Tokyo Life Studio

Nagai

Tokyo Life Studio Tokyo Life Studioは、「Beyond the Object.」というコンセプトを元に 香水をはじめとしたブランドやプロダクトの背景にある思想やストーリー、デザインを探求するPodcastです。 単なるレビューではなく、「なぜ、その製品は生まれたのか」「どんな価値観が込められているのか」という視点から、一つひとつのモノを深掘りしていきます。 スペックや流行だけでは語れない魅力を通して、新しい視点や、日々の暮らしを少し豊かにするヒントをお届けします。

  1. Oct 21

    Ep.23 Issey miyake LUMIERE D’ISSEY・光には温度がある

    銀座のISSEY MIYAKEで開催中の「光が訳すもの」展に行ってきました。同じ太陽の光でも、朝と夕方では印象がまるで違う。そんなことを考えながら、ふと、ここ1か月ずっと使っている一本の香水を思い浮かべました。ISSEY MIYAKE PARFUMS「LUMIÈRE D’ISSEY(ルミエール ドゥ イッセイ)」です。 ISSEY MIYAKEの香水は、1992年の「ロー ドゥ イッセイ」(水)に始まり、塩、そして2026年5月に発売された光へと続いています。コンセプトは「Wearing Light(光を纏う)」。調香はファブリス・ペルグランさんとマリー・サラマーニュさん、ボトルは三宅デザイン事務所のデザインチームによるものです。 香りはトップがグリーンマンダリンとネロリ、ミドルがオレンジブロッサム、フリージア、ホワイトムスク、ラストがピスタチオ ウッド アコードとサンダルウッド。甘さの中に、柑橘やグリーンの凛とした骨格が通っています。 ブランドは「纏う」と語りますが、1か月使ったぼくの実感は「包まれる」に近いものでした。この違いはどこから来たのか。公式の言葉と自分の体験を並べて、正直に話しています。最初のひと嗅ぎでわかることと、時間をかけて見えてくること。その両方を、ぜひ最後まで聴いてみてください。 ▼この香水が気になった方は、プロフィール欄の商品リンクからどうぞ。https://www.isseymiyake.com/products/ip45az864 ▼紹介してほしい香水や製品のリクエストは、プロフィール欄のWebサイトのリンクから、メールでお待ちしています。 https://tokyo-life-studio.vercel.app/

  2. Oct 16

    Ep.22 オブヴィアス・アンポアブルで見つけた知らない自分

    二子玉川のポップアップで見かけた、一枚の白いTシャツ。同じ白でも、生地の厚みや首まわり、縫い目の違いで、まるで別のものに見える。シンプルなのに、ぜんぜん「単純」じゃない。そんな感覚を持ったまま向き合ったのが、今回の香水です。 今回紹介するのは、パリ発のフレグランスブランド Obvious(オブヴィアス)の「UN POIVRE(アン ポワブル)」。「白いTシャツのような香水」を掲げるこのブランドを、創業者ダヴィッド・フロサールさんの歩みと、「明白な」という名前の背景にある環境への思いから紐解いていきます。哲学を学んだ人が、ニッチフレグランスの世界で他ブランドの立ち上げを支え、そして自分のブランドを作った。その流れを知ると、この香水の見え方も少し変わってきます。 香りは、インド産ブラックペッパーを主役に、キャラウェイの爽やかさ、ヴァイオレットリーフ、ジンジャー、シナモンを経て、アミリスとベチバーの温かい余韻へ。刺激だけで終わらない、ひとつの旅のような流れを、香りの構造から見ていきます。 この香水は、友人たちが誕生日に贈ってくれたもの。自分では選ばなかったはずの香りが、いつのまにか「気合を入れたい日」のそばにいました。「シンプルなものほど、奥にある複雑さに気づきにくいのかもしれない」「自分らしさは、自分ひとりで決めるものなのか」。答えを出す回ではありませんが、聴き終わったあと、身の回りのものが少しだけ違って見えたら嬉しいです。 ▼リンク UN POIVRE:https://noseshop.jp/collections/obvious/products/obv-pf-po2 mù_tokyo公式:https://mu-tokyo.com/?srsltid=AU7gw4WMlpfZnmzje5iRQl5M3GB2SnUoUkTniQS5QYfGsdhaawEdQosD 岩永丞威公式インスタグラム(マジで見て) https://www.instagram.com/joeyiwanaga/?utm_source=ig_web_button_share_sheet 映画「琉球バトルロワイアル」 https://tv.apple.com/jp/movie/%E7%90%89%E7%90%83%E3%83%8F%E3%83%88%E3%83%AB%E3%83%AD%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%83%AB-%E7%90%89%E7%90%83%E7%A9%BA%E6%89%8B%E9%A8%92%E5%8B%95%E8%A8%98/umc.cmc.5o6euc6281d0ukex6kzom0tf9 ▼企画のリクエストやご連絡は、Webサイトのメールからお待ちしています。 https://tokyo-life-studio.vercel.app/

