なんか、きづいちゃうラジオ

一般社団法人らしさ研究所

なんか、きづいちゃった。 そういう瞬間のために、ある番組です。 キャリアとか、組織とか、対話とか。そのあたりから話は始まります。でも気がつくと、もう少し奥の方にいます。 言葉になる前の感覚。 役割を纏ったまま眠っている、自分の何か。 答えは出ません。解決もしません。 ただ、4人が話し続けています。 ゆっくり、空気が変わっていきます。 聴き終えたあと、何かを"したい"と思うかもしれません。 それが何かは、あなたの中にあります。 もし何かが残るなら、ここに来てみてください。 体で感じるワークショップ →https://shuttle-coaching.rashi-lab.com/single/ 私たちのこと、もう少し →https://shuttle-coaching.rashi-lab.com/ 動いているものを、見たい方は →https://www.youtube.com/@rashi_lab_gestalt

エピソード

  1. 17時間前

    我慢して聞いた、イコール傾聴じゃない——上司が正直になれない理由

    「否定しないで黙って聞いてあげた。でも部下は何も喋ってくれない」 そう言う管理職が、増えている。我慢して聞いた。だから傾聴した。でも、それは違う。 1on1の、よくある勘違い。 1対1で話す時間を作れば、1on1をやっていると思っている。個室に2人きりになれば、場を作っていると思っている。 おーじ(渋谷英樹)は正直に言う。「ちゃんとキャリア面談をやろうとするんだけど、気づいたら業務ヒアリングになっている」と。深めたいという気持ちはある。でも時間が経つにつれて焦ってくる。がっかりさせたくない、何かを掴ませてあげなきゃいけない——そのうちに、主役が部下ではなく、自分になっていく。 きりちゃん(桐谷晃司)のいう「場を作る」は、物理的な空間の話を一切していない。 共感は、言葉ではない。 「頑張ったね」「ありがとう」——そういう言葉が1人歩きしている。言葉を言えば共感できた、と思い込んでいるリーダーが増えている。 きりちゃんが言う共感とは、こういうことだ。部下が「クライアントに怒られました」と話したとき、上司がまるで自分もそのシーンにいるかのように、一緒にそこにいる——それが共感だ。言葉はその表現の一つに過ぎない。言葉が先に歩き始めると、共感の本質が抜け落ちる。 正直でない上司の前で、部下は正直になれない。 あれを言ってはいけない、これを言ってはいけない——コンプライアンス研修やハラスメント防止研修でNG集を叩き込まれるうちに、何も言えなくなっていく。そうして我慢しながら聞いている上司が、どうやって部下に正直であれるか。 できる上司でなければ、部下はついてこない。そう思って「できる上司」を演じ続けている。でも実はそれが逆なのだと、きりちゃんは言う。インターネット企業の経営者として、自分はプログラムが書けなかった。エンジニアたちへの後ろめたさがあった。でもそれを正直に出したとき、何かが変わった——そういう話が、次回に続く。 「今話してみて、どう感じていますか」の力。 過去の業務報告をずっと聞いていても、それは会話だ。今ここに戻ってくるための問いかけが、対話を生む。判断しない。ジャッジしない。一緒にそのシーンにいる。信頼関係はそこから育つ。 部下が動くかどうかは、上司がどれだけ正直でいられるかにかかっている。 「なんか、気づいちゃうラジオ」とは 「自分らしく、ご機嫌に生きる人をふやす」をPURPOSEに掲げる、一般社団法人らしさ研究所が提供するポッドキャストです。キャリアや感情、人の「内側」にまつわる話を、緩く、でも本音で語ります。 ご意見・ご質問は info@rashi-lab.com まで。 提供:一般社団法人らしさ研究所 https://rashi-lab.com出演:桐谷晃司(きりちゃん)、深澤絢美(あやさん)、渋谷英樹(おーじ)、佐藤洋介

