デザイン審美眼──社長の第六感をカタチにするデザインの話

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タイポグラフィを探求し続けるデザイナー・的場仁利が、デザインの世界で積み上げられてきた「判断の原理」を経営者の言葉に翻訳し、社長の「第六感」を確かな判断軸に変えていくビジネス番組。AIがあらゆる選択肢を出力する時代に、「これは自社に合っているか」を見定める力——それが「デザイン審美眼」。毎週木曜配信。

  1. 12h ago

    #34 「修正3回まで」が、プロジェクトを壊す ── 回数ではなく目的で区切る

    今日のテーマは「修正3回まで」です。契約書や見積書でよく見かけるこの一文が、実はプロジェクトを失敗に導く罠になる——的場仁利さんはそう指摘します。回数で区切られるとデザイナーは身構え、発注側は「使わないともったいない」と回数の消化に走る。どちらも質から遠ざかっていきます。では何で区切るのか。目的です。目的にどこまで近づいたかで判断すれば、回数という物差しは要らなくなります。 ▼番組への感想、MCへのメッセージは以下までお寄せください。 matnuovo@gmail.com Xでは「#デザイン審美眼」としてポストしてください。 ▼このエピソードで話していること ・回数で区切る契約の弊害は双方に出る。デザイナー側はこれ以上直しが入ってほしくないと身構え、無限地獄を避けようとする。発注側は10回まで直せるなら10回直そうとサービスをフルに使いにいく。それを前提に来られると、一発目で正解を滲み出そうという気持ちのほうが失われてしまう ・区切るなら回数ではなく目的。目的に対して現在のアウトプットがどこまで近づいているか。達していなければ回数に関係なく直すべきだし、達しているなら1回でよい。目的は「この商品が目玉だから一番大きく見せる」「金額が訴求点だから目立たせる」「ターゲットに合わせた表現になっている」のように、要件を箇条書きで明文化しておく ・無限修正になるのは、チェックする人が複数いてそれぞれ言うことが違い、それをまとめる人がいないから。まとめる人がいれば修正が多くなることはあっても無限にはならない。企業側にまとめ役を置いてもらう。社内調整は本当に大変な仕事なので、そこを引き受けてもらう方をきちんと作ることが条件になる ・細かい修正の多くは、見る環境の違いから生まれている。紙は原寸で見るがPDFは拡大・縮小して見るため、誤ったディレクションが返ってくる。近くで見るなら機械的に揃えるのが正しいが、遠目では人は余白まで含めて認識するので、CやSのような文字は揃えないほうが揃って見える。PCとスマホでは色も変わる。デザイン書のセオリー部分をコピーして事前に渡しておくと防げる ・直すほどデザインが崩れて建て直せない「修正迷子」は、今後増えていく。何案も出す訓練をせずテンプレートから作る仕事が増えたため。一方でA案からB案への作り直しは修正ではなく別案件として扱い、改めて費用をもらう。その話が来たときにまず驚いてみせるところから交渉は始まる ▼こんな方におすすめ ・デザイン制作の契約書や見積書に、修正回数を書いている/書かれている ・修正のやりとりが終わらず、プロジェクトが停滞した経験がある ・社内の意見がまとまらないまま、デザイナーに指示を出してしまっている ・デザイナーへの依頼の精度を上げたい経営者・発注担当者 ・デザイナーとして、修正対応と追加費用の線引きに悩んでいる ▼MC 的場 仁利(Mat N. Studio 代表) https://japan-designers.jp/profile/1453/ タイポグラフィーの論客として、多数のデザイン書に携わる。高校でデザインを学び、大学で技術経営を専攻。営業職として年間1億円超の案件を担当した経験も持つ。現在は本・冊子・パッケージのデザイン、タイポグラフィ執筆を手がける傍ら、浮世絵・春画をモチーフにしたアートプロジェクト「艶絵グレース」のクリエイティブディレクターを務める。中部デザイン協会75年誌のブックデザイン・編集に携わるなど、デザインと経営の両面に精通。公益社団法人日本グラフィックデザイン協会会員、アドビ コミュニティエキスパート。 ▼サブMC 纐纈智英(アストライド-Astride- 代表) https://www.ast-ride.com 「左脳と右脳のハイブリッド」を武器に、人の心の深層に迫るインタビュアー。行政職員として12年間、予算編成や徴収業務に従事した論理性と、音楽コンテストでグランプリを受賞した芸術的感性を併せ持つ。Adobeコミュニティエキスパートとして活動。これまでに200社以上の経営者インタビューを重ね、本人すら気づいていない「言葉にならない想い」を引き出し、ひとつの物語として残してきた。 ▼番組概要 タイポグラフィを探求し続けるデザイナー・Mat N. Studio代表の的場仁利が、デザインの世界で積み上げられてきた「判断の原理」を経営者の言葉に翻訳し、社長の「第六感」を確かな判断軸に変えていくビジネス番組。AIがあらゆる選択肢を出力する時代に、「これは自社に合っているか」を見定める力——それが「デザイン審美眼」。毎週木曜配信。 ▼制作:アストライド-Astride- ▼カバーデザイン:的場仁利(Mat N.Studio)

