貿易収支マイナス1兆2238億円…9半期連続赤字　トランプ関税色濃く反映　アメリカ向け自動車輸出額大幅減

「貿易収支マイナス1兆2238億円…9半期連続赤字　トランプ関税色濃く反映　アメリカ向け自動車輸出額大幅減」　トランプ政権の関税政策が色濃く反映された貿易統計となりました。財務省が発表した貿易統計によりますと、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は、2025年度上半期がマイナス1兆2238億円で、9半期連続の赤字でした。アメリカ向けの輸出額が、前の年の同じ期に比べて10.2％減の9兆7115億円となり、9半期ぶりのマイナスです。中でも自動車は22.7％の大幅減で、アメリカのトランプ政権による関税率引き上げの影響とみられています。一方、9月単月でもマイナス2346億円と3カ月連続の赤字でした。単月でもアメリカ向けの輸出額は13.3％減少していて6カ月連続のマイナス、うち自動車が24.2％の大幅減となっていて、関税措置の影響が続いています。