女子校の後輩と話し始める「脱植民地化」

女子校の後輩と話し始める「脱植民地化」

研究者・中村融子と、その女子校の後輩であるいなだ易が、確かな情報と多様な視点を元に配信し、政治参与の方法を考える番組です。 https://lit.link/gsdecolonize2025 「関心を抱くべきだとは思うけど、何を信じればいいの?何ができるの?」 社会問題へのコミットの意志はあるけれど、特に信頼性や有効性の観点から迷っている人たちを、一定の専門性で励ましながら、共に歩む番組を目指します。 多様な視点を取り入れるといっても、現状肯定的な意味での「中立」に留まるわけではなく、二人の経験と専門性を活かしながら、ジェンダー批評的、脱植民地的な志向を持っています。 ―「あの頃」の友達と「あの頃」のその先へ― 中学生の頃から知っている女子校の先輩後輩のおしゃべりを通じて、有効な政治参与をする方法を探り、提示し、聞いている人と共に一歩踏み出したいと思います。しかし、楽しかった女子校時代の関係性に閉じこもるわけではありません。 むしろ学生時代以降、より広い社会との関係で経験してきたこと、それぞれが培った専門性―地域研究・美術・法律―を大切にします。書籍や情報源の確からしさをよく検討しつつ、それぞれが経験や感覚を大切に「既存の知」や「理性的なもの」を再構成することを目指します。 このため、中村の大学の後輩であるかずねさんがサポートメンバーに入ってくれました。彼のフィードバックを元に二人の会話を再定置し世界に関わります。 中村融子:アフリカ現代美術を起点に、美術の脱植民地化について研究する。現在は「陶芸」に軸を置き、美術と工芸の境界線と、文明・野蛮の概念、ジェンダーなどの交差について考えている。ベナンのアートシーン、フランスの陶産地、日本の陶産地がフィールド。博士(地域研究)。『美術手帖』「ブラックアート」特集、共同監修。 経歴はこちら:https://researchmap.jp/ottk128 いなだ易:中村の女子校の後輩。法律関係の職の傍ら、ジェンダーの観点から様々な媒体に寄稿する文筆家。同人サークル・てぱとら委員会として同人誌『私たちの中学お受験フェミニズム』等を発行、いなだ易として『アイドルについて葛藤しながら考えてみた』(青弓社)、『ユリイカ』 特集=ヤマシタトモコ、特集=ゆっきゅん(青土社)に寄稿。 かずね:中村の大学の後輩。オーボエを吹く。

  1. JAN 28

    第4-4回「政治的参与としての寄付」④―immi lab

    第4シリーズでは、政治的な新しい一歩を踏み出す選択肢として、政治的・社会的活動を行っているNPOやNGOへの寄付を提案してきました。第4回では、immi labさんにフォーカスします。滋賀を拠点にブラジルの「移民ルーツ」のサポート・伴走などをしている団体です。日本においても、昨夏の選挙期間には「移民問題」の名の下に差別的言動が相次ぎました。実際、海外から日本にやってくる方は、背景も滞在期間も実にさまざまで、そこにはそれぞれの現実や文脈があります。草の根的な取り組みを行う団体への支援を通じて得られる情報や視野は、不安や苛立ちを煽る大きな言葉に対する「免疫」になるのではないでしょうか。 また代表の北川ペドロソさんは、中村・いなだの「女子校の先輩」です。進路や仕事の選択と「脱植民地化」について、3-2回でお話した「ガチる」ことと「降りる」ことを軸に考えました。 ▲Immi lab (イミラボ @immilab_jp) ・滋賀を拠点にブラジルの「移民ルーツ」の若者たちの地域からの孤立を防いだり、進学や就職などのサポート・伴走などをしている。 ※「移民ルーツ」という語用の理由は後述… ・寄付の他にボランティアやインターン(ポルトガル語を話せる方は特に!)、運営メンバーも募集中。 (最新の情報は公式サイトなどから!) ▲「移民問題」と差別 ・中村:最近の「移民問題」「反グローバリズム」言説の、前提になってる世界観への強い問題意識 ・いなだ:生活実感から来る不満・怒り:吸い上げるようなキーワード・スローガンが目につく。 → そうした個別の不安・不満の原因や解決策等を、わかりやすい一言では説明できない構造がある。専門的に勉強することでたどり着く視座があるというジレンマ。 ・中村:「多文化共生とか綺麗ごと」みたいな話こそ現実離れしている、と実感を持てる例に触れて欲しい… ▲滋賀県にいる「移民ルーツ」の方々の背景 ・日本→ブラジルへ出稼ぎに移民した歴史 ・工業化のため労働者が必要に:「日系人」を就労制限なしで呼び寄せた ・滋賀の製造業地帯に多くおられるブラジル系の労働者、地域と経済にも不可欠な存在 ・その子供たち:ブラジル学校に通学、日本語能力の差、不十分な進路指導、地域からの孤立 ▲活動内容:プロジェクト・ポンテに着目して ・メンタープログラム:大学進学の可能性に思い至ってない場合もある ・進路相談室のnoteを読むと…「僕らの進路談話室。東近江のブラジル学校から#15」 https://note.com/immi_lab/n/nb50345b33591 ・不安というより無力感…「工場の仕事は2週間前ぐらい(会社による)からしか探せない」ことも。 ・こんな「放置」されているのか?! ・いなだ:滋賀在住経験…甲賀などは工場の労働力で成り立っており、ブラジルルーツの人が多いと体感。 →地域統合、コミュニティの一員として大切にすることが重要。 ▲北川ペドロソ実萌さん ・京都出身、二人の「女子校」の先輩→マサチューセッツ工科大学(MIT)工科大学機械工学部卒。 ・参加型デザインと質的調査が専門。デザインストラテジストとして国際保健分野の仕事をされていた。 ・ご自身がアメリカで「移民」として暮らした経験から、日本に帰り、地元近くの滋賀でイミラボを始める →いわゆるトップスクールを出て専門を生かした国際的な活躍を経た、こういう進路選択に「ガチる」「降りる」(3-2回参照)との関係を感じる ・中村は2024年にInstagramライブでご本人とお話しした。興味がある方はアーカイブをご覧ください。 (国際開発や支援分野にも「西洋中心」性が残っている部分は大いにあるのかも…と感じるお話でした) ▲日本と「移民」、移動について ・日本「からの」移民は昔から今もいるのに、歴史も情報も少ない →周縁化された歴史や今も残る問題に意識を向ける機会に ・「移民ルーツ」:場所を移り住むことがルーツに組み込まれている、という含意 →我々が学ぶもの、得るものも多い。留学・駐在・帯同etc. ・私たちが「外に出る」可能性も、(特権的とみなされがちな)留学や豊かな国・都市への駐在に限定されるものでもない。 ・いなだ(最近引っ越した):国籍や言葉が同じでも「違うコミュニティ」に定着するときの戸惑いや分からなさを感じている →移り住むこと自体に実感を伴いながら考えを深める機会にしたい 【番組公式Instagram】 https://www.instagram.com/gs_decolonize_2025 【プロフィール】 中村融子:アフリカ現代美術を起点に、美術の脱植民地化について研究する。現在は「陶芸」に軸を置き、美術と工芸の境界線と、文明・野蛮の概念、ジェンダーなどの交差について考えている。ベナンのアートシーン、フランスの陶産地、日本の陶産地がフィールド。博士(地域研究)。美術手帖『ブラックアート』特集共同監修など。 その他経歴はこちら: https://researchmap.jp/ottk128 Instagram:https://www.instagram.com/ottk128 いなだ易:中村の女子校の後輩。法律関係の職の傍ら、ジェンダーの観点から様々な媒体に寄稿する文筆家。同人サークル・てぱとら委員会として同人誌『いちいち言わないだけだよ。』『私たちの中学お受験フェミニズム』『推しカプ遍歴インタビュー』などを発行、いなだ易として『アイドルについて葛藤しながら考えてみた』(青弓社)『ユリイカ』 特集=ヤマシタトモコ、特集=ゆっきゅん(青土社)などに寄稿。 Twitter(X):https://x.com/penpenbros かずね:中村の大学の後輩。オーボエを吹く。 【カバーアート】 大津萌乃さん Instagram:https://www.instagram.com/ootsumoeno #話し始める脱植民地化 #脱植民地化 #先輩後輩 --- stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。 https://stand.fm/channels/682042234d20b5ed881553da