  2. Aug 12

    #33 その契約書で、いいデザイナーは黙って去る ── 知的財産権の扱い方

    今日のテーマは「契約と知的財産権」です。デザインと契約の第3回、的場仁利さんが「一番シビアな話」と前置きして語ります。結論は、すべてを買い取ろうとするのは正解ではない。知的財産に関する法律の本来の意図は、企業の中に囲われた知恵を社会に出してもらうことにあり、デザイナーの権利を守るためでも、企業が独占するためでもありません。そして企業に都合のいい契約書を見た上質なクリエイターは、何も言わずに取引を見送る。それが一番の損失だという話です。 ▼番組への感想、MCへのメッセージは以下までお寄せください。 matnuovo@gmail.com Xでは「#デザイン審美眼」としてポストしてください。 ▼このエピソードで話していること ・知的財産に関する法律の本来の意図は、企業の中に独占されている知恵を社会に出してもらい、国を活性化させること。そのために一定期間の独占的な権利を与えている。「デザイナーの権利を守るため」も「企業が独占するため」もズレた理解で、本当に独占したいなら特許は申請しない方がいい ・権利には財産権と人格権の2つがある。財産権はビジネスのためのもので、複製権や公衆送信権が含まれる。人格権はデザイナーの尊厳を守るもので、公表権・氏名表示権・同一性保持権があり、販売も譲渡も相続もできない ・ところが実際の契約書は「一切の権利は発注者に完全に移転する」「著作者人格権を行使しない」と一律に書かれていることが多い。本来引き剥がせないはずの権利まで引き剥がせるかのような内容になっている契約書が、企業側から出てくるもののほとんどを占める ・買取か利用許諾かの判断基準は、権利を持つことではなく「その成果物で自社がどう展開するか」という目的。ロゴや基幹システムのUIなど、将来自社のコア資産になり他社へのライセンスもありうるものは買取や権利譲渡。キャンペーンや広告、特定の媒体でしか使わないイラスト・写真は利用許諾にとどめる ・買取や権利不行使にはプラス料金がかかり、コストが上がる。さらに権利を持てばトラブルも引き受ける——そのイラストが似ていると争いになったとき、対応するのは権利者である自社。上質なデザイナーは契約書を見て「ここを書き換えてください」と言ってくるか、何も言わずに取引を見送る。後者こそが一番の損失 ▼こんな方におすすめ ・デザイナーやクリエイターに外注している経営者・発注担当の方 ・自社の業務委託契約書の権利条項を、一度見直したい ・「お金を払ったのだから権利は自社のもの」と考えてきた ・著作権と著作者人格権の違いを整理したいデザイナー・クリエイター ・優秀なクリエイターとの取引がなぜか続かないと感じている ▼MC 的場 仁利(Mat N. Studio 代表) https://japan-designers.jp/profile/1453/ タイポグラフィーの論客として、多数のデザイン書に携わる。高校でデザインを学び、大学で技術経営を専攻。営業職として年間1億円超の案件を担当した経験も持つ。現在は本・冊子・パッケージのデザイン、タイポグラフィ執筆を手がける傍ら、浮世絵・春画をモチーフにしたアートプロジェクト「艶絵グレース」のクリエイティブディレクターを務める。中部デザイン協会75年誌のブックデザイン・編集に携わるなど、デザインと経営の両面に精通。公益社団法人日本グラフィックデザイン協会会員、アドビ コミュニティエキスパート。 ▼サブMC 纐纈智英(アストライド-Astride- 代表) https://www.ast-ride.com 「左脳と右脳のハイブリッド」を武器に、人の心の深層に迫るインタビュアー。行政職員として12年間、予算編成や徴収業務に従事した論理性と、音楽コンテストでグランプリを受賞した芸術的感性を併せ持つ。Adobeコミュニティエキスパートとして活動。これまでに200社以上の経営者インタビューを重ね、本人すら気づいていない「言葉にならない想い」を引き出し、ひとつの物語として残してきた。 ▼番組概要 タイポグラフィを探求し続けるデザイナー・Mat N. Studio代表の的場仁利が、デザインの世界で積み上げられてきた「判断の原理」を経営者の言葉に翻訳し、社長の「第六感」を確かな判断軸に変えていくビジネス番組。AIがあらゆる選択肢を出力する時代に、「これは自社に合っているか」を見定める力——それが「デザイン審美眼」。毎週木曜配信。 ▼制作:アストライド-Astride- ▼カバーデザイン:的場仁利(Mat N.Studio)

