キリストの平和教会

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  1. JAN 20

    2025年1月19日「聖霊は突破させる」使徒の働き第10章44節~第11章18節 岩本遠億牧師

    使徒の働き第10章44節~第11章18節 10:44 ペテロがなおもこれらのことを話し続けていると、みことばを聞いていたすべての人々に、聖霊が下った。 10:45 割礼を受けている信者で、ペテロと一緒に来た人たちは、異邦人にも聖霊の賜物が注がれたことに驚いた。 10:46 彼らが異言を語り、神を賛美するのを聞いたからである。するとペテロは言った。 10:47 「この人たちが水でバプテスマを受けるのを、だれが妨げることができるでしょうか。私たちと同じように聖霊を受けたのですから。」 10:48 ペテロはコルネリウスたちに命じて、イエス・キリストの名によってバプテスマを受けさせた。それから、彼らはペテロに願って、何日か滞在してもらった。 11:1 さて、使徒たちとユダヤにいる兄弟たちは、異邦人たちも神のことばを受け入れたことを耳にした。 11:2 そこで、ペテロがエルサレムに上って来たとき、割礼を受けている者たちが、彼を非難して、 11:3 「あなたは割礼を受けていない者たちのところに行って、彼らと一緒に食事をした」と言った。 11:4 そこで、ペテロは彼らに事の次第を順序立てて説明した。 11:5 「私はヤッファの町で祈っていました。すると、夢心地になり、幻を見ました。大きな敷布のような入れ物が、四隅をつり下げられ、天から降りて来て、私のところに届いたのです。 11:6 その中をよく見ると、地の四つ足の動物、獣、這うもの、空の鳥が見えました。 11:7 そして、『ペテロよ、さあ、屠って食べなさい』と言う声を聞きました。 11:8 しかし私は、『主よ、そんなことはできません。私は、きよくない物や汚れた物を、まだ一度も口に入れたことがありません』と言いました。 11:9 すると、もう一度天から声が返って来ました。『神がきよめた物を、あなたがきよくないと言ってはならない。』 11:10 このようなことが三回あって、すべての物が再び天に引き上げられました。 11:11 すると、なんとちょうどそのとき、三人の人が私たちがいた家の前に立っていたのです。カイサリアから私のところに遣わされた人たちでした。 11:12 そして御霊は私に、ためらわずにその人たちと一緒に行くように言われました。そこで、ここにいる六人の兄弟たちも同行して、私たちはその人の家に入りました。 11:13 すると、その人は、御使いが自分の家の中に立っているのを見たこと、そして次のように語ったことを私たちに話してくれました。『ヤッファに人を遣わして、ペテロと呼ばれるシモンを招きなさい。 11:14 その人が、あなたとあなたの家の者たち全員を救うことばを、あなたに話してくれます。』 11:15 そこで、私が話し始めると、聖霊が初めに私たちの上に下ったのと同じように、彼らの上に下ったのです。 11:16 私は主が、『ヨハネは水でバプテスマを授けたが、あなたがたは聖霊によるバプテスマを授けられる』と言われたことばを思い起こしました。 11:17 ですから、神が、私たちが主イエス・キリストを信じたときに私たちに下さったのと同じ賜物を、彼らにもお授けになったのなら、どうして私などが、神がなさることを妨げることができるでしょうか。」 11:18 人々はこれを聞いて沈黙した。そして「それでは神は、いのちに至る悔い改めを異邦人にもお与えになったのだ」と言って、神をほめたたえた。

