ハレまる。みっけ!

岡山県内にある多くの企業は、積極的に従業員の子育てを考え、支援を行っています。 それぞれの企業・職種にあった従業員へ対しての取り組みをラジオで紹介。 また、おかやま子育て応援宣言企業といった制度や、アドバンス企業といった岡山県が認定し、 認定した企業の中から「おかやま子育てしやすい職場アワード」として、表彰を行っています。 受賞企業の先進的な事例を交えながら、企業向けの子育て支援に関する補助制度や支援制度を紹介します。

  1. 6日前

    岡山スイキュウ株式会社

    物流×多角化×地域貢献:総合物流企業「岡山スイキュウ」の挑戦と仕組み 1.岡山スイキュウの働き方 企業概要と沿革 岡山スイキュウ株式会社は、1955年に創業し、2025年に創業70周年を迎えた総合物流企業です。 創業当時は専業輸送からスタートしましたが、時代のニーズ変化に合わせてチルド冷凍輸送へと事業領域を拡大してきました。 現在では運送事業にとどまらず、倉庫事業や不動産事業など幅広い事業を展開する企業へと発展を遂げています。 同社の物流事業は、食品をはじめとする多様な貨物輸送を担うとともに、常温・冷蔵・冷凍の「3温度帯」に対応した物流倉庫を自社で備えている点が大きな特徴です。 商品の保管から入出庫、在庫管理、荷役までを一貫して引き受ける高度な運用体制を構築しています。 拠点ネットワークは岡山県内を中心に、大阪、滋賀、静岡、千葉へと広がっており、地域と全国を結ぶ物流インフラの要として重要な役割を果たしています。 1955年:専業輸送会社として創業 展開期:時代の変化に合わせ、チルド冷凍輸送へ領域を拡大 多角化・構造化期:運送・3温度帯(常温・冷蔵・冷凍)倉庫・不動産を軸とする総合物流企業へ発展 2025年(創業70周年):岡山から大阪・滋賀・静岡・千葉へと広がる広域拠点ネットワークを構築 物流企業である岡山スイキュウがなぜ多様な事業を展開し、どのような仕組みで地域社会や自社の従業員に価値を還元しているのか。 物流を核とした事業多角化 本業である物流(ノウハウ、車両、土地・建物)を強みとして活かし、どのように整備、不動産、農業、レンタカーなどの周辺事業へとエコシステムを広げているか。 地域課題の解決 待機児童問題や交通安全問題など、地域社会が直面する課題に対して、一企業が本業の強みやリソースを使ってどのように貢献しているか。 社内の働きやすさと雇用創出 男性主体のイメージが強い物流業界において、育児休業や社内保育園などの環境を整備し、男女問わず長く働ける職場をどう作っているか。 💡 探究 「なぜ、トラックでモノを運ぶ『物流会社』が、不動産や農業、さらには保育園の運営にまで事業を広げるのでしょうか?」 単なる収益の拡大だけではない、本業との相乗効果(シナジー)や社会的価値の創出という視点から、そのメカニズムを紐解いていきましょう。 2.物流を軸とした事業多角化の全体像 グループ各社の事業展開一覧 物流事業で培ったアセット(資産)やノウハウを多方面に転用することで、堅固なグループエコシステム(生態系)を形成しています。 各社の具体的な事業内容と本業・地域とのつながりは以下の通りです。 事業名 / 会社名 具体的な事業内容 本業(物流)や地域とのつながり・提供価値 岡山スイキュウ株式会社 (本社・不動産・保育事業) ・物流事業 ・不動産取扱(事業用・居住用) ・企業主導型保育園の運営(2箇所) 食品をはじめとする多様な貨物輸送。 物流で培った土地・建物の知識やネットワークを活用。従業員の仕事と子育ての両立支援および地域の待機児童問題解消に貢献。 スイキュウ・モビティック株式会社 (グループ会社) ・軽自動車から大型トラック、特殊車両、フォークリフトの車検・点検・整備・板金塗装 ・トラック仮装、冷凍機の保 Learn more about your ad choices. Visit megaphone.fm/adchoices

