おうちde医療(おうちでいりょう) in 立川【エフエムたちかわ】

在宅医療com株式会社

エフエムたちかわにて毎週金曜日16時30分から放送中。 立川市で在宅医療に関わっている方や在宅医療のキーパーソンをゲストとしてお招きして、在宅医療の「今」をお伝えします! 「輪になる、つながる、助け合う、明るく、楽しく、元気に学べる!」 在宅医療の普及啓蒙や地域のみんなが助け合い暮らしていく世界を実現することを目指しています。ぜひ、ご参加ください! <番組開始にあたって> さまざまな発信媒体がある中、在宅医療への親和性が最も高いものが「ラジオ」との結論に至り、エフエムたちかわさんのご協力の元、スタートすることになりました。 在宅医療にはさまざまな方々が携わっています。その方々に現状をお話いただき、立川市のみなさまへ在宅医療の「今」をお伝えすることを目的にしております。 そして、在宅医療の普及啓蒙が進み、 理解して、納得して、医療へ そんな世界が実現できればと思っています。 みなさまの参加をお待ちしております! 出塚豪記 在宅医療com株式会社 代表取締役社長

  1. 2d ago

    第74回 在宅で生きる、看取る、送る~エンゼルケアの正しい理解と、看取りのその先を支える連携|ゲスト:平原優美 (日本訪問看護財団 常務理事)・千々岩巧(つなぐ葬儀社 襷―TAS

    エフエムたちかわ「おうちde医療in立川」第74回は、2026年10月30日(金)16時30分から17時に放送された回です。 今回のテーマは、「在宅で生きる、看取る、送る 第2回~エンゼルケアの正しい理解と、看取りのその先を支える連携」。 ゲストには、看護師で公益財団法人日本訪問看護財団の常務理事を務める平原優美さん、そして納棺師が在籍する「つなぐ葬儀社 襷―TASUKI―のお葬式」の取締役・千々岩巧さんをお迎えしました。 在宅医療・介護の現場では、患者さんや利用者さんが住み慣れた自宅で療養し、家族とともに人生の最終段階を過ごすことを支えています。 しかし、その人が亡くなった後、医療や介護の支援はどのようにつながっていくのでしょうか。 看取りに関わってきた医師や訪問看護師、介護職、ケアマネジャー。そして、亡くなった方を送り出す葬儀社や納棺師。 それぞれが専門性を持ち、本人と家族を支えていますが、看取りの前後で支援が分断されてしまうこともあります。 今回の放送では、エンゼルケア、看取り、グリーフケア、ACP をキーワードに、医療・看護と葬儀がどのようにつながり、亡くなった方の尊厳と、残された家族の心を支えていくのかを考えます。 番組タイムテーブル 00:00〜 オープニング|在宅で生きる、看取る、送る 第2回 「おうちde医療in立川」第74回のスタート。今回のテーマは「エンゼルケアの正しい理解と、看取りのその先を支える連携」。在宅での看取りから死後のケア、葬儀、グリーフケアまでを、一続きの家族支援として考えます。 01:30〜 ゲスト紹介|日本訪問看護財団 平原優美さん・襷―TASUKI―のお葬式 千々岩巧さん ゲストは、日本訪問看護財団の常務理事で看護師の平原優美さんと、納棺師が在籍する「つなぐ葬儀社 襷―TASUKI―のお葬式」の取締役・千々岩巧さん。訪問看護と葬儀、それぞれの専門的な立場から、看取りと家族支援について考えます。 04:00〜 エンゼルケアとは?|死後処置との違い エンゼルケアとは、亡くなった方の身体を清潔に整え、生前のその人らしい姿を大切にしながら、お別れの準備を行うケアです。単なる死後の身体処置ではなく、故人の尊厳と家族の気持ちを支えることも含まれます。 07:30〜 看取りの現場で看護師が担うエンゼルケア 訪問看護師は、人生の最終段階にある利用者さんとご家族に寄り添い、最期の時間を支えます。亡くなった後も、ご家族の意向を確認しながら、その人らしい姿でお別れできるように関わることの意味を考えます。 11:00〜 エンゼルケアで大切にしたい正しい知識 エンゼルケアは、決まった処置を一律に行えばよいものではありません。亡くなった方の身体の状態や医療処置の有無、家族の希望、宗教・文化的背景などを踏まえ、適切なケアを選択することが重要です。 14:30〜 納棺師が担う役割|その人らしい姿でのお別れ 葬儀の現場では、納棺師が亡くなった方の身体の状態に合わせたケアや身支度を行います。看護師によるエンゼルケアと、納棺師による専門的な処置・整容には、どのような共通点や違いがあるのかを考えます。 18:00〜 看護師と納棺師の連携|看取りから葬儀へ 病院や自宅での看取りの後、葬儀社へ引き継ぐ際には、適切な情報共有と役割分担が大切です。医療・看護と葬儀が連携することで、故人の尊厳を守りながら、ご家族が安心してお別れできる環境を考えます。 21:00〜 グリーフケア|大切な人を亡くした家族を支える 大切な人を看取ったご家族は、悲しみだけでなく、後悔や戸惑い、安堵など、さまざまな感情を抱くことがあります。亡くなった後も続く家族の時間に寄り添うグリーフケアの重要性について考えます。 24:00〜 ACPから看取り、葬儀へ|本人の思いをつなぐ ACP(人生会議)は、本人が望む医療やケア、大切にしている価値観を家族や専門職と共有する取り組みです。生前に確認した本人の思いを、看取りの場面だけでなく、お別れのあり方にもつなげることの意味を考えます。 26:30〜 看取りのその先まで支える地域連携 医師、訪問看護師、介護職、ケアマネジャー、葬儀社、納棺師などが、職種や業界の枠を越えて連携することで、本人と家族を支える取り組みが生まれます。看取り後も途切れない支援のあり方について考えます。 28:00〜 ゲストからリスナーへのメッセージ 看取りやエンゼルケアに関わる医療・介護従事者、葬儀関係者、家族の看取りを考えている方へ。故人の尊厳を大切にし、ご家族が納得できるお別れを支えるためのメッセージを届けます。 28:50〜 エンディング 今回の振り返り。エンゼルケアの正しい理解と、医療・看護から葬儀への連携、そしてグリーフケアの重要性を確認し、番組を締めくくります。

