フローレンズラジオ

FLOLENS RADIO

フローレンスの新たな音声コンテンツ 「フローレンズラジオ」はじまります! 社会課題を、さまざまなレンズ(視点や解像度)を通して深く見つめ、理解を深めていくことを目指したこのラジオ。 インターネット空間では、刺激的な映像や反射的なテキストによって、社会の出来事が瞬間的に消費されてしまうこともしばしばあります。 「フローレンズラジオ」では、そんな日常から一歩離れて、腰を据えてじっくりと――。 当事者や多様なステークホルダーの声に耳を傾けながら、社会課題を立体的に捉える、ゆとりある時間をお届けしていきます。 社会課題を、深く、やわらかく、身近に語る「フローレンズラジオ」。 どうぞご期待ください! #フローレンズラジオ

  1. 22h ago

    【05-04】なぜNPOは必要なのか〜「政府の失敗」「市場の失敗」と、回転寿司から考える起業家の力〜

    第1章のまとめとなる回。ジョンズ・ホプキンス大学を中心にした国際比較調査によると、NPOは各国のGDPの約5%を占める経済活動を担っていて、日本でも広い意味では約8%の人がNPOで働いている計算です。周りの10人に1人弱。それだけ大きいのは、それだけ社会に必要とされているから。じゃあ、なぜ必要なのか?を理論で考えます。 まずは「政府の失敗」。限られた予算で多くの人に対応する行政のサービスでは、少数派の困りごとが取り残されがち。そのとき人がとる方法は、移住、自治組織、お金で民間サービスを買う、そしてNPOをつくる、の4つです。ゆかっちが思い出したのは、前シーズンで取り上げた障害児保育園ヘレン。続いて、儲からないからサービスが生まれない「市場の失敗」を見ていきます。 さらにもう一つの見方が「起業家理論」。シュンペーターが説いた「新結合」は、お寿司屋さんとベルトコンベアを組み合わせた回転寿司のようなもの。フローレンスの病児保育も、JAFの仕組みをヒントに生まれました。足りないところを補うだけでなく、自ら社会を変えていく存在としてのNPO。プロローグの「行政や企業がいればNPOはいらない?」への答えも見えてきます。 <目次> NPOはなぜ必要なのかを深掘り/ジョンズ・ホプキンス大学の国際比較調査/各国のGDPの約5%を占めるNPO/日本では約8%、10人に1人弱が従事/必要とされているから大きい規模/政府の失敗と市場の失敗を補う存在/少数派の困りごとが取り残される仕組み/移住・自治組織・お金・NPOの4つの解決策/障害児保育園ヘレンは政府の失敗へのアンサー/儲からないから届かない市場の失敗/もう一つの見方、起業家理論/シュンペーターの新結合と回転寿司/社会を変える社会起業家という概念/病児保育はJAFの仕組みから生まれた/プロローグの問いへの答え、そして第2章へ

  2. Oct 29

    【05-03】日本のNPOの元祖は二宮金次郎だった〜報徳社とドラッカーが教えてくれる「寄り合い」の文化〜

    いよいよ「NPOとは何ぞや」の回。プロローグで出てきた「校庭に銅像が立っているあの人」の伏線を回収します。日本に今も残るNPOの元祖とされるのは、二宮金次郎の教えから生まれた報徳社。江戸時代にはもう、みんなでお金を出し合って地域を良くする寄り合いがあったんです。あのドラッカーは、日本の奈良の古寺を最古のNPOと呼んでいるのだとか。 続いて「これはNPO?」クイズ。PTA、町内会、社会福祉法人の保育園、私立大学、生協、県民共済……ほぼ全部NPOです。広い意味のNPOには「組織である・民間である・非営利である・自己統治している・自発的である」の5つの条件があって、一番大事なのは非営利、つまり利益を分配しないこと。お給料は労働の対価なので、分配にはあたりません。 後半は制度の歴史。1898年の民法で法人になれるようになり、それから約100年、阪神・淡路大震災の「ボランティア元年」を経てNPO法が生まれます。法律で見るとNPOはぐっと狭くなり、フローレンスはその中でも全体の約2%しかない認定NPO法人。さらに、西部劇の世界から生まれたアメリカの「自分たちのことは自分たちで」、チャリティ法とノブレス・オブリージュのイギリスと、国による成り立ちの違いも見ていきます。 <目次> プロローグの伏線「銅像の人」を回収/日本に残るNPOの元祖は報徳社/二宮金次郎の教えから生まれた結社/江戸時代にあった地域を良くする寄り合い/ドラッカーが最古のNPOと呼んだ奈良の古寺/これはNPO?クイズ/PTAも町内会も私立大学もNPO/広い意味のNPOの5つの条件/一番大事なのは利益を分配しないこと/お給料は分配ではなく労働の対価/1898年の民法から100年後のNPO法/法律で見るとぐっと狭くなるNPO/全体の約2%、認定NPO法人とは/西部劇の世界から生まれたアメリカのNPO/チャリティとノブレス・オブリージュのイギリス