  2. 10月12日

    岡山県信用保証協会

    職場と家庭を笑顔でつなぐ!企業の「育児・仕事両立支援制度」 1.なぜ今、企業で「子育て支援」が必要なのか? 時代の変化と職場の現状 多くの企業において、働く環境や職員の年齢構成は大きく変化しています。 岡山県内で中小企業の金融支援にとどまらず、中小企業診断士等の専門家派遣やテストマーケティング支援など、 事業者の課題解決に深く伴走している「岡山県信用保証協会」。 地域経済を支える同協会でも、近年職員の若返りが急速に進んでおり、20代の若手職員が全体の約30%を占める状況となっています。 事業者の発展に寄り添う組織だからこそ、「働く環境」を整えることの重要性が高まっています。 「人財」を生かすための基盤整備 企業の基本理念を実現するための原動力は、現場で働く職員一人ひとりです。 職員を単なる労働力ではなく「最も重要な財産(人財)」と捉え、持てる能力を存分に発揮できる職場環境を構築することが経営の最重要課題となっています。 「福利厚生」を超えた戦略的価値 子育て支援制度は、単に休みを提供する「福利厚生」にとどまりません。 職員とその家族の身体的・精神的・社会的健康を維持・増進し、生活(家庭)との調和を図ることで、組織全体の生産性やエンゲージメントを高める重要な戦略的取り組みです。 💡 ここがポイント! 「人手不足だから休ませられない」と考えがちですが、順序は逆です。 「安心して休める環境があるからこそ、優秀な人財が集まり、定着し、力を発揮できる」という好循環の思想にシフトすることがスタートラインとなります。 子育て支援がもたらす「両者」のメリット 両立支援制度の充実は、働く職員個人だけでなく、それを受け入れる組織・企業側にも大きなメリットをもたらします。 区分 主なメリット 職員側のメリット (安心して働ける) ・家庭と仕事の調和 子どもの成長や学校行事に無理なく関わりながら、キャリアを中断せずに働き続けられる。 ・突発的リスクへの安心感 急な発熱や短時間の学校用事でも、有給休暇を減らさずに専用の制度で柔軟に対応できる。 組織・企業側のメリット (能力発揮と組織力向上) ・優秀な「人財」の定着と発揮 離職を防ぎ、蓄積されたノウハウを持つ職員が本来のパフォーマンスを発揮できる。 ・健康経営と活力の維持 職員とその家族の心身の健康が保たれ、職場のモチベーションと生産性が向上する。 ・エンゲージメントの向上 「会社から大切にされている」という実感から、組織への愛着が高まる。 ・支え合う組織風土の醸成 互いにカバーし合うチームワークが生まれ、多様な働き方を許容する強い組織が作られる。   では、実際にどのような制度があり、どのように進化しているのか、具体的な仕組みを見ていきましょう。 2.実例で見る!使いやすく進化する「子の看護休暇」と「特別休暇」の仕組み 「子の看護休暇」の対象範囲と拡大された取得理由 岡山県信用保証協会では、法律で定められた基準(未就学児まで)を大きく上回り、 「小学校を卒業するまで(小学校卒業まで)」のお子さんを持つ職員が利用できる制度設計となっています。 さらに、以前は「病気の看病」に限られていた取得理由を、「子の終園・修学に必要な行事全般」や「障害福祉サービス利用」などにまで段階的に拡大。 現場のニーズに即した進化を遂げています。 総務課の課長自身も、「昨年度は長女の卒業式に出席するために取得し、今年度も次女の個人懇談に参加するためにこの休暇を利用した」と語ります。 男性管理職が自ら積極的に活用している点も、制度の実効性を物語っています。 制度の進化(新旧比較) 比較項目 従来のイメージ(病気対応のみ) 実際の最新利用理由(岡山県信用保証協会の事例) Learn more about your ad choices. Visit megaphone.fm/adchoices

  3. 8月31日

    フジワラテクノアート株式会社

    株式会社フジワラテクノアートに学ぶ、これからの「働きがい」と「技術革新」 地方の製造業=人手不足というイメージを覆し、キャリア採用枠5名に対し800名(倍率160倍)の応募を集めた岡山県の醸造機械・バイオ関連機器メーカー「株式会社フジワラテクノアート」。創業93年を迎える同社に全国の優秀な人材が惹きつけられる理由を解明します。   圧倒的な技術力を背景とした「価値共創型ビジネス」 単に既製品を売る機械メーカーに留まらず、顧客の課題や潜在的な思いまで汲み取り、研究開発から設備化、プラント建設、導入後の安定稼働まで伴走する「価値共創型」のビジネスモデルを確立しています。案件ごとに異なる要件に応じ、フルオーダーメイドの設備を提供しています。  ・高い市場支配力:醤油、味噌、日本酒、焼酎などの醸造生産設備において国内トップクラスのシェア(80%以上)を誇り、世界27カ国へプラントを輸出。   日本サービス大賞「優秀賞」の評価ポイント  ・確信を生むフルオーダーメイド:顧客とのチャレンジングな価値共創によって次なる技術革新を起こし、日本の食文化や技術のグローバル化に貢献。  ・強固な信頼関係:真摯に向き合い、期待以上の提案と生産現場の構築を行うことで満足感を高め、次の期待形成へとつなげている。  ・高い競争力の持続:製麹(せいぎく)能力において80%という高い競争力を維持。DXや充実した福利厚生も好評で、採用倍率160倍(5名枠に800名応募)など地域活性化にも貢献。   社員の「心のゆとり」を生み出す環境作りと手厚い支援 令和6年度「おかやま子育てしやすい職場アワード」を受賞。約60個の福利厚生制度をはじめ、多様な施策を展開しています。   1. 岡山県助成金を活用した「家事支援サービス」の導入   項目 内容・工夫  利用ルール 利用時間は1人あたり「1回2時間」。利用者が用意した食材で「多種類の料理の作り置き」を行うスタイルなどを確立。掃除の選択も可能。 安心感の確保 「見知らぬ人が自宅に入る」抵抗感を減らすため、提供業者は自社とお取引のある業者に限定。 事務負担の軽減 利用時の時間交渉や価格調整などのやり取りは、すべてコーポレートコミュニケーション部(土井氏)が窓口として一括対応。 施策の真意 Learn more about your ad choices. Visit megaphone.fm/adchoices

