姿勢が変わると、人生が変わる。

姿勢治療家(R)仲野孝明

ビジネスをする上で最も大切であり、気づいていないこと。それが体と心に影響する姿勢です。 私は、創業大正15年からのべ180万人以上の方を治療、二度の藍綬褒章を受章した治療家一家の4代目です。肩こりや腰痛で仕事がはかどらない方や、病気とは言えない体調不調の方には、共通の原因があります。正しい使い方を知らなかったこと。便利な時代“今”だからこそ意識してほしい“姿勢”。 健康に生きたい人をサポートする仕事、姿勢治療家®の立場から、Helth6「骨格構造、睡眠、食事、運動、呼吸、精神」から、すぐ実践できること、日々の気づきや自ら実践していることをお届けします。仲野整體東京青山 https://senakano.jp/

  1. 4D AGO

    第510回 椅子の高さを1cm変えるだけで体が変わる|デスクワーク姿勢改善の基本

    今回は、姿勢治療家(R)が考える健康の要素、6ヘルス(構造・睡眠・食・運動・精神・呼吸)の中の「構造」の話です。 椅子の高さを1cm変えるだけで、体は変わる 同じ姿勢を続けないことが、デスクワーク時代の体を守るコツ こんにちは。姿勢治療家の仲野孝明です。 今回は、見落とされがちですが、実は体に大きな影響を与える「椅子の高さ」についてお話しします。 多くの方が、椅子は一度合わせたらそのままでいいと思っています。ですが実際は、椅子の高さがたった1cm違うだけでも、股関節の角度や骨盤の立ち方、背中の伸び方まで変わります。 そして、もっと大事なのは、ずっと同じ高さで座り続けないことです。 椅子の高さは、固定しないほうがいい 「椅子の高さは、頻繁に変えてもいいのでしょうか?」 これはとてもいい質問です。答えは、むしろ頻繁に動かしたほうがいいです。 私自身、仕事中や収録中でも椅子の高さを変えることがあります。 椅子を少し高くすると、股関節の角度が変わり、骨盤を立てやすくなります。逆に少し低くすると、足にかかるバランスが変わります。 つまり、椅子の高さを変えるだけで、体にかかる負担の場所も変わるのです。 人間の体は、ずっと同じ位置に居続けるようにはできていません。だからこそ、左右、前後、上下に少しずつ変化をつけながら座ることが大切です。 同じ姿勢を続けると、体は固まる 長時間座ったあとに立ち上がって、 腰が伸びにくい すぐに動き出せない 体が固まった感じがする こうした感覚がある方は多いと思います。 これは、同じ姿勢を長く続けたことで、体の組織がその形に固まりすぎているサインです。 座っている時間そのものだけが問題なのではありません。「変わらないこと」が問題なのです。 机の高さを調整する方はいても、椅子の高さまで気にしている方は意外と少ないです。ですが、机だけでなく椅子も一緒に調整すると、股関節が楽になり、背中の伸び方もかなり変わります。 高さ調整ができない椅子でも工夫できる 「自宅や職場の椅子は高さが変えられない」 そういう方もいると思います。その場合は、お尻の下にタオルを入れるだけでも十分変化が出ます。 ほんの少し高さが変わるだけでも、座り心地や腰の伸びやすさは変わります。 特別な道具がなくてもできます。まずは身近なもので調整してみることです。 これは車の運転中も同じです。私は運転中でも、シートポジションや背もたれの角度をこまめに変えることがあります。 長時間同じ姿勢でいることを前提にしない。この発想が、体を守る上ではとても重要です。 AI時代は、ますます座りっぱなしになりやすい 最近は、AIを使って仕事をする時間がかなり増えました。私自身も、複数のAIを同時に使いながら、文章を作ったり、指示を出したり、考えを整理したりしています。 そうすると、あっという間に時間が過ぎます。気づけば、1時間に1回やろうと思っていた背伸びすら忘れてしまうことがあります。 それくらい、今のデスクワークは没頭しやすい。しかもAIを使うと、以前なら外注で何十万円もかかりそうな作業が、自分で数時間でできてしまうこともあります。 便利です。でもその分、体を置き去りにしやすい時代でもあります。 だからこそ、作業効率だけでなく、作業中の姿勢環境を最初に整える必要があります。 モニターの高さも、仕事の質を左右する デスクワーク環境では、椅子だけでなく、モニターの位置も重要です。 モニターが低いと、頭が前に落ちやすくなり、首や背中、腰への負担が増えます。最初にモニターを高い位置へセットしておくだけで、体の使い方はかなり変わります。 ところが職場では、「そういう環境を整えるのはベテラン社員だけ」みたいな空気があることもあります。 でも本当は逆です。新人こそ、最初から正しい環境が必要です。 悪い姿勢のまま何年も仕事を続けてから直すより、最初から負担の少ない環境で働くほうがいいに決まっています。 これは個人の問題ではなく、職場全体で考えるべきことです。 AIを使うなら、「立って始める」がコツ AIは、今やただの道具ではありません。私にとっては、怒らない事業パートナーのような存在です。 何度同じことを聞いても、文句を言わず、丁寧に返してくれる。だからこそ、つい作業が止まらなくなります。 そんな時におすすめなのが、まず立って始めることです。 立った状態で作業を始める。少し疲れてきたら座る。そして「もう少しで終わらせよう」と意識する。 この流れのほうが、最初からだらっと座り込むより、体への負担を減らしやすいです。 椅子の「真ん中」の高さを試してみる 高すぎる、低すぎる、ではなく、中間の高さを試してみるのもおすすめです。 椅子を真ん中くらいの高さにすると、股関節が自然に下がり、骨盤の真下に足がきやすくなります。すると、体が「くの字」に近い形になり、腰が伸びやすく、座りやすくなります。 この位置は、やってみると意外と楽です。ずっと同じ設定にしている方ほど、試す価値があります。 まずは1cm、椅子の高さを変えてみてください 体を変えるために、何か大きなことを始める必要はありません。 まずは、 椅子の高さを1cm変える タオルを1枚入れてみる 背もたれの角度を少し変える 立って作業を始めてみる そのくらいで十分です。 大事なのは、同じ姿勢に留まり続けないことです。 仕事で椅子を使う方は、できれば上下する椅子を選ぶ。難しい場合は、タオルなどで調整する。そして、座る位置や高さを少しずつ変えながら、自分の体に合うポイントを探していく。 たった1cmの違いでも、体は変わります。毎日使う椅子だからこそ、そこを見直す価値があります。 まずは今日、いつもの椅子の高さを少しだけ変えるところから始めてみてください。 体を見直す時間は、人生を見直す時間です。   ■Youtube|姿勢治療家の「姿勢の医学」チャンネル 正しい姿勢と正しいカラダの使い方配信中 https://www.youtube.com/user/nakanoseitai ■twitter|勢治療家仲野孝明公式 https://twitter.com/sisei_nakano ■動画講座|いつでもどこでも学べる姿勢 暮らしの解剖学~痛めない・疲れないための正しい体の使い方~ https://senakano.jp/campaign/ondemand/ ■メルマガ登録|仲野孝明メールマガジン 6ヘルスを軸にした日々の気づきコラム配信中。 http://takaakinakano.com/mail-register/ ■オンラインSHOP|姿勢治療家印のグッズ販売 自分が使いたい商品をつくっちゃいました https://shop.senakano.jp/ ■公式ページ|姿勢治療家仲野孝明 http://takaakinakano.com/ ■仲野整體東京青山|姿勢治療家HEADOFFICE 治療のご相談はこちら https://senakano.jp/

