Wet Shaving Lab.〜一枚刃の誘惑〜

Kiichiroh Hori

髭剃りを「面倒な作業」から「至福の儀式」へ変える研究所です。多枚刃にはない圧倒的な剃り味と、濃密な泡を育てる喜びを広めたい。こだわりの道具やソープの魅力を、独自の視点で研究・発信中。日常を整える最高の20分間を提案します。

  1. 6日前

    第39回:Wet Shaving Lab.〜一枚刃の誘惑〜|秋の札幌と熱狂のイベント「Lather Games」の開幕

    第39回となる今回は、当初予定していたブランド「Wholly Kaw」の紹介を来週へ延期し、急遽予定を変更してお届けします! テーマは、海外の巨大掲示板Redditのコミュニティ(r/Wetshaving)で10月の1ヶ月間にわたって開催される熱狂的なシェービングイベント「Lather Games(ラザーゲームズ)」です。 🎙 今回のエピソードのハイライト 札幌ローカルトーク:朝晩は上着が必要なほど冷え込んできた9月下旬の札幌。大通公園で約1kmにわたって開催されている巨大グルメイベント「さっぽろオータムフェスト」の驚くべき混雑ぶり(100m進むのに5分以上!)についてお話しします。「Lather Games」とは?:10月1日〜31日までの毎日、日替わりのテーマに沿ったソープを選んでヒゲを剃り、その理由や感想をSOTD(Shave of the Day)スレッドに投稿し合う、愛好家たちの過酷で楽しい1ヶ月間のイベント。驚きの「日替わりテーマ」たち:「国際コーヒーの日(コーヒー系の香り)」や「男子サッカーワールドカップ優勝国で作られたソープ」といったものから、「他の参加者と銘柄を伏せたサンプルを送り合うブラインドテスト」、「食器用洗剤やピーナッツバターで剃るワイルドな日」、「複数の香りを混ぜるフランケンシュタインソープ」まで、ユニークすぎるお題の数々をご紹介します。イベントの醍醐味:高得点(最大で1日13点など)を狙うための計画作りや、参加者同士での小分けサンプルのトレード、未知の香りに出会うコミュニティならではの楽しみ方について解説します。初心者の方でも参加しやすいようにルールが改定されるなど、ウェルカムな雰囲気も魅力のこのイベント。ぜひ皆さんもコミュニティの熱気を感じてみてください。 次回は今回お休みしたシェービングソープブランド「Wholly Kaw」についてお話しする予定です。お楽しみに!

  2. 9月12日

    第38回:Wet Shaving Lab.〜一枚刃の誘惑〜|シェービング情報サイト「Shave Compass」とTimeless Razorアルミスラントの魅力

    エピソードの概要 5分の面倒な作業を20分の楽しい趣味に変えてみませんか? 札幌在住、高校で物理を教える教師が、1枚刃の両刃カミソリとシェービングソープであなたの日常をアップデートするヒントをお届けします。 前半は、アメリカで新たに立ち上がったウェットシェービングのポータルサイト「Shave Compass(シェーブコンパス)」をご紹介します。運営者のブラッド・ヘイ氏が18年ぶりにシェービングの世界に戻ってきた際、「文字だけで香りを想像しにくい」「情報があちこちに分散している」という自身の課題を解決するために作られた画期的なサイトです。 Scent Atlas(香りの地図):「バーバーショップ」「シトラス」「メンソール」「タバコ・レザー」など、香りの系統ごとにシェービングソープを検索できます。現在245種類ものソープが体系的に整理されています。 Blade Atlas(替刃の地図):初心者向けの基本セットから、マイルドな刃、鋭利な刃まで、現在22種類の替刃を特性ごとに分かりやすくナビゲートしてくれます。 現在はアメリカ国内のみの発送ですが、眺めているだけでも楽しい、まさに愛好家にとっての「羅針盤」となるウェブサイトです。 後半のメインテーマは、アメリカの高級ブランド「Timeless Razor(タイムレスレイザー)」のアルミニウム製スラントホルダーのレビューです。 Timeless Razorの歴史と理念:2016年に兄弟で創業。父親の工場で高校時代から学んだ高度な機械加工技術を活かし、「親から子へ、子から孫へ」と世代を超えて受け継がれる品質(=Timeless)を追求しているブランドです。 手頃で高品質なアルミニウム製:数万円台の高級なステンレスやチタン製モデルで圧倒的な高評価を得ている同社ですが、今回紹介するアルミニウム製のスラントホルダーは現在84ドル(約13,100円)という比較的アクセスしやすい価格帯で提供されており、発売当初は即完売するほどの人気を集めました。 物理教師目線の使用感レビュー: マイルドで効率的:ヘッドが薄く設計されているため、鼻の下など細かい部分も非常に剃りやすいのが特徴です。 安定したグリップ:太めのハンドルは滑りにくく、快適なシェービングをサポートしてくれます。 刃との相性:スラント(斜め)構造により刃がねじれてしっかりと固定されるため、鋭いフェザーの刃や、マイルドな炭素鋼替刃など、どんな刃をセットしてもブレがなく快適です。 注意点:アルミニウム製ゆえに非常に軽量です。「ロックウェル 6C」などの重みのあるホルダーを好む方には少し軽すぎるかもしれません。アグレッシブさで言えば、ロックウェルのプレート3程度のマイルドな肌当たりです。 他にも、愛好家向けに毛束(ノット)を自分で接着できる「ハンドル単体」の販売を行うなど、Timeless Razorのユニークな商品展開についても触れています。 シェービングの新たな羅針盤「Shave Compass」メインテーマ:Timeless Razor「アルミニウム・スラント」ホルダー

