理系男の人生取締役会

月夜野クラゲ&冷田井トマト

このポッドキャストは、ちょっと世間ずれした理系の2人が、かっこいいオトナを目指すための会議。 日々の生活や仕事に関するライフハックを稟議します。 月夜野クラゲ:このラジオの物理系担当。大企業で社畜を生業としている理系男。野球が好き。ポジションは内野手。 冷田井トマト:このラジオの化学系担当。アカデミックの道を突き進む理系男。野球が好き。ポジションは外野手。 "The STEM Guys’ Life Board Meeting" Two slightly offbeat STEM guys get together each week to level up into the kind of adults we actually want to be. We swap real-life hacks for work and everyday life—and put them up for “board approval. Tsukiyono Kurage: Responsible for the physics section of this radio show. Tsumeitai Tomato: Responsible for the chemistry section of this radio show.

  1. Aug 14

    論理的に美味しい食べ物②~冷たいたこ焼きがうまい~_#054

    「割引シールにつられて買ったたこ焼きを、冷蔵庫に入れたまま忘れた。それが正解だった。」 お聴き頂きありがとうございます。「理系男の人生取締役会」です。 今回はクラゲの食べ物の回です。冷たい料理って少ないですよね。でも美味しいものもある。その特徴はなんでしょうか。深堀ってみましたので、ぜひお楽しみに! スーパーのお惣菜コーナーで割引シールのついたたこ焼きを発見。クラゲの原則「食べられる量なら割引シールがついているものは何でも買っていい」に従い即購入。夏場なので念のため冷蔵庫へ——そのまま半日放置してしまいました。 帰宅後に思い出し、冷蔵庫を開けたらたこ焼きが冷え切っている。本来なら電子レンジへ一直線のところ、暑かったし、めんどくさかったし、そのままひとつ口に入れてみたら——思いのほか、うまかった。 なぜ冷たいたこ焼きは美味しいのか。クラゲが仮説を立てます。 「冷たい料理は、味が濃いほど美味しくなる」 ソース、マヨネーズ、だし——たこ焼きはもともと味が濃い食べ物です。冷やすと味覚への刺激が弱まるため、濃い味付けがちょうどよくなる。逆に薄味の料理を冷やしてもぼんやりするだけ。わかりやすい例が冷やしうどん——温かいかけうどんより、濃い少量の汁をかける冷やしうどんの方が、味がはっきりしている。 回転焼き・今川焼きもそれに近い構造で、冷たいシュークリームが美味しいのも同じ理屈かもしれない、という話へと広がります。 そしてクラゲが次に目をつけたのが、たこ焼きの中身の代替案。たこが最近高すぎる問題(100gで300円、牛肉と同じ価格帯)を受けて、シーフードミックスで作れるのではという仮説が浮上。イカ・エビ・アサリがランダムに入るたこ焼きで、どれが当たりかを食べながら確認する——という完全に理系的な発想の実験が計画されます。 変数は2つ。「シーフードミックスへの置き換え」と「冷やして食べる」を同時に試す高難易度実験の結果は、この夏明らかになる予定です。 通勤・作業のお供にぜひどうぞ。 🌏 For our international listeners: Welcome to The STEM Guys' Life Board Meeting. Kurage bought discounted takoyaki (octopus balls) from a supermarket deli counter — a discount sticker was involved, which is basically an irresistible force in his world. He popped them in the fridge to keep them safe, promptly forgot about them, and ate them cold half a day later. They were unexpectedly good. The hypothesis: cold food tastes better when it's strongly flavored. Takoyaki is loaded with sauce, mayo, and dashi. When you chill it, the flavors concentrate rather than dissipate. Thin, delicate flavors suffer when cold; bold, umami-heavy ones hold up fine. The parallel: cold udon uses a small amount of concentrated dipping broth, while hot udon gets a large amount of light broth. Same principle. Next experiment in the pipeline: swap the octopus for frozen seafood mix (squid, shrimp, clam). Cheaper, easier to source, and every bite becomes a mystery — is it squid? shrimp? Part of the appeal. Two variables changed at once. Methodologically questionable. Delicious potential. Results to follow.