  2. MAY 14

    第509回 自転車の法改正で見直したい安全運転と疲れない乗り方

    自転車の法改正で見直したい。安全運転と、疲れない乗り方の話 こんにちは。姿勢治療家®の仲野孝明です。 最近は、自転車に関するルールや安全運転への意識が、これまで以上に求められるようになってきました。スマホを見ながらの運転、逆走、イヤホン、傘差し運転など、危ない乗り方を見かける機会も少なくありません。 けれど本当に大事なのは、ただ「禁止だからやめましょう」で終わることではないと私は思っています。安全に移動できること。疲れにくく乗れること。体に無理がかからないこと。その土台が整ってこそ、自転車はもっと便利で、もっと健康的な乗り物になります。 今回は、自転車の法改正をきっかけに感じたことと、姿勢治療家として考える「疲れない自転車の乗り方」についてお話しします。 法改正で見えてくる、自転車の現状 自転車に関するルールの見直しが進み、あらためて「どう乗るか」が問われる時代になってきました。 街を見ていても、危ない乗り方は本当に多いです。特に気になるのは、スマホを見ながらの運転です。これは明らかに注意力を奪います。さらに、逆走、飲酒運転、傘差し運転、イヤホン使用なども、事故につながりやすい行為です。 東京では、タイヤの太い電動自転車がかなりのスピードで走っている場面も見かけます。便利なのは間違いありませんが、使い方を間違えると、歩行者にとってかなり怖い存在になります。 ルールが厳しくなるのは、それだけ危険な乗り方が増えているからです。でも、取り締まりだけで社会が良くなるわけではありません。本当は「安全に乗りやすい環境」と「正しい体の使い方」の両方が必要です。 昔の自転車と音楽プレイヤーの思い出 学生の頃、自転車に乗りながら音楽を聴いていた人は多いのではないでしょうか。 私も当時は、有線のウォークマンを胸ポケットに入れて聴いていました。カセットテープの時代があり、CDになった時は移動中に音飛びしやすくて不便さもありました。その後MDも出てきましたが、時代とともに聴き方もずいぶん変わりました。 今はワイヤレスイヤホンや骨伝導タイプもありますが、どれだけ便利になっても、移動中は周囲の音を感じられる状態でいることが大前提です。自分だけが快適でも、周囲への注意が落ちれば危険です。 便利さと安全性は、いつもセットで考えなければいけません。 足だけで漕ぐから疲れる。自転車は「みぞおちから」乗る ここからが、姿勢治療家として一番伝えたいことです。 自転車で疲れる人の多くは、足の力だけで漕ごうとしています。これだと太ももばかり使ってしまい、すぐに疲れます。 本当は、自転車はみぞおちから動かす意識を持つと、ずっと楽になります。 みぞおちから動くと、全身が連動する ペダルをただ踏み込むのではなく、体の中心から動きを作る。そうすると、足だけで頑張らなくても、体の重さが自然にペダルに乗っていきます。 つまり、局所で頑張るのではなく、全身の連動で進むということです。これができると、無駄な力みが減り、長く乗っても疲れにくくなります。 ハンドルは支えるだけではない。「引く力」を使う 自転車は脚だけの運動ではありません。実は、上半身の使い方がかなり重要です。 ポイントは、ハンドルをただ押さえるのではなく、引く力を使うことです。 たとえば左手を引くと、右足に力が伝わりやすくなります。逆に右手を引けば、左足が使いやすくなる。こうした左右の連動が起こると、姿勢が起きて、ペダリングも軽くなります。 これは歩く時や走る時と同じです。人間の体は、手足がバラバラに動くようにはできていません。本来は、全身がつながって動くようにできています。 自転車も例外ではありません。 サドルの高さで、乗り心地は大きく変わる もう一つ見直したいのが、サドルの高さです。 街乗りでは、足をつきやすくするためにサドルを低めにしている方が多いです。もちろん安全面ではその考え方もあります。ただ、長く乗る、疲れにくく乗るという視点では、低すぎるサドルはかなり不利です。 理想は、足を伸ばした時に骨盤がまっすぐ保てる高さです。低すぎると股関節や膝が詰まりやすくなり、脚だけで頑張る乗り方になってしまいます。結果として、疲れやすくなります。 「なんとなくこの高さ」で決めるのではなく、骨盤が起きるかどうかを基準に見てほしいところです。 競技用自転車は、体の使い方がよく分かる 私自身、トライアスロンを始めてから、自転車はただの移動手段ではなく、「道具であり、使い方が結果を変えるもの」だと強く感じるようになりました。 タイムトライアル用のTTバイクは、空気抵抗を減らすためにかなり前傾姿勢になります。見た目にはきつそうですが、実際には全身の連動が取れていないと、あの姿勢は維持できません。 右手で引きながら左足が下がる。左手で引きながら右足が下がる。このようなクロスの連動が重要で、感覚としては「動くプランク」のような状態です。 また、ドロップハンドルも非常によくできています。持つ位置を変えることで、斜面や状況に応じて力を入れやすい場所を選べる。これは単なる形の問題ではなく、体の使い方に合わせて設計された道具だということです。 自転車文化の差は、街の作り方の差でもある ヨーロッパでは、子どもの頃から自転車文化が根づいていて、レースのグレードも整い、育成の流れもあります。生活の中に自転車が自然にあり、その上に競技文化が積み重なっています。 一方で日本は、まだ生活の足としての自転車と、スポーツとしての自転車が混在していて、環境整備も十分とは言えません。 とくに大きいのは、道路の作り方です。ヨーロッパでは、自転車専用レーンがしっかり確保されている場所が多く、歩行者と自転車、自動車の棲み分けが比較的明確です。 これから自動運転などが進めば、東京のような都市でも、車線の使い方が変わり、自転車や歩行者がもっと移動しやすい街づくりが進む可能性があります。 厳しいルールを作ることも必要です。でもそれ以上に、安全に乗りやすい社会を作ることが大事です。 自転車も、結局は「体の使い方」 自転車の話をしていても、最後はやはりここに戻ってきます。 人は、道具だけで楽になるわけではありません。高性能な自転車でも、電動でも、ルールが整っていても、体の使い方が悪ければ疲れますし、危険も増えます。 逆に言えば、体の中心から動けるようになると、移動そのものが変わります。 自転車に乗る時は、ぜひ次の2つを意識してみてください。 みぞおちから動く ハンドルを引く力を使う これだけでも、乗り心地はかなり変わります。足だけで頑張る乗り方から、全身で楽に進む乗り方に変わっていくはずです。 自転車は、ただの移動手段ではありません。体の使い方を見直す、とても良い教材でもあります。 安全に、そして疲れにくく。せっかく乗るなら、体に無理のない乗り方を身につけていきましょう。 体を見直す時間は、人生を見直す時間です。   ■Youtube|姿勢治療家の「姿勢の医学」チャンネル 正しい姿勢と正しいカラダの使い方配信中 https://www.youtube.com/user/nakanoseitai ■twitter|勢治療家仲野孝明公式 https://twitter.com/sisei_nakano ■動画講座|いつでもどこでも学べる姿勢 暮らしの解剖学~痛めない・疲れないための正しい体の使い方~ https://senakano.jp/campaign/ondemand/ ■メルマガ登録|仲野孝明メールマガジン 6ヘルスを軸にした日々の気づきコラム配信中。 http://takaakinakano.com/mail-register/ ■オンラインSHOP|姿勢治療家印のグッズ販売 自分が使いたい商品をつくっちゃいました https://shop.senakano.jp/ ■公式ページ|姿勢治療家仲野孝明 http://takaakinakano.com/ ■仲野整體東京青山|姿勢治療家HEADOFFICE 治療のご相談はこちら https://senakano.jp/

