つる日和

三上真理子(ミカちゃん)、熊倉晴子(ハルちゃん)

デュッセルドルフ在住の三上(ミカちゃん)と東京在住の熊倉(ハルちゃん)による多和田葉子ファンクラブ♡ ふたりのキュレーター(現代アートが専門です)が、長年ファンである小説家 多和田葉子さんの作品について、のんびり、時に熱く!おしゃべりするプログラムです。タイトルは多和田さんの2023年の長編小説「白鶴亮翅」(はっかくりょうし)ヨリ。 【プロフィール】 三上真理子 キュレーター&アートプロジェクトマネージャー。ドイツを拠点に活動しつつ、時々日本にも帰ってくる。はたから見ると非の打ちどころのない珠のような人間なのだが、いつも真面目に色々と考えをめぐらせ悩み生きている偉い人。 熊倉晴子 一応インディペンデント・キュレーター/ライターを名乗っているが、2024年末に東京の大きな美術館を退職したばかりなのでモラトリアム中。散歩の途中に義理の母にばったり会って、そのままお昼をご馳走になるような日々を過ごしている。

Episodes

  1. Jul 7

    つる日和07:文字移植

    今回は、『文字移植』(河出書房新社、1999年)を読む会です。文字移植は以前は「アルファベットの傷口」というタイトルでしたが、単行本化する際にタイトルが変わった模様。今回は収録時に熊倉がインドネシア滞在中だったこともあり、脱線してインドネシアの話も結構しています。 (熊倉の音声がエコーかかったみたいになっている&車が通る音がけっこうします、すみませぬ) あらすじピンとこないなぁ/翻訳する主体(多和田さん?)が登場してる/かかとを失くしてでは日記書こうとしてた/うろこもちでは言葉をとられちゃってた/「作者」と「わたし」は違う人/別の存在だけど境界が曖昧なふたり/単語と文法の関係/話変わって東ジャワビエンナーレの話/最後の漁村と政府系大企業の遠近感/バナナ園の描写/ドイツの警報テスト/ヨーロッパ美術史的世界にないもの/ドイツ・日本から植民地としてのカナリア諸島へ/逆側から同じものを見ている/外界と自分を繋げる郵便局/男性は絶対にひとりでは行かないほうがよくて、女性もやめた方がいい場所ってどこだ/ゲオルグはパートナー?/(なんかトントン音が入ってる、すみません)/なぜここまで翻訳が進んでいないの?/文字と文字のはざまで、意味に到達できない/支配者の言語を携えて、被支配者の場所に来ちゃった人の居心地の悪さ・ヒリヒリ感がリアル/自然の怒り/国や地域の植民だけではなくて、自然に対する支配/主人公の戸惑い/作者に気をつかってる/100%の翻訳はない/過去の自分を振り返る反省会/居心地の悪さ/それはいい身分だね/知ることで抉られる傷/ 音楽:石坂智子 #多和田葉子 #文学 #河出書房新社

  2. Jan 16

    つる日和06:うろこもち/Das Badのつづき

    今回も「うろこもち/Das Bad」の続き。今回は2人とも日本語で読みました。収録は夏!時間かかりすぎ! *熊倉の声が若干エコーしたみたいに聞こえる箇所が結構あるのですが、聞きにくかったらごめんなさい。 忙しくないのに本読めないなぁ/暑いからね/日本語の方がショック大/ホラー/配達きちゃいました/ジングル便利〜/わたしの不在/写真に映らないわたし/わたしをわたしと呼ぶ人の不在/恐怖/クリスティーン・サン・キム YOU DONT KNOW HOW SMART I AM IN MY LANGUAGE/自分の写真と鏡を見る/母と子どもの関係/鼠よく出てくる/よく出てくるモチーフをリスト化したい/みかちゃんの子の話/日本における女性の選択と決定/女性の側にそういう認識が育たないようになっているのか?/無知でいられることがよしの世界/搾取を簡単にされちゃうし、搾取に簡単に加担しちゃえる社会/ダイアローグ・イン・ザ・ダーク/公権力が鼠を潰す/2025年夏の参議院選/言葉を教える側と教えられる側/移住、移動/ドイツのパン/死と混じり合った世界/死んだらどうなるかわからないの怖/多和田さんに聞いてみたい!..... ⁠音楽:石坂智子⁠   #多和田葉子 #文学 #読書会 #雑談  #おしゃべり

