From Room|人と物と環境のあいだ、その記録

FROME(フローム)

「Room」とは、人と物と環境の相互関係によって形づくられる一時的な佇まいのこと。クラフトプロジェクト FROME(フローム)のシオダユウヤが、さまざまな「Room」を訪れ、そこにある佇まいを音声で記録していきます。

エピソード

  1. 7月22日

    #9|general store 白布 塩田竜也さんと、配置ワークのあとに話す

    大阪・玉造で開催する「3×2|OSAKA POP-UP」のビジュアル制作にあたり、general store 白布で行った配置ワーク。その作業を終えた後に続いた対話です。 ワークの所感をきっかけに、対話をまとめること、相手の言葉を解釈すること、曖昧なものに輪郭を与えることについて話が始まります。 相手の話を言葉にすることで、まだ揺れていたものを固めすぎてしまうことがある。年齢や経験を重ねるほど、自分では意図していなくても、言葉の説得力や影響が強くなっていく。その感覚と、考えを確かめたい衝動の間で、どのようにバランスを取るのかを話しています。 そこから、デザインのプロセスのどこに興味があるのか、物そのものではなく、それが今ここにあるまでの履歴に目が向くこと、1人で作る場合と誰かと作る場合に生まれる違いへと話が広がっていきます。 配置ワークの振り返りというより、作業を入口として始まった雑談の記録。編集、デザイン、対話、共同制作について、それぞれが現在考えていることを残しました。 「3×2|OSAKA POP-UP」は、2026年7月24日(金)から26日(日)まで、大阪・玉造の Et cetera と general store 白布で開催します。 ▼Information 3×2|OSAKA POP-UP https://fromeobjects.com/3x2-osaka-pop-up/ ▼Profile general store 白布(しらふ)/塩田竜也 大阪・玉造にあるショップ。インテリアやテーブルウェア、日本を拠点とする作り手の作品など、日常を彩り、心を動かすものを扱っています。 Web:https://sirafu.thebase.in/ Instagram:https://www.instagram.com/sirafu.s FROME(フローム)/潮田雄也 物と場、営みにあらわれる痕跡を手がかりに、考え、作り、手渡していくプロジェクト。Leather Wrapped Stone、Rivet Boxなどを制作しています。 Web:https://fromeobjects.com/ Instagram:https://www.instagram.com/fromeobjects/

    #9|general store 白布 塩田竜也さんと、配置ワークのあとに話す
  2. 7月21日

    #8|general store 白布 塩田竜也さんと、図形の配置ワークをしながら話す

    大阪・玉造で開催する「3×2|OSAKA POP-UP」のビジュアル制作にあたり、会場のひとつである general store 白布で行った配置ワークの記録です。 3ブランドが用意した図形素材を、general store 白布店主・塩田竜也さんが選び、置いていく。その過程を収録しました。 音声では配置された図形は見えませんが、何を基準に選ぶのか、重ねるのか離すのか、既存の何かに見えてしまうことを避けるのか。迷いながら手を動かし、形の関係を探っていく様子は、声や間合いから聞こえてきます。 途中で塩田さんは、手を動かさなければ見えてこないものがあると話します。これまで制作してきたグラフィックやプロダクトの話にも触れながら、頭の中にあるイメージを形にする場合と、何も決まっていない状態から手を動かす場合の違いが見えてきます。 ビジュアル制作の裏側というより、ビジュアルが作られる過程そのものの記録。同じ素材が異なる人や場所を経て、どのような判断へ変わっていくのかを残しました。 「3×2|OSAKA POP-UP」は、2026年7月24日(金)から26日(日)まで、大阪・玉造の Et cetera と general store 白布で開催します。 ▼Information 3×2|OSAKA POP-UP https://fromeobjects.com/3x2-osaka-pop-up/ ▼Profile general store 白布(しらふ)/塩田竜也 大阪・玉造にあるショップ。インテリアやテーブルウェア、日本を拠点とする作り手の作品など、日常を彩り、心を動かすものを扱っています。 Web:https://sirafu.thebase.in/ Instagram:https://www.instagram.com/sirafu.s FROME(フローム)/潮田雄也 物と場、営みにあらわれる痕跡を手がかりに、考え、作り、手渡していくプロジェクト。Leather Wrapped Stone、Rivet Boxなどを制作しています。 Web:https://fromeobjects.com/ Instagram:https://www.instagram.com/fromeobjects/