  2. Aug 7

    会話をするための役割認識~話す人数によって変わる立ち位置~_#53

    「2人だとキャッチボール。4人だと最大公約数。3人だけが会話になる。」 お聴き頂きありがとうございます。「理系男の人生取締役会」です。 今回はトマトが、会話について話したいそうです。2人での会話、3人での会話……みなさんは何人での会話が好きですか?ぜひお楽しみに! 会話のベストな人数は何人か。2人の答えは即決で「3人」。しかも理由が同じでした。 2人だとキャッチボールになる。来る道と帰る道が一緒で、新しい視点が入らない。4人になると2対2のペアが自然発生して、別の会話が同時進行してしまう。それを無理やり一本化しようとすると、最大公約数的な「当たり障りのない話」しかできなくなる。5人以上になればなおさらで、もはや会話ではなく「報告会」になっていく。 3人だけが、常に1人が聞き手に回りながらも会話の輪に留まり続けられる。誰かが孤立しない、流れを変えられる、尖った話もできる——会話の人数としての最適解です。 さらにトマトが掘り下げるのが、3人の中での「役割」の話。 いじられ役・突っ込み役・同調役——この三角形が自然に固まったメンツが、一番居心地のいいグループになる。クラゲの職場での3人組もまさにこの構図で、豆腐バーガー君が気づけばいじられ役の定位置に収まっている。 問題は、この役割が新しい環境でなかなか生まれないこと。ボケ側に回るには時間がかかる。本田圭介がいつの間にかボケ扱いされるようになったのは、みんなが彼を知っているからこそ成立するのであって、初見の相手にボケを投げてもただの変な人になりかねない。 トマトの目下の目標:新しい職場のコミュニティで、突っ込んでもらえるくらいの関係を早めに作ること。そのためには「打ちやすい球を投げる」——わかりやすいボケをかますことから始めるしかない。 会話の構造を分析するのが好きな理系男2人が、気づいたら自分たちのコミュニケーションの課題を話している回です。 通勤・作業のお供にぜひどうぞ。 🌏 For our international listeners: Welcome to The STEM Guys' Life Board Meeting. What's the ideal number of people for a good conversation? Both Kurage and Tomato landed on the same answer independently: three. Two people is a back-and-forth exchange — same path in, same path out. No new angles come in. Four people naturally splits into two pairs, generating parallel conversations that can't easily merge. Any larger and you're no longer having a conversation; you're attending a presentation. Three people is the sweet spot. One person always stays in listening mode, ready to re-enter. Nobody gets left out. The conversation can go somewhere interesting without losing the thread. But the number is only half of it. Tomato's deeper point: the right roles matter just as much. Every stable friend group of three tends to settle into a triangle — the one who gets teased, the one who pushes back, and the one who amplifies. When those roles click naturally, the group flows. The harder problem: building that dynamic from scratch in a new environment. Becoming the person who gets teased (affectionately) takes time. You can't just decide to be funny to strangers — you need to throw pitches they can actually hit. Tomato's goal for his new surroundings: start simple, make yourself easy to tease, and work from there.