  2. 5日前

    魔法じゃない、ただいるだけ——本物のセッションを目撃した人たちの話

    「魔法を見ているようだった」 ワンデーワークショップを終えた参加者から、そんな言葉が出た。カウンセラー側がほとんど何も語っていないのに、クライアントが自分で気づいていく。室内なのに、窓を開けるような仕草をして「風が入ってきた」と言った。 きりちゃん(桐谷晃司)はこう答えた。「いつも通り、場を作っているだけです」と。 15分で何が分かるんだ、と思っていた。 参加者の中に、こんな人がいた。キャリアコンサルタントの資格を取ったとき、「15分のロールプレイで何が分かるんだ」と内心思っていた。それでもボランティアをしたり、受験生のクライアント役をやったりしながら、ずっとモヤモヤしていた。 きりちゃんのセッションを目にした瞬間、そのモヤモヤが取れた。「これが本物だ」と思った。これまでのキャリアコンサルタント人生の中で1番よかった——そう書いてきた。 本物に巡り合う機会が、いかに少ないか。他の人のカウンセリングは、なかなか見られない。だから、ずっとモヤモヤしたまま続けるしかなかった。 「どこに持っていこうとしていたんですか」という質問が出た時点で。 セッションを見た後、参加者からこんな質問が出た。「きりちゃんは、どこに着地させようとしていたんですか」「何を意図していましたか」と。 あやさん(深澤絢美)はその瞬間を振り返る。その質問が出る時点で、すでにキャリアコンサルタント側が「自分が連れていく」という前提に立っている。キャリアオーナーシップ、自己決定権の尊重、キャリア自立——そういう言葉は知っている。でも、本人がそこにたどり着くことを、どこかで信じていない。 きりちゃんはこう言い切る。「僕にゴールはない。クライアントにゴールがあるだけで、僕はただ寄り添っているだけ」と。 「ただいるだけ」は、最も難しいことだ。 場を作る、ただいる——言葉にすると簡単に聞こえる。でも、目の前の人の話を聞きながら、自分の思考も動く。感情も動く。何かを考え、感じ、判断したくなる。そのすべてを手放して、ただ共にある。 それを本当の意味でできる人が、どれだけいるか。 あやさんはきりちゃんのセッションをこう表現する。「前から引っ張っている感じじゃない。数歩後ろ、もしくは横にいて、要所要所で支えの手を差し伸べている感じ」と。 1 on 1に、ゴールはいらない。 カウンセリング(傾聴)、コーチング(質問で未来へ連れていく)、ティーチング(教える)——この3つは根本的に違う。本来のワンオンワンは傾聴だ。部下の自律的な行動を引き出すためのもの。でも多くの管理職が、ワンオンワンでコーチングやティーチングをやっている。自分がどれをやっているか、分かっていないまま。 「ただいるだけで、部下は本当に動くのか」——次回はその問いに向き合います。 「なんか、気づいちゃうラジオ」とは 「自分らしく、ご機嫌に生きる人をふやす」をPURPOSEに掲げる、一般社団法人らしさ研究所が提供するポッドキャストです。キャリアや感情、人の「内側」にまつわる話を、緩く、でも本音で語ります。 ご意見・ご質問は info@rashi-lab.com まで。 提供:一般社団法人らしさ研究所 https://rashi-lab.com出演:桐谷晃司(きりちゃん)、深澤絢美(あやさん)、渋谷英樹(おーじ)、佐藤洋介

