Zebra Talks / Zebras Cafe

Tokyo Zebras Unite

月に一回、Tokyo Zebras Uniteが、Facebookでのイベントのアーカイブなど、ゼブラ企業に関する情報をラジオ感覚で聞けるよう音声を配信します。

  1. Jun 29

    曽緋蘭さんと語る、「Hundred Skills of Man」

    みなさん、こんにちは。 今回のテーマは「Hundred Skills of Man(現代版の百のスキル)」。京都・京北を拠点にする株式会社ROOTS共同代表、曽緋蘭(フェイラン)さんをゲストにお迎えしました。 10代でサンフランシスコに渡ってインダストリアルデザインを学び、帰国後はオムロンヘルスケアでデザイナーとして働いていたフェイランさん。住まいを探すうちに偶然たどり着いた京北に移り住み、江戸中期建築の茅葺き古民家で暮らして15年になります。ROOTSでは、海外の学生や都市部の企業に向けた研修ツアーを手がけています。 軸になるのは、夫婦で2か月かけた20年ぶりの茅葺きの葺き替え。二十四節気に沿った茅の刈り時、屋根裏に棲みついていた無数の生きもの、「てんごり(恩送り)」と呼ばれる地域の相互扶助。千年続く里山の知恵を、27代目を名乗る隣人から教わってきた実感が語られます。人口減少や気候変動、AIの時代に、一人ひとりが多様な技能を持つとはどういうことか。それは「フィジカルに身体知を帯びたスキル」なのだ、とフェイランさんは言います。 自然と切り離された暮らしを、もう少し自分の手に取り戻したい方に向けたセッションです。 === 曽緋蘭(フェイラン)さん 株式会社ROOTS 共同代表 10代でサンフランシスコに移住し、7年ほどかけてインダストリアルデザイン/ヒューマンセンタードデザインを学ぶ。帰国後はオムロンヘルスケアでデザイナーとして勤務。15年前に京都・京北の茅葺き古民家へ移り住み、在職中から自宅を開いたイベントを重ねる。8年前、同時通訳者の中山慶さんとともに株式会社ROOTSを共同で設立。「Cross the Border, Connect with Roots」を理念に、里山の知恵(ローカルウィズダム)を軸とした教育研修・企業研修事業を展開している。 ▼ご感想 ぜひSNSで感想をシェアしてください! ▼「Zebra Talks」とは? 社会性と経済性の両立を目指す「ゼブラ企業」をテーマに、実践者・研究者・投資家など多様なゲストとともに議論するトークシリーズです。毎月オンラインで開催され、ゼブラの思想や実装、エコシステムについて深掘りしていきます。本ポッドキャストは、オンラインイベントの内容を音声コンテンツとしてお届けします。 ホスト:Tokyo Zebras Unite 共同創業者 田淵良敬     Tokyo Zebras Unite 共同創業者 陶山祐司     Tokyo Zebras Unite ストラテジスト 阿座上陽平 —------------------------------—---- 企画・運営:Tokyo Zebra Unite /Zebra and Company —------------------------------—----

