カメラ屋の頭のなか

Inherit Camera

ポッドキャスト始めました。 「カメラ屋の頭のなか」 北海道札幌のカメラ屋として、普段考えていることを話してます。 写真やカメラが好きな人も、そうじゃない人も、作業用や寝る前にでもどうぞ。 (Apple / Spotify/Amazon musicで聴けます)

  1. 8月31日

    #24 8月の振り返りと来月のこと

    今回は、盛りだくさんだった8月を振り返ります。 月初の東川町フォトフェスティバルへの出展から始まり、高校生へのフィルム現像・暗室プリント指導、枯淡珈琲さんとのフォトウォーク&現像ワークショップ、そして福岡で体験したガラス乾板写真。 振り返ってみると、今月は「アナログ写真」に深く向き合った一ヶ月でした。 東川でさまざまな人と交流し、暗室やアナログ写真への思いがさらに強くなったこと。 長く使われていなかった高校の暗室を復活させ、高校生たちが自分で現像したネガから引き伸ばしプリントを完成させたこと。 現像ワークショップでは、無事に像が現れた瞬間を喜ぶ参加者の姿を見て、改めて「写真ができることは決して当たり前ではない」と感じました。 さらに福岡で体験したガラス乾板についても、現在取り扱いに向けて話を進めています。 そして8月の最後には、以前から試していた車の暗室化にも成功。 愛車のカングーを遮光し、荷室の中で実際に引き伸ばしプリントを行うことができました。 今後はこの「移動暗室」を使って、撮影・現像・引き伸ばしまでを体験できるワークショップもできないかと考えています。 そして9月12日。 インヘリットカメラは、開店から二周年を迎えます。 感謝を込めた二周年セールに加え、現在もう一つ、大きなプロジェクトも進行中です。 ずっと実現したいと話してきたことが、いよいよ形になるかもしれません。 二周年を迎え、三年目のインヘリットカメラはもう一段先へ。 怒涛の8月を振り返りながら、これから始めたいことについてお話しします。 ────────────────── 【INHERIT CAMERA|インヘリットカメラ】 ■公式ホームページhttps://inherit-camera.com/ ■オンラインショップhttps://inheritcam.official.ec/ ■LINE査定https://lin.ee/f0641E3 ■Instagramhttps://www.instagram.com/inherit_camera_sapporo/ ■Xhttps://x.com/InheritCamera ■Threadshttps://www.threads.net/@inherit_camera_sapporo ■notehttps://note.com/inheritcamera ■YouTubehttps://www.youtube.com/@InheritCamera ────────────────── 札幌市豊平区平岸の中古カメラ店「インヘリットカメラ」です。 中古フィルムカメラ・デジタルカメラ・交換レンズの販売・買取、フィルム販売、現像受付などを行っています。 フィルム現像、暗室、ワークショップなどについてもお気軽にご相談ください。