    フジワラテクノアート株式会社
  4. 8月25日

    子育てと仕事を両立できる働きやすい職場環境づくりに向けて

    子育て支援がもたらす 企業のいい循環 現代のビジネスパーソンにとって、「仕事と育児の両立」は綺麗事だけでは済まない切実な課題です。 「急な休みでチームに迷惑をかけてしまうのではないか」という罪悪感や、「休みを取ることで自分のキャリアが止まってしまうのではないか」という焦燥感。 アンコンシャスバイアス(無意識の思い込み)の心理に深く苦しんでいます。   しかし今、この「休み」や「子育て」に対する価値観が、劇的にアップデートされようとしています。 岡山県内の企業経営者・従業員、そして、伊原木知事がとの対談「知事と一緒に生き生きトーク」では、 子育て支援を単なる「福利厚生」や「負担」ではなく、企業の生産性やレジリエンス(回復力・強靭性)を根本から向上させる「攻めの経営戦略」として捉え直す、 深い洞察が交わされました。 現場の生の声から見えてきた、持続可能な組織づくりの本質を紐解いていきます。   1. チーム力強化がもたらす「労働時間減・売上増」の逆転現象 ――備商株式会社の事例にみる、残業時間を減らす試み 「子育て支援に力を入れたいのはやまやだが、人手が足りなくなって業績が下がってしまうのではないか」――。 多くの経営者が抱くこの直感的な懸念を、覆したのが岡山県内の企業「備商株式会社」の事例です。 同社が取り組んだのは、驚くべき逆転現象でした。 「チームで結果を出せるような仕組みに変えたら、残業時間が減ることに対し、売上がむしろ伸びを示した」 チーム全体で結果を出す柔軟な体制の構築は、もはや単なる「配慮」ではなく、企業の収益性を高めるための極めて合理的な経営判断なのです。 また、子育て世代の従業員が、「育休」を取得する際に、「育休代替支援手当」を導入。 育休代替支援手当:育児休業を取得する社員の業務をカバー・サポートする周囲の社員へ手当を支給し、職場全体で支え合う環境を構築。 育休を取得する従業員のチームに対して、欠員が出る分、手当を支給するといった内容で 「休んでも大丈夫だよ!」などの声がけがもらえ、チームとしても働きやすくなった。また、復帰もしやすい環境となり 今回の対談でも、導入したい!などの声も上がった制度であった。   2. 「子育て視点」は最強のマーケティング・ツールになる――岡山放送株式会社の事例にみる、新たなOSの獲得 岡山放送株式会社の事例からは、 子育てを「仕事の中断期間」や「ブランク」として捉えるのではなく、ビジネスパーソンとしての「新たなOS(視点)の獲得」として捉え直す重要性が浮かび上がります。 育児休業の取得や、日々の子育ての当事者になることは、社会の縮図であるマーケットの現実に深く入り込むことを意味します。 番組制作や企画の現場において、子育て中の従業員が日々の生活の中で抱く「ここを何とかしてほしい」「こうなればもっと楽になるのに」という切実な実感は、 そのまま地域社会のリアルな課題発見や、消費者のインサイト(深層心理)へと直結します。 子育ての経験を通じて得られる「当事者としての解像度」は、マーケットに深く刺さるコンテンツやサービスを生み出す最強のマーケティング・ツールとなります。 育児というライフイベントは、従業員の職業能力をアップデートし、ビジネスパーソンとして一段上の視座をもたらす貴重な機会に他なりません。   3. 制度があっても消えない「心のブレーキ」の正体――働く側の葛藤と、経営者に求められる「質の高い配慮」 一方で、どれほど整った制度やインフラがあったとしても、それだけで現場の課題がすべて解決されるわけではありません。 対談では、実際に働く側が抱えている「心のブレーキ」の正体についても赤裸々に語られました。 「休めるけれど、周囲に申し訳ない」:真面目な従業員ほど、周囲のメンバーへの負担を気に病み、権利を行使することに強い心理的ハードルを感じてしまう。 「配慮が、キャリアの機会損失にならないか」:時短勤務や業務の軽減といった支援が、かえって重要な業務の割り当てや昇進の機会を遠ざけてしまうのではないかという恐れ。 これに対し、伊原木知事は非常に本質的な指摘を投げかけています。 「真面目で一生懸命な従業員ほど、単に『楽をしたい』から休むわけではない。そのもどかしさに寄り添う必要がある」 経営側やリーダーに求められるのは、単に「休みやすい空気を作る」という形式的な対応に留まりません。 従業員の成長や挑戦の機会を損なわない、きめ細やかで「質の高い配慮」の設計こそが問われています。 個人のキャリア形成を諦めさせない仕組みづくりこそが、結果として企業の高い定着率と求心力につながっていくのです。   4. 中小企業の武器は「柔軟性」――オサカダツール株式会社にみる、多能工化と組織の哲学 製造業を営む「オサカダツール株式会社」では、高度で熟練した技術が必要とされる現場でありながら、 令和4年度(2022年)に開催された「第7回美作市男女共同参画推進者表彰」を受賞。 全従業員対象に社内研修を実施し、コミュニケーションの活性化に努め、一人ひとりの家庭事情に柔軟に対応。 「多能工化(マルチスキル化)」と日々の「対話」を軸にした現場改革を進めています。 製造現場における属人化の解消は、一朝一夕で成し遂げられるものではありません。 しかし、大企業に比べて組織規模の小さい中小企業だからこそ、経営トップと現場の距離が近く、信頼関係をベースにした迅速な意思決定が可能になります。 ボトムアップで「現場から本当に必要な制度を、形にしていく」。その機動力と柔軟性こそが、中小企業最大の武器となります。   5.「家では母親・父親の代わりはいないが、会社にはチームがいる」 家庭という「代えのきかない大切な場所」を守るために、企業側は「お互いに代わりが務まるチーム」として機能しなければならない。 相互バックアップ体制の構築は、働く従業員に深い安心感を生み出すだけでなく、予期せぬ事態に対する企業の災害対応力や事業継続計画(BCP)の強化にも直結します。 子育て世代だけではなく、「家庭での時間が本番」といった日もある。 この負担をどのように軽減するのか?または、岡山県・市区町村で対応することであるのか?   現在、岡山県では仕事と家庭の両立支援に積極的に取り組む企業を「アドバンス企業」として認定しています。 求職者や学生が「働く環境として信頼できる企業」を見極められる指標となっています。 専用のポータルサイトでも各企業の具体的な取り組みが広く公開されており、社会全体でこの新しい働き方の流れを加速させるインフラが整いつつあります。 組織(あるいは、チーム)は、「誰かの人生を犠牲にして成長する場所」でしょうか。 それとも、「お互いの人生を尊重し合うことで、共に持続的な成長を遂げられる場所」でしょうか。 働きやすい職場環境を進める企業と岡山県にずっと住み続ける環境をつくる県政。 双方で考えていかなければならない課題であることを再認識した対談となりました。 Learn more about your ad choices. Visit megaphone.fm/adchoices