  3. Aug 5

    #32 「デザイン費一式」の中身、聞いていいですか? ── 見積書を工程に分解して読む

    今日のテーマは「見積書のブラックボックスを解体する」です。第3部「契約と価格の審美眼」の2回目。デザイン会社や広告代理店、工務店から届く「デザイン費一式 ○○万円」。経営者がいちばん不透明に感じるこの一行を、的場さんは「デザインは目的を達成するために計画された工程だから、工程に分解して書くべきだ」と説きます。宣伝会議のアドメニュー、JAGDAのデザイン料金表という2つの公開基準を手掛かりに、リーフレット1件の内訳と、そこに必ず「企画」が入る理由を読み解きます。 ▼番組への感想、MCへのメッセージは以下までお寄せください。 matnuovo@gmail.com Xでは「#デザイン審美眼」としてポストしてください。 ▼このエピソードで話していること ・「デザイン費一式」は経営者がいちばん不透明に感じる一行。デザインを経営のインフラと考えるなら、内訳を分解して評価したほうがいい。工務店やシステム開発の見積書でも同じことが起きている ・デザインは目的を達成するために計画された工程。リサーチ・コンセプト設計・企画・レイアウト・試作・レギュレーション(マニュアル)が項目として並んでいるかを見渡すことが、見積書の正当性を測る目になる ・料金の公開基準は2つある。宣伝会議の『広告制作料金基準表(アドメニュー)』(1万円ほどの書籍)と、JAGDA(公益社団法人日本グラフィックデザイン協会)のデザイン料金表。後者はWebで無料公開されていて特におすすめ ・発行部数1,000枚のリーフレットの例は、クリエイティブディレクション3万円+デザイン3万円+コピー3万円+ラフ2万円+カンプ2万円+フィニッシュ1万円で計14万円(印刷費・写真・イラストは別)。しかもこの基準は30年変わっていない ・企画(クリエイティブディレクション)はデザインと同額で必ず必要。企画も撮影もコピーもひとりで担う人こそ項目を立てるべき。「なんでも3案」という慣習への疑問や、有効期限1ヶ月を書いておく実務まで ▼こんな方におすすめ ・デザイン会社の見積書が「一式」で、中身が分からず不安な経営者 ・デザインの適正価格や相場の根拠を、公開されている基準で確かめたい ・自分の見積書の項目立てと金額設定に迷っているデザイナー・制作者 ・ラフ・カンプ・フィニッシュの違いを整理したい ・「3案出す」ことが本当に必要なのかを考え直したい ▼MC 的場 仁利(Mat N. Studio 代表) https://japan-designers.jp/profile/1453/ タイポグラフィーの論客として、多数のデザイン書に携わる。高校でデザインを学び、大学で技術経営を専攻。営業職として年間1億円超の案件を担当した経験も持つ。現在は本・冊子・パッケージのデザイン、タイポグラフィ執筆を手がける傍ら、浮世絵・春画をモチーフにしたアートプロジェクト「艶絵グレース」のクリエイティブディレクターを務める。中部デザイン協会75年誌のブックデザイン・編集に携わるなど、デザインと経営の両面に精通。公益社団法人日本グラフィックデザイン協会会員、アドビ コミュニティエキスパート。 ▼サブMC 纐纈智英(アストライド-Astride- 代表) https://www.ast-ride.com 「左脳と右脳のハイブリッド」を武器に、人の心の深層に迫るインタビュアー。行政職員として12年間、予算編成や徴収業務に従事した論理性と、音楽コンテストでグランプリを受賞した芸術的感性を併せ持つ。Adobeコミュニティエキスパートとして活動。これまでに200社以上の経営者インタビューを重ね、本人すら気づいていない「言葉にならない想い」を引き出し、ひとつの物語として残してきた。 ▼番組概要 タイポグラフィを探求し続けるデザイナー・Mat N. Studio代表の的場仁利が、デザインの世界で積み上げられてきた「判断の原理」を経営者の言葉に翻訳し、社長の「第六感」を確かな判断軸に変えていくビジネス番組。AIがあらゆる選択肢を出力する時代に、「これは自社に合っているか」を見定める力——それが「デザイン審美眼」。毎週木曜配信。 ▼制作:アストライド-Astride- ▼カバーデザイン:的場仁利(Mat N.Studio)

