三重ノチカララジオ

アストライド-Astride-

京都大学で法学を修め、約9年にわたり国会議員秘書として国政の現場を歩いた、よしの正英。その後、故郷・四日市へ戻り、市議から三重県議へ。現在は地域に根を張り、県民の暮らしのすぐそばで活動を続けている。番組では、生活者の目線に立った県政情報、そして三重県の歴史・まちづくり・暮らしのあれこれ。肩の力を抜いて、幅広く、わかりやすく。昔懐かしいラジオのような暖かさで、三重県に暮らすあなたの隣にそっと寄り添う。「三重の地から、三重の力を」込めて。毎週木曜配信。

  1. 3日前

    #16 人口22位、面積25位、睡眠時間21位 ── 統計から見る三重県①

    今日のテーマは「統計から見る三重県」です。三重県のホームページの「みえDATABOX」には、県の統計課がまとめた資料があり、2026年3月の最新版は12分野124項目のデータを都道府県ごとに比べています。よしの正英さんによると、三重県は昔から多くの統計で全国の真ん中あたりに入ると言われてきました。人口、面積、睡眠や仕事の時間を順に見ながら、平均的であることを三重県の売りにできないかを二人で話し合います。 ▼番組への感想、ご質問、リクエストは以下までお寄せください。 yoshino3@m7.cty-net.ne.jp Xでは「#三重ノチカラ」を付けてポストしてください。 ▼このエピソードで話していること ・よしのさんによると、都道府県にはどこも統計を担当する課があり、1年を通してさまざまな統計を取り、全国の中での位置を確かめている。三重県のホームページでは、トップページの緑のバナーから「みえDATABOX」に入ると、総合統計資料の中に12分野124項目の資料が見つかる。よしのさんは面白い情報が多いと勧める一方で、知っている人でないとたどり着きにくい作りだとも話す ・三重県の都道府県番号は24で、統計の順位も20番台が多い。総人口は約171万人で全国22位。よしのさんが「昔は180万人と言われていた」と振り返るように、人口は減っている。最も少ない鳥取県は約53万人。県内では四日市市が約30万人、津市が約27万人、鈴鹿市が約19万人で、よしのさんは人口で見ると北と南の差が広がっていると話す ・総面積は5,774平方キロメートルで全国25位。県内では津市が711平方キロメートルで最も広く、四日市市の約206平方キロメートル(県内11位)の3.5倍ほどある。四日市市は面積に比べて人口が多い。狙ったわけでもないのに真ん中の順位に収まる三重県を、二人は「平均の神様に愛されている」と言い合った ・社会生活の統計では、1日の睡眠時間が7.95時間で全国21位、食事の時間が1.63時間で28位。睡眠時間が最も長いのは青森県の8.13時間、最も短いのは東京都と神奈川県の7.80時間だった。仕事をしている15歳以上の男性の仕事時間は6.35時間で38位、東京都は6.28時間で44位。纐纈智英は、東京都は時間あたりの稼ぎが大きく、残業しなくても回るのではないかという仮説を挙げた ・スポーツをした人の割合は64.3%で21位、スポーツをした人の1日の平均時間は1.95時間で全国4位。よしのさんは、三重県の統計で1桁の順位はあまり見たことがないと話す。国内観光旅行に出かけた人の割合は21.4%で21位、ボランティア活動をした人の割合は19.3%で24位。よしのさんは、大都会でも田舎でもない平均的な住みやすさを、三重県らしさとして売り出してよいと考えている。次回は、平均から離れた統計を取り上げる ▼こんな方におすすめ ・三重県に住んでいて、全国の中での三重県の位置を数字で知りたい ・三重県への移住や出店、拠点づくりを検討している ・自治体の統計資料を、どこで見られるか知りたい ・地域の特徴を、数字を使って人に説明する機会がある ▼パーソナリティー よしの正英(三重県議会議員) https://xn--48jd3c0av4e5c.jp/ 三重県四日市市出身。1974年生まれ。横浜国立大学経済学部、京都大学法学部(法学専攻)を卒業後、岡田克也・中川正春議員等のもとで約9年間、国会議員秘書を務める。2011年に四日市市議会議員、2015年に三重県議会議員に初当選し、現在2期目(四日市市選挙区/会派「新政みえ」)。子ども食堂・学習支援、PTA、三重県ホッケー協会会長・四日市市アーチェリー協会会長など、政治の外でも地域とつながる活動を続ける。京都大学法学部で培った法的素養と、市政・県政双方の現場経験を活かし、制度や法律を生活者目線で翻訳しながら、三重県の歴史・まちづくり・暮らしを語る。 ▼番組アシスタント 纐纈智英(アストライド-Astride- 代表) https://www.ast-ride.com 「左脳と右脳のハイブリッド」を武器に、人の心の深層に迫るインタビュアー。行政職員として12年間、予算編成や徴収業務に従事した論理性と、音楽コンテストでグランプリを受賞した芸術的感性を併せ持つ。Adobeコミュニティエキスパートとして活動。これまでに200社以上の経営者インタビューを重ね、本人すら気づいていない「言葉にならない想い」を引き出し、ひとつの物語として残してきた。 ▼番組概要 三重県議会議員のよしの正英が、政治の話は少し脇に置き、三重県の県政情報にとどまらず、郷土の歴史・まちづくり・暮らしのいま、そして法律のはなしまで、三重県をまるごと語るラジオ番組です。京都大学法学部で培った法的素養と、約9年の国会議員秘書・市議・県議としての現場経験を掛け合わせ、四日市・三重県の具体的な話題を、70年代ラジオ風のあたたかい“ながら聞き”でお届けします。毎週木曜日配信。 ▼制作:アストライド-Astride-