  3. 7月13日

    仮面に気づかない人は、仮面を外せない——自己一致と、本当の対話の話

    「演じちゃう気がして、手を挙げられなかった」 ワンデーワークショップの参加者から、そんな言葉が届いた。クライアント役をやってみたかった。でも、本当の自分でできないかもしれないと思ったら、怖くなった——。 その反応自体が、すでにその人のパターンを語っていた。 いい人を演じていることに、気づいていない。 常に「いい人」を演じている人は、ワークショップの場でも「いいクライアント」をやろうとする。それは自覚的な選択ではなく、もうそれがパターンになっている。 きりちゃん(桐谷晃司)は言う。仮面をつけていると気づいていれば、外すことができる。でも仮面をつけていることに気づいていなければ、一生その仮面のまま生きることになる、と。 管理職として、支援者として、父親として、夫として——人はいくつもの役割を持ちながら生きている。そのうちにどれが本当の自分か分からなくなる。ライフロールと呼ばれる役割の層が重なるほど、「素の自分」が遠くなる。気づきさえすれば固着しなくて済む。でも気づかなければ、そこに固まったままになる。 会話は、自分の外にある。対話は、自分に向かう。 状況の話、環境の話、あの人がどうした、昨日何があった——それは「会話」だ。自分に矢印が向いていない。 「対話」は違う。今、自分はどう感じているか。今ここで、何が起きているか。自分への矢印が動いているとき、はじめて対話が生まれる。 そしてきりちゃんはこう言い切る。自分に矢印を向けられない人は、他者にも向けられない。自分に正直でない状態で、相手に正直になれとは言えない——と。 自己一致とは、哲学だ。 ロジャーズの言葉として知っている人は多い。でも「知っている」と「体感している」のあいだには、深い溝がある。 あやさん(深澤絢美)がキャリアコンサルタント養成講座の初日に伝えるのは、理論ではなく「あり方」だ。テキストの1ページ目近くに置かれているのは、こんな言葉だ——自分への感受性、他者への感受性、場への感受性。この3つを磨くことが、キャリアコンサルタントとしての成長の原点だ、と。 自分の内側をどれだけ深く見ようとしてきたか。その幅と深さの分だけしか、人の心と一緒に歩けない。池の深さが、関われる深さになる。 クライアント体験が足りない——きりちゃんが繰り返すその言葉の本当の意味が、ここにある。 次回予告:自己一致を、もっと身近な言葉で。 専門家には馴染みのある「自己一致」という概念を、もっと手前の言葉で解きほぐしていきます。自分のことがよく分からない、という人にこそ聞いてほしい回になります。 「なんか、気づいちゃうラジオ」とは 「自分らしく、ご機嫌に生きる人をふやす」をPURPOSEに掲げる、一般社団法人らしさ研究所が提供するポッドキャストです。キャリアや感情、人の「内側」にまつわる話を、緩く、でも本音で語ります。 ご意見・ご質問は info@rashi-lab.com まで。 提供:一般社団法人らしさ研究所  https://rashi-lab.com出演:桐谷晃司(きりちゃん)、深澤絢美(あやさん)、渋谷英樹(おーじ)、佐藤洋介

  4. 7月10日

    今ここにいる——置き去りにされる相談者と、セリフだけ使うキャリコンの話

    「その人の話を聞いています」と言いながら、過去の成功体験を掘りに行っている。 目の前にいる人が、置き去りにされている。本人は、そのことに気づいていない。 今ここにいない支援者が、相談者を過去に連れていく。 「今、辛いんです」「この先どうしたらいいか分からない」——そう打ち明けてくれているのに、なぜか「過去にうまくいっていたことはありますか」「強みはどこにありますか」という方向へ話が流れていく。 あやさん(深澤絢美)は、キャリアコンサルタント養成の現場でそれをずっと見てきた。飛んでいるつもりはない、その人のことを聞いているつもりだ——でも、今ここにいるその人を置き去りにしている。それが伝わらない。何度フィードバックしても、なかなか届かない。 支援者自身が、今ここにいないからだ。 「会話」と「対話」は、ちがう。 あの人はこうで、上司はこうで、昨日何を食べたかといった話のやりとり——それは「会話」だ。今ここにいない。 「対話」は違う。今話してみて、どう感じていますか。今この瞬間、何が起きていますか——そう問いかけることで、人は今ここに戻ってくる。 きりちゃん(桐谷晃司)は言う。問題解決は、会話からは生まれない。今ここで起きている対話の中からしか、本当の変化は生まれてこない、と。 セリフを使っても、体験がなければ届かない。 「今話してみて、どう感じましたか」——キャリアコンサルティングのロールプレイ集にも載っている言葉だ。でも、なぜそのタイミングでその言葉なのかを理解しないまま使うと、それはただのセリフになる。 洋介(佐藤洋介)がその問いかけを使えるようになったのは、きりちゃんのセッションの中でクライアントとしてそれをされた体験があるからだ。そう言われたとき自分の中で何が起きたかを知っている。だから、目の前の人にも自然と使える。 クライアント体験の圧倒的な不足——きりちゃんがキャリアコンサルタントに対して繰り返し言い続けることの、本当の意味がここにある。 次回予告:体験の量が、何を変えるのか。 支援する側が、どれだけ自分自身を体験してきたか。その量と質が、関わりの深さを決める。次回はそのテーマへ。 「なんか、気づいちゃうラジオ」とは 「自分らしく、ご機嫌に生きる人をふやす」をPURPOSEに掲げる、一般社団法人らしさ研究所が提供するポッドキャストです。キャリアや感情、人の「内側」にまつわる話を、緩く、でも本音で語ります。 ご意見・ご質問は info@rashi-lab.com まで。 提供:一般社団法人らしさ研究所  https://rashi-lab.com出演:桐谷晃司(きりちゃん)、深澤絢美(あやさん)、渋谷英樹(おーじ)、佐藤洋介