    子育てと仕事を両立できる働きやすい職場環境づくりに向けて
  5. 7月31日

    インターシップ&企業体験説明会 in ノートルダム清心女子大学 パート②

    インターシップ&企業体験説明会 in ノートルダム清心女子大学 パート① ハレまる。みっけ!特別レポート:岡山「アドバンス企業」に学ぶ、本当の働きやすさの正体 就職や転職を考える際、多くの人が「福利厚生」の項目に目を通します。 しかし、求人票に並ぶ制度名だけで、実際の職場環境を見抜くことは非常に難しいところです。 「育休あり」という文字の裏側に、実際に休みを取れる空気感はあるのか。 制度は単なる「飾り」ではなく、個人のライフスタイルに寄り添う「環境」を持っているのか。 いま、働く人々には制度の「中身」が強く求められています。 岡山の労働市場で、仕事と生活の「相乗効果」を生み出しているアドバンス企業。 その中から、地域を支える4社の驚きの実態と、「温かな空気感」を紐解きます。 1. 天満屋:百貨店の常識を変える「30分刻みの短時間勤務」と充実の連休 地域の生活文化を支える柱として197年の歴史を刻んできた老舗百貨店・天満屋。 伝統を重んじる同社ですが、その両立支援の制度設計は極めて先鋭的です。 子育て世代の支援として、子どもが小学6年生を修了するまで短時間勤務の選択が可能であり、 勤務時間は4.5時間から7.5時間まで「30分刻みの6パターン」から選択できる緻密な設計となっています。 さらに、半期ごとに8連休が取得できる連休制度や、 全営業日・時間に対応する岡山本店内の企業内保育園「天満屋保育園」の設置など、 接客の最前線で働く社員の体調やライフスタイルに寄り添う環境が整っています。 老舗企業が伝統に甘んじることなく、ここまで現代的なニーズに踏み込む。 その姿勢が社員に与える安心感こそが、老舗が次の100年も愛され続けるための原動力となっています。 2. 中国銀行:育休取得率「男女ともに100%」がもたらす圧倒的な安心感 地域の金融インフラを担う中国銀行。 制度が形骸化していないかを見極める指標として同社が示す数字には、圧倒的な説得力があります。 育児休暇取得率は男女ともに100%を達成。 さらに、不妊治療と仕事の両立支援などが高く評価され、 岡山県内初となる「プラチナくるみんプラス」認定を取得しています。 スーパーフレックスタイム制度など、日常の微細な調整を可能にする仕組みを整えることで、「100%」。 現場の文化として定着させています。 保守的と思われがちな金融分野でこれほどの数値が実現されている事実は、 組織全体の心理的安全性の高さを物語っています。 3. 片山工業:「お孫さん」まで面倒見ます!?究極の思いやり 井原市に拠点を置き、自動車部品や福祉機器製造で地域経済を支える片山工業。 同社の取組を象徴するのが、事業所内保育所「おもいやり保育園」です。 特筆すべきは、その利用対象の圧倒的な広さです。 一般的な企業内保育所は「社員の子ども」を対象としますが、同社ではなんと「お孫さん」の預かりまで認めています。 なぜ「孫」まで対象とするのか。 ここには多世代が共存する職場作りへの深い洞察があります。 子育て世代の支援はもちろん、その親世代である熟練社員が「孫の世話」を理由に離職したり、 キャリアを断念したりする必要がない環境を整えているのです。 さらに産前産後休暇中の手当100%支給など、現場の声を吸い上げる文化から生まれた 「実効性のある優しさ」がそこにあります。 4. タカヤ:入社初日からの有休と、譲れない「100%」の実績 ITとモノづくりを融合させるタカヤが示す数字にも、圧倒的な本気度が表れています。 女性の育児休業取得率・復帰率ともに「100%」を継続。 そして何より特筆すべきは、「入社初日から有給休暇が取得可能」という破格の制度です。 通常は半年程度の継続勤務が必要とされる中、 この「Day 1」からのサポートは、環境の変化に不安を感じる新入社員にとって最大の安心材料となります。 1時間単位の有休取得など、社員が「自分らしく、しなやかに働く」ための選択肢が日常のなかに しっかりと組み込まれています。 実際にアドバンス企業の取り組みを聞いた学生たちの反応に、私は現代のキャリア観の本質を見ました。 ある学生は「これまでは『やりたいこと』だけを軸にしていたが、それを支える『健康と時間という土台』の 重要性に気づいた」と語っています。 やりがいを追求するためには、心身が健やかであるための「基盤」が不可欠である——。 学生たちは、企業の具体的な支援策を聞くことで、この現実的な事実に目覚め始めています。 ノートルダム精神女子大学キャリアサポートセンターの担当者は、学生の心理をこう分析します。 「学生がそれぞれの観点で『安心できる材料』を探している。 全ての要望を揃えるのは難しいが、1点だけでもアピールできる制度があれば、それが印象に残りやすい」 企業側が用意する「温かな支援の形」は、単なる条件の提示ではありません。 それは「この会社は、私の人生の変化を一緒に乗り越えてくれるパートナーか?」という問いに対する、 企業からの誠実な回答なのです。   「心強い」職場の条件とは 今回紹介した企業に共通しているのは、制度を完成形と見なさず、 社員との絶え間ない「対話」によってアップデートし続けている点です。 「孫の預かり」も、「30分刻みの時短勤務」も、「育休100%」も、「初日からの有休」も。 それらはすべて、働く現場の切実な声や欲求に耳を傾け、試行錯誤した結果として生まれたものです。 アドバンス企業という認定の価値は、人を大切にする企業の「姿勢」にあります。 あなたにとって、本当に「心強い」と思える職場の条件は何ですか? 共に形を変えていける「対話の余地」がある場所。 そんな職場の空気感の中にこそ、豊かな人生のヒントが隠されているはずです。 Learn more about your ad choices. Visit megaphone.fm/adchoices

