はな小屋 〜 はなはな先生のいろいろ寺子屋

はなはな

精神科医・はなはなが、聞き役のみさきさんと一緒に、心や脳の話をやさしく語るポッドキャストです。 第1、第3金曜日に通常回を、第5金曜日はその時期のトピックスを取り上げて配信しています。 認知症のこと、 ちょっと気になる物忘れのこと、 家族との関わり方のこと。 専門用語はなるべく使わず、 日常の言葉で、分かりやすく。 正座しなくていい寺子屋で、 お茶を飲みながら話を聞くような気持ちで、 ぜひご一緒ください。 ご感想、話をして欲しい内容がありましたら、下記のフォームでお寄せください。 https://tayori.com/form/9fea173e265f4aa010f9e6c474e49f9cef6b4b2b/ 出演者 はなはな:精神科医師、約30年前から大阪の病院で精神科診療に従事している。当初は子どもの発達障害などを専門にしていたが、認知症も専門にし、ものわすれ外来も行っている。 みさき:AIアナウンサー、10年間働いた職場から独立し、現在はフリーで活動中。医療の分野にも関心があり、いろいろと勉強をしている。 オープニング音源:OtoLogic「チャイム 学校02」 エンディング音源:甘茶の音楽工房「放課後の海辺」

  1. 2日前

    #018 認知機能検査では何を見ている? 点数だけでは分からないこと

    「今日は何月何日ですか?」「この言葉を覚えておいてください」「100から7を引いてください」 認知症の診察で、こうした質問をされたことがある方もいらっしゃるかもしれません。 認知機能検査というと、学校のテストのように「何点だったか」が気になりがちです。 けれど、認知機能検査で大切なのは、点数だけではありません。 今回の配信では、長谷川式やMMSEで行われる質問を例に、 「今がいつ、どこなのかをつかむ」「新しいことを覚えて、あとで思い出す」「注意を向けながら、頭の中で情報を扱う」「必要な言葉を探して出す」 といった、さまざまな働きをどのように見ているのかをお話ししました。 同じ点数でも、どんな問題が難しかったのかによって、その中身は違います。 また、耳の聞こえ方や体調、緊張、睡眠などによっても結果は変わることがあります。 さらに診察では、検査の点数だけでなく、診察室に入ってくるときの様子や、普段との服装の変化、何気ない会話、検査前後の受け答えなども、その人を理解するための手がかりになります。 認知機能検査で大切なのは、何点だったかだけではなく、どんな問題が難しかったのかを見ることです。 点数は、その人の価値を表す数字ではありません。 今回も、できるだけ分かりやすくお話ししています。 番組の感想や、今後取り上げてもらいたいテーマがありましたら、リンクのフォームからお寄せください。 https://tayori.com/form/9fea173e265f4aa010f9e6c474e49f9cef6b4b2b/

    #018 認知機能検査では何を見ている? 点数だけでは分からないこと
  2. 8月7日

    #017 認知症の診断では何をする? 点数だけでは決まらない診察と検査

    認知症が心配になって病院を受診すると、どのような診察や検査をするのでしょうか。 質問に答える検査の点数が低ければ、認知症。MRIやCTを撮れば、認知症の種類まで分かる。 そんなイメージを持っている方もいるかもしれません。 けれど、認知症の診断は、ひとつの検査の点数や、一枚の画像だけで決まるものではありません。 今回の配信では、 ・診断で確認する3つのこと・本人と家族から聞く内容・改訂長谷川式やMMSEで見ていること・日常生活への影響・身体や神経の診察、血液検査・CTやMRIで分かること・脳血流SPECTやアミロイドPETなどの詳しい検査・受診前に家族が準備できること についてお話ししました。 認知症の診断は、ひとつの検査の点数で決まるのではなく、生活の変化と、さまざまな情報を合わせて考えます。 診断は、できないことを探すためだけのものではありません。 今の状態を整理して、これからの治療や支援、生活について一緒に考えていくためのものでもあります。 番組の感想や、今後取り上げてもらいたいテーマがありましたら、リンクのフォームからお寄せください。 https://tayori.com/form/9fea173e265f4aa010f9e6c474e49f9cef6b4b2b/