    55 min
  2. 12/28/2025

    第4-3回 政治的参与としての寄付③Stand with Syria Japan

    第4シリーズでは、政治的な新しい一歩を踏み出す選択肢として、政治的・社会的活動を行っているNPOやNGOへの寄付を提案してきました。第3回では、前回ご紹介した団体の中で、スタンドウィズシリアジャパン (Stand with Syria Japan) さんにフォーカスします。放送の中でも話している通り、中村・いなだの二人ともシリアの状況について、勉強もコミットメントも不十分で遅れている状態にあります。中村が自分自身の在り方への反省からこの団体への寄付行動を開始したという個人的な語りを起点に、いなださんとまさに「話し始め」る回です。 ▲スタンドウィズシリアジャパン (Stand with Syria Japan) (Insta @ssj__official) ・「シリア危機を生きる人びとの目線に立ち、彼らの存在に光を当てる」ことをミッションにするNPO法人 ・現地でのネットワークと現地スタッフを持ち、ニーズを把握し迅速に実施 ・民主化運動を抑制するアサド政権が2024年12月に崩壊、まさに「移行期」にあり、移行期正義や国づくりが進むシリア ・ウェブサイトに掲載されている「ミッション」を全文読み上げると感じるもの… ・創業者の方、山田一竹さんがシリアに移住。東京大学大学院総合文化研究科でジェノサイド研究。 →ところで法学部で「ガチる」(第3-2回参照)ルートからこういったことが捨象されてしまう。 →知の構造の問題も感じる。 ・ほかにもスタッフには、博物館研究員だった考古学がご専門の方も。 ▲中村の寄付のきっかけ ・HIMAWARIという「革製品の作業工房を現地で立ち上げて持続可能なビジネスを作る」プロジェクトへのクラファン→「工芸」の脱植民地化を研究テーマにする人間として「代わりにやって下さっている」 ・革職人の高い技術を活かせない、失職や支援依存の状態 ・ものづくりと尊厳、コミュニティの回復→いなださん「日本でも能登の震災の際に…」 ▲シリア危機について見逃してきたことへの内省 ・すべての問題にコミットできるわけではないが、その上で。「国際人道法」の無意味化を後押しした部分があるんじゃないか ・「国際社会の諦めモード」:SSJのウェブサイトにも度々この言葉が登場する ・いなださん:近年の国際情勢の変化、日本が「平和」を享受して目をつぶってきたものに向き合わざるを得ない時期 ・パレスチナ問題への関わり方でも言及した「抵抗への連帯」とわたしたちのポジショナリティの問題 →レバノン南部のイスラエルへの侵攻や空爆(アリ・シェリというアーティストの事例)への強い批判は絶対に必要。一方で「抵抗の枢軸」と呼ばれる武装組織とアサド政権の抑圧・虐殺との関係も。 →シリアの民主化にわずかでもコミットしなければ、との動機に ▲新しいシリア ・昨年アサド政権が崩壊、現在シャルア政権下で新しい国づくりが始まっている ・支援活動だけでなく、政策提言活動もされている→シリアの移行期正義や民主的な政治への後押し ▲2025年年末までのクラウドファンディング ・強制収容所サバイバー・強制失踪者の家族を対象とした経済的支援 ・クラファンページにも克明に記される苛烈な強制失踪や拷問の実態。「生き延びることから、生きることへ」 ・いなださん:日本の法学家がベトナム、カンボジア等の法整備をサポートした事例も ・ここでもあくまでシリアの人こそが担い手になる、それに伴奏しサポートするという活動。 ・今、創業者が現地に拠点を移したSSJの活動を追うことは、自らの中東情勢・国際情勢への学びになり、リテラシーを高めることにも 【番組公式Instagram】 https://www.instagram.com/gs_decolonize_2025 【プロフィール】 中村融子:アフリカ現代美術を起点に、美術の脱植民地化について研究する。現在は「陶芸」に軸を置き、美術と工芸の境界線と、文明・野蛮の概念、ジェンダーなどの交差について考えている。ベナンのアートシーン、フランスの陶産地、日本の陶産地がフィールド。博士(地域研究)。美術手帖『ブラックアート』特集共同監修など。 その他経歴はこちら: https://researchmap.jp/ottk128 Instagramアカウント:https://www.instagram.com/ottk128 いなだ易:中村の女子校の後輩。法律関係の職の傍ら、ジェンダーの観点から様々な媒体に寄稿する文筆家。同人サークル・てぱとら委員会として同人誌『いちいち言わないだけだよ。』『私たちの中学お受験フェミニズム』『推しカプ遍歴インタビュー』などを発行、いなだ易として『アイドルについて葛藤しながら考えてみた』(青弓社)『ユリイカ』 特集=ヤマシタトモコ、特集=ゆっきゅん(青土社)などに寄稿。 Twitter(X)アカウント:https://x.com/penpenbros かずね:中村の大学の後輩。オーボエを吹く。 【カバーアート】 大津萌乃さん Instagramアカウント:https://www.instagram.com/ootsumoeno #話し始める脱植民地化 #脱植民地化 #先輩後輩 --- stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。 https://stand.fm/channels/682042234d20b5ed881553da

