようとしたのか。 今回の勝手に戦略コラムでは、 元キッズライン・経沢香保子氏の事業を、 育児支援サービスの成功事例ではなく、 「ケア労働の市場設計」という視点から読み解きます。 元記事: 元キッズライン・経沢香保子氏が、"助けて"を社会のインフラに変えようとした理由──キッズラインを生んだ、ケア労働の市場設計 https://note.com/biz_designer369/n/n1a3b62339f2f ベビーシッターを探せるようにした。 家事代行を頼みやすくした。 共働き家庭を支えた。 女性の社会進出を後押しした。 もちろん、そう説明することもできます。 でも、それは結果を見てから貼れる説明かもしれません。 今回見たいのは、 その手前にある問いです。 ・なぜ「助けて」は、家庭の中で処理されてきたのか ・なぜケア労働は、需要があるのに市場になりにくかったのか ・なぜ頼ることには、罪悪感がつきまとうのか ・なぜケアを市場化するには、利便性だけでなく信頼設計が必要なのか ポイントは、 「どうすればシッターを探しやすくできるか」ではなく 「なぜ“助けて”と言うことが、こんなにも難しいのか」 という問いを置いたこと。 育児に困っている人は、昔からいました。 家事に追われている人もいた。 子どもを少しだけ見ていてほしい日もあった。 けれど、それは長い間、 市場ではなく、 家庭の中で処理されてきました。 母親が頑張る。 祖父母に頼る。 会社を休む。 キャリアを諦める。 自分の時間を削る。 つまり、 社会の仕組みではなく、 個人の我慢で吸収されてきた。 経沢香保子氏が見ていたのは、 ベビーシッター市場の効率化ではなく、 「助けて」と言えない社会の構造だったのだと思います。 ただし、この問いは美談だけでは終わりません。 子どもを預ける。 家に入る。 生活空間に他者を招く。 安全を守る。 信頼を担保する。 ケア領域では、 市場を開くことと、 信頼を守ることを、 同時に設計しなければなりません。 問いは正しい。 けれど、実装は重い。 この両方を見ることが、 今回の戦略を読むうえで重要なのだと思います。 AI時代にも、 この問いはつながります。 AIは、育児の悩みを整理できる。 献立も、スケジュールも、相談の入り口も支えられる。 けれど── 子どもを抱き上げること。 熱を出した子どもの隣にいること。 実際に迎えに行くこと。 身体を伴うケアは、 情報処理だけでは代替できません。 今回のラジオが、 便利なサービスを考えるためではなく、 もう一度 「誰かの我慢で処理されている価値は、どこに眠っているのか」 を考えるための 静かな起点になれば幸いです。 ★ハッシュタグ #勝手に戦略コラム #裏戦略ノオト #助けてのインフラ #ケア労働の市場設計 #問いの反転 #問いの置き場所 #誰かの我慢 #頼れる社会 #ケアの市場化 #信頼設計 #社会的インフラ #市場設計 #流動性設計 #ビジネスデザイン #問いで読み解く #戦略の起点 #事業構想 #女性の社会進出 #育児支援 #ベビーシッター #キッズライン #経沢香保子 #AI時代のケア #AI時代の価値 --- stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。 https://stand.fm/channels/6885978f2d8270496e1451cb