    インターシップ&企業体験説明会 in ノートルダム清心女子大学 パート②
  6. 7月23日

    インターシップ&企業体験説明会 in ノートルダム清心女子大学 パート①

    岡山県認定の従業員の仕事と家庭の両立支援に積極的な企業 アドバンス企業 8社による「インターシップ&仕事体験説明会」in ノートルダム清心女子大学 現地取材にて参加した企業の取組紹介と学生のインタビューを2回に渡ってお届けします。   孫休暇からソフトクリーム、心理的安全性の追求まで。 岡山「アドバンス企業」に学ぶ、心の豊かさを手放さない働き方 就職や転職を考える際、多くの人が「福利厚生」の項目に目を通します。 しかし、求人票に並ぶ制度名だけで、実際の職場環境を見抜くことは非常に難しいところ。 「育休あり」という文字の裏側に、実際に休みを取れる空気感はあるのか。 制度は単なる「飾り」ではなく、個人のライフスタイルに寄り添う「環境」を持っているのか。 制度の「中身」、現代の働く人々には求められています。   ノートルダム清心女子大学で開催された「インターンシップ&仕事体験説明会」のイベントを取材しました。 会場に集まったのは、岡山県が認定する「アドバンス企業」。 従業員の仕事と家庭の両立支援に取り組む企業では、単なる「休みやすさ」の先にある 先進的な「ワークライフ・インテグレーション(仕事と生活の統合)「相乗効果」」の実態が見えてきました。   時間的な柔軟性と肉体的なウェルビーイング。 それらを土台に、より長期的な視点で社員を支えているのが、ブルーシートや産業機械のメーカーとして世界に挑む 萩原工業株式会社です。 多くの企業が育児短時間勤務を「小学校入学前まで」と区切る中、 同社は「子育て世代意見交換会」で出た社員の声をもとに「小学校卒業まで」と大幅に延長しました。 家庭の事情でキャリアを断念せざるを得ない人材を、長期にわたる支援で守り抜く。 この姿勢は数字にも表れており、女性の入社比率30%以上を目指す採用戦略とともに、係長や課長といった役職に就く女性が着実に増加しています。 また、企業主導型保育施設の運営や延長保育料の無料化、職場復帰しやすい環境を整えています。 時間単位有休や時差出勤制度といったハード面の支援に加え、子の看護等休暇の有給化など、子どもの送迎や急な予定にも対応しやすい。 社内報で男性の育児休業取得者を特集するなど、心理的な壁を取り払う地道な努力も続いています。 ライフステージの「一瞬」を切り取るのではなく、「継続」を前提としたサポートこそが、働く方たちのキャリアを管理職という高みへと繋げているのです。   五感を満たすリフレッシュ:工場から生まれる「質の高いリフレッシュ」 勤務時間中の「質の高いリフレッシュ」に注力しているのが、学校制服や介護服などを手がける 株式会社明石スクールユニフォームカンパニーです。 同社の本社敷地内には、トレーニングマシンや卓球台、さらにはマッサージチェアやシャワー室まで完備されたスポーツジムがあり、 ヨガ教室なども定期開催されています。 広く明るく開放的な社員食堂には、地元洋食店が提供する本格的なコーヒーの香りと、北海道の有名店から取り寄せた濃厚なソフトクリーム。 工場の無機質なイメージを鮮やかに塗り替える、五感を満たす提供。集中力を維持するためのウェルビーイング投資です。 また、「TES(繊維製品品質管理士)」や「ジーンズソムリエ」、「衛生管理者」といった資格取得の受験費用を会社が負担し、合格時には祝金を支給しています。 会社が個人の学びを後押しする姿勢は、単なるスキルアップを超え、社員一人ひとりの「人生の彩り」を尊重する文化の表れです。 子育てしやすい職場環境づくりでは、育児短時間勤務制度、産前・産後休業、育児休業、子の看護等休暇活用の推奨を行っています。 育児短時間勤務制度は、原則として小学校就学まで、勤務時間を1日6時間に短縮できる制度を導入しています。   