本おたくとよもやま話

えなり&たかしお

今日のテーマとなる本は──という切り出しから始めるPodcast。 1冊の本をテーマによもやま話。「考えながら延々と話すことが好き」な、えなりとたかしおの雑談から、ちょっとした気づきが得られたり、本との向き合い方を考えるきっかけになれば。 ※毎週(だいたい)金曜日更新 【パーソナリティ】 📕えなり / ライター 年120冊以上の読書量を活かした記事執筆。求人広告営業および求人ライティング、採用担当を経てライターに。採用広報記事のほか、イベントレポートを執筆。独自に取材記事の執筆も行う。読書と観劇とフランス語学習が趣味。 ▼X https://x.com/enari_fr ▼ポートフォリオ(本に関係するお仕事募集中です!) https://waiting-jumbo-6c9.notion.site/Enari-Kanna-e578dea6fb2f45a28a6aa9a444de34f7 ▼選書サービスはじめました(2025年7月追記) https://note.com/enari_fr/n/n835b702081ec 🐱たかしお(Takashi Okubo)|『薄明』 その人だけの「言葉」や「物語」を──。オリジナルサービス『薄明』創ります。記事コンテンツ制作支援・Podcastなどマルチに活動中。フリーランスコミュニティ『湖はんリトリート』主宰🏡猫とアニメとお酒が好き🐱🍻日録駄文家✒️ ▼薄明 https://aboard-stock-fd7.notion.site/2520ada621e480d286ade4c360b524a8 ▼X https://x.com/takashi_okb313 ▼活動内容まとめ https://my.prairie.cards/u/takashio ▼たかしお主宰コミュニティ『湖はんリトリート』 https://aboard-stock-fd7.notion.site/9da643665c36438ba2b88968d647dee2

