コンテンツ過剰接続

私はこーへ / キムラ

番組概要: 様々なポップカルチャーと世の中の接続を過剰に受信する𝑪𝒖𝒍𝒕𝒖𝒓𝒆 𝑮𝒂𝒏𝒈 𝑹𝒂𝒅𝒊𝒐 ハッシュタグは#過剰接続でお願いします! また、note( https://note.com/c_overconnection )にて【感想戦】として収録後の振り返りを、また【別冊】として参戦直後のライブレポや注目すべきポップカルチャー(音楽、アイドル、映画、お笑い)について、月に4回更新中。 番組の感想・あなたのおすすめコンテンツを常に募集中! 回答はGoogleフォームリンクから → https://forms.gle/Es4tnBXoADvjrK9P9 詳細: コンテンツがあり、ファンダムがいて、考察がある。そんな昨今のカルチャー状況の中、どこにも行かずPOPの中に踏みとどまり、アレとコレとを接続し、その先を見出す。『コンテンツ過剰接続』は全身全霊で音楽、映画、アニメ、美術、その他諸々を摂取するあなたをカルチャーギャングへ導きます。この番組を聴取した先に、あなたの日々の文化的生活の価値転倒、「よくわかんないけど、なんかわかった!」の発現があったりなかったりすることでしょう。 Twitter: 私はこーへ( https://x.com/minicoolkohe ) キムラ / Kimura( https://x.com/kimu_ra10 ) 連絡先(ご依頼など): contents.overconnection@gmail.com

  1. Aug 12

    #37 特集:アニメイト(後半)「TIFとEBiDAN『Yes! 東京』」

    後半では、いよいよEBiDAN「Yes! 東京」について探っていきます。なぜ今、この曲なのか。そして「アニメイト」とEBiDANがどう接続するのか。 「Yes! 東京」を手がかりにすると、ここ数年、別々の場所で進んでいた変化に、共通する輪郭が見えてきます。アイドル、アニメ、芸人、VTuber、スポーツ選手……いまや誰にでも「推し」がいて、どんなジャンルにもアクスタがあり、ランダムグッズがあり、誰かと誰かの「関係性」がある。 人はなぜ推しを作り、グッズを集め、交換し、同じものを好きな人たちのいる場所へ向かうのか。好きなコンテンツがあるからそこへ行くのか。それとも、そこに居続けるために次の好きなものを探しているのか。そんなことを考えていくうちに、アニメイトという場所が急に重要に見えてきます。大量のIPがひとつの建物に並び、そのすぐ外で人々がグッズを交換している。何かを好きになること、買うこと、集めること、誰かとつながることが、ほとんど同じ場所で起きている。 いまは「IPの時代」であると同時に、「OSの時代」でもあるのではないか。 EBiDAN、しゅんき、Snow Woman、ブルーロック、音楽フェス......後半では、これらを手がかりに、2026年以後の「推し」をめぐる風景について考えます。

  2. Aug 8

    #36 特集:アニメイト(前半)「TIFとEBiDAN『Yes! 東京』」

    現在の日本のポップアイドルシーンはあまりにもカオスに急加速しており、この歪な肥大化は、未来へ向けた発展と、文明の退廃、そのどちらの気配をも感じさせます。 以前から我々は「アイドルを語ることは、社会を語ることである」という姿勢を表明してきました。今まさに時代の転換点とも言うべきこの状況をきちんと捉えるためには、個々のグループを点や数値で追うだけではもちろん足りません。あらゆる界隈をまたぐ横断性と網羅性、そしてなにより、時代の少し先を読む「勘」が必要不可欠です。 というわけで今回は、TOKYO IDOL FESTIVALと、EBiDAN「Yes!東京」について話します。「FRUITS ZIPPERだ〜、イコラブだ〜と言いながら、今度はiLiFE!かよ。そのうえEBiDANまで行くのかよ」と思うかもしれません。しかし、とどまることを知らない時間の中で、いくつもの移りゆく街並みを眺めていかなければならない。一見まったく別の場所で起きている出来事を、同じ「東京」のポップカルチャーとして並べてみることで、初めて見えてくる景色もあります。 巨大化し続けるアイドルフェス、グループの垣根を越えて立ち上がる「ブランド全体曲」、細分化されながら奇妙な場所で接続していくファンダム。そして、「いま東京でポップアイドルを見る」とはいったい何を見ることなのか。 これは非常に困難で複雑な作業です。生半可な理解やPV欲しさだけでこの領域に踏み込めば、たちまちポップという複雑で巨大な濁流に飲み込まれ、あっという間に瀕死となるでしょう。データをAIにぶち込んでよくわからない図表を作ったり、インタビュー記事をAIで要約したポストでviewを稼いだりするだけでは、決して「ほんとう」を掴むことはできません。厄介なのは、ほんとうではないものほど、しばしば「ほんとう」らしい顔をして近づいてくること。 TIFからEBiDANまで。東京という街で同時多発的に起きているポップの異変を、今回もできる限り広く、そして勘を頼りに観測します。 お気づきの通り、誰か一人の言葉を頼りにして済む時代はとうに過ぎました。どうか皆さん、おのおののスタイルで考え続けてください。健闘を祈ります。 ※本編内で「FRUITS ZIPPERの"りのまる"」と発言していますが、正しくは「CANDY TUNEの"りのまる"(福山梨乃)」です。