  3. Jul 31

    ”フィルター”を再評価してみませんか?~もっと評価されるべきだし、普及されるべき~#52

    フィルター!フィルター!!フィルター!!! お聴き頂きありがとうございます。「理系男の人生取締役会」です。 今回はクラゲが、エンジニアとして、フィルターについて解説してくれます。あまりにも優秀で、足を向けて寝れないそうです。ぜひお楽しみに! エアコンをつけたら風量が弱い。掃除機の吸いが悪い。原因はだいたいフィルターです。でも、フィルターのことを意識して感謝している人が、どれだけいるでしょうか。 クラゲが言いたいのはこういうことです——「フィルターは、もっと評価されるべきだ」。 エンジニアの視点から見ると、フィルターは機械設計の核心的な存在です。機械を動かせば熱が生まれる。熱が溜まれば壊れる。だからほとんどの機械は空冷を採用する。でも空気を通すということは、ホコリも通すということ——だからフィルターが必要になる。 フィルターの目の粗さと配置方法は、まさに設計そのもの。細かすぎれば空気が通りにくくなり、冷却効率が落ちる。粗すぎればホコリを取り切れない。このジレンマの中に、地味だが奥深いエンジニアリングがある。 工場の機械には、サランラップのような筒状のフィルターを磁石でペタッとくっつけるタイプがある。交換しやすく、フィルターがどこにあるか視覚的に一目でわかる——クラゲが特に気に入っている設計です。 フィルターが優秀なのは、性能だけではありません。消耗品として壊れることで、本体を守っているという設計思想がある。これはブレーカーと同じ発想で、弱い部分を意図的に作ることで、本当に壊れてはいけないものを守る。犠牲になることで全体を守る——そのポジションがフィルターです。 人間の体も多段階フィルターになっています。鼻毛→鼻腔粘膜→肺胞のマクロファージへと、ホコリのサイズに合わせてだんだん細かくなっていく。工学的にも、多段階フィルターは効率的な設計として知られていますが、生物はそれをとっくにやっていた。 そして世界最大のフィルターは何か——クラゲが調べた答えは、海水淡水化プラントの逆浸透膜。水分子だけを通す極微細な膜が、地球上で最大規模のろ過を行っている。パッと見には穴など見えない。でも確実に水だけを通している。やばい、と言うしかない。 結論:エアコンのフィルター、車のグローブボックスの奥のフィルター、ドラム式洗濯機のフィルター——全部掃除してください。汚れているフィルターは、ちゃんと仕事している証拠です。 通勤・作業のお供にぜひどうぞ。 🌏 For our international listeners: Welcome to The STEM Guys' Life Board Meeting. This week, Kurage makes a passionate case for something almost nobody thinks about: filters deserve more respect. From an engineering perspective, filters are essential. Machines generate heat. Heat causes failure. Air cooling is cheap and effective — but air carries dust, and dust destroys machines. Enter the filter. The design challenge: too fine a mesh and you block airflow, reducing cooling efficiency; too coarse and the dust gets through. Getting this balance right is real engineering, quietly embedded in every piece of machinery you've ever used. Kurage's favorite filter design: a roll of filter material, shaped like cling wrap, attached to a machine with magnets. Easy to replace, immediately visible, always in good condition. Simple. Brilliant. The deeper insight: filters are designed to be consumed. They wear out on purpose, so the machine behind them doesn't have to. It's the same logic as a circuit breaker — build a deliberate weak point to protect everything that actually matters. Human bodies follow the same principle. Nose hair → nasal mucosa → lung macrophages: a multi-stage filter system, getting progressively finer, exactly the way engineers would design it. The world's largest filter? The reverse osmosis membrane used in seawater desalination plants. Invisible holes. Water molecules only. Enormous scale. Genuinely astonishing. Go clean your air conditioner filter. A dirty filter means it's working. A suspiciously clean one means it isn't.