  3. MAY 7

    第508回 車やタクシーで腰が痛い人へ|お尻から乗るだけで姿勢は変わる

    今回は、姿勢治療家(R)が考える健康の要素、6ヘルス(構造・睡眠・食・運動・精神・呼吸)の中の「構造」の話です。 タクシーや車で腰がつらい人へ。乗り方ひとつで姿勢は変わる こんにちは。姿勢治療家®の仲野孝明です。 ゴールデンウィークのような連休があると、車で移動する時間が増えます。家族で遠出をしたり、タクシーに乗る機会が増えたりした方も多いのではないでしょうか。 そんな時に、意外と見落とされているのが**「車への乗り方」と「座り方」**です。 腰が痛くなりやすい。長時間乗ると疲れる。降りる時に「よいしょ」とならないと立てない。 こうした悩みは、体が弱いからではなく、車に乗る時点で骨盤が崩れていることが少なくありません。 今回は、車やタクシーに乗る時の体の使い方について、日常ですぐ使える形でお伝えします。 車に乗る時、頭から入っていませんか? 多くの方は、無意識に頭から車に乗り込んでいます。 でも、これをやるとどうなりやすいか。 先に上半身が入ることで、骨盤が後ろに倒れ、浅く腰掛ける形になり、背中が丸くなりやすい。 つまり、座った瞬間に姿勢が崩れるんです。 私は書籍『調子がいいがずっと続く体の使い方』(サンクチュアリ出版)の中でも、「お尻から乗りましょう」とお伝えしています。 これはとても大事なポイントです。 正しい乗り方は「お尻から」 車に乗る時は、まずお尻からシートに入れる。これが基本です。 お尻をシートの奥、角にしっかり入れることで、骨盤が立ちやすくなります。すると、上半身も自然と真っ直ぐになりやすい。 特別な筋力は要りません。順番を変えるだけです。 乗る時のコツ 先に頭や上半身を入れない まずお尻をシートに乗せる そのあと脚を車内に入れる 座ったらお尻を奥まで深く差し込む これだけで、座った時の安定感がかなり変わります。 もし頭から乗ってしまっても、やり直せます すでに頭から乗ってしまったとしても、大丈夫です。 その場合は、座ったあとにお尻をシートの奥へ入れ直すことです。浅く座ったままにせず、お尻を深く差し込むように座り直す。 それだけでも背中が伸びやすくなり、腰の負担が減ります。 「もう座っちゃったから遅い」ではありません。座った後の微調整でも、姿勢は変えられます。 背もたれには、もたれていいのか? これはよく聞かれます。 結論から言うと、タクシーや車では背もたれにもたれても大丈夫です。 問題は、もたれることではありません。浅く座って背中を丸めたままもたれることが問題です。 骨盤が立った状態で座れていれば、背もたれを使うこと自体は悪くありません。むしろ長距離移動では、うまく使った方がラクです。 柔らかいシートは、座る場所を少しずらす 最近の車はシートが柔らかいものも多く、座るとお尻が沈み込みすぎて、腰が丸まりやすいことがあります。 そんな時は、少しお尻の位置をずらしてみるのも一つの方法です。 少し前。少し横。少し角度を変える。 すると、沈み込みにくくて、腰を起こしやすい場所が見つかることがあります。 いつも同じように座るのではなく、自分の体が起きやすいポジションを探すことが大切です。 低い車は、実は体にやさしくないこともある かっこいい低い車。憧れる方も多いと思います。 ただ、体の使い方の観点から見ると、車高が低くて横幅が広い車は骨盤が起きにくいです。 なぜかというと、脚を前に投げ出すような形になりやすいからです。そうすると、骨盤が立ちにくく、腰も丸まりやすい。 さらに降りる時も、地面が近い分だけ立ち上がりにくい。若いうちは勢いでなんとかなっても、年齢とともに差が出やすいところです。 実際に、スポーツカーに乗っている方から「これは体幹で乗る車だよ」という話を聞くことがありますが、まさにその通りだと思います。 降りる時に腰を痛めない方法 乗り方だけでなく、降り方も重要です。 腰に負担をかけにくい降り方は、骨盤から体ごと横に回して、足を外に出してから立つことです。 降りる時の流れ ドアを開ける 体を横に向ける 片足を外に出す 股関節から上半身を前に倒す 手でシートを押しながら立ち上がる ポイントは、腰だけをひねらないことです。骨盤ごと向きを変える。これだけで動きがかなりラクになります。 両足を揃えて降りるのは悪いのか? ドラマなどで、綺麗な女性が両足を揃えてスマートに車を降りる場面があります。あの動きはどうなのか。 結論としては、やり方次第で問題ありません。 両足を揃えていても、股関節からきちんと体を曲げて、骨盤ごと向きを変えていれば、体への負担は大きくありません。 特にスカートの方などは、その方が自然な場面もあります。大事なのは見た目よりも、どこから動いているかです。 腰だけで無理に動くのではなく、股関節と骨盤から動けているか。そこが分かれ目です。 運転手さんが腰を痛めやすいのも当然です タクシーの運転手さんや、長時間運転される方は、やはり腰痛を抱えやすいです。 ずっと座りっぱなし。同じ姿勢が続く。しかも、お客様対応や交通状況への集中も必要です。 体の負担が大きい仕事です。 これから自動運転が進めば、運転そのものではなく管理やサポートに役割が変わっていくかもしれません。そうなれば、今よりも体を動かす余白が生まれる可能性もあります。 ただ現時点では、やはり座り方を整えることこまめに体を動かすことこれが現実的で大切です。 今日の結論。車に乗る時は「お尻から」 今日一番お伝えしたいことは、これです。 車に乗る時は、まずお尻から。そして、座ったらお尻を深く差し込んで骨盤を立てる。 たったこれだけです。 でも、この小さな差が、腰の疲れやすさを変え、長距離移動のラクさを変え、毎日の姿勢を変えていきます。 姿勢は、特別なトレーニングの時だけ意識するものではありません。こうした日常動作の中で整えていくものです。 車に乗るたびに、ぜひ思い出してください。**「頭から」ではなく、「お尻から」**です。 体の使い方を見直したい方へ 腰痛や疲れやすさは、筋力の問題だけではありません。日常の動き方の積み重ねで、体は大きく変わります。 仲野整體東京青山では、その場しのぎではなく、人間本来の正しい体の使い方から見直していきます。 「座ると腰がつらい」「車移動が多くて疲れる」「姿勢を根本から変えたい」 そういう方は、一度体の使い方そのものを見直してみてください。 姿勢が変わると、人生が変わります。 体を見直す時間は、人生を見直す時間です。   ■Youtube|姿勢治療家の「姿勢の医学」チャンネル 正しい姿勢と正しいカラダの使い方配信中 https://www.youtube.com/user/nakanoseitai ■twitter|勢治療家仲野孝明公式 https://twitter.com/sisei_nakano ■動画講座|いつでもどこでも学べる姿勢 暮らしの解剖学~痛めない・疲れないための正しい体の使い方~ https://senakano.jp/campaign/ondemand/ ■メルマガ登録|仲野孝明メールマガジン 6ヘルスを軸にした日々の気づきコラム配信中。 http://takaakinakano.com/mail-register/ ■オンラインSHOP|姿勢治療家印のグッズ販売 自分が使いたい商品をつくっちゃいました https://shop.senakano.jp/ ■公式ページ|姿勢治療家仲野孝明 http://takaakinakano.com/ ■仲野整體東京青山|姿勢治療家HEADOFFICE 治療のご相談はこちら https://senakano.jp/