    39 min
  2. JAN 20

    2024年1月12日「神は真のアイデンティティを与える」使徒の働き第10章23節~48節 岩本遠億牧師

    使徒の働き第10章23節~48節 新改訳 10:23 それでペテロは、彼らを迎え入れて泊まらせた。翌日、ペテロは立って、彼らと一緒に出かけた。ヤッファの兄弟たちも数人同行した。 10:24 そして次の日、ペテロはカイサリアに着いた。コルネリウスは、親族や親しい友人たちを呼び集めて、彼らを待っていた。 10:25 ペテロが着くと、コルネリウスは迎えに出て、足もとにひれ伏して拝んだ。 10:26 するとペテロは彼を起こして、「お立ちください。私も同じ人間です」と言った。 10:27 そして、コルネリウスとことばを交わしながら家に入り、多くの人が集まっているのを見て、 10:28 その人たちにこう言った。「ご存じのとおり、ユダヤ人には、外国人と交わったり、外国人を訪問したりすることは許されていません。ところが、神は私に、どんな人のことも、きよくない者であるとか汚れた者であるとか言ってはならないことを、示してくださいました。 10:29 それで、お招きを受けたとき、ためらうことなく来たのです。そこでお尋ねしますが、あなたがたは、どういうわけで私をお招きになったのですか。」 10:30 すると、コルネリウスが言った。「四日前のこの時刻に、私が家で午後三時の祈りをしていますと、なんと、輝いた衣を着た人が私の前に立って、 10:31 こう言いました。『コルネリウス。あなたの祈りは聞き入れられ、あなたの施しは神の前に覚えられています。 10:32 だから、ヤッファに人を送って、ペテロと呼ばれるシモンを招きなさい。この人は海辺にある、皮なめし職人のシモンの家に泊まっています。』 10:33 それで、私はすぐにあなたのところに人を送ったのです。ようこそおいでくださいました。今、私たちはみな、主があなたにお命じになったすべてのことを伺おうとして、神の御前に出ております。」 10:34 そこで、ペテロは口を開いてこう言った。「これで私は、はっきり分かりました。神はえこひいきをする方ではなく、 10:35 どこの国の人であっても、神を恐れ、正義を行う人は、神に受け入れられます。 10:36 神は、イスラエルの子らにみことばを送り、イエス・キリストによって平和の福音を宣べ伝えられました。このイエス・キリストはすべての人の主です。 10:37 あなたがたは、ヨハネが宣べ伝えたバプテスマの後、ガリラヤから始まって、ユダヤ全土に起こった事柄をご存じです。 10:38 それは、ナザレのイエスのことです。神はこのイエスに聖霊と力によって油を注がれました。イエスは巡り歩いて良いわざを行い、悪魔に虐げられている人たちをみな癒やされました。それは神がイエスとともにおられたからです。 10:39 私たちは、イエスがユダヤ人の地とエルサレムで行われた、すべてのことの証人です。人々はこのイエスを木にかけて殺しましたが、 10:40 神はこの方を三日目によみがえらせ、現れさせてくださいました。 10:41 民全体にではなく、神によって前もって選ばれた証人である私たちに現れたのです。私たちは、イエスが死者の中からよみがえられた後、一緒に食べたり飲んだりしました。 10:42 そしてイエスは、ご自分が、生きている者と死んだ者のさばき主として神が定めた方であることを、人々に宣べ伝え、証しするように、私たちに命じられました。 10:43 預言者たちもみなイエスについて、この方を信じる者はだれでも、その名によって罪の赦しが受けられると、証ししています。」 10:44 ペテロがなおもこれらのことを話し続けていると、みことばを聞いていたすべての人々に、聖霊が下った。 10:45 割礼を受けている信者で、ペテロと一緒に来た人たちは、異邦人にも聖霊の賜物が注がれたことに驚いた。 10:46 彼らが異言を語り、神を賛美するのを聞いたからである。するとペテロは言った。 10:47 「この人たちが水でバプテスマを受けるのを、だれが妨げることができるでしょうか。私たちと同じように聖霊を受けたのですから。」 10:48 ペテロはコルネリウスたちに命じて、イエス・キリストの名によってバプテスマを受けさせた。それから、彼らはペテロに願って、何日か滞在してもらった。