  6. 7月7日

    もし西郷隆盛がAIと出会ったら|正しさのために、退くことはできるか

    まだ行ける、と思ってしまうことがある。 数字は、ぎりぎり持ちこたえている。 根拠もある。 次の打ち手も見えている。 周りから見れば、まだ終わりではない。 だから、続ける。 けれど── 気づいたときには、 人が離れていた。 関係が壊れていた。 守ろうとしていたものが、 もう別のものに変わっていた。 AIがそばにある時代、 私たちは「進む理由」を、 以前よりずっと精密に集められるようになりました。 データを整理する。 勝率を計算する。 リスクを洗い出す。 打ち手を増やす。 まだ続けられる根拠を並べる。 それはたしかに、助けになる。 けれど── 「まだ行ける」ことと、 「ここで進むべき」ことは、 同じなのでしょうか。 「偉人×AI」シリーズ日本偉人編。 今回のテーマは、もし西郷隆盛が、AIと出会ったら。 元記事では、 江戸城無血開城、廃藩置県後の下野、征韓論での辞去、 そして西南戦争へと向かう西郷の歩みを起点に、 AIが“進む理由”を整える時代における “退く判断”の重さが問われています。 ▶️ 元記事:もし西郷隆盛がAIと出会ったら https://note.com/biz_designer369/n/n4f340cec80e5 AIは、「まだ行ける」を支えられる。 勝てる理由を示し、 続ける根拠を整え、 押し切るための選択肢を広げることができる。 けれど── 何を守るために退くのかまでは、 代わりには決められない。 西郷が見ていたのは、 勝てるかどうかだけではありませんでした。 江戸城を攻め落とせる場面で、 あえて止める。 政治の中枢に居続けられる場面で、 鹿児島へ帰る。 自分の正しさに確信があっても、 その場で押し切らずに辞する。 そこに、西郷らしい静かな大きさがあったのだと思います。 けれど、西郷は、 ただ美しく退いた人ではありません。 最後には、退けなかった。 自分を慕う若者たちが動き出したとき、 西郷はそれを止めなかった。 あるいは、止められなかった。 人とのつながり。 背負ってしまった責任。 切り離せなかった情。 そこに、西郷という人間の重さがある。 この回で扱うのは、 「AIをどう使うか」ではありません。 ・「まだ行ける」と「進むべき」は何が違うのか ・正しさがあるとき、人はどこで退けるのか ・勝てる場面で止まる判断は、弱さなのか ・AI時代において、退くべき時を誰が引き受けるのか 問い型螺旋モデルと 「数字の外にある判断」という視点から、 西郷隆盛が生きた “引き際の重さ” を読み解いていきます。 もし今、 ・続ける理由はあるのに、どこかで違和感が消えない ・正しいと思って進んできた道を、引き返せなくなっている ・勝てるかもしれないけれど、勝ち切ることで何かを失いそうな気がしている ・やめることを、負けや逃げだと思ってしまう そんな感覚があるなら── それは、意志が弱いからではありません。 あなたが今、 「進む理由」ではなく、 「何を守るために退くのか」を問われているだけかもしれない。 このラジオが、 前に進むためではなく、 もう一度 「正しさのために、退くことはできるか」 を考えるための 静かな起点になれば幸いです。 ◆ハッシュタグ #偉人とAI #西郷隆盛 #正しさのために退くことはできるか #引き際の重さ #まだ行ける #退く判断 #江戸城無血開城 #西南戦争 #数字の外にある判断 #AI時代の意思決定 #進む理由と退く理由 #問い型螺旋モデル #BusinessDesignRadio --- stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。 https://stand.fm/channels/6885978f2d8270496e1451cb

  7. 6月30日

    【議論版】所属の市場 ──yutoriを生んだ、片石貴展氏の“居場所の設計”

