社長のマネー戦略

経産省認定支援機関ヒース

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  1. Jul 11

    社長が使う「オシドリ贈与」戦略

    要約 連帯保証がある経営者は必見!「おしどり贈与」で自宅を守る方法 こんにちは。経済産業省認定経営革新等支援機関、株式会社ヒース代表の佐々木です。 関西も梅雨が明け、毎日厳しい暑さが続いていますね。 私は毎年この時期になると朝の食欲が落ちるのですが、最近は「めかぶ・納豆・豆腐」をよく混ぜて食べるのが朝の定番になりました。食欲がなくても食べやすく、意外と飽きません。 夜はお気に入りのウイスキーをハイボールにして、一日の疲れを癒やすのが楽しみです。 暑い日が続くと体調を崩しやすくなります。水分補給はもちろん、食事もしっかり摂って、この夏を元気に乗り切りたいですね。 さて今回は、**経営者だからこそ知っておきたい「おしどり贈与」**についてお話しします。 おしどり贈与とは? 正式には「贈与税の配偶者控除」という制度です。 婚姻期間が20年以上の夫婦であれば、自宅やその敷地を配偶者へ贈与する際、 * 配偶者控除2,000万円 * 基礎控除110万円 を合わせて、最大2,110万円まで贈与税が非課税になります。 ここで勘違いしやすいのが「家の価値」です。 「うちの家は3,000万円くらいだから対象外だ」と思われる方も多いのですが、贈与税で使われるのは売買価格ではありません。 土地は相続税評価額、建物は固定資産税評価額などを基準に計算されるため、市場価格より低くなるケースが多くあります。 一度、専門家に評価額を確認してもらうことをおすすめします。 利用するための条件 この制度を利用するには次の条件があります。 * 婚姻期間が20年以上 * 法律上の夫婦であること * 贈与を受けた配偶者が翌年3月15日までに居住し、その後も住み続けること * この特例を初めて利用すること * 翌年に贈与税の申告を行うこと なお、贈与税は非課税でも、登録免許税や不動産取得税、司法書士への報酬などの費用は必要になります。 実は相続の方が税金は安い ここが少し意外かもしれません。 税金だけを考えると、自宅は生前贈与するよりも相続で引き継いだ方が有利です。 登録免許税も相続の方が低く、「税金だけ」で判断するなら相続まで待つという考え方もあります。 それでも私が経営者におしどり贈与をおすすめする理由があります。 理由は「連帯保証」です 会社の借入に対して社長が連帯保証人になっているケースは、今でも少なくありません。 例えば会社が1億円を借り入れし、社長が連帯保証しているとします。 万が一会社が返済できなくなれば、その返済義務は社長個人へ移ります。 そして社長名義の自宅や土地などの財産は、差し押さえの対象になる可能性があります。 だからこそ私は、経営が順調なうちからリスク対策を考えることが重要だと考えています。 実際にあったご相談 先日、ある経営者の方から相続について相談を受けました。 会社の業績は順調でしたが、金融機関からの借入には社長個人の連帯保証が付いていました。 税理士の先生とも相談した結果、おしどり贈与を活用し、自宅を奥様名義へ変更する手続きを進めることになりました。 これは財産を隠すためではありません。 国が認めている制度を活用し、万が一の経営リスクに備えるための対策です。 経営者にとって「今は順調だから何もしない」のではなく、「順調な今だからこそ備える」という考え方が大切だと思います。 すべての経営者が対象ではありません もちろん、おしどり贈与が必要ないケースもあります。 例えば、 * 借入に連帯保証が付いていない * 経営者保証を解除している * 個人資産を担保にしていない こうした場合は、無理に生前贈与をする必要はありません。 一方で、連帯保証が残っている経営者であれば、一度検討する価値は十分あります。 「会社を守る」だけでなく「家族を守る」 経営者は利益を出すことも大切ですが、それ以上に家族を守る責任があります。 万が一会社の経営が厳しくなったとき、自宅まで失ってしまうことは避けたいものです。 そのためにも、おしどり贈与という制度を知っておくことは大きな意味があります。 税金対策というよりも、家族と暮らしを守るためのリスクマネジメントとして考えていただければと思います。 まとめ 会社の借入に連帯保証がある経営者にとって、おしどり贈与は将来のリスクに備える有効な選択肢の一つです。 もちろん、すべてのケースに当てはまるわけではありません。 借入の状況やご自宅の評価額、ご家族の状況などによって最適な方法は変わります。 だからこそ、一度専門家と一緒に確認することをおすすめします。 ⸻ 経営者保証や事業承継でお悩みの方へ 株式会社ヒースでは、経済産業省認定経営革新等支援機関として、中小企業経営者の資金繰り改善、事業再生、事業承継、経営者保証への対応などをサポートしています。 「今は順調だから相談することはない」と思われる方ほど、一度ご相談ください。 会社が元気な今だからこそできる対策があります。 未来の会社と、ご家族の安心を守るために、一緒に準備を進めていきましょう。 最後までお読みいただき、ありがとうございました。 株式会社ヒース 代表 佐々木

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