    35 min
  3. JAN 20

    2025年1月5日「聖霊は自己の壁を突き破る」使徒の働き第10章1節~23節 岩本遠億牧師

    使徒の働き第10章1節~23節 新改訳 10:1 さて、カイサリアにコルネリウスという名の人がいた。イタリア隊という部隊の百人隊長であった。 10:2 彼は敬虔な人で、家族全員とともに神を恐れ、民に多くの施しをし、いつも神に祈りをささげていた。 10:3 ある日の午後三時ごろ、彼は幻の中で、はっきりと神の御使いを見た。その御使いは彼のところに来て、「コルネリウス」と呼びかけた。 10:4 彼は御使いを見つめていたが、恐ろしくなって言った。「主よ、何でしょうか。」すると御使いは言った。「あなたの祈りと施しは神の御前に上って、覚えられています。 10:5 さあ今、ヤッファに人を遣わして、ペテロと呼ばれているシモンという人を招きなさい。 10:6 その人は、シモンという皮なめし職人のところに泊まっています。その家は海辺にあります。」 10:7 御使いが彼にこう語って立ち去ると、コルネリウスはしもべたちのうち二人と、彼の側近の部下のうち敬虔な兵士一人を呼び、 10:8 すべてのことを説明して、彼らをヤッファに遣わした。 10:9 翌日、この人たちが旅を続けて、町の近くまで来たころ、ペテロは祈るために屋上に上った。昼の十二時ごろであった。 10:10 彼は空腹を覚え、何か食べたいと思った。ところが、人々が食事の用意をしているうちに、彼は夢心地になった。 10:11 すると天が開け、大きな敷布のような入れ物が、四隅をつるされて地上に降りて来るのが見えた。 10:12 その中には、あらゆる四つ足の動物、地を這うもの、空の鳥がいた。 10:13 そして彼に、「ペテロよ、立ち上がり、屠って食べなさい」という声が聞こえた。 10:14 しかし、ペテロは言った。「主よ、そんなことはできません。私はまだ一度も、きよくない物や汚れた物を食べたことがありません。」 10:15 すると、もう一度、声が聞こえた。「神がきよめた物を、あなたがきよくないと言ってはならない。」 10:16 このようなことが三回あってから、すぐにその入れ物は天に引き上げられた。 10:17 ペテロが、今見た幻はいったいどういうことだろうか、と一人で思い惑っていると、なんと、コルネリウスから遣わされた人たちがシモンの家を捜し当てて、その門口に立ち、 10:18 声をかけて、「ペテロと呼ばれているシモンはここに泊まっていますか」と尋ねていた。 10:19 ペテロは幻について思い巡らしていたが、御霊が彼に言われた。「見なさい。三人の人があなたを訪ねて来ています。 10:20 さあ、下に降りて行き、ためらわずに彼らと一緒に行きなさい。わたしが彼らを遣わしたのです。」 10:21 そこでペテロは、その人たちのところに降りて行って、言った。「あなたがたが探しているのは、この私です。どんなご用でおいでになったのですか。」 10:22 すると、彼らは言った。「正しい人で、神を恐れ、ユダヤの民全体に評判が良い百人隊長コルネリウスが、あなたを自分の家に招いて、あなたから話を聞くようにと、聖なる御使いから示されました。」 10:23 それでペテロは、彼らを迎え入れて泊まらせた。翌日、ペテロは立って、彼らと一緒に出かけた。ヤッファの兄弟たちも数人同行した。

    45 min
  4. JAN 20

    2024年12月22日「キリストは全ての壁を打ち破るために来た」ルカの福音書第2章1節~20節 岩本遠億牧師

    ルカの福音書第2章1節~20節 新改訳 2:1 そのころ、全世界の住民登録をせよという勅令が、皇帝アウグストゥスから出た。 2:2 これは、キリニウスがシリアの総督であったときの、最初の住民登録であった。 2:3 人々はみな登録のために、それぞれ自分の町に帰って行った。 2:4 ヨセフも、ダビデの家に属し、その血筋であったので、ガリラヤの町ナザレから、ユダヤのベツレヘムというダビデの町へ上って行った。 2:5 身重になっていた、いいなずけの妻マリアとともに登録するためであった。 2:6 ところが、彼らがそこにいる間に、マリアは月が満ちて、 2:7 男子の初子を産んだ。そして、その子を布にくるんで飼葉桶に寝かせた。宿屋には彼らのいる場所がなかったからである。 2:8 さて、その地方で、羊飼いたちが野宿をしながら、羊の群れの夜番をしていた。 2:9 すると、主の使いが彼らのところに来て、主の栄光が周りを照らしたので、彼らは非常に恐れた。 2:10 御使いは彼らに言った。「恐れることはありません。見なさい。私は、この民全体に与えられる、大きな喜びを告げ知らせます。 2:11 今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。 2:12 あなたがたは、布にくるまって飼葉桶に寝ているみどりごを見つけます。それが、あなたがたのためのしるしです。」 2:13 すると突然、その御使いと一緒におびただしい数の天の軍勢が現れて、神を賛美した。 2:14 「いと高き所で、栄光が神にあるように。地の上で、平和がみこころにかなう人々にあるように。」 2:15 御使いたちが彼らから離れて天に帰ったとき、羊飼いたちは話し合った。「さあ、ベツレヘムまで行って、主が私たちに知らせてくださったこの出来事を見届けて来よう。」 2:16 そして急いで行って、マリアとヨセフと、飼葉桶に寝ているみどりごを捜し当てた。 2:17 それを目にして羊飼いたちは、この幼子について自分たちに告げられたことを知らせた。 2:18 聞いた人たちはみな、羊飼いたちが話したことに驚いた。 2:19 しかしマリアは、これらのことをすべて心に納めて、思いを巡らしていた。 2:20 羊飼いたちは、見聞きしたことがすべて御使いの話のとおりだったので、神をあがめ、賛美しながら帰って行った。