  2. Oct 23

    第73回 シニアビジネス協創プラットフォーム「YORIAI」って、なぁに?|ゲスト:合田真也代表(Cocoa株式会社)

    番組タイムテーブル 00:00〜 オープニング|シニアビジネス協創プラットフォーム「YORIAI」って、なあに? 01:30〜 ゲスト紹介|Cocoa株式会社 合田真也代表 04:30〜 父親の介護から始まった福祉用具への思い 08:00〜 川口市・さいたま市・板橋区で展開する福祉用具事業 11:30〜 介護ベッド・車椅子レンタルだけでは解決できない課題 15:00〜 シニアビジネス協創プラットフォーム「YORIAI」とは 19:00〜 シニアビジネスにおける協創の可能性 23:00〜 介護業界の人材不足・収益性・事業継続の課題 26:00〜 YORIAIが目指す未来と参加する事業者へのメッセージ 28:30〜 エンディング 番組紹介文 エフエムたちかわ「おうちde医療in立川」第73回は、2026年10月23日(金)16時30分から17時に放送された回です。 今回のテーマは、「シニアビジネス協創プラットフォーム『YORIAI』って、なあに?」。 ゲストには、埼玉県川口市を拠点に福祉用具事業を展開する、Cocoa株式会社の合田真也代表をお迎えしました。 高齢化が進む日本社会において、介護や医療、福祉用具、住宅、終活など、シニア世代の暮らしを支えるサービスの重要性はますます高まっています。 しかし、介護や福祉の事業者を取り巻く環境は、決して容易なものではありません。 人材不足、採用難、物価や人件費の上昇、集客、収益性、事業の継続など、多くの課題があります。 また、高齢者やその家族が抱える困りごとは、介護サービスだけで解決できるとは限りません。 身体の状態に合った介護ベッドや車椅子を使いたい。自宅での生活を続けるために住宅環境を整えたい。介護サービスを利用したい。病気になったときには訪問診療や訪問看護を受けたい。将来の財産管理や終活についても相談したい。 こうした課題は互いにつながっていますが、サービスを提供する事業者は、それぞれ異なる業界や制度の中で活動しています。 そこで今回注目するのが、シニアビジネス協創プラットフォーム「YORIAI」です。 YORIAIは、介護・福祉・医療・住宅・終活など、シニア世代の暮らしを支えるさまざまな事業者がつながり、互いの強みを生かしながら、新たな価値やサービスを生み出すことを目指す取り組みです。 今回の放送では、YORIAIを構想した合田真也代表に、その背景や目的、これからのシニアビジネスの可能性について伺います。

  3. Oct 16

    第72回「日本探訪!在宅医療・介護 第5回」:青森県下北郡大間町|ゲスト:工藤稜顕病院長・吉田美穂子総看護師長(国民健康保険大間病院)

    エフエムたちかわ「おうちde医療in立川」第72回は、2026年10月16日(金)16時30分から17時に放送された回です。 今回のテーマは、「日本探訪!在宅医療・介護 第5回:青森県下北郡大間町」。 日本各地の在宅医療・介護の現場を訪ね、その土地ならではの医療環境や地域の課題、現場で働く医療・介護従事者の取り組みを紹介していく「日本探訪!」シリーズ。 第5回は、本州最北端の町として知られる青森県下北郡大間町を取り上げます。 ゲストには、国民健康保険大間病院の工藤稜顕病院長と、吉田美穂子総看護師長をお迎えしました。 番組タイムテーブル 00:00〜 オープニング|日本探訪!在宅医療・介護 第5回:青森県大間町「おうちde医療in立川」第72回のスタート。全国各地の在宅医療・介護の現場を訪ねる「日本探訪!」シリーズ。第5回は、本州最北端の青森県下北郡大間町を取り上げます。 01:30〜 ゲスト紹介|大間病院 工藤稜顕病院長・吉田美穂子総看護師長ゲストは、国民健康保険大間病院の工藤稜顕病院長と吉田美穂子総看護師長。医師と看護師、それぞれの立場から、青森県下北地域の医療環境や、在宅医療・訪問看護に取り組む意義について考えます。 04:00〜 本州最北端・大間町の地域医療とはマグロの町として全国的に知られる青森県大間町。津軽海峡に面し、北海道を望むこの地域では、医療機関までの距離、冬の気象条件、高齢化など、都市部とは異なる課題があります。 07:30〜 大間病院が担う地域医療の役割大間病院は、外来・入院診療だけでなく、救急医療、訪問診療、訪問看護、リハビリテーションなど、幅広い医療を担っています。地域の医療資源が限られる中で、病院が果たす役割を紹介します。 11:00〜 病院が在宅医療に取り組む理由通院が難しくなった患者さんが、住み慣れた自宅や地域で療養を続けられるようにするため、大間病院では訪問診療にも取り組んでいます。病院が地域へ出向き、暮らしを支える在宅医療について考えます。 14:30〜 訪問看護が支える患者さんと家族の暮らし大間町をはじめ、風間浦村や佐井村などでも提供される訪問看護。看護師が自宅を訪問し、病状の観察や療養生活の支援、医療処置、家族への助言を行います。訪問看護の役割を掘り下げます。 18:00〜 病院と在宅をつなぐ退院支援病院での治療を終えた後も、患者さんの生活は続きます。退院前から本人や家族の希望を確認し、訪問診療、訪問看護、介護サービスなどを調整することの重要性について考えます。 21:00〜 大間町の在宅看取りと地域の支え病院での治療だけでなく、住み慣れた自宅で人生の最終段階を過ごすことを支える医療。地域の病院として、本人の希望と家族の思いに寄り添う在宅看取りについて取り上げます。 24:00〜 医師・看護師が考える地域医療のこれから医療従事者の確保や育成、限られた医療資源の活用、多職種連携など、地方の地域医療が抱える課題を考えます。病院長と総看護師長、それぞれの視点から見た地域医療の未来に注目します。 27:00〜 全国の医療・介護従事者へのメッセージ青森県大間町の取り組みは、地方だけでなく都市部の在宅医療や訪問看護にとっても参考になります。地域で暮らす人の生活を支え続けるために、何が必要なのかを考えます。 28:30〜 エンディング今回の振り返り。本州最北端の大間町で実践される地域医療、在宅医療、訪問看護を通じて、住み慣れた場所で暮らし続けることを支える医療のあり方を考えます。