家族の形をアップデートする:IT企業が仕掛ける「孫育て」と「脱・属人化」 ITソリューションの最前線を走る 株式会社システムズナカシマ 「パパ育休・孫育て休暇」。 これは子どもが1歳になるまでの間に2日間の「パパ育休」に加え、孫が1歳になるまでの間に1日間の「孫育て休暇」を取得できるというものです。 これは単なるユニークな試みではありません。 「子育てはママだけの問題ではなく、家族みんなで育てる」という企業理念に基づく戦略的なメッセージです。 さらに、15分単位の有休取得や8つの時間帯から選べるシフト制といった柔軟な時間管理を導入していますが、 それを可能にしているのは「業務が属人化しない体制作り」への注力です。 不測の事態が起きてもチームでカバーできる仕組みを全社的に構築することで、制度の形骸化を防いでいます。 また、永年勤続表彰では旅行カードや特別有給休暇(リフレッシュ休暇)、自己啓発支援金が贈られるなど、長期的なキャリア形成への敬意も忘れていません。 「いくら良い制度や仕組みが整っていても、実際に活用されていなければ本当の価値は見えません。調べるだけでは現場の実態までは分からないことも多いで す。だからこそ、実際に働く人の声を聞くことが大切です」(システムズナカシマ・德田氏) 同社の育休取得率と復職率がともに100%であり、復職後も元の部署や役職に戻れるという実績は、この「活用されてこそ制度」という結果につながっています。   数字の向こう側にある「空気感」:学生が見抜いた本質 イベントで学生たちの素直な反応に触れ、私は「働きやすさ」の正体を改めて考えたところ。 育児休業後に職場復帰した社員へのサポートが手厚い おかやま信用金庫 同社では、女性だけでなく、男性の育児休業取得を推奨。 育児短時間勤務制度、子の看護等休暇については法令を上回る手厚いサポート制度を導入しています。 制度を受けた、あるいは取得している方からは、上司や先輩、同僚から支えられることは多いので、その分 、限られた時間で精一杯仕事に励もうと意識されている そうです。 また、月末などの繁忙日は残業することもありますが、「時間過ぎてるよ。大丈夫?」と周囲が声掛けをしてくれます。  女性は ライフステージによって働き方が変化していきますが、支店全体で一体感があり 、長く働きやすい職場環境だと思います。   学生から意見として今回の説明会に限らず! 「座談会などで、自分が喋る前に上司の顔色を伺っているような会社は働きにくいと感じる。」 学生が語ったこの言葉は、非常に参考になる内容だと思います。 顔色を伺わずに自分の意見を言える環境や温かいコミュニケーションこそが、どんな制度よりも求められている。ともいえるかもしれません。 また、「岡山でずっと働き続けたい」この思いは 就職した企業で、ライフステージが変わっていく中でも、復帰できる環境が整っているというのは、 採用面からしても、長く勤めてほしい企業からも、考えていく必要がある内容です。   「心強い」職場の条件とは 今回紹介した岡山のアドバンス企業の取り組みに共通しているのは、 制度を完成形と見なさず、社員との絶え間ない「対話」によってアップデートし続けている点です。 「パパ育休・孫育て休暇」も、時短勤務の期間延長も、社内ジムやリフレッシュ環境も。 それらはすべて、働く現場の切実な声や欲求に耳を傾け、試行錯誤した結果として生まれたこと。 アドバンス企業という認定の価値は、人を大切にすること企業。その「姿勢」にあります。 あなたにとって、本当に「心強い」と思える職場の条件は何ですか? 共に形を変えていける「対話の余地」がある場所。そんな職場の空気感の中にこそ、あなたらしい豊かな人生のヒントが隠されているはずです。 Learn more about your ad choices. Visit megaphone.fm/adchoices