    #8|general store 白布 塩田竜也さんと、図形の配置ワークをしながら話す
  3. 7月7日

    #7|Et cetera 上芝康平さんと、図形の配置ワークをしながら話す

    大阪・玉造で開催する「3×2|OSAKA POP-UP」のビジュアル制作にあたり、会場のひとつである Et cetera で行った配置ワークの記録です。 3ブランドが用意した図形素材を、Et cetera 店主・上芝康平さんが選び、置いていく。その過程を収録しました。 音声では配置された図形は見えませんが、選ぶスピードや、核を決めて組み上げていく感覚、与えられた条件の中でちょうど良いバランスを探る様子は、声や間合いから聞こえてきます。 途中で上芝さんは、この作業が店のディスプレイを組む感覚にも近いと話します。 ビジュアル制作の裏側というより、ビジュアルが作られる過程そのものの記録。同じ素材が異なる人や場所を経て、どのような判断へ変わっていくのかを残しました。 「3×2|OSAKA POP-UP」は、2026年7月24日(金)から26日(日)まで、大阪・玉造の Et cetera と general store 白布で開催します。 ▼Information 3×2|OSAKA POP-UP https://fromeobjects.com/3x2-osaka-pop-up/ ▼Profile Et cetera(エトセトラ)/上芝康平 大阪・玉造にあるショップ。古いもの、新しいもの、使うもの、飾るものなど、ジャンルに縛られず、感覚を大切にして選ばれた品を扱っています。 Web:https://etceterashop.theshop.jp/ Instagram:https://www.instagram.com/etcetera_shiba FROME(フローム)/潮田雄也 物と場、営みにあらわれる痕跡を手がかりに、考え、作り、手渡していくプロジェクト。Leather Wrapped Stone、Rivet Boxなどを制作しています。 Web:https://fromeobjects.com/ Instagram:https://www.instagram.com/fromeobjects/

    #7|Et cetera 上芝康平さんと、図形の配置ワークをしながら話す
  4. 6月21日

    #6|上海の朝、公園を歩く

    2026年6月12日、朝6時半の上海。滞在2日目の朝、宿泊先から近くの公園に向けて歩きながら録音を始めました。 すでに動き始めている街、行き交う自転車や静かな電動スクーター、通りに立つ人々、日本とは異なる漢字の使われ方と、そこから想像する意味や概念の違い。公園では、健康器具を使いながら話す人、煙草を吸う人、思い思いの間隔とリズムで太極拳をする人たちの姿に出会います。 同じ場所に集まりながら、互いに近づきすぎず、それぞれの動きを続けている人々。そこで目にしたのは、広告や過去の記憶によって形づくられていた中国のイメージとは少し異なる、色彩豊かで世俗的な、現在の上海の日常でした。 この回で話しているのは、限られた時間と場所で目にした風景への、その場での個人的な反応です。上海や中国全体について説明するものではなく、自分があらかじめ持っていたイメージと、目の前の風景とのずれを確かめていく記録として、言い間違いや言い淀みも含め、ほぼ編集せずに公開します。 特別な出来事ではなく、旅先の普通の朝を歩くなかで、街の時間、人の振る舞い、想像していた風景との違いを観察した記録です。 朝6時半の上海/再開発された大通りと古い街並み/レンタルサイクルと電動スクーター/信号の残り時間と街の速度/漢字から推測する意味/工事現場の「文明施工」/蓬莱公園の朝/健康器具と煙草/歩き、走り、動く人々/主張と受け入れの距離感/ばらばらで緩やかな太極拳の集団/広告から形づくられた中国像/サントリー烏龍茶の記憶/想像の風景と現在の上海