  4. Jul 29

    #31 契約書は、トラブルを防ぐ「設計図」 ── 第3部・契約と価格の審美眼、開幕

    今日のテーマは「契約書という“設計図”」です。シーズン第3部「契約と価格の審美眼」がスタート。実はタイポグラフィ以上に的場さんが一番語りたかったのが、この契約と価格の話だといいます。口約束やメールも契約にはなりますが、トラブルを未然に防ぐには、期待値と責任の範囲、成果物の権利、キャンセルの扱いまでを言語化してサインすることが大切。発注側と受託側は「対等」だという前提から、著作権・意匠権・人格権といった知的財産の扱いまで、デザイナーと気持ちよく組むための土台を解きほぐします。 ▼番組への感想、MCへのメッセージは以下までお寄せください。 matnuovo@gmail.com Xでは「#デザイン審美眼」としてポストしてください。 ▼このエピソードで話していること ・シーズン第3部「契約と価格の審美眼」がスタート。的場さんが一番やりたかったテーマで、契約書・見積もり・知的財産・修正・成果報酬・A案B案・サブスク/テンプレート・価格までを予告 ・契約書はトラブルを防ぐ「設計図」。口約束やメールも契約になるが、期待値と責任の範囲・業務範囲・成果物の権利・キャンセルを事前に言語化してサインすることが大事 ・発注側と受託側は「対等」。上下ではなく一つのチーム。曖昧さを排し土台となる契約を結ぶからこそ、その上に本質を追求したクリエイティブが成り立つ ・知的財産の扱いが最重要。著作権・商標権・意匠権・隣接権・人格権があり、「発注したら全部うちのもの」は法律上は誤り。人格権は買い取ることができない ・外部デザイナーには成果物を実績として公表する権利がある。企業が先に出したいならリリース日を決めて取り決める。SNS時代はデザイナーの発信を“活用するメディア”と捉える方が得。次回は見積書の話へ ▼こんな方におすすめ ・デザイナーへの発注で、契約や権利の扱いに不安がある経営者 ・「発注したものは全部自社のもの」と思っていた方 ・著作権・意匠権・人格権など、知的財産の基本を押さえたい ・デザイナー・クリエイター側で、自分の権利を把握しておきたい方 ・トラブルを未然に防ぎ、デザイナーと気持ちよく組みたい方 ▼MC 的場 仁利(Mat N. Studio 代表) https://japan-designers.jp/profile/1453/ タイポグラフィーの論客として、多数のデザイン書に携わる。高校でデザインを学び、大学で技術経営を専攻。営業職として年間1億円超の案件を担当した経験も持つ。現在は本・冊子・パッケージのデザイン、タイポグラフィ執筆を手がける傍ら、浮世絵・春画をモチーフにしたアートプロジェクト「艶絵グレース」のクリエイティブディレクターを務める。中部デザイン協会75年誌のブックデザイン・編集に携わるなど、デザインと経営の両面に精通。公益社団法人日本グラフィックデザイン協会会員、アドビ コミュニティエキスパート。 ▼サブMC 纐纈智英(アストライド-Astride- 代表) https://www.ast-ride.com 「左脳と右脳のハイブリッド」を武器に、人の心の深層に迫るインタビュアー。行政職員として12年間、予算編成や徴収業務に従事した論理性と、音楽コンテストでグランプリを受賞した芸術的感性を併せ持つ。Adobeコミュニティエキスパートとして活動。これまでに200社以上の経営者インタビューを重ね、本人すら気づいていない「言葉にならない想い」を引き出し、ひとつの物語として残してきた。 ▼番組概要 タイポグラフィを探求し続けるデザイナー・Mat N. Studio代表の的場仁利が、デザインの世界で積み上げられてきた「判断の原理」を経営者の言葉に翻訳し、社長の「第六感」を確かな判断軸に変えていくビジネス番組。AIがあらゆる選択肢を出力する時代に、「これは自社に合っているか」を見定める力——それが「デザイン審美眼」。毎週木曜配信。 ▼制作:アストライド-Astride- ▼カバーデザイン:的場仁利(Mat N.Studio)

