Backstage M3

M3 Sports Therapy

M3 Sports Therapyでのセッションの中ではあまり話していない健康のこと、エクササイズの考え方と背景について。 少しでも伝わっていればいいなという気持ちで発信しています。

  1. 4d ago

    ep.74~簡単なことを習慣にする

    1. 看板に込めたメッセージ:「ここは直すところではなく学ぶところ」 看板を壊れにくい金属製へ買い替えた際、単に屋号を入れるだけでなく**「ここは直すところではなく学ぶところ」**というサブタイトルを付けました。以前は「自分が良くしてあげる」という意識が強かったものの、同じ施術を行っても効果に個人差があり、再現性を担保する難しさを感じたことがきっかけとなっています。自宅で行うセルフケアの宿題は、統計的にも継続して取り組めるのは約2つ程度と言われています。悪い部位がたくさんあってもエクササイズを4つ5つと増やさず、全身の連動性を考えたシンプルで簡単な2〜3つの動作に抑えることが、挫折を防ぎルーティン化させる鍵となります。言われた通り機械的に形だけ動かしている人は、エクササイズをやっても変化を感じにくい傾向があります。自分自身の身体感覚を丁寧に感じ取り、具体的な目的やイメージを持って取り組むことで、運動の効果や変化を実感しやすくなります。指導者側が50点満点中35点、クライアント自身が35点を出し合い、合計70点(合格ライン)を目指すという考え方を提案しています。すべてを指導者に任せきる「依存」を脱し、自分自身で身体を管理・改善できる「自立」を促すことが本質的なアプローチです。不調や痛みの多くは長年の身体の使い方によって生じるため、改善にも時間をかけて段階的に順応させていく必要があります。一発で痛みを消し去るような手法は、その場の症状が消えても別の部位に痛みが発生したり、本人の成長や運動パターンの学習につながらなかったりします。幼少期から大人に至るまで、怪我や痛みのリカバリーを通じて**自らの身体の取り扱い方を学ぶこと(体育)**こそが、生涯にわたって自分の身体をコントロールする財産となります。治療やトレーニングの真のゴールは、痛みを治すこと自体ではなくクライアントが自立することです。「絶対に良くする」という本人の強い思考やメンタルの持ち方が、最終的な改善結果を大きく決定づけます2. 習慣化(ルーティン化)のコツは「シンプルに2〜3つに絞ること」 3. 「イメージ」と「実感」が効果を高める 4. 依存から「自立」へ(目標70点の分担) 5. 「一瞬で治す魔法」の危険性と痛みからの学び 6. ゴールは「痛みを消すこと」ではなく「自立とメンタル」

  2. 6d ago ·  Bonus

    ep.~不安の原因について

    不安の正体は「無知」と「予測不能」 事前情報と対策の引き出し 天気予報があれば傘を持つなどの対策が立てられるように、事前情報や根拠があって未来を予測できる状態は、適切な対策を可能にして不安を減らす。怪我や身体の不調に対する不安 膝の痛みなどが生じた際、原因や知識がないと「自分だけ特別な悪い状態なのでは」と不安に襲われる。 過去の経験や仕組み(メカニズム)を理解できれば、対策の引き出しが増えて不安は解消される。意識による自律神経と炎症の最適化 バル=イラン大学の研究では、自律神経や自然免疫における初期の炎症反応に対し、意識(イメージ)を向けることで身体本来の抑制プロセスが最適化されることが示されている。トレーニングにおけるイメージの力 鍛えたい部位(お尻など)に意識やイメージ(「キラキラビームを送る」といった楽しい表現など)を持ちながら動かすことで、運動効果や成長スピードが向上する。楽しむことと効果の向上 しかめ面で努力するよりも、口角を上げて笑顔で楽しんで取り組む方が、脳や身体にとって高い効果を発揮する。祈りと身体・環境への影響 1980年代の研究では、精神的な意図や祈りが細菌の増殖・抑制に統計的な影響を与える可能性が示されている。神社参拝や初詣の心地よさ 初詣や毎月の神社参拝のように、日常の中で心を整え祈りを捧げる習慣は、感覚的にも心を穏やかにし、良好な状態を作る助けとなる。知ることで「簡単」に変わる 車の運転も知らない人には難解に見えるが、仕組みを学べば当たり前になるのと同様、身体の不調も知識がつくだけで恐怖は消える。視覚的な共有(絵・写真・動画)の重要性 言葉だけの説明ではなく、写真・絵・動画などを活用して具体的にイメージしてもらうことが、身体の改善やセッションの効果を高める鍵となる2. 意識やイメージが身体と免疫に及ぼす影響 3. 「祈り」や「意図」の可能性と習慣4. 可視化と学びによる不安の解消

  3. Oct 21 ·  Bonus

    ep.72~どうしてこの職業に就いたの?