  2. 8月25日

    #23 AI時代にガラス乾板を撮る。写真の原点を体験してきた

    今回は福岡まで足を運び、ガラス乾板写真のワークショップを体験してきました。 Threadsをきっかけに知り合った、乾板写真について発信されているヒロさんにお願いし、乾板カメラの歴史や使い方、機材の選び方から、実際の撮影・現像まで教えていただきました。 ヒロさんは、乾板カメラの修理・撮影やガラス乾板の輸入・販売などにも取り組まれています。 ■ヒロさん Threadshttps://www.threads.com/@hiro_kanpan 1871年に登場したガラス乾板。 湿板写真とは異なり、あらかじめ乳剤を塗布して乾燥させたガラス板を使用できるようになったことで、写真がより広く普及していくきっかけとなった技術です。 150年以上前のものですが、現在でも乾板を製造しているメーカーがあり、現代の大判カメラを使って撮影することもできます。 今回私が持参したのは、4×5のCAMBO WIDE。 専用の乾板ホルダーを使用することで、普段使っている大判カメラでもガラス乾板を撮影できました。 実際にやってみると、撮影そのものは大判のシートフィルムとそれほど大きく変わりません。 現像についても、D-76、XTOL、Rodinalなど、普段フィルム現像で使われる現像液を使用できます。 ただし、決定的に違う体験がありました。 現像中、ガラスの上に少しずつ像が浮かび上がってくる様子を、自分の目で見ることができる。 フィルム現像では、処理中のフィルムは現像タンクの中にあります。 しかし乾板では、セーフライトの下で像が現れてくる過程を見ることができます。 印画紙を現像液へ入れたときに像が浮かび上がる感覚にも似ていますが、それがガラスそのものの上に現れてくる。 これは本当に新鮮で、写真の原始的な体験に触れたような感覚がありました。 そして、この体験からもう一つ考えたことがあります。 デジタル写真やAIによる画像生成・画像処理が当たり前になっていく時代に、 「デジタルの工程が一切介在していない写真」をどう証明するのか。 これは意外と難しいことです。 その点、光を受けた乳剤を現像し、その像がガラスという物質そのものに定着している乾板写真には、非常に分かりやすい物質性があります。 一度ガラスに定着した像は、後から自由に編集することもできません。 だからこそ、これからデジタル技術がさらに進歩していく中で、こうしたアナログ写真の価値が改めて見直される時代が来るのではないか。 そんなことも考えました。 写真は、どうやって始まり、どうやって現在のフィルム写真へつながってきたのか。 その歴史を、自分の手で体験することができた乾板写真。 インヘリットカメラでも、今後何らかの形で乾板を取り扱えないか検討しています。 今回は、福岡で体験したガラス乾板写真についてお話しします。 ────────────────── 【INHERIT CAMERA|インヘリットカメラ】 ■公式ホームページhttps://inherit-camera.com/ ■オンラインショップhttps://inheritcam.official.ec/ ■LINE査定https://lin.ee/f0641E3 ■Instagramhttps://www.instagram.com/inherit_camera_sapporo/ ■Xhttps://x.com/InheritCamera ■Threadshttps://www.threads.net/@inherit_camera_sapporo ■notehttps://note.com/inheritcamera ■YouTubehttps://www.youtube.com/@InheritCamera ────────────────── 札幌市豊平区平岸の中古カメラ店「インヘリットカメラ」です。 中古フィルムカメラ・デジタルカメラ・交換レンズの販売・買取、フィルム販売、現像受付などを行っています。

  3. 8月16日

    #22 写真を「作る」ということ。アナログ写真を次の世代へ

    今回は、2つの話題をお届けします。 まずは、8月15日より募集を開始した第2回インヘリットカメラフォトコンテスト「# 1フィルムフォトコン」について。 撮影したフィルムを現像せず、そのまま1本丸ごと提出するフォトコンテストです。 撮影者自身も、きちんと撮れているのか分からないまま審査へ。 撮り直しができないこと、物質としてフィルムが残ること、そして1本を通して写真と向き合うこと。 そんなフィルムならではの特徴を生かしたフォトコンです。 今回は郵送受付にも対応し、全国からご参加いただけます。 そして後半は、札幌市中央区のコタンコーヒーさんと開催した、フォトウォーク&モノクロフィルム現像ワークショップのお話。 自分で現像したフィルムを、最後にリールから引き出した瞬間の参加者の表情。 「自分でもやってみたい」 そんな言葉を聞きながら、改めて感じたことがあります。 デジタル写真が当たり前になって約20年。 フィルム現像や暗室、引き伸ばしを「知っている人」よりも、「知らない人」の方が多い時代になりました。 だからこそ、アナログ写真の技術だけではなく、その体験や記憶そのものを次へつないでいくことが必要なのではないかと思っています。 現在のデジタルカメラは、すでに非常に成熟しています。 そんな時代だからこそ、 撮影する。自分で現像する。暗室でプリントする。そして、一枚の写真を物質として残す。 そうした**「写真が出来上がるまでのプロセス」そのものが、これから改めて価値を持つのではないか。** インヘリットカメラという名前に込めた「継承」という意味。 カメラという物だけではなく、写真を作る技術や体験も次の世代へ渡していきたい。 現像ワークショップを通して、改めてそんなことを考えました。 ────────────────── 【INHERIT CAMERA|インヘリットカメラ】 ■公式ホームページhttps://inherit-camera.com/ ■オンラインショップhttps://inheritcam.official.ec/ ■LINE査定https://lin.ee/f0641E3 ■Instagramhttps://www.instagram.com/inherit_camera_sapporo/ ■Xhttps://x.com/InheritCamera ■Threadshttps://www.threads.net/@inherit_camera_sapporo ■notehttps://note.com/inheritcamera ■YouTubehttps://www.youtube.com/@InheritCamera ────────────────── 札幌市豊平区平岸の中古カメラ店「インヘリットカメラ」です。 中古フィルムカメラ・デジタルカメラ・交換レンズの販売・買取、フィルム販売、現像受付などを行っています。 モノクロフィルム現像のワークショップも開催しています。開催場所などの条件が合えば出張での開催も可能ですので、ご希望がありましたらお気軽にご相談ください。