  3. Oct 22

    【05-02】日本版DOGEができた今、NPOは大丈夫?〜逆風の中で「NPOとは何か」を捉え直す〜

    本編のはじまりは、このシーズンの相棒・たみおさんの紹介から。700人規模になったフローレンスの屋台骨を支えるバックオフィスの仕事が大好きで、NPOの経営を大学院で学んでいる一方、オフは運転が激下手。駐車場で知らない人に車を止めてもらったこともあるというギャップに、ゆかっちも思わず笑ってしまいます。 じゃあ、なぜ今NPOの話なのか。たみおさんは「NPOって何者?を、中の人でもスパッと説明できない」と話します。そして今、NPOを取り巻く空気はちょっと逆風寄り。内閣官房に新設された「日本版DOGE(租税特別措置・補助金見直し担当室)」は、イーロン・マスクが進めたアメリカ版とどう違うのか。「社会課題を取り上げて補助金を得ようとしている」「中間でマージンを取っている」「福祉は政府がやればいい」——よく聞く批判を一つずつ分解していきます。 災害支援や難民支援など、NPOのイメージは人によってさまざま。厳しい目で見られる面はありながらも、世の中のために存在する組織であることは間違いない。じゃあNPOって結局何なのか?次回、その定義に迫ります。 <目次> プロローグ7問の答え合わせへ/初登場たみおさんってどんな人?/700人規模の組織を支えるバックオフィス/地味だけど大好きなNPOの屋台骨/オフのたみおさんは運転が激下手/駐車場で知らない人が止めてくれた話/なぜ今NPOの話をするのか/中の人でもスパッと説明できないNPO/働く身としても感じる逆風/日本版DOGEってそもそも何?/イーロン・マスクのアメリカ版との違い/補助金目当て?中間マージン?という批判/問われているのはNPOのガバナンス/阪神・淡路大震災と災害支援のイメージ/それでも世の中のために存在する組織

  4. Oct 15

    【05-01】NPO編開幕!給料って出るの?〜聞きにくい7つの疑問に一言で答えます〜

    医療的ケア児編、そして閑話休題の聴覚過敏編を経て、新シーズンのテーマは「NPO」。フローレンスもNPOなのに「NPOって何?」と聞かれると、ゆかっちもつい言葉に詰まってしまう——そんなところからのスタートです。 一緒に話すのは、初登場のたみおさん。フローレンスのバックオフィス部門のマネージャーで、NPOが好きすぎて大学院でNPOを研究中です。プロローグでは、みんな気になるけど聞きにくい7つの疑問に一言ずつ答えてもらいました。NPOって給料出るの?非営利なのに利益を出していいの?PTAや町内会もNPO?日本最古のNPOをつくったのは、校庭に銅像が立っているあの人?行政や企業がいればNPOはいらない?「公金チューチュー」って本当?日本人はNPOを信頼していない? 社会の役に立ちたい人は6割以上いるのに、1年間にボランティアをした人は2割に届かない。そのギャップも含めて、7問の詳しい答えは第1話からじっくり回収していきます。 <目次> 第4シーズンを終えて始まるNPO編/「NPOって何?」に答えられない問題/初登場・バックオフィスのたみおさん/NPOが好きすぎて大学院で研究中/聞きにくい疑問に一言で答える7問/NPOって給料は出るの?/世界のGDPの約5%を占める担い手/非営利なのに利益を出していいの?/儲けてもいいけど分配はしない/PTAや町内会もNPOって本当?/校庭に銅像が立っているあの人/行政や企業がいればNPOはいらない?/インパクトスタートアップとの違い/「公金チューチュー」への答え/役に立ちたい6割と行動する2割のギャップ