  5. 7月9日

    妄想と今ここ——あなたが見ている「あの人」は、本当にその人か

    挨拶もまだしていないのに、脈が速くなる。会議室に入る前から、体が固まっている。何かが起きたわけじゃない。ただ、その人がそこにいるだけで。 それは現実ではなく、妄想だ。 体が覚えると、人は変わる。 テニスも、ゴルフも、本を読んでいるだけではうまくならない。コースで、打席で、実際に体を動かした記憶が、次の動きを変える。おーじ(渋谷英樹)はそう語る。 シャトルコーチングのセッションで上司の椅子に座った体験が、8月以降の社長との対話を変えた。「社長と話す量が圧倒的に増えた」と、おーじは振り返る。頭でシミュレーションした回数ではなく、体がやったことを覚えているから、次も自然とできてしまう。それが「体感覚」の意味だ。 「対話」という言葉の、本当の意味。 「対話」が問題だ、と言う。でも、「対話」という言葉が100人いれば100通りの意味を持っている。すり合わせているようで、全員がまったく違うものを想像している。 言葉の曖昧さは、ビジネスの場では都合が良いこともある。でも関係性の話になったとき、その曖昧さは進化を止める。大事なのは本質を磨くことであり、それは頭で考えるものではなく、体で感じるものだ——きりちゃん(桐谷晃司)はそう言い切る。 妄想が、組織を固める。 自分が持っている「上司像」は、自分が作り上げた妄想だ。その妄想の中に恐れがあり、嫌悪があり、それが関係性をこじらせている。苦手な人の前で脈が速くなるのは、その人が何かしたからではなく、過去に積み上げてきた妄想が体を反応させているからだ。 妄想が取れたとき、はじめてその人そのものと向き合える。リーダーがその関係性を持てるようになったとき、チームは変わり始める。 気づきの3領域と、「今ここ」。 外の世界に意識を向ける。自分の内側に意識を向ける。体の反応に意識を向ける——気づきの3領域のワークは、「今ここにいる」ためのトレーニングだ。 人が不安になるのは、過去を引きずっているか、まだ起きていない未来を恐れているかのどちらかだ。今ここにいられないから、悩みは止まらない。でも多くの人は、今ここにいると思っている。今生きているんだから、いるに決まっている——そう思い込んでいる。 禅や瞑想が何百年もかけて届けようとしてきたものが、実はここにある。呼吸が深くなる。集中力が戻る。妄想に引っ張られなくなる。それが、体から始まる変化の入り口だ。 「なんか、気づいちゃうラジオ」とは 「自分らしく、ご機嫌に生きる人をふやす」をPURPOSEに掲げる、一般社団法人らしさ研究所が提供するポッドキャストです。キャリアや感情、人の「内側」にまつわる話を、緩く、でも本音で語ります。 ご意見・ご質問は info@rashi-lab.com まで。 提供:一般社団法人らしさ研究所 https://rashi-lab.com出演:桐谷晃司(きりちゃん)、深澤絢美(あやさん)、渋谷英樹(おーじ)、佐藤洋介