  3. Jul 10

    #35 【ゲスト】ベテランち 特集:スカすなよ。ジャパン。

    7月19日、大阪・梅田ラテラルで開催するトークイベント「スカすなよ。ジャパン。」を前に、ポッドキャスト本編にベテランちさんを迎えました。 イベント当日は、3人がそれぞれ2026年上半期のベスト/ワーストコンテンツを持ち寄り、忖度なしで批評する予定です。単なる悪口と批評は何が違うのか。そのコンテンツの社会的な価値を認めたうえで、それでも異論を唱えることに、いまどれほどの意味があるのか。 サブカル人間がポップのど真ん中を目指す難しさ、広告やYouTubeのアルゴリズムを「ハックする」ことと「飲み込まれる」ことの違い、「スカすなよ」という言葉自体が抱えるメタ構造の罠…… 批評も冷笑もすっかり大衆化した時代に、それでも本気で何かを語るためには何が必要か。YouTubeのコメント欄になぜ批評空間が育ちにくいのか。関西弁問題。ポッドキャスト文化の東京偏重性……イベント本番で取り上げる予定のワーストコンテンツも、少しだけ予告してます。 【イベント情報】
「スカすなよ。ジャパン。」
2026年7月19日(日)
会場:梅田Lateral
ゲスト:ベテランち
※現地観覧・配信あり
[チケットURL]会場:https://livepocket.jp/e/ng6wu 配信:https://premier.twitcasting.tv/lateral_osaka/shopcart/440527

  4. Jul 7

    #34 特集:ラディカル・オプティミズム(後半)「M!LKと大森時生」

    前半では、M!LKやモナキを中心に、現在のポップミュージックに漂う「反復」と「過剰」について話しました。 では、それは本当に“インフレの時代”をそのまま映した音楽なのか。後半では、その前提を少し疑いながら、インフレソングという言葉の奥にあるねじれについて考えていきます。 景気がいいから音楽が派手になっているのではなく、むしろ現実が冷え込んでいるからこそ、もっと明るく、もっと過剰に、もっと元気づける必要がある。M!LKやモナキの華やかさは、単なる浮かれた明るさではなく、どこかでデフレ的な閉塞感や、コロナ禍以後の傷つきを引き受けたものなのではないか。 そこから話は、大森時生が関わったテレ東音楽祭へ。リアルとフェイク、メインとサブ、懐かしさと現在性が同じ平面に置かれた、あの奇妙な歌謡祭をどう見るべきなのか。モキュメンタリー的な感覚が、なぜいま音楽番組の場で機能していたのかについて話しています。 さらに後半では、ベテランちが掲げる「東京2」の話もしています。ポップとサブカル、中心と外部、東京1と東京2。そのどちらか一方に閉じこもるのではなく、両方を行き来しながら、次にどこへ賭けるのか。現在のポップカルチャーを考えるうえで、この「東京2」的な態度がひとつの鍵になるのではないか、という話です。 暗い顔をする理由はいくらでもある。それでも、時代の絶望に回収されないために、明るさをどう保つのか。後半では、不透明な時代における態度としての「ラディカル・オプティミズム」について考えていきます。 ベテランち「東京2について考え中」https://www.youtube.com/live/BnpBAiFECLs?si=1s0e9aLhiPC4-DI3