    曽緋蘭さんと語る、「Hundred Skills of Man」
  2. May 30

    山口周さんと語る、「これから必要なビジネスとは?」

    みなさん、こんにちは。 第17回のテーマは「これから必要なビジネスとは?」。独立研究者・著作家の山口周さんをゲストにお迎えしました。 山口さんが持ち出すのは「クリティカルビジネス」という枠組みです。これまでのビジネスは、市場の不満や不便を解消し、顧客の欲望に応えてきた。対してクリティカルビジネスは、欲望のあり方や産業のあり方そのものを問い直す。顧客に怒られながらも「ありがとう」と言われて買われるような事業のことで、テスラやパタゴニアが例に挙がります。自著の中で一番気に入っているのに一番売れていない本だ、と笑いながら。 背景にあるのは成長の終わりです。先進7か国の平均GDP成長率は1960年代の5%台から2020年代は0.8%台へ。毎年3〜4%の成長が続いた時期は、人類史のわずか20年ほどの特異点にすぎない。山を登り終えて明るい高原に出た社会で、なお無理に成長を追えば、精神疾患や企業の不祥事が増える。話は、徳川家康が戦国の成長競争を終わらせた仕組みにまで及びます。 成長を前提としない事業の形を探している方へ向けたセッションです。 === 山口周さん 独立研究者・著作家・パブリックスピーカー 著書に『ビジネスの未来』『クリティカル・ビジネス・パラダイム』ほか多数。対談の終盤では、自身の衝動を「知的に面白いことに首を突っ込んでいたい」ことだと語る。考えるのが好き、読むのが好き、素敵な謎が好き。分かったら人に伝えたくなる。ただし書くこと自体は衝動ではないので職業作家にはなれない——連載を持ってみたら半年で音を上げた、という話も出てくる。 ▼ご感想 ぜひSNSで感想をシェアしてください! ▼「Zebra Talks」とは? 社会性と経済性の両立を目指す「ゼブラ企業」をテーマに、実践者・研究者・投資家など多様なゲストとともに議論するトークシリーズです。毎月オンラインで開催され、ゼブラの思想や実装、エコシステムについて深掘りしていきます。本ポッドキャストは、オンラインイベントの内容を音声コンテンツとしてお届けします。 ホスト:Tokyo Zebras Unite 共同創業者 田淵良敬     Tokyo Zebras Unite 共同創業者 陶山祐司     Tokyo Zebras Unite ストラテジスト 阿座上陽平 —------------------------------—---- 企画・運営:Tokyo Zebra Unite /Zebra and Company —------------------------------—----

    山口周さんと語る、「これから必要なビジネスとは?」
  3. Apr 29

    安田洋祐さんと語る、「経済学から見たゼブラ企業」

    みなさん、こんにちは。 今回のテーマは「経済学から見たゼブラ企業」。政策研究大学院大学教授で、株式会社エコノミクスデザイン共同創業者の安田洋祐さんをゲストにお迎えしました。 安田さんはまず、ゼブラ企業を経済学の言葉で置き直します。従来の営利企業は利潤の最大化が目的で、制約は市場と法規制だけ。ESG投資型は目的が利潤のままで、環境・社会・ガバナンスという制約が金融市場を通じて加わる。一方でパーパス経営型は目的と制約が入れ替わり、社会的価値の実現が目的に、利益の確保が制約に回る。ゼブラ企業はこの二つの混合で、どちら寄りかによって多様なバリエーションがある。SDGsやESGがこの違いを区別されないまま使われていることが問題だ、と指摘します。 後半はシグナリング理論へ。「社会に良いことをしています」という主張は、誰でもコストゼロで言えてしまう。有効なシグナルとは、本物にとっては安く、なんちゃってにとっては高くつくものです。営利企業なら財務諸表がその役目を果たしますが、ゼブラ企業にはまだ共通のシグナルがない。では何がそれになりうるのか。 自社の「本気度」をどう示すかに悩んでいる方へ向けたセッションです。 === 安田洋祐さん 政策研究大学院大学 教授/株式会社エコノミクスデザイン 共同創業者 ゲーム理論を専門とする経済学者。「経済学のビジネス活用」を掲げる株式会社エコノミクスデザインの共同創業者として、企業や自治体の課題に経済学の手法を応用している。社会的価値を金銭に換算するSROI、客観データのない領域で専門家の見立てを収束させるデルファイ法、消費者の本音を引き出す価格設定の仕組みなど、理論の実務への実装を手がける。 ▼ご感想 ぜひSNSで感想をシェアしてください! ▼「Zebra Talks」とは? 社会性と経済性の両立を目指す「ゼブラ企業」をテーマに、実践者・研究者・投資家など多様なゲストとともに議論するトークシリーズです。毎月オンラインで開催され、ゼブラの思想や実装、エコシステムについて深掘りしていきます。本ポッドキャストは、オンラインイベントの内容を音声コンテンツとしてお届けします。 ホスト:Tokyo Zebras Unite 共同創業者 田淵良敬     Tokyo Zebras Unite 共同創業者 陶山祐司     Tokyo Zebras Unite ストラテジスト 阿座上陽平 —------------------------------—---- 企画・運営:Tokyo Zebra Unite /Zebra and Company —------------------------------—----