    27 min
  5. JAN 20

    2024年12月8日「聖霊は歴史を動かす」ルカの福音書第1章26~56節 岩本遠億牧師

    ルカの福音書第1章26~56節 新改訳 1:22 やがて彼は出て来たが、彼らに話をすることができなかった。それで、彼が神殿で幻を見たことが分かった。ザカリヤは彼らに合図をするだけで、口がきけないままであった。 1:23 やがて務めの期間が終わり、彼は自分の家に帰った。 1:24 25 しばらくして、妻エリサベツは身ごもった。そして、「主は今このようにして私に目を留め、人々の間から私の恥を取り除いてくださいました」と言い、五か月の間、安静にしていた。 1:25 【前節と合節】 1:26 さて、その六か月目に、御使いガブリエルが神から遣わされて、ガリラヤのナザレという町の一人の処女のところに来た。 1:27 この処女は、ダビデの家系のヨセフという人のいいなずけで、名をマリアといった。 1:28 御使いは入って来ると、マリアに言った。「おめでとう、恵まれた方。主があなたとともにおられます。」 1:29 しかし、マリアはこのことばにひどく戸惑って、これはいったい何のあいさつかと考え込んだ。 1:30 すると、御使いは彼女に言った。「恐れることはありません、マリア。あなたは神から恵みを受けたのです。 1:31 見なさい。あなたは身ごもって、男の子を産みます。その名をイエスとつけなさい。 1:32 その子は大いなる者となり、いと高き方の子と呼ばれます。また神である主は、彼にその父ダビデの王位をお与えになります。 1:33 彼はとこしえにヤコブの家を治め、その支配に終わりはありません。」 1:34 マリアは御使いに言った。「どうしてそのようなことが起こるのでしょう。私は男の人を知りませんのに。」 1:35 御使いは彼女に答えた。「聖霊があなたの上に臨み、いと高き方の力があなたをおおいます。それゆえ、生まれる子は聖なる者、神の子と呼ばれます。 1:36 見なさい。あなたの親類のエリサベツ、あの人もあの年になって男の子を宿しています。不妊と言われていた人なのに、今はもう六か月です。 1:37 神にとって不可能なことは何もありません。」 1:38 マリアは言った。「ご覧ください。私は主のはしためです。どうぞ、あなたのおことばどおり、この身になりますように。」すると、御使いは彼女から去って行った。 1:39 それから、マリアは立って、山地にあるユダの町に急いで行った。 1:40 そしてザカリヤの家に行って、エリサベツにあいさつした。 1:41 エリサベツがマリアのあいさつを聞いたとき、子が胎内で躍り、エリサベツは聖霊に満たされた。 1:42 そして大声で叫んだ。「あなたは女の中で最も祝福された方。あなたの胎の実も祝福されています。 1:43 私の主の母が私のところに来られるとは、どうしたことでしょう。 1:44 あなたのあいさつの声が私の耳に入った、ちょうどそのとき、私の胎内で子どもが喜んで躍りました。 1:45 主によって語られたことは必ず実現すると信じた人は、幸いです。」 1:46 マリアは言った。「私のたましいは主をあがめ、 1:47 私の霊は私の救い主である神をたたえます。 1:48 この卑しいはしために目を留めてくださったからです。ご覧ください。今から後、どの時代の人々も私を幸いな者と呼ぶでしょう。 1:49 力ある方が、私に大きなことをしてくださったからです。その御名は聖なるもの、 1:50 主のあわれみは、代々にわたって主を恐れる者に及びます。 1:51 主はその御腕で力強いわざを行い、心の思いの高ぶる者を追い散らされました。 1:52 権力のある者を王位から引き降ろし、低い者を高く引き上げられました。 1:53 飢えた者を良いもので満ち足らせ、富む者を何も持たせずに追い返されました。 1:54 主はあわれみを忘れずに、そのしもべイスラエルを助けてくださいました。 1:55 私たちの父祖たちに語られたとおり、アブラハムとその子孫に対するあわれみをいつまでも忘れずに。」 1:56 マリアは、三か月ほどエリサベツのもとにとどまって、家に帰った。