  6. 7月8日

    シャトルの意味——頭で分かることと、体が変わることはちがう

    相手の立場に立って考える。そんなことは、もう知っている。頭の中で、何度もやってきた。 でも、それは本当に「体験」だったのか。 「シャトル」とは何か、ようやく分かった。 バドミントンのシャトル。あれは、動くことで軌跡を描く。 頭の中でぐるぐると固まっている考え方、葛藤、思い込み——それをあえて分けて、動かす。過去の自分と今の自分、今の自分と未来の自分、自分と上司、自分と部下。そのあいだを行き来することで、気づきが生まれる。それが「シャトルコーチング」という名前の意味だ。 椅子に座ったとき、景色が変わった。 おーじ(渋谷英樹)は、セッションで上司の椅子に座った。あえて高い椅子を選んで、完全になりきった。 すると、内側から何かが湧いてきた。「勝手にこうだろうと思っていたやつが、なり切ることによって突然パーンと浮かんでくる感覚があった」とおーじは振り返る。 それだけではなかった。セッションの後から、上司と直接話すことへの不安や恐れが、なぜかなくなっていた。対話の量が、自然に増えていった。頭の中でシミュレーションしていたときとは、まるで違う何かが起きていた。 体感覚が変わるとき、人は動き出す。 きりちゃん(桐谷晃司)はそれを「体感覚の変化」と呼ぶ。 思考は意識領域——全体のわずか5%程度とも言われる。残りの90%以上を占める無意識領域に働きかけるのが、感性であり、体感覚だ。シャトルコーチングでは椅子を物理的に移動する。頭の中での想像ではなく、体ごとその視点に立つ。だから、体感覚が変わる。 大谷翔平が「フロー状態」に入るとき、体はリラックスしている。緊張しながら最高のパフォーマンスは出ない。シャトルコーチングのセッションが目指すのも、そういう状態だ。ブロックが外れ、感性が戻り、動きが変わる。 「相手の立場に立つ」は、妄想では届かない。 リフレーミング、傾聴、視点の転換——ビジネス書で学べることは多い。でもそれは、意識領域の話だ。体が覚えていない。だから現場でとっさに動けない。 シャトルコーチングは、体にそれを刻む。「体が一歩踏み出したことを覚えた」とおーじは表現した。きりちゃんは「その説明、合ってます」と答えた。 次回予告:感性・意識・無意識の世界へ。 体感覚、感性、意識領域と無意識領域——このエピソードで触れられた言葉たちは、次回さらに深く掘り下げられます。聞き続けていただくと、点が線になっていきます。 「なんか、気づいちゃうラジオ」とは 「自分らしく、ご機嫌に生きる人をふやす」をPURPOSEに掲げる、一般社団法人らしさ研究所が提供するポッドキャストです。キャリアや感情、人の「内側」にまつわる話を、緩く、でも本音で語ります。 ご意見・ご質問は info@rashi-lab.com まで。 提供:一般社団法人らしさ研究所 https://rashi-lab.com出演:桐谷晃司(きりちゃん)、深澤絢美(あやさん)、渋谷英樹(おーじ)、佐藤洋介

  7. 7月8日

    なぜ、職場で本音が出ないのか——おーじが見た現場と、体が教えてくれたこと

    「言ったんですよ。でも、受け取ってもらえなかった」 その一度の経験が、人の口を閉じさせる。言っても無駄。行動するだけ損。そうして積み重なった沈黙が、組織をじわじわと硬直させていく。 おーじ(渋谷英樹)が、現場で見てきたもの。 管理職として社員と向き合い続けてきたおーじは、ある違和感に気づいていた。 「何でも話していい場だよ」と問いかけたワークショップで、なぜかメンバーが互いを責め始めた。不安が、怒りに変わっていた。話を聞いていくと、根っこには過去の苦い経験があった。上司に伝えたのに誤解された。評価が下がった。そこから、話すことをやめた——。 未完了の感情が、今の行動のブレーキになっている。そのことを、おーじは現場を通じて身をもって感じていた。だからこそ、もっと深く関われる方法を探していた。そのタイミングで出会ったのが、シャトルコーチングだった。 体験会で、体が変わった。 「ちょっと怖いんですけど、これいいんですか」 ベーシックのセッションを終えた休憩時間に、おーじがきりちゃんに声をかけた。耳の聞こえ方が変わった。肌の感じ方が変わった。頭の中で何かがガラガラと動き始めた。いつもの自分じゃない感覚が、そこにあった。 それはブロックが外れた瞬間だった、ときりちゃんは言う。本当のリラックスが何かを忘れるほど緊張し続けてきた体が、はじめて緩んだ瞬間。感性が戻り始めるのは、いつもそういうときだ。 自己開示は、強制できない。 キャリアコンサルティングに来る人の多くは、「自分のことは語りたくない。やり方だけ教えてほしい」という顔をして現れる。あやさん(深澤絢美)はそれをよく知っている。 でも、無理に引き出そうとすると、余計に心を閉じる。ただ問いかけ、ただ受け取る。その場の中で、ふと言葉がこぼれ出る瞬間がある。それが積み重なるうちに、気づいたら自分のことを語っている——そういう人が、また予約して来る。 心地よさを知っているかどうか。それが、開くかどうかの分岐点かもしれない。 されてきたマネジメント以上のことは、できない。 管理職がうまく部下に関われないのは、能力の問題だけではないかもしれない。自分自身が、問いかけられて心地よくなった経験を持っていないからだ。ダメ出しされて気づかされた経験はあっても、新しい一面を発見して広がった経験は、ほとんどない。 だから、表面を撫でるだけのソフトタッチになる。あるいは逆に、かつて自分がされた関わりをそのまま再現してしまう。 シャトルコーチングが向き合うのは、そういう連鎖の手前にあるものだ。 「なんか、気づいちゃうラジオ」とは 「自分らしく、ご機嫌に生きる人をふやす」をPURPOSEに掲げる、一般社団法人らしさ研究所が提供するポッドキャストです。キャリアや感情、人の「内側」にまつわる話を、緩く、でも本音で語ります。 ご意見・ご質問は info@rashi-lab.com まで。 提供:一般社団法人らしさ研究所   https://rashi-lab.com出演:桐谷晃司(きりちゃん)、深澤絢美(あやさん)、渋谷英樹(おーじ)、佐藤洋介 説明文