  5. Oct 8

    【閑話休題-02-3】目が悪ければメガネ、耳がつらければイヤーマフ〜「治す」ではなく社会を変えるという発想〜

    聴覚過敏編の最終回。キーワードは「治すのではなく、社会を変える」です。階段しかない建物が、その人を登れない人にしている——医療的ケア児編でも話した社会モデルの考え方が、そのまま音の話にもつながります。聴覚過敏にとってのスロープにあたるのがイヤーマフ。最近は「この音は通すけど、この音は通さない」というフィルター付きの製品も出ていて、先生や友達の声は聞こえるまま、ガシャンという突発音だけ抑えられます。兵庫県の特別支援教育センターの事例報告では、通常学級に通う小学4年生が使い始めた初日から、落ち着いて授業に取り組めるようになったそうです。その子が努力したのではなく、環境を変えた。この順番が大事だという話です。一方で、校門で「音楽を聴くな」と取り上げられてしまう現実もある。だからイヤーマフの側面に貼る「うさぎマーク」のシールが生まれました。マタニティマークと同じ構図です。後半は、社会側がどう変わってきたかを一気に。琉球ゴールデンキングスのセンサリールームと、医療的ケアをしながら観戦できるフレンドルーム。2019年に川崎のイオンで始まったクワイエットアワー。空港のカームダウン・クールダウンスペース。そして2024年に民間事業者にも義務化された合理的配慮。最後は、オアシスのライブに耳栓を持っていくと言った人が叩かれた一件から、「耳を塞ぐこどもがわがままと言われない社会」への願いで締めくくります。<目次>治すのではなく社会を変えるという発想/階段しかない建物が人を登れなくしている/イヤーマフは耳にとってのスロープ/通したい音だけ通すフィルター付き製品/兵庫県の事例・小4が初日から落ち着いた/校門でヘッドホンと誤解され取り上げられる/うさぎマークのシールが生まれた経緯/妊婦さんのマタニティマークと同じ構図/琉球ゴールデンキングスのセンサリールーム/医療的ケアをしながら観戦できる部屋/2019年川崎のイオンで始まったクワイエットアワー/空港のカームダウン・クールダウンスペース/合理的配慮が民間事業者にも義務化された/オアシスのライブに耳栓を持っていく話/耳を塞ぐこどもがわがままと言われない社会

  6. Oct 1

    【閑話休題 02-2】耳元でシンバルを鳴らされ続ける教室〜毎日通う場所が、一番つらいという現実〜

    聴覚過敏編の第2話は「見つける」がテーマです。聴覚過敏でいちばんつらい場所はどこか——花火大会でもライブ会場でもなく、毎日通う学校なんです。椅子を倒す音、筆箱が落ちる音、黒板のチョークの音。周りには許容範囲でも、耳元で大きなシンバルを鳴らされているように届くとしたら、朝から夕方までそこにいるのは相当こたえます。2020年の766人を対象にした実態調査では、9割が大勢での会話や人混みの声をつらいと答え、音を改善してほしい場所の1位が学校でした。不登校が35万人を超えるいま、その理由のなかに「音がつらい」が隠れていないか、という問いかけも出てきます。でも聴力検査では見つかりません。日本の耳鼻科の研究でも、聴力が正常でも聴覚過敏は起こりうると報告されています。だから周りの大人が観察するしかない——ということで、レンさんが日ごろこどもを見るときに気にしている7つのサインを紹介します。特定の音でとっさに耳を塞ぐ、掃除機が来た瞬間に逃げる、赤ちゃんの泣き声が極端に苦手、救急車に誰よりも早く気づく、呼びかけても聞き返してしまう……。そして「あれ?」と思ったときの相談先(保健センター、こども家庭センター、こども発達支援センター、5歳児健診)まで。当てはまったから発達障害だ、という話ではありません。<目次>聴覚過敏で一番つらい場所はどこか/耳元でシンバルを鳴らされ続ける感覚/椅子が倒れる音・筆箱が落ちる音/黒板のチョークの音も突き刺さる/2020年・766人の実態調査の結果/9割が大勢の会話や人混みがつらいと回答/音を改善してほしい場所の1位は学校/不登校35万人の裏に音のつらさはないか/聴力検査が正常でも聴覚過敏は起こる/サイン①特定の音でとっさに耳を塞ぐ/サイン②掃除機が来た瞬間に逃げる/サイン③赤ちゃんの泣き声が極端に苦手/サイン⑥救急車に誰よりも早く気づく/サイン⑦呼びかけても聞き返してしまう/相談先は保健センターとこども家庭センター