    49 min
  3. 12/09/2025

    第4-2回「政治的参与としての寄付」という選択肢②―様々な団体紹介―

    第4シリーズでは、政治的な新しい一歩を踏み出す選択肢として、政治的・社会的活動を行っているNPOやNGOへの寄付を提案してきました。第2回となる今回は、何度かご紹介してきたアクセプト・インターナショナルさん以外に、中村が寄付している、関係のある寄付先をご紹介します。 中東地域の政治に関わるものから、復興と地域を巡る実践的学術プロジェクト、関西の身近な「共生」についての取り組みまで。それぞれの現場から既存の力の構造を「仕方ない」で済ませない人達の働きが見えてきます。 ▲スタンドウィズシリアジャパン (Stand with Syria Japan) (Insta @ssj__official) ・「シリア危機を生きる人びとの目線に立ち、彼らの存在に光を当てる」ことをミッションにするNPO法人 ・現地でのネットワーク、現地スタッフの存在による迅速な事業実施と、現地ニーズへの対応 ・アサド政権の抑圧に苦しめられ、2023年の震災被害も受けた、シリア北西部での支援 ・中村はHIMAWARIという「革製品の作業工房を現地で立ち上げて持続可能なビジネスを作る」プロジェクトへのクラファンをきっかけに、継続寄付を開始。 ・移行期にあるシリアでの活動について、次回詳細にお話します。 ▲土田亮さんによる学術クラファン「個々人が意思をもって災害復興できる社会の実現を目指して」 ・アカデミック・クラファンであり、復興プロジェクトでもある ・「個々人が意志をもって災害復興できる社会の実現」のため、人類学の知見を活かしてボトムアップ型で復興ビジョンを構築する基盤づくり。能登で実施→佐賀、宮崎でも。 ・物資支援やケア現場にも関わり、被災者だけでなく支援者などの個人と信頼関係→そのまま書き起こす「聞き書き」という手法で声を集め、整理。 ・「聞き書き」ってほんまに大変!(中村もフィールドワークでやるけど!)でも貴重! ・災害復興も国の支援の妥当性などを巡って政局化、「現地の声」とか「当事者性」を巡るポリティクス… →本当にこぼれ落ちた声を拾ってルールメイキングに活かすということの大切さ ・自分の生活にも直結しうる、防災意識を高めたり、知見を広げられる ▲Immi lab(イミラボ) ( Insta @immilab_jp) ・滋賀を拠点にブラジルの「移民ルーツ」の若者たちの地域からの孤立を防いだり、進学や就職などのサポート・伴走などをしている。 ・運営者である、北川ペドロソ実萌さん、我々の女子校の先輩。大学の学部でマサチューセッツ工科大学(MIT)に行かれて、UCバークレーの大学院にも進学、元々のご専門は参加型デザインと質的調査。 ・前職は米国デザインファームにてデザインストラテジスト。行政や財団を顧客とし、エチオピアやブラジルでの国際保健分野の現場リサーチと戦略策定を担当。 ・大学時代から13年間米国で移民として暮らした経験から、移民特有の生きづらさを感じ、在日移民の現状に何かしたいと日本に帰ってきて、immi labを立ち上げる。 ・中村:最近の「移民問題」とか「反グローバリズム」という言説の前提になってる世界観への問題意識。 :我々は既に物と人のグローバルな移動の恩恵を受けており、言葉も知らんような人の土地からモノを買って、人が作ったもので暮らしてるわけですよ。 ・「移民推進はきれいごと」とか「グローバリスト」の陰謀、みたいな話がいかに現実離れしてるか。 ・中村は一度昨年インスタライブでも話した「移民ルーツ」という言葉の意味と、その人々から我々が得られるものがある ・寄付だけでなく、ボランティア(特にポルトガル語を話せる方)も募集中。 ・北川先輩の「活動先と寄付先をポートフォリオとして決める」というnoteが印象深く、今回の放送でも実は参考にしている。 ▲生活に組み込む新しい社会参与! ・普段の仕事や消費の行動と、もちろん投票とかとバランスを取ってどこかに寄付始めてみては? ・そりゃ全部寄付できるならしたいが予算は有限という問題も。そこで、ポートフォリオという考え方を導入すると、組む過程自体で自分の関心を問い直すこともできて良さそう。 来週以降、Stand with Syria Japanとイミラボさんの話を個別に詳しくやりたいと思います。 【番組公式Instagram】 https://www.instagram.com/gs_decolonize_2025 【プロフィール】 中村融子:アフリカ現代美術を起点に、美術の脱植民地化について研究する。現在は「陶芸」に軸を置き、美術と工芸の境界線と、文明・野蛮の概念、ジェンダーなどの交差について考えている。ベナンのアートシーン、フランスの陶産地、日本の陶産地がフィールド。博士(地域研究)。美術手帖『ブラックアート』特集共同監修など。 その他経歴はこちら: https://researchmap.jp/ottk128 Instagramアカウント:https://www.instagram.com/ottk128 いなだ易:中村の女子校の後輩。法律関係の職の傍ら、ジェンダーの観点から様々な媒体に寄稿する文筆家。同人サークル・てぱとら委員会として同人誌『いちいち言わないだけだよ。』『私たちの中学お受験フェミニズム』『推しカプ遍歴インタビュー』などを発行、いなだ易として『アイドルについて葛藤しながら考えてみた』(青弓社)『ユリイカ』 特集=ヤマシタトモコ、特集=ゆっきゅん(青土社)などに寄稿。 Twitter(X)アカウント:https://x.com/penpenbros かずね:中村の大学の後輩。オーボエを吹く。 【カバーアート】 大津萌乃さん Instagramアカウント:https://www.instagram.com/ootsumoeno #話し始める脱植民地化 #脱植民地化 #先輩後輩 --- stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。 https://stand.fm/channels/682042234d20b5ed881553da