  4. Jul 24

    理系男がおすすめ本を紹介するよ①~エフェクチュエーション~_#51

    「引っ越しで5箱あった本が、1箱になった。その1箱に残った本の話。」 お聴き頂きありがとうございます。「理系男の人生取締役会」です。 今回はトマトが、おすすめの本を紹介する回です。引っ越しの際に段ボール5箱あった蔵書を厳選した結果、生き残った骨太本の筆頭——**「エフェクチュエーション」**を紹介します。ぜひお楽しみに! 本を捨てるのは難しい。買った当時の熱量がそこに残っているから。でも引っ越しという強制的な棚卸しのタイミングで、5箱あった本が1箱まで絞られた。 その審査を生き残った1冊が、「エフェクチュエーション」です。 エフェクチュエーションとは、優れた起業家が実際にどのように意思決定しているかを研究した理論で、サラス・サラスバシー教授によって提唱されました。 一般的なビジネスの教科書が教える思考法——「ゴールを定めて、そこから逆算して計画を立てる」——は「コーゼーション(因果的推論)」と呼ばれます。目標から逆算して、最適な手段を選ぶ。計画的で合理的に見える方法です。 でも現実の起業家たちは、そうは動いていなかった。 優れた起業家の思考法はむしろ逆で、「今自分が持っているもの(手段)から出発して、何ができるかを考える」というアプローチをとっていた。ゴールを最初に決めるのではなく、手持ちのカードで動き始めて、そこから生まれる偶発的な出会いや機会を取り込みながら形を作っていく——これがエフェクチュエーションの本質です。 この考え方が刺さるのは、起業家だけではありません。 「まず計画を立ててから動く」タイプの人間ほど、この理論は揺さぶりをかけてくる。理系的な思考は往々にして「ゴール設定→逆算→実行」という構造を好むけれど、現実のキャリアや人生はその通りに動かないことが多い。手元にある材料——自分のスキル、人脈、今置かれている環境——から動き始めることで、逆算では見えなかった可能性が開けてくる。 引っ越しで本棚を空にして、また積み上げていく過程で「持っておく価値がある本」の基準が変わった——そのタイミングで選ばれた一冊というのも、なかなか意味深です。 通勤・作業のお供にぜひどうぞ。 🌏 For our international listeners: Welcome to The STEM Guys' Life Board Meeting. Tomato moved recently — and the process of packing reduced five boxes of books down to one. This episode is about what survived. The book: Effectuation — a theory developed by Professor Saras Sarasvathy based on research into how expert entrepreneurs actually make decisions. The standard business school model is causation: set a goal, work backwards, build a plan. Logical. Systematic. Very STEM-brained. But Sarasvathy found that successful entrepreneurs don't think that way. Instead, they start from what they already have — their skills, their network, their current situation — and ask: what can I do with this? Rather than optimizing toward a fixed goal, they move with what's available and incorporate unexpected opportunities as they arise. Goals emerge from the process, not before it. For people who default to "plan first, act later," this reframes how to approach careers, projects, and decisions that don't fit neatly into a roadmap. The fact that it survived five boxes being cut to one says something on its own.

  5. Jul 17

    争わないとう就活ハック~”ポジショニング”は知らないことには始まらない~#50

    ほとんどの大学生へ、とりあえず大企業へいく方法を教えます。 お聴き頂きありがとうございます。「理系男の人生取締役会」です。 今回はクラゲさんが、就活において「とりあえず大企業」に対する考えがあるそうです。多くの人にとっての最適解の秘密がポジショニングにあるらしいです。ぜひお楽しみに! 就活戦争に勝つための最強の方法は何か——クラゲの答えは「競争をしない」です。 人気企業の人気職種に殺到する就活生の群れは、ナッシュ均衡そのもの。全員が同じ戦略を取ることで、誰も得しない状態が生まれている。ならば取るべき戦略は、その渦に飛び込むことではなく、渦の外側に自分のポジションを見つけることです。 今回のターゲットは「職種や業種にこだわりはないが、とにかく大企業に入りたい」という、就活生の中でも最もマス層に当たる人たち。その人たちこそ、ポジショニング戦略が刺さります。 ポイントは3つ。 まず企業の「知られていない事業」を狙う。パナソニックといえば家電——でも車載インフォメーションシステムや電力インフラ事業もある。マス層が集まる本業の枠ではなく、ニッチな事業部を狙えるだけで、競争率は劇的に下がる。知っているだけで有利になる世界です。 次に企業の成長フェーズを見極める。成熟した事業部と、今まさに立ち上がろうとしている事業部では、求められる人材像がまるで違う。後者は「やりたいことがある人」を求めている。社会のトレンドと企業の戦略の交点を探ることが、ポジショニングの核心です。 そしてインターンで「ポスト」を先に見つけに行く。ただ参加するのではなく、自分が入れそうな部署の人と仲良くなる——そこまでやれている人が、就活というゲームでは圧倒的に有利です。理想は「その部署を志望する合法マッチポンプ」。 ただし、どんな戦略を取っても「ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)」だけは遡れない。経験という食材は、就活が始まってから用意できるものではない。冷蔵庫がパンパンになるくらい、今から動いておく——そのことをタイムマシンなしに伝えられる回です。 通勤・作業のお供にぜひどうぞ。 🌏 For our international listeners: Welcome to The STEM Guys' Life Board Meeting. The strongest move in Japan's job-hunting season? Don't compete. Most students flood the same well-known companies and the same popular roles — research and development, top-tier manufacturers, major consulting firms. Kurage argues this is a Nash equilibrium trap: everyone takes the same strategy, so nobody wins. The alternative: positioning. Find the part of the company nobody else is looking at. Take Panasonic. Most applicants think "home appliances." But Panasonic also runs power grid infrastructure and automotive information systems — growing segments where competition is thin and the right pitch lands immediately. Knowing this exists is already a competitive advantage. The same logic applies to growth phase: a division that's scaling fast wants people with energy and ambition, not just credentials. Read the room, find where the company needs people, and show up there. Best case scenario: use an internship not to learn, but to find your specific seat — and then be the person who already knows the team when the job offer comes. One thing no strategy can fix: gakuchika (what you worked hard on as a student). That one can't be created retroactively. The fridge needs to be stocked before you start cooking.