    【雑談】どうして今職業に就いたの? の概要 1. 強制への違和感とスポーツ業界への自然な流れ 指示や強制への抵抗 学生時代や社会人初期の経験から、指示や上下関係で強制される環境に強いストレスを感じていた。自分で考え、試行錯誤できる環境を好む性格が根本にある。「好き」を仕事にするプロセス 幼少期から野球に親しみ、元々身体や運動への興味が強かったため、スポーツ業界へ進むことは自然な選択であった。「華がない」という過去の印象 選手時代はトレーナーに対して感謝しつつも「地味で華がない職業」と感じており、当時は自分が就きたいとは思っていなかった。 実際に現場に立って見えた奥深さ 実際に自らが現場で活動を始めると、外側からの見え方とは異なり、仕事の奥深さややりがいを実感するようになった。直面する課題と学びの連鎖 現場で新たな症状や課題(五十肩や膝の痛みなど)に出会うたびに調べ、知識を深めていくプロセスを「ドラゴンボール方式」と表現している。成長の捉え方 目の前に現れる問題は自分が乗り越えられるタイミングでやってくると捉え、ゲーム感覚で楽しんで成長を重ねている。身体機能の連動性とシンクロ 学生時代の歩行分析の授業にて、筋肉や関節、自律神経、脳がタイミングよくオン・オフを切り替えて動く様子に「オーケストラ」のような調和と美しさを感じ、深い興味を持った。全体調和と広範な影響 単一の部位を治すだけでなく、全身の調和が不可欠であると実感した。さらに体内の問題にとどまらず、対人関係、社会情勢、天候などの外部環境も身体に影響を与えるというホリスティックな視点を養った。無知を知る喜び 学べば学ぶほど自らの無知さを実感するが、少しずつ知識を積み上げていくプロセス自体に喜びを感じている。初心の維持 身体への興味という初心を維持しながら、今後も探求と成長を継続していく姿勢を示している2. トレーナー職に対する意識の変化 3. 課題を乗り越えて強くなる「ドラゴンボール方式」 4. 身体の神秘とオーケストラのような調和(ホリスティックな視点) 5. 探求心と「自分自身の成長」の積み重ね

  4. Oct 19

    ep.71~【栄養】動脈硬化について

    今回のエピソードでは、血管が硬く狭くなる「動脈硬化」のメカニズムと、それを防ぐための「酸化」「糖化」への対策・食生活の見直しについて語られている。 命に関わるリスク:動脈硬化は血管が硬く狭くなり、血液の流れが悪くなる状態のこと。進行すると脳梗塞や心筋梗塞などの重大な病気につながる。年齢ではなく生活習慣が決定づける:「もう歳だから」と年齢のせいにするのではなく、日頃の食事や運動などの生活習慣を見直すことが血管の健康を左右する。コレステロールの「酸化」 単にLDL(悪玉)コレステロールが高いだけでなく、それが「酸化」することで血管の壁にプラーク(慢性炎症の塊)がこびりつき、血管を狭くしてしまう。甘いものの摂りすぎによる「糖化」 甘いお菓子や清涼飲料水の摂りすぎで体内のタンパク質と糖が結びつき、「糖化」が発生。最終的に生まれるゴミのような物質(AGEs)が血管に蓄積し、ダメージを与える。控えるべきもの(悪影響を減らす)積極的に摂るべきもの(血管をキレイにする)自分が普段何を口にしているか、飲み物や食品の裏面ラベルを見て成分を知ることからスタートする。365日3食のうち、まずは朝食の選択を1つ変えてみるなど、日々の小さな習慣を見直すことが血管を健やかに保つポイント。1. 動脈硬化とは?放置すると危険な血管のトラブル 2. 血管を傷つける2大原因:「酸化」と「糖化」 3. 血管を守るために見直すべき食事と習慣4. まずは「知ること」と「1食からの見直し」