    インターシップ&企業体験説明会 in ノートルダム清心女子大学 パート①
  7. 7月1日

    あきた労務管理事務所

    1.人材の定着率を分ける社労士目線での「意外な共通点」 現代の採用市場において、「ホワイト企業」はもはや当たり前。 しかし、求人票に魅力的な条件を並べても、早期離職を招くケースは後を執りません。 新卒者の本音: 「ホワイトだと思って入ったのに、直属の上司に相談しにくい」「現場の空気が重い」 本質的な課題: 制度の形骸化と実態のギャップ、つまり「入社後のミスマッチ」 29年のキャリアを持つ社会保険労務士・穐田恒雄氏は、 数多くの企業の浮沈を見てきた経験から、高い定着率を誇る職場には 「制度の運用」と「人間関係」にまつわる意外な共通点があると説きます。   2.「育休=迷惑」を「感謝」に変える「フォロー手当」 育休の取得が進まない最大の要因は、残されたメンバーへの業務負荷と、 そこから生じる「気まずさ」です。 この問題を構造的に解決しているのが、「岡山子育てしやすい職場アワード」受賞企業などに 見られる「フォロー手当」の仕組みです。 【仕組みの解説】 5人の部署で1人が育休を取得した場合、会社側は浮いたコスト(給与や社会保険料など)の 何割かを、業務負荷が増える残りの4人に「手当」として還元します。 【不満をメリットに転換】 「ゆっくり休んでよ。私らちょっと給料増えるから」 制度の不備を現場に押し付けず、仕組みによって周囲からこの言葉が 自然に掛けられる環境を作ります。 育休を「周囲への迷惑」から「周囲への貢献」へと変える、組織文化の劇的な改善アプローチです。 3.10万円の補助金と「一通の感想文」が、人間関係を修復する 同じくアワードで高く評価されたのが、金銭的支援と心理的ケアを融合させたユニークな 取り組みです。 育休取得者に「出産補助金」として10万円を支給する際、 ある企業はユニークな「条件」を課しています。 課された条件: 「残ったメンバーへの感謝を綴った感想文を提出すること」 単に現金を給付するだけでなく、あえて言葉による「感謝の見える化」を求める。 これにより、休む側の罪悪感を払拭し、送り出す側も「サポートが正当に認められている」と 実感できます。 経営者が「職場の人間関係こそが最大の資産である」という思想を具現化したカタチです。 4.働き方改革の「次」:育休の取りやすさが企業の命運を握る 2019年からの働き方改革により、休日数の増加や残業削減は今やどの企業も主張する ようになりました。 穐田氏は「求人票で休日数を謳っても、もはやインパクトがない」と指摘します。 現在、若い世代が最も注視しているのは「育児休業の取りやすさ」です。 これからの企業が目指すべき指針として、同アワードでも重視される「5つの客観的視点」が 挙げられます。 視点 目指すべき指針 他事業者へのお手本 他社が模倣できる先駆的なモデルであるか 先進性・独創性 独自の工夫や新しい視点があるか 継続性・実行性 一過性ではなく、文化として定着しているか 気運醸成への貢献 Learn more about your ad choices. Visit megaphone.fm/adchoices