  6. Jul 10

    引っ越しの達人①~家具の買い替え職人~_#49

    「引っ越しって、人生の棚卸しだと思う。」 お聴き頂きありがとうございます。「理系男の人生取締役会」です。 今回はトマトさんが、最近引っ越しをしたみたいです。引っ越しのライフハックをお伝えします!ぜひお楽しみに! 人生で引っ越しは何回しましたか? 荷造りのだるさ、書類仕事の多さ、精神的な疲弊感——引っ越しが嫌いな理由は人それぞれだが、好きという人がいるのも事実。「飽きたから近くに引っ越す」というライフスタイルの人がいるのも、まあわかる気はする。 トマトの今回の引っ越しは埼玉〜東京間、車で約2時間の距離。大手業者ではなく「暮らしのマーケット」というサービスを使い、1LDKで約5万円とかなりリーズナブルに済ませることができた。 今回の引っ越しの最大のテーマは、「主要家具の一斉買い替え」。ソファ・テレビ・洗濯機・本棚などを一通り廃棄し、新しいものに入れ替えた。 問題は処分方法。洗濯機をリサイクル券で正規に処分しようとすると約8000円。ソファや本棚も合わせると、廃棄だけで相当な費用がかかる計算に。 そこでトマトが使ったのがジモティです。身バレしても気にならない引っ越し前の家なら安心して使える、というのが今回の気づき。洗濯機はマイナス8000円のはずが、近くに引っ越してきたベトナム人に2000円で買い取ってもらい、プラスに転換。社会貢献まで達成した。 ただしジモティは魔境でもある。よくわからない物件、謎の商品、ゴミ屋敷の売却まで出没するカオスな空間——普段の家では使えない、という結論は2人一致です。 新生活の家具はアップグレード済み。ドラム式洗濯機(20万円弱)、55インチのクォンタムドットミニLEDテレビ、アンカーのロボット掃除機——そしてソファはまさかの35万円。ロボット掃除機は早速充電ケーブルを体に巻きつけてくたばっており、新生活は波乱の予感です。 次回は「断捨離した物・捨てなかった物」編に続きます。 通勤・作業のお供にぜひどうぞ。 🌏 For our international listeners: Welcome to The STEM Guys' Life Board Meeting. Tomato just moved — and this episode is a practical guide to doing it without losing your mind or your money. The move itself: roughly two hours by car, from Saitama to Tokyo. He skipped the major carriers and used Kurashi no Market, a marketplace for local service providers, coming in at around ¥50,000 for a 1LDK. Solid value. The bigger challenge: disposing of nearly all his major furniture. Washing machine, sofa, TV, bookshelf — all out. Official recycling fees for a washing machine alone run close to ¥8,000. Tomato's workaround: Jmty (ジモティ), Japan's local classifieds platform. He listed everything, and a Vietnamese neighbor who'd just moved to the area bought the washing machine for ¥2,000. What would have been an ¥8,000 loss became a ¥2,000 gain. Community-building included at no extra charge. New apartment highlights: drum-format washing machine, 55-inch quantum dot mini-LED TV, a robot vacuum that immediately got tangled in a charging cable on day one — and a ¥350,000 sofa purchased on credit card magic. Part two, covering what he kept versus what he finally let go of, is coming next.