  4. APR 30

    第507回 ランナーの膝の外側が痛い原因とは?腸脛靭帯炎を引き起こす5つの硬さ

    今回は、姿勢治療家(R)が考える健康の要素、6ヘルス(構造・睡眠・食・運動・精神・呼吸)の中の「構造・運動」の話です。 ランナーの膝の外側が痛いのはなぜ?腸脛靭帯炎を引き起こす“5つの硬さ”とは こんにちは。姿勢治療家® 仲野孝明です。 今回は、対談の中でお話しした内容をもとに、ランナーによく起こる膝の外側の痛みについて整理してお伝えします。 ちょうど収録時点では、私は7Days飛脚380の最中。東海道の空気を感じながら、浜名湖を越え、天竜川を渡り、掛川城を目指して走っていました。 そんな長い移動の中でも改めて感じるのは、走ることは脚力だけの問題ではなく、体全体の使い方の問題だということです。 特に、ランナーの方に多い膝の外側の痛み。これは単に「走りすぎたから」では片づけられません。 臨床の現場でよく見る**腸脛靭帯炎(ちょうけいじんたいえん)**について話をしました。 膝の外側が痛い人に多い「腸脛靭帯炎」とは ランナーの方がよく訴える痛みのひとつに、膝の外側や太ももの外側の痛みがあります。 これは一般的に、腸脛靭帯炎と呼ばれるものです。 なぜ起こるのか。原因はシンプルです。 太ももの外側の筋肉や組織を使いすぎているから。 でも、本当に見なければいけないのはその先です。なぜ、そこばかり使う体になっているのか。 実は、痛い場所そのものよりも、別の場所の動きづらさや硬さが問題になっているケースが非常に多いのです。 腸脛靭帯炎を引き起こしやすい「5つの硬さ」 臨床でよく見るのは、次の5つの場所の硬さです。 1. 腰が硬い 腰まわりの筋肉が硬くなると、背骨がうまく回らなくなります。すると骨盤の回旋も出づらくなり、脚を前に出す動作を太ももの外側だけで無理やり行うようになります。 本来は、背骨・骨盤・股関節が連動して動くべきです。そこが止まると、どこか一か所に負担が集中します。 2. 股関節の内側が硬い 内転筋や腸腰筋が硬いと、脚を引き上げる時に本来使いたい場所が働きません。その結果、外側の筋肉ばかり使って脚を持ち上げるようになります。 つまり、脚が上がらないから頑張るのではなく、上げるための通り道が悪いから、外側で代償しているのです。 3. 太ももの裏(ハムストリング)が硬い ここが硬いと、膝を上手に曲げられません。 膝が曲がらない脚は、まるで長い棒のようになります。長い棒を振るのは大変です。短くたためる脚よりも、当然エネルギーがかかります。 結果として、振り出しが重くなり、膝の外側や太ももの外側への負担が増えていきます。 4. ふくらはぎが硬い ふくらはぎが硬いと、接地してから離地するまでの流れが遅くなります。 イメージとしては、縄跳びで軽く弾むのではなく、ベタベタと地面に張りつくような動きです。 こうなると、脚を一生懸命前に運ばないと進めなくなります。これもまた、太ももの外側の過剰な働きにつながります。 5. 股関節の外側・お尻側が硬い 股関節の外側、お尻の横あたりが硬いことも大きな原因のひとつです。 この部分が詰まると、骨盤や股関節の動きが小さくなり、脚の出し方が雑になります。その結果、膝の外側に余計なねじれや摩擦が起きやすくなります。 自分でできる簡単チェック方法 では、自分の体がそうなっているかどうか。これはある程度、自分でもチェックできます。 前屈してみる 前屈で手が床につかない人は、太ももの裏やふくらはぎが硬い可能性があります。 もちろん、手がつく・つかないだけで全ては決まりません。ただ、走る上で必要な柔軟性が不足しているサインにはなります。 膝やつま先の向きを見る 立った時や歩いた時に、膝が外を向いている人、いわゆるガニ股傾向のある人は、外側に負担が集まりやすくなります。 足先の向き、膝の向き、股関節の動き。このあたりがズレていると、走った時のトラブルは起きやすくなります。 足が上がらないのは、筋力不足だけではない 「最近つまずきやすい」「昔より足が上がらない」そう感じている方は少なくありません。 でも、これは単純に筋力が落ちたからとは限りません。 実際には、膝がうまく曲がらないほど硬くなっていることが原因のケースも多いです。 先日も、40代の男性がスマホを見ながら歩いていて、少しの傾斜でつまずいて転びました。これは注意不足だけではなく、体の使い方の問題でもあります。 足を上げる力がないというより、上げたくても上がらない体になっている。 ここを見誤ると、鍛えるばかりで改善しません。 「硬くても大丈夫」という情報を探したくなる気持ちは分かる。でも… 体が硬い人ほど、「硬くても問題ない」「柔らかさは関係ない」そういう情報を探したくなることがあります。 でも、私はやはりはっきり言います。 柔らかい方が、結果は良いです。 もちろん、ただベタベタに伸ばせばいいという話ではありません。大事なのは、必要な場所が、必要なだけ動くことです。 ただ少なくとも、硬くて動かないまま走れば、どこかに無理が出る確率は上がります。 ストレッチは「得意な方」ではなく「苦手な方」を多めに ストレッチをする時、多くの方がついやってしまうのが、伸ばしやすい方、気持ちいい方ばかりをやることです。 でも、本当に見るべきなのは逆です。 苦手な方こそ、少し多めにやる。 左右差を見て、やりにくい方、動かしづらい方、詰まる方に意識を向ける。この積み重ねが、10年後、20年後、そして100歳まで体を使っていく上で大きな差になります。 走っている時の違和感は、体からのシグナル 走っていて違和感が出た時、「気のせいかな」「走っていればそのうち慣れるかな」と流してしまう方も多いです。 でも、違和感は体からのサインです。 足先の向きを少し変えてみる。接地の仕方を見直してみる。股関節が詰まっていないかを感じてみる。 そうやって、今の自分にとって正しい使い方を探すことが大切です。 痛みは、壊れたから出るとは限りません。間違った使い方を続けていますよ、というメッセージでもあります。 まとめ|膝の痛みは「膝の問題」とは限らない ランニング中の膝の外側の痛みは、膝だけを見てもなかなか解決しません。 腰は動いているか 股関節の内側は硬くないか ハムストリングは詰まっていないか ふくらはぎは弾める状態か お尻まわりは固まっていないか こうした全体のつながりを見ることで、はじめて本当の原因が見えてきます。 走ることは、人間にとって本来の移動手段です。だからこそ、痛みを我慢しながら続けるのではなく、本来の使い方に戻していくことが大事です。 「最近、膝の外側が気になる」「走ると太ももの外が張る」そんな方は、ぜひ一度、痛い場所ではなく動いていない場所に目を向けてみてください。 姿勢が変わると、人生が変わる。体の使い方が変わると、走り方も、日常も、未来も変わっていきます。 体を見直す時間は、人生を見直す時間です。   ■Youtube|姿勢治療家の「姿勢の医学」チャンネル 正しい姿勢と正しいカラダの使い方配信中 https://www.youtube.com/user/nakanoseitai ■twitter|勢治療家仲野孝明公式 https://twitter.com/sisei_nakano ■動画講座|いつでもどこでも学べる姿勢 暮らしの解剖学~痛めない・疲れないための正しい体の使い方~ https://senakano.jp/campaign/ondemand/ ■メルマガ登録|仲野孝明メールマガジン 6ヘルスを軸にした日々の気づきコラム配信中。 http://takaakinakano.com/mail-register/ ■オンラインSHOP|姿勢治療家印のグッズ販売 自分が使いたい商品をつくっちゃいました https://shop.senakano.jp/ ■公式ページ|姿勢治療家仲野孝明 http://takaakinakano.com/ ■仲野整體東京青山|姿勢治療家HEADOFFICE 治療のご相談はこちら https://senakano.jp/