  8. 7月6日

    筋肉の鎧——体に刻まれた感情の話

    肩がこる。呼吸が浅い。胃が痛い。それを「しょうがないもの」として、あなたはずっと受け入れてきた。 でも、それは本当に「ただの疲れ」だろうか。 感情は、体に残る。 怒りたかった。でも言えなかった。泣きたかった。でも職場で泣くわけにいかなかった。そうして体を固め続けてきた時間が、筋肉の中に積み重なっていく。 きりちゃん(桐谷晃司)はこれを「筋肉の鎧」と呼びます。感情を押し込めることを繰り返すと、それが体の癖になる。肩に鎧ができ、喉がブロックされ、横隔膜が固まって呼吸が浅くなる。常に緊張したままの体になっていく。 長年マッサージに通っているのに、なぜかこりが取れない——そういう人は、案外このことと無縁ではないかもしれない。 気づけないのは、無意識の領域にあるから。 未完了の感情は、自分では認識しにくいものです。おーじ(渋谷英樹)も言います。「事柄として嫌だったな、という記憶はある。でもそれが今につながっているとは思っていなかった」と。 無意識にあるものは、ひとりでは浮上してこない。シャトルコーチングのセッションの中で、ファシリテーターとの対話を通じてはじめて表面に出てくる。浮上したとき、それをリリースすることができる。 ビリーフが、声を奪う。 あやさん(深澤絢美)が語るのは、若い人たちの話です。「人前で話すのが苦手」と言う人が、1対1の場ではよく話す。ならば「話せない」のではなく、何かが声を止めているはずだ——。 正しいことを言わなければ。すごいことを言わなければ。評価されなければ。そのビリーフはどこで生まれたのか。小学校の発表で笑われた、あの日の恥ずかしさが、今もまだ体の中に刻まれている、ということがある。 感情を「捉える」ことと、「クリアにする」ことは、ちがう。捉えたまま終わっていては、何も溶けない。 緩んだとき、感性が戻ってくる。 体のブロックが外れると、呼吸が深くなる。リラクゼーションが起きる。そして感性が戻り始める——新しい発想が生まれ、「あんなこともできるかも」という気持ちが動き出す。 きりちゃんは言います。体を緩めることと、人生の幅が広がることは、つながっている、と。 「なんか、気づいちゃうラジオ」とは 「自分らしく、ご機嫌に生きる人をふやす」をPURPOSEに掲げる、一般社団法人らしさ研究所が提供するポッドキャストです。 提供:一般社団法人らしさ研究所出演:桐谷晃司(きりちゃん)、深澤絢美(あやさん)、渋谷英樹(おーじ)、佐藤洋介 ご意見・ご質問は info@rashi-lab.com