  4. Oct 9

    第71回「在宅医療推進フォーラム」に行こう!|ゲスト:住野耕三(公益財団法人在宅医療助成 勇美記念財団理事長)

    エフエムたちかわ「おうちde医療in立川」第71回は、2026年10月9日(金)16時30分から17時に放送の回です。 今回のテーマは、「『在宅医療推進フォーラム』に行こう!」。 ゲストには、公益財団法人 在宅医療助成 勇美記念財団 理事長の住野耕三さんをお迎えしました。 在宅医療推進フォーラムは、在宅医療に関わる専門職や関係団体、研究者、行政、そして地域で暮らす人々が集まり、これからの在宅医療について考える大切な場です。 今回の放送では、住野耕三さんに、勇美記念財団の歩み、在宅医療推進フォーラムの意義、そして在宅医療を地域全体で支えていくために必要な視点についてお話を伺います。 番組タイムテーブル 00:00〜 オープニング|「在宅医療推進フォーラム」に行こう!「おうちde医療in立川」第71回のスタート。今回のテーマは「『在宅医療推進フォーラム』に行こう!」。在宅医療に関わる専門職、介護・福祉関係者、そして地域で暮らす私たちにとって、なぜ今このフォーラムが大切なのかを紹介します。 01:30〜 ゲスト紹介|勇美記念財団 理事長 住野耕三さんゲストは、公益財団法人 在宅医療助成 勇美記念財団 理事長の住野耕三さん。在宅医療の普及・発展を支えてきた勇美記念財団の歩みと、在宅医療推進フォーラムに込める思いを伺います。 04:00〜 勇美記念財団とはどのような財団か勇美記念財団は、在宅医療の推進を目的に、研究助成や普及啓発、研修、情報発信などに取り組んできた財団です。#勇美記念財団 が長年にわたり在宅医療を支えてきた背景を紹介します。 07:30〜 在宅医療推進フォーラムとは毎年11月23日の「在宅医療の日」にあわせて開催される在宅医療推進フォーラム。医師、歯科医師、看護師、薬剤師、リハビリ職、介護職、ケアマネジャー、行政、研究者、地域住民など、多様な立場の人が集まり、在宅医療のこれからを考える場です。 11:00〜 在宅医療 は「生命・生活・人生」を支えるもの在宅医療は、病気を診るだけの医療ではありません。命を支え、日々の暮らしを支え、その人の人生を支える医療です。病院ではなく、自宅や施設、地域の中で医療を届けることの意味を考えます。 14:30〜 訪問看護 と 介護 がつながる重要性在宅療養を支えるには、医師だけでなく、訪問看護、介護、リハビリ、薬局、ケアマネジャー、家族、地域の支援者との連携が欠かせません。フォーラムが多職種の学びと交流の場になる理由を伺います。 18:00〜 これからの地域包括ケアと在宅医療高齢化が進む中で、病院中心の医療だけでは支えきれない暮らしがあります。住み慣れた地域で、医療・介護・福祉がどう連携し、その人らしい生活を支えるのか。地域包括ケアの視点から在宅医療を考えます。 21:00〜 専門職だけでなく、一般の方にも関係するテーマ在宅医療推進フォーラムは、医療・介護関係者だけのものではありません。親の介護、自分自身の将来、家で療養すること、最期までどこで過ごすかなど、誰にとっても関係のあるテーマです。 24:00〜 フォーラムに参加する意味全国の実践者の話を聴き、在宅医療や訪問看護、介護の現場で起きている課題を知ることは、自分の地域や仕事を見つめ直すきっかけになります。参加することで得られる学び、出会い、視野の広がりについて話します。 27:00〜 住野耕三さんからリスナーへのメッセージ在宅医療に関わる専門職、訪問看護や介護の現場で働く方、地域づくりに関心のある方、そして将来の暮らしを考えたい方へ。住野さんから、在宅医療推進フォーラムへの参加を呼びかけます。 28:30〜 エンディング今回の振り返り。在宅医療推進フォーラムを通じて、在宅医療、訪問看護、介護、地域の支え合いを一体として考えることの大切さを確認し、番組を締めくくります。

  5. Oct 2

    第70回 「社交ダンスと麻雀のデイサービス」って、なあに?|ゲスト:徳山英樹・松崎俊介(株式会社パイステップ)

