くらしのはなし

くらしのはなし

「くらしのはなし」は、沖縄在住の石川レンと東京在住の今井、そしてわかこが、それぞれの日常を暮らしていく中で「ああ、これ誰かともっと話したいな」と思うことを持ち寄って、寄り道しながら会話を重ねていくポッドキャストです。目的も意味もないまま、そのとき感じたこと、思ったことを流れに身を任せて話すのって、たのしい。 2024年年末からは、ふたりの同僚であったわかこも一緒に3人で、「くらしのはなし」をスタートしました。 【石川レン】 霽れと褻がある暮らしを求め、沖縄にUターン移住。会社を創り自分を雇って、家族5人でゆるゆると生活しています。 https://faretoqe.jp/ 【いまい】 都内在住の兼業主夫。小学校と保育園に行かないこども2人のホームスクーリングを渋々やりつつ、仕事など趣味をいろいろやっている。 https://lit.link/imaishunsuke 【わかこ】 ◎Twitterハッシュタグはすべて平仮名で #くらしのはなし でお待ちしております。 ◎番組へのお便りはこちら。 https://forms.gle/soJMNGqTyrGmvuB2A

  1. Jun 23

    #68 構造と特性のせいにしすぎ問題

    今回はいまいから。 「いま社会のあらゆる問題が"構造"と"特性"のどちらかに帰結しすぎていないか?」といういまいさんの問題提起から始まる回。 NPO/ソーシャルセクターでは「構造を変えなきゃ意味ない」、個人の話では「MBTI/ADHD/HSPだから」という説明が増え、両方が「だから仕方ない」という諦めの言葉になっている。その両極の真ん中にあるはずの個人の意志・責任・感情・楽しさが抜け落ちていく感覚を、ビールケース散乱事件、本屋さんのASD自己申告エピソード、ゆかさんの移動式遊び場の活動などを行き来しながら掘り下げる。「構造もまたMBTIと同じく主観的なフィクションでは?」という陰謀論との近接性の指摘まで広がっていく一回。 <Podcast目次> 構造と特性に寄りすぎてないか?という違和感/NPO・ソーシャルセクターの「構造を変える」論/MBTI・ADHD・HSPで自分を説明する流行/「あなたのせいじゃない」が諦めの言葉になる/本屋ASD自己申告で遅刻を許される違和感/繊細さんだからフィードバック拒否される話/制度を変えることもゴールではない/ビールケースを拾わなかった自分のエピソード/移動式遊び場の活動と「これは支援なのか」/前回『シンシン』のように楽しさで変える道/「真ん中がない」社会変革論への疑問/後輩指導で構造・特性を逆活用する技法/構造もまた主観的・フィクショナルなもの/陰謀論との近接性、ディープステート/もっともらしさが怖い、というラスト #くらしのはなし

    39 min
  2. Jun 9

    #67 信じることから希望は始まる(映画「シンシン/ SING SING」)

    映画『シンシン(Sing Sing)』のコンテンツ回2作目。 ニューヨーク州シンシン刑務所で実施されている収監者更生プログラムの演劇グループを描いた実話で、出演者のほとんどが本人役(Az Himself)という驚きの作品。斜に構えていた悪党ディバイン・Iが、仲間たちとの信頼関係のなかで少しずつ変わり、ハムレットを堂々と演じるまでの変化。親友マイクの突然死、無実の証拠が却下される絶望、それを支える仲間のケア、そして出所後の感動的な再会まで── 「演劇にこんな効能があったのか」と感嘆する回。 わかさんの大学時代の演劇経験(暗転で手を繋いで舞台へ走る話、公演後に全部ボコボコにバラすエモさ)、本人起用という覚悟の作品作りまで広がる。前回『佐藤さんと佐藤さん』との対比で「ケアに満ち溢れた関係性」が一段と浮かび上がる。 映画『シンシン(Sing Sing)』レビュー回/ニューヨーク・シンシン刑務所の演劇プログラム/出演者ほぼ全員が"Az Himself"の本人役/主役ディバイン・Gと悪党ディバイン・I/「俺に指図すんじゃねえ」斜に構えた初登場/「お前が誰か思い出させてやる」名セリフ/わかさんの大学時代の演劇あるある/感情解放、100%で喜ぶ練習法/ロックな白人の演出家/親友マイクの突然死とゲネプロでの爆発/シャツで迎えに来たディバイン・I/演劇は人間に戻るための時間/暗転で手を繋いで舞台へ走る協力プレイ/本人を起用する作品の絶妙なバランス/前回『佐藤さんと佐藤さん』と真逆のケアに満ちた関係

    51 min
  3. May 26

    #66 この結末は当然か?二人はどうすればよかったのか?(映画「佐藤さんと佐藤さん」)

    今回は、映画『佐藤さんと佐藤さん』(岸井ゆきの × 宮沢氷魚)のコンテンツ回。 司法試験を目指し続ける夫・保と、彼の伴走者として勉強したのに自分が先に合格してしまった妻・佐知。同じ「佐藤」という苗字でイーブンに始まったはずの15年間で、夫婦のケアが事務的な関係に変質し、ついに離婚へ──。 男のプライドを折るタイミング、男性の"おばちゃん化"、ホモソーシャルの罠、ケア労働の不可視化など、3人で深く掘り下げる回です。 <Podcast目次> 「映画『佐藤さんと佐藤さん』レビュー回/大学で出会った正反対な性格の同名夫婦/司法試験に落ち続ける夫・保/伴走者として受かってしまった妻・佐知/早く予備校行きなさいって思いました/福島に逃げようとした夫に「逃げんなよ」/男女逆転していたらドラマにならない話/交番で「専業主夫は無職」と言われる屈辱/佐々木希に冷たくピシャリ、全男が震えるシーン/「みんな忙しいんだよ」保育園トラブル/ホモソ全開で輝く実家のシーン/自転車のシーン、最初と最後で真逆に/弁護士バッジでテカテカ自信満々の保にゾッ/男性のプライドはいつどこで折るのか/結婚しても佐藤、離婚しても佐藤 #くらしのはなし