  1. FEB 8

    #115 『従順さのどこがいけないのか』

    今回の本は『従順さのどこがいけないのか』。 著者:将基面貴巳 https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480684103/ ちくまプリマー新書で高校生向けに書かれた一冊。 友人が誕生日プレゼントにくれたものの、フランスにいて受け取れず、やっと読めた本です(えなり)。 政治思想の専門家が、従順さの何が良くないのか、これから社会のことをどう考えていったらいいのかを書いています。 【話すこと】 ・従順な人にも従順じゃない人にもおすすめ。従順な人の方がハッとする体験ができるかも ・えなりは従順じゃない。たかしおも従順じゃないと思ってるけど、行動として服従しているかも ・災害と不正は違う。「仕方がない」で不正の責任追及ができなくなる ・“不正”と“不運”の違い。災害で「仕方がない」が身についているから不正にもその感覚が寄っちゃう傾向に ・習慣から抜け出すのは難しい、メタ認知して軌道修正する繰り返し。結局、自分が頑張るしかない ・体育会系の話から中学・高校時代の部活の上下関係について。あの頃は、それがすべてだと思っていた ・組織でいる人の方がマジョリティだから、組織にいる方がいいことみたいになる ・巡り合う組織によって全然違う。この本が言いたいのって「何も考えずに多数派に同調するな」ということ ・フランス国歌ラ・マルセイエーズの話。普遍的な政治的理想が表現されている ・フランス以外の国のデモでもラ・マルセイエーズが使われることがあるそう ・えなりは従順に従ってきた瞬間がない。嫌だと思ったらやめる ・どっちがいい。ではなく、従順でも不従順でもどちらもできる方がいい。選べる自分でいる ・何に従うかを自分で決めることが大事。親、パートナー、尊敬する人、神様など ・えなりは自分に従う。社会にとっていいと思うものを選びたい自分に従う ・選べる自分でいること。従順にも不従順にもなれる自由を持つ ・政治思想史の専門家が従順な日本人への啓蒙。政治との関わり方を見直すきっかけになるかも 一言 「いつでも反発できる」っていう気持ちが大事 #よもやま話 #本 #おすすめの本 #気づき #学び #ライター #podcast #筑摩書房 ※※以下、オフラインイベント開催のお知らせ※※ 本おたくとよもやま話、始まって依頼、初のリアルイベント開催です…!当日は、「野生の批評家」こと脱輪さんをゲストに招いて公開収録します。 普段から、この番組を聴いてくださっている方にはぜひお越しいただけるとうれしいです。 👇️ 【4/19現地開催】Podcastフェス「ポップコーンがはじけるように」 https://popuhaji.peatix.com/ このイベント『ポップコーンがはじけるように』は、一人ひとりの中に眠っている「やってみたい」という種が、今日この場でポンポンとはじけていったらいいな、という願いを込めています。 年齢を重ねると、キャリア、家族、暮らしなど考えることが増えていきます。そんななか、「本当はこれをやってみたい」という思いを持つ方も多い、というか「思っているけれどやれない」ということが多々あったりしませんか? 自分たちもまさにそうです。だからPodcastを通して「なんかやってみたい」を、とりあえずやってみました。こうした配信を続けてきたからこそ、自分らしさを失わずにいられた気がします。 自分たちはPodcastが好きです。なのでそんなPodcastを起点に、皆さんと共に過ごせる時間を作れたら最高じゃんということで、今回はじめてイベントを企画してみたというわけです。 今回は、各番組の話を聞いてほしいというよりかは、このイベントを通じて「なんかしたい」って気持ちが、まるでポップコーンが弾けるように、「ポン」と音を立てて生まれる、もしくは眠っていたものが目を覚ます、そんなきっかけになってほしいと思っています。 明日が少し明るく思える場になれば、何よりです。 【イベント詳細】 日時:2026年4月19日(日)13:30-17:30(13:00開場) 会場:CREATIVE BASE ANONYM(京都府京都市左京区田中関田町22 ハイムブルーメ 1F) 京阪電鉄「出町柳」駅より徒歩3分 / バス停「出町柳駅前」より徒歩1〜3分 ※会場には駐車場がないため、公共交通機関を利用いただくか、お車の方は近隣の有料駐車場の利用をお願いします。 定 員:30名 参加費:2,000円 イベントページ: https://popuhaji.peatix.com/ --- stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。 https://stand.fm/channels/652baa46bcd1491cab83f630

    34 min
  2. FEB 1

    #114 『人はなぜ物を愛するのか』

    今回の本は『人はなぜ物を愛するのか』。 著者:アーロン・アフーヴィア 訳:田沢恭子 https://www.hakuyo-sha.co.jp/psychology/thingswelove/ 白揚社が好きなえなりが、図書館で見つけて借りた一冊。 マーケティングの専門家が書いた本ですが、ビジネスに寄りすぎず心理学やポピュラーサイエンスとして面白く、ビジネスにも役立つ内容です。 【話すこと】 ・えなりは本に対して執着がある。電子書籍じゃなくて物として集めている ・物を収集したり愛情を持つことが自己理解や自己実現につながる ・物がアイデンティティに入り込んで自分の一部となるように思う ・個のアイデンティティは、内だけでなく外の助けを借りて自己を構築できるのかも ・物を見た時に沸き起こる感情を信じる ・人が物を愛する理由は3つ。擬人化、人との繋がり、アイデンティティの表現 ・物を愛するのは擬人化に関してはバグみたい。でもそれが当たり前になっている ・脳を使うところが実際変わる。いいバグが起こっている ・ゲームで擬人化キャラからヒントをもらう話。マーケティングやサービス設計に使えそう ・タイ料理を愛する人の話。ハンバーガーとフライドポテトから自分を切り離してくれるエピソードに共感 ・たかしおは蕎麦でジャンクフードと距離を取る、えなりはフランスっぽさを求めてチーズを食べる ・日常の中で何かを取り入れる行為は、全部自分を作る行為そのものだ。という発見 ・デスク周りの8割9割が黒。無意識に選んでいるようで意図が隠れている ・スーパーで肉を選ぶ基準。値段、ラップの貼り方、汁の出方など。物の選び方にヒントがいっぱい ・1週間買い物を逐一言語化するだけで自己理解が進みそう ・見せ方によってはコンテンツになる。気になる人の1週間の買い物事情 ・インタビューの仕事で活かせそう。最近買った物、絶対捨てられない物を聞くとその人が分かる ・男性と女性のシャンプーの成分に別に変えるべき違いはない ・シャンプーは直接体に付けるから人との繋がりが生じる。女性らしさやかっこいい男を打ち出す ・子供の時は親と同じシャンプーで問題なかった。機能や性能よりも自分にとってどっちが必要かで選ぶ 一言 日常行為が自分を作るというのは、当たり前かもだけれどめちゃ発見だった #よもやま話 #本 #おすすめの本 #気づき #学び #ライター #podcast #白揚社 --- stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。 https://stand.fm/channels/652baa46bcd1491cab83f630

