ココキャリ園長通信ラジオ

キャリアフィールド株式会社 都築裕一

「採用がうまくいかない…」その悩み、もしかしたら”思い込み”かもしれません。 「ココキャリ園長通信ラジオ」は、保育業界専門の採用支援を20年以上手がけてきた都築裕一(キャリアフィールド株式会社)が、全国の園長先生・保育施設の経営者に向けてお届けする音声番組です。 「保育士の給与は安い」「若い人が来てくれない」——そんな声をよく耳にしますが、本当にそうでしょうか? この番組では、データと現場の実例をもとに、保育業界にまつわる誤解を一つひとつ解きほぐしていきます。 有資格者の採用競争だけに頼らない「育成型採用」の考え方や、地域と連携した新しい人材確保のヒントなど、明日からの園運営に活かせる情報を、わかりやすくお伝えします。 フリーペーパー「ココキャリ」でおなじみの保育業界の”リアル”を、今度は”声”でお届け。忙しい園長先生でも、通勤中や休憩時間にサッと聴ける10〜15分。毎週の配信で、一緒に学びながら、保育の未来をもっと明るくしていきませんか? Web: https://www.career-f.com/

  1. 10月28日

    033.保育士は「かわいそうな人」なのか。スウェーデンの現場が示した答え

    顧客が主催した講演会に参加してきました。調布市で開かれたスウェーデンの保育担当者や副校長による講演で、最前列のVIP席で聞いた「レッジョ・エミリア・アプローチ」がとても印象的でした。自然や芸術活動、日々の保育をビジュアルで残す「ドキュメンテーション」が特徴の取り組みです。 この講演を聞きながら強く感じたのは、日本の保育士に対する見方を変えなければいけないということです。今、世間では保育士が「低い給料で園と保護者の板挟みになる、かわいそうな人たち」のように語られがちです。でも本来あるべき姿は「学び続ける専門家」です。 資格を取って現場に出たら終わりではありません。出てからも学びを深め、その専門性が正当に評価される環境が必要です。海外のように大学院レベルの専門職を目指せる仕組みやキャリアパスを、日本でも作っていく必要があると痛感しています。 また、弊社では大学教授向けのフリーペーパーを再始動させる構想があります。単なる採用情報ではなく、専門的な知見や現場のリアルを共有し、保育業界全体を底上げしていきます。 スウェーデンの先進事例と、日本の保育士が「学び続ける専門家」となるための道筋を今回お伝えします。 Web: https://www.career-f.com/

  2. 10月21日

    032.農業で大赤字。「腐る在庫」を抱えて学んだ経営の本質

    「保育」と「食」を掛け合わせた新規事業として、千葉県で6〜7年ほど有機野菜を作る農業事業に挑戦し、大赤字を出しました。 離乳食が始まる時期のお母さんは食への関心が最も高まるため、保育と安心・安全な食を繋ぐコンセプト自体は間違っていなかったと思っています。しかし、自ら農地を借りて生産まで手を出したことが失敗の始まりでした。 「農家」と「農業(ビジネス)」には決定的な違いがあります。家族の無償労働で成り立つ農家と異なり、企業として人を雇い社会保険や給料を払う「農業」は、収益化の仕組みも生産性も全く別物でした。加工や直営店舗(桜新町・新橋のファーストフード店)にも手を広げましたが、専門外の飲食店経営でも痛手を負いました。 金融や人材業界出身の私にとって、時間とともに価値が下がる「腐っていく在庫」を抱えるビジネスは、これまでの経験が全く通用しない領域でした。この失敗から得た教訓は、自分の強みが活きる領域に集中することです。 「腐る在庫を持たない」という哲学の原点と、遠回りも含めた経営ストーリーを今回お伝えします。将来は北海道で大きな機械に乗ってジャガイモを作るか、実家で家庭菜園でもやろうかと思っています。 Web: https://www.career-f.com/

  3. 10月14日

    031.子どもが減っているのに、保育士が足りない本当の理由

    「子どもの数が減れば保育士も足りるはず」。そう思われがちですが、現実は異なります。 平成以降、待機児童対策による保育施設の増加に加え、学童保育や児童発達支援といった施設でもスタッフの約3割を保育士が占めるようになり、活躍の場が大きく広がりました。かつて18歳人口のピーク期から大学進学率が跳ね上がったように、共働き世帯の増加や長時間保育、障害児・発達支援への配慮によって、保育園の利用率自体が著しく上昇しています。 一方、供給面では主な養成ルートだった短期大学の縮小や進路選択の変化により、保育士を目指す若者が激減しています。単に給与を上げるだけでは、この構造的な人材不足は解消できません。 そこで不可欠となるのが「資格取得支援制度」の拡充です。社会人や子育て世代が働きながら給与を得て資格を目指せる仕組みです。さらに、綺麗なやりがいアピールではなく、SNSで共感を集めやすい「現場の苦労やネガティブな悩みに寄り添う窓口」から入るという自治体広報の逆転の発想についても提案します。 少子化でも保育士が不足する構造的な理由と、ネガティブ共感から始める新しいアプローチを今回お伝えします。 Web: https://www.career-f.com/