  4. 8月10日

    #21 高校生にフィルム現像を教えに行って、フィルムの未来を少し考えた

    今回は、高校生にモノクロフィルム現像を教えに行ってきたお話です。 ある日、店にやってきた高校生3人。 「このフィルムを現像してほしい」と持ち込まれたのは、学校の部室に保管されていたモノクロフィルムでした。 話を聞いてみると、学校には暗室も残っているとのこと。 それなら、せっかくだから自分たちで現像してみませんか? そんな提案から急遽、学校へ現像指導に行くことになりました。 しかし、久しぶりに使われる暗室には、カビの生えた現像タンクや傷んだ薬品容器、錆びた引き伸ばし機、カビだらけの引き伸ばしレンズなども。 まずは道具を掃除するところから始まり、薬品を作り、フィルムをリールに巻き、実際にモノクロ現像へ。 少し現像ムラも出ましたが、それも含めて「いい失敗」だったと思います。 失敗したからこそ、次に何を気をつければいいのかが分かる。 そして何より印象的だったのは、初めてフィルム現像を体験する高校生たちの姿でした。 フィルム、現像、暗室、引き伸ばし。 かつて当たり前に存在していたものも、若い世代にとっては新しい体験です。 「フィルムなんて高いからやめた方がいい」 「もう先がない」 そんな声もあります。 でも、本当にそうでしょうか。 写真の“綺麗さ”や性能だけではなく、 撮影して、現像して、プリントして、一枚の写真が出来上がっていく。 これからは、そんな「写真ができるまでのプロセス」そのものが、改めて評価されていくのではないかと思っています。 若い人がフィルム写真に興味を持ったとき、それを否定するのではなく、まずは見守ってほしい。 そして、興味を持った人が一人でも次へつながっていくように、カメラ屋としてできることを続けていきたいと思います。 高校生への現像指導を通して感じた、フィルム写真のこれからについてお話しします。 ────────────────── 【INHERIT CAMERA|インヘリットカメラ】 ■公式ホームページ https://inherit-camera.com/ ■オンラインショップ https://inheritcam.official.ec/ ■LINE査定 https://lin.ee/f0641E3 ■Instagram https://www.instagram.com/inherit_camera_sapporo/ ■X https://x.com/InheritCamera ■Threads https://www.threads.net/@inherit_camera_sapporo ■note https://note.com/inheritcamera ■YouTube https://www.youtube.com/@InheritCamera ────────────────── 札幌市豊平区平岸の中古カメラ店「インヘリットカメラ」です。 中古フィルムカメラや交換レンズの販売・買取、フィルム販売、現像受付などを行っています。 フィルムカメラやモノクロ現像、暗室について分からないことがありましたら、店頭またはSNSのDMからお気軽にご相談ください。