  3. Oct 11

    Ep.21 マルジェラのビーチウォークで記憶を遡る

    誰とも会わない日に、あえて香水をつける。しかも、夏の香りを秋口になってから。 今回は、そんな少し不思議な習慣を、ひとつの香水とひとつの記憶から話してみました。 紹介するのは、メゾン マルジェラ「レプリカ」シリーズの「ビーチ ウォーク」。 1988年にパリで生まれたメゾン マルジェラが、「複製」の名を冠して再現しようとしたのは、服ではなく記憶でした。図書館、床屋、フラワーマーケット、そしてビーチ。誰もが一度は経験したことのある日常のワンシーンを、香りだけで切り取るシリーズです。 ビーチ ウォークのトップはベルガモット、ピンクペッパー、レモン。ミドルでココナッツとイランイランが広がり、日焼け止めやサンオイルを思わせるリゾートの空気に変わり、ラストはムスク、シダーウッド、ベンゾインが肌になじんで穏やかに残ります。朝から夕方までの海辺の一日を、時間軸でたどるような設計です。 僕がこの香水を初めて人に紹介したのは、大切な人と横浜に出かけた日、スターバックスのテラス席でした。「いい匂いだね」と言ってもらえたあの嬉しさが、今もこの香りと一緒に戻ってきます。だから、誰にも会わない日でも、僕はこの香水をつける。香りは、今ここにいない人や、もう終わってしまった季節を、もう一度自分の隣に連れてきてくれる。そんな使い方について、じっくり話しています。 ▼ 今回紹介した香水は、プロフィール欄の商品リンクからチェックできます。https://www.maisonmargiela-fragrances.jp/fragrances/eaux-de-toilette/replica-beach-walk/MM003.html?dwvar_MM003_size=1%2C05%20oz%2C%2030ml ▼ 紹介してほしい香水や製品がありましたら、プロフィール欄のwebサイトのリンクからメールでお知らせください。 https://tokyo-life-studio.vercel.app/

  4. Sep 24

    Ep.20 iPhoneを、着るという発想・Apple×ISSEY MIYAKE iPhone Pocket

    スマホケースに2万5800円――。 発売当時「高すぎる」「切った靴下みたい」という声も飛び交ったApple×ISSEY MIYAKE「iPhone Pocket」。ぼくも正直、心の中でツッコミを入れた一人でした。でも2ヶ月使ってみて気づいたのは、この製品を「スマホケース」として評価すること自体が、たぶんズレているということ。今回は、その理由を長期レビューとしてお話しします。 この製品を語るうえで外せないのが、スティーブ・ジョブズと三宅一生さんの縁です。1980年代、ソニーの工場で社員の制服に感動したジョブズは、Appleにも同じ制服を導入しようと三宅さんに依頼します(社員の反発で採用には至らず)。ただ、そこから二人は親しくなり、ジョブズが愛用した黒のタートルネックが生まれたと伝えられています。今回のコラボは、40年以上前の縁の延長線上にあるんです。 コンセプトは、イッセイ ミヤケが1990年代末から探求してきた「A-POC(A Piece Of Cloth=一枚の布)」。着る人が最後の形を決める余地を残す、という思想です。iPhone Pocketも3Dニットのリブ編みメッシュを一枚の布から一体成型で編み上げ、手に持つ、バッグに結ぶ、身につけるなど、使い方を持ち主に委ねる設計になっています。中身がうっすら透けて見えるのも特徴です。 実際に使ってみると、iPhone本体はほとんど入れなくなり、いまはイヤホン、カードケース、香水のアトマイザーの定位置に。「iPhone Pocket」なのにiPhoneが定住しないという矛盾も、素材の伸びなど気になった点も含めて正直に話しています。実用品としての点数と、物語としての価値は分けて語ったほうがフェアだと思うので、気になる方はぜひ最後までお聴きになりぜひレビューしていただくと幸いです。 ▼ご紹介した商品 iPhone Pocket(公式では現在販売していません) ▼エピソードのリクエスト・ご感想はこちら [メールアドレス] yongjingyoudou37@gmail.com

