50代父と20代息子のシネマ・ジェネレーション・ギャップ

あわわっち & あっつ

同じ映画を世代が違う2人が観たら、こんなにも違って見えるの? 実の親子(外資系企業勤務30年弱の父あわわっちと、大学の映画学科の監督養成コースに通う息子のあっつ)が、新作、旧作から気になる映画を毎週1本取り上げ、語り合うプライベート空間。ジェネレーション・ギャップは当然。でもこの世代差こそが、映画が描く恋愛、友情、家族、人生のコアな部分を浮き彫りにするから不思議。毎週木曜17時配信。

  1. 第27回『急に具合が悪くなる』:病人に老人。でも勇気をもらえるのは何故?

    3h ago

    第27回『急に具合が悪くなる』:病人に老人。でも勇気をもらえるのは何故?

    病人に老人。でも、観終わった後に勇気をもらえるのは何故なんでしょうか? 第27回は、2026年公開の『急に具合が悪くなる』を取り上げます。監督は濱口竜介。カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、主演2人が最優秀女優賞をダブル受賞した話題作です。 舞台はパリ郊外の老人介護施設。理想と現実の狭間で奮闘するフランス人施設長マリー=ルーと、ステージ4のがんを患う日本人演出家の真理。同じ響きの名前を持つ2人の出会いから物語が始まります。 人生が思うようにいかない人ばかり出てくるのに、観終えると前向きな気持ちになれる。その逆説の正体を、ネタバレを避けながら紐解きます。 これから観る方には「観たくなる予習ガイド」を。すでに観た方には「納得のいく解釈の一つ」を。そして、この親子には今この映画がどう見えているのかも、一緒に紐解いていきます。 感想・リクエスト等はこちらまでお寄せください。 Podcastでご紹介するペンネームも教えてください(このPodcast内では"芸名"と呼びます) お問い合わせフォームのページ (00:00) 社会問題が映画化される『急に具合が悪くなる』の世界へ(05:45) 『急に具合が悪くなる』濱口竜介監督の力作―社会問題と人間ドラマの融合(06:30) 『急に具合が悪くなる』映画化:言語の壁を超えた2人の女性の物語(13:31) 3時間16分が退屈しない秘密、濱口竜介の演技メソッドに迫る(14:39) 3時間16分でも退屈しない映画の秘密:濱口監督の独特な演技指導法(36:43) 病と健康、介護と自由:資本主義社会の構造的欠陥に迫る

    38 min
  2. 第26回『マイケル』:もしかして、続編ありきの1作目?

    Jun 18

    第26回『マイケル』:もしかして、続編ありきの1作目?

    この映画、もしかして、続編ありきの1作目なのでは? 第26回は、2026年公開の新作映画『Michael / マイケル』を取り上げます。日本公開は6月12日。公開直後の熱のまま、二人で論じてみました。 キング・オブ・ポップ、マイケル・ジャクソンの半生を描いた伝記映画。遺族・財団公認のもと、実の甥ジャファー・ジャクソンが主演を務め、『ボヘミアン・ラプソディ』と同じプロデューサーが手掛けています。全世界興行収入はすでに7億8,800万ドルを超え、伝記映画史上最高のオープニング成績を記録した、社会現象と呼んで差し支えない作品です。 しかし、批評家スコアは38%。観客スコアは97%。この"パックリ割れた評価"が、この映画の正体を語っています。 今回は3つの切り口から掘り下げます。1) 映画学科で学ぶあつが分析する、ハリウッドの本気の演出。2) リアルタイム世代のあわわっちが語る、原体験の追体験としてのエンタメ価値。3) そして、遺族公認という"大人の事情"が滲む伝記映画としての信頼性。そのすべてを踏まえた先に、ある疑惑が浮かび上がります——この映画、もしかして続編ありきの1作目なのでは? これから観る方には「観たくなる予習ガイド」を。すでに観た方には「納得のいく解釈の一つ」を。そして、この親子には今この映画がどう見えているのかも、一緒に紐解いていきます。 感想・リクエスト等はこちらまでお寄せください。 Podcastでご紹介するペンネームも教えてください(このPodcast内では"芸名"と呼びます) (00:00) ビートルズとマイケル・ジャクソン:ポップミュージック史における二大巨頭(06:55) 『マイケル』映画化決定!ビートルズ以来の音楽界の帝王の半生を描く(07:38) マイケル・ジャクソン伝記映画『Michael』の制作背景と商業的成功を徹底解説(13:03) マイケル映画の社会現象的成功と映像表現の完成度を徹底分析(27:07) 映画『マイケル』をエンタメと伝記の2つの視点で冷静に検証する(40:47) マイケル・ジャクソン伝記映画の評価|エンタメとしての価値と物足りなさ

    41 min
  3. 第25回『タクシードライバー』:あなたの中にも、トラヴィスはいるのか?