    エフエムたちかわ「おうちde医療in立川」第70回は、2026年10月2日(金)16時30分から17時に放送された回です。 今回のテーマは、「『社交ダンスと麻雀のデイサービス』って、なあに?」。 ゲストには、埼玉県川口市でデイサービスを運営する、株式会社パイステップの徳山さん、松崎さんをお迎えしました。 デイサービスと聞くと、皆さんはどのような場所を思い浮かべるでしょうか。 送迎車で通い、入浴や食事、機能訓練、レクリエーションを受ける場所。高齢者が日中を安心して過ごす場所。介護をしている家族の負担を軽くする場所。 もちろん、それらはデイサービスの大切な役割です。 しかし、今回ご紹介するパイステップは、少しユニークな特徴を持つデイサービスです。 そのキーワードは、社交ダンス と 麻雀。 パイステップは、川口市で「社交ダンスと健康麻雀が楽しめるデイサービス」として展開されています。介護サービスでありながら、単に“介護を受けに行く場所”ではなく、“楽しみに通える場所”“人と会える場所”“自分らしく過ごせる場所”を目指している点が特徴です。 今回の放送では、株式会社パイステップの徳山さん、松崎さんに、なぜデイサービスに社交ダンスと麻雀を取り入れているのか、利用者さんにどのような変化が生まれているのか、そして川口市で高齢者の新しい居場所をつくる意味についてお話を伺います。 まず、社交ダンスには、身体を動かす楽しさがあります。 高齢になると、外出の機会が減ったり、運動への意欲が落ちたりすることがあります。「運動しなければ」と頭ではわかっていても、単調な体操や筋力トレーニングだけでは続かない方もいます。 その点、社交ダンスは音楽に合わせて身体を動かすため、運動というよりも楽しみとして取り組みやすい活動です。 姿勢を整える。足を動かす。リズムに乗る。相手や周囲に合わせる。無理のない範囲で身体を使いながら、自然とバランスや体幹、歩行への意識が高まります。 また、社交ダンスは一人で黙々と行う運動ではありません。 音楽が流れ、会話が生まれ、笑顔が生まれます。かつてダンスに親しんだ方にとっては、若い頃の記憶や楽しさを思い出すきっかけになるかもしれません。初めての方にとっても、音楽に合わせて身体を動かすことで、気持ちが明るくなる時間になることがあります。 デイサービスにおいて大切なのは、機能訓練そのものだけではありません。 「また行きたい」「今日は何をするのだろう」「あの人に会える」と思えることが、通い続ける力になります。 パイステップが社交ダンスを取り入れている背景には、身体を動かすことを“義務”ではなく“楽しみ”に変えるという視点があります。 もう一つの大きな特徴が、麻雀です。 ここでいう麻雀は、賭け事としての麻雀ではなく、健康麻雀として楽しむものです。 麻雀は、手牌を見て考え、相手の捨て牌を見て予測し、次に何を切るかを判断するゲームです。指先を使い、頭を使い、集中力を使います。 さらに、同じ卓を囲むことで、自然に会話や交流が生まれます。 高齢者の生活では、人と話す機会が少なくなることがあります。家にいる時間が長くなり、外出先も限られ、家族以外と話す時間が減る方も少なくありません。 そうした中で、麻雀の卓を囲む時間は、単なる娯楽ではなく、人との関わりを取り戻す時間にもなります。 「今日は調子がいいね」 「その牌を切るのか」 「久しぶりに勝てた」 こうしたやりとりの中に、笑いがあり、悔しさがあり、次への意欲があります。 デイサービスでは、利用者さんが受け身になる時間が多くなりがちです。しかし、麻雀では自分で考え、自分で選び、自分で判断します。 その主体性が、生活の張りや自信につながることもあります。 社交ダンスと麻雀。 一見すると、介護やデイサービスとは直接結びつかないように感じるかもしれません。 しかし、どちらにも共通しているのは、「楽しみながら心身を動かし、人とつながる」ということです。 介護予防やフレイル予防を考えるうえで、運動、栄養、社会参加は重要な要素とされています。身体を動かすことだけでなく、人と会い、会話し、役割や楽しみを持つことが、高齢期の生活には大切です。 パイステップの取り組みは、まさにその社会参加や楽しみを、デイサービスの中に自然に組み込んだものといえます。 川口市で暮らす高齢者にとって、デイサービスは単に介護を受ける場所ではなく、外へ出る理由になり、人と会うきっかけになり、生活のリズムをつくる場所になります。 家族にとっても、本人が楽しんで通ってくれることは大きな安心です。 「デイサービスに行きたがらない」 「家に閉じこもりがちになっている」 「運動してほしいけれど、本人が乗り気にならない」 「麻雀やダンスが好きだった親に合う場所を探している」 そうした悩みを持つご家族にとって、パイステップのようなデイサービスは一つの選択肢になります。 また、ケアマネジャーにとっても、利用者さんの趣味や性格に合ったデイサービスを提案することは重要です。 本人が興味を持てる活動があるかどうか。通い続けたいと思える雰囲気があるかどうか。身体機能の維持だけでなく、気持ちの面でも前向きになれるかどうか。 デイサービスを選ぶ際には、こうした視点も大切になります。 パイステップは、川口市中青木にある通所介護事業所として、健康麻雀と社交ダンスに特化したサービスを提供しています。サービス提供地域として、川口市、蕨市、戸田市が公表されています。 施設の特徴として、ダンスフロアや麻雀スペースなど、日常とは少し違う雰囲気づくりにもこだわっています。公式サイトでは、広々としたダンスフロアや自動雀卓を備えた麻雀スペースなど、利用者さんが楽しみながら過ごせる空間が紹介されています。 今回の放送では、こうしたパイステップならではの取り組みを、徳山さん、松崎さんの言葉を通じて紹介しています。 デイサービスに通うことは、年齢を重ねたから仕方なく行くものではありません。 好きなことを続けるため。人と会うため。笑うため。身体を動かすため。家族に少し安心してもらうため。そして、自分らしい時間を持つため。 パイステップの「社交ダンスと麻雀のデイサービス」という取り組みは、介護サービスに対するイメージを少し変えてくれます。 今回の放送は、川口市でデイサービスを探している方、家族に合う通所介護を検討している方、麻雀や社交ダンスが好きな方、楽しく通える介護サービスに関心のある方に聴いていただきたい内容です。 また、介護事業者やケアマネジャーにとっても、「本人が行きたいと思えるデイサービスとは何か」を考えるきっかけになる回です。 株式会社パイステップの徳山さん、松崎さんとの対話を通じて、#デイサービス、#麻雀、#社交ダンス、#川口市 をキーワードに、楽しみながら心身を動かし、人とつながる新しい通所介護の形を考える30分です。