    なぜ、yutoriは 単なるZ世代向けアパレルブランドではなく、 「所属の市場」をつくる存在になったのか。 なぜ、片石貴展氏は “服をどう売るか”ではなく、 “人が存在したくなる空気”に注目したのか。 今回の勝手に戦略コラムでは、 yutori・片石貴展氏の事業を、 SNSマーケティングの成功事例ではなく、 「居場所の設計」という視点から読み解きます。 元記事: ブランドは、商品から始まらない──yutori・片石貴展氏が見つけた、孤独と共鳴の市場 https://note.com/biz_designer369/n/n8c4c981d2054 SNS運用がうまかった。 Z世代に刺さる商品をつくった。 コミュニティマーケティングが機能した。 インフルエンサー的な距離感がよかった。 もちろん、そう説明することもできます。 でも、それは結果を見てから貼れる説明かもしれません。 今回見たいのは、 その手前にある問いです。 ・なぜ「商品」より先に「場」があったのか ・なぜ「共感」ではなく「所属」だったのか ・なぜ広告ではなく、空気そのものが人を集めたのか ・なぜ一つのブランドを大きくするのではなく、複数の居場所を増やしていったのか ポイントは、 「どうすれば服が売れるか」ではなく 「人は、どこに“いてもいい”と感じるのか」 という問いを置いたこと。 この問いの反転によって、 yutoriは“アパレルブランド”ではなく、 孤独な状態に、共鳴できる空気を与える仕組みになっていきました。 これは、Z世代マーケティングの話だけではありません。 事業とは、 すでにある商品を魅力的に見せることだけではない。 まだ言葉になっていない孤独、 まだ行き場を持っていない感情、 まだ市場として扱われていない所属感に、 どう形を与えるか。 その設計思想の話です。 片石貴展氏が最初につくったのは、 商品ではありませんでした。 2017年末に立ち上がったInstagramアカウント、 「古着女子」。 そこにあったのは、 価格でも、在庫でも、販売導線でもない。 ただ、ある空気感だった。 古着が好き。 でも、自信があるわけではない。 自分らしい服を着たい。 でも、比較されるSNSの中では少し疲れる。 そんな人たちが、 「ここにいていい」と感じられる場所。 yutoriの出発点は、 服を売ることではなく、 その空気を先につくることだったのではないでしょうか。 多くのブランドは、こう進みます。 商品をつくる。 世界観を打ち出す。 ファンを集める。 でも、yutoriの順番は逆でした。 先に共鳴する場をつくる。 孤独な人が集まる。 所属感が生まれる。 商品が、参加の手段になる。 この順番が変わると、 購入の意味も変わります。 商品を買うのではなく、 その場に参加する。 服を選んでいるようで、 実は「自分がいていい空気」を選んでいる。 ここに、yutoriの強さがあるのだと思います。 そしてこれは、 「共感消費」とも少し違います。 共感とは、 「わかる」という感覚です。 このブランドの価値観が好き。 このストーリーに頷ける。 この商品に意味を感じる。 一方で、所属とは、 「ここにいていい」という感覚です。 共感は、比較されます。 Aにも共感できる。 Bにも共感できる。 では、どちらを買うか。 でも所属は、 比較の外側にあります。 気づいたら、もうそこにいる。 その場にいる自分を、手放したくない。 だから商品は、 比較対象ではなく、 参加の道具になる。 今回見たいのは、 まさにこの構造です。 AI時代になれば、 商品の比較はますます簡単になります。 価格も、スペックも、レビューも、 一瞬で整理される。 「どれが良い商品か」は、 AIがかなり高い精度で示してくれるようになる。 けれど── 「自分はどこにいていいのか」 「誰と同じ空気を吸いたいのか」 「どんな場に参加したいのか」 そこまでは、AIが代わりに決められない。 AIが最適な商品を提示できる時代だからこそ、 人が存在したくなる空間の価値は上がっていく。 yutoriが扱っているのは、 服の市場であると同時に、 存在感覚の市場でもある。 そう読むと、 片石貴展氏の戦略は、 かなり深いところから立ち上がっているように見えます。 読み終えたあと、 きっと自分の仕事にこう問い直したくなるはずです。 自分は今、 商品を売る方法だけを考えていないだろうか。 顧客にとって、 そこは「買う場所」なのか。 それとも「いてもいい場所」なのか。 そして、 自分の事業の周りには、 まだ市場になっていない所属感が眠っていないだろうか。 戦略とは、 差別化することだけではない。 先に、どんな空間を設計するか。 どんな人が、そこに存在したくなるか。 その場にいること自体が、価値になるか。 その問いから始めることで、 商品も、顧客も、競合も、 まったく違って見えてくる。 今回のラジオが、 服を売る方法ではなく、 もう一度 「人が存在したくなる空間は、どう生まれるのか」 を考えるための 静かな起点になれば幸いです。 ★ハッシュタグ #勝手に戦略コラム #裏戦略ノオト #所属の市場 #居場所の設計 #孤独と共鳴 #問いの反転 #問いの置き場所 #共感消費 #所属経済 #比較不能化 #市場設計 #空間設計 #ビジネスデザイン #問いで読み解く #戦略の起点 #事業構想 #ブランド戦略 #SNSマーケティング #yutori #片石貴展 #古着女子 #9090 #Z世代マーケティング --- stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。 https://stand.fm/channels/6885978f2d8270496e1451cb

