Wet Shaving Lab.〜一枚刃の誘惑〜

Kiichiroh Hori

髭剃りを「面倒な作業」から「至福の儀式」へ変える研究所です。多枚刃にはない圧倒的な剃り味と、濃密な泡を育てる喜びを広めたい。こだわりの道具やソープの魅力を、独自の視点で研究・発信中。日常を整える最高の20分間を提案します。

  1. 2日前

    第20回:Wet Shaving Lab.〜一枚刃の誘惑〜|米国の名門「バリスター・アンド・マン」の魅力。香りと性能の芸術、進化する職人技

    【エピソード概要】 記念すべき第20回の放送では、ゴールデンウィークの活動報告からスタート。生成AIの後押しで始めたという公式Noteの開設秘話や、ウェットシェービングという「ニッチな趣味」を広めることへの想いを語ります。 本編では、世界中のファンを魅了するシェービングソープブランド「Barrister and Mann(バリスター・アンド・マン)」を特集。法科大学院生だった創業者が、いかにして「香りの芸術」と「圧倒的な剃り心地」を両立させるブランドを築き上げたのか。その名前の由来から、最新の石鹸ベース、そして個人輸入の際に注意すべきアルコール規制の豆知識まで、マニアックかつ実用的な情報をお伝えします。 【主なトピック】 祝・20回&Note開設! 生成AIの提案から始まった「文字で伝える」ウェットシェービング。 「まだ売れていないアイドルを推す」ような、ニッチな趣味の楽しみ方。 「Barrister and Mann」ブランドの背景 2013年、米国で誕生したアーティザンブランド。 ブランド名に込められた「弁護士(Barrister)」と「紳士の嗜み」への敬意。 究極の剃り心地を求めて:石鹸ベースの進化 歴代ベース(グリサント、リザーブ、エクセルシオール等)から最新の「オムニバス・ベース」へ。 牛脂(タロウ)とヴィーガン、それぞれの魅力。 圧倒的な「滑り」と、アフターシェーブいらずの「保湿力」。 「香りは芸術である」:代表作セビリアの魅力 高級香水へのオマージュから始まった香りの探求。 不動の人気No.1「Seville(セビリア)」:オペラ『セビリアの理髪師』をイメージした、欧州の理髪店の香り。 2026年の最新動向と輸入の注意点 スターリング社への生産拠点移転による供給力の向上。 日本からの個人輸入における「アルコール規制」の壁。 「スプラッシュ(液状)」と「バーム(乳液状)」、どちらが輸入しやすいか? 次回は、日本でも手に入りやすく使い勝手の良いシェービングブラシ、オメガ(Omega)の「ローマ・コロッセオ」についてお話しします。初心者の方にもおすすめの、手頃で高品質なブラシの魅力に迫ります。

    20分
  2. 5月2日

    第19回:Wet Shaving Lab.〜一枚刃の誘惑〜|宇宙工学の精度で剃る。カナダ発「ヘンソンシェービング」の魅力と驚異の技術力

    今回の「Wet Shaving Lab.」では、カナダのブランド「Henson Shaving(ヘンソンシェービング)」をピックアップし、その圧倒的なこだわりと技術力について詳しく解説します。 5月に入り、桜が散り始めた札幌の近況や、最近では珍しくなった鯉のぼりの話題からスタート。本編では、日本国内でも公式オンラインサイトや主要ECモールで手軽に購入可能となり、注目を集めているヘンソンシェービングの「両刃カミソリ」を深掘りします。 宇宙工学が生んだ超精密構造カナダ・オンタリオ州にある宇宙船や火星探査機の部品を製造する工場で作られており、0.005mmという驚異的な精度で設計されています。航空宇宙グレードのアルミニウムをCNC(コンピュータ数値制御)で削り出すことで、従来の亜鉛合金製にはない精密さを実現しています。 理想的な剃り心地の秘密刃の露出(露出量)をわずか0.033mmに抑えることで、肌への優しさと滑らかな剃り心地を両立。さらに、理想的な深剃りを実現するための接触角度「30度」が固定されやすい設計になっており、初心者でも扱いやすい工夫が施されています。 ヘンソンが解決する5つの悩みと6つの魅力公式サイトでも紹介されている「肌への優しさ」「コストパフォーマンス」「目詰まり防止」「手入れの楽さ」などのポイントを検証。特に、市販の安価な替え刃(1枚約30円程度)が使用できる圧倒的なランニングコストの良さや、プラスチックフリーでサステナブルな構造についても触れます。 モデル展開と材質の違いスタンダード、ミディアム、アグレッシブという「刃の露出量」による3種類のモデル展開や、軽量なアルミニウム製と、より重量感のあるチタン製モデルの違いについても詳しく紹介します。 「ヘンソンは本当に初心者向きなのか?」という独自の視点での考察も含め、一枚刃カミソリの奥深い世界をお届けします。 次回は、人気のシェービングソープブランド「Barrister and Mann(バリスター・アンド・マン)」についてお話しする予定です。どうぞお楽しみに!