  5. APR 23

    第506回 体を整えるとは、生活そのものを整えること|『沖ヨガ入門』を読んで感じたこと

    今回は、姿勢治療家(R)が考える健康の要素、6ヘルス(構造・睡眠・食・運動・精神・呼吸)の中の「構造・呼吸」の話です。 沖ヨガ入門を読んで感じたこと|体を整えるとは、生活そのものを整えること こんにちは。姿勢治療家の仲野孝明です。 今回は、最近読んでとても印象に残った一冊、『沖ヨガ入門』についてお話ししたいと思います。 本の紹介といっても、単なる読書感想ではありません。読んでいて強く感じたのは、体を整えることは、特別な技術よりも、日々の生活そのものを整えることに近いということでした。 今の自分のタイミングだからこそ、深く響いた内容でもありました。 沖ヨガは「ポーズ」ではなく「生き方」だった ヨガというと、多くの方はまずポーズを思い浮かべるかもしれません。けれども、この本を読んで感じたのは、沖ヨガの本質はそこだけではないということです。 本書から伝わってきたのは、食べ方、呼吸、休み方、体の使い方、心の静め方まで含めて、生活全体を整えることがヨガであるという考え方でした。 これは、僕が日々の臨床で感じていることともかなり重なります。 体が歪むのは、何か一回だけの出来事で起こるわけではありません。毎日の座り方、立ち方、呼吸の浅さ、食べ方、疲れの抜き方。そうした小さな積み重ねが、今の体をつくっています。 だからこそ、改善もまた、生活の中にある。その視点が、この本にはしっかり流れていました。 長生きの秘訣は、派手なことではなく「当たり前を丁寧にやること」 本の中には、長寿の人物を訪ねる話も出てきます。そこでは、「少食」「よく噛む」「呼吸を整える」「体を鍛える」「無駄に消耗しない」など、いくつものヒントが紹介されています。 もちろん、すべてをそのまま現代に当てはめる必要はありません。ただ、読みながら何度も感じたのは、結局、体にとって大事なことはとてもシンプルだということでした。 食べすぎない よく噛む 呼吸を乱さない 疲れを溜めすぎない 体を動かせるままにしておく 不自然な生活を続けない ものすごく地味です。でも、地味だからこそ強い。そして多くの人が、そこを飛ばしてしまう。 現代は情報が多すぎて、つい「すごい方法」「最新の健康法」「一発で変わるもの」を探してしまいます。でも本当に体を変えるのは、そういう派手なものより、毎日の使い方を整えることです。 人間の体には、まだまだ大きな可能性がある この本には、現代の感覚では少し驚くような話も出てきます。正直に言えば、「本当にそこまでできるのか」と思う内容もあります。 ただ、そういう話を単なる珍しい逸話として片づけるのではなく、人間の体は、自分たちが思っている以上に奥深く、可能性を持っているという視点で読むと、とても面白い本です。 僕自身、長い距離を走ることや、過酷な環境の中で体を使う経験を重ねる中で、「人間ってこんなに動けるんだ」「こんなに回復できるんだ」と感じる場面が何度もありました。 一方で、便利で快適な生活の中で、知らず知らずのうちに体を弱らせていることもあります。 本来もっと動ける体なのに、動かさないことで動けなくしてしまっている。これはすごくもったいないことです。 背骨が動くことは、健康の土台になる 本の中には、さまざまなヨガの実践法も出てきます。見た目には難しそうなポーズも多いのですが、大事なのは「できる・できない」だけではありません。 僕が特に大事だと感じたのは、背骨をしっかり動かすことです。 背骨の中には脊髄神経が通っています。背骨の動きが悪くなると、全身の連動も悪くなり、呼吸も浅くなり、内臓の働きや血流、リンパの流れにも影響してきます。 つまり、背骨が動くということは、単に柔らかいという話ではなく、体全体が機能しやすい状態を保てているかどうかに関わっているのです。 だから僕は、ただ「柔らかい体」が良いとは思っていません。理想は、必要な時にはしっかり支えられて、必要のない時には柔らかく動ける体です。 柔らかさと強さが両立している体。これが、壊れにくく、長く使える体だと思っています。 生活全体を整えることが、姿勢を整えることにつながる この本を読みながら、改めて感じたのは、姿勢は見た目だけの問題ではないということです。 姿勢は、何を食べるかどう呼吸するかどう休むかどう歩くかどう疲れを抜くかそうした日々の積み重ねの結果として現れます。 だから、姿勢を整えたいと思った時に必要なのは、「いい形を作ろう」と無理に固めることではありません。 むしろ、 体に無理をさせすぎていないか 動けない場所を放置していないか 浅い呼吸のまま生活していないか 食べすぎて消化に負担をかけていないか 情報に振り回されて頭ばかり疲れていないか そういったところを見直すことの方が、ずっと本質的です。 情報が多い時代だからこそ、原点に戻る価値がある 今は何でも検索できる時代です。健康の情報も、運動の情報も、いくらでも出てきます。 でも、情報が多い時代ほど、かえって大切なのは原理原則です。 人間は動くようにできている 呼吸は深い方がいい 食べすぎない方がいい 休むことは必要 動かない場所は衰える 生活は体にそのまま現れる ものすごく当たり前です。でも、この当たり前を丁寧に続けるのが、一番難しい。 『沖ヨガ入門』は、そんな原点を思い出させてくれる本でした。 まとめ|体を大事にするとは、自分の生活を見直すこと この本を読んで、改めて感じたことがあります。 それは、体を整えるとは、自分の生活を整えることだということです。 すごい技を身につける前に、高価な道具を探す前に、まずは日々の使い方を見直す。 よく噛む。呼吸を整える。背骨を動かす。休む。食べすぎない。体を冷やしすぎない。動ける体を保つ。 こういう地味なことの積み重ねが、結局いちばん体を変えます。 派手さはありません。でも、こういう積み重ねこそが、長く動ける体をつくり、人生そのものを支えてくれるのだと思います。 情報に疲れている方ほど、こういう本は案外響くかもしれません。原点に戻りたい時に、手に取ってみる価値のある一冊でした。   ______________________ 沖ヨガ入門: 精神が肉体を自由にできる 著者:沖正弘 出版社:季節社 沖 正弘(沖ヨガ 創設者) 1921年 広島生まれ。戦時中に軍務により特別諜報員として東西医療法の訓練を受け、蒙古・中国・インド・アラビアに赴き各地の医療法を修得。宗教面でもイスラム教・ラマ教・道教・仏教・キリスト教等の寺院での豊富な修行体験を持つ。中でも特にヨガを探求し、インドではガンジー師のもとで修行。戦後はユネスコの平和建設国際奉仕団の日本代表としてインドに赴くなど、報恩奉仕こそ人間の生きる道であると心身を修養する沖ヨガを確立。1967年には、生活の総てを修養法・修業法・修行法とする教えの体得の場として静岡県三島に道場を設立。 国内外にてヨガの普及に尽力し、1985年にイタリアにて没す。 体を見直す時間は、人生を見直す時間です。   ■Youtube|姿勢治療家の「姿勢の医学」チャンネル 正しい姿勢と正しいカラダの使い方配信中 https://www.youtube.com/user/nakanoseitai ■twitter|勢治療家仲野孝明公式 https://twitter.com/sisei_nakano ■動画講座|いつでもどこでも学べる姿勢 暮らしの解剖学~痛めない・疲れないための正しい体の使い方~ https://senakano.jp/campaign/ondemand/ ■メルマガ登録|仲野孝明メールマガジン 6ヘルスを軸にした日々の気づきコラム配信中。 http://takaakinakano.com/mail-register/ ■オンラインSHOP|姿勢治療家印のグッズ販売 自分が使いたい商品をつくっちゃいました https://shop.senakano.jp/ ■公式ページ|姿勢治療家仲野孝明 http://takaakinakano.com/ ■仲野整體東京青山|姿勢治療家HEADOFFICE 治療のご相談はこちら https://senakano.jp/