  3. 9月5日

    第37回:Wet Shaving Lab.〜一枚刃の誘惑〜|Treet社の炭素鋼替刃の魅力とRedditの過酷なシェービングイベント報告

    エピソードの概要 5分の面倒な作業を20分の楽しい趣味に変えてみませんか? 札幌在住、高校で物理を教える教師が、1枚刃の両刃カミソリとシェービングソープであなたの日常をアップデートするヒントをお届けします。 9月に入り、札幌も少しずつ涼しさを感じる季節となりました。今回は、海外のシェービングコミュニティ「Reddit」で開催されたユニークな8月のイベント結果報告と、知る人ぞ知る「炭素鋼(カーボンスチール)」替刃の奥深い魅力について深掘りしていきます。 海外コミュニティ「Reddit」の8月イベント結果報告 8月に行われた過酷でユーモアあふれるシェービングイベントの結果が発表されました。リスナーの皆様にもその面白さを共有します。 豚毛ブラシの31日間育成企画 新品の豚毛ブラシをボウルを使わずに31日間使い続けるチャレンジ。17人が完走した一方で、7人が失格となりました。初日にうっかりボウルで泡立ててしまった方や、25日目にブラシの写真を撮り忘れた方など、厳格なルールゆえの微笑ましいリタイアエピソードが寄せられています。MMOC Master Quest 1930年代の重厚でアグレッシブな片刃カミソリ「Gem Micromatic Open Comb」を、同じ刃・ブラシ・ソープで1ヶ月間使い続ける過酷な企画。12人中10人が見事に完走を果たしました。初日に違うカミソリを使ってしまった方や、27日目で石鹸が尽きてしまった方など、コメント欄での自虐的なやり取りからコミュニティの温かさと盛り上がりが伝わってきます。メインテーマ:パキスタン・Treet社の炭素鋼(カーボンスチール)替刃 今回のメインテーマは、現在主流のステンレス製ではなく、あえて「炭素鋼(カーボンスチール)」の替刃を作り続けているパキスタンの企業「Treet(トリート)」社です。 70年以上続く炭素鋼へのこだわり 1952年に事業を開始し、1954年から炭素鋼の替刃を製造し続けているTreet社。現在もパキスタン国内で高いシェアを誇り、世界45カ国以上へ輸出しています。安価な製品との競争がある中でも、理髪師や愛好家からの根強い需要に支えられ続けています。フェザー「青箱」とユニークなFAQ 日本が誇るフェザー社も「青箱」という炭素鋼の替刃を製造しています。興味深いのはフェザーの公式FAQです。ステンレス製の「ハイステンレス」を強く推奨し、自社の青箱については「錆びやすく切れ味の耐久性も低い」とあえて謙遜(?)するような記述があり、これが逆にマニアの心をくすぐります。「ブラックビューティー」の秘密と物理的考察 Treetの炭素鋼替刃「Treet Carbon Steel」は刃が黒いことから「Black Beauty」とも呼ばれます。これは炭素の色ではなく、錆を防ぐための酸化被膜などの表面処理によるものです。物理教師の視点から見ると、光の薄膜干渉によってわずかに色づいて見える、非常に興味深い現象です。アグレッシブなホルダーとの最高の組み合わせ 炭素鋼の刃は錆びやすく、使用回数も3回程度が限度ですが、ステンレスにはない「マイルドな肌当たり」が最大の特徴です。ミューレの「R41」やラゾロックの「ジョーズ」といったアグレッシブなカミソリホルダーと組み合わせることで、鋭さを抑えつつ極上の剃り上がりを実現します。1枚約10円というコストパフォーマンスの高さも大きな魅力です。次回の予告 次回は、アメリカのブランド「Timeless Razor」のアルミニウム製スラントホルダーについてレビューをお届けします。どうぞお楽しみに!