  5. Oct 18 ·  Bonus

    ep.70~自宅でやってほしいセルフ筋膜リリース

    フォームローラーなどを活用した「自宅でのセルフケア習慣」の重要性と、自分の身体に責任を持つ姿勢について。 所有率は高いが使いこなせていない:現在では7〜8割の人が自宅にフォームローラー(ストレッチポール)を持っていますが、正しく細かく使いこなせている人はその1/3程度。疲労リセットの習慣化:「掃除と同じで、疲れたら疲労を取る」のが基本です。前日にしっかり疲労をリセットしておくことで、翌日のスタート時の状態が大きく変わる。セルフケアの自立:指導者にすべてを委ねるのではなく、自分の体に責任を持って自宅でセルフケアを習慣化することが大切。効率的なセッション:自宅で基本的な土台づくり(大きい部位のケア)ができていれば、セッションでは自分ではできないより細かな調整や向上のための取り組みに集中でき、改善スピードが早まる。体と向き合う姿勢:テレビを見ながらできる仰向けや座った状態でのケア(ふくらはぎコロコロなど)は簡単ですが、意識して行う「うつ伏せメニュー」まで実践できている人ほど、日頃から自分の身体の状態としっかり対話できる。感覚の芽生え:セルフケアを通じて身体の軽さを覚えると、気分やモチベーションが上がり、日々のパフォーマンス向上につながる。痛みの根本的な手前:アキレス腱炎や足底筋膜炎、膝の痛みなどを抱える人の多くは、ふくらはぎの筋肉がパンパンに張った状態で放置されている。80%の防げる不調:専門的な治療の前の段階として、基本的なセルフケア(全体の75〜80点分)を行うだけで、日常的な痛みや怪我のほとんどは未然に防げる。アスリートの繊細な感覚:普段から身体と向き合っているアスリートやインストラクターは「少し傾いている気がする」といった微細な変化に非常に敏感。ステップアップの楽しさ:基本的なケアができている人ほど、より高度で繊細なアプローチが可能になり、お互いに変化を実感しながらパフォーマンスを高めて行ける1. フォームローラーの「所有」から「使いこなし」へ 2. 「大きなケアは自分で、細かな調整はプロで」という役割分担 3. 体との対話と「うつ伏せメニュー」の差 4. 日常ケアで痛みの8割は予防できる5. 身体感覚が高まることの価値

  6. Oct 17 ·  Bonus

    ep.69~トレーニング=アセスメント

    今回のエピソードでは、「トレーニングは毎回がアセスメント(評価)である」という考え方を軸に、自分に合った難易度の設定や、身体感覚を高めることの重要性について語られています。 個別性と変化への対応:人によって弱点やクセ、その日のコンディションは異なります。マニュアル通りのルーチンを全員に当てはめるのではなく、1回1回のセッションやエクササイズを通じた「評価(アセスメント)」と適切な調整が必要不可欠 左右バランスへの配慮:身体の使い方の左右差に応じて、右側だけに特定の刺激を入れるなど、柔軟なアプローチが求められます 絶妙な難易度設定:難しすぎると代償動作(腰を反るなどの間違った身体の使い方)や挫折につながり、簡単すぎると成長につながりません。 「頑張ればできる」設定:「角度を5度から7度へ広げる」「10回できたから12回を目指す」といった、今の自分にとって適切な負荷(チャレンジングゾーン)を見極めることが大切です 自分の身体に責任を持つ:指導者がいる時だけ動かせる状態(依存)から脱却し、自分で身体の違和感や感覚を読み取れるようになることが本質的な自立です プロアスリートの繊細な感覚:トップのプロ野球選手でも、構えやスクワットの際に「しっくり来る・来ない」という微細な感覚のズレと向き合い、修正を繰り返しています。結果だけに囚われず、身体のプロセスや感覚を丁寧に感じ取ることが重要です 知るだけで終わらせない:理論や新しいエクササイズを頭で理解しても、反復練習を重ねなければ脳の神経回路(シナプス)は形成されず、実際の動きには定着しません 反復の徹底:パーソナリティ自身も足部のエクササイズで「1万回チャレンジ」に取り組み、短期間で集中して繰り返し動かすことで、身体の運動回路を劇的に書き換える実践を行っています 1. トレーニング=毎回がアセスメント(評価) 2. 成長を引き出す「チャレンジングゾーン」 3. 依存を脱し、自分の「体の先生」になる 4. 身体に運動パターンを定着させる「反復(1万回チャレンジ)」