    35 min
  3. JAN 24

    #113 『兄弟経営2.0』

    今回の本は『兄弟経営2.0 -23歳と20歳——若き兄弟が挑む老舗企業のアップデート』。 著者:塚本龍生・塚本宗万 https://www.yugeisha.com/works/brothersinbusiness2-0/ 今回はたかしおが仕事のインタビュー関係で読んだ一冊。 23歳と20歳の兄弟が、父親から突然「辞める」と言われて年商50億円超えの老舗不動産会社を引き継ぐことになった。昭和体質が残る会社で、たくさんの人が辞めていく中、若い二人がどう変革していったか。 事業承継のドキュメンタリーでありながら、人生、感謝、刺激、記憶、そして「何者かになる」ことについて深く考えさせられる一冊です。 【話すこと】 ・ドキュメンタリー的な要素がある本。23歳と20歳の兄弟による事業承継と変革の備忘録 ・父親が突然「辞めてやる」と言って、兄弟に社長を押し付けた ・超昭和体質が残る会社を引き継いだ。世代的なギャップもあった ・たくさんの人が辞めたり苦労したことも赤裸々に書かれている ・心からありがとうって言いたくなるのはどんな時? ・えなりはフランスのホストマザーに感謝。性格は合わなかったけど優しくしてもらった ・たかしおは「いいきっかけをもらった」とき。嫌なことほど終わった後に嬉しい、何かが変わる ・極論、人生これまで起こった出来事すべてにありがとうと言えたらいいよね ・今は刺激がいっぱいある。脳がバグっている気がする ・無茶ぶりや無理難題も言ってしまえば刺激。現代の自分たちは潜在的に求めているかも ・「想定している刺激」を取りに行く。無理難題と思うの受け身。人生の主導権を絶対自分に持っていたい(えなり) ・この本を読んで、人という素材は切り取り方や表現次第で何者にでもなれる気がした話 ・スポットライトの当て方が大事。どう意味を付けるか、どうストーリー展開するか ・ドキュメンタリーは面白い。どんな人の人生にもディテールを追うと面白ポイントがある(たかしお) ・語り部、語り手の存在が大事。自分のことをよく言ってくれる人がいるだけでハッピーになる ・AIが広がる中で、人のリアリティにこそ面白いものが詰まっている。事実は小説よりも奇なり ・4月のポッドキャストフェスの宣伝を少々。何者かにとらわれず何かしたいを実現できる場に 一言 人は最高の素材。切り取り方次第で誰もが人生の主人公になれる #よもやま話 #本 #おすすめの本 #気づき #学び #ライター #podcast #兄弟経営 --- stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。 https://stand.fm/channels/652baa46bcd1491cab83f630