    41 min
  6. JAN 20

    2024年12月1日「真の願いを知る時」ルカの福音書第1章 岩本遠億牧師

    ルカの福音書第1章 新改訳 1:1 2 私たちの間で成し遂げられた事柄については、初めからの目撃者で、みことばに仕える者となった人たちが私たちに伝えたとおりのことを、多くの人がまとめて書き上げようとすでに試みています。 1:3 私も、すべてのことを初めから綿密に調べていますから、尊敬するテオフィロ様、あなたのために、順序立てて書いて差し上げるのがよいと思います。 1:4 それによって、すでにお受けになった教えが確かであることを、あなたによく分かっていただきたいと思います。 1:5 ユダヤの王ヘロデの時代に、アビヤの組の者でザカリヤという名の祭司がいた。彼の妻はアロンの子孫で、名をエリサベツといった。 1:6 二人とも神の前に正しい人で、主のすべての命令と掟を落度なく行っていた。 1:7 しかし、彼らには子がいなかった。エリサベツが不妊だったからである。また、二人ともすでに年をとっていた。 1:8 さてザカリヤは、自分の組が当番で、神の前で祭司の務めをしていたとき、 1:9 祭司職の慣習によってくじを引いたところ、主の神殿に入って香をたくことになった。 1:10 彼が香をたく間、外では大勢の民がみな祈っていた。 1:11 すると、主の使いが彼に現れて、香の祭壇の右に立った。 1:12 これを見たザカリヤは取り乱し、恐怖に襲われた。 1:13 御使いは彼に言った。「恐れることはありません、ザカリヤ。あなたの願いが聞き入れられたのです。あなたの妻エリサベツは、あなたに男の子を産みます。その名をヨハネとつけなさい。 1:14 その子はあなたにとって、あふれるばかりの喜びとなり、多くの人もその誕生を喜びます。 1:15 その子は主の御前に大いなる者となるからです。彼はぶどう酒や強い酒を決して飲まず、まだ母の胎にいるときから聖霊に満たされ、 1:16 イスラエルの子らの多くを、彼らの神である主に立ち返らせます。 1:17 彼はエリヤの霊と力で、主に先立って歩みます。父たちの心を子どもたちに向けさせ、不従順な者たちを義人の思いに立ち返らせて、主のために、整えられた民を用意します。」 1:18 ザカリヤは御使いに言った。「私はそのようなことを、何によって知ることができるでしょうか。この私は年寄りですし、妻ももう年をとっています。」 1:19 御使いは彼に答えた。「この私は神の前に立つガブリエルです。あなたに話をし、この良い知らせを伝えるために遣わされたのです。 1:20 見なさい。これらのことが起こる日まで、あなたは口がきけなくなり、話せなくなります。その時が来れば実現する私のことばを、あなたが信じなかったからです。」 1:21 民はザカリヤを待っていたが、神殿で手間取っているので、不思議に思っていた。 1:22 やがて彼は出て来たが、彼らに話をすることができなかった。それで、彼が神殿で幻を見たことが分かった。ザカリヤは彼らに合図をするだけで、口がきけないままであった。 1:23 やがて務めの期間が終わり、彼は自分の家に帰った。 1:24 25 しばらくして、妻エリサベツは身ごもった。そして、「主は今このようにして私に目を留め、人々の間から私の恥を取り除いてくださいました」と言い、五か月の間、安静にしていた。 1:25 【前節と合節】 1:26 さて、その六か月目に、御使いガブリエルが神から遣わされて、ガリラヤのナザレという町の一人の処女のところに来た。 1:27 この処女は、ダビデの家系のヨセフという人のいいなずけで、名をマリアといった。 1:28 御使いは入って来ると、マリアに言った。「おめでとう、恵まれた方。主があなたとともにおられます。」 1:29 しかし、マリアはこのことばにひどく戸惑って、これはいったい何のあいさつかと考え込んだ。 1:30 すると、御使いは彼女に言った。「恐れることはありません、マリア。あなたは神から恵みを受けたのです。 1:31 見なさい。あなたは身ごもって、男の子を産みます。その名をイエスとつけなさい。 1:32 その子は大いなる者となり、いと高き方の子と呼ばれます。また神である主は、彼にその父ダビデの王位をお与えになります。 1:33 彼はとこしえにヤコブの家を治め、その支配に終わりはありません。」 