    Ep.20 iPhoneを、着るという発想・Apple×ISSEY MIYAKE iPhone Pocket
  5. Sep 3

    Ep.18 見せる方を、選んだ――Nothing「Ear (3a)」に乗り換えた2週間

    長年連れ添ったAirPods Pro 2から、Nothing「Ear (3a)」への乗り換え。きっかけは、電車移動中にバッテリーが切れてしまった、そんな些細な出来事でした。 Nothingは、OnePlusの共同創業者カール・ペイ氏が2020年に立ち上げたロンドン発のテックブランド。「中身を隠さない」透明デザインという一貫した哲学を持っていて、Appleの「完成された体験だけを見せる」美学とは真逆のアプローチを取っています。 Ear (3a)は、Nothingのラインナップの中では廉価モデルに位置づけられる一台。それでも乗り換えを決めた理由は3つ、デザインの美しさ、もともと惹かれていたイギリスというお国柄、そしてAirPods Pro 2のバッテリー劣化でした。もちろんマルチポイント接続やノイズキャンセリングの強度は、正直AirPods Pro 2に軍配が上がります。それでも、価格は税込15,800円(AirPods Pro 3は42,800円)。この価格差を踏まえた上で、自分にとって何を優先したいのか、そこを掘り下げています。 2週間使ってみて見えてきたのは、「隠すデザイン」と「見せるデザイン」、この2つの哲学の違い。今回はそんな視点から、乗り換えのリアルな気持ちを正直に話しています。気になった方はぜひ本編も聴いてみてください。 気になった商品は下のリンクからチェックしてみてください。 https://jp.nothing.tech/products/ear-3a?Colour=White エピソードのリクエストは、メールで募集しています。 yongjingyoudou37@gmail.com

  6. Aug 23

    Ep.17 悲しさから始まった、愛着の話・AppleMagSafewallet

    今回は香水を飛び出して、ぼくが2年くらい愛用してるApple純正MagSafeウォレットの話をします。実はこのアイテム、最初はちょっと悲しい気持ちからのスタートだったんですよね。 もともと本革モデルだったこのウォレット、2023年にAppleは環境配慮素材「FineWoven」へ切り替え。革好きのぼくにとっては正直ショックな出来事で、しかもネット上でも賛否が分かれてたアイテムでした。 でも使い込んでみると印象が一変。カードを最大3枚収納でき、iPhoneとMagSafeでピタッと一体化。何より1万円以下の価格帯でFind My対応してる数少ない製品で、実際に江ノ島で落とし物をした時にこの機能に助けられた経験もあります。スタンド機能がないのは今でも地味に不便だけど、それでも手放せない存在になりました。 「最初の印象だけで判断しなくてよかった」——そんなちょっとねじれた愛着の話、ぜひ最後まで聴いてみてください。 ▼商品リンクはプロフィール欄から https://www.apple.com/jp/shop/product/mgh64fe/a/magsafe%E5%AF%BE%E5%BF%9Ciphone%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%A6%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%B3%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%88-%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%82%AA%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%B8?fnode=5c4ced651ef291041950738593c7885521de8b1150586b0e055288e1f10c86f91748ac387f6f6e15e8ac949383d4422b5fa55088aa3b22c6eda2bce784b9d4f737ce6f150e97d523e2c99b1ea8a4d70aa5e8b031974b6254cde7bf25bbb0c791d2181d18dc40831685054a7b89984ede ▼note版tokyolifestudio投稿中! https://note.com/nagalog_life/portal ▼エピソードのリクエストはInstagramのDMまで募集中です https://www.instagram.com/nice_perfumer?igsi=MWxmODJwcnRkMnRpdg%3D%3D&utm_source=qr #TokyoLifeStudio #MagSafeウォレット #FineWoven #Apple #愛着 #ポッドキャスト

  7. Aug 15

    Ep.16 プチプラで東京を纏う・ZARA×Jo Loves「ELEGANTLY TOKYO」

    今回はいつもとちょっと路線を変えて、プチプラ回。レジ前でよく見かけるZARAの香水――実はれっきとした有名調香師が手がけた、侮れない一本です。 紹介するのは、ZARAとJo Lovesがコラボした「ELEGANTLY TOKYO」。Jo Lovesは、Jo Malone Londonの創業者ジョー・マローンさんが2011年に立ち上げた、まったくの別ブランド。ハイブランドの調香師本人が、自分の裁量で手頃な価格帯に挑戦した一本というのが、このコラボの面白いところです。VIBRANT CITIESという都市シリーズの一本として、東京をテーマに作られています。 香りはアイリスの静かでパウダリーな立ち上がりから、透明感のあるアラビアンジャスミン、そしてラストは和の香木を思わせるアキガラウッドへ。派手さではなく、静けさと精確さで「東京」を描いた一本です。 Tokyo Life Studioという番組名の由来でもある"東京"というテーマ、そして自分にとっての東京の記憶を重ねながらの正直な感想もお話ししています。3,590円という価格帯で、どこまでの体験が作れるか――そんな視点でもぜひ聴いてみてください。 ▷この香水のリンクは概要欄からチェックできます ↓ZARA ELEGANTLY TOKYO https://www.zara.com/jp/ja/elegantly-tokyo-edp-30ml-p20110782.html ▷やって欲しい企画のリクエストはインスタのDMまでどうぞ https://www.instagram.com/nice_perfumer?igsh=MWxmODJwcnRkMnRpdg%3D%3D&igsi=MWxmODJwcnRkMnRpdg%3D%3D&utm_source=qr #ZARA #JoLoves #ELEGANTLYTOKYO #プチプラ香水 #TokyoLifeStudio

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