    安田洋祐さんと語る、「経済学から見たゼブラ企業」
  4. Mar 30

    中路隼輔さんに聞く、ゼブラから「近くて遠い」場所の景色

    みなさん、こんにちは。 今回のゲストは、ベンチャーキャピタルANRIのジェネラルパートナー、中路隼輔さん。ゼブラとは「近くて遠い」場所から見える景色を伺いました。 ANRIは2012年、佐俣アンリさんが個人投資家から集めた5億円で始まったファンドです。それが15億、60億、200億と大きくなり、6号は300億円規模。中路さんは3号の頃に参画し、8年を経て6号からGPを務めています。スタートアップ業界は一周目を回し終えて二周目に入った、と中路さんは言います。2010年代、スマートフォンとクラウドが来て、まだ何者でもない人たちが集まる場としてスタートアップが選ばれた。「夜明け前」と呼ぶその頃のスタートアップは、大企業ではない道をわざわざ選ぶオルタナティブな存在でした。 印象的なのは、ファンドが大きくなるほど最初の数百万円が出しづらくなるという矛盾の話。ANRIはそこにプレシードプログラムを用意し、ファンドではなく本体から出資する仕組みを作りました。中路さん個人のテーマは「越境性」。VCがVCの中だけで話していても、いい解決案は出てこないと語ります。 VCとゼブラ、その間にある地続きの部分を見たい方へ向けたセッションです。 === 中路隼輔さん ANRI ジェネラルパートナー ベンチャーキャピタルANRIに3号ファンドの頃に社員として参画し、約8年を経て6号ファンドからジェネラルパートナーを務める。ANRIはシード(ファーストラウンド)での投資が約7割を占め、成長に合わせて追加投資を重ねながら伴走するファンド。インターネットやソフトウェアに加え、核融合やバイオといったディープテックまで、ジャンルを問わず投資している。VCの活動と並行して、メディアや発信にも取り組む。 ▼ご感想 ぜひSNSで感想をシェアしてください! ▼「Zebra Talks」とは? 社会性と経済性の両立を目指す「ゼブラ企業」をテーマに、実践者・研究者・投資家など多様なゲストとともに議論するトークシリーズです。毎月オンラインで開催され、ゼブラの思想や実装、エコシステムについて深掘りしていきます。本ポッドキャストは、オンラインイベントの内容を音声コンテンツとしてお届けします。 ホスト:Tokyo Zebras Unite 共同創業者 田淵良敬     Tokyo Zebras Unite 共同創業者 陶山祐司     Tokyo Zebras Unite ストラテジスト 阿座上陽平 —------------------------------—---- 企画・運営:Tokyo Zebra Unite /Zebra and Company —------------------------------—----

    中路隼輔さんに聞く、ゼブラから「近くて遠い」場所の景色
  5. Feb 28

    工藤七子さんと語る、日本のインパクト投資の十年

    みなさん、こんにちは。 今回のゲストは、社会変革推進財団(SIIF)常務理事の工藤七子さん。日本のインパクト投資がこの十年でどう広がったのかを辿りました。 最初に市場規模を測ったときは約200億円。SIIFが設立された2017年で約700億円。それが今では17兆円規模になっています。2013年に英国がG8議長国としてタスクフォースを立ち上げた頃、日本側は「何もない」状態だったと工藤さんは振り返ります。転機は2015年、GPIFが国連責任投資原則に署名したこと。世界最大の機関投資家の一手が金融業界全体に波及しました。2017年に第一生命の参入を新聞で知ったとき、自分たちの働きかけとは無関係に広がり始めていると気づき、「自己増殖フェーズに入った」と感じたそうです。 後半は、SIIFがZebra and Companyへ投資した経緯へ。メインストリームの「大きなお金」は動き始めた一方、フィランソロピーと金融の狭間にある「小さなお金」が手薄だという問題意識に合致していた。ただし社内の説得は難産で、「上場できないのは言い訳では」という反応もあったと明かします。 インパクト投資の現在地を通史で掴みたい方へ向けたセッションです。 === 工藤七子さん 公益財団法人 社会変革推進財団(SIIF)常務理事 大手商社に勤務したのち、米国の大学院へ留学。そこでインパクト投資と出会い、帰国後は日本財団へ移る。社内ベンチャーとしての取り組みを経て、2017年の社会変革推進財団(SIIF)設立に参画し、常務理事を務める。日本のインパクト投資が「何もない」状態から17兆円規模へ育つ過程を、現場で一貫して見てきた一人。 ▼ご感想 ぜひSNSで感想をシェアしてください! ▼「Zebra Talks」とは? 社会性と経済性の両立を目指す「ゼブラ企業」をテーマに、実践者・研究者・投資家など多様なゲストとともに議論するトークシリーズです。毎月オンラインで開催され、ゼブラの思想や実装、エコシステムについて深掘りしていきます。本ポッドキャストは、オンラインイベントの内容を音声コンテンツとしてお届けします。 ホスト:Tokyo Zebras Unite 共同創業者 田淵良敬     Tokyo Zebras Unite 共同創業者 陶山祐司     Tokyo Zebras Unite ストラテジスト 阿座上陽平 —------------------------------—---- 企画・運営:Tokyo Zebra Unite /Zebra and Company —------------------------------—----

