内科医たけおの『心身健康ラジオ』

内科医たけお@たけお内科クリニック からだと心の診療所 院長

《毎朝5時30分生配信&5時50分更新!》 SNS総フォロワー62000名超の臨床17年目の現役医師&クリニック院長がお送りする番組です(^^) この番組では、内科医たけおが診察室の裏側で、医療に関するちよっと役に立つ話をゆる〜く語ります😊 生配信では、公開生収録の他、皆様からのご質問やリクエストにお応えしています😄 ぜひ👍イイネ!💭コメント ↪️お知り合いへのシェア! 宜しくお願いします\(^o^)/ 👇フルバージョンはStand.fmで配信中♪ https://stand.fm/channels/5f50dfa36a9e5b17f795785b 👇たけお内科クリニック からだと心の診療所(オンライン診療可) https://www.body-mind-clinic.com/ 👇各メディアへのリンクはこちら https://linktr.ee/naikaitakeo ※配信する内容は個人の見解であり、所属機関や所属団体、学会などを代表するものではありません。 文字起こしはこちら https://listen.style/p/naikaitakeo?jZN6Y38h

  1. -11 H

    《1353》腎不全の緩和ケアガイダンス 読み解き〜後編〜

    腎不全患者のための緩和ケアガイダンス https://www.jspm.ne.jp/files/kidneyPCguide.pdf 参考) 【超速報】腎不全の緩和ケアガイダンス本日公開!! https://youtube.com/live/4UTJEmCr2gw?feature=share この放送では皆さまからのご質問・リクエストを大募集しています!こちらのフォームから是非! (匿名でも可能です) https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdsl7FHjYSSkTwuqtykiCSGVcsFaMFncPHdipuFQRo8C_MFZA/viewform?usp=dialog 面白かった・勉強になった方は「いいね❤」」を、感想・コメントは #心身健康ラジオ #たけおがお答えします をつけてX、Threads、インスタStoriesなどでお寄せください! #医療  #健康   #スタエフ医療部 ■AI要約(誤字はご勘弁ください) 内科医たけお氏が「腎不全患者のための緩和ケアガイドライン」の読み解き後編として、第3章「腎不全患者における緩和ケアの実践」と第4章「医療提供体制の構築」について解説しました。 ### **第3章:腎不全患者における緩和ケアの実践** この章では、腎不全患者が経験する様々な苦痛に対する具体的な緩和ケアの方法が解説されています。 1. **コミュニケーションとアセスメントの重要性** 緩和ケアを始めるにあたり、まず患者との良好なコミュニケーションが不可欠です。その上で、アセスメントツール(IPOS-Renalなど)を用いて患者のニーズを正確に把握することが重要であると述べられています。 2. **身体症状の緩和** 腎不全の症状は、末期になるまで現れにくい一方、出現すると急激に悪化することがあります。そのため、個々の患者に合わせたケアが求められます。 * **痛み**:腎機能が低下している患者へのオピオイド(医療用麻薬)の具体的な使い方など、専門的な内容が詳しく記載されています。 * **倦怠感**:薬物療法だけでなく、原因(貧血、栄養障害など)を探り、リハビリなどの非薬物療法やケアを組み合わせることが中心となります。 * **掻痒感(かゆみ)**:治療が難しい症状ですが、保湿などのスキンケアから専門的な薬物療法まで、段階的なアプローチが示されています。 * **その他**:睡眠障害、悪心・嘔吐、呼吸困難、むずむず脚症候群など、多様な症状への対応方法がステップごとに解説されています。 3. **精神的・社会的な苦痛への対応** * **精神的苦痛**:抑うつ、不安、せん妄などに対するケアや、向精神薬の具体的な使用法についても触れられています。 * **鎮静**:他の方法では取り除けない苦痛に対して、鎮静(意識レベルを下げる処置)を行う際の適応、手順、薬剤などが詳細に示されています。 * **家族への支援とスピリチュアルケア**:患者本人だけでなく、家族への心理的支援や、人生の意味を問うようなスピリチュアルな苦痛へのケアも、緩和ケアの重要な要素として位置づけられています。 ### **第4章:医療提供体制の構築** 効果的な緩和ケアを提供するための体制づくりについて述べられています。 1. **多職種連携** 医師、看護師、薬剤師、ソーシャルワーカー、栄養士などがチームを組み、それぞれの専門性を活かして患者を支える「多職種連携」が極めて重要です。 2. **在宅での緩和ケア** 多くの患者が望む「家で過ごしたい」という希望を叶えるため、在宅での血液透析や腹膜透析を含めた緩和ケアの体制を整えることの重要性が強調されています。 このガイドラインは、腎不全患者が直面する身体的・精神的な苦痛に対して、医療者が体系的かつ具体的にアプローチするための重要な指針となるものです。