  3. 10/18/2025

    つる日和05:うろこもち/ Das Bad

    今回はうろこもち/Das Badを読む会です。もともと1980年代に日本語で書かれたのち、まず1989年にドイツで「Das Bad」として出版され、その後2010年の新版に初めて日本語版「うろこもち」が掲載されました。熊倉は日本語で、ミカちゃんはドイツ語で読んでいます。 音楽:石坂智子 今回はDAS BAD(浴室)/日本語タイトルは「うろこもち」/熊倉は日本語で/ミカちゃんはドイツ語で/こんな話だったっけ?(笑)/民話も再び/球体時間/母親の描写が気になりました/女の気持ち悪さ/自分をどのように呼ぶか/ペルソナだけが変わっていく/呼ばれる名前/みかちゃん子育て中/一人称と二人称の混ざった状態/言葉を与えてくれる人に惹かれる/人称をめぐる問題/まだ越境してない人々/自分が透明な棺桶、ってどういうこと?/地底を這うじめっとしたイメージ/言語がないと存在しづらい私たち/実体と象徴と意味がうごめいている/自分というものが外部の言語によって成り立ってる不思議/ドイツに来たばかりの多和田さん/言葉を失う感覚/母語が薄れていってしまう恐怖/まさしくそういう話なのでは?/そあそあ(みかちゃんのお子)乱入/カワイイ~/歳を重ねる焦燥感 #多和田葉子 #文学 #読書会 #雑談  #おしゃべり

  4. 09/05/2025

    つる日和特別編02:地主麻衣子さん、ちぇんしげさんと「三人関係」を読む 後半

    今回も前編につづき、アーティストの地主麻衣子さんと、ちぇんしげさんに参加していただき、「三人関係」についておしゃべりしています。 音楽:石坂智子 国立富士見台団地🗻/多和田さんのお父さん/オペラ「ナターシャ」(来年じゃなかった、8月に上演してました)/映画化できない多和田作品/エクソフォニー/漢字の造形の話/言葉と図像が同じ平面上に存在するお得感/ふりがなで意味を拡張させる/ちぇんしげさんの研究ノート📓/言語マニアなんです/文字学は新しい分野/台湾語の発音記号/ちぇんしげさんの言語講座/作品を作るために色んな言語を学ぶ人/子どもの宇宙語/ちぇんしげさん今度はマレー語/多言語ショート動画を見てしまう/話し言葉には境界がないが文字には政治性がある/(ページを捲る音いいな)/透明であることと文字が見えないこと/文字に対する諦め/という状況を文字で読む/文字のブロック/Das Bad(The Bath, うろこもち)/メルカリで買えました/書く言語でモード変わります?/怒るときは英語がいい/前もお伝えしたと思うんですけどの攻撃力/多和田さんに来てもらえばよかったね/漫画における多言語表現/次回は「白鶴亮翅」(2023)にしましょう🌱

  5. 09/04/2025

    つる日和特別編01:地主麻衣子さん、ちぇんしげさんと「三人関係」を読む 前半

    今回は特別編、アーティストの地主麻衣子さんと、ちぇんしげさんに参加していただき、再び「三人関係」についておしゃべりしています。 おふたりに自己紹介をしていただくのを忘れてしまった… のですが、おふたりともわたしの尊敬する素晴らしいアーティストです。読書会に参加していただくことができてとっても嬉しい!そしてつる日和のOPテーマとジングルを作ってくれたのは友人の石坂智子さん。ともこありがとう〜♡ はじめての対面つる日和♡/しかもゲストあり/OPテーマもあり/もう一回「三人関係」を読みたいんだ!/登場人物の名前の漢字/ルールや構造がありそうでない?/ゾワゾワしました/みんな相槌すごい/透明なものに対する執着/透明なものとは喧嘩することができない/三人関係を図解してみる/違う文化にいるとぶつかる制度やしきたりの壁/杉本の🐪/三人関係は点/三角関係は線/点は自由自在に動ける/おぉ~/いろんな言語で読む多和田作品/ドイツと西東京/男女の規範を超えた三人関係の可能性/名前の漢字が織りなす関係性/植物的な人たちの織りなす性/🐪が気になる熊倉/葱のケーキが美味しそうなちぇんしげさん/ハン・ガン「菜食主義者」/白樺かぁ/(なんか芝刈り機みたいな音がこの辺りからし始めます、ごめんなさい)/地主さんは主人公に似ている/地主麻衣子「馬が近づいてくる音」(2014)と「欲望の音」(2017)/性のぎこちなさ/後半へ続く△

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デュッセルドルフ在住の三上(ミカちゃん)と東京在住の熊倉(ハルちゃん)による多和田葉子ファンクラブ♡ ふたりのキュレーター(現代アートが専門です)が、長年ファンである小説家 多和田葉子さんの作品について、のんびり、時に熱く!おしゃべりするプログラムです。タイトルは多和田さんの2023年の長編小説「白鶴亮翅」(はっかくりょうし)ヨリ。 【プロフィール】 三上真理子 キュレーター&アートプロジェクトマネージャー。ドイツを拠点に活動しつつ、時々日本にも帰ってくる。はたから見ると非の打ちどころのない珠のような人間なのだが、いつも真面目に色々と考えをめぐらせ悩み生きている偉い人。 熊倉晴子 一応インディペンデント・キュレーター/ライターを名乗っているが、2024年末に東京の大きな美術館を退職したばかりなのでモラトリアム中。散歩の途中に義理の母にばったり会って、そのままお昼をご馳走になるような日々を過ごしている。