今回のゲストは、東京大学大学院博士課程の山本恭輔さん!
ディズニー作品を独自の視点で分析・発信されている山本さんに、
ディズニープリンセスが持つ象徴性や
日本向けにローカライズすることの難しさ、面白さなどについて伺いました。
▼竹田ダニエルとの出会い
「こんな面白い研究してる人が日本にいるんだ」
▼1998年生まれ、ピクサー作品の盛り上がり、
ディスニーと近しい幼少期を過ごす
▼関心があるのは作品制作よりも制作者たち
▼大学でジェンダーや人種について学び、
そのアプローチで映画を研究するように
▼共存するディズニー・ピクサー作品への
熱い愛と批評的な視線
▼ファンか敵か
二元論で語られてしまうことの難しさ
▼良い面も悪い面も含めて向き合っていきたい
▼揺りかごから墓場まで
ディズニーはエンタメ以上に、いろんな人の生活の中に
▼どのパークでウエディングをするかが
ひとつのステータスに
▼ディズニープリンセスが持つ象徴性
『シュガー・ラッシュ:オンライン』から
批判を取り込むこと自体がブランドを強化する方向に
▼最終的に全て恋愛結婚で終わるプリンセスの作品が
幼少期はあまり好きではなかった
▼『アナと雪の女王』のエルサがきっかけで
ディズニープリンセスについて考え直すように
▼いろんな形で抑圧されている人が
エルサに自分を重ね合わせることができた
▼引っかかる『Let It Go』の日本語訳
▼『アナと雪の女王』の爆発的なヒット
趣味で翻訳を始めたことが研究に
▼原曲の歌詞と日本語訳された歌詞
何が違うのかを考えることによって
いろんなことが見えてくる
▼社会構造ではなく、
個人のメンタルの持ち方に帰結する
ポストフェミニズム
▼より多くの人が共感しやすいようにする方向性
情報量を減らす過程で何が消えていくのかが
ローカライズのひとつの面白さ
▼『ポカホンタス』が抱える様々な問題
歴史を知らない観客たちが作品を楽しむには
どうすればいいのか
▼歴史の誤認識にもつながりかねない
ディズニー作品はそれほどの影響力を持っている
▼ディズニーが興味を持つフックになるからこそ
文化や歴史に対して、どういう認識を持つかが大事な部分
▼旧来的なものの象徴として扱われてきた
ディズニープリンセスたちが
いつの間にかポリコレ・Wokeの権化に
▼ディズニープリンセスという枠組みを変えずに
新しいものを一定程度取り込んできた結果
▼ここ数年のディズニー・ピクサー作品は
本当にWokeなものなのか?
▼有色人種が有色人種のままで
物語を語ることができないのはなぜ?
▼いわゆる移民系の話になると
どうしても同じような形式になりがち
▼ディズニー・ピクサーに対する
日本特有のイメージと現実との乖離
▼研究者は制作者が意図してないところで
何が起こっているのかを追求する
▼政治的な話を表立ってしない文脈の人達だからこそ
ポピュラーカルチャーに対して出てくる本心を
見つめていくことがすごく大事
▼いろんな人をキャラクターとして
取り扱っているからこそ作れる豊かな物語
▼新しいことや挑戦的なことが評価されるのか、
慣れ親しんだものを観る方が楽しいのか
▼現在の日本におけるディズニーの位置付け
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- Published19 August 2025 at 03:00 UTC
- Length40 min
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