    #6|上海の朝、公園を歩く
  5. 3月8日

    #5|diffで「つくること」について話す

    前橋市にある「diff」での対話記録。 展示の打ち合わせのために訪れた場で、空間づくりの進め方、施工現場で生じる誤差への向き合い方、端材の捉え方、素材の仕上げに宿る感覚について話が広がっていった。 空間を成立させている判断や手つき、そしてつくる人たちの美意識が垣間見える回。 鉄、石、木といった素材を扱う中で、偶然やズレをどう受け止め、どう形にしていくのか。展示前のdiffで交わされた、制作の感覚についての対話を収録。 diff の今後について/建築に携わる人の「すぐ作れる」感覚/宿題のように進む空間づくり/スケジュールを切って進める現場/カウンター施工の段取り/ガラスのあとに差し込まれた鉄/1mmの隙間と現物合わせ/一発勝負の施工判断/段差をどう見せるか/誤差をどう成立させるか/デザインと施工感覚の共有/職人と提案の関係/現場で意図を伝えること/分業の中で失われやすい感覚/職人の流儀や美意識について/工房で見える素材の表情/端材から生まれた形/意図して作らないことの面白さ/あるもので作るという発想/選ばないことで生まれるバランス/工房の破材を展示に持ち込む話/子どもと素材の出会い/処分される素材の行き先/意図しない形の面白さ/素材にマットクリアを吹くこと/黒皮の模様と仕上げの感覚/チョークの跡や数字の見え方/仕上げ切らないという考え方/相手の「かっこいい」を理解すること/100点ではなく120点を提案すること/diffの空間にあったシンプルさ/以前考えていた別の空間案/試行錯誤が次の空間につながること/正解のない場づくり/冬場の施工と凍結の話/ビールストーンとテラゾの違い/重いカウンターをどう動かすか/削りの力加減と身体感覚/言葉で教えにくい技術/見て覚えることの難しさ diff Roccadia design and works 猪俣隆広と、gambit 浅見俊輔によるユニット。名称は違いや異なるといった意味を持つ different から。石、木、鉄だけに留まらず様々な素材を組み合わせて製作していくことを基本として異素材をテーマに什器、家具、プロダクト、空間など作り手ならではの目線で、洗練された新たな物作りをし続けていく。常に精度の追求を怠らず、柔軟な思考で提案していく。2025年3月にスペースを開設。 群馬県前橋市千代田町3-5-10 Instagram:https://www.instagram.com/diff.jp/ 猪俣隆広/Roccadia design and works Instagram:https://www.instagram.com/roccadia/ 浅見俊輔/gambit Instagram:⁠https://www.instagram.com/gambit.411/

    #5|diffで「つくること」について話す
  6. 2月1日

    #3|笹谷崇人さんの仕事場で対話する

    ポッドキャストを始めたきっかけ/作業中に「ながら聞き」できる音声の心地よさ/音声だからこそ残せる制作の裏側/映像ではなく音声を選んだ理由/視覚に縛られない対話の近さ/「Room」という考え方と人・物・環境の関係性/部屋や本棚がその人を語るという話/文脈から少しズレた物への興味/部屋で物をどう見るか/市場価値から離れた「自分にとって大事な物」/ベルリン旅行のレシート/初めての一人海外と強く残った体験/バウハウスとドイツという原点/街の気候と感覚の記憶/物の扱い方のフラットさ/高価な物とチープな物が同じようにある空間/ロゴやタグを外したくなる感覚/整理とディスプレイのあいだ/物の背景を知ることで見え方が変わる話/切り抜きではなく文脈を知ることの大切さ/死後に残る物とそこに込められた感情/デジタルと物質の残り方の違い/石という時間スケールの長い物/「Room」が意識を残すかもしれないという話/背景を推測することと思考の癖/今の現実にフォーカスする視点との違い/思考を星と引力にたとえる話/環境があれば反応する「種」のようなもの/木の棒と想像力の広がり/過去に触れた感覚との接続/庭から出てきた縄文土器の破片/過去と現在が物でつながる体験/プロフェッショナルへの憧れとコンプレックス/答えのない問いを考えることの楽しさ/デザインの仕事で原流を探る癖/直感を言葉で説明しようとする姿勢/「革石」と自分なりの納得のアンカー/良さを言葉で固定しようとする試み/言葉以外で伝わる共通理解の瞬間/コカ・コーラの赤の例え/Apple製品と「筋」のある使い方/ケースをつけない感覚と不安の違い/プロダクトの美しさと大量生産の凄さ/これから物を売る側に寄りたい理由/パース表現の進化と現実とのズレ/バーチャルと現実のあいだの違和感/期待値のコントロールと建築の難しさ 笹谷崇人 saab inc. 代表/インテリアデザイナー。東京都を拠点に、店舗や住宅、家具や什器の設計から施工まで空間に関わる業務全般を手掛ける。 https://saaab.jp/

    #3|笹谷崇人さんの仕事場で対話する

番組について

「Room」とは、人と物と環境の相互関係によって形づくられる一時的な佇まいのこと。クラフトプロジェクト FROME(フローム)のシオダユウヤが、さまざまな「Room」を訪れ、そこにある佇まいを音声で記録していきます。