    22分
  3. 4月25日

    第18回:Wet Shaving Lab.〜一枚刃の誘惑〜|シェービングボウルの奥深き世界と意外な代用品の発見

    今回のエピソードでは、シェービングソープを泡立てるために使用する「シェービングボウル」をメインテーマにお届けします。 札幌の遅い春と花見の思い出 4月最終週を迎え、札幌でもようやく桜が満開になった様子が語られます。 北海道神宮に隣接する円山公園での花見のエピソードでは、かつては「ジンパ(ジンギスカンパーティー)」で火を使えたものの、コロナ禍以降は火気厳禁となりブルーシートでの飲食のみとなっている現状が紹介されました。 花見の最中、この時期特有の花粉症に悩まされたという個人的な体験も共有されています。 ボウルラザリングへの回帰とシェービングボウルの探求 シェービングソープの泡立て方には、ボウルを使う「ボウルラザリング」と、顔の上で直接泡立てる「フェイスラザリング」の2種類があります。 最初は木製の味噌汁用の椀から始め、手軽さから長らくフェイスラザリングを行っていましたが、ここ1ヶ月半ほどで再びボウルラザリングの面白さに目覚めたとのことです。 イソップ(Aesop)のステンレス製ボウルへの憧れから始まり、Amazonでのステンレス製サラダボウルの代用、AliExpressでの底に凹凸があるプラスチック製シェービングボウルの購入など、理想のボウルを求める探求の過程が語られています。 究極のツール?犬猫用「早食い防止皿」の活用 今回のハイライトとして、ペット(犬や猫)の「早食い防止用の餌皿」をシェービングボウルとして代用するというユニークなアイデアが紹介されます。 シリコン製で折りたためるこの餌皿は、底にあるデコボコとした突起がシェービングブラシの毛を適度に分け、空気と石鹸を効率よく混ぜ合わせるため、驚くほど早くきめ細かい泡を作ることができるそうです。 さらに、シリコンはシェービングブラシの動物毛よりも柔らかいため、ブラシを傷めにくいという大きなメリットも挙げられています。 ボウルラザリングのメリットと極上の泡作り ボウルラザリングを成功させる最大のコツは、水分の微調整にあると語られます。最初は少量の水から始め、数滴ずつ水を足していくことで、均質で理想的な泡が完成します。 また、香料が強くて肌がヒリヒリしてしまっていた海外の有名シェービングソープも、ボウルで泡立てて香料成分を飛ばすことで、肌への刺激が軽減されて使えるようになるかもしれないという興味深い発見もシェアされています。 次回予告 次回のエピソードでは、アルミニウム製の両刃カミソリであるHenson(ヘンソン)の「AL13」についてレビューする予定です。

    22分
  4. 4月18日

    第17回:Wet Shaving Lab.〜一枚刃の誘惑〜|至高のスキンケア成分を誇る高級ソープ「Ethos」を語る

    今回の「Wet Shaving Lab.」は、アメリカの高級ブランド「Ethos Grooming Essentials(エトス・グルーミング・エッセンシャルズ)」のシェービングソープを徹底解説します。 高級シェービングソープ「Ethos」の魅力: 1個40ドルという価格設定の裏にある、圧倒的なこだわりとは? 驚異のスキンケア成分: 36種類もの希少な高級有効成分を配合。まるで「顔のパック」をしているような贅沢な使用感について。 独特な油脂ベース: グラスフェッド牛の牛脂に加え、バイソン、アヒル、ダチョウの油、さらには羊のミルクや多彩な植物性バターをブレンドした独自の処方。 名香へのオマージュ: ゲランの香水からインスピレーションを得た「Lost Souls(ロスト・ソウルズ)」の、深い森を思わせる香りの世界観。 推奨される「ロード&ラザリング」技術: ソープの容器を逆さまにしてブラシに取るという、ブランド推奨のユニークな使用方法。 ユーザーコミュニティの評価: 剃り上がりの肌の質感や、価格に見合う価値、そして新作がすぐに売り切れてしまうほどの人気ぶりについて。 健康な体があってこその楽しい趣味の時間。体調が整うことで授業にもより一層熱が入るという、札幌の物理教師ならではの視点でお届けします。 次回予告: 次回は、今回少し触れた「シェービングボウル」についてお話しする予定です。どうぞお楽しみに!