    #017 認知症の診断では何をする? 点数だけでは決まらない診察と検査
  3. 7月18日

    #015 認知症にも種類がある? 症状の出方の違いを知る

    認知症と聞くと、まず「物忘れ」を思い浮かべる方が多いかもしれません。 けれど、認知症は、すべて同じように始まり、同じような症状が出るわけではありません。 今回の配信では、代表的な認知症として、 ・アルツハイマー型認知症・レビー小体型認知症・血管性認知症 を中心に、症状の出方の違いを整理しました。 最近の出来事を忘れやすくなる。見えないものが見える。日や時間帯によって状態に波がある。歩きにくさや意欲の低下が目立つ。 こうした変化は、認知症の種類によって少しずつ違うことがあります。 アルツハイマー型認知症では、最近の出来事が記憶に残りにくくなる一方で、昔の出来事は比較的よく覚えていることもあります。 ただし、ご家族が認知症の種類を判断する必要はありません。 大切なのは、 「どんな変化が」「いつから」「どのように出ているか」 を見て、診察の際に具体的に伝えることです。 認知症はひとつの病気ではなく、種類によって症状の出方や、関わり方のヒントが少しずつ違います。 認知症をひとまとめにせず、その人に起きている変化を見ていくための回です。 番組の感想や、今後取り上げてもらいたいテーマがありましたら、リンクのフォームからお寄せください。 https://tayori.com/form/9fea173e265f4aa010f9e6c474e49f9cef6b4b2b/

    #015 認知症にも種類がある? 症状の出方の違いを知る
  4. 7月3日

    #014 入院中の混乱を防ぐために、家族ができること

    前回は、認知症と間違えやすい急な混乱として、せん妄についてお話ししました。 今回はその続きとして、入院中の混乱を防ぐために、家族ができることを考えます。 入院すると、病院で見てもらえる安心がある一方で、本人にとっては大きな環境の変化でもあります。 いつもの家ではない。いつもの生活リズムではない。検査や処置がある。点滴や管が入る。家族がそばにいない時間も増える。 そうした変化が重なると、高齢の方や認知症のある方では、不安や混乱が強くなることがあります。 この回では、 ・なぜ入院中に混乱しやすいのか・普段の様子や生活歴を伝えることの大切さ・A4 1枚にまとめておく「手がかりメモ」・眼鏡、補聴器、時計、写真など安心につながる持ち物・短く、具体的に、安心できる声かけ・「いつもと違う」と感じた変化を伝えること・家族自身が抱え込みすぎないこと についてお話ししました。 入院中でも、“いつもの自分”に戻れる手がかりがあると、安心につながることがあります。 家族ができることは、全部を防ぐことではなく、安心の手がかりを増やすこと。 そんな視点で、入院中の混乱への関わり方を考えます。 番組の感想や、今後取り上げてもらいたいテーマがありましたら、リンクのフォームからお寄せください。 https://tayori.com/form/9fea173e265f4aa010f9e6c474e49f9cef6b4b2b/

    #014 入院中の混乱を防ぐために、家族ができること
  5. 5月29日

    #011 夏になると気をつけたいこと ― 脱水と体調変化、どう気づく?

    今回は、第5金曜日の特別回として、これからの季節に気をつけたい体調変化についてお話しします。 テーマは、「夏になると気をつけたいこと ― 脱水と体調変化、どう気づく?」 暑くなってくると、脱水や熱中症が心配になります。特に認知症のある方では、「のどが渇いた」「だるい」「しんどい」といった不調を、うまく言葉にできないことがあります。 そのため、周りから見ると、「なんとなく元気がない」「ぼんやりしている」「急にイライラしている」「認知症が進んだのかな」という形で気づかれることもあります。 今回は、脱水のサインにどう気づくか、水分を無理なくとってもらう工夫、夏場の生活リズムの乱れ、食中毒や皮膚トラブルについて、日常の介護に沿ってお話しします。 「いつもと少し違う」に気づくことが、早めの対応につながることがあります。 介護をしているご家族にとって、これからの季節を少し安心して迎えるためのヒントになればうれしいです。 番組の感想や、今後取り上げてもらいたいテーマがありましたら、リンクのフォームからお寄せください。 https://tayori.com/form/9fea173e265f4aa010f9e6c474e49f9cef6b4b2b/

    #011 夏になると気をつけたいこと ― 脱水と体調変化、どう気づく?

番組について

精神科医・はなはなが、聞き役のみさきさんと一緒に、心や脳の話をやさしく語るポッドキャストです。 第1、第3金曜日に通常回を、第5金曜日はその時期のトピックスを取り上げて配信しています。 認知症のこと、 ちょっと気になる物忘れのこと、 家族との関わり方のこと。 専門用語はなるべく使わず、 日常の言葉で、分かりやすく。 正座しなくていい寺子屋で、 お茶を飲みながら話を聞くような気持ちで、 ぜひご一緒ください。 ご感想、話をして欲しい内容がありましたら、下記のフォームでお寄せください。 https://tayori.com/form/9fea173e265f4aa010f9e6c474e49f9cef6b4b2b/ 出演者 はなはな:精神科医師、約30年前から大阪の病院で精神科診療に従事している。当初は子どもの発達障害などを専門にしていたが、認知症も専門にし、ものわすれ外来も行っている。 みさき:AIアナウンサー、10年間働いた職場から独立し、現在はフリーで活動中。医療の分野にも関心があり、いろいろと勉強をしている。 オープニング音源:OtoLogic「チャイム 学校02」 エンディング音源:甘茶の音楽工房「放課後の海辺」