  4. 9月30日

    029.「いいからやれ」をやめた瞬間、実習生が園のファンになった話

    保育業界は私立が7割以上を占めるため、実習は追加コストをかけずにミスマッチを防げる最大の採用チャンスです。ところが現状では、学生数の激減に加え「深夜まで手書き日誌を書かせる」といった旧来型の指導が残り、学生が保育という仕事そのものを嫌いになって去っていくケースが後を絶ちません。せっかくの体験機会を、業界ごと嫌いにさせる場にしてしまっているのです。 実習は試練の場ではなく、大学での学びを現場で深める延長線です。そこで特に効果的なのが「実習担当を若手職員に任せる」ことです。自分自身が実習で感じた不安や孤独を知っている若手だからこそ、学生の気持ちに寄り添った声かけができます。先輩職員には気づきにくい緊張や戸惑いを、いち早く察知できるのも若手の強みです。 そして最も大切なのは「いいからやれ」と押し付けるのではなく、「なぜこれが必要なのか」を丁寧に説明し、納得感を持ってもらうことです。理由がわかれば、学生は指示に従うだけでなく、自分で考えて動くようになります。現場の関わり方を少し変えるだけで、実習生は自然と園のファンになり、自発的に就職を希望するようになります。 昭和型の実習を令和型に変えるための具体的なヒントを今回お伝えします。 Web: https://www.career-f.com/

  5. 9月23日

    028.3分のプレゼンに、2人の知事が動いた

    6月のビジネスピッチから、想定外の展開が続いています。 当日のプレゼン時間はわずか3分間。タイマーのカウントダウンに焦りながらも話し切った結果、配信をご覧になった2名の県知事から相次いで問い合わせが届きました。自治体担当者からも「そんな方法があったのか」と驚きの声が上がっています。台風の逆境の中で届けたプレゼンが、着実に全国へと波紋を広げています。 現場では今、見えにくいリスクが存在しています。国の配置基準を満たしていても、洗い物や事務作業で先生が席を外した瞬間に事故が起きる可能性がある。基準を守るだけでは、子どもの安全を完全には守りきれないのが現実です。 この問題を解消する鍵が「無資格の保育補助」の方々の存在です。現場を日々支える補助の方々が、働きながら国家資格を取得できる仕組みを整えれば、現場の負担軽減・給与アップ・人手不足の解消に同時に直結します。自治体の広報紙やWEBを活用すれば、予算をかけずに地域全体から人材を育てることも可能です。資格者を外から探すのではなく、すでに現場にいる人をプロに育てる。この発想の転換が、今の保育業界に最も必要なことです。 3分のプレゼンが知事を動かした背景と、保育補助が現場を救う仕組みの具体的な可能性を今回お伝えします。 Web: https://www.career-f.com/

  6. 9月16日

    027.「東京の人は信用できない」と言われた日

    新幹線に乗って訪れた、ある遠方の自治体。担当者から開口一番に返ってきた言葉は「東京の人は信用できない」でした。 自治体の予算をかけずに保育士を確保できる「資格取得支援制度」の提案に伺ったのですが、真剣に話を聞いていただくことすら叶いませんでした。過去に苦い経験があるのかもしれない。地域感情があるのかもしれない。それは理解できます。それでも、立ち止まっている場合ではありません。 一番困っているのは、人手不足で子どもを預けられず仕事を辞めざるを得ない地域の家庭であり、限界を迎えている現場の保育士たちです。制度を届けるべき相手は、そこに確かに存在しています。担当者の言葉がどれだけ冷たくても、その先にいる人たちのことを考えれば、足を止めるわけにはいきません。 実は私自身、現場で直接営業を行うのは約20年ぶりです。議会時期のバタバタや役所特有の文化、地域ごとの感情。自ら動くからこそ見えてくる現実が、確かにあります。思い通りにいかないからこそ、現場の課題がリアルに伝わってきます。長野市での手応えがある一方で、こうした壁も存在する。それが今の保育行政の正直な姿です。 どれだけ厳しい対応をされても、後ろを振り返っている暇はありません。塩対応の自治体訪問から見えた現実と、それでも前を向き続ける理由を今回お伝えします。 Web: https://www.career-f.com/

番組について

「採用がうまくいかない…」その悩み、もしかしたら”思い込み”かもしれません。 「ココキャリ園長通信ラジオ」は、保育業界専門の採用支援を20年以上手がけてきた都築裕一(キャリアフィールド株式会社)が、全国の園長先生・保育施設の経営者に向けてお届けする音声番組です。 「保育士の給与は安い」「若い人が来てくれない」——そんな声をよく耳にしますが、本当にそうでしょうか? この番組では、データと現場の実例をもとに、保育業界にまつわる誤解を一つひとつ解きほぐしていきます。 有資格者の採用競争だけに頼らない「育成型採用」の考え方や、地域と連携した新しい人材確保のヒントなど、明日からの園運営に活かせる情報を、わかりやすくお伝えします。 フリーペーパー「ココキャリ」でおなじみの保育業界の”リアル”を、今度は”声”でお届け。忙しい園長先生でも、通勤中や休憩時間にサッと聴ける10〜15分。毎週の配信で、一緒に学びながら、保育の未来をもっと明るくしていきませんか? Web: https://www.career-f.com/