  5. Jul 22

    #30 なぜか整って見えるデザインの正体 ── 見えない線「グリッド」と理念の話

    今日のテーマは「グリッドとレイアウト」です。なぜか読みやすく、整って見えるデザイン。その裏には「グリッド(格子・方眼)」という見えない補助線があります。20世紀半ばのスイススタイルに源流を持つこの手法と、欧文(ベースライン基準)と日本語(正方形・原稿用紙基準)の組み方の違いを、名著『グリッドシステム』を手がかりに解説。さらに「理念は組織の補助線になる」という視点から、オリエンタルランドの事例で経営への応用を考えます。 ▼番組への感想、MCへのメッセージは以下までお寄せください。 matnuovo@gmail.com Xでは「#デザイン審美眼」としてポストしてください。 ▼このエピソードで話していること ・なぜか読みやすく信頼できる、整って見える。その裏には「グリッド(格子・方眼)」という見えない補助線がある ・グリッドのルーツは20世紀半ばのスイススタイル。主観を排し、誰にでも正確に伝える普遍的な秩序として生まれた ・欧文はベースライン基準、日本語は正方形(原稿用紙)基準・ベタ組み。同じグリッドでも組み方の発想がまるで違う ・一つのグリッドから多様なレイアウトが生まれるから「揃って見える」。ミューラー=ブロックマン『グリッドシステム』を紹介 ・経営への応用は「理念=組織の補助線」。オリエンタルランドの理念が全スタッフの判断を揃える例で考える ▼こんな方におすすめ ・デザインが「なぜか整って見える」理由を知りたい ・自社の資料やサイトに一貫性を持たせたい ・グリッドやレイアウトの基本を体系的に学びたい ・理念やブランドを組織に浸透させたい経営者 ・欧文と日本語でデザインの“整え方”がどう違うのか興味がある ▼MC 的場 仁利(Mat N. Studio 代表) https://japan-designers.jp/profile/1453/ タイポグラフィーの論客として、多数のデザイン書に携わる。高校でデザインを学び、大学で技術経営を専攻。営業職として年間1億円超の案件を担当した経験も持つ。現在は本・冊子・パッケージのデザイン、タイポグラフィ執筆を手がける傍ら、浮世絵・春画をモチーフにしたアートプロジェクト「艶絵グレース」のクリエイティブディレクターを務める。中部デザイン協会75年誌のブックデザイン・編集に携わるなど、デザインと経営の両面に精通。公益社団法人日本グラフィックデザイン協会会員、アドビ コミュニティエキスパート。 ▼サブMC 纐纈智英(アストライド-Astride- 代表) https://www.ast-ride.com 「左脳と右脳のハイブリッド」を武器に、人の心の深層に迫るインタビュアー。行政職員として12年間、予算編成や徴収業務に従事した論理性と、音楽コンテストでグランプリを受賞した芸術的感性を併せ持つ。Adobeコミュニティエキスパートとして活動。これまでに200社以上の経営者インタビューを重ね、本人すら気づいていない「言葉にならない想い」を引き出し、ひとつの物語として残してきた。 ▼番組概要 タイポグラフィを探求し続けるデザイナー・Mat N. Studio代表の的場仁利が、デザインの世界で積み上げられてきた「判断の原理」を経営者の言葉に翻訳し、社長の「第六感」を確かな判断軸に変えていくビジネス番組。AIがあらゆる選択肢を出力する時代に、「これは自社に合っているか」を見定める力——それが「デザイン審美眼」。毎週木曜配信。 ▼制作:アストライド-Astride- ▼カバーデザイン:的場仁利(Mat N.Studio)