    13 min
  2. -1 J

    《1352》腎不全の緩和ケアガイダンス 読み解き〜前編〜

    腎不全患者のための緩和ケアガイダンス https://www.jspm.ne.jp/files/kidneyPCguide.pdf 参考) 【超速報】腎不全の緩和ケアガイダンス本日公開!! https://youtube.com/live/4UTJEmCr2gw?feature=share この放送では皆さまからのご質問・リクエストを大募集しています!こちらのフォームから是非! (匿名でも可能です) https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdsl7FHjYSSkTwuqtykiCSGVcsFaMFncPHdipuFQRo8C_MFZA/viewform?usp=dialog 面白かった・勉強になった方は「いいね❤」」を、感想・コメントは #心身健康ラジオ #たけおがお答えします をつけてX、Threads、インスタStoriesなどでお寄せください! #医療  #健康   #スタエフ医療部 ■AI要約(誤字はご勘弁ください) 内科医たけお氏が、新たに3学会合同で公開された「腎不全患者のための緩和ケアガイダンス」について解説します。このガイダンスは90ページ近い大作であるため、今回はその中から第1章「腎不全患者の臨床経過と腎代替療法の選択」と第2章「腎不全患者における緩和ケアに関する考え方」のエッセンスが紹介されました。 第1章では、まず腎不全の基本的な特徴に触れられました。腎臓は「沈黙の臓器」と呼ばれ、慢性腎臓病(CKD)がかなり進行するまで自覚症状が現れにくい点が強調されます。eGFR(推算糸球体濾過量)で示される初期ステージ(G1, G2)ではほとんど症状がなく、症状が出始めた頃には病状が進んでいることが多いです。そのため、早期からの治療介入が重要となります。治療法としては、原疾患(糖尿病や高血圧など)の管理、生活指導、食事療法、薬物療法などが挙げられます。 病状が進行した場合の「腎代替療法」には、血液透析、腹膜透析、腎移植の3つの選択肢があり、それぞれにメリット・デメリットが存在するため、患者の状態や生活に合わせて選択する必要があります。また、近年では腎代替療法を選択しない「保存的腎臓療法(CKM)」という考え方も紹介されました。さらに、腎不全患者が抱える苦痛は身体的なものだけでなく、精神的、社会的、スピリチュアルな苦痛を含む「全人的苦痛(トータルペイン)」として包括的に捉える緩和ケアの視点が重要であると述べられています。 第2章では、緩和ケアの具体的な考え方が解説されました。緩和ケアは、いつでもどこでも誰でも提供できる「基本的な緩和ケア」と、専門家チームが介入する「専門的緩和ケア」に大別されます。腎不全の病状の経過は、がんのように予測しやすいものとは異なり、増悪と寛解を繰り返したり、徐々に機能が低下したりと多様です。そのため、終末期に限らず、診断された早い段階から緩和ケアの視点を取り入れることが重要だと指摘されています。緩和ケアは「エンド・オブ・ライフ・ケア(人生の最終段階のケア)」と同一視されがちですが、実際にはエンド・オブ・ライフ・ケアは緩和ケアの一部であり、より広い概念であることが強調されました。最後に、人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関する国のガイドラインや、透析医学会が提言する透析の開始・継続に関する意思決定プロセスにも触れ、患者の意思を尊重したケアの重要性が示唆されました。 今回の放送では、腎不全患者に対する緩和ケアの基本的な考え方とアプローチが、新しいガイダンスに基づいて分かりやすく解説されました。話者は、より詳しい内容についてはガイダンス本文を参照するよう促しています。