    32 min
  4. JAN 17

    #112 『知性の罠 なぜインテリが愚行を犯すのか』

    今回の本は『知性の罠 なぜインテリが愚行を犯すのか』。 著:デビッド・ロブソン 訳:土方 奈美 https://bookplus.nikkei.com/atcl/catalog/25/03/13/01903/ 『積読チャンネル』さんで紹介されていたのを見て、ずっと欲しいものリストに入れていたえなりがついに読んだ一冊。 めちゃくちゃ頭がいいのに陰謀論にはまる人がいるのはなぜか。 専門知識がある人がなぜ愚かな行動や間違いをしてしまうのか。 そして、その過ちを防ぐために必要な素質をどう伸ばすか。 知性と知能の違いを明らかにしながら、本当の賢さとは何かを問いかける本。 【話すこと】 ・知能だけで測れない知性。IQが高い=知性があるとは限らない ・知性の中にもいろんな形がある。創造的知能、実務的知能、合理性など ・実務的知能の例:マイクロマネジメントする上司に対して本命案と捨て案を出して選ばせる ・「判断の速いから高い知性がある」「処理能力が高いから正しいことが言える」とは必ずしも言えない ・知能と知性の違い。知能は「知の能力」で計算が速いなどの能力値 ・知性は「知」をどう使うかという性格的なものでは?そこには人の心や感情が入る ・有名な推理作家がオカルトにはまった例 ・一人でオカルトにはまっている分にはいいが、FBIがとんでもない間違いをした例も ・「自分β」の存在について。自分の行動を常に監視してなんか突っ込んでくる自分 ・えなりもたかしおもいる。いない人はいちいち突っ込んでくる人がいないから、判断に迷わなそう ・状況を俯瞰して考える知恵は歳を取るにつれてできるようになる ・日本人は25歳までに、アメリカ人が何10年も人生を積まないと身につけられない人生の教訓を学んでいるらしい ・俯瞰的に考える能力がめちゃくちゃ高いのは、日本文化が全体主義で個人主義が西洋ほど強くないからか? ・比較対象がアメリカだからこんなに差があるのかもと思った。イケイケドンドン感のイメージが一番強い国なので ・ドイツ、フランス、イギリスと比べたらどうなのか。他の国のデータも知りたい 一言 知能が高くても知性がなければ宝の持ち腐れ。本当の賢さってなんだろう #よもやま話 #本 #おすすめの本 #気づき #学び #ライター #podcast #日経ビジネス人文庫 --- stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。 https://stand.fm/channels/652baa46bcd1491cab83f630

    26 min
  5. 12/27/2025

    #110 2025年の振り返りとご挨拶

    今年も一年、本おたくとよもやま話を聴いていただき、本当にありがとうございました。 2025年は1月3日の新年挨拶から始まり、えなりがフランスで読んだ洋書の紹介、日本語や言語をテーマにした本が多く並んだ一年でした。 たかしおが読んだ『パーティーが終わって、中年が始まる』の回は気合いが入っていた、久保みのりさんをゲストにお迎えした読書回も印象深ったなど、今年もたくさんの本をもとによもやま話ができて楽しかったです。 また、Spotifyで最も再生されたのは『世界99』の回でした。村田沙耶香ワールドの面白さを語り合った回、ぜひ聴いてみてください。 あと最後には、えなりとたかしおの個人的な振り返りも少々。 今年も一年、本当にありがとうございました。 ▼関連エピソード #085 「読書」について語る【前編】 ゲスト:久保みのりさん https://stand.fm/episodes/6854f27d293e6d3d25d69595 #086 「読書」について語る【後編】 ゲスト:久保みのりさん https://stand.fm/episodes/685e70ec7d8b3ab9102a546e #067 パーティーが終わって、中年が始まる https://stand.fm/episodes/67b033fb0576303b91614621 #074 世界99 https://stand.fm/episodes/67efcb505617397c39b7c8ce ▼最後にちょこっと触れている、たかしおの日記もよければ… https://sizu.me/takashio #よもやま話 #本 #おすすめの本 #気づき #学び #ライター #podcast #2025年の振り返り #ご挨拶 --- stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。 https://stand.fm/channels/652baa46bcd1491cab83f630