  6. Sep 25

    第69回 在宅で生きる、看取る、送る~家族に寄り添う、小回りの利くお葬式|ゲスト:高橋公一 (医療法人社団高栄会 みさと中央クリニック 理事長)・白瀧貴美子(一般社団法人 日本

    エフエムたちかわ「おうちde医療in立川」第69回は、2026年9月25日(金)16時30分から17時に放送された回です。 今回のテーマは、 「在宅で生きる、看取る、送る~家族に寄り添う、小回りの利くお葬式」。 ゲストには、医療法人社団高栄会 みさと中央クリニック 理事長・医師の高橋公一先生、一般社団法人 日本グリーフアカデミー代表理事であり、看護師・看取り士でもある白瀧貴美子先生をお迎えしました。 協力は、株式会社太平洋企画です。 今回の放送では、在宅医療の現場における #看取り、本人の希望を家族や医療・介護チームと共有する #ACP、そして大切な人を見送った後の家族を支える #グリーフケア について、医師と看護師・看取り士、それぞれの視点から考えます。 在宅医療というと、病気になった人を自宅で診療する医療というイメージを持つ方が多いかもしれません。 もちろん、医師が自宅を訪問して診察を行い、薬を調整し、必要な医療処置を行うことは在宅医療の大切な役割です。 しかし、在宅医療が支えているのは、病気そのものだけではありません。 その人が、どこで、誰と、どのように過ごしたいのか。何を大切にしてきたのか。最期の時間をどのように迎えたいのか。そうした人生そのものに向き合うことが、在宅医療の現場では求められます。 病院ではなく、自宅で療養するということは、医療が生活の中に入っていくということです。 ベッドの横には、家族の写真があるかもしれません。長年使ってきた家具や、好きだった音楽、ペット、庭の景色、近所の人との関係があります。 そこには、患者さんという言葉だけでは表しきれない、その人の暮らしと人生があります。 だからこそ、在宅医療における看取りは、単なる医療行為の終わりではありません。 本人が大切にしてきた時間を守り、家族がその人を見送る過程を支え、残された人がその後を生きていくための支援へとつながっていきます。 今回の重要なキーワードの一つが、ACP です。 ACPとは、アドバンス・ケア・プランニングの略称で、「人生会議」と呼ばれることもあります。 もしものときに、自分がどのような医療やケアを望むのか。どこで過ごしたいのか。何を大切にしたいのか。延命治療についてどう考えるのか。誰に自分の思いを伝えておきたいのか。 こうしたことを、本人が元気なうちから家族や信頼できる人、医療・介護の専門職と繰り返し話し合い、共有していく取り組みです。 ACPは、一度書類を書いて終わりではありません。 人の気持ちは、病状や年齢、家族の状況によって変わることがあります。以前は「病院でできる限り治療を受けたい」と考えていた人が、病気を経験する中で「最期は家にいたい」と思うようになるかもしれません。 逆に、「家族に迷惑をかけたくない」と考えていた方が、家族との対話を通じて、自宅で過ごす選択に安心を感じることもあります。 ACPで大切なのは、正解を決めることではありません。 本人の思いを言葉にし、家族がそれを知り、医療者や介護者も共有することです。いざというときに、家族が「本人はどうしたかったのだろう」と一人で悩み続けないためにも、普段から話しておくことが大切です。 在宅での看取りを希望する場合、家族には多くの不安があります。 本当に家で看取れるのか。苦しくなったらどうすればよいのか。夜中に急変したら誰に連絡すればよいのか。自分たちだけで支えきれるのか。最期の瞬間に、何をすればよいのか。 そうした不安に対して、医師や看護師、訪問看護師、ケアマネジャー、介護職などがチームで支えることになります。 高橋公一先生のお話からは、医師として在宅看取りに向き合う際に、本人の病状だけでなく、家族の気持ちや生活の状況を見ながら支援していく大切さが伝わってきます。 在宅看取りでは、病状の変化を家族へ丁寧に説明することが重要です。 これからどのような変化が起こり得るのか。食事や水分が取れなくなることをどう受け止めるのか。呼吸や意識の変化が見られたときに、慌てずに何を確認すればよいのか。医療者へ連絡するタイミングはいつなのか。 先の見通しを少しでも共有しておくことで、家族の不安は軽くなります。 一方で、医療者がどれほど説明しても、家族にとって看取りは初めての経験であることが多く、戸惑いや恐怖、迷いが生まれます。 そこに寄り添うのが、看護師や看取り士の役割でもあります。 白瀧貴美子先生は、看護師として、また看取り士として、本人だけでなく家族の感情にも寄り添う大切さを伝えています。 看取りの場面では、家族の中にさまざまな思いが生まれます。 もっと早く気づいてあげればよかった。あの治療を選んでよかったのだろうか。家で看取ると決めたけれど、本当に本人は苦しくなかったのだろうか。最後にかけた言葉は届いていただろうか。 看取りの後にも、家族の時間は続きます。 葬儀が終わってから、日常に戻ったときに悲しみが深まることもあります。周囲からは「もう元気になった」と見られていても、心の中では喪失感や後悔を抱え続けていることもあります。 ここで大切になるのが、グリーフケア です。 グリーフとは、大切な人を失ったときに生じる悲嘆や喪失の反応を指します。 グリーフケアは、その悲しみを無理に消そうとするものではありません。悲しんでよいこと、思い出してよいこと、泣いてよいこと、時間がかかってよいことを支えながら、残された人がその人なりの形で生きていく過程に寄り添うケアです。 在宅看取りにおいては、亡くなる前の支援だけでなく、亡くなった後の家族の心にも目を向ける必要があります。 本人を看取った家族は、最期の場面を何度も思い返します。その時間が温かい記憶として残ることもあれば、苦しい記憶として残ることもあります。 だからこそ、看取りの前から、本人と家族がどのような時間を過ごせるかが大切になります。 そして、看取りの後に続く「送る」という営みも、家族にとって重要な意味を持ちます。 葬儀は、亡くなった人を見送るだけではありません。 家族が、亡くなった人との関係を改めて受け止め、周囲の人と悲しみや感謝を分かち合い、これからの生活へ向かうための節目でもあります。 今回のテーマにある「小回りの利くお葬式」とは、単に規模の小さい葬儀という意味ではありません。 本人や家族の思いを丁寧に聞き、その家族に合った送り方を一緒に考えること。形式だけにとらわれず、在宅での看取りから葬送までを、家族の気持ちに寄り添いながら支えること。 そこには、医療や看護、看取り士、葬儀に関わる人々が、それぞれの立場で家族を支えるという視点があります。 在宅で生きること、看取ること、送ること。 この三つは、別々の出来事ではありません。 本人がどのように生きたいかを考えることがACPにつながり、その思いを家族や専門職と共有することが在宅看取りを支えます。そして、看取りの時間のあり方が、残された家族のグリーフケアにもつながっていきます。 今回の放送は、家族の介護や看取りについて考え始めた方、在宅医療を利用している方、ACPを家族と話してみたい方、大切な人を送ることに不安がある方に聴いていただきたい内容です。 また、在宅医療、訪問看護、介護、葬儀、グリーフケアに関わる専門職の方にとっても、医療と葬送を切り離さず、本人と家族の人生の流れとして捉えるきっかけになる回です。 高橋公一先生、白瀧貴美子先生との対話を通じて、#看取り、#ACP、#グリーフケアを、制度や専門用語としてではなく、家族の暮らしと人生に関わるテーマとして考える30分です。