  2. 10月14日

    #15 普通科が「探究科」に変わった ── 三重県の予算から見る、これからの教育

    今日のテーマは「三重県の予算・教育」です。三重県の予算を読み解くシリーズの10回目で、よしの正英さんは、都道府県の仕事の中でも教育行政がいちばん大事なものの一つだと話します。三重県では2025年度の入学生から、川越高校と上野高校の普通科が、探究を学習の中心に据えた「探究科」「学際探究科」に変わりました。若手の先生への授業の助言、不登校の子への支援、日本語の指導まで、県の取り組みもよしのさんが事例とともに説明しています。 ▼番組への感想、ご質問、リクエストは以下までお寄せください。 yoshino3@m7.cty-net.ne.jp Xでは「#三重ノチカラ」を付けてポストしてください。 ▼このエピソードで話していること ・三重県は、全国学力・学習状況調査の結果が低かった時期があり、前の知事のもとで学力の向上に取り組んだ。よしのさんによると、いまは20番台まで上がっている。取り組みの一つが「授業力向上アドバイザー」で、アドバイザーが若手の先生の授業を見て助言する。よしのさんの話では、教材を一から作る真面目な先生が多く、アドバイザーが使える教材を紹介すると喜ばれたという ・学力の向上に加えて、この10年で、学校と地域社会、企業や働く現場とのつながりが進んだ。コミュニティスクールが生まれ、英語は小学校で必修になり、プログラミング、防災教育、キャリア教育、服装や香り、性教育まで、学校が扱う内容は増えている。教育は誰もが自分の経験から語れる分野なので、学校で扱う範囲をどこまで広げるかが難しいとよしのさんは話す ・探究学習は、昔の総合学習から一歩進んだ学び方。総合学習で農家の方と田植えや稲刈りを体験して米づくりを学ぶとすれば、探究学習では、米の価格がなぜあれほど上がったのかを調べ、解決策まで考える。三重県では2025年度の入学生から、川越高校の普通科が「探究科」に、上野高校の普通科が「学際探究科」に変わり、調べてまとめ、発表する時間が増えた ・大学入試にも、探究の成果をプレゼンテーションと面接で示す方式がある。商店街の人と課題に取り組んだ、空き家の問題で行政に提案した、といった実績で大学に入れる。三重県は探究学習を進める県の一つで、年度末には成果の発表会を開き、8月には高校生が県議会の議事堂で質問する「みえ高校生県議会」もあった。よしのさんは高校生に、インターネットで調べたことに、街頭や校内のアンケートで集めた生の声を加えるよう勧めている ・不登校の子への支援では、空き教室に学年をまたいで子どもが集まり、そこで自習すれば登校と認める学校が増えている。学校へ行くこと自体の心理的なハードルが高い子にはフリースクールがあり、県は経済的に厳しい家庭の利用料を補助している(利用料の2分の1、月1万5000円まで)。三重県は外国にゆかりのある児童生徒が多く、20年以上にわたって日本語の指導に取り組んできた。よしのさんは、何を身につけてどう生きていくかを、子どもが自分で考えられるようにするのが教育だと語る ▼こんな方におすすめ ・三重県で子育てをしていて、県の教育の取り組みを知りたい ・高校の「探究科」や探究学習が、どんな学びなのか知りたい ・子どもの進路や大学入試の変化に関心がある ・不登校の子への支援や、フリースクールの補助について知りたい ・学校と地域や企業のつながりづくりに関わっている ▼パーソナリティー よしの正英(三重県議会議員) https://xn--48jd3c0av4e5c.jp/ 三重県四日市市出身。1974年生まれ。横浜国立大学経済学部、京都大学法学部(法学専攻)を卒業後、岡田克也・中川正春議員等のもとで約9年間、国会議員秘書を務める。2011年に四日市市議会議員、2015年に三重県議会議員に初当選し、現在2期目(四日市市選挙区/会派「新政みえ」)。子ども食堂・学習支援、PTA、三重県ホッケー協会会長・四日市市アーチェリー協会会長など、政治の外でも地域とつながる活動を続ける。京都大学法学部で培った法的素養と、市政・県政双方の現場経験を活かし、制度や法律を生活者目線で翻訳しながら、三重県の歴史・まちづくり・暮らしを語る。 ▼番組アシスタント 纐纈智英(アストライド-Astride- 代表) https://www.ast-ride.com 「左脳と右脳のハイブリッド」を武器に、人の心の深層に迫るインタビュアー。行政職員として12年間、予算編成や徴収業務に従事した論理性と、音楽コンテストでグランプリを受賞した芸術的感性を併せ持つ。Adobeコミュニティエキスパートとして活動。これまでに200社以上の経営者インタビューを重ね、本人すら気づいていない「言葉にならない想い」を引き出し、ひとつの物語として残してきた。 ▼番組概要 三重県議会議員のよしの正英が、政治の話は少し脇に置き、三重県の県政情報にとどまらず、郷土の歴史・まちづくり・暮らしのいま、そして法律のはなしまで、三重県をまるごと語るラジオ番組です。京都大学法学部で培った法的素養と、約9年の国会議員秘書・市議・県議としての現場経験を掛け合わせ、四日市・三重県の具体的な話題を、70年代ラジオ風のあたたかい“ながら聞き”でお届けします。毎週木曜日配信。 ▼制作:アストライド-Astride-