  5. Jul 5

    #33 特集:ラディカル・オプティミズム(前半)「M!LKと大森時生」

    「2025年を振り返ると、田中圭が『なんで知ってんの?なんで知ってんの?なんで知ってんの?』と慌てふためき、高市早苗が『働いて働いて働いて』と国民を鼓舞し、スーパーには平然と『古古古米』が並び、『倍倍FIGHT!』がバニラの広告トラックのごとく街中に響きわたる、そんな反復と過剰に満ちた一年でした。」 これは、我々が2月に開催したトークイベント「2025年のこたえあわせ」に合わせて書いた告知文です。 反復と過剰。あの時点では、2025年という一年を振り返るためのキーワードとして使っていた言葉でした。しかし2026年上半期の音楽シーンを見ていると、そのムードはむしろ、よりはっきりと輪郭を持ちはじめているように感じます。 M!LK、FRUITS ZIPPER、モナキ、倍倍FIGHT……近年のポップミュージックには、なぜこんなにも「増えていく」「繰り返される」「爆裂している」感覚があるのか。景気がいいわけではないのに、音楽や推し活の側だけが過剰に明るく、感情だけがどんどん膨らんでいく。最近になって、この奇妙なズレを「インフレカルチャー」「インフレソング」として捉える言説も語られはじめています。 文化系トークラジオLife「インフレカルチャー?~値上がり時代の欲望と不安」https://www.youtube.com/live/z7RQa_fjy8k?si=iKBvVWCudTyTs3R9 柴 那典「M!LKと『過剰の時代』」https://note.com/shiba710/n/nf968672c483e この流れを受けて、前半では、M!LKやモナキを中心に、平成的なコミックソング、K-POP以後のJ-POP、そして推し活の変化などを行き来しながら、現在のポップに漂う「反復」と「過剰」の正体を探っていきます。 さて、ここまではあくまで「現在」の話。我々の仕事は、この先の未来の話をすることです。

  6. May 25

    #31 特集:アダルトD2C(前半)「『ユーフォリア』とmyfans」

    今回の特集は「アダルトD2C」。生産者が、実店舗や中間業者に大きく依存するのではなく、アダルト商品を購入者に直接届ける——それがアダルトD2Cです。アダルト商品をただ売るのではなく、世界観や安心感ごと直接届ける仕組み。買いにくさや後ろめたさは、どう変わったのか。流通、ブランディング、セクシュアリティの現在地を語ります。 そこで接続するのは、HBOドラマシリーズ『ユーフォリア/EUPHORIA』。セックス、ドラッグ、暴力、SNS……現代の若者が抱えるさまざまな問題を極めて鮮烈に描いた本作は、主演のゼンデイヤを中心に、シドニー・スウィーニー、ジェイコブ・エロルディ、ハンター・シェイファーら豪華キャストが出演。制作はA24、制作総指揮にはドレイクも名を連ねており、現代ポップカルチャーの象徴的作品として高く評価されています。 本作で、シーズン1と2で登場していたのがマッチングアプリ。それがシーズン3では、OnlyFansのような、より直接的に「性」や親密さを流通させるプラットフォームへと置き換わります。つまり、恋愛や出会いを仲介するサービスから、性や親密さそのものを個人が直接販売・発信するプラットフォームへと、流通のかたちが変わったということ。そんなOnlyFansの日本版のような形として2021年にサービスを開始したのが「myfans」。いまや、アダルト商品だけでなく、身体そのもの、親密さそのものが「直接届けられるもの」になっている。そこでは匿名性、承認欲求、自己演出、安心感までもが商品化されていきます。 『ユーフォリア/EUPHORIA』が描いていたのは、まさにそうした「性」の流通が、現代においてどのように欲望や自己像と結びついているのか、という問題でもあります。性がいま、どのように流通し、消費され、自己演出の手段になっているのかを考えます。 【トークイベント緊急開催!!!】 てけしゅん過剰接続 六月祭 「正気を取り戻せ!」〜アルゴリズム地獄篇〜 6月1日(月)20時〜  @代官山晴れたら空に豆まいて 前売/配信 ¥2800 当日 ¥3000 https://haremame.com/schedule/81930/

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