    40 min
  4. 11/26/2025

    第4-1回「政治的参与としての寄付」という選択肢

    「教養ラジオ」で終わらない!とスタートした当番組。第4シリーズでは、政治的な新しい一歩を踏み出す選択肢として、政治的・社会的活動を行っているNPOやNGOへの寄付を提案します。 中村やいなだ易が実際に寄付している先なども紹介しながら、こうした団体への寄付が持つ意義についてもお話していきます。ご紹介する団体は、国際的な紛争にかかわるものだけでなく、地域振興や、文化・学術の維持・発展にかかわるようなものまであります。なかなかデモや集会には参加しにくい、一方でオンライン上の活動だけでは効力感を感じにくいといった方も、社会的・政治的に関与し続け、現場からの情報を得続ける方法として、ぜひ参考にされて下さい。 ▲「政治参加」の難しさ ・これまでの放送を聞いて下さったリスナーからのご意見、何かを「やめる」ことはしたが、「はじめる」方の難しさ ・slactivistという言葉もある cf. BBC Learning Englishの回 ・そこで社会的・政治的な活動を行う団体への「寄付」を提案 ▲政治的な「寄付」の意義と効果 ・地震などの災害があったときに募金を行う人は多いのでは?そして、前シリーズでも言ったとおり、人道支援的な寄付と排他的ではない。 ・中村:能登の震災の際「ほくりくみらい基金」に寄付した→震災の緊急人道支援はもちろん、その前から後もずっと、地域づくり・女性の事業支援…etc.を行っている。 ・活動報告が届く→忘れないでいられる&確かな情報が届く。 ・いなだ:水族館への寄付。環境調査や保全活動、教育活動支援を支えることも。 ・政治にせよ、文化や教育にせよ、自分がよいと思うものや理想の実現に対して寄付という形で支援&意思表示をする ▲中村の寄付先を含めたオススメNPO・プロジェクトを紹介 ・中村の寄付先選定の軸 1.地域研究者として、また「脱植民地化」をテーマにする者として、「代わりにやって下さっている」団体 2.も徹底した現場主義でありながら、それぞれの「現場」での経験を通じた体系的専門性の構築にも関わる →選挙を通じて議会に代理・代表を送るのと違う形で、ビジョンを実現するための「代理」を選ぶ政治的な行動 ・団体の活動報告を通じた情報の取得→マスメディアとは違う形でアンテナを張り続けられる+ネットアクティビズムの弱点である情報の不確かさを乗り越える ・今回は次の4つについて紹介:アクセプト・インターナショナル、スタンドウィズシリアジャパン (Stand with Syria Japan)、土田亮さんの「復興」をテーマとした学術クラウドファンディング、移民ルーツの若者に伴走するImmi lab。 ▲アクセプト・インターナショナル ・パレスチナのシリーズ(2-3)でも紹介したが、世界中の問題を扱っている ・ナイジェリアやコンゴ民主共和国などのYANSAGについての取り組み ※非国家武装集団に関わる若者(Youth Associated with Non-State Armed Groups: YANSAG)→この概念を当たり前に広めたいですね! ・特にナイジェリアについて、2025年夏にJICAやホームタウン構想を起点とした差別的なデマの広がりをアフリカ研究者として中村は懸念しており… ・西アフリカの紛争は宗教のみならず、水や土地などの資源の問題、気候変動などとの関わりがある。個別の事情に応じて、人として向き合う活動、支援したい! ・パレスチナ問題についてももう一段ギアを入れている。11月には、パレスチナの超党派の若手リーダーたちと代表・永井さんとの対話の配信も。 ・外側の勢力によって「和平」が定められようとしている今、まさに重要な取り組み。 ▲次回は… スタンドウィズシリアジャパン (Stand with Syria Japan)、土田亮さんの能登を起点とした「復興」をテーマとした学術クラウドファンディング、滋賀を拠点にブラジル移民ルーツの若者に伴走するImmi lab(イミラボ) →バラバラに思えるかもしれないが、色んな観点から「政治」とか「社会」に関わることができ、そこから関心や知見を広めることができると思う。 ーーー 【番組公式Instagram】 https://www.instagram.com/gs_decolonize_2025 【プロフィール】 中村融子:アフリカ現代美術を起点に、美術の脱植民地化について研究する。現在は「陶芸」に軸を置き、美術と工芸の境界線と、文明・野蛮の概念、ジェンダーなどの交差について考えている。ベナンのアートシーン、フランスの陶産地、日本の陶産地がフィールド。博士(地域研究)。美術手帖『ブラックアート』特集共同監修など。 その他経歴はこちら: https://researchmap.jp/ottk128 Instagramアカウント:https://www.instagram.com/ottk128 いなだ易:中村の女子校の後輩。法律関係の職の傍ら、ジェンダーの観点から様々な媒体に寄稿する文筆家。同人サークル・てぱとら委員会として同人誌『いちいち言わないだけだよ。』『私たちの中学お受験フェミニズム』『推しカプ遍歴インタビュー』などを発行、いなだ易として『アイドルについて葛藤しながら考えてみた』(青弓社)『ユリイカ』 特集=ヤマシタトモコ、特集=ゆっきゅん(青土社)などに寄稿。 Twitter(X)アカウント:https://x.com/penpenbros かずね:中村の大学の後輩。オーボエを吹く。 【カバーアート】 大津萌乃さん Instagramアカウント:https://www.instagram.com/ootsumoeno #話し始める脱植民地化 #脱植民地化 #先輩後輩 --- stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。 https://stand.fm/channels/682042234d20b5ed881553da