  3. 10月7日

    #14 名張市の妊婦さんが、伊賀の産科へ通うために ── 10月に始まった公共ライドシェア

    今日のテーマは「三重県の予算・公共交通の維持」です。三重県は、バス・タクシーの運転士の確保、市町の境を越える路線の調整、公共ライドシェアの実証に予算をつけています。10月1日には、名張市と紀宝町で公共ライドシェアの実証運行が始まりました。名張市内には分娩できる病院がないため、妊婦さんは伊賀市の病院まで通っています。よしの正英さんは、この3つの取り組みを事例とともに説明しました。 ▼番組への感想、ご質問、リクエストは以下までお寄せください。 yoshino3@m7.cty-net.ne.jp Xでは「#三重ノチカラ」を付けてポストしてください。 ▼このエピソードで話していること ・三重県は、バス・タクシーの運転士を確保する取り組みに約2800万円をつけ、今年度から女性や若者向けのバス運転士体験会を開いている。有償で人を乗せるには二種免許が、バスではさらに大型免許が必要になる。いまはどのバス会社・タクシー会社も、入社後の免許取得を補助している ・公共ライドシェアは、タクシーを優先して配車し、対応できないときに、タクシー事業者の講習を受けた住民ドライバーが運ぶ仕組み。県は約5500万円をつけ、国の事業も活用して実証する。採算の取りにくい地域で長く続けるには、地域を知る交通事業者が担い、途中で撤退されない制度設計が要るとよしのさんは話す ・実証運行は10月1日から12月28日まで。名張市の「はぐライド」は、名張市に住む妊婦、産後1年未満の方、1歳未満の乳児が対象で、市内と伊賀市の森川病院の間を運ぶ。運賃は5キロまで500円、以降1キロごとに100円を加算する。紀宝町の「かめらいど」は、妊産婦と、運転免許を持たない18歳以上の人が対象。まず対象を絞って、どれだけ依頼があるかを確かめる ・コミュニティバスは町が費用を負担して走らせるため、町の外へ出て他の市の住民が多く乗ると負担の公平が問題になる。菰野町の「かもしか号」は、調整のうえ四日市市の桜駅まで乗り入れた。鈴鹿市と亀山市の境では、両市のバス停が数百メートルしか離れていないのに、どちらの路線もそこで終点になっている。よしのさんによると、県は約1億4000万円をかけ、携帯電話の位置情報などで人の流れを調べて、市町をまたぐ路線の再編を進めている ・四日市市にはバスの乗り継ぎ拠点を作る「コミュニティターミナル構想」があり、いまは市内のイオンに1か所ある。待合室や屋根を整えれば、利用者は買い物をしながら乗り継げる。近鉄四日市駅から出る路線の本数を減らし、途中の拠点で乗り換える形が理想だが、時刻どおりに来る電車ほどバスの乗り換えは好まれにくい。よしのさんは、乗り継ぎの割引、低床バス、段差のないバス停で乗り換えを後押しする案を挙げる ▼こんな方におすすめ ・名張市や紀宝町に住んでいて、公共ライドシェアの対象や使い方を知りたい ・妊娠中や乳児の子育て中で、通院の移動手段を探している ・バスやタクシーの運転士の仕事に関心がある ・市や町の境をまたいで通院や買い物をしていて、バスの乗り継ぎの改善に関心がある ・三重県が公共交通の維持にどれだけの予算を使っているか知りたい ▼パーソナリティー よしの正英(三重県議会議員) https://xn--48jd3c0av4e5c.jp/ 三重県四日市市出身。1974年生まれ。横浜国立大学経済学部、京都大学法学部(法学専攻)を卒業後、岡田克也・中川正春議員等のもとで約9年間、国会議員秘書を務める。2011年に四日市市議会議員、2015年に三重県議会議員に初当選し、現在2期目(四日市市選挙区/会派「新政みえ」)。子ども食堂・学習支援、PTA、三重県ホッケー協会会長・四日市市アーチェリー協会会長など、政治の外でも地域とつながる活動を続ける。京都大学法学部で培った法的素養と、市政・県政双方の現場経験を活かし、制度や法律を生活者目線で翻訳しながら、三重県の歴史・まちづくり・暮らしを語る。 ▼番組アシスタント 纐纈智英(アストライド-Astride- 代表) https://www.ast-ride.com 「左脳と右脳のハイブリッド」を武器に、人の心の深層に迫るインタビュアー。行政職員として12年間、予算編成や徴収業務に従事した論理性と、音楽コンテストでグランプリを受賞した芸術的感性を併せ持つ。Adobeコミュニティエキスパートとして活動。これまでに200社以上の経営者インタビューを重ね、本人すら気づいていない「言葉にならない想い」を引き出し、ひとつの物語として残してきた。 ▼番組概要 三重県議会議員のよしの正英が、政治の話は少し脇に置き、三重県の県政情報にとどまらず、郷土の歴史・まちづくり・暮らしのいま、そして法律のはなしまで、三重県をまるごと語るラジオ番組です。京都大学法学部で培った法的素養と、約9年の国会議員秘書・市議・県議としての現場経験を掛け合わせ、四日市・三重県の具体的な話題を、70年代ラジオ風のあたたかい“ながら聞き”でお届けします。毎週木曜日配信。 ▼制作:アストライド-Astride-