    11 min
  3. -2 J

    《1351》最新研究‼️血液透析、腎移植の方の就労と生活

    Sofue, T., Nakai, S., Nakagawa, N., & Sakai, K. (2025). Differences in employment and lifestyle situations between kidney transplant recipients and patients on hemodialysis: a nationwide questionnaire survey in Japan. Clinical and Experimental Nephrology, 29, 1286–1293. https://www.researchgate.net/publication/390115146_Differences_in_employment_and_lifestyle_situations_between_kidney_transplant_recipients_and_patients_on_hemodialysis_a_nationwide_questionnaire_survey_in_Japan この放送では皆さまからのご質問・リクエストを大募集しています!こちらのフォームから是非! (匿名でも可能です) https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdsl7FHjYSSkTwuqtykiCSGVcsFaMFncPHdipuFQRo8C_MFZA/viewform?usp=dialog 面白かった・勉強になった方は「いいね❤」」を、感想・コメントは #心身健康ラジオ #たけおがお答えします をつけてX、Threads、インスタStoriesなどでお寄せください! #医療  #健康   #スタエフ医療部 ■AI要約(誤字はご勘弁ください) 話者:内科医たけお 内科医たけお氏が「腎臓ウィーク」と題し、腎臓に関する興味深い最新論文を紹介しています。この論文は、日本腎臓学会の英文誌に掲載されたもので、「血液透析患者」と「腎移植患者」の就労状況や生活状況を比較した大規模研究です。 この研究は、腎移植患者146名と血液透析患者約7,400名を対象に行われました。両者を比較した結果、いくつかの明確な違いが明らかになりました。 まず患者背景として、年齢中央値は67歳と70歳で大差ありませんでしたが、65歳未満の割合は腎移植患者が約62%と、血液透析患者(約32%)の約2倍でした。これは、比較的若い患者が腎移植を選択する傾向を示しています。また、原疾患については、透析患者では糖尿病が約37%を占めるのに対し、腎移植患者では約5%と少なく、代わりに慢性糸球体腎炎が半数以上を占めており、両者の患者背景が大きく異なることが示されました。 生活の質(QOL)に直結する就労率では、腎移植患者が41%であったのに対し、血液透析患者は28%と、腎移植患者の方が有意に高い結果となりました。特に65歳未満の男性に限定すると、腎移植患者の就労率は約82%に達し、血液透析患者の約52%を大きく上回りました。 通院状況では、自力で通院できる割合は腎移植患者の方が高かった(約79% vs 約57%)一方で、片道1時間以上かけて通院する割合も腎移植患者の方が圧倒的に多く(約43% vs 約2%)、通院先の医療機関が大学病院などの大規模施設に集中している実態がうかがえます。 災害時の対応については、血液透析患者の半数以上が「災害時の対応説明を受けた」と回答したのに対し、腎移植患者では2割程度にとどまりました。免疫抑制剤の継続が不可欠な腎移植患者への啓発が今後の課題であると指摘されています。 たけお氏は、この研究の意義を高く評価しつつも、いくつかの限界点も挙げています。最も大きな点は、腎代替療法の一つである「腹膜透析」のデータが含まれていないことで、3つの治療法を比較することが重要だと述べています。また、腎移植患者のアンケート回収率が低く、選択バイアスが生じている可能性も指摘しました。 結論として、この研究は腎移植と血液透析という二つの治療法における患者の生活実態の違いをデータで示した非常に貴重なものであり、今後の治療選択を考える上で重要な情報を提供するものと言えます。

    10 min
  4. -3 J

    《1350》驚きの新発見⁉️あの下剤が慢性腎臓病に効く?