    20分
  5. 4月11日

    第16回:Wet Shaving Lab.〜一枚刃の誘惑〜|6通りの剃り味を1台で!Rockwell 6Cの深掘りとプエブロレザーの愉しみ

    エピソード概要 今回の配信では、4月の新生活の様子を交えつつ、イタリアの名門タンナーが作る「プエブロレザー」のブックカバーと、ウェットシェービング愛好家の間で評価の高い「Rockwell 6C」カミソリについてお届けします。 和紙のような質感: イタリア・トスカーナ地方のバダラッシ・カルロ社が製造する革で、表面を真鍮ブラシで毛羽立たせた独特の質感が特徴です。 劇的なエイジング(経年変化): 使い込むほどに毛羽立ちが寝ていき、中からオイルが染み出すことで、深い色味と艶やかな光沢へと変化します。 使用感: 現在はブックカバーとして使用中。手触りの変化を楽しむことが最大の魅力です。 ブランドの歴史: 2014年にカナダのオンタリオ州で誕生。クラウドファンディング(Kickstarter)で成功を収め、ユーザーからのフィードバックを元に製品改良を重ねてきた信頼のブランドです。 最大の特徴「6段階の調整機能」: 3枚の両面ベースプレートを入れ替えることで、R1(マイルド)からR6(アグレッシブ)まで6段階の剃り味を選択可能です。 スペックと価格: 価格:約9,800円 重量:約100g(重厚感のある使い心地) 素材:亜鉛合金にクロームメッキ(6Sはステンレス製) 注意点: ネジの規格が一般的なM5とは異なるため、他社製のハンドルとの互換性には制限があります。 実際に全プレートを試した感想を詳細にシェアします。 R1・R2: 非常にマイルドで肌に優しい。R1は角度設定がシビアですが、肌荒れが気になる時に最適です。 R3・R4: 標準的かつ効率的な剃り味。R4は時間をかけずにスムーズに剃り上げることができます。 R6: 最もアグレッシブな設定。ブレードギャップが広く緊張感がありますが、一回で深剃りができ、ウェットシェービングの醍醐味を最も感じられます。 次回の配信では、高級シェービングソープブランド「Ethos Grooming Essentials(エトス・グルーミング・エッセンシャルズ)」を紹介予定です。お楽しみに!

    22分
  6. 4月5日

    第15回:Wet Shaving Lab.〜一枚刃の誘惑〜|フランスの至宝「マルタンドカンドル」の魅力に迫る。5ヶ月の熟成が生む圧倒的な密度と、肌を守る伝統的なシェービングの「儀式」

    第15回となる今回は、新年度の身近な話題から、世界中の愛好家が絶賛するフランスの高級シェービングソープ「マルタンドカンドル(Martin de Candre)」の深すぎる魅力について語ります。 物理教師の近況:謎の血圧低下と健康診断 4月の新年度を迎え、健康診断を受けたパーソナリティ。かつて150を超えていた血圧が、特別な対策なしに120台まで下がっていたという驚きの結果について。リラックス効果やサプリメントの可能性を考察しつつ、年齢を重ねることと健康管理の向き合い方について触れます。 フランスの至宝「マルタンドカンドル」とは 15年ほどの歴史を持つアメリカのアーティザンソープに対し、50年の歴史を誇るフランスの老舗ブランド。その製法や価格、そしてなぜこれほどまでに高い評価を得ているのかを詳しく解説します。 圧倒的な密度を生む「5ヶ月の熟成」 マルセイユ石鹸由来の「高温鹸化法(ホットプロセス)」を採用しながら、その後4〜5ヶ月もの期間、自然乾燥・熟成させるという異例の手間。水分を極限まで飛ばすことで生まれるソープの圧倒的な密度と、驚異的なコストパフォーマンスの秘密に迫ります。 使用感と香りのバリエーション わずか10〜20秒で泡立つクリーミーでリッチな泡立ち。ラベンダー、ミント、ローズマリーをベースにした「オリジナル」の香りを中心に、フゼア、ローズ、ベチバー、シトラスといった多彩なラインナップを紹介。さらに、天然ブナ材を使用した特徴的な容器についても語ります。 伝統的なシェービングは「肌を守る儀式」 マルタンドカンドルが発信する「トラディショナル・シェービングの完全ガイド」を参照。単なる髭剃りではなく、肌を守りながら丁寧に剃る「儀式」としてのウェットシェービングの価値を再確認します。 次回は、日本でも手に入りやすく、多くのユーザーに愛されている両刃カミソリの定番「ロックウェル(Rockwell)6C」シリーズについてお話しする予定です。