  6. APR 16

    第505回 新生活で腰痛を防ぐ部屋づくり|姿勢治療家が教える最初に買うべき家具

    今回は、姿勢治療家(R)が考える健康の要素、6ヘルス(構造・睡眠・食・運動・精神・呼吸)の中の「構造」の話です。 新生活で体を壊さない部屋づくり|姿勢治療家が考える「最初に買うべきもの」 こんにちは。姿勢治療家の仲野孝明です。 4月は進学、就職、転勤などで新生活が始まる季節です。引っ越しをして、家具や家電がまだ揃っていない中で生活をスタートする方も多いと思います。 そんな時に起こりやすいのが、腰痛、背中の張り、首こりです。 実はその原因、忙しさや疲れだけではありません。新生活でよくある「とりあえずの家具の使い方」が、体に大きな負担をかけていることがあります。 今日は、姿勢治療家の視点から、新生活で体を守る住環境の整え方をわかりやすくお伝えします。 新生活で体を痛めやすい一番の原因は「床生活」 新生活を始めたばかりの部屋では、 布団だけある ローテーブルだけある とりあえず座椅子を使っている こんな状態になりやすいものです。 でも、この組み合わせはかなり危険です。 ローテーブル中心の生活になると、どうしても あぐら 体育座り 背中を丸めた前かがみ姿勢 もたれた座り方 が増えます。 すると、背骨が丸まりやすくなり、腰や背中への負担が積み重なっていきます。最初は気にならなくても、数日から数週間で「なんか腰が痛い」「背中が重い」となってくる方がとても多いです。 座椅子は楽そうに見えて、実は要注意 座椅子を使っている方は多いですが、僕自身は今、座椅子はあまりおすすめしていません。 なぜかというと、座椅子は楽に見えて、実際には もたれやすい 骨盤が寝やすい 背骨が丸まりやすい という特徴があるからです。 つまり、「楽な姿勢」ではあっても、体にとって良い姿勢とは限らないということです。 もし使うとしても、座椅子に深くもたれて長時間過ごすより、高さを調整するための補助的な使い方に留めたほうがいいでしょう。 新生活で最初に買うなら、ベッドより机 ここが一番大事です。 僕が新生活の部屋づくりで「最初に買ったほうがいい」と思うのは、ベッドよりも机です。 しかも、できればただの机ではなく、高さを変えられるスタンディングデスクが理想です。 なぜか。 机があると、 座って食事ができる パソコン作業ができる 本が読める 必要に応じて立って作業できる つまり、生活の中に「床に崩れて過ごす時間」を減らせます。 立てる環境があるだけで、同じワンルームでも体への負担はかなり変わります。一台で食事、仕事、読書までまかなえるので、結果的にかなり合理的です。 椅子は高級でなくてもいい。でも机は大事 意外に思われるかもしれませんが、最初の予算配分としては、椅子より机を優先したほうがいいです。 もちろんアーユルチェアのような良い椅子があれば理想ですが、最初から全部揃えなくても大丈夫です。 椅子は一旦シンプルなもので構いません。大切なのは、坐骨を立てて骨盤から座れる環境を作ることです。 それよりも、机の高さが合わない、立てない、作業場所がない、となると、結局また床生活に戻ってしまいます。だからこそ、まずは机への投資が優先です。 布団はむしろ便利。空間を広く使える 一方で、ベッドは絶対に必要かというと、そうでもありません。 布団の良さは、たためることです。たたんでしまえば空間が広くなるので、 ストレッチができる 大の字で寝転べる 背伸びができる こうした“体をリセットする時間”が作りやすくなります。 部屋が狭いほど、家具を増やしすぎないことは大切です。余白があるだけで、体は楽になります。 床に座るなら、この2つだけは守ってほしい とはいえ、日本の生活では床に座る時間をゼロにするのは難しいです。だからこそ、最低限の工夫が必要です。 1. あぐらの時は高さを足す そのまま床にあぐらをかくと、骨盤が後ろに倒れて背中が丸まりやすくなります。 そんな時は、座布団やクッション、畳んだ布団などを使ってお尻の位置を少し高くすること。これだけでも、背骨はかなり起こしやすくなります。 2. ときどき正座を入れる 正座ができる方なら、あぐらばかりでなく、ときどき正座を入れるのもおすすめです。同じ形で固まり続けないことが大事です。 床生活では、楽な姿勢に流れるとすぐ体が崩れます。だからこそ、姿勢を変える工夫が必要です。 座る時に本当に大切なのは「背骨」と「股関節」 僕が日々お伝えしているのは、背骨を曲げないこと、そして股関節から曲げて座ることです。 目安になるのは、壁に立った時の姿勢です。 かかと お尻 肩甲骨 頭 これが自然にそろうような、まっすぐな状態。その背骨の形をできるだけ保ったまま座れるかどうかが大切です。 座る時に腰から潰れるように曲がるのではなく、股関節から折りたたむように座る。 