    1h 1m
  4. Mar 31

    #62 仕事をするときに大事にしていること

    <Podcast概要> 「結論から話す筋肉」がついた組織人の戸惑い/マッチョな役員の下で培われた仕事のスピード感/新しい組織で浮いてしまった「最短距離」への全力アクセル/相手が心地よい速度を見極める「相撲の稽古」からの脱却/自分が納得できない意思決定にはもう頑張れないという選択/理不尽なタスクへのアレルギー反応と自己防衛のチャット退出/脳内のリソースを奪うイライラを排除してアウトプットを出す/単なる成果で終わらせない「転がる仕事」と「発展性」の追求/時間的な奥行きがある成果が次のチャンスを連れてくる/言われたことの先にある「ボトルネック」を解消する快感/業務委託が終わっても財産として残る「社会資源」としての繋がり/「あそこに行けば誰かが助けてくれる」という全国的な生存戦略/依存関係を自覚的に結び直すことで生まれる仕事の豊かさ/会社員時代よりも濃密な「生っぽさ」がある外部パートナーの関係/リスペクトのない現場からは速やかに去る「稼ぐためのコンディション」 <Podcast目次> 0:00:00 【導入】たまには真面目に「仕事で大事にしていること」を話そう0:01:13 【体験談】前職の「マッチョな組織文化」が抜けないまま新天地へ0:04:34 「相撲の稽古」になってない? 相手が求める速度と納得感のズレ0:06:14 【意思決定】納得できない仕事は受けない。自分の「白」を守る生存戦略0:10:08 コンディションを整える:集中力を削ぐ「負の感情」を排除する環境作り0:11:38 【発展性】その成果は次に繋がるか? 「時間の奥行き」を考える仕事術0:18:52 「社会資源」としての繋がり:どこでも生きていける感覚をどう作るか0:28:35 【総括】お互いが「なくてはならない存在」になるための相互依存

    31 min
  5. Mar 17

    #61 時代が求めるものは何か?(2026年のアクチュアリティはどこにある?)

    <Podcast概要> リアリティとアクチュアリティの決定的違い/トランプ支持の裏にある「手触り感」の正体/リベラルが直面する切実さの欠如という課題/「共感」ではない「アクチュアリティ」という新感覚/推し活ブームを支える自己投影と実存の繋がり/ダイバーシティが「ぼんやりした巨構」に見える理由/ポスト・トルースを超えた「実感」の時代の到来/日記やエッセイがフィクションより売れる背景/恋愛リアリティショーに視聴者が求める真の葛藤/ルッキズムを内包しつつアップデートされる物語性/「今日の料理」にはない料理研究家リュウジの凄み/完璧な4K動画よりもスマホの粗い映像が刺さる訳/高市早苗氏への支持に見る「可愛そう」という引力/誰かを下げることで上がるポジションを取らない戦術/AI時代に「人間の生々しさ」はどこへ向かうのか <Podcast目次> 0:00:00 現代コンテンツに共通する「生々しさ」への渇望0:02:11 「リアリティ(本物らしさ)」と「アクチュアリティ(切実さ)」0:06:24 トランプ支持や推し活に共通する「自分と繋がっている感覚」0:11:07 なぜ「共感」ではなく「アクチュアリティ」なのか?0:17:36 正義や真実(トルース)よりも優先される「前に進む実感」0:27:18 日記文学の流行と恋愛リアリティショーの変遷0:35:54 YouTubeの演出と、意図的に作られる「生っぽさ」0:46:24 政治における「批判」の有効性と、個人の物語への重なり0:51:33 AIの普及が変える「人間の手触り感」の価値

    55 min

About

「くらしのはなし」は、沖縄在住の石川レンと東京在住の今井、そしてわかこが、それぞれの日常を暮らしていく中で「ああ、これ誰かともっと話したいな」と思うことを持ち寄って、寄り道しながら会話を重ねていくポッドキャストです。目的も意味もないまま、そのとき感じたこと、思ったことを流れに身を任せて話すのって、たのしい。 2024年年末からは、ふたりの同僚であったわかこも一緒に3人で、「くらしのはなし」をスタートしました。 【石川レン】 霽れと褻がある暮らしを求め、沖縄にUターン移住。会社を創り自分を雇って、家族5人でゆるゆると生活しています。 https://faretoqe.jp/ 【いまい】 都内在住の兼業主夫。小学校と保育園に行かないこども2人のホームスクーリングを渋々やりつつ、仕事など趣味をいろいろやっている。 https://lit.link/imaishunsuke 【わかこ】 ◎Twitterハッシュタグはすべて平仮名で #くらしのはなし でお待ちしております。 ◎番組へのお便りはこちら。 https://forms.gle/soJMNGqTyrGmvuB2A

You Might Also Like