    AMEDプレスリリース 慢性便秘治療薬ルビプロストンの腎保護作用を世界で初めて臨床試験で確認―腸内細菌叢の改善でミトコンドリア機能が向上― https://www.amed.go.jp/news/release_20250901.html 原著 Lubiprostone in chronic kidney disease: Insights into mitochondrial function and polyamines from a randomized phase 2 clinical trial https://www.science.org/doi/10.1126/sciadv.adw3934 この放送では皆さまからのご質問・リクエストを大募集しています!こちらのフォームから是非! (匿名でも可能です) https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdsl7FHjYSSkTwuqtykiCSGVcsFaMFncPHdipuFQRo8C_MFZA/viewform?usp=dialog 面白かった・勉強になった方は「いいね❤」」を、感想・コメントは #心身健康ラジオ #たけおがお答えします をつけてX、Threads、インスタStoriesなどでお寄せください! #医療  #健康   #スタエフ医療部 ■AI要約(誤字はご勘弁ください) 内科医たけお氏が、リスナーからのリクエストに基づき、医療ニュースを解説するラジオ配信です。今回は、自身も専門とする腎臓病に関する注目ニュースを取り上げました。 ### **テーマ:慢性便秘治療薬は腎臓病に効くのか?** 今回解説されたのは、「慢性便秘治療薬のルビプロストン(商品名:アミティーザ)が、慢性腎臓病(CKD)の悪化を抑制する効果がある」という研究成果です。腎臓専門医であるたけお氏は、このニュースについて、最初に聞いた時は「虚構ニュースかと思った」と驚いたそうですが、実際にはしっかりとした研究であったと述べています。 ### **研究の概要とポイント** この研究は、日本医療研究開発機構(AMED)の支援を受けて行われ、科学雑誌「Science Advances」に掲載されました。発表された主なポイントは以下の3つです。 1. **世界初の確認**:ルビプロストンが、CKD患者の腎機能悪化を抑制することを、人を対象とした臨床試験で世界で初めて確認しました。 2. **作用メカニズムの解明**:ルビプロストンが腸内細菌叢を変化させ、「スペルミジン」という物質の産生を促進。これにより、腎臓の細胞内にあるエネルギー工場「ミトコンドリア」の機能が改善されることが、腎臓保護効果につながると考えられました。 3. **新たな治療戦略の可能性**:腸内環境に働きかけることで腎機能を守るという、新しい治療法の開発につながる可能性を示しました。 研究は、9つの医療機関で118人のCKD患者を対象に行われた第2相臨床試験です。ルビプロストンを投与したグループでは、偽薬(プラセボ)を投与したグループと比較して、腎機能の指標であるeGFRの低下が、薬の量に応じて抑制されるという結果でした。 ### **専門家としての考察と注意点** たけお氏は、この結果に一定の期待を示しつつも、「ものすごく期待できるとまでは言えない」と慎重な見解を述べています。その大きな理由として、研究の「主要評価項目」との乖離を指摘しました。 この研究では、本来最も重要な指標(主要評価項目)として、尿毒症物質である「インドキシル硫酸」の血中濃度が設定されていました。しかし、この数値はルビプロストンを投与しても変化しませんでした。 一方で、腎機能低下の抑制効果は、副次的な指標(副次評価項目)として確認されたものです。これは、研究者が当初想定していた作用メカニズムとは異なる形で効果が現れた可能性を示唆しており、結果の解釈には注意が必要だということです。 ### **まとめと今後の展望** 今回の研究は、まだ少人数の患者を対象とした初期段階の臨床試験です。理論的には理にかなっている部分もあるものの、この結果をもって直ちに「便秘薬が腎臓に効く」と結論づけることはできません。 今後、より多くの患者を対象とした大規模な臨床試験で、同様の効果が再現されるかどうかが重要になります。たけお氏は、今後の研究の進展に期待しつつ、冷静に見守る姿勢が大切だと締めくくりました。