  7. Sep 24

    【閑話休題 02-1】花火大会で耳を塞ぐわが子に「怖くないよ」と言っていた〜聴覚過敏を知らなかった父の反省〜

    医療的ケア児編を走り切ったあとの閑話休題。今回から3回にわたって「感覚過敏」「聴覚過敏」を取り上げます。ゆかっちも「えっ、これどういうこと?」というところからのスタートです。入口は、収録の数日前にバズっていた田村淳さんの話。ずっとサングラスをかけているのは、かっこつけでもキャラでもなく、瞳の色素が薄くて強い光が痛みになるから——本人がそう発信した投稿は1150万回表示されました。そして話はレンさんの家の花火大会へ。3人のこどものうち長男だけが耳を塞いで下を向いていて、当時は理由が分からず「怖くないよ」「せっかくだから見なよ」と声をかけてしまっていた、という反省から始まります。同じ花火の音が、まったく違う大きさで届いていた。不思議なのは、聴覚検査はクリアしていたこと。聴力検査は「どのくらい小さい音まで聞こえるか」を測るもので、聴覚過敏は「どれだけつらく聞こえるか」の問題だから、そもそも測っていないんです。音を仕分けているのは耳ではなく脳——居酒屋で目の前の人の声だけがちゃんと聞こえる、あの処理がうまく働かないと、キッチンの物音も全部同じ音量で押し寄せてくる。中学生で感覚過敏研究所を立ち上げた加藤路瑛さんは「感覚過敏」という言葉に出会うまで、自分は弱いんだと思っていたそうです。一番の壁は音そのものではなく、周りがこの言葉を知らないこと。まずは知るところから、の回です。<目次>医ケア児編15本を終えての閑話休題/感覚過敏・聴覚過敏という言葉を知る/田村淳さんのサングラスが話題になった理由/かっこつけではなく身を守るための道具/1150万回表示・8万いいねの反響/花火大会で耳を塞いでいた長男/「怖くないよ」と言ってしまった反省/同じ花火の音が違う大きさで届いていた/聴力検査ではクリアしてしまう理由/聞こえるかどうかではなくどうつらいか/音を仕分けているのは耳ではなく脳/居酒屋で目の前の人の声だけ聞こえる仕組み/ASD当事者4100人の6〜7割に聴覚の過敏さ/感覚過敏研究所・加藤路瑛さんの言葉/一番の壁は周りが知らないということ

  8. Sep 17

    【04-15】答えは1つじゃない〜フローレンスが目指す「選べる」インクルーシブ〜

    シーズン4の最終回。フローレンスはこれから何を目指すのか、を話して締めくくります。 黒木さんは「インクルーシブ原理主義者だった時期もある」と正直に振り返ります。でも、不登校のこどもがフリースクールに通っているのに「地域の学校に行かなきゃダメだよ」と言われたら、それはしんどい。 そして、わたしたちがイメージできるインクルーシブは、これまで見聞きしたものの範囲でしかない——だからこそ「インクルーシブか、分離か」の二択ではない3つ目・4つ目をつくっていきたい。顧客に聞いても「iPhoneが欲しい」とは言ってくれない、という例えが効いています。 キーワードは「選択肢を増やす」。ヘレンもまさにその1つとして生まれました。女子大や養護学校も、機会を奪われてきた人のために場をつくるアファーマティブアクションだった、という整理も。だからヘレンをやめるのではなく、ヘレンが最適なこどももいる前提で、認可保育園での混ざり合いも、まだ形のない別のインクルーシブも、並行して増やしていく。 現場では本人の意思をキャッチし、社会に対しては選択肢を増やす。障害がなければ選択肢はたくさんあるのだから、障害があっても同じであってほしい——その一点に着地します。長かったシーズン4、ここで完結です。 <目次>フローレンスが目指すものを話す最終回/インクルーシブ原理主義をやめた理由/不登校のこどもとフリースクールの例/今あるものからしか想像できない限界/顧客はiPhoneが欲しいとは言わない/3つ目・4つ目の選択肢をつくる発想/ヘレンも選択肢として生まれたものだった/アファーマティブアクションとしての女子大/養護学校も学びの場をつくる営みだった/本人の希望と意思で選べることが軸/ヘレンが最適なこどももいるという前提/1対1の保育と集団保育のあいだで考える/疾患がよくなったら集団へと考え続ける/現場で意思をキャッチし選択肢を増やす/シーズン4「医療的ケア児編」完結

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フローレンスの新たな音声コンテンツ 「フローレンズラジオ」はじまります! 社会課題を、さまざまなレンズ(視点や解像度)を通して深く見つめ、理解を深めていくことを目指したこのラジオ。 インターネット空間では、刺激的な映像や反射的なテキストによって、社会の出来事が瞬間的に消費されてしまうこともしばしばあります。 「フローレンズラジオ」では、そんな日常から一歩離れて、腰を据えてじっくりと――。 当事者や多様なステークホルダーの声に耳を傾けながら、社会課題を立体的に捉える、ゆとりある時間をお届けしていきます。 社会課題を、深く、やわらかく、身近に語る「フローレンズラジオ」。 どうぞご期待ください! #フローレンズラジオ

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