この意識があるだけでも、体への負担はかなり変わります。 疲れたら、無理に座り続けない これも大事です。 座っていて疲れたら、姿勢を頑張るより先に、いったん横になるほうがいいことがあります。 大の字になって背伸びをする。それだけでも背骨や股関節まわりがリセットされやすくなります。 ずっと良い姿勢でい続けることが正解ではありません。崩れたまま固まり続けないことのほうが大事です。 まとめ|新生活の部屋は「体が整う環境」を先につくる 新生活では、見た目や便利さで家具を選びたくなります。でも本当に大切なのは、その家具が体の使い方を悪くしないかどうかです。 今回のポイントをまとめると、 ローテーブル中心の生活は腰や背中を痛めやすい 座椅子は楽でも、姿勢が崩れやすい 最初に買うならベッドより机 理想はスタンディングデスク 床に座るなら高さを足す 疲れたら横になって背伸びする 背骨を曲げず、股関節から座る 新生活は、生活を整えるタイミングでもあります。そして住環境は、そのまま体の使い方に直結します。 なんとなく家具を揃えるのではなく、これからの体を守るために何を置くかを考えてみてください。 部屋が変わると、姿勢が変わります。姿勢が変わると、毎日の過ごし方が変わります。そして毎日の過ごし方が変わると、人生は確実に変わっていきます。 体を見直す時間は、人生を見直す時間です。   ■Youtube|姿勢治療家の「姿勢の医学」チャンネル 正しい姿勢と正しいカラダの使い方配信中 https://www.youtube.com/user/nakanoseitai ■twitter|勢治療家仲野孝明公式 https://twitter.com/sisei_nakano ■動画講座|いつでもどこでも学べる姿勢 暮らしの解剖学~痛めない・疲れないための正しい体の使い方~ https://senakano.jp/campaign/ondemand/ ■メルマガ登録|仲野孝明メールマガジン 6ヘルスを軸にした日々の気づきコラム配信中。 http://takaakinakano.com/mail-register/ ■オンラインSHOP|姿勢治療家印のグッズ販売 自分が使いたい商品をつくっちゃいました https://shop.senakano.jp/ ■公式ページ|姿勢治療家仲野孝明 http://takaakinakano.com/ ■仲野整體東京青山|姿勢治療家HEADOFFICE 治療のご相談はこちら https://senakano.jp/

  7. APR 9

    第504回 姿勢治療家と船酔いと姿勢と

    今回は、姿勢治療家(R)が考える健康の要素、6ヘルス(構造・睡眠・食・運動・精神・呼吸)の中の「構造・精神」の話です。 この前、与那国島で人生初のカジキ釣りに行ってきました。 5泊6日、与那国島で人生初のカジキ釣りへ 初日、船酔いは想像を超えてきた 息子も初日でダウン。それでも最後に出た言葉は「楽しかった」 海に出られない2日間は、島を走って身体を見つめ直した 最終日、もっと時化ていたのに、自分は酔わなかった 息子は最終日も酔った。でも初日より少し元気だった カジキは釣れなかった。でも学びは大きかった 最終日に、船長へ身体の使い方をお伝えできた 帰り道のテビチそばと与那国海塩も、いい締めくくりでした 船酔いも姿勢だった。だから次につながる 関連ブログ カジキは釣れなくても大収穫。与那国島で学んだ「船酔いも姿勢だった」という話 https://takaakinakano.com/yonaguni-kajiki-shipsickness-posture/   体を見直す時間は、人生を見直す時間です。   ■Youtube|姿勢治療家の「姿勢の医学」チャンネル 正しい姿勢と正しいカラダの使い方配信中 https://www.youtube.com/user/nakanoseitai ■twitter|勢治療家仲野孝明公式 https://twitter.com/sisei_nakano ■動画講座|いつでもどこでも学べる姿勢 暮らしの解剖学~痛めない・疲れないための正しい体の使い方~ https://senakano.jp/campaign/ondemand/ ■メルマガ登録|仲野孝明メールマガジン 6ヘルスを軸にした日々の気づきコラム配信中。 http://takaakinakano.com/mail-register/ ■オンラインSHOP|姿勢治療家印のグッズ販売 自分が使いたい商品をつくっちゃいました https://shop.senakano.jp/ ■公式ページ|姿勢治療家仲野孝明 http://takaakinakano.com/ ■仲野整體東京青山|姿勢治療家HEADOFFICE 治療のご相談はこちら https://senakano.jp/