    41 min
  5. 10/21/2025

    第3-2回 改めての自己紹介② ―中学お受験フェミニズムと「脱植民地化」―

    今回は、これまで番組で主に聞き手を務めてきたいなだが、「脱植民地化」というテーマに関心を持った経緯をお話しします。 いなだは、法律業界に身を置きながらジェンダーに関する問題意識を深め、受験やアイドルなど、生活に密着した文化にまつわる批評やエッセイを執筆してきました。 いわゆる「政治活動」に参加してきたわけではありませんが、先輩からラジオのお誘いを受けたときは、なんだかすんなり受け入れることができました。 そこで、なぜ「脱植民地化」?を軸に、これまでの関心事や取り組みを改めて振り返ってみました。 みなさんのご経験とも照らし合わせながら、お聞きいただければ幸いです。 ▲これまでの経験 ・ザ・法学部(実定法学)は成績主義、受験競争。 ・現在の司法試験受験者に占める女性の割合は約3割、全弁護士のうち女性の割合は2割未満。「受験は実力主義だから男も女も平等」?その中で女性として、「行けるところまで行くべき」?「ここまできて降りられない」? ・女性であることが変に価値づけられる環境に疑問を持ちつつ、勝ち抜くことは「安全」「無難」な道でもあり。 ▲文筆活動 ・就職後、均質なキャリアの男性が占める「知的エリート」職の世界への批判意識を強める。目の前の景色はどのように作られている? ・同人誌『私たちの中学お受験フェミニズム』を制作。中高の同級生6人が自ら経験した近畿圏の中学受験を振り返り、フェミニズムの目線から分析する本。 ・定員、受験日程、親の経験、娘への期待など……きわめて「優秀」な一部の女子だけが「エリート」として選抜され、そうでない多数の女子の進路は一気に切り下げられる選抜の構造が、地域の受験システムに織り込まれている。 ・地元の“あるある”を外向きに説明する本だが、文学フリマ東京では「地方は遅れているんですね」的な反応も……。 ・地域のジェンダー秩序を固定化する大きな要因は、東京一極集中の経済でもあるのに、なかなか当事者意識を持って読まれないと実感。 ▲なぜ「脱植民地化」? ・不均衡な仕組みの競争を生き残れば生き残るほど、“女性活躍“の証になってしまう矛盾。 ・女性や、定型的なセクシュアリティを生きていない人が組織の中で発言力を持つことは重要だが、自分はむしろ、その構造自体から抜け出したいと考えるように。 ・地域の目線をいかに伝えるかという課題も、ジェンダーという変数だけでなく、脱植民地化という考え方を持っていけたら良いのでは。 ▲アイドルについて葛藤 ・書籍『アイドルについて葛藤しながら考えてみた』に寄稿。アイドルは、性的消費、パーソナリティ消費、異性愛規範、恋愛禁止ってどうなのか?などと外部から問題設定されがち。 ・客体視される仕事、他者化される存在でありつつ、生身の人間。 ・悪しき態度を反省して「より良いファン」を目指すというより、アイドルとファンの固定化した見方をほどくための一歩として書きたかった。 ・アイドルをやっている人側の視点、取り組みや言葉にも光があたればいい。 ▲「降り続ける」ラジオ ・これだけじゃない、あれだけじゃないを考え続けて、人の話を聞いたり調べたりしていると不可抗力的に物の見え方が変わってくる。その過程がすごく大事ではないか。 ・あの頃の女子校で良いものとされていた、「アメリカ式リベラリズム」の問い直しをするラジオーー価値基準の再編成 ・「降りる」というのは、何に尊厳を置くかを自分で決めるということ。 【番組公式Instagram】 https://www.instagram.com/gs_decolonize_2025 【プロフィール】 中村融子:アフリカ現代美術を起点に、美術の脱植民地化について研究する。現在は「陶芸」に軸を置き、美術と工芸の境界線と、文明・野蛮の概念、ジェンダーなどの交差について考えている。ベナンのアートシーン、フランスの陶産地、日本の陶産地がフィールド。博士(地域研究)。美術手帖『ブラックアート』特集共同監修など。 その他経歴はこちら: https://researchmap.jp/ottk128 Instagramアカウント:https://www.instagram.com/ottk128 いなだ易:中村の女子校の後輩。法律関係の職の傍ら、ジェンダーの観点から様々な媒体に寄稿する文筆家。同人サークル・てぱとら委員会として同人誌『いちいち言わないだけだよ。』『私たちの中学お受験フェミニズム』『推しカプ遍歴インタビュー』などを発行、いなだ易として『アイドルについて葛藤しながら考えてみた』(青弓社)『ユリイカ』 特集=ヤマシタトモコ、特集=ゆっきゅん(青土社)などに寄稿。 Twitter(X)アカウント:https://x.com/penpenbros かずね:中村の大学の後輩。オーボエを吹く。 【カバーアート】 大津萌乃さん Instagramアカウント:https://www.instagram.com/ootsumoeno #話し始める脱植民地化 #脱植民地化 #先輩後輩 #脱植民地化 --- stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。 https://stand.fm/channels/682042234d20b5ed881553da