  4. 8月29日

    第36回:Wet Shaving Lab.〜一枚刃の誘惑〜|認定NPO法人への寄付と、予期せぬ出会いが生んだRazoRock「JAWS」の魅力

    【番組紹介】札幌在住の高校物理教師がお届けする「Wet Shaving Lab.〜一枚刃の誘惑〜」。毎日の面倒な髭剃りを、最高に楽しい20分の趣味の時間へと変えるヒントを発信しています。 第36回となる今回のエピソードでは、当ラボの新たな社会貢献活動への取り組みと、カナダ発・イタリアンバーバースタイルの人気ブランド「RazoRock(ラゾロック)」の攻撃的かつ魅力的な両刃カミソリ「JAWS(ジョーズ)」について熱く語ります。 🎙 今回の主なトピック 認定NPO法人テラルネッサンスへの支援と今後の展望 Wet Shaving Lab.としての新たな試みとして、ウガンダなどでの元子ども兵社会復帰支援や地雷撤去支援を行う認定NPO法人「テラルネッサンス」の法人サポーター(TSC北海道)に登録しました。シェービングソープに欠かせない「シアバター」の産地でもあるアフリカの地と、日々のシェービングを通じた間接的な繋がりを感じながら、将来的にはクラウドファンディングによるオリジナルソープ・ブラシの開発や法人化も見据えた活動を進めていきます。海外通販での「予期せぬ」トラブルと神対応 RazoRockの「BBS オープンコーム」を海外サイト(ItalianBarber)で注文したところ、手書きのチェックリストには正しい商品名が記載されていたにもかかわらず、箱の中身はなんと「JAWS」でした。しかし、拙い英語で問い合わせをしたところ、即座にミスを認め、正しいヘッドパーツを再送してくれた上に「手元のJAWSはそのまま使ってほしい」という素晴らしいカスタマー対応を受けました。恐ろしくも快適なRazoRock「JAWS」の魅力ひょんなことから手に入れた「JAWS」。その名の通りサメの歯のように隙間が広く、見た目は非常にアグレッシブで恐ろしいオープンコーム仕様です。しかし実際に肌に当ててみると、その見た目とは裏腹に、非常に快適で効率的なシェービングを実現してくれる優秀なモデルであることが分かりました。次回の予告:TREET(トリート)炭素鋼ブレードとの相性アグレッシブなカミソリには、マイルドな替刃を合わせるのが鉄則です。次回は、この「JAWS」とパキスタン製のマイルドな炭素鋼ブレード「TREET」を組み合わせた極上のシェービング体験について深掘りします。💡 こんな方におすすめ ウェットシェービングの奥深い世界に興味がある方RazoRockの「JAWS」やオープンコーム型カミソリの購入を検討している方海外通販でのトラブル対応やカスタマーサービスのリアルな体験談を知りたい方日常のルーティンを通じて、少しでも社会貢献に関わりたいと考えている方

  5. 8月22日

    第35回:Wet Shaving Lab.〜一枚刃の誘惑〜|ヒリついて使わなかったソープが復活!「Ariana & Evans」とボウルラザリングの意外な相性|TREET炭素鋼替刃