  8. APR 2

    第503回 歩いたり走るとふくらはぎや足裏が痛くなる人へ。大事なのは「蹴る」より「離す」こと

    今回は、姿勢治療家(R)が考える健康の要素、6ヘルス(構造・睡眠・食・運動・精神・呼吸)の中の「構造・運動」の話です。 マラソンシーズンになると、患者さんの中にも大会に出られる方が増えます。その中でよく聞くのが、 後半になるとふくらはぎがつる 足の裏が痛くなる アキレス腱まわりに張りが出る 靴ずれしやすい といった悩みです。 こういう症状があると、「走るってそういうものなのかな」と思ってしまう方もいます。ですが実際は、そうとは限りません。 かなりの割合で、体の使い方を見直すことで負担は変えられます。 長い距離ほど「蹴る走り」は負担が大きい 歩く時も走る時も、多くの方は無意識に、地面をぐっと蹴って前に進むイメージを持っています。 もちろん、短い距離を速く進むなら、それが必要な場面もあります。10m、20mのダッシュなら、しっかり力を使って前に進む動きは有効です。 ただ、マラソンのように距離が長くなると話は別です。 地面を強く蹴るたびに、ふくらはぎや足裏の筋肉を何度も強く収縮させることになります。それを何千回、何万回と繰り返せば、当然使いすぎになります。 結果として、 ふくらはぎが張る 足の裏が痛む アキレス腱に負担が集まる ということが起こりやすくなります。 足は「蹴る」より「離す」 では、どう考えればいいのか。 ポイントは、足で地面を蹴るのではなく、地面から足を離すように使うことです。 この感覚は少し抽象的に聞こえるかもしれませんが、たとえば以前お伝えしていた「切手をはがすように足を離す」というイメージが近いです。 足の裏が地面にベタッとついている状態を、封筒に貼られた切手だと考えてみてください。そこから、力任せにベリッとはがすのではなく、かかと側から丁寧に、そっとはがしていく。 そんな感覚で足が地面から抜けていくと、余計な力が入りにくくなります。 大事なのは、足の裏が後ろを向いて蹴り上がる感じではなく、足の裏が下を向いたまま自然に前へ抜けていくことです。 この使い方ができるようになると、足首から先に余計な力が入らなくなり、長い距離でも壊れにくくなります。 リラックスして走れる人ほど壊れにくい 実際、故障しにくい人ほど、必要以上に力を入れていません。 特にジョギングや長い距離では、膝から下にほとんど力を入れないくらいの感覚の方がうまくいくことがあります。 速く走る瞬間や、短く強い力が必要な場面では力を使う。でも、普段の移動や長距離では、なるべく余計な力を抜く。 この切り替えがとても大切です。 常に踏ん張る。常に頑張る。常にどこかを使い続ける。 この状態では、体はもちません。 人間の体は、本来そんなに壊れやすくできていません。壊れている時は、多くの場合、どこかで使い方を間違えているサインです。 こんなサインがある人は「蹴りすぎ」かもしれない 自分ではよく分からない方もいると思います。そんな時は、次のようなサインをチェックしてみてください。 ふくらはぎがいつも張る 足裏が疲れやすい 靴ずれしやすい アキレス腱が片側だけ太い、硬い 足首や足指が固い 指で地面をつかもうとしてしまう こうした傾向がある方は、足で踏ん張りすぎている可能性があります。 最近はベアフット系の靴も流行っていますが、ここでも誤解が起こりやすいです。 「足指を広げて使う」「地面をつかむように歩く」 こう聞くと、指先に力を入れて踏ん張ればいいと思う方がいます。でも実際は、指先でつかみにいくほど固くなることも多いです。 感覚を使うことと、力を入れてつかむことは別物です。 現代人は「力を抜くこと」が苦手になっている 本質はとてもシンプルです。ですが、現代人はそのシンプルなことが難しくなっています。 なぜかというと、日常の中で体が鈍っているからです。 座る時間が長い 靴に守られすぎている 本来の動きをしなくなっている その結果、「力を抜いてください」と言われても、そもそも抜き方が分からない。だから不調が続くのです。 子どもの頃のように、自然に、全身を連動させて使えていれば、もっと楽に動けるはずです。本来の人間の体は、もっとしなやかで、もっと丈夫です。 AIで調べる人が増えた時代に感じること 最近の診療では、もうひとつ面白い変化があります。 それは、患者さんがAIを使って自分の状態をかなり細かく整理してから来られることです。 症状を入力して、かなり長い分析レポートのようなものを持って来られる方も増えました。専門用語がたくさん並んでいて、一見するとすごく詳しく見えます。 でも、実際には情報が重複していたり、本質とは少しずれていたりすることもあります。 つまり、AIは「分かった気」にさせるのは得意だけれど、そこから何をするかは別問題ということです。 ただし、これは悪いことではありません。むしろ、自分の状態を振り返るきっかけとしてはとても有効です。 自分の悩みを言語化する 時系列で整理する 何に困っているのかを見つめ直す この段階までできていると、診療のキャッチボールはかなり早くなります。 AIは便利。でも最後は「実際の体」を見ることが大事 AIはショートカットになります。調べ物にも使えますし、仮説を立てる助けにもなります。 ただ、体は検索結果だけでは分かりません。 文化の違い、生活習慣の違い、足の使い方の癖、過去の積み重ね。そういうものは、実際に話を聞いたり、動きを見たりしないと見えてこないことが多いです。 たとえば海外の情報では有効な方法でも、日本人の体や生活習慣にはそのまま当てはまらないこともあります。 情報は便利です。でも最後は、目の前のその人の体に合っているかが大事です。 まとめ 走っていてふくらはぎや足裏が痛くなる人は、頑張りが足りないのではありません。むしろ逆で、頑張りすぎていることが多いです。 地面を蹴りすぎない 足を地面から丁寧に離す 膝から下を使いすぎない 指でつかみすぎない 全体で楽に動く この感覚を身につけるだけでも、体の負担は変わってきます。 そして、AIで情報を集める時代だからこそ、大事なのは情報量ではなく、自分の体で何が起きているかを見抜くことです。 体は、ちゃんと使えばもっと楽に動けます。不調は我慢するものではなく、見直すためのサインです。 走ること、歩くこと、日常の動き。その土台を整えたい方は、まずは自分の「使い方」を見直してみてください。   体を見直す時間は、人生を見直す時間です。   ■Youtube|姿勢治療家の「姿勢の医学」チャンネル 正しい姿勢と正しいカラダの使い方配信中 https://www.youtube.com/user/nakanoseitai ■twitter|勢治療家仲野孝明公式 https://twitter.com/sisei_nakano ■動画講座|いつでもどこでも学べる姿勢 暮らしの解剖学~痛めない・疲れないための正しい体の使い方~ https://senakano.jp/campaign/ondemand/ ■メルマガ登録|仲野孝明メールマガジン 6ヘルスを軸にした日々の気づきコラム配信中。 http://takaakinakano.com/mail-register/ ■オンラインSHOP|姿勢治療家印のグッズ販売 自分が使いたい商品をつくっちゃいました https://shop.senakano.jp/ ■公式ページ|姿勢治療家仲野孝明 http://takaakinakano.com/ ■仲野整體東京青山|姿勢治療家HEADOFFICE 治療のご相談はこちら https://senakano.jp/

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ビジネスをする上で最も大切であり、気づいていないこと。それが体と心に影響する姿勢です。 私は、創業大正15年からのべ180万人以上の方を治療、二度の藍綬褒章を受章した治療家一家の4代目です。肩こりや腰痛で仕事がはかどらない方や、病気とは言えない体調不調の方には、共通の原因があります。正しい使い方を知らなかったこと。便利な時代“今”だからこそ意識してほしい“姿勢”。 健康に生きたい人をサポートする仕事、姿勢治療家®の立場から、Helth6「骨格構造、睡眠、食事、運動、呼吸、精神」から、すぐ実践できること、日々の気づきや自ら実践していることをお届けします。仲野整體東京青山 https://senakano.jp/

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