    1h 1m
  6. 10/07/2025

    第3-1回 改めての自己紹介―裏方メンバーの参加理由と考えの変化―

    今回はこれまでと路線を変えて、雑談回に近い形で、普段裏方をしているかずねさんに、本活動に参加した理由や参加後の考えの変化について聞いていきます。 今回の配信を通じて、社会活動は自分と少し距離があるなあと感じている方々に、その距離を少しでも縮めていただけたらうれしく思います。 ▲改めての自己紹介 ・融子さんの大学の部活(オーケストラ)の後輩 ・大手都市銀行や日系戦略コンサルティングファーム等を経て、現在は工芸業界に身を置いている ・この手の社会運動には全く馴染みがない ▲なぜこの活動に参加しようと思ったか? ・これまでの社会人経験の中で、各人が自分なりの価値観を築いていくような社会になったら素敵だなと思った →自分が身を置くコミュニティ(狭くは会社・家庭、広くは社会)で良し・普通とされる価値観に疑いをもたずに従っていても、そのコミュニティを維持・繁栄のために価値観は操作されるから、納得感のある人生は送れない。 加えて、良し・普通とされることから外れずに生き続けるのはほぼ不可能でどこかで外れるため、自分で「良し」の価値観を持っておかないと自分に尊厳を持ち続けられない ・自分なりの価値観を築いていくためには、自分のこれまでの価値観と対比させて磨いていくための材料が必要である ・この配信は、世の中の既存の価値観の問い直しということするため、その材料を提供できると思ったから ▲活動を進めてみて、考えがどう変わったか? ・考えが変わったというより、自分の考えについて活動に参加した当初より解像度が上がった ・「自分なりの価値観の確立」ということが大事だと思っていたが、その価値観を構築するうえでの土台となる価値観は、社会という広い枠組みにおける既存の価値観だった。 ・土台となっている価値観というものを所与にしていたが、それ自体を見つめなおす余地があると思った ▲社会運動に対する距離感は変わったか? ・不条理な支配-被支配という関係は自分の身の周りにも多く存在しており、自分もその関係を強いられたことや、逆に強いてしまったこともあったと理解した ・具体的な社会運動として、行動に移せているかというとまだできていない状態だが、まずは構造を理解・意識できるようになったことが大きな一歩だと思っている ーーー 【番組について】 「女子校の後輩と話し始める脱植民地化」は、研究者・中村融子と、その女子校の後輩であるいなだ易が、日本語圏で暮らす多くの人が敬遠しがちな政治イシューについて、確かな情報と多様な視点を元に配信しながら、政治参与の方法を考える番組です。 【番組公式Instagram】 https://www.instagram.com/gs_decolonize_2025 【プロフィール】 中村融子:アフリカ現代美術を起点に、美術の脱植民地化について研究する。現在は「陶芸」に軸を置き、美術と工芸の境界線と、文明・野蛮の概念、ジェンダーなどの交差について考えている。ベナンのアートシーン、フランスの陶産地、日本の陶産地がフィールド。博士(地域研究)。美術手帖『ブラックアート』特集共同監修など。 その他経歴はこちら: https://researchmap.jp/ottk128 Instagramアカウント:https://www.instagram.com/ottk128 いなだ易:中村の女子校の後輩。法律関係の職の傍ら、ジェンダーの観点から様々な媒体に寄稿する文筆家。同人サークル・てぱとら委員会として同人誌『いちいち言わないだけだよ。』『私たちの中学お受験フェミニズム』『推しカプ遍歴インタビュー』などを発行、いなだ易として『アイドルについて葛藤しながら考えてみた』(青弓社)『ユリイカ』 特集=ヤマシタトモコ、特集=ゆっきゅん(青土社)などに寄稿。 Twitter(X)アカウント:https://x.com/penpenbros かずね:中村の大学の後輩。オーボエを吹く。 【カバーアート】 大津萌乃さん Instagramアカウント:https://www.instagram.com/ootsumoeno #話し始める脱植民地化 #脱植民地化 #先輩後輩 --- stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。 https://stand.fm/channels/682042234d20b5ed881553da