  5. 8月4日

    #20 写真の町・東川で感じたカメラ店を続ける意味

    8月1日・2日に開催された「東川町国際写真フェスティバル」に、今年も出展してきました。 今回は、店のカメラやフィルムを持ち込んだ販売ブースの様子、Develo.の暗室見学、そして撮影から現像、引き伸ばしプリントまでを一日で体験するワークショップについてお話ししています。 想像以上に多くの方がブースを訪れ、整備済みの中古カメラを実際に手に取ってくださいました。 お客様がカメラを選び、そこからまた新しい写真が生まれていくこと。 東川町での二日間を通して、カメラ屋を続ける意味や、写真文化を支えていくことについて、あらためて考えた回です。 【今回お話しした内容】 ・東川町国際写真フェスティバルへの出展・店の在庫の約4割を持ち込んだ販売ブース・整備済み中古カメラへの反応・Develo.の暗室を見学した皆さんの様子・撮影、現像、プリントを一日で体験するワークショップ・自前の暗室と移動暗室の可能性・カメラ屋を続ける意味・写真文化への恩返し 会場へお越しくださった皆さん、イベント開催に関わった皆さん、SNSなどで応援してくださった皆さん、本当にありがとうございました。 作業中や移動中、写真を撮りに出かける途中などに、ゆっくりお聴きください。 ────────────── 【INHERIT CAMERA 各種リンク】 ■公式ホームページhttps://inherit-camera.com/ ■オンラインショップhttps://inheritcam.official.ec/ ■公式LINEhttps://lin.ee/f0641E3 ■Instagramhttps://www.instagram.com/inherit_camera_sapporo/ ■Xhttps://x.com/InheritCamera ■Threadshttps://www.threads.net/@inherit_camera_sapporo ■notehttps://note.com/inheritcamera ■YouTubehttps://www.youtube.com/@InheritCamera ────────────── 【ポッドキャスト「カメラ屋の頭のなか」】 札幌の中古カメラ店「INHERIT CAMERA」の店主が、カメラや写真、店の運営を通して日々考えていることをお話しする番組です。 ■Spotifyhttps://open.spotify.com/show/46OHzrdEYzACKtxfz8fkrX ■Apple Podcastshttps://podcasts.apple.com/jp/podcast/カメラ屋の頭のなか/id1892946654 写真文化を次世代へ。Inherit、継承する。 #カメラ屋の頭のなか#東川町国際写真フェスティバル#フィルムカメラ#暗室#インヘリットカメラ

  6. 7月28日

    #19 フィルムとデジタルを比べない

    今回は「フィルムとデジタルを比べるな」というテーマでお話しします。 先日開催したフォトウォークとフィルム現像ワークショップ。デジタルカメラで参加した方にも現像工程を見てもらう中で、改めて感じたのが、フィルムとデジタルは単純な性能だけで比べるものではないということでした。 手探りでフィルムをリールに巻き、薬品を入れ、現像されたフィルムを引き出す。そこには、デジタル写真とは異なる、手や身体、匂い、驚きを伴った写真体験があります。 デジタルには、手軽さや高性能さがあります。フィルムには、手間や失敗も含めて写真を作っていく感動があります。 どちらが優れているかではなく、それぞれに違う良さがある。 そして、フィルム写真に触れられる店や暗室、写真店といった場所を残していくことが、アナログ写真文化の継承につながるのではないか。 現像ワークショップを通して考えた、フィルム写真の魅力と、カメラ店としての役割についてお話しします。 ────────────────── 【INHERIT CAMERA|インヘリットカメラ】 ■公式ホームページhttps://inherit-camera.com/ ■オンラインショップhttps://inheritcam.official.ec/ ■LINE査定https://lin.ee/f0641E3 ■Instagramhttps://www.instagram.com/inherit_camera_sapporo/ ■Xhttps://x.com/InheritCamera ■Threadshttps://www.threads.net/@inherit_camera_sapporo ■notehttps://note.com/inheritcamera ■YouTubehttps://www.youtube.com/@InheritCamera ────────────────── 札幌市豊平区平岸にある中古カメラ店「インヘリットカメラ」です。 中古フィルムカメラやレンズの販売・買取、フィルム販売、現像受付などを行っています。カメラやフィルム写真について分からないことがありましたら、店頭またはSNSのDMからお気軽にご相談ください。

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番組について

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