    22分
  7. 3月29日

    第14回:Wet Shaving Lab.〜一枚刃の誘惑〜|エジプトからの刺客「シャーク」の刃と経年変化を楽しむミネルバボックス

    第14回:Wet Shaving Lab.〜一枚刃の誘惑〜|エジプトからの刺客「シャーク」の刃と経年変化を楽しむミネルバボックス 札幌ではようやく雪が解け、春の気配が整ってきました。今週は、物理教師の日常を彩る「革製品」の話題と、ウェットシェービングファンにはお馴染みのカミソリの刃「シャーク」を深掘りします。 冒頭では、新しく手に入れたイタリア・トスカーナ地方の名門タンナー「バダラッシ・カルロ社」のミネルバボックスを使用したブックカバーについて語ります。 バケッタ製法: 1000年以上の歴史を持つ、牛脚脂をじっくり浸透させる伝統技法。 エイジング: ズボラな方でも手入れ不要で、使い込むほどに宝石のような艶が増す特徴。 手触り: 自然な「シボ(凹凸)」が生み出す、読書時間を豊かにする独特の質感。 今回のメインテーマは、ロード・インターナショナル社(エジプト)が展開するブランド**「Shark(シャーク)」**の両刃カミソリの刃です。 シェービングの聖地・エジプト: 紀元前3000年から「剃る」ことが文明の証だったエジプトの歴史と、工場の背景。 3つのラインナップ比較: スーパークロム: ポリマーコーティングによる圧倒的な滑らかさ。初心者や敏感肌に最適。 スーパーステンレス: コーティングを最小限に抑えた、伝統的でダイレクトな剃り味。 プラチナ: 耐久性と鋭さを両立。深剃りを求める熟練者向け。 使用感のヒント: 世界標準と言われる「アストラ・グリーン」との比較や、メルクール34Cとの相性、そして海外製ならではの「品質のゆらぎ」を楽しむ心の余裕について。 カミソリの刃一枚から広がる歴史と技術のロマンを、ぜひお楽しみください。 次回の予告: フランスの最高級ハンドメイドシェービングソープ「マルタン・ド・カンドル」についてお届けします。

    16分
  8. 3月21日

    第13回:Wet Shaving Lab.〜一枚刃の誘惑〜|堅牢なるステンレスの砦。中級者向けホルダー「ミューレ ロッカ」の魅力に迫る

    エピソード概要 5分の面倒な作業を、20分の楽しい趣味に変えてみませんか? 札幌在住の高校物理教師がお届けする、日常を豊かにするシェービングの時間です。3月後半に入り、札幌も雪解けが進んで歩きやすくなりました。今回は、録音機材のちょっとしたアップデートの話題から始まり、ドイツの老舗ブランド「ミューレ(Mühle)」が誇る堅牢なステンレス製ホルダー「ロッカ(Rocca)」の魅力について、その歴史や素材、独特の剃り心地まで深く掘り下げていきます。 録音機材のアップデート 生成AIのアドバイスを参考に、マイクとオーディオインターフェースを繋ぐXLRケーブルを新調しました。 従来の1,000円程度のものから、ノイトリック社製のコネクタを採用した7,000円以上のケーブルに変更し、音質の変化を検証しています。 ドイツの名機「ミューレ ロッカ(Rocca)」 1945年創業のドイツのブランド「ミューレ」から2016年に発表された「ロッカ」について解説します。 イタリア語で「砦」や「城」を意味するその名の通り、世代を超えて受け継がれる強さと耐久性を備えています。 素材には、外科用インプラントや高級時計にも使用される、非常にサビに強い「316Lマリングレードステンレス鋼」を採用しています。 ハンドルには、天然の油分を含み水に濡れると滑りにくくなる「白樺の樹皮(バーチバーク)」を使用したモデルもあり、木のような温かみとメンテナンスのしやすさを両立しています。 製造工程の進化と極上の剃り心地 発売初期のV1・V2モデルで採用されていたMIM(金属粉末射出成形)から、2023年以降の現行モデル(V4)では、ステンレスの塊から削り出す「CNC加工」へと製造工程が進化し、驚くほど滑らかな仕上がりを実現しています。 攻撃性は、初心者向けの「R89」と上級者向けの「R41」の中間に位置し、少ない回数で効率よく深剃りができる設計です。 ヘッド部分が共鳴板のように機能し、ヒゲをカットする際に独特の心地よい音を奏でるのも、ロッカならではの大きな魅力です。 ハンドルを寝かせてトッププレートを肌に密着させる「ライド・ザ・キャップ」というテクニックが適しています。 次回は、エジプトのLord社が展開する替刃ブランド「シャーク(Shark)」について取り上げる予定です。

    19分

番組について

髭剃りを「面倒な作業」から「至福の儀式」へ変える研究所です。多枚刃にはない圧倒的な剃り味と、濃密な泡を育てる喜びを広めたい。こだわりの道具やソープの魅力を、独自の視点で研究・発信中。日常を整える最高の20分間を提案します。