    59 min
  7. 09/16/2025

    第2-3回パレスチナ人の自治権のために―NPO法人アクセプト・インターナショナル

    パレスチナの占領・虐殺に関しては、「人道支援」さえも支配の加担になってしまう構図があることをお話し、「政治的に一歩踏み出す」行動をご紹介してきました。 ここ数か月は、西洋諸国による新たなパレスチナ「国家承認」が話題に上り、国連総会でいわゆる「ニューヨーク宣言」が採択されました。 しかし、パレスチナ国家の運営にどの勢力が関わるかについて(ハマスの関与を認めない、など)国家承認という形を取りながら外国が外から決めてしまっていることなどから、諸外国が承認するような「二国家共存」は占領やアパルトヘイトの根本解決にならない、むしろ継続するものではないかとの疑義も提出されています。 こうした状況を背景に、本当にパレスチナ人の自治権を実現するには、私たちには何ができるのでしょうか? そこで、イスラエル・パレスチナ間の「対話」ではなく、パレスチナのあらゆる政治組織・市民組織たち同士の対話を促進し、政治や社会の運用のためのエンパワーメントに取り組む日本発のNPOを紹介します。永井陽右さんという日本人がはじめたアクセプト・インターナショナルは、これまでもいわゆる「テロ組織」と呼ばれるような武装組織の構成員と、地域社会の再統合を実施してきた豊富な実績を持つNPOです。NPOの寄付という形で、政治的な一歩を踏み出すことができます。また、アクセプトの寄付者は「アンバサダー」という名前で呼ばれ、寄付者同士や、パレスチナの若手リーダーたちにメッセージを届けるなど、当事者に間接的に関わる機会なども用意されています。 https://accept-int.org/ ▲パレスチナでの取り組み ・ガザ地区での緊急的な人道支援 ・ハマスを含めたパレスチナ側の対話を進め、特に、若手や女性のイニシアティブを反映させた統合に向けての対話をサポート さらに具体的には・・・ ・パレスチナ内の分断を超えるという抵抗…「ユニークな第三者」 ・パレスチナ独自の事情としてある「和平」への不信感を超える ・正統性のある真摯なパレスチナのナショナルな統一的主体 ・パレスチナの人達のインテリジェンスに注目した行動 ・「独立系NPO」だからこそできる横断性! ▲「テロリスト」の専門家 ・「テロリスト」を”リスク”ではなく”ポテンシャル”としてみる、というアプローチ (※「テロ組織に入ってしまう若者たち」といった同情・救済的目線に潜む植民地主義に陥っていない) →武装組織に関わった若者を包括するYANSAGという概念の提唱と国際規範の確立、「Global Taskforce for Youth Combatants (GTY) 」の確立と多様な人材を入れたボードづくり ・現行のカウンターテロリズムレジームに基づいたリスク管理と、元武装組織に関与した若者たちを取り込んだ新しい国際規範の制定への挑戦 →「紅海」を囲む地域という視点 ▲なぜ宣伝したいか ・日本からパレスチナに関わるに当たってポジショナリティとして全うであると思うため →ハマスと「テロリスト」のレッテルを越えて関わっており、加えてハマスとPA以外の勢力や団体とも対話している。一方で、「抵抗」を称賛することと我々の立場性、「誰がそうさせているか」ということを踏まえると、アクセプトのアプローチがしっくりくる ・人道支援を越えて何かしたい…という方が、政治的な取り組みを支える寄付という選択肢を採れるため →よく言われる「日本独自の役割」を現実のものにできる可能性や、将来の日本政府などへのロビイングに繋げられる可能性を有している ・「憎しみの連鎖をほどく」というキャッチコピーに(これはある種の「どっちもどっち論」で使われる言葉でもあるから)忌避感を覚えてコミットに踏み出していない人がいたら、本当に勿体ない! ▲いなだコメント ・日本の刑事司法における「被疑者・被告人」とされる人達・されやすい人達と、その扱い(非人間化)にも共通する ・取り組み自体が「脱植民地的」というのは、日本の司法の問題との関連でもそう思う ーーー 【番組について】 「女子校の後輩と話し始める脱植民地化」は、研究者・中村融子と、その女子校の後輩であるいなだ易が、日本語圏で暮らす多くの人が敬遠しがちな政治イシューについて、確かな情報と多様な視点を元に配信しながら、政治参与の方法を考える番組です。 【番組公式Instagram】 https://www.instagram.com/gs_decolonize_2025 【プロフィール】 中村融子:アフリカ現代美術を起点に、美術の脱植民地化について研究する。現在は「陶芸」に軸を置き、美術と工芸の境界線と、文明・野蛮の概念、ジェンダーなどの交差について考えている。ベナンのアートシーン、フランスの陶産地、日本の陶産地がフィールド。博士(地域研究)。美術手帖『ブラックアート』特集共同監修など。 その他経歴はこちら: https://researchmap.jp/ottk128 Instagramアカウント:https://www.instagram.com/ottk128 いなだ易:中村の女子校の後輩。法律関係の職の傍ら、ジェンダーの観点から様々な媒体に寄稿する文筆家。同人サークル・てぱとら委員会として同人誌『いちいち言わないだけだよ。』『私たちの中学お受験フェミニズム』『推しカプ遍歴インタビュー』などを発行、いなだ易として『アイドルについて葛藤しながら考えてみた』(青弓社)『ユリイカ』 特集=ヤマシタトモコ、特集=ゆっきゅん(青土社)などに寄稿。 Twitter(X)アカウント:https://x.com/penpenbros かずね:中村の大学の後輩。オーボエを吹く。 【カバーアート】 大津萌乃さん Instagramアカウント:https://www.instagram.com/ootsumoeno #話し始める脱植民地化 #脱植民地化 #先輩後輩 --- stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。 https://stand.fm/channels/682042234d20b5ed881553da

