内科医たけおの『心身健康ラジオ』

《1354》腎不全の緩和ケアガイダンス、ソーシャルワーカーの指針改定ほか

【今週の興味シンシン医療ニュース】

・腎不全の緩和ケアガイダンス公開!

・医療ソーシャルワーカーの指針 23年ぶり改定⁉️

・近畿大学病院移転間近!

・救急搬送🚑19%減!

・違法の診断…

https://note.com/naikaitakeo/n/nd7f9b2ce3e36

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■AI要約(誤字はご勘弁ください)

内科医たけお氏による「心身健康ラジオ」では、毎週木曜日に医療関連ニュースを解説しています。今回は厳選された5つのニュースが紹介されました。

**1. 腎不全緩和ケアの手引きが初公表**

腎臓ウィークに合わせて、腎不全の緩和ケアに関する手引きが学会から初めて公表されました。これは腎不全患者のQOL向上に繋がる重要な取り組みですが、共同通信と毎日新聞以外の大手メディアではあまり報じられず、話者は「他のマスコミにもっと報じてほしかった」と残念がっていました。

**2. 医療ソーシャルワーカー(MSW)の業務指針、23年ぶりに改定へ**

厚生労働省が、医療ソーシャルワーカーの業務指針を23年ぶりに改定する検討を開始しました。在宅医療や介護との連携が重要視される現代の医療現場に合わせるための改定です。話者は、23年間も改定されていなかったことに驚きを示すとともに、指針の内容がすでに現場で実践されていることを後追いする形になっている点にも言及しました。

**3. 近畿大学病院、史上最大級の移転作戦**

大阪府にある近畿大学病院が、トラック1800台、作業員4200人を動員する大規模な移転を行います。話者自身も過去に2度、病院移転を経験しており、その大変さを語りました。今回の移転では、入院患者を減らしつつも救急医療は継続する方針のため、非常に困難なプロジェクトになると予想しています。

**4. 茨城県、軽症者の救急搬送が19%減少**

茨城県で導入された、緊急性の低い救急要請者から選定療養費を徴収する制度が効果を上げています。この制度により、軽症者の救急搬送が前年同月比で19%減少し、一方で重症・中等症患者の搬送は微増しました。救急車の適正利用を促す素晴らしい取り組みだと評価する一方、実際に費用を徴収されたケースは3.3%と低く、まだ慎重な運用がされている現状も指摘されました。

**5. 美容医療の違法行為に厚労省が警鐘**

厚生労働省が、美容医療における違法行為の具体例を示した通知を出しました。これには、医師以外のカウンセラーによる治療法の提案や、メール・チャットのみでの診断・処方が含まれます。特に、オンライン診療でGLP-1作動薬(痩せ薬)を安易に処方するクリニックが増えている問題に触れ、こうした危険な行為に対する厳しい取り締まりを期待する考えを示しました。

その他にも、過剰な訪問看護の規制、健保組合の赤字拡大、米国の自閉症研究への助成金など、多岐にわたる話題が紹介されました。