  4. 9月30日 ·  ボーナス

    番外編#01 巨大な与党に、どう対立軸を作るか ── 野党の再編について三重県の地方議員が語る

    今回は番外編です。2026年1月に結成された新党は、9月に分かれることが決まりました。三重県議会議員のよしの正英さんが、地方議員として見てきた野党再編の経緯と自身の考えを語ります。党名が「曖昧だ」と言われたことへの疑問、短い期間で分かれることへの率直な思い、政党交付金の仕組み、そして巨大な与党にどう対立軸を作るか。収録は9月22日です。 ▼番組への感想、ご質問、リクエストは以下までお寄せください。 yoshino3@m7.cty-net.ne.jp Xでは「#三重ノチカラ」を付けてポストしてください。 ▼このエピソードで話していること ・結成の経緯。与党の枠組みが変わってから、野党の側では各党が連携の道を探っていた。年明けに解散総選挙の話が出て、話は一気に新党結成まで進んだ。地方議員に入る情報は報道とほぼ同じで、よしのさんも「急すぎないか」と感じたという。一方で、前年末の臨時国会では政策のすり合わせも進んでおり、目指す社会像には似通うところもあった。選挙目当ての野合とまでは言い切れない、というのがよしのさんの見方 ・よしのさんによると、新党が名前に掲げた言葉は、政治路線の呼び名として50年以上前から使われてきた。党名になった途端に「曖昧だ」と言われたことに、よしのさんは首をかしげた。2月の総選挙は高市政権で初めての選挙で、新党は受け皿として信任されず、厳しい結果に終わった。三重県でも、新党から立候補した現職の衆議院議員が落選している ・分かれた経緯。合流した党の一つで地方の声をあらためて聞くと、選挙の敗戦もあり、もう一度合流するのは考え直すべきだという意見が出た。新党に加わった衆議院議員は、元の党へ戻る人と、別の新党をつくる人に分かれる。10月の臨時国会に合わせて、各議員が別の新党に入るか、無所属で統一会派に加わるかを判断していく ・1人を残して政党を維持し、政党交付金を受けることについて。よしのさんは、違法ではないがテクニカルに過ぎ、有権者には納得できない人も多いかもしれないと話す。政党交付金は毎年12月31日で一度整理され、1月1日時点の所属議員数で決まる。年末まで待てば、あと3か月ほどだった。纐纈が「スピード離婚のよう」と受け止めると、よしのさんも、急いで作った政党だからこそ、もう少し長く続けてほしかったと応じた ・よしのさんがこれから大事にしたいのは、今の与党による国政に対して、どんな社会像で対立軸を作るか。福祉や教育の姿まで降りた社会像は、与党を含めてまだ見えていないとよしのさんは考えている。10月からの国会で、野党の各党と統一会派が足並みを揃え、特に消費税の議論で存在感を示してほしいと期待を語る ▼こんな方におすすめ ・2026年の野党再編で、新党の結成から分裂までの経緯を整理して知りたい ・国政の動きを、地方議員がどう受け止めているか聞いてみたい ・政党交付金の仕組みを、具体的に理解したい ・巨大な与党に対する受け皿が、これからどう作られていくのか関心がある ▼パーソナリティー よしの正英(三重県議会議員) https://xn--48jd3c0av4e5c.jp/ 三重県四日市市出身。1974年生まれ。横浜国立大学経済学部、京都大学法学部(法学専攻)を卒業後、岡田克也・中川正春議員等のもとで約9年間、国会議員秘書を務める。2011年に四日市市議会議員、2015年に三重県議会議員に初当選し、現在2期目(四日市市選挙区/会派「新政みえ」)。子ども食堂・学習支援、PTA、三重県ホッケー協会会長・四日市市アーチェリー協会会長など、政治の外でも地域とつながる活動を続ける。京都大学法学部で培った法的素養と、市政・県政双方の現場経験を活かし、制度や法律を生活者目線で翻訳しながら、三重県の歴史・まちづくり・暮らしを語る。 ▼番組アシスタント 纐纈智英(アストライド-Astride- 代表) https://www.ast-ride.com 「左脳と右脳のハイブリッド」を武器に、人の心の深層に迫るインタビュアー。行政職員として12年間、予算編成や徴収業務に従事した論理性と、音楽コンテストでグランプリを受賞した芸術的感性を併せ持つ。Adobeコミュニティエキスパートとして活動。これまでに200社以上の経営者インタビューを重ね、本人すら気づいていない「言葉にならない想い」を引き出し、ひとつの物語として残してきた。 ▼番組概要 三重県議会議員のよしの正英が、政治の話は少し脇に置き、三重県の県政情報にとどまらず、郷土の歴史・まちづくり・暮らしのいま、そして法律のはなしまで、三重県をまるごと語るラジオ番組です。京都大学法学部で培った法的素養と、約9年の国会議員秘書・市議・県議としての現場経験を掛け合わせ、四日市・三重県の具体的な話題を、70年代ラジオ風のあたたかい“ながら聞き”でお届けします。毎週木曜日配信。 ▼制作:アストライド-Astride-