  6. Jul 15

    #29 A判規格はなぜ合理的か ── 規格に収めるか、逸脱するかの経営判断

    今日のテーマは「フォーマットとサイズ」です。名刺やA4といった当たり前の“器”は、いったい誰が決めたのか。19世紀ドイツの物理学者ポルストマンが考案したA判規格は、半分に折っても縦横比が1:√2に保たれる知恵の結晶でした。規格に収めれば効率的だが他社と似通い、あえてはみ出せば差別化できる代わりに「捨てる紙」の分だけコストが増す。名刺や営業資料を題材に、サイズとフォーマットに宿る経営判断を掘り下げます。 ▼番組への感想、MCへのメッセージは以下までお寄せください。 matnuovo@gmail.com Xでは「#デザイン審美眼」としてポストしてください。 ▼このエピソードで話していること ・前回の余談──中部デザイン団体協議会の「シャッフルトーク」交流会が大好評だった話 ・グラフィックもウェブも「規格サイズ」の中にある──当たり前の“器”は、誰が決めたのか ・A判規格の合理性──19世紀ドイツのポルストマンが提案、半分に折っても縦横比は1:√2という知恵の結晶 ・規格に収めるか、あえて逸脱するか──差別化と価格競争、そして「捨てる紙を買う」印刷コスト ・名刺と営業資料に見る実践──厚紙・角丸・裏面レイアウト、正方形や巻物で「売り込み感」を消す ▼こんな方におすすめ ・チラシ・資料・名刺のサイズや紙の選び方に迷う経営者・担当者 ・自社の印刷物で他社と差別化したい方 ・デザインの「なぜこの形なのか」という背景を知りたい方 ・営業資料やパンフレットの見せ方を工夫したい方 ・デザインを経営判断として捉え直したい方 ▼MC 的場 仁利(Mat N. Studio 代表) https://japan-designers.jp/profile/1453/ タイポグラフィーの論客として、多数のデザイン書に携わる。高校でデザインを学び、大学で技術経営を専攻。営業職として年間1億円超の案件を担当した経験も持つ。現在は本・冊子・パッケージのデザイン、タイポグラフィ執筆を手がける傍ら、浮世絵・春画をモチーフにしたアートプロジェクト「艶絵グレース」のクリエイティブディレクターを務める。中部デザイン協会75年誌のブックデザイン・編集に携わるなど、デザインと経営の両面に精通。公益社団法人日本グラフィックデザイン協会会員、アドビ コミュニティエキスパート。 ▼サブMC 纐纈智英(アストライド-Astride- 代表) https://www.ast-ride.com 「左脳と右脳のハイブリッド」を武器に、人の心の深層に迫るインタビュアー。行政職員として12年間、予算編成や徴収業務に従事した論理性と、音楽コンテストでグランプリを受賞した芸術的感性を併せ持つ。Adobeコミュニティエキスパートとして活動。これまでに200社以上の経営者インタビューを重ね、本人すら気づいていない「言葉にならない想い」を引き出し、ひとつの物語として残してきた。 ▼番組概要 タイポグラフィを探求し続けるデザイナー・Mat N. Studio代表の的場仁利が、デザインの世界で積み上げられてきた「判断の原理」を経営者の言葉に翻訳し、社長の「第六感」を確かな判断軸に変えていくビジネス番組。AIがあらゆる選択肢を出力する時代に、「これは自社に合っているか」を見定める力——それが「デザイン審美眼」。毎週木曜配信。 ▼制作:アストライド-Astride- ▼カバーデザイン:的場仁利(Mat N.Studio)