    工藤七子さんと語る、日本のインパクト投資の十年
  6. Jan 31

    西村勇哉さんと語る、「未来学と、既にある未来」

    みなさん、こんにちは。 今回のゲストは、NPO法人ミラツク代表理事でエッセンス株式会社代表の西村勇哉さん。テーマは「未来学で既にある未来を掘り起こす」です。 未来学(Futures Studies)は、未来を当てる学問ではありません。取り得る選択肢としての複数の未来を並べ、どれを選ぶかは自分たちの価値観で決める。そのためのプランニングの学問です。かつてFuturologyと呼ばれた頃に予測が外れ続け、名前ごと変わった学問です。大事なのは、放っておいても来る未来と、放っておいたら起こらない未来を分けること。前提が変われば、議論もプロジェクトの形も変わります。西村さんが2017年に未来学の言及を集めて作った未来テーママップは、10年近く経った今も項目が変わっていないそうです。 後半は西村さん個人の話へ。中学で司馬遷の『史記』を原典で読みたくなり、同じシリーズに並んでいた春秋、孔子、老子、孫子を端から読んでいったこと。同じ頃BASICでゲームを作り、高校ではマジック・ザ・ギャザリングを個人輸入して日本7位。掘り始めたら止まらない人の来歴です。 自分たちの未来を自分たちで選び直したい方へ向けたセッションです。 === 西村勇哉さん NPO法人ミラツク 代表理事/エッセンス株式会社 代表取締役 NPO法人ミラツクを立ち上げ、領域を越えたイノベーションのプラットフォームづくりに取り組む。研究者と社会をつなぐエッセンス株式会社も率いる。現在は未来学(Futures Studies)を軸に、重要論文の輪読とその成果共有、ウェンデル・ベル『Futures Studies』の翻訳、ソーシャルイノベーションと未来学を融合させた「実行者のための未来学」の構築などを進めている。掲げるテーマは「未来学の民主化」。 ▼ご感想 ぜひSNSで感想をシェアしてください! ▼「Zebra Talks」とは? 社会性と経済性の両立を目指す「ゼブラ企業」をテーマに、実践者・研究者・投資家など多様なゲストとともに議論するトークシリーズです。毎月オンラインで開催され、ゼブラの思想や実装、エコシステムについて深掘りしていきます。本ポッドキャストは、オンラインイベントの内容を音声コンテンツとしてお届けします。 ホスト:Tokyo Zebras Unite 共同創業者 田淵良敬     Tokyo Zebras Unite 共同創業者 陶山祐司     Tokyo Zebras Unite ストラテジスト 阿座上陽平 —------------------------------—---- 企画・運営:Tokyo Zebra Unite /Zebra and Company —------------------------------—----