    Jun 11

    第25回『タクシードライバー』:あなたの中にも、トラヴィスはいるのか?

    あなたの中にも、この物語の主人公トラヴィス・ビックルはいるのでしょうか? 第25回は、1976年公開の名作『タクシードライバー』を取り上げます。今年、公開50周年を迎えた作品です。 監督はマーティン・スコセッシ、主演はロバート・デ・ニーロ。不眠症を抱えたベトナム帰還兵のトラヴィスが、眠れない夜のニューヨークをタクシーで走り続けながら、孤独と怒りを募らせていく物語です。 公開当時、トラヴィスは「社会のはみ出し者」として描かれていました。しかし今、2020年代の目線でこの映画を観返すと、彼の心の動きは、SNSのそこかしこで目にする誰かに、怖いくらい重なって見えてきます。 今回は、その理由を3つのステップで読み解きます。「自分が正しい、世界が腐っている」という思想の固定化。承認欲求と被害妄想のこじれ。そして、本人の意図とは無関係な形で世間から受け止められるという皮肉な結末。 これは50年前の孤独な男の物語ではなく、スマートフォンを持つすべての人の、潜在的な物語かもしれません。 これから観る方には「観たくなる予習ガイド」を。すでに観た方には「納得のいく解釈の一つ」を。そして、この親子には今この映画がどう見えているのかも、一緒に紐解いていきます。 感想・リクエスト等はこちらまでお寄せください。 Podcastでご紹介するペンネームも教えてください(このPodcast内では"芸名"と呼びます) お問い合わせフォームのページ (00:00) タクシー運転手との出会いから『タクシー・ドライバー』へ (07:18) タクシー運転手との出会いから『タクシードライバー』へ——孤独な観察者の物語 (09:09) 『タクシードライバー』公開50周年、アメリカン・ニューシネマの傑作を読み解く (14:06) タクシードライバーの映像構成と主人公の心理変化を読み解く (29:51) 承認欲求とSNS時代:50年前の映画が予言した現代の危険性 (41:33) タクシードライバーに見る人間の本質~50年前の映画が映す現代の私たち

    42 min
  4. 第24回『箱の中の羊』:人は、何をもってその人を本物だと思うのか?

    Jun 4

    第24回『箱の中の羊』:人は、何をもってその人を本物だと思うのか?

    人は、何をもってその人を本物だと思うのでしょうか? 第24回は、是枝裕和監督最新作『箱の中の羊』を取り上げます。 亡くなった息子と同じ姿をしたヒューマノイドを、家族として迎え入れる夫婦。その存在を、彼らは「息子」として受け止めることができるのか。 今回は、AIやヒューマノイドの物語としてだけでなく、人が人を認識するとき、私たちは何を手がかりにしているのか、という視点から語りました。 顔、声、仕草、癖、食べ方、歩き方。その人らしさは、意外と小さな違和感や記憶の積み重ねでできているのかもしれません。 さらに、綾瀬はるかさん、千鳥・大悟さんの役割、そして是枝監督作品としての“社会派”との距離感についても、親子で率直に話しています。 これから観る方には、少しだけ見方のヒントを。すでに観た方には、別の角度からの解釈を。 今この親子には、この映画がどう見えているのか。ネタバレに配慮しながら、じっくり語ります。 感想・リクエスト等はこちらまでお寄せください。 Podcastでご紹介するペンネームも教えてください(このPodcast内では"芸名"と呼びます) お問い合わせフォームのページ (00:00) お笑い芸人と YouTuber の議論が噛み合わない理由〜論点整理の大切さ(07:22) 是枝裕和の8年ぶり新作『箱の中の羊』:亡き息子そっくりのヒューマノイドとの向き合い方(08:15) 是枝裕和『箱の中の羊』カンヌ出品、亡き息子そっくりなヒューマノイドの謎(06:48) 是枝裕和『箱の中の羊』—AIと人間の向き合い方を問う新作(16:26) 映画『箱の中の羊』の映像構成を分析|色彩とカメラワークの課題点(17:34) 是枝裕和は社会派か?『箱の中の羊』の世界観と映像表現を問う(44:25) 『箱の中の羊』の家族描写の現実感の欠如について

    46 min
  5. 第23回『グッド・ウィル・ハンティング』:青春は、いつ終わるのか?