  7. Jul 8

    #28 なぜ高級ブランドの広告は余白だらけなのか ── 削ぎ落とす経営判断

    広告やチラシに、つい情報を詰め込みたくなる──そんな経験はありませんか。今回のテーマは「余白と間(ま)」。情報を敷き詰める「足し算の美学」に対し、そぎ落として魅せる日本的な「引き算の美学」を的場さんが読み解きます。雑誌の表紙やるるぶ、ルイ・ヴィトンやシャネルの広告を例に、余白を生むのは実は「何を捨てるか」という経営判断であること、そして余白の説得力は素材そのものの質に支えられていること。デザインを確かな判断軸として捉え直す一話です。 ▼番組への感想、MCへのメッセージは以下までお寄せください。 matnuovo@gmail.com Xでは「#デザイン審美眼」としてポストしてください。 ▼このエピソードで話していること ・中部デザイン協会・理事デビューと、話題のフォント「どんどこゴシック」をあえて使った理由 ・情報を詰め込む「足し算の美学」と、そぎ落とす日本的な「引き算の美学」 ・雑誌の表紙とるるぶ──メリハリで成立する“考え抜かれた情報密度”という中間解 ・ルイ・ヴィトンやシャネルの広告はなぜ余白だらけ?削ぎ落としは「経営判断」である ・余白は素材の質で決まる/間はグルーブ感/営業資料は詰め込んでいい(主役はトーク) ▼こんな方におすすめ ・広告やチラシ、資料の「余白」の意味を知りたい経営者・担当者 ・情報を詰め込みがちで、デザインが散らかると感じている方 ・高級ブランドの広告表現の裏にある判断を知りたい方 ・営業資料とポスターの作り分けに悩んでいる方 ・デザインを「経営判断」として捉え直したい方 ▼MC 的場 仁利(Mat N. Studio 代表) https://japan-designers.jp/profile/1453/ タイポグラフィーの論客として、多数のデザイン書に携わる。高校でデザインを学び、大学で技術経営を専攻。営業職として年間1億円超の案件を担当した経験も持つ。現在は本・冊子・パッケージのデザイン、タイポグラフィ執筆を手がける傍ら、浮世絵・春画をモチーフにしたアートプロジェクト「艶絵グレース」のクリエイティブディレクターを務める。中部デザイン協会75年誌のブックデザイン・編集に携わるなど、デザインと経営の両面に精通。公益社団法人日本グラフィックデザイン協会会員、アドビ コミュニティエキスパート。 ▼サブMC 纐纈智英(アストライド-Astride- 代表) https://www.ast-ride.com 「左脳と右脳のハイブリッド」を武器に、人の心の深層に迫るインタビュアー。行政職員として12年間、予算編成や徴収業務に従事した論理性と、音楽コンテストでグランプリを受賞した芸術的感性を併せ持つ。Adobeコミュニティエキスパートとして活動。これまでに200社以上の経営者インタビューを重ね、本人すら気づいていない「言葉にならない想い」を引き出し、ひとつの物語として残してきた。 ▼番組概要 タイポグラフィを探求し続けるデザイナー・Mat N. Studio代表の的場仁利が、デザインの世界で積み上げられてきた「判断の原理」を経営者の言葉に翻訳し、社長の「第六感」を確かな判断軸に変えていくビジネス番組。AIがあらゆる選択肢を出力する時代に、「これは自社に合っているか」を見定める力——それが「デザイン審美眼」。毎週木曜配信。 ▼制作:アストライド-Astride- ▼カバーデザイン:的場仁利(Mat N.Studio)