  5. 9月23日

    #13 小学生のとき「道ができる」と聞いた ── 40年かかる道路と、遺跡の下の四日市

    今日のテーマは「三重県の予算パート9・道路と河川」です。県の仕事として一番イメージしやすい公共工事。道路関係だけで200億から300億円、流域治水に125億円と、これまで話してきた事業とは桁が違います。この10年で高速道路網は大きく進みましたが、四日市にはまだ未完成の道路と、いつ溢れるかと言われ続ける川があります。よしの正英さんが小学生のころ「道ができる」と聞いた環状線は、いまも工事中。なぜ道路には何十年もかかるのか。 ▼番組への感想、ご質問、リクエストは以下までお寄せください。 yoshino3@m7.cty-net.ne.jp Xでは「#三重ノチカラ」を付けてポストしてください。 ▼このエピソードで話していること ・三重県の道路予算は、直轄道路に102億円、改良に88億円、防災用の緊急輸送道路整備に83億円、中心市街地の街路に17億円。河川は流域治水を含めて125億円。産業が集積する三重県では渋滞解消が最優先で、中勢バイパスの完成や新名神の開通でこの10年に高速道路網は大きく進んだ。東海環状道はいなべ〜養老間が残るのみ ・四日市は北勢バイパスが未完成で、まだ渋滞が多い。国の事業で、いまは三滝川のそばまで延び、日永あたりの混雑も繋がれば分散するはず。一方、国道477号とぶつかる四郷・笹川のあたりは、四日市鈴鹿環状線が2年前に内部川を越えて延伸したことで交差点が混み始めている ・その環状線は、よしのさんが小学生のころ「道ができる」と聞いた道。突き当たりのゴルフ練習場にボールを拾いに行っていた場所が、30年、40年弱かけていまも工事中。道路整備に時間がかかる理由の一つが、用地の下の遺跡調査。今かかっている区間にも弥生時代以降の人の痕跡があり、掘って記録し、立体地図を作って埋め戻してから道路を造る。北勢バイパスで見つかった久留倍官衙遺跡は大きすぎて、道を曲げて公園にした。今年の予算は8,800万円 ・四日市の渋滞の根本原因は川の多さ。南北十数キロに、県管理だけで朝明川・海蔵川・三滝川・鹿化川・天白川の5本があり、抜け道を通っても最後は橋に集約される。橋は増やせないから、せめて川を整備する。三滝川の流量を海蔵川へ逃がす三滝派川は、岡山の高梁川で起きた内水氾濫の教訓から、先に四日市市が支流を整備してからようやく進んだ ・河川整備計画がないと予算は下りない。三滝・海蔵、朝明川の順に計画ができたが、地元の天白川はまだ計画がなく継ぎはぎの対応。昭和49年7月の水害では近鉄八王子線の線路が流された。鹿化川では堤防補強と浚渫を続けている。道路一本を先に通すか、分散して毎年少しずつ進めるかは永遠の課題で、要望を寄せてほしい ▼こんな方におすすめ ・四日市や北勢地域の渋滞が、なぜ解消しないのか知りたい ・道路や河川の工事が「止まっているように見える」理由を知りたい ・三重県の公共工事に、どれだけの予算が使われているか関心がある ・水害のリスクがある地域に住んでいて、県の治水の進み方を知りたい ・地元の道路や川について、県議会へ要望を届けたいと考えている ▼パーソナリティー よしの正英(三重県議会議員) https://xn--48jd3c0av4e5c.jp/ 三重県四日市市出身。1974年生まれ。横浜国立大学経済学部、京都大学法学部(法学専攻)を卒業後、岡田克也・中川正春議員等のもとで約9年間、国会議員秘書を務める。2011年に四日市市議会議員、2015年に三重県議会議員に初当選し、現在2期目(四日市市選挙区/会派「新政みえ」)。子ども食堂・学習支援、PTA、三重県ホッケー協会会長・四日市市アーチェリー協会会長など、政治の外でも地域とつながる活動を続ける。京都大学法学部で培った法的素養と、市政・県政双方の現場経験を活かし、制度や法律を生活者目線で翻訳しながら、三重県の歴史・まちづくり・暮らしを語る。 ▼番組アシスタント 纐纈智英(アストライド-Astride- 代表) https://www.ast-ride.com 「左脳と右脳のハイブリッド」を武器に、人の心の深層に迫るインタビュアー。行政職員として12年間、予算編成や徴収業務に従事した論理性と、音楽コンテストでグランプリを受賞した芸術的感性を併せ持つ。Adobeコミュニティエキスパートとして活動。これまでに200社以上の経営者インタビューを重ね、本人すら気づいていない「言葉にならない想い」を引き出し、ひとつの物語として残してきた。 ▼番組概要 三重県議会議員のよしの正英が、政治の話は少し脇に置き、三重県の県政情報にとどまらず、郷土の歴史・まちづくり・暮らしのいま、そして法律のはなしまで、三重県をまるごと語るラジオ番組です。京都大学法学部で培った法的素養と、約9年の国会議員秘書・市議・県議としての現場経験を掛け合わせ、四日市・三重県の具体的な話題を、70年代ラジオ風のあたたかい“ながら聞き”でお届けします。毎週木曜日配信。 ▼制作:アストライド-Astride-