  7. Sep 18

    第68回 「クラウドクリニック」って、なぁに?|ゲスト:川島史子(株式会社クラウドクリニック)

    エフエムたちかわ「おうちde医療in立川」第68回は、2026年9月18日(金)16時30分から17時に放送された回です。 今回のテーマは、「『クラウドクリニック』って、なぁに?」。 ゲストには、株式会社クラウドクリニックの川島史子さんをお迎えしました。 「クラウドクリニック」という名称を聞くと、インターネットを使ってオンライン診療を行う医療機関や、クラウド上にあるクリニックを想像する方もいるかもしれません。 しかし、株式会社クラウドクリニックは、患者さんを直接診療する医療機関ではありません。 訪問診療や在宅医療に取り組む医療機関に対して、診療報酬の算定、レセプト請求、各種書類の作成、情報管理などの医療事務業務を提供し、クリニックの運営を院外から支える会社です。 今回の放送では、訪問診療クリニックで発生する医療事務業務の特徴と、それらの業務を外部の専門チームへ任せる「BPO」について、川島史子さんにわかりやすくお話しいただきます。 訪問診療クリニックでは、医師が患者さんの自宅や高齢者施設を訪問し、定期的な診察や治療、薬の調整、療養上の相談などを行います。 診療の現場では医師や看護師が中心となりますが、その診療を支えるためには、多くの医療事務業務が必要です。 患者さんの基本情報や保険情報を登録する。診療内容に基づいて診療報酬を算定する。電子カルテやレセプトコンピューターへ必要な情報を入力する。毎月のレセプトを確認して審査支払機関へ請求する。返戻や査定があれば原因を確認し、必要な修正や再請求を行う。 さらに、訪問診療では、訪問看護ステーション、ケアマネジャー、薬局、介護施設、病院など、多くの関係者との連絡や書類のやり取りも発生します。 外来診療を中心とするクリニックと比較して、患者さんの生活環境や介護サービスとの関係を踏まえた対応が必要になることも、訪問診療における医療事務業務の特徴です。 診療報酬の算定においても、訪問回数、患者さんの居住場所、同じ建物で診療する人数、施設基準、医学管理料、各種加算など、さまざまな条件を確認する必要があります。 必要な条件を正しく確認できなければ、算定漏れによって本来得られるはずの診療報酬を請求できない可能性があります。 反対に、要件を満たしていない項目を請求すると、返戻や査定につながります。返戻されたレセプトを確認し、原因を調べて修正し、再請求する作業にも時間がかかります。 このように、訪問診療クリニックの医療事務業務には、在宅医療の制度や診療報酬に関する専門的な知識が求められます。 しかし、訪問診療に精通した医療事務スタッフを採用することは簡単ではありません。 求人を出しても応募が集まらない。採用できても、訪問診療特有の算定を覚えるまでに時間がかかる。経験のあるスタッフへ仕事が集中する。そのスタッフが休職・退職すると、請求業務が止まってしまう。 こうした医療事務の人材不足や業務の属人化は、多くの訪問診療クリニックに共通する課題です。 そこで選択肢となるのが、医療事務業務のBPOです。 BPOとは、「ビジネス・プロセス・アウトソーシング」の略称です。 一般的な業務委託では、入力作業や書類作成など、切り分けられた一部の作業を外部へ依頼するケースが多くあります。 一方、BPOでは、業務の一部だけでなく、その前後を含めた一連の流れを外部の専門チームへ委託します。 たとえば、単にレセプトを点検してもらうだけではなく、日々の算定、情報入力、月末・月初のレセプト確認、返戻対応などを継続的に任せる形です。 外部チームがクリニックの運用を理解し、院内スタッフと連携しながら業務を担うことで、特定の個人へ仕事が集中する状況を改善できます。 訪問診療クリニックが医療事務業務をBPOするメリットの一つは、採用と育成にかかる負担を軽減できることです。 医療事務スタッフを一人採用するには、求人広告や人材紹介会社などの費用がかかる場合があります。採用後も、クリニックの診療方針、電子カルテ、レセプトコンピューター、請求方法などを教えなければなりません。 在宅医療の経験がないスタッフの場合、算定やレセプトを一人で担当できるようになるまでには、相応の期間が必要です。 BPOを活用すれば、訪問診療の医療事務業務に関する知識と経験を持った外部スタッフの力を、必要な範囲で利用できます。 また、担当者が一人だけではなく、チームとして業務に対応する形であれば、特定の人が休んだり退職したりしたときにも、業務が止まるリスクを抑えることができます。 もう一つのメリットは、医師、看護師、院内の医療事務スタッフが、本来の役割へ集中しやすくなることです。 訪問診療クリニックでは、医療事務スタッフが不足すると、院長や医師が算定内容を確認したり、看護師が書類作成や電話対応を行ったりすることがあります。 もちろん、診療内容を理解している医師や看護師の確認が必要な場面もあります。しかし、定型的な入力や確認作業まで医療職が担う状態が続けば、患者さんと向き合う時間が少なくなります。 医療事務業務のうち、外部へ任せられる部分をBPOすることで、医師は診療へ、看護師は患者さんや家族の支援へ集中しやすくなります。 院内の医療事務スタッフも、単純な入力や点検だけでなく、患者さんやご家族からの問い合わせ対応、地域の医療・介護関係者との調整、院内業務の改善など、現場にいるからこそできる仕事へ時間を使えるようになります。 ここで大切なのは、BPOの目的が「院内の医療事務スタッフを不要にすること」ではないという点です。 患者さんやご家族との対面・電話対応、院内の細かな調整、医師や看護師への声かけなど、現場にいるスタッフでなければ担いにくい仕事があります。 一方、診療報酬の算定、レセプト点検、定型書類の作成など、場所を問わず専門的に処理できる業務もあります。 院内に残すべき仕事と、外部へ任せられる仕事を整理し、それぞれを適切な人が担当することが、BPOを活用した業務改善の基本です。 BPOを導入する際には、費用だけで判断しないことも重要です。 どこまでの業務を依頼できるのか。訪問診療の算定経験を持つスタッフが対応するのか。どのようなチェック体制があるのか。現在利用している電子カルテやレセプトコンピューターに対応できるのか。院内との連絡や情報共有をどのように行うのか。 これらを確認したうえで、クリニックが抱える課題とサービス内容が合っているかを判断する必要があります。 クリニックによって、必要な支援は異なります。 新規開業したばかりで、医療事務業務全体を整えたいクリニック。患者数が急増し、算定やレセプトに手が回らなくなっているクリニック。経験者が退職し、レセプト業務を担える人がいないクリニック。院内スタッフはいるものの、月末・月初の業務だけ負担が集中しているクリニック。 すべての業務を外部へ任せる方法だけでなく、レセプト点検や算定など、特定の業務から依頼する方法も考えられます。 重要なのは、「何となく忙しいから外注する」のではなく、院内のどの業務に課題があり、何を改善したいのかを明確にすることです。 業務を棚卸しすると、特定のスタッフしか方法を知らない仕事や、医師・看護師が本来の役割以外で担っている作業、重複して確認している工程などが見えてきます。 BPOは、単なる人手不足の穴埋めではありません。 外部の専門性を活用しながら、訪問診療クリニックの医療事務業務全体を見直し、継続して運営できる体制をつくるための手段です。 今回の放送は、訪問診療クリニックの院長、経営者、事務長、医療事務スタッフの方に、特に聴いていただきたい内容です。 医療事務を募集しても採用できない。レセプト業務が一人のスタッフに集中している。医師や看護師が事務作業に追われている。返戻や査定、算定漏れが気になる。患者数を増やしたいが、事務体制が追いつかない。 そのような課題を抱えているとき、院内の人数を増やすことだけが解決策ではありません。 株式会社クラウドクリニックの川島史子さんとの対話を通じて、訪問診療クリニックを支える医療事務業