    9 min
  5. -5 J

    《1349》一週間の放送の振り返りと怒涛のコメント返し☝️

    ・新しい緩和ケア ・不眠の正しい対処法 ・高価な骨粗しょう症の薬 ・多すぎることの弊害 ・興味シンシン医療ニュース 今週もたくさんのコメントありがとうございました! 以下の宿題提出お願いします! (質問も大歓迎です←マジ大事!! コメント返しは質問を優先的に取り上げますが、全ての質問に回答できない可能性があることはご了承ください。また【質問】と入れておいていただけると見逃しが少ないです) ぜひとも使っていただきたい「たけお2号」 内科医たけお(2号)に興味シンシンに聞いてみよう☝ https://chatgpt.com/g/g-680191c357a48191b476839e3368d6c2-nei-ke-yi-takeo-2hao-nixing-wei-sinsinniwen-itemiyou 《宿題》今週の一番良かった放送の数字を出来れば理由と共に記入ください! 例)1134 この放送では皆さまからのご質問・リクエストを大募集しています!こちらのフォームから是非! (匿名でも可能です) https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdsl7FHjYSSkTwuqtykiCSGVcsFaMFncPHdipuFQRo8C_MFZA/viewform?usp=dialog 面白かった・勉強になった方は「いいね❤」」を、感想・コメントは #心身健康ラジオ をつけてX、Threads、インスタStoriesなどでお寄せください! #医療  #健康   #スタエフ医療部 《AI要約》誤字はご容赦! 内科医たけお氏が、自身のラジオ番組「心身健康ラジオ」の1週間(第1343回〜第1348回)の放送内容を振り返り、リスナーからのコメントに回答しました。 **各放送の振り返りとコメントへの返信** * **先週の振り返りと訂正(第1343回)** ゲートキーパー、検査と食事、慢性腎臓病などをテーマとした放送を振り返りました。リスナーからは「検査と食事の回」が最も多く選ばれました。また、以前の放送で紀宝町の所在地を和歌山県とした誤りを、正しくは三重県であると訂正し、謝罪しました。 * **新しい緩和ケア(第1344回)** 日本緩和医療学会関西支部学術大会の感想を述べました。がん以外の疾患への緩和ケアや、在宅医療関係者の参加も多く、非常に盛会だったと報告。リスナーからは、多様な職種が関わる緩和ケアの広がりを喜ぶコメントが寄せられました。 * **不眠と睡眠薬(第1345回)** 不眠に対して安易に睡眠薬を使うことの問題点を指摘。リスナーからは、睡眠時無呼吸症候群(SAS)のCPAP治療で劇的に改善した体験談が寄せられ、話者もSASなど根本原因の検査の重要性を強調しました。また、非ベンゾジアゼピン系睡眠薬についても、ベンゾジアゼピン系と同様に依存性のリスクがあるとの見解を示しました。 * **骨粗鬆症の高価な治療(第1346回)** 「高価な骨粗鬆症の治療を信じていいか」という質問に回答。リスナー(質問者本人)から、イベニティなど複数の高価な注射薬を提示されたとの補足がありました。話者は、これらの薬は有効である一方、治療選択肢が増えたことでかえって治療方針が複雑になっている現状にも触れました。 * **多すぎることの弊害(第1347回)** 情報や選択肢が多すぎることのデメリットについて考察しました。リスナーからは「医療者がSNSで発信する目的は何か」という質問が寄せられ、話者は「ビジネス、趣味、啓発、自己表現など目的は人それぞれで千差万別」と回答しました。 * **医師YouTuberは存在しない?(第1348回)** 「医師YouTuberは医師ではない」という趣旨の共同通信の記事に言及。リスナーからの「第一報として流したのでは」という考察に対し、話者は「その第一報に意味があるのか」と疑問を呈しました。 最後にリスナーからのたくさんのコメントに感謝を述べ、今週の放送へのコメント(宿題)も呼びかけ、「心身じゃんけん」で締めくくりました。