    西村勇哉さんと語る、「未来学と、既にある未来」
  7. 12/31/2025

    為末大さんと語る、「遊び」とは

    みなさん、こんにちは。 2025年最後の回となる第12回のゲストは、元陸上選手の為末大さん。テーマは「遊び」です。 400mハードルでオリンピックに3回、世界陸上に4回出場し、2012年に引退。その後の数年を、為末さんは「生活は成り立っていたけれど、心情的には路頭に迷った」と振り返ります。呼ばれるままに応えているうちに、引退から7年ほど経った頃に強い虚しさが湧いてきた。自分は何を目指して生きればいいのか分からなくなった、と。 そこから辿り着いたのが「遊び」でした。スポーツの語源であるラテン語「デポルターレ」は、日常を離れること。ホイジンガの『ホモ・ルーデンス』は、文化は遊びから生まれたと説きます。ゲームはルールと勝ち負けが明文化されているぶん、AIが先に強くなった領域でもある。一方で遊びは、やっているうちに枠組みごと書き換わってしまう。土を器に入れて「カレーライスよ」と差し出すおままごとのように、虚構だと分かったうえで互いに乗る。その「淡い」の加減が面白いのだ、と。 一つのKPIに集約していく力に、どう揺らぎを持ち込むか。経営やチームづくりに息苦しさを感じている方へ向けたセッションです。 === 為末大さん 元陸上競技選手 400mハードルでオリンピックに3回、世界陸上に4回出場し、メダルを2回獲得。2012年に現役を引退した。以降は「どうすれば人の可能性が開かれるか」をテーマに教育領域で活動し、インキュベーション施設の運営を通じてスタートアップや社会起業家を支援してきた。現在は「スポーツを遊び化する」取り組みを中心に、遊びが社会にもたらす力を探求している。 ▼ご感想 ぜひSNSで感想をシェアしてください! ▼「Zebra Talks」とは? 社会性と経済性の両立を目指す「ゼブラ企業」をテーマに、実践者・研究者・投資家など多様なゲストとともに議論するトークシリーズです。毎月オンラインで開催され、ゼブラの思想や実装、エコシステムについて深掘りしていきます。本ポッドキャストは、オンラインイベントの内容を音声コンテンツとしてお届けします。 ホスト:Tokyo Zebras Unite 共同創業者 田淵良敬     Tokyo Zebras Unite 共同創業者 陶山祐司     Tokyo Zebras Unite ストラテジスト 阿座上陽平 —------------------------------—---- 企画・運営:Tokyo Zebra Unite /Zebra and Company —------------------------------—----

    為末大さんと語る、「遊び」とは
  8. 11/30/2025

    渡邉文隆さんに聞く、ゼブラトランスフォーメーション

    みなさん、こんにちは。 今回のゲストは、京都大学 特定准教授の渡邉文隆さん。ゼブラアカデミアでの研究「ゼブラトランスフォーメーション」と、ご自身の来歴を伺いました。 渡邉さんがゼブラ企業に関心を持った入り口は、共感ではなく違和感でした。ウガンダで詐欺まがいのNGOを数多く目にし、「社会的」と名乗るだけで注目が集まる構造に居心地の悪さを覚えたそうです。面白いと思えたのは逆の道筋でした。社会性を旗印に生まれた会社ではなく、ごく普通の中小企業や老舗が真摯に動いた結果、いつの間にかゼブラ企業と呼ばれていた、という順番。老舗中小企業3社を追った研究で見えてきたのは、後継ぎを動かしたのが「社会の役に立ちたい」ではなく「ダサいままでは許せない」「家業の実力を市場に問いたい」という個人的な感情だったことです。 後半は渡邉さん個人の話へ。青森の母子家庭で育ち、高卒で就職するはずが奨学金を得て京都大学へ。その奨学金が寄付で成り立っていると知って街頭募金に立ち、4日間で約150万円が集まりました。横断幕の有無や立ち位置で金額が変わる。その驚きがファンドレイジング研究につながります。 ゼブラ企業がどう生まれるのかを知りたい方へ向けたセッションです。 === 渡邉文隆さん 京都大学 特定准教授 青森県出身。父を早くに亡くし母子家庭で育つ。奨学金の支援を受けて京都大学へ進学し、在学中はNGO・NPOの活動でブラジルとウガンダにそれぞれ一年間滞在、六年かけて卒業した。環境コンサルティング会社を経て京都大学iPS細胞研究所へ移り、フルタイムのファンドレイザーとして従事。ファンドレイジングへの関心が高じて博士課程に進み、「寄付博士」となる。現在は社会的共通資本の文脈から、寄付とファンドレイジングを研究している。 ▼ご感想 ぜひSNSで感想をシェアしてください! ▼「Zebra Talks」とは? 社会性と経済性の両立を目指す「ゼブラ企業」をテーマに、実践者・研究者・投資家など多様なゲストとともに議論するトークシリーズです。毎月オンラインで開催され、ゼブラの思想や実装、エコシステムについて深掘りしていきます。本ポッドキャストは、オンラインイベントの内容を音声コンテンツとしてお届けします。 ホスト:Tokyo Zebras Unite 共同創業者 田淵良敬     Tokyo Zebras Unite 共同創業者 陶山祐司     Tokyo Zebras Unite ストラテジスト 阿座上陽平 —------------------------------—---- 企画・運営:Tokyo Zebra Unite /Zebra and Company —------------------------------—----

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