  8. Jul 1

    #27 ロゴは命がけの宣言 ── 家紋と紋章に学ぶブランドの旗印

    ロゴやマークを新しくするとき、つい今の流行や目新しさに目を奪われていないでしょうか。今回はシンボルとロゴを取り上げ、その本質を歴史からたどります。ルーツは中世ヨーロッパの紋章や日本の家紋。もともとは戦場で「我々は何者か」を示す旗印でした。だからロゴは命がけの宣言であり、流行ではなく企業の理念を映すべきもの。コカ・コーラとペプシの対比、見直しは10年ごとという目安、変えるべきタイミング、デザイナーへの依頼の仕方、そして商標登録の戦略まで。的場さんが、経営者がロゴと向き合うための視点を語ります。 ▼番組への感想、MCへのメッセージは以下までお寄せください。 matnuovo@gmail.com Xでは「#デザイン審美眼」としてポストしてください。 ▼このエピソードで話していること ・ロゴ刷新でつい流行や目新しさに目を奪われがち。だがロゴのルーツは中世ヨーロッパのギルドのマークや王侯貴族の紋章、日本の家紋にある ・紋章や家紋のもとをたどると戦場の「旗印」。敵味方を識別し自分の立ち位置を示すもので、だからロゴは「命がけの宣言」だと言える ・現代のロゴも「我々は何者か」「顧客とどんな約束を交わすか」を象徴する旗。流行より理念が軸(コカ・コーラ=伝統/ペプシ=革新の対比) ・見直しの目安は10年ごと。変える判断軸は事業内容・事業形態や顧客の変化。再認知コストを踏まえ慎重に ・依頼はまず社長が企業理念を語ること。他社ロゴを柔らかい/硬いでマッピングし方向性を比較。商標登録はした方が安心だが、あえて登録しない戦略も合理的 ▼こんな方におすすめ ・ロゴやシンボルマークのリニューアルを検討している経営者 ・流行に流されず、理念に根ざしたブランドづくりをしたい方 ・ロゴを「いつ・なぜ変えるべきか」の判断基準を知りたい方 ・デザイナーへのロゴ発注の進め方やコツを知りたい方 ・商標登録をすべきかどうか迷っている方 ▼MC 的場 仁利(Mat N. Studio 代表) https://japan-designers.jp/profile/1453/ タイポグラフィーの論客として、多数のデザイン書に携わる。高校でデザインを学び、大学で技術経営を専攻。営業職として年間1億円超の案件を担当した経験も持つ。現在は本・冊子・パッケージのデザイン、タイポグラフィ執筆を手がける傍ら、浮世絵・春画をモチーフにしたアートプロジェクト「艶絵グレース」のクリエイティブディレクターを務める。中部デザイン協会75年誌のブックデザイン・編集に携わるなど、デザインと経営の両面に精通。公益社団法人日本グラフィックデザイン協会会員、アドビ コミュニティエキスパート。 ▼サブMC 纐纈智英(アストライド-Astride- 代表) https://www.ast-ride.com 「左脳と右脳のハイブリッド」を武器に、人の心の深層に迫るインタビュアー。行政職員として12年間、予算編成や徴収業務に従事した論理性と、音楽コンテストでグランプリを受賞した芸術的感性を併せ持つ。Adobeコミュニティエキスパートとして活動。これまでに200社以上の経営者インタビューを重ね、本人すら気づいていない「言葉にならない想い」を引き出し、ひとつの物語として残してきた。 ▼番組概要 タイポグラフィを探求し続けるデザイナー・Mat N. Studio代表の的場仁利が、デザインの世界で積み上げられてきた「判断の原理」を経営者の言葉に翻訳し、社長の「第六感」を確かな判断軸に変えていくビジネス番組。AIがあらゆる選択肢を出力する時代に、「これは自社に合っているか」を見定める力——それが「デザイン審美眼」。毎週木曜配信。 ▼制作:アストライド-Astride- ▼カバーデザイン:的場仁利(Mat N.Studio)

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