  8. Sep 11

    第67回 「医療事務が足りない訪問診療クリニックへ―「人を増やす」だけではない業務改善とは」|ゲスト:齊藤祐希(株式会社Inter deV.)

    エフエムたちかわ「おうちde医療in立川」第67回は、2026年9月11日(金)16時30分から17時に放送された回です。 今回のテーマは、 「医療事務が足りない訪問診療クリニックへ―『人を増やす』だけではない業務改善とは」 ゲストには、株式会社Inter deV.の齊藤祐希代表をお迎えしました。 訪問診療クリニックの経営者や院長、事務長から、よく聞かれる課題の一つが「医療事務が足りない」という声です。 訪問診療を利用する患者さんが増えることは、地域に必要とされている証しでもあります。しかし、患者数が増えれば、医師や看護師の診療・看護業務だけでなく、医療事務が担う仕事も増えていきます。 診療報酬のレセプト請求、患者さんへの請求書発行、入金確認、未収金への対応、電話対応、各種書類の作成、医療機関や介護事業所との連絡など、訪問診療クリニックの事務業務は多岐にわたります。 しかも、訪問診療の請求業務には、外来診療とは異なる知識や経験が求められる場面があります。 経験のある医療事務を採用したくても、適切な人材がなかなか見つからない。採用できても、業務を覚えて一人で対応できるようになるまでには時間がかかる。限られたスタッフに仕事が集中し、退職されると業務が回らなくなる。 このような悩みを抱えている訪問診療クリニックは、少なくありません。 今回の番組では、訪問診療クリニックの事務長として現場に携わってきた齊藤祐希代表に、医療事務の人材不足と請求業務の課題、そしてDXによる業務改善について伺います。 訪問診療クリニックの請求業務というと、まず診療報酬のレセプト請求を思い浮かべる方が多いかもしれません。 しかし、レセプト請求が終わった後にも、患者さんへの請求業務が続きます。 患者さんごとの自己負担額を確認し、請求書を作成する。請求書を印刷し、封筒に入れ、宛名を確認して郵送する。口座振替や銀行振込の結果を確認し、誰が支払い済みで、誰が未払いなのかを管理する。患者さんやご家族からの問い合わせにも対応する。 患者数が少ないうちは、人の手で処理できるかもしれません。しかし、患者数が100人、300人、500人と増えていくと、請求書を印刷して発送するだけでも大きな作業になります。 請求時期にはプリンターや複合機を長時間使用し、請求書を一枚ずつ確認しながら封入する。振込、口座振替、現金など、支払方法ごとに入金状況を照合する。 ひとつひとつは単純に見える作業でも、件数が増えれば、医療事務スタッフの時間を大きく奪います。 こうした状況に対して、多くの訪問診療クリニックが最初に考えるのは、「医療事務をもう一人採用しよう」という方法です。 もちろん、患者数や業務量に応じて人を増やすことが必要な場合もあります。しかし、人材不足が続く中、募集を出せばすぐに経験者を採用できるとは限りません。 採用広告や人材紹介会社への費用もかかります。採用後には、院内の運用やシステム、訪問診療特有の請求ルールを教える必要があります。教育を担当する既存スタッフにも負担がかかります。 そして、業務の進め方を変えないまま人だけを増やすと、非効率な作業を新しいスタッフにも引き継ぐことになります。 そこで必要になるのが、「人を増やす前に、仕事の流れそのものを見直す」という視点です。 今回のテーマであるDXは、単に紙の請求書を電子化することや、新しいシステムを導入することだけを意味しません。 現在の業務を分解し、どこに時間がかかっているのか、どこでミスが起きやすいのか、どの作業は人が行う必要があるのかを整理する。そのうえで、デジタル技術を使って業務の流れ全体を改善することがDXの目的です。 たとえば、患者さんへの請求書をデジタルで届けられるようになれば、印刷、封入、郵送にかかる作業を削減できます。 支払状況をシステム上で確認できれば、複数の資料や金融機関のデータを見比べながら入金を照合する負担を軽減できる可能性があります。 患者さんやご家族にとっても、請求内容や支払状況を確認しやすくなれば、クリニックへの問い合わせが減ることも考えられます。 