  8. 6月23日

    もし上杉鷹山がAIと出会ったら|改革は、見取り図だけで動くのか

    正しいのに、進まない改革がある。 データは揃っている。 課題も見えている。 方向性にも、誰も反対していない。 会議では、全員がうなずく。 けれど── 会議が終わると、 誰も動き出さない。 資料は更新されない。 担当者は「検討中です」と言い続ける。 次の会議でも、また同じ話が繰り返される。 AIがそばにある時代、 私たちは改革の見取り図を、 以前よりずっと速く描けるようになりました。 課題を整理する。 数字を分析する。 無駄を見つける。 優先順位をつける。 実行ロードマップを作る。 それはたしかに、強力な助けになる。 けれど── 見取り図があることと、 人が本当に動き出すことは、 同じなのでしょうか。 「偉人×AI」シリーズ日本偉人編。 今回のテーマは、もし上杉鷹山が、AIと出会ったら。 元記事では、 破綻寸前の米沢藩を引き継いだ上杉鷹山の改革を起点に、 AIが改革案を精緻に描ける時代において、 それでも改革が止まる理由が問われています。 ▶️ 元記事:もし上杉鷹山がAIと出会ったら https://note.com/biz_designer369/n/n8f6c4d1b9965 AIは、改革の見取り図を描ける。 財政の構造を分析し、 産業振興の可能性を整理し、 人材育成の優先順位を示すことができる。 けれど── 最初に痛みを引き受けることまでは、 代わりにはなれない。 鷹山が見ていたのは、 正しい改革案だけではありませんでした。 誰が先に動くのか。 誰が痛みを引き受けるのか。 誰がその改革を、次代へ渡すものとして捉えるのか。 そこに、鷹山らしい静かな強さがあったのだと思います。 藩主でありながら、 自らの食事を切り詰める。 命令する前に、 自分の暮らしを変える。 改革を「人にやらせるもの」ではなく、 まず自分が引き受けるものとして始める。 それは美談ではなく、 人が動き始めるための構造だった。 この回で扱うのは、 「AIをどう使うか」ではありません。 ・正しい改革案があるのに、なぜ人は動かないのか ・見取り図を描くことと、現実を動かすことは何が違うのか ・改革における“最初の痛み”は、誰が引き受けるのか ・今期の数字を整えることと、次代へ渡せる状態を作ることは同じなのか 問い型螺旋モデルと 「先に痛みを引き受ける」という視点から、 上杉鷹山が見つめた “人が動く改革” を読み解いていきます。 もし今、 ・AIで資料も戦略も整っているのに、現場が動かない ・正しいことを言っているはずなのに、なぜか空気が変わらない ・改革を進めたいのに、自分だけが浮いているように感じる ・数字の改善だけでは、組織が変わらない気がしている そんな感覚があるなら── それは、分析不足ではありません。 改革がまだ、 人の痛みと覚悟に接続されていないだけかもしれない。 このラジオが、 正しい答えを増やすためではなく、 もう一度 「見取り図を手に、最初に動くのは誰か」 を考えるための 静かな起点になれば幸いです。 ◆ハッシュタグ #偉人とAI #上杉鷹山 #改革は見取り図だけで動くのか #改革とAI #人が動く改革 #最初に痛みを引き受ける #伝国の辞 #次代へ渡す視点 #数字の外にあるもの #改革の見取り図 #信頼と覚悟 #問い型螺旋モデル #BusinessDesignRadio --- stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。 https://stand.fm/channels/6885978f2d8270496e1451cb

番組について

🎙️ BusinessDesignRadio(ビジネスデザインラジオ)とは? 問いが止まると、進化が止まる。 Business Design LAB https://note.com/biz_designer369 このラジオは、「問い」を起点にビジネスを読み解く、“裏・戦略ノオト”です。 ✅ ビジネスの構造をどう読み解くか? ✅ 見えない戦略を、どんな問いで引き出すか? ✅ 自分のサービスに、どんな問いを埋め込むべきか? そんな視点を、ラジオ番組でサクッとお届け。 耳で聴くだけで、問いのセンスとビジネス感覚が磨かれる、問い思考のトレーニングラジオです。