  6. 9月16日

    #12 夫婦で1000万円、1ヶ月かけて桜前線を追う ── 富裕層インバウンドという市場

    今日のテーマは「三重県の予算パート8・観光」です。観光産業は、いまや日本のGDPで自動車に次ぐ二番手。よしの正英さんは、これからの日本が見るべきはアメリカや中国ではなくフランスだと言います。伊勢神宮も忍者もF1も持ちながら、三重県はまだ取りこぼしている。外国語表記やトイレ、バリアフリーといった足元の整備から、1回の旅行で1000万円を使う富裕層の話まで。 ▼番組への感想、ご質問、リクエストは以下までお寄せください。 yoshino3@m7.cty-net.ne.jp Xでは「#三重ノチカラ」を付けてポストしてください。 ▼このエピソードで話していること ・観光産業はいまやGDPで自動車産業に次ぐ二番手。小さな積み上げを全国でやった結果である。よしの正英さんは、これからの日本が見るべきはアメリカや中国ではなくフランスだと言う。文化面でも近く、フランスは世界最大の観光立国だから。三重県の観光は、平成以降に団体旅行が個人旅行へ移り、鳥羽・伊勢・志摩の大型旅館が苦戦して厳しい時期を迎えたが、10年前の伊勢志摩サミットが転機になった ・インバウンド誘客で一番大事なのは、実は外国語表記の充実。次いでトイレがきれいか、バリアフリーか。車椅子の方も多く、スーツケースを持つ人にもバリアフリーは効く。要は「訪れてみたい地域かどうか」という話。前年度の補正予算で観光客受入環境整備事業に6億2000万円が付いている。忍者を取りこぼしていると言うのも、伊賀市の忍者市駅前にホテルや体験施設ができた一方で、英語表記がまだ少ないから ・「うちには観光資源がない」と日本人はよく言うが、いらない。日本に3回も4回も来る人は東京に飽きていて、地方都市の何気ない暮らしを見たいと言う。東南アジアからの旅行者は写真に映えるものを求めるが、欧米の旅行者はストーリーと歴史を知りたがる。何百年も守り続けてきた名もない神社に価値を感じる。半分は勉強しに来ている ・富裕層インバウンドにも各地が力を入れている。1回の旅行で1000万円を使う人は珍しくなく、円安でさらに割安になっている。オーストラリア政府とも観光政策を協議中で、時差がなく季節が逆という条件も効く。東京に着いてから鹿児島へ飛び、桜前線とともに1ヶ月かけて日本を巡る「スプリングツアー」を夫婦で楽しむ経営者もいる。10ヶ所ほど立ち寄る旅程に、三重県をどう入れてもらうか ・各県が相手国を定めて誘致している。オーストラリアに注力しているのは愛媛県で、戦争遺跡を巡る欧米・豪州の旅行者が広島へ来る流れを引っ張っている。三重県はドイツを狙う。ものづくりのエリアという共通点があり、気質も真面目だから。近隣の集客を引き寄せる発想では、鈴鹿サーキットのF1が世界中から10万人近くを集める最強コンテンツ。伊勢神宮の御遷宮も始まり、10年ほどは国内客が見込める。課題は発信力で、そこをどうするかが県政全体に共通する ▼こんな方におすすめ ・地域に観光資源がないと思い込んでいる自治体・事業者の方 ・インバウンド誘客で、何から手をつけるべきか知りたい ・富裕層向けの観光がどう動いているのか、実例を知りたい ・三重県の観光施策と予算の使いみちを具体的に知りたい ・地域の発信力をどう高めるか、考えている ▼パーソナリティー よしの正英(三重県議会議員) https://xn--48jd3c0av4e5c.jp/ 三重県四日市市出身。1974年生まれ。横浜国立大学経済学部、京都大学法学部(法学専攻)を卒業後、岡田克也・中川正春議員等のもとで約9年間、国会議員秘書を務める。2011年に四日市市議会議員、2015年に三重県議会議員に初当選し、現在2期目(四日市市選挙区/会派「新政みえ」)。子ども食堂・学習支援、PTA、三重県ホッケー協会会長・四日市市アーチェリー協会会長など、政治の外でも地域とつながる活動を続ける。京都大学法学部で培った法的素養と、市政・県政双方の現場経験を活かし、制度や法律を生活者目線で翻訳しながら、三重県の歴史・まちづくり・暮らしを語る。 ▼番組アシスタント 纐纈智英(アストライド-Astride- 代表) https://www.ast-ride.com 「左脳と右脳のハイブリッド」を武器に、人の心の深層に迫るインタビュアー。行政職員として12年間、予算編成や徴収業務に従事した論理性と、音楽コンテストでグランプリを受賞した芸術的感性を併せ持つ。Adobeコミュニティエキスパートとして活動。これまでに200社以上の経営者インタビューを重ね、本人すら気づいていない「言葉にならない想い」を引き出し、ひとつの物語として残してきた。 ▼番組概要 三重県議会議員のよしの正英が、政治の話は少し脇に置き、三重県の県政情報にとどまらず、郷土の歴史・まちづくり・暮らしのいま、そして法律のはなしまで、三重県をまるごと語るラジオ番組です。京都大学法学部で培った法的素養と、約9年の国会議員秘書・市議・県議としての現場経験を掛け合わせ、四日市・三重県の具体的な話題を、70年代ラジオ風のあたたかい“ながら聞き”でお届けします。毎週木曜日配信。 ▼制作:アストライド-Astride-