    44 min
  8. 09/02/2025

    第2-2回 「パレスチナ支援」を超えて「政治的」に踏み出す一歩

    前回の放送では、人道的な状況が酷すぎて支援は必要だが、「人道支援」だけでは占領に加担してしまう側面もある、とお話しました。 だからこそ「政治的」になることが求められる、その一歩を踏み出す人を増やしたい、というのがさらにこのpodcastを始めた動機でした。 あまりにも破壊が大きすぎて「意味があるのか?」と思う気持ちも分かります。 今回は、これまでなされてきた、中村が関わってきた政治的な活動を種類別に紹介しながら、それぞれの意味や効果についてもお話します。 自治体レベル・選挙区レベルでは一人一人の意見は小さいものではなく、消費者としての一人一人の選択もバカにできない影響があります。 何より、多くの方のお仕事にも、政治的な情勢は必ず関わりがあるはずです。 突然知らない団体に参加するのは難しくても、一人でこっそりインターネットでできることから、あるいは、身近にいる「この人なら」という方とお話するところから、生活や職場での判断にこうした観点を取り入れて「政治的」な一歩を踏み出してみませんか? ▲政治的なもの・活動 ・デモ、スタンディング 意味あるのか?→「語られ方」への疑問を投げかける、「デモへの妨害」から見える風景 ▲署名 ・2023年10月には「北部からの追放」に反対するアムネスティの署名があった…… ・年金の運用資金のイスラエルへの投資に反対―ESG投資という基準との矛盾 https://www.change.org/Divest_Nenkin ・愛知県のイスラエルスタートアップの連携に反対する署名も https://chng.it/P2TBWMXvc6 →イスラエルの「スタートアップ国家」イメージと「文明と野蛮」の観点から重要だと思う。 ▲BDS運動 ・ボイコット、ダイヴェスト、サンクション ・BDSに対しても色んな意見はある……とはいえ!さすがに! ・文化・学術ボイコット(PACBI): 中村は強く賛成。産・官・学が一体となったイスラエル社会、文学・学術ウォッシュ…だけでなく、そもそも文化「が」問題。 ▲ご意見送付 ・政府や外務省への「ご意見送付」 ・政治家へ直接意見を送る、集会に出る=関連する領域に特化した議員、自分の選挙区の議員 ・ロビイングについて、法律家からの知見 ▲実は、このラジオを始めたのも「政治的運動」 人道支援にとどまらない、政治的に一歩踏み出すためのラジオにしたい。 ・この社会で広まりやすいやり方の一つ? ・「世論」に少しでも動きを… ・「ジェンダー」が当たり前の観点になったように、「脱植民地化」を頭において欲しい ・一回、ご意見送付してみませんか? https://www.kantei.go.jp/jp/forms/goiken_ssl.html https://www.contact.mofa.go.jp/form/pub/mofaj/feedback ・政治運動としてNGOへの寄付も。次回は、「アクセプト・インターナショナル」を紹介 :21世紀の「テロとの戦い」の語り自体を覆す・抗うような活動 ーーー 【番組について】 「女子校の後輩と話し始める脱植民地化」は、研究者・中村融子と、その女子校の後輩であるいなだ易が、日本語圏で暮らす多くの人が敬遠しがちな政治イシューについて、確かな情報と多様な視点を元に配信しながら、政治参与の方法を考える番組です。 【番組公式Instagram】 https://www.instagram.com/gs_decolonize_2025 【プロフィール】 中村融子:アフリカ現代美術を起点に、美術の脱植民地化について研究する。現在は「陶芸」に軸を置き、美術と工芸の境界線と、文明・野蛮の概念、ジェンダーなどの交差について考えている。ベナンのアートシーン、フランスの陶産地、日本の陶産地がフィールド。博士(地域研究)。美術手帖『ブラックアート』特集共同監修など。 その他経歴はこちら: https://researchmap.jp/ottk128 Instagramアカウント:https://www.instagram.com/ottk128 いなだ易:中村の女子校の後輩。法律関係の職の傍ら、ジェンダーの観点から様々な媒体に寄稿する文筆家。同人サークル・てぱとら委員会として同人誌『いちいち言わないだけだよ。』『私たちの中学お受験フェミニズム』『推しカプ遍歴インタビュー』などを発行、いなだ易として『アイドルについて葛藤しながら考えてみた』(青弓社)『ユリイカ』 特集=ヤマシタトモコ、特集=ゆっきゅん(青土社)などに寄稿。 Twitter(X)アカウント:https://x.com/penpenbros かずね:中村の大学の後輩。オーボエを吹く。 【カバーアート】 大津萌乃さん Instagramアカウント:https://www.instagram.com/ootsumoeno #話し始める脱植民地化 #脱植民地化 #先輩後輩 --- stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。 https://stand.fm/channels/682042234d20b5ed881553da

    33 min

About

研究者・中村融子と、その女子校の後輩であるいなだ易が、確かな情報と多様な視点を元に配信し、政治参与の方法を考える番組です。 https://lit.link/gsdecolonize2025 「関心を抱くべきだとは思うけど、何を信じればいいの?何ができるの?」 社会問題へのコミットの意志はあるけれど、特に信頼性や有効性の観点から迷っている人たちを、一定の専門性で励ましながら、共に歩む番組を目指します。 多様な視点を取り入れるといっても、現状肯定的な意味での「中立」に留まるわけではなく、二人の経験と専門性を活かしながら、ジェンダー批評的、脱植民地的な志向を持っています。 ―「あの頃」の友達と「あの頃」のその先へ― 中学生の頃から知っている女子校の先輩後輩のおしゃべりを通じて、有効な政治参与をする方法を探り、提示し、聞いている人と共に一歩踏み出したいと思います。しかし、楽しかった女子校時代の関係性に閉じこもるわけではありません。 むしろ学生時代以降、より広い社会との関係で経験してきたこと、それぞれが培った専門性―地域研究・美術・法律―を大切にします。書籍や情報源の確からしさをよく検討しつつ、それぞれが経験や感覚を大切に「既存の知」や「理性的なもの」を再構成することを目指します。 このため、中村の大学の後輩であるかずねさんがサポートメンバーに入ってくれました。彼のフィードバックを元に二人の会話を再定置し世界に関わります。 中村融子:アフリカ現代美術を起点に、美術の脱植民地化について研究する。現在は「陶芸」に軸を置き、美術と工芸の境界線と、文明・野蛮の概念、ジェンダーなどの交差について考えている。ベナンのアートシーン、フランスの陶産地、日本の陶産地がフィールド。博士(地域研究)。『美術手帖』「ブラックアート」特集、共同監修。 経歴はこちら:https://researchmap.jp/ottk128 いなだ易:中村の女子校の後輩。法律関係の職の傍ら、ジェンダーの観点から様々な媒体に寄稿する文筆家。同人サークル・てぱとら委員会として同人誌『私たちの中学お受験フェミニズム』等を発行、いなだ易として『アイドルについて葛藤しながら考えてみた』(青弓社)、『ユリイカ』 特集=ヤマシタトモコ、特集=ゆっきゅん(青土社)に寄稿。 かずね:中村の大学の後輩。オーボエを吹く。

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