  8. 7月1日

    株式会社第一エージェンシー 子育て応援サイト「かぞくと」

    岡山の企業に学ぶ、子育てと仕事を両立させるヒントを掲載「かぞくと」 仕事、育児、そして家事。 これらすべてを完璧にこなそうと奔走しながら、孤独感や将来への不安を抱える現役世代は 少なくありません。 「両立」はもはや個人の努力だけで解決できるフェーズを過ぎ、企業がいかにして 「持続可能な働き方」をできるかという経営課題へとシフトしています 。   こうした中、岡山県で「アイデアが子育てのミライを変えていく。」というコンセプトのもと、 企業の等身大の取り組みを発信しているプラットフォームが注目を集めています。 運営するのは、単なる広告代理店ではなく、クライアントの課題解決を追求する 「マーケティングサポート企業」である株式会社第一エージェンシー。 同社が運営する子育て応援サイト「かぞくと」の編集長のお話を交えながら、 働き方のヒントを伺います。   1. 制度の背景にある「リアルな声」を届けるプラットフォーム「かぞくと」 「かぞくと」は、単なる企業紹介に留まらない、メディアとしての強いこだわりが伝わってきます 。   「かぞくと」は、子育てと仕事の両立を支えるリアルな取り組みや アイデアを発信するプラットフォーム。 制度の概要を右から左へ紹介するのではなく、 「実際にその制度を使った社員の等身大の体験談」や、「導入のきっかけ、当時の苦労や工夫」 といった背景まで丁寧に取材しています。 伝わる雰囲気:プロのカメラマンが撮影した写真と共に紹介することで、 社員の人柄や会社の空気感を可視化 。 サポーター企業:従業員の家事・育児・仕事の両立支援に本気で取り組み、 多様な働き方を導入している県内企業を「かぞくとサポーター」として紹介 。 掲載料は無料:地元企業が参加しやすいよう、掲載にかかる費用は一切なし。 現在すでに30件以上の事例が集まっています 。   2. 立ち上げのきっかけ:「アイデアが子育ての未来を変えていく」 「かぞくと」のプロジェクトは、第一エージェンシー自社の 「共働き子育て世帯の社員が抱える悩み」に目を向けたことから始まりました 。   【編集長の想い】  「地元を盛り上げたい、ワクワクする社会を作りたいという創業時からの思いがあります。 今の岡山の課題を考えたとき、両立に悩むママ・パパの存在に改めて目を向けました。 少子化の原因の一つとされる『子育てのハードル』を少しでも下げたい。 一社の工夫やアイデアを地域で共有していくことで、岡山全体が働きやすく暮らしやすい環境に 変わっていくはずです」 Learn more about your ad choices. Visit megaphone.fm/adchoices

番組について

岡山県内にある多くの企業は、積極的に従業員の子育てを考え、支援を行っています。 それぞれの企業・職種にあった従業員へ対しての取り組みをラジオで紹介。 また、おかやま子育て応援宣言企業といった制度や、アドバンス企業といった岡山県が認定し、 認定した企業の中から「おかやま子育てしやすい職場アワード」として、表彰を行っています。 受賞企業の先進的な事例を交えながら、企業向けの子育て支援に関する補助制度や支援制度を紹介します。

JFN Podsの他の作品