    May 28

    第23回『グッド・ウィル・ハンティング』:青春は、いつ終わるのか?

    青春は、いつ終わるのか? 第23回は、1997年公開の名作『グッド・ウィル・ハンティング』を取り上げます。 天才的な頭脳を持ちながら、自分の未来を信じきれない青年ウィル。 彼を導こうとする数学教授ランボー、心の奥に触れようとするセラピストのショーン、そして背中を押す親友チャッキー。 今回はこの映画を、単なる「才能ある若者の旅立ち」の物語としてではなく、 青春とは何か、そして青春はいつ終わるのかという視点から語ります。 90年代青春映画としての普遍性。 ボストンという街が生むリアリズム。 神話的な主人公の構造。 そして、50代の父と20代の息子それぞれに見えている“人生の現在地”。 青春は、心の旅なのか。 それとも、自分の居場所を探し始めた時点で、もう次の章が始まっているのか。 親子でじっくり語ります。 感想・リクエスト等はこちらまでお寄せください。 Podcastでご紹介するペンネームも教えてください(このPodcast内では"芸名"と呼びます) お問い合わせフォームのページ (00:00) グッド・ウィル・ハンティング:天才青年と心理学者の出会い (04:20) グッド・ウィル・ハンティング、1990年代ミラマックスの傑作がアカデミー賞9部門ノミネート (08:59) 『グッド・ウィル・ハンティング』の名作たる所以は脚本と映像化のリアリズム追求 (36:01) 青春はいつ終わるのか―コミュニティの喪失と成長の転機 (55:11) 中年の迷子:グッド・ウィル・ハンティングから考えるミッドライフクライシス

    56 min
  6. 第22回『フィールド・オブ・ドリームス』:夢を見る場所は、誰のためにあるのか?

    May 21

    第22回『フィールド・オブ・ドリームス』:夢を見る場所は、誰のためにあるのか?

    夢を見る場所は、誰のためにあるのか? 第22回は、1989年公開の名作『フィールド・オブ・ドリームス』を取り上げます。 アイオワのトウモロコシ畑に、ある日響く謎の声。その声に導かれるように、主人公レイは畑をつぶして野球場を作ります。 一見すると、野球とファンタジーの物語。けれど見返してみると、そこには「父と息子」「叶わなかった夢」「人生の思い残し」、そして「誰かと同じ夢を見ること」の尊さが浮かび上がってきます。 今回は、幼い頃に父とキャッチボールをした記憶から、自分が父になって初めて見えてくる景色まで、50代父と20代息子がそれぞれの現在地から語ります。 フィールドとは、ただの野球場なのか。それとも、失われた夢をもう一度受け止める場所なのか。 ネタバレを避けつつ、この不思議な名作がなぜ今も胸に残るのかを、一緒に紐解いていきます。 感想・リクエスト等はこちらまでお寄せください。 Podcastでご紹介するペンネームも教えてください(このPodcast内では"芸名"と呼びます) お問い合わせフォームのページ (00:00) 親子の野球と懐かしい思い出『フィールド・オブ・ドリームス』へ(06:44) 父と子の野球場「フィールド・オブ・ドリームス」を語る(10:10) 夢のフィールドが生む「場」の意味—父と息子で見つめる野球と人生(13:51) フィールド・オブ・ドリームスの公開背景と鑑賞体験、そして映画表現論(16:09) 説明的なのに面白い『フィールド・オブ・ドリームス』の映画的手法を解析する(31:28) 人生の立場が変わると見え方が変わる、Field of Dreamsの深さ(37:00) 挫折した夢を昇華する場所――フィールド・オブ・ドリームスの深層(43:04) 見える夢、見えない夢――叶わぬ思いを昇華する場所(48:23) 幻想を一緒に見てくれる人がいることの尊さ

    49 min
  7. 第21回『プラダを着た悪魔2』:ノスタルジーだけで、続編は成り立つのか?

    May 14

    第21回『プラダを着た悪魔2』:ノスタルジーだけで、続編は成り立つのか?