    5分の面倒な作業を、20分の楽しい趣味に変えてみませんか?札幌在住、高校で物理を教えるパーソナリティがお届けする「Wet Shaving Lab.〜一枚刃の誘惑〜」。一枚刃の両刃カミソリとシェービングソープを中心に、毎日の髭剃りを少し楽しくするヒントをお届けします。 今回のテーマ 前半は、パキスタンの替刃メーカーTREETの炭素鋼ブレードについて。TREET DURA SHARPを実際に使ってみて感じた、やさしい刃当たりと切れ味についてお話しします。TREET CARBON STEEL、WHITE CARBON、DURA SHARP、CLASSIC、そしてステンレス製のTREET PLATINUM。種類の多さに加え、Amazonでは200枚単位ながら比較的手頃な価格で購入できるのもTREETの面白いところです。後半のメインテーマは、アメリカのシェービングブランドAriana & Evans。Kaizen、Kaizen 2、Ultima、Legacy、Ultima 2と、次々にソープベースを改良してきたブランドの特徴や、海外で評価されている滑走性、クッション性、剃った後のしっとりした使用感、そして存在感のある香りについて紹介します。私が使っているのは、Kaizen 2ベースのApricity、UltimaベースのMatcha Tea、そしてシェービングクリームのPlum & Bliss。実はApricityとMatcha Teaでは、フェイスラザリングをしたときに肌が少しピリつく感覚がありました。ところが、シェービングボウルで十分に泡立ててから顔に塗るボウルラザリングに変えると、その感覚はなくなりました。原因を断定することはできませんが、泡立てる前の濃い状態のソープや香料成分が直接肌に触れること、またボウルラザリングによる加水や香り成分の揮散などが関係している可能性について考えています。「このソープ、少しピリつくな」と感じたことがある方は、フェイスラザリングだけで判断せず、一度ボウルラザリングを試してみると、そのソープの違った一面が見えてくるかもしれません。 今回登場する主なアイテム TREET CARBON STEELTREET WHITE CARBONTREET DURA SHARPTREET CLASSICTREET PLATINUMAriana & Evans ApricityAriana & Evans Matcha TeaAriana & Evans Plum & Bliss次回は、RazoRock Game Changer JAWSについてお話しする予定です。名前も見た目も少し怖い、特徴的なオープンコームの両刃カミソリ。実際の剃り味を中心に紹介します。

  6. 8月15日

    第34回:Wet Shaving Lab.〜一枚刃の誘惑〜|高コスパ!韓国発「DORCO(ドルコ)」替刃の実力と最新電気シェーバー事情

    第34回:Wet Shaving Lab.〜一枚刃の誘惑〜|高コスパ!韓国発「DORCO(ドルコ)」替刃の実力と最新電気シェーバー事情 番組概要 札幌在住、高校で物理を教えるパーソナリティがお届けする「Wet Shaving Lab.〜一枚刃の誘惑〜」。 5分の面倒な髭剃り作業を、20分の楽しい趣味の時間に変えてみませんか? この番組では、両刃カミソリとシェービングソープを使ったウェットシェービングの奥深い魅力と、日々の身だしなみをアップデートするヒントをお届けします。 今回のトピック 1. 最新電気シェーバーの価格事情とウェットシェービングの利点 ドライシェービングの現状:日本では電気シェーバーを利用するドライシェービング派が多く、特に50代以上のシニア層では時短目的で利用されています。全体の中でウェットシェービングを行っているのは2〜3割程度に留まります。高級化する最新電気シェーバー:2026年7月31日に、ブラウンから約12年ぶりとなる最上位モデル「ネボ シルクシェーバー」が発売されました。肌の下-0.12mmという驚異の深剃りを実現していますが、通常価格は9万1,400円、Amazon限定モデルでも8万2,800円と非常に高価です。維持費とコストパフォーマンス:最新シェーバーは18ヶ月ごとの交換が推奨される替刃だけでも1万6,280円のコストがかかります。一方で、両刃カミソリは初期投資こそかかるものの、替刃やソープなどの消耗品が安価なため、長期的なコストパフォーマンスに非常に優れています。2. メインテーマ:圧倒的コスパを誇る「DORCO(ドルコ)」替刃の魅力 Amazonで大人気の替刃:両刃カミソリの替刃を検索すると必ず上位に表示されるのが、韓国のメーカー「DORCO(ドルコ)」の製品です。驚きの低価格:100枚セットで2,580円(1枚あたり約25〜26円)という手頃な価格帯が最大の魅力です。さらに、購入時にはなぜか10枚のおまけがついてくるという嬉しいサプライズも報告されています。世界的な高評価:Amazonでは約1万6,700件ものレビューが寄せられ、平均評価4.6を獲得しています。滑らかな剃り心地や、力を入れずに深剃りできる肌への優しさが世界中で高く評価されています。日本の「カザキリ公式ショップ」を通じて販売されているケースもあります。OEMとしての幅広い実績:過去には日本のダイソーで100円(10枚入り)で販売されていた替刃のOEM元でもありました。創業は1955年と歴史が古く、現在もベトナム、メキシコ、エジプトなどの工場で製造され、様々なブランドの製品として世界市場に供給されています。 次回予告 次回の配信では、日本にもゆかりのある香りを提供する「Ariana & Evans(アリアナ・アンド・エヴァンス)」のシェービングソープについて取り上げる予定です。毎日のシェービングを極上のリラックスタイムに変えるアイテムをご紹介しますので、どうぞお楽しみに!