1:34 マリアは御使いに言った。「どうしてそのようなことが起こるのでしょう。私は男の人を知りませんのに。」 1:35 御使いは彼女に答えた。「聖霊があなたの上に臨み、いと高き方の力があなたをおおいます。それゆえ、生まれる子は聖なる者、神の子と呼ばれます。 1:36 見なさい。あなたの親類のエリサベツ、あの人もあの年になって男の子を宿しています。不妊と言われていた人なのに、今はもう六か月です。 1:37 神にとって不可能なことは何もありません。」 1:38 マリアは言った。「ご覧ください。私は主のはしためです。どうぞ、あなたのおことばどおり、この身になりますように。」すると、御使いは彼女から去って行った。 1:39 それから、マリアは立って、山地にあるユダの町に急いで行った。 1:40 そしてザカリヤの家に行って、エリサベツにあいさつした。 1:41 エリサベツがマリアのあいさつを聞いたとき、子が胎内で躍り、エリサベツは聖霊に満たされた。 1:42 そして大声で叫んだ。「あなたは女の中で最も祝福された方。あなたの胎の実も祝福されています。 1:43 私の主の母が私のところに来られるとは、どうしたことでしょう。 1:44 あなたのあいさつの声が私の耳に入った、ちょうどそのとき、私の胎内で子どもが喜んで躍りました。 1:45 主によって語られたことは必ず実現すると信じた人は、幸いです。」 1:46 マリアは言った。「私のたましいは主をあがめ、 1:47 私の霊は私の救い主である神をたたえます。 1:48 この卑しいはしために目を留めてくださったからです。ご覧ください。今から後、どの時代の人々も私を幸いな者と呼ぶでしょう。 1:49 力ある方が、私に大きなことをしてくださったからです。その御名は聖なるもの、 1:50 主のあわれみは、代々にわたって主を恐れる者に及びます。 1:51 主はその御腕で力強いわざを行い、心の思いの高ぶる者を追い散らされました。 1:52 権力のある者を王位から引き降ろし、低い者を高く引き上げられました。 1:53 飢えた者を良いもので満ち足らせ、富む者を何も持たせずに追い返されました。 1:54 主はあわれみを忘れずに、そのしもべイスラエルを助けてくださいました。 1:55 私たちの父祖たちに語られたとおり、アブラハムとその子孫に対するあわれみをいつまでも忘れずに。」 1:56 マリアは、三か月ほどエリサベツのもとにとどまって、家に帰った。 1:57 さて、月が満ちて、エリサベツは男の子を産んだ。 1:58 近所の人たちや親族は、主がエリサベツに大きなあわれみをかけてくださったことを聞いて、彼女とともに喜んだ。 1:59 八日目になり、人々は幼子に割礼を施すためにやって来た。彼らは幼子を父の名にちなんでザカリヤと名づけようとしたが、 1:60 母親は「いいえ、名はヨハネとしなければなりません」と言った。 1:61 彼らは彼女に「あなたの親族には、そのような名の人は一人もいません」と言った。 1:62 そして、幼子にどういう名をつけるつもりか、身振りで父親に尋ねた。 1:63 すると彼は書き板を持って来させて、「その子の名はヨハネ」と書いたので、人々はみな驚いた。 1:64 すると、ただちにザカリヤの口が開かれ、舌が解かれ、ものが言えるようになって神をほめたたえた。 1:65 近所に住む人たちはみな恐れを抱いた。そして、これらのことの一部始終が、ユダヤの山地全体に語り伝えられていった。 1:66 聞いた人たちはみな、これらのことを心にとどめ、「いったいこの子は何になるのでしょうか」と言った。主の御手がその子とともにあったからである。 1:67 さて、父親のザカリヤは聖霊に満たされて預言した。 1:68 「ほむべきかな、イスラエルの神、主。主はその御民を顧みて、贖いをなし、 1:69 救いの角を私たちのために、しもべダビデの家に立てられた。 1:70 古くから、その聖なる預言者たちの口を通して語られたとおりに。 1:71 この救いは、私たちの敵からの、私たちを憎むすべての者の手からの救いである。 1:72 主は私たちの父祖たちにあわれみを施し、ご自分の聖なる契約を覚えておられた。 1:73 私たちの父アブラハムに誓われ

    39 min

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