    21 min
  6. 12/19/2025

    #109 『日本語の謎を解く―最新言語学Q&A―』

    今回の本は『日本語の謎を解く―最新言語学Q&A―』。 著者:橋本陽介 https://www.shinchosha.co.jp/book/603784/ 7カ国語を自由に操る言語のプロが徹底解説する日本語の謎。 学校などで日本語に対して受ける質問をもとに、著者が答えているQ&A形式の本。 言語学的な話から日本語の起源、古文、現代日本語まで幅広いトピックが網羅されています。 母国語なのに難しい日本語の不思議を、いろんな角度から解き明かします。 【話すこと】 ・日本語は母国語なのに難しい。表現も難しいし、合ってると思ってたけど間違ってることもある ・「は」と「が」の違い。「が」は主語、「は」はテーマを表す ・「は」と「が」を使い分ける言語は日本語と韓国語くらいしかないらしい ・「全然」は、実際に観察すると大半は否定の気持ちで使われている ・ただ、全然大丈夫、全然可愛いなど肯定で使われるようにもなってきているよね ・全然○○ないの否定の感情っぽいものが残っていて面白い ・頭痛が痛い。頭痛の「痛」は漢語だから「つう」を痛いと認識していない ・違和感を感じるは問題ない。違和感の「感」は感じるではなく違う感覚という意味 ・頭痛が痛いはひどめの頭痛なんですよという意味 ・言語は生き物。お互いの間で通じ合っていればそれは正解じゃない? ・日本人ファーストについて。ファースト以前に「日本」という国名が漢語で和語ではないっていう ・つまり外国語。第一も多分漢語。大和言葉だとひー・ふー・みーだよね ・外国語を取り入れてこそ日本語。フランス語や英語由来の言葉は最近増えてきている ・漢字は約3300年前の古代中国で使われていた甲骨文字が最初の形 ・えなりの実体験。フランス人に日本語を教えると「また英語なの?」と言われる ・ある意味、一番多様性のある言語、柔軟性がすごい ・日本語は三人称だけど誰かの視点にすごく寄っている。虫の目の言語 ・「かしら」は女性、「だろう」は男性。小説でも「誰々が喋った」が少ない ・英語やフランス語、中国語は「彼が言った」「ジェームズが言った」がないと分かりづらい ・著者も中国語訳の日本小説を読んで誰が喋っているのかわからなかった ・ヨーロッパは物事を客観的に見る神の視点を使う ・日本の方が主観。感覚の違いで翻訳者も間違えて誤訳になることがある。言語というか文化が溶けている気がする ・ちょっと脱線して、空耳ワードの翻訳の難しさについて ・翻訳は編集みたい。原文に忠実かエッセンスを伝えるか、どちらが尊重しているか ・アニメや映画は口が動いている時間の間にどうにかしないといけない ・いいものをいろんな人に伝えたい熱量がすごいよね。何かにめっちゃ一生懸命になるのはいい 一言 日本語は雑食の言語。外国語を吸収し続けて進化する柔軟性がある #よもやま話 #本 #おすすめの本 #気づき #学び #ライター #podcast #新潮社 --- stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。 https://stand.fm/channels/652baa46bcd1491cab83f630