  7. 8月8日

    第33回:Wet Shaving Lab.〜一枚刃の誘惑〜|節約から始まる深い沼と、大ヒット片刃カミソリ「パーカー ソロエッジ」の魅力

    ポッドキャスト『Wet Shaving Lab.〜一枚刃の誘惑〜』へようこそ。 この番組では、5分の面倒な髭剃りの時間を、20分の楽しい趣味の時間に変えるためのヒントをお届けしています。本エピソードでは、海外コミュニティでのマニアックな話題から、最近注目を集めている画期的な片刃カミソリまで、幅広くご紹介します。 ■ 替刃の耐久レースと「深い沼」 8月の札幌からお届けする今回は、海外の掲示板Redditのウェットシェービングコミュニティで話題になっていた「同じ替刃を何回まで使い続けられるか」という興味深い議論を取り上げます。 フェザーの「ハイ・ステンレス」やアストラ、ジレットなどの人気替刃について、3回で不満を感じる人がいる一方で、10回以上使えると報告する人もおり、ヒゲの質やカミソリ本体との相性によって大きく個人差が出ることがわかります。 また、最初はカートリッジ式カミソリからの「節約」を目的に始めたはずが、多種多様な替刃、シェービングソープ、ブラシを試し、ヴィンテージ品や3Dプリンターでの自作にまで手を出してしまい、どんどんお金がかかる「深い沼」にはまってしまうウェットシェーバーたちの実態についても楽しく語っています。■ メインテーマ:パーカー社「ソロエッジ」の魅力 今回のメインレビューは、インドのブランドであるパーカー(Parker)社が2024年に発売し、界隈で瞬く間にヒット商品となった片刃カミソリ「ソロエッジ(SoloEdge)」です。 両刃の替刃を紙に包んだまま半分に折って使用する仕様で、カートリッジ式カミソリからの移行を考えている方に非常に適したデザインとなっています。 リーフ社の「ツイッグ(Twig)」のような他の片刃カミソリと比較すると、ソロエッジはヘッドがやや大きいものの、しっかりとバランスの取れた重みがあり、余計な力を入れずにカミソリの自重だけで滑らかに剃ることができます。 刃を湾曲させず、磁石でトッププレートに固定するストレートな構造を採用しており、約5000円という手頃な価格も相まって、初心者から熟練者まで幅広い層におすすめできる一本です。片刃専用の替刃を購入する手間やコストについても考察しています。■ 次回予告 次回のエピソードでは、Amazonなどでもよく見かける替刃ブランド「ドルコ(Dorco)」について詳しく掘り下げる予定です。 ウェットシェービングの奥深い世界を、ぜひご一緒にお楽しみください。

  8. 8月1日

    第32回:Wet Shaving Lab.〜一枚刃の誘惑〜|世界を魅了するシェービングブラシのブランドカナダ「AP Shave Co.」と日本製合成毛「G5C」の秘密!Redditから始まった一人ブランドの革新的ブラシ開