もちろん、訪問診療を利用する方には高齢者が多いため、「DXを導入しても患者さんが使えないのではないか」という疑問もあります。 しかし、訪問診療の患者請求では、患者本人だけでなく、離れて暮らす子どもや家族、成年後見人、施設職員などが支払いを管理しているケースもあります。 高齢の患者さん全員にスマートフォン操作を求めるのではなく、実際に請求を確認・管理している人が誰なのかを整理し、その人に合った方法を用意することが重要です。 また、すべての患者さんを一度にデジタルへ移行する必要もありません。 デジタルでの受け取りを希望する方には電子的に届け、紙が必要な方には従来どおり郵送する。患者さんや家族の状況に応じて複数の方法を用意し、段階的に移行していくことも現実的な選択肢です。 DXという言葉から、「人の仕事をシステムに置き換える」「人件費を削減する」という印象を持つ方もいるかもしれません。 しかし、訪問診療クリニックにおけるDXの本当の価値は、医療事務スタッフを減らすことではありません。 請求書の印刷や封入、転記、照合作業などの定型業務を減らすことで、医療事務スタッフが本来力を発揮すべき仕事に時間を使えるようにすることです。 患者さんや家族からの相談に丁寧に対応する。医師や看護師が診療しやすいように院内を調整する。ケアマネジャーや訪問看護ステーションなど、地域の関係者との連絡を円滑にする。請求データを確認し、経営上の課題を見つける。 こうした仕事には、現場を理解した医療事務スタッフの経験や判断力が必要です。 医療事務不足を解決するために大切なのは、少ない人数で無理をして働くことでも、すべてを機械に任せることでもありません。 人にしかできない仕事と、仕組みで効率化できる仕事を分けること。そして、限られた人材が、より重要な業務へ集中できる環境をつくることです。 では、訪問診療クリニックは、どこから業務改善を始めればよいのでしょうか。 最初の一歩は、現在の請求業務を可視化することです。 毎月、誰が、いつ、どの作業をしているのか。請求書の作成から発送、入金確認までに、どのくらいの時間がかかっているのか。特定のスタッフしかわからない作業はないか。ミスや問い合わせが起きやすい工程はどこか。 業務を書き出してみると、これまで当たり前だと思っていた作業の中に、改善できる部分が見えてきます。 すべてを一度に変えるのではなく、最も負担が大きい作業や、繰り返し発生する定型業務から見直すことが重要です。 今回の放送は、訪問診療クリニックの経営者、院長、事務長、医療事務の方に、特に聴いていただきたい内容です。 医療事務を募集しても応募が来ない。請求業務が特定のスタッフに集中している。患者数が増えるたびに残業が増える。請求書の印刷・発送や入金管理に多くの時間を取られている。 そのような課題を抱えているとき、解決策は「もう一人採用すること」だけではありません。 株式会社Inter deV.の齊藤祐希代表との対話を通じて、訪問診療クリニックの請求業務をどのように整理し、DXによって医療事務の負担を軽減するのか。そして、限られた人材が本来の専門性を発揮できる組織をどうつくるのかを考える30分です。

About

エフエムたちかわにて毎週金曜日16時30分から放送中。 立川市で在宅医療に関わっている方や在宅医療のキーパーソンをゲストとしてお招きして、在宅医療の「今」をお伝えします! 「輪になる、つながる、助け合う、明るく、楽しく、元気に学べる!」 在宅医療の普及啓蒙や地域のみんなが助け合い暮らしていく世界を実現することを目指しています。ぜひ、ご参加ください! <番組開始にあたって> さまざまな発信媒体がある中、在宅医療への親和性が最も高いものが「ラジオ」との結論に至り、エフエムたちかわさんのご協力の元、スタートすることになりました。 在宅医療にはさまざまな方々が携わっています。その方々に現状をお話いただき、立川市のみなさまへ在宅医療の「今」をお伝えすることを目的にしております。 そして、在宅医療の普及啓蒙が進み、 理解して、納得して、医療へ そんな世界が実現できればと思っています。 みなさまの参加をお待ちしております! 出塚豪記 在宅医療com株式会社 代表取締役社長