  7. 9月9日

    #11 苗を植えない米づくり ── 三重県の農業で、いま起きていること

    今日のテーマは「三重県の予算パート7・農林水産業の振興」です。三重県の農業産出額は1,206億円で全国29位、北海道の10分の1にあたります。それでも県は、いまを将来設計のための調査の年と位置づけています。ブランド米「結びの神」を名乗れる基準、AIで農地の錯綜を解く事業、苗を植えずに種をまく乾田直播、そして水温上昇で変わりつつある海。よしの正英さんが所属する常任委員会の視点から語ります。 ▼番組への感想、ご質問、リクエストは以下までお寄せください。 yoshino3@m7.cty-net.ne.jp Xでは「#三重ノチカラ」を付けてポストしてください。 ▼このエピソードで話していること ・よしの正英さんは今年度、環境生活農林水産常任委員会に所属している。3年連続で委員長・副委員長を務めたため、今年は平委員として臨む。民主党で当時の農林政策を一手に引き受けた篠原孝さんの秘書を務めた経験から、農業政策には思い入れが強い。三重県の農業産出額は1,206億円で全国29位(1位の北海道は1兆3,478億円、2位の鹿児島県は5,438億円)。林業43.4億円、漁業5万2000トンと、いずれも上位県とは桁が違うが、それでも産出している以上しっかりやらねばならない ・いま最大の課題は、気候変動による温暖化にどう耐えていくか。三重県はいまを将来設計のための調査の年と位置づけ、「三重県の農業の将来を考える調査事業」に約1,100万円を計上した。農業の専門家と現場で働く人たちに聞き、AIやITを使ったスマート農業による人手不足への対応、省力化、獣害対策まで、課題を整理して方向性を作っていく ・ブランド米の話。三重県の「結びの神」は、もともと農業試験場が開発した三重23号という番号がついた品種。ただし23号を作れば名乗れるわけではなく、タンパク質や水分の含有量といった一等米の基準に達して初めて「結びの神」になる(作付けすればおよそ98%は基準に達する)。高温に強い品種として開発されたが、コシヒカリを作る農家もまだ多く、拡大推進事業に約300万円。お酒用には酒造好適米「神の穂」があり、三重県の酒はGI(地理的表示)も取得している ・農地中間管理機構をAIで支える事業に約1億9,000万円。作付けをやめる人と規模を広げたい人をつなぐ機関が市町単位にあるが、農地はモザイク状に所有が錯綜していく。誰がどこを所有しているかをAIに読み込ませ、こう整理すれば集約が図れるという提案をする技術に取り組んでいる。委員会の視察で訪ねた農家は60ヘクタール、最終的には100ヘクタール(田んぼ1000枚分)を目指す規模だが、海外や北海道から見ればまだ小規模。意欲のある生産者に注力していくべきだと語る ・稲作の作り方も変わってきた。いまは苗を植えるのが当たり前だが、もともとは種をそのまま蒔いていた。この直播きが見直され、乾いた田んぼに直接種をまく「節水型乾田直播」が注目されている。代掻きで水を張る手間も、苗を育てる工数も減り、土を起こす機械の後ろに播種機を付けて一度に済む。発芽したところを鳥についばまれるなどの課題もあり、棚田のように1枚が小さい田は従来どおり。海の話も——水温が1度上がると地上の3〜4度分に相当し、イセエビは千葉県や茨城県、さらに宮城県でも獲れるようになった。三重県は牡蠣や真珠の養殖に歴史があり、陸上サーモンの養殖技術も視察。来月は愛媛県へ向かう ▼こんな方におすすめ ・三重県の農林水産業の現状と、今年の新規事業の中身を知っておきたい方 ・ブランド米が、どういう基準を満たして名乗れるのかを知りたい方 ・農地の集約や、スマート農業が実際にどう使われているかに関心がある方 ・新しく農業を始めたい、あるいは三重県への移住を考えている方 ・温暖化が農作物や漁獲にどう効いているのかを、県の施策から知りたい方 ▼パーソナリティー よしの正英(三重県議会議員) https://xn--48jd3c0av4e5c.jp/ 三重県四日市市出身。1974年生まれ。横浜国立大学経済学部、京都大学法学部(法学専攻)を卒業後、岡田克也・中川正春議員等のもとで約9年間、国会議員秘書を務める。2011年に四日市市議会議員、2015年に三重県議会議員に初当選し、現在2期目(四日市市選挙区/会派「新政みえ」)。子ども食堂・学習支援、PTA、三重県ホッケー協会会長・四日市市アーチェリー協会会長など、政治の外でも地域とつながる活動を続ける。京都大学法学部で培った法的素養と、市政・県政双方の現場経験を活かし、制度や法律を生活者目線で翻訳しながら、三重県の歴史・まちづくり・暮らしを語る。 ▼番組アシスタント 纐纈智英(アストライド-Astride- 代表) https://www.ast-ride.com 「左脳と右脳のハイブリッド」を武器に、人の心の深層に迫るインタビュアー。行政職員として12年間、予算編成や徴収業務に従事した論理性と、音楽コンテストでグランプリを受賞した芸術的感性を併せ持つ。Adobeコミュニティエキスパートとして活動。これまでに200社以上の経営者インタビューを重ね、本人すら気づいていない「言葉にならない想い」を引き出し、ひとつの物語として残してきた。 ▼番組概要 三重県議会議員のよしの正英が、政治の話は少し脇に置き、三重県の県政情報にとどまらず、郷土の歴史・まちづくり・暮らしのいま、そして法律のはなしまで、三重県をまるごと語るラジオ番組です。京都大学法学部で培った法的素養と、約9年の国会議員秘書・市議・県議としての現場経験を掛け合わせ、四日市・三重県の具体的な話題を、70年代ラジオ風のあたたかい“ながら聞き”でお届けします。毎週木曜日配信。 ▼制作:アストライド-Astride-