  7. Jul 3

    火が扱えない若者達~知識は離散値的、経験は連続値的でROIが高い~#48

    「火起こしができない大卒社会人に、文明の危機を見た。」 お聴き頂きありがとうございます。「理系男の人生取締役会」です。 今回はクラゲが、会社のメンバーとBBQに行ったそうです。火すらつけられないのって、教育的にどうなの——という話です。ぜひお楽しみに! 先日、若手4人でバーベキューへ。火起こしの経験がある2人が、残りの2人に「炭まで頼むね」と任せた。30分後に戻ると、まだ火がついていなかった。 プロセスは理解していた。薪に火をつけて、それを炭に移す——頭では知っていた。でも炭は700℃、薪の燃焼温度は250℃。薪の火を当てただけでは炭には届かない。解決策は単純で、「消えるくらい全力で仰ぐ」——それだけ。酸素を大量に送れば温度が上がる。知っていることと、できることは、全然違う話だった。 ここから今回の主張に入ります。**「知識は離散値的に持てるが、経験は連続値だ」**という話です。 野球で例えれば、野球を語れるおじさんと、実際に投げている高校球児では情報量が根本的に違う。製造業を外から語るコンサルと、現場で毎日ものを作っている人間では、見えている世界が違う。英語の文法を完璧に覚えても、ネイティブと話せるかは別の問題——これも同じ構造です。 ヘレン・ケラーが「water」を理解したのは、手に何度も書いてもらったときではなく、実際に水を触った瞬間でした。経験が先で、知識がその後に深く刻み込まれる。 では、どの経験に投資すべきか。クラゲが出した基準は「緊急時に命に関わるかどうか」です。 被災したとき、火を起こせるか。水を確保できるか。そういう生存直結スキルは、ROI(投資対効果)が見えにくいけれど、ピンチのときのリターンは計り知れない。火起こしはその筆頭。 ただし最後に本音が出ます——「義務感じゃなくて、火がでかくなってくるワクワク感の方が、スキルが身につく動機としては全然強い」。好奇心に引っ張られて経験を積む方が、ずっと健全かもしれない、という結論です。 聞いたことは忘れ、見たことは覚え、やったことは分かる——中国の古い格言が、バーベキュー場で実証されました。 通勤・作業のお供にぜひどうぞ。 🌏 For our international listeners: Welcome to The STEM Guys' Life Board Meeting. Kurage took four young colleagues to a barbecue. Two of them were handed one task: start the charcoal fire. Thirty minutes later, nothing was lit. They knew the process. They just couldn't do it. Charcoal ignites at around 700°C; burning wood reaches about 250°C — not enough heat on its own. The fix? Fan it as hard as you can to push oxygen in. Simple in theory. Invisible until you've actually done it. This leads to the episode's core argument: knowledge is discrete, experience is continuous. You can acquire facts in steps, but competence only comes through doing. Helen Keller didn't understand "water" from repeated spelling — she understood it the moment water flowed over her hands. Kurage's framework for which experiences are worth prioritizing: anything that matters in an emergency. Fire-starting, water sourcing, basic survival — the ROI is invisible until the moment it isn't. But the real conclusion? Duty isn't what makes skills stick. The pure excitement of watching a fire grow from nothing — that's what actually gets people to learn.

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このポッドキャストは、ちょっと世間ずれした理系の2人が、かっこいいオトナを目指すための会議。 日々の生活や仕事に関するライフハックを稟議します。 月夜野クラゲ:このラジオの物理系担当。大企業で社畜を生業としている理系男。野球が好き。ポジションは内野手。 冷田井トマト:このラジオの化学系担当。アカデミックの道を突き進む理系男。野球が好き。ポジションは外野手。 "The STEM Guys’ Life Board Meeting" Two slightly offbeat STEM guys get together each week to level up into the kind of adults we actually want to be. We swap real-life hacks for work and everyday life—and put them up for “board approval. Tsukiyono Kurage: Responsible for the physics section of this radio show. Tsumeitai Tomato: Responsible for the chemistry section of this radio show.