    21 min
  6. -6 J

    《1348》トランプさん大丈夫⁉️医師ユーチューバーは存在しない?ほか

    【今週の興味シンシン医療ニュース】 ・トランプさん、大丈夫⁉️ ・医師ユーチューバーは存在しないのか😥 ・医師の偏在にオンライン診療 ・腎臓の難病にミニ臓器 ・報道のあり方… https://note.com/naikaitakeo/n/n5b8f948cdae0 この放送では皆さまからのご質問・リクエストを大募集しています!こちらのフォームから是非! (匿名でも可能です) https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdsl7FHjYSSkTwuqtykiCSGVcsFaMFncPHdipuFQRo8C_MFZA/viewform?usp=dialog 面白かった・勉強になった方は「いいね❤」」を、感想・コメントは #心身健康ラジオ #たけおがお答えします をつけてX、Threads、インスタStoriesなどでお寄せください! #医療  #健康   #スタエフ医療部 ■AI要約(誤字はご勘弁ください) 内科医たけお氏が、毎週木曜日に最新の医療ニュースを解説する「今週の興味津々医療ニュース」。今回は過去最多となる5つのトピックが取り上げられました。 1. **トランプ氏の発言:鎮痛剤と自閉症の関連性** 最初のニュースは、トランプ氏が解熱鎮痛剤アセトアミノフェン(商品名:タイレノールなど)と自閉症の関連について注意喚起を行うと発表した件です。たけお氏は「虚構ニュースかと思った」と驚きを隠さず、科学的リテラシーのないトップがこのような発言をすることの危険性を指摘。この発表に対し、イギリスの保健省などが「医師を信頼すべき」と反論するなど波紋が広がっています。科学的に明らかになっている事実を蒸し返すような発言が社会に与える影響について、強い懸念を示しました。 2. **AIで生成された「架空の医師YouTuber」** 次に、AIで作成された実在しない医師の動画がYouTubeに多数投稿されているというNHKのニュース。たけお氏は、今後さらに生成AIの精度が向上し、本物との見分けがつかなくなる時代が来ると予測。情報を受け取る側のリテラシーがますます重要になると警鐘を鳴らしました。ちなみに、医師が本物かどうかは、厚生労働省の「医師等資格確認検索」システムで(本名が分かれば)確認できることも紹介されました。 3. **医師偏在是正のための遠隔診療導入** 3つ目は、医師が不足している地域や診療科の課題を解決するため、遠隔診療(オンライン診療)の導入が進められているというニュース。特に耳鼻咽喉科や眼科などで先行的なトライアルが始まっています。たけお氏は、オンライン診療には向き不向きがあるため、その特性を活かすことが重要だと解説。また、がん予防や緩和ケアへの応用も検討されていますが、対面診療との使い分けが課題になるとの見解を示しました。 4. **iPS細胞による腎臓難病の治療薬候補発見** 続いて、iPS細胞から作ったミニ臓器(オルガノイド)を使い、腎臓の難病であるネフロン瘻に有効な薬の候補が発見されたという明るいニュースです。たけお氏はこれを「ビッグニュース」と評価。ただし、今回は特定の遺伝子変異を持つ希少な病気が対象であり、腎不全の主な原因である糖尿病性腎症などへの応用や、腎移植に代わる再生医療の本格的な実用化には、まだ時間が必要だという冷静な視点も示されました。 5. **報道のあり方への疑問** 最後に、共同通信の「救急搬送後、適切処置なく死亡と病院側を提訴」という記事について。この記事は、詳細が全く不明なわずか3行の文章で報じられました。たけお氏は、これではニュースの価値が伝わらず、なぜこのような形で報じたのか、報道のあり方自体に疑問を感じたとコメントしました。

    12 min
  7. 23 SEPT.

    《1347》多すぎることの弊害…

    この放送では皆さまからのご質問・リクエストを大募集しています!こちらのフォームから是非! (匿名でも可能です) https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdsl7FHjYSSkTwuqtykiCSGVcsFaMFncPHdipuFQRo8C_MFZA/viewform?usp=dialog 面白かった・勉強になった方は「いいね❤」」を、感想・コメントは #心身健康ラジオ #たけおがお答えします をつけてX、Threads、インスタStoriesなどでお寄せください! #医療  #健康   #スタエフ医療部 ■AI要約(誤字はご勘弁ください) 今回のテーマは「選択肢やアドバイスが多いことは良いことか?」という雑談。 医療現場には、患者が考える以上に膨大な治療の選択肢が存在する。例えば骨粗しょう症の治療薬一つとっても、非常に多くの種類があり、どの薬を最初に使うかは医師によっても意見が分かれるほど難しい問題である。これは便秘薬、降圧薬、睡眠薬など他の多くの薬でも同様で、医師の経験や考え方といった「アート」の部分が選択に大きく影響する。 このように医師によって見解が異なるため、患者が混乱するケースも少なくない。特に現代はネットで様々な医療情報にアクセスできるため、さらに複雑になっている。しかし、ネットの情報と主治医の意見が食い違う場合は、圧倒的に「目の前の主治医」の意見を信じるべきだと話者は強調する。なぜなら、ネットの情報は個々の患者の全体像を把握していない断片的なものであり、前提条件が異なれば導き出される結論も変わってしまうからだ。医師は、患者に伝えていない複雑な背景も含めて総合的に治療方針を判断している。 また、複数の専門医にかかっている場合も、意見が食い違うことがある。この場合も基本的には、患者の全体像を把握している「かかりつけ医」の判断を重視すべきである。専門家は自身の専門分野に特化しているため、治療全体のバランスを見失う可能性があるからだ。 結論として、医療の意思決定は非常に複雑であり、全体をマネジメントしてくれる総合診療医や家庭医のような「かかりつけ医」の存在が重要になる。しかし、そうした医師を見つけること自体が難しいという、日本の医療が抱える課題についても言及した。

    9 min
  8. 22 SEPT.