    ノスタルジーだけで、続編は成り立つのでしょうか? 第21回は、2026年5月1日公開の新作映画『プラダを着た悪魔2』を取り上げます。 前作から20年。アンディ、ミランダ、ナイジェル、エミリーが再びスクリーンに戻ってきました。 懐かしい名台詞、再集結した主要キャスト、20年分のキャリアがにじむ役作り。一方で、物語の縦糸やキャラクターの掘り下げには、物足りなさもあるのではないか。 50代父は、20年ぶりの再会と映画体験そのものを楽しみ、20代息子は、続編戦略や脚本の必然性を冷静に見つめる。 これは名作の正統な続編なのか。それとも、ノスタルジーをまとった“見応えある娯楽作”なのか。 20年という時間が映画にもたらしたものを、親子で語ります。 感想・リクエスト等はこちらまでお寄せください。 Podcastでご紹介するペンネームも教えてください(このPodcast内では“芸名”と呼びます) お問い合わせフォームのページ (00:00) 20年の時間経過から見える人生と社会の変化 (08:19) プラダを着たアクマ2:20年後の再会と時代の変化 (11:07) ファッション業界20年の変化を映した『プラダを着た悪魔』続編 (15:23) 続編映画の構成の甘さ:エピソード間の関係性が薄い理由 (18:13) 続編映画の課題:エピソード同士の繋がりの弱さを語る (20:26) ディズニー続編映画の商業主義と芸術性のジレンマ (29:29) 映画『プラダを着た悪魔』続編:20年のキャリアが生み出す説得力 (49:21) ファッション映画の続編が問うもの:20年で変わった世界、変わらぬメッセージ (54:46) 1989年公開『フィールド・オブ・ドリームス』を語る

    56 min
  8. 第20回『しあわせな選択』:その幸せは、誰が決めたものなのか?

    May 7

    第20回『しあわせな選択』:その幸せは、誰が決めたものなのか?

    その幸せは、本当に自分で決めたものですか? 第20回は、2025年公開の韓国映画『幸せな選択』を取り上げます。 監督は『オールド・ボーイ』『別れる決心』のパク・チャヌク。 主演はイ・ビョンホン、共演にソン・イェジン。 突然リストラされた中年男性が、家族の幸せを守るために“ある選択”へと進んでいく本作。 けれど、その幸せは本当に彼自身のものだったのか。 それとも、家族、社会、仕事、家父長制といったものに、いつの間にか書き込まれたシナリオだったのか。 今回は第20回の記念回として、長女・いちごが初参戦。 父、息子、娘の3人で、この映画を「家族ドラマ」として、「現代アートの装置」として、そして「幸せの定義を疑う物語」として語ります。 あなたが幸せと呼んでいるもの。 それは、誰が決めたものですか? 感想・リクエスト等はこちらまでお寄せください。 Podcastでご紹介するペンネームも教えてください(このPodcast内では"芸名"と呼びます) お問い合わせフォームのページ (00:00) 家族崩壊へのカウントダウン:韓国映画「幸せな選択」の衝撃(01:23) 韓国映画「幸せな選択」リストラ男の犯罪への転落(02:17) 中年リーマンが犯罪に手を染める、韓国発のブラックコメディー(04:59) パク・チャヌク最新作「幸せな選択」で問う、本当の幸せとは(05:36) リストラされた中年男性が犯罪へ向かう韓国映画『幸せな選択』(09:03) 韓国映画の海外進出戦略とゴールデングローブ賞受賞作の幸せの定義(13:28) 幸せの定義を問い直す~映画『1994年の男が女を愛する時』を通じて(15:45) 観客を共犯者にする映画の仕掛け~期待を裏切る構成の秘密~(17:36) 映画が観客を共犯者にする仕掛け~理由なき行動の魅力(19:20) 映画の中で観客も主人公の共犯者になる仕掛け(25:43) 映画を「現代アート」として見る:箱の中ではなく箱そのものを観る(28:55) 映画を「箱」として見る現代アート的解釈(40:04) 愛と破壊が同居する幸せ:映画から考える人間の根源的矛盾(48:54) すっきりしないのに嫌いじゃない、現代アートとしての映画を語る(50:24) 次回予定:1989年公開『フィールド・オブ・ドリームス』を語る

    52 min

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同じ映画を世代が違う2人が観たら、こんなにも違って見えるの? 実の親子(外資系企業勤務30年弱の父あわわっちと、大学の映画学科の監督養成コースに通う息子のあっつ)が、新作、旧作から気になる映画を毎週1本取り上げ、語り合うプライベート空間。ジェネレーション・ギャップは当然。でもこの世代差こそが、映画が描く恋愛、友情、家族、人生のコアな部分を浮き彫りにするから不思議。毎週木曜17時配信。

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