    31 min
  7. 12/13/2025

    #108 『ナショナリズムとは何か』

    今回の本は『ナショナリズムとは何か』。 著者:中井 遼 https://www.chuko.co.jp/shinsho/2025/11/102880.html 政治思想の専門家が、社会学や心理学の知見も踏まえながらナショナリズムを解説する一冊。 副題は「帰属・愛国・排外主義の正体」。えなりはナショナリズムが薄いタイプだからこそ興味があり、入門書として情報量が多くすごくまとまっている良書だと感じました。 フランスから帰国直後の収録で、自分のナショナリズムについても深く考えさせられた一冊。 【話すこと】 ・愛国心や帰属意識はあった方がいい?恋愛と同じでプラスとマイナスがある。愛さねばならないは微妙 ・エビデンスで感覚を覆してくれる。俗説をデータで修正してくれる ・「経済が悪くなると排外主義になる」は関係ないとのこと。実際は経済格差の大きい国が排外主義になりがち ・格差が大きいと下の人が不満を持つ。政治が解決できない時に排外主義が有効手段になる ・政治家が経済でアピールできない時に排外主義を選挙で使う ・ナショナリズムは帰属意識、愛国心、排外主義の3つで構成される ・ポピュリズムは大衆vsエリート。ナショナリズムは国家や民族の一体感を重視 ・ワールドカップ予選をギリギリ勝った国の方が数年以内に戦争を始める確率が高いらしい ・勝ったことがナショナリズムを高めて気が大きくなる。そんなことを調べる人がいるのがめちゃ面白い ・ナショナリズムはフィクション。想像の共同体を身を持って感じられた ・えなりは帰属意識を全部フランスに対して思っている ・フナショナリズムというフィクションの中のフィクションを生きている。フィクションを現実で生きている面白さ ・税金や福祉が機能するのもナショナリズムがあるから。同じ国の人だから分配しようと考える ・国歌や「国民のみんなが知ってる歌」がナショナリズム形成に重要 ・世論調査は見え方を気にして答える“歪み”がある。本当の自分の思想とは違う答えをしている ・メディアが排外主義勃興と報道すると「みんなそう思ってるから合わせとこう」となるのでは ・予告?たかしおは最近中国に興味がある。そのために本を買ったので、いつかよもやまで取り上げたい 一言 ナショナリズムはフィクション。でも自分で選び取ったフィクションを生きるのは面白い #よもやま話 #本 #おすすめの本 #気づき #学び #ライター #podcast #中央公論新社 --- stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。 https://stand.fm/channels/652baa46bcd1491cab83f630

    32 min

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今日のテーマとなる本は──という切り出しから始めるPodcast。 1冊の本をテーマによもやま話。「考えながら延々と話すことが好き」な、えなりとたかしおの雑談から、ちょっとした気づきが得られたり、本との向き合い方を考えるきっかけになれば。 ※毎週(だいたい)金曜日更新 【パーソナリティ】 📕えなり / ライター 年120冊以上の読書量を活かした記事執筆。求人広告営業および求人ライティング、採用担当を経てライターに。採用広報記事のほか、イベントレポートを執筆。独自に取材記事の執筆も行う。読書と観劇とフランス語学習が趣味。 ▼X https://x.com/enari_fr ▼ポートフォリオ(本に関係するお仕事募集中です!) https://waiting-jumbo-6c9.notion.site/Enari-Kanna-e578dea6fb2f45a28a6aa9a444de34f7 ▼選書サービスはじめました(2025年7月追記) https://note.com/enari_fr/n/n835b702081ec 🐱たかしお(Takashi Okubo)|『薄明』 その人だけの「言葉」や「物語」を──。オリジナルサービス『薄明』創ります。記事コンテンツ制作支援・Podcastなどマルチに活動中。フリーランスコミュニティ『湖はんリトリート』主宰🏡猫とアニメとお酒が好き🐱🍻日録駄文家✒️ ▼薄明 https://aboard-stock-fd7.notion.site/2520ada621e480d286ade4c360b524a8 ▼X https://x.com/takashi_okb313 ▼活動内容まとめ https://my.prairie.cards/u/takashio ▼たかしお主宰コミュニティ『湖はんリトリート』 https://aboard-stock-fd7.notion.site/9da643665c36438ba2b88968d647dee2