    《1346》高価な骨粗しょう症の治療、信じて大丈夫⁉️

    《本日のご質問》 60代の知人が先日骨折の後の内科の受診時に元々骨粗しょう症もある為か注射を薦められたそうですが1回15000円で理想はそれを毎月合計10回打つ治療があると聞いたそうですが、高価なだけにもし副作用等があったら。。とか効果はあるのか等話してくれました。本当にその様な治療法があるのか?ちゃんとした治療法なのか(アドバイスしてくれたのが内科の先生らしいので)お聞きできればと思います。 この放送では皆さまからのご質問・リクエストを大募集しています!こちらのフォームから是非! (匿名でも可能です) https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdsl7FHjYSSkTwuqtykiCSGVcsFaMFncPHdipuFQRo8C_MFZA/viewform?usp=dialog 面白かった・勉強になった方は「いいね❤」」を、感想・コメントは #心身健康ラジオ #たけおがお答えします をつけてX、Threads、インスタStoriesなどでお寄せください! #医療  #健康   #スタエフ医療部 ■AI要約(誤字はご勘弁ください) 内科医たけお先生が、リスナーからの質問に答えるラジオ。今回のテーマは、骨粗鬆症の高額な治療に関する不安です。 ### 質問の概要 知人(60代)が骨折後、内科で骨粗鬆症の治療を勧められました。その内容は「1回15,000円の注射を毎月、合計10回受ける」というもので、高額なため副作用や効果に不安を感じているそうです。内科医から提案されたこの治療は、本当に存在するのか、ちゃんとした治療なのか、というご質問です。 ### 内科医と骨粗鬆症治療 まず、骨粗鬆症の治療を内科医が行うことについて、全く問題はありません。かつては整形外科の領域というイメージが強かったかもしれませんが、現在では患者数が非常に多いため、内科医も積極的に診療に関わっています。むしろ、内科医の方がより緻密に管理できる側面もあるため、「内科医からの提案だから」と心配する必要はありません。 ### 質問の治療法は「おそらく存在するちゃんとした治療」 結論から言うと、ご質問にあるような高額で回数が限定されている注射治療は、近年の骨粗鬆症治療の選択肢として存在するため、「おそらく、ちゃんとした治療だろう」と推測されます。 ただし、「1回15,000円、計10回」という情報に完全に合致する薬剤を特定することは困難でした。これは、自己負担割合や診療内容によって金額が変わるためです。しかし、骨粗鬆症治療には高額な薬剤があり、それらが提案された可能性は高いと考えられます。 ### 近年大きく進歩した骨粗鬆症治療 骨粗鬆症の治療は、ここ10年で劇的に進化しました。2023年には治療ガイドラインが10年ぶりに改定され、新しい治療戦略が示されています。 従来の治療は、骨が壊れるのを防ぐ「骨吸収抑制薬(例:ビスホスホネート製剤)」が中心でした。これに対し、近年では骨を新たに作る働きを強力に促進する「骨形成促進薬」という注射薬が登場し、特に骨折リスクが非常に高い患者さんに用いられています。これらの新しい薬は高い効果が期待できる一方で、治療費が高額になる傾向があります。 ### 治療選択で大切なこと 骨粗鬆症の治療方針は、患者さん一人ひとりの状態によって大きく異なります。骨密度、年齢、そして何より「骨折した経験があるか」が重要な判断材料となります。一度骨折を経験した方は、次の骨折を起こすリスクが非常に高いため、より強力な治療が推奨されることが少なくありません。 今回のご質問のケースも、骨折後の治療であることから、医師が効果の高い新しい注射薬を提案したと考えられます。しかし、治療は高額であり、経済的な負担は無視できません。また、どんな薬にも副作用のリスクは伴います。 したがって、最も重要なのは、主治医と十分にコミュニケーションをとることです。 * その治療によって、将来の骨折リスクがどの程度減らせるのか * 考えられる副作用は何か * 費用は総額でどれくらいになるのか * 他にどのような選択肢があるのか これらの点について納得できるまで話し合い、ご自身が安心して継続できる治療法を選択することが大切です。治療費が高すぎて途中でやめてしまっては意味がありません。 骨粗鬆症による骨折は、生活の質(QOL)を著しく低下させ、寝たきりの原因にもなる深刻な問題です。適切な治療を早期に始めることは非常に重要ですので、ぜひ主治医とよく相談してみてください。

    9 min

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