  8. 9月2日

    #10 本当の終戦は9月2日 ── 三重県150周年と、平和を残す仕事

    今日のテーマは「三重県の予算パート6」です。今年、三重県は誕生から150周年を迎えました。そして戦後81年。よしの正英さんは、この2つがちょうど重なる年だと言います。県名の由来は四日市にあった三重郡から。150周年事業は5300万円、未来につなぐ平和発信事業は629万円。数字の大小だけでなく、県が何を残そうとしているのかを、県政情報の中から読み解いていきます。 ▼番組への感想、ご質問、リクエストは以下までお寄せください。 yoshino3@m7.cty-net.ne.jp Xでは「#三重ノチカラ」を付けてポストしてください。 ▼このエピソードで話していること ・三重県が今の形になったのは明治9年。廃藩置県のあと、北の津県と、伊勢を中心とする度会県に分かれていた。県庁所在地のある郡の名前を県名にせよという通達があり、県庁を持ってきた四日市にあったのが三重郡だったので「三重県」と名付けられた。伊勢神宮があるのに伊勢県にならなかったのは、伊勢の国が県域の4割弱で、ほかに伊賀・志摩・紀伊があったから。地名そのものは日本書紀のヤマトタケルの伝説に由来する。県庁はその後、津へ移った ・4月18日は三重県民の日。県立博物館や美術館など、県や一部の市町の施設が無料になる。今年は150周年で少し大々的に実施した。50年前の100周年の際に県庁前へ埋めたタイムカプセルを掘り出して4月18日に披露し、当時の雑誌や遊び道具に混じって、当時の知事の給与明細まで出てきたという ・150周年の展示は8月6日から三重県庁で始まり、9月18・19日は四日市の県庁舎(四日市南警察署の前)、28日から30日はふたたび三重県庁へ戻る。12月までイベントが続き、予算は5300万円。記念防災フェスタに1268万円をかけるのは一見知事らしい特出しだが、よしの正英さんは150年とのつなげ方に違和感があると率直に語る。かつて「うまし国三重 文化おこし事業」があったように、三重県の歴史や文化をもっと深掘りできる機会にしたかった、と一般質問でも取り上げてきた ・戦後81年の今年は、1945年から見て80年前が明治維新にあたる。昭和の戦前期がちょうど真ん中に来る節目として、平和を見直す必要がある。三重県の未来につなぐ平和発信事業は629万円。三重県と広島県の高校生が直接会いに行ったりオンラインで交流したりする取り組みや、県立博物館・四日市市立博物館での平和を考える展示が毎年行われ、夏休みの自由研究にも使われている。今年新しいのは、以前から録りためてきた戦争体験者の証言動画のアーカイブから重要な部分をピックアップしてPRすること。体験者が少なくなるなかで、いま残しておくことに意味がある ・よしの正英さんが以前から主張しているのは、本当の終戦記念日は9月2日ではないかということ。8月15日は玉音放送でポツダム宣言を受諾した日だが、戦争自体は終わっておらず、連合国軍と日本が降伏文書に調印したのは昭和20年9月2日。8月15日の玉音放送は文章としても流れているが、9月2日の降伏文書を見たことがある人は多くない。国会図書館のデジタルアーカイブでは、重光葵外務大臣が調印に向かうための命令書なども公開されている。8月15日以降も千島列島などで戦闘は続いており、そこを知ることが平和を考える前提になる ▼こんな方におすすめ ・三重県の県名の由来や成り立ちを、きちんと知っておきたい方 ・三重県誕生150周年の事業やイベントの中身と、その予算を知りたい方 ・4月18日の三重県民の日に、どこが無料になるのか気になっている方 ・お子さんの夏休みの自由研究や、平和学習の題材を探している保護者・教員の方 ・終戦記念日をめぐる史実を、8月15日だけでなく9月2日まで含めて捉え直したい方 ▼パーソナリティー よしの正英(三重県議会議員) https://xn--48jd3c0av4e5c.jp/ 三重県四日市市出身。1974年生まれ。横浜国立大学経済学部、京都大学法学部(法学専攻)を卒業後、岡田克也・中川正春議員等のもとで約9年間、国会議員秘書を務める。2011年に四日市市議会議員、2015年に三重県議会議員に初当選し、現在2期目(四日市市選挙区/会派「新政みえ」)。子ども食堂・学習支援、PTA、三重県ホッケー協会会長・四日市市アーチェリー協会会長など、政治の外でも地域とつながる活動を続ける。京都大学法学部で培った法的素養と、市政・県政双方の現場経験を活かし、制度や法律を生活者目線で翻訳しながら、三重県の歴史・まちづくり・暮らしを語る。 ▼番組アシスタント 纐纈智英(アストライド-Astride- 代表) https://www.ast-ride.com 「左脳と右脳のハイブリッド」を武器に、人の心の深層に迫るインタビュアー。行政職員として12年間、予算編成や徴収業務に従事した論理性と、音楽コンテストでグランプリを受賞した芸術的感性を併せ持つ。Adobeコミュニティエキスパートとして活動。これまでに200社以上の経営者インタビューを重ね、本人すら気づいていない「言葉にならない想い」を引き出し、ひとつの物語として残してきた。 ▼番組概要 三重県議会議員のよしの正英が、政治の話は少し脇に置き、三重県の県政情報にとどまらず、郷土の歴史・まちづくり・暮らしのいま、そして法律のはなしまで、三重県をまるごと語るラジオ番組です。京都大学法学部で培った法的素養と、約9年の国会議員秘書・市議・県議としての現場経験を掛け合わせ、四日市・三重県の具体的な話題を、70年代ラジオ風のあたたかい“ながら聞き”でお届けします。毎週木曜日配信。 ▼制作:アストライド-Astride-

予告編

番組について

京都大学で法学を修め、約9年にわたり国会議員秘書として国政の現場を歩いた、よしの正英。その後、故郷・四日市へ戻り、市議から三重県議へ。現在は地域に根を張り、県民の暮らしのすぐそばで活動を続けている。番組では、生活者の目線に立った県政情報、そして三重県の歴史・まちづくり・暮らしのあれこれ。肩の力を抜いて、幅広く、わかりやすく。昔懐かしいラジオのような暖かさで、三重県に暮らすあなたの隣にそっと寄り添う。「三重の地から、三重の力を」込めて。毎週木曜配信。