  7. Oct 16

    ep.68~発達の土台

    今回は、幼児発達や運動指導の現場で用いられる「発達のピラミッド理論」をテーマに、子供から大人まで共通する「健康と身体機能の土台」について。 1. ピラミッドの最下層(土台):人間らしさを支える「五感」 5×5=25パターンの感覚:視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚の五感は、それぞれさらに細かく分けることができ(例:味覚における甘味・旨味・塩味・酸味・苦味の5要素など)、人間の知覚や感性の基盤となっています。五感低下のリスク:嗅覚が鈍ると腐敗やガス漏れなどの危険察知能力が落ちたり、季節感を感じづらくなります。また、味覚が失われると食事の楽しみが奪われてしまいます。現代生活に潜む阻害要因:食品添加物や濃い味付け、長時間のスマホ視聴、柔軟剤などの強すぎる人工香料(香害)などは、無意識のうちに五感を麻痺させる慢性的なリスクとなります。前庭感覚(空間・傾き):内耳で頭の位置や傾き、揺れを感じ取る能力。幼少期のブランコ遊びや回転運動、マット運動などがこの感覚を効果的に養います。固有感覚(関節位置・身体地図):自分の関節が今どのような角度・位置にあるかを脳へ伝える能力です。運動連鎖のスムーズ化:前庭感覚と固有感覚という深部感覚がしっかり機能することで、脳から正しい指令が伝わり、体幹から手足へとスムーズな「運動連鎖」が可能になります。木登りのように「どの枝に足をかければ安全か」を全身で計算する体験や、エクストリームスポーツのように「失敗できない環境」に身を置くことが、人間の集中力や身体機能を大きく向上させます。五感や深部感覚といった「土台」の衰えは、1日や2日で起こるものではないため、リスクに気づかないまま不調が慢性化しやすいのが特徴です。日々の食生活や生活環境を見直し、自分自身の健康の価値を正しく認識・管理していくことが、一生自立して健康に動ける身体を作る本質です 2. ピラミッドの第二層:身体をコントロールする「深部感覚(前庭感覚・固有感覚)」 3. 「失敗できない環境」が脳と身体を育てる4. 日常の習慣と健康意識の大切さ

  8. Oct 13

    ep.67~変わらないことの凄さ

    ポッドキャスト「Backstage M3」エピソード67(変わらないことの凄さ)の概要です。 今回のエピソードでは、加齢に伴う身体の変化や日々の習慣の見直しを通じた**「状態を維持すること(変わらないこと)の本当の価値」について。 10代や20代の時期は、特別なことをしなくても自然と運動能力や筋力が向上していきます(上りのエスカレーター)。しかし30代を超えると身体機能は徐々に低下(下り坂)していき、70代・80代になるとその低下スピードはさらに加速します。何もしなければ衰えていく中で、10年・15年経っても「変わらない状態」をキープできていることは、実質的に能力を向上させているのと同等の大きな価値**を持ちます。薬や施術による一時的・表面的な即効性ばかりを追い求めると、長期的に本当に大切な習慣がおろそかになりがちです。食事や環境、関節のコントロールなど、日々の選択を10年単位で地道に継続していくことが、長期的な健康の差となって現れます。忙しさや怪我などで1ヶ月ほど運動を休むと「元に戻れるか」という不安が膨らみやすいですが、少し動き出して気分が変われば体は想像以上に早く元の状態を取り戻せます。完全に立ち止まってしまわずに、ゆっくりでも前進し続けることが大切です。人間の体は放っておくと減る一方であり、健康維持には「何を食べるか」だけでなく**「惰性で何を食べないか」の管理**が欠かせません。パンやタバコ、間食など、人は感情や惰性で消費しがちですが、価格の値上がりや一時的な体調不良をきっかけに悪習をスパッとやめられることがあります。一見ネガティブに思える出来事(値上がりや体調不良)も、不健康な食べ物から健康的な食べ物へ好みが変わるなど、長期的にはポジティブな変化のきっかけとなります。若い頃と同じ運動量や食事を続けるのではなく、年齢や生活環境の変化に合わせて内容を柔軟に変化させていくことが必要です。変化に対応しながら自分の体を管理し続けることで、結果として「変わらない健康的な身体」を保ち、人生のクオリティを高めていくことができます。🌿 エピソード67:変わらないことの凄さ1. 加齢と身体機能の変化(「変わらない」ことの価値)2. 即効性よりも長期的な積み重ね3. 休んだ後の不安と運動の再開4. 惰性による食習慣と「値上がり・体調変化」の捉え方5. 年齢や環境に応じた柔軟な変化

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