    第32回:Wet Shaving Lab.〜一枚刃の誘惑〜|ポッドキャスト詳細 第32回:Wet Shaving Lab.〜一枚刃の誘惑〜|世界を魅了するカナダ「AP Shave Co.」と日本製合成毛「G5C」の秘密!Redditから始まった一人ブランドの革新的ブラシ開発 【番組概要】 札幌在住の高校物理教師がお届けするウェットシェービング専門ポッドキャスト。日常の5分の面倒な髭剃りを、20分の至福の趣味へと変えるヒントをお届けします。 第32回となる今回は、過ごしやすい夏の札幌の近況やオリジナル商品(ソープ・ブラシ)の進捗状況に加え、カナダの人気シェービングブラシブランド「AP Shave Co.」と、同ブランドを代表する大ヒットノット(毛束)である日本製合成毛「G5C」を徹底解説!創業者アンドリュー氏が一人で世界的なブランドを築き上げた裏側や、海外掲示板「Reddit」を活用した革新的な商品開発手法、そしてノットの性能を数値化して楽しむDIYシェービングブラシの奥深い世界に迫ります。 【今号のトピック・主な内容】 1. 札幌の夏近況とオリジナル商品開発のいま 本州が猛暑に包まれる中、過ごしやすい札幌の夏と近況報告。 オリジナルシェービングソープ:販売に向けて着実に準備・調査を進行中。 オリジナルシェービングブラシ:企業とのやり取りが始まり、少しずつ具体化へ前進! 2. 世界的ベストセラー!日本製合成毛ノット「G5C」の魅力 AP Shave Co.の合成毛ブラシ売上ランキングで上位(1位・2位・6位・7位)を独占する人気ノット。 公式サイトに明記された「日本製」の毛材。熊野筆のような柔らかさを予想させるも、実際は「しっかりとした強い腰(弾力)」を備えた本格派。 毛の波状(ウェーブ)加工によって水や泡の保持力が高く、ソープを効率よく削り取る(ロードする)ことが可能。 高級アナグマ毛(バジャー)に近い上質な使い心地でありながら、ノット単体で約2,300円〜2,900円という抜群のコストパフォーマンス。 3. 創業10年!海外掲示板「Reddit」から生まれた「AP Shave Co.」の物語 創業者アンドリュー氏が2016年にカナダで立ち上げ、現在も1人で運営を続ける個人のマイクロブランド。 根元が黒く毛先が白い「タキシードノット(Tuxedo Knot)」の命名で一躍有名に。今や業界の共通言語へ発展。 日本、ドイツ、イギリス、アメリカ、イタリア、中国など世界中から優れた原材料を調達し、カナダで自らアセンブリ(組み立て)を行って出荷。 Redditのコミュニティを単なる市場調査ではなく「開発室」として活用。試作品をユーザー間で1週間ずつ順番に回してフィードバックを得るユニークな開発手法。 4. ノット単体販売と「性能の数値化」が広げるDIYブラシの世界 ノット(毛束)単体で購入できるため、お気に入りのハンドルへの付け替え、ヴィンテージブラシの修復、3Dプリンターでのオリジナルハンドル作成などDIYが可能。 合成毛の特性を4項目(Softness / Backbone / Spray / Scrub)で数値化し、ユーザーが好みに応じて選べる革新的な仕組み。 毛先の形状(球状のバルブ型 vs 扇状のファン型):G5Cはファン型を採用し、鼻の下など細かい部分への塗りやすさと広範囲への塗布を両立。 5. 理想のブラシ作りへの想いと次回予告 G5Cの完成度の高さを参考にしつつ、自身が目指す「もう少し柔らかく肌当たりの良い理想のブラシ」への構想。 次回予告:インド発の歴史あるブランド「Parker(パーカー)」の片刃(シングルエッジ)カミソリ「Solo Edge(ソロエッジ)」をご紹介します! 【番組情報】 番組名: Wet Shaving Lab.〜一枚刃の誘惑〜 パーソナリティ: 札幌在住・高校物理教師(ウェットシェービング愛好家) 一枚刃カミソリやシェービングソープ、ブラシの魅力など、日常をアップデートする情報をお届けしています。

番組について

髭剃りを「面倒な作業」から「至福の儀式」へ変える研究所です。多枚刃にはない圧倒的な剃り味と、濃密な泡を育てる喜びを広めたい。こだわりの道具やソープの魅力を、独自の視点で研究・発信中。日常を整える最高の20分間を提案します。