  9. 7月6日

    枠が溶けるとき——「断れない自分」を作ったのは、いつの自分か

    頼まれたものは、全部引き受ける。それが、世の中をうまく渡っていくコツだと思っていた。 でもそれは本当に、今の自分に必要なルールだったのか。 情報は、もう足りている。それでも動けない理由。 やり方はある。本もある。AIに聞けば答えは返ってくる。ハウツーは飽和している。それでも、動けない。目標を立てた日のワクワクは本物だった。なのに体がついてこない。また自己否定が始まる。 その正体を「感情のせい」だと思っている人は、ほとんどいない。 きりちゃん(桐谷晃司)が繰り返し指摘するのは、そこだ。動けない人には、ほぼ例外なく「過去の未完了の感情」か「幼少期に身につけた固定観念(ビリーフ)」が残っている。それが無意識のブレーキになっている。 「断ったら、関係が壊れる」——その恐れはどこから来たのか。 講座の受講生から、こんなメールが届いた。「今、ハッピーです」と。 セッションの中で気づいたのは、「頼まれたことは全部引き受けなければいけない」という固定観念だった。それは幼い頃に身につけたルールで、大人になってもずっと手放せないまま持ち続けていた。 断ったら、人間関係が壊れる——そう思っていた。でもセッションを受けた後、実際に断ってみたら、壊れなかった。そのとき初めて、「嫌なことはノーと言っていい」が頭ではなく体に入った。枠が溶けた。選択肢が増えた。人生の幅が広がった。 昔は必要だった。でも今も必要か。 シャトルコーチングが問いかけるのは、そこだ。過去に自分が作り上げたルールを、今もそのまま抱えていないか。当時は生き延びるために必要だった観念が、今の自分の可能性を狭めていないか。 過去と今をシャトルする。その動きの中で、「昔は必要だったけど、今はもう必要ない」という気づきが生まれてくる。固定観念という枠が溶けたとき、新しい発想が生まれ、行動範囲が広がり、職場での成果も変わり始める。 「なんか、気づいちゃうラジオ」とは 「自分らしく、ご機嫌に生きる人をふやす」をPURPOSEに掲げる、一般社団法人らしさ研究所が提供するポッドキャストです。キャリアや感情、人の「内側」にまつわる話を、緩く、でも本音で語ります。 ご意見・ご質問は info@rashi-lab.com まで。 提供:一般社団法人らしさ研究所  https://rashi-lab.com出演:桐谷晃司(きりちゃん)、深澤絢美(あやさん)、渋谷英樹(おーじ)、佐藤洋介

  10. 7月6日

    自己紹介——あやさんとおーじが語る、それぞれのキャリアと「もったいない」の原点

    人は、なぜ動けなくなるのか。なぜ、思いがすれ違うのか。なぜ、若者は社会に出ることを怖れるのか。 ふたりはそれぞれ違う場所から、同じ問いに辿り着いた。 おーじ(渋谷英樹)——エンジニアが、人の「内側」に気づくまで。 職業人生の3分の2以上は、システムエンジニアだった。大手企業でコードを書き、プロジェクトを動かし続けた。論理と合理性が武器だった。 それが10年前、人事という世界に転じた。人材開発、組織開発、HRBP——そしてキャリア実践コーチ養成講座の第1期生として、シャトルコーチングと出会う。 なぜ、ロジックが通じないのか。なぜ、正しい説明が人を動かさないのか。エンジニアとして積み上げてきた「合理性への信頼」が、人と関わるうちに少しずつ揺らいでいった。その揺らぎの先に、何があったのか——おーじの旅は、まだ続いている。 あやさん(深澤絢美)——「もったいない」が、すべての原動力。 キャリアコンサルタントとして、企業の採用・定着支援をする。キャリアコンサルタント養成講座のインストラクターとして、資格取得を目指す人たちを支える。すでに資格を持つキャリアコンサルタントが、さらに深め、活躍していくための伴走もする。大学では1・2年生の必修科目でキャリアデザインを教え、社会に出ようとする若者と、若者を迎えようとする企業をつなぐブリッジになろうとしている。 その活動の根っこにあるのは、一貫したひとつの感覚だ。 もったいない。 思いはある。意欲もある。見ているものは、実は同じかもしれない。なのになぜか、それが一本の線にならない。ちょっとした行き違いで、組織のエネルギーが散っていく。若者が、社会に出る前につまずいていく。 そのもったいなさを、あやさんはずっと手放せずにいる。 ふたりの自己紹介が教えてくれること。 このエピソードは、いわゆる「自己紹介回」です。でも、ただの経歴紹介ではありません。 異なるバックグラウンドを持つふたりが、それぞれの言葉で語る「なぜ、この仕事をしているのか」——その問いの奥に、このポッドキャスト全体を貫くテーマが静かに宿っています。 人は、頭より先に感じる。感情が、思考より深いところで人を動かしている。そのことに気づいた人たちが、今ここに集まっている。 「なんか、気づいちゃうラジオ」とは 「自分らしく、ご機嫌に生きる人をふやす」をPURPOSEに掲げる、一般社団法人らしさ研究所が提供するポッドキャストです。キャリアや感情、人の「内側」にまつわる話を、緩く、でも本音で語ります。 ご意見・ご質問は info@rashi-lab.com まで。 提供:一般社団法人らしさ研究所  https://rashi-lab.com出演:桐谷晃司(きりちゃん)、深澤絢美(あやさん)、渋谷英樹(おーじ)、佐藤洋介

  11. 7月5日

    シャトルコーチングとは何か——感情を置き去りにしたまま、人は動けない

    論理で動かそうとしてきた。ロジカルシンキング、成果主義、1on1。全部、頭で理解して、頭で解決しようとしてきた。 でも人間は、頭より先に「感じる」生き物だ。 そのモヤモヤに気づいたとき、このポッドキャストは生まれた。 「なんか、気づいちゃうラジオ」——第1回、始動。 一般社団法人らしさ研究所が贈るポッドキャストの第1回です。 理事・佐藤洋介が、シャトルコーチング開発者の桐谷晃司(きりちゃん)、代表理事・深澤絢美(あやさん)、第1期受講生の渋谷英樹(おーじ)とともに、感じることと気づくことをテーマに、緩く、でも本音で語ります。 コーチングでうまくいかないのは、なぜか。 コーチングは「質問によって未来を設計する」手法です。 1年後にフルマラソンを完走している自分、売上を2倍にしている自分 ——ワクワクする未来像を描き、そこに向かうアクションを決める。 これがグロースコーチング(成長型コーチング)の基本的な考え方です。 うまくいく人は、います。 でも最近、うまくいかないケースが増えている。計画は立てた。でも気持ちが乗っていかない。やる気が出てこない。アクションが続かない。 その正体は、過去の未消化の感情です。 「また失敗するんじゃないか」という恐怖。かつて失敗したときに、ちゃんと感じ切れなかった感情。それが残ったまま前に進もうとするのは、ブレーキを踏みながらアクセルを深く踏んでいるようなものだと、きりちゃんは言います。 シャトルコーチングとは、何か。 コーチング(未来の設計)と、ゲシュタルト療法のエンプティチェア(過去の未消化を解放する)——この2つを組み合わせたメソッドが、シャトルコーチングです。 過去の感情をクリアにして、新しいエネルギーを取り戻す。そのエネルギーを使って、はじめて未来に向かって本当に動き出せる。 第1期受講生のおーじも、実際にセッションを体験した一人です。上司へのプレゼンで緊張するというテーマで臨んだエンプティチェアでは、「やる前はすごく不安だったけど、やってみるとすっと入っていって、思っていた以上になり切れた。そこで、違う感情がいろいろ浮かんできた」と振り返ります。 論理の時代の次に来るもの。 きりちゃんは26歳で最初の起業をして以来、スタートアップをやり続けてきた人です。その会社の中に心理療法を研修として組み込み、10名以上の起業家を社内から生み出してきた。感情に向き合うことが、ビジネスに深く根づくという実践の歴史がある。 「論理の時代が終わって、感じる時代が来ている」——佐藤洋介がこのポッドキャストを立ち上げた理由も、そこにあります。 職場で、部下に丁寧に説明した。ロジックも完璧だった。でも動かなかった。上司の言っていることは分かる。でもなぜかしっくりこない。そんな経験、あなたにもありませんか? 「なんか、気づいちゃうラジオ」とは 「自分らしく、ご機嫌に生きる人をふやす」をPURPOSEに掲げる、一般社団法人らしさ研究所が提供するポッドキャストです。キャリア実践コーチ養成講座を軸に集まったメンバーが、緩く、でも本音で語ります。専門的な知識と、生きた実践知が交差する場所です。 提供:一般社団法人らしさ研究所出演:桐谷晃司(きりちゃん)、深澤絢美(あやさん)、渋谷英樹(おーじ)、佐藤洋介 ご意見・ご質問は info@rashi-lab.com まで

番組について

なんか、きづいちゃった。 そういう瞬間のために、ある番組です。 キャリアとか、組織とか、対話とか。そのあたりから話は始まります。でも気がつくと、もう少し奥の方にいます。 言葉になる前の感覚。 役割を纏ったまま眠っている、自分の何か。 答えは出ません。解決もしません。 ただ、4人が話し続けています。 ゆっくり、空気が変わっていきます。 聴き終えたあと、何かを"したい"と思うかもしれません。 それが何かは、あなたの中にあります。 もし何かが残るなら、ここに来てみてください。 体で感じるワークショップ →https://shuttle-coaching.rashi-lab.com/single/ 私たちのこと、もう少し →https://shuttle-coaching.rashi-lab.com/ 動いているものを、見たい方は →https://www.youtube.com/@rashi_lab_gestalt