BIBLIO JAM

BIBLIO JAM(ビブリオ・ジャム)

BIBLIO JAMは新刊ノンフィクションを紹介するPodcast番組です。ノンフィクション好きのメンバーが選び抜いた一冊を、会話形式でお届けします。本が会話を生み出し、会話がさらに本を面白くする。本と人が織りなす、筋書きのない会話エンターテインメント。それがBIBLIO JAMです。毎週金曜朝に更新予定 ・BIBLIO JAM https://note.com/bibliojam/m/m4e5e7a1dfe0e ・SNS https://x.com/biblio_jam https://www.instagram.com/biblio_jam ・ご感想は ⁠⁠https://forms.gle/CbdxwMHwytnJUgws7 または ⁠⁠⁠X(@biblio_jam)⁠⁠⁠へのメンション #bibliojam まで

  1. 10h ago

    #45『EFL プレミアリーグの下に息づくもうひとつの英国フットボール』サッカーを失った街に「心のケア」の窓口ができた

    【本日紹介の一冊】『EFL プレミアリーグの下に息づくもうひとつの英国フットボール』(カンゼン、秋吉圭・著) ▼書籍の詳細・ご購入はこちらhttps://www.amazon.co.jp/dp/4862558224 【エピソード概要】 好きなチームが、ある日なくなったらどうしますか。 英国のベリーという街では、クラブを失ったファンのために「心のケア」の窓口ができました。約4年後、本拠地に試合が戻った日の観客は3,700人。これ、9部の試合です。 今回の一冊は、秋吉圭さんの『EFL』。英国のサッカーといえばプレミアリーグですが、あれは1部。その下の2部から4部、72クラブをまとめるのがEFLです。 その世界には、パブで飲んでキックオフに遅れるファンもいれば、クラブを救うために試合を止めるファンもいる。どちらも筋金入りです。ただ、本書を読むと、彼らにとってサッカーは「推し活」というより、暮らしの一部であることがわかります。彼らの土曜日を追いかけていたら、話は日本の赤提灯へ。 サッカーを見ない方にも、一つくらいあるかもしれません。行けば誰かに会える、そんな場所が。 【チャプター】 (00:00) 好きなチームがなくなったら (01:11) 今日の一冊『EFL』 (04:36) フットボールは名目に過ぎない (06:37) ただの土曜日を取り戻すまで (12:59) もう一冊『日本の居酒屋文化』 (14:53) なくなったら困る場所は? 【出演】 プレゼンター:栗下 直也 ナビゲーター:首藤 淳哉 【関連書籍】『日本の居酒屋文化――赤提灯の魅力を探る』(光文社新書、マイク・モラスキー・著) 【BIBLIO JAMを応援する】番組をお楽しみいただけましたら、ぜひフォローとレビュー(星評価)をお願いします。ご感想は、お便りフォームまたはXで、#bibliojam をつけてお寄せください。 ▼お便りフォームhttps://forms.gle/Dr8stJebDr7xHS3J6 ▼X(旧Twitter)@biblio_jam 【収録場所】Hama House

  2. 4d ago

    #44 映画『NAZA ナザ』兵士たちは、なぜ虐殺を「事務作業」と呼べたのか? #10minReview

    【本日紹介の映画】 『NAZA ナザ』 ▼映画の詳細はこちら https://transformer.co.jp/movie/naza/ 監督:ユヴァル・アブラハーム/ラヘル・ショール 製作総指揮:ジョナサン・グレイザー 2026年/イギリス/80分/配給:トランスフォーマー 10月24日(土) シアター・イメージフォーラムほか順次公開 ©The Guardian 2026 【エピソード概要】 人を殺すことを、なぜ「事務作業」と呼べてしまうのか。今回は本から少し離れ、ドキュメンタリー映画『NAZA ナザ』を紹介します。映画の舞台であるテルアビブの夜にならい、都内のビルの屋上へ。途中からシルエットになってお届けします。 イスラエル軍の兵士や諜報員24人へのインタビューで浮かび上がる、民間人の犠牲を「NAZA」という単位で数える言葉、紙の上で人を点に変える図、担当が細かく分かれた軍の手続き。その一方で、約60キロ離れたテルアビブには、いつもの暮らしが続いています。 言葉と図と距離が、人を見えなくしていく。そして最後に、手続きの話とガザの人々の姿がつながったとき、何が変わるのか。映画への軍の反論にも触れながら、数字の向こうにあった一人ひとりの夜を考える10min Reviewです。 【チャプター】 (00:00) ドキュメンタリー映画『NAZA ナザ』 (00:45) 大きすぎる数字が、顔を消していく (01:45) 兵士たちは、なぜ顔を隠したのか (03:33) 死者を「単位」で数える軍の言葉 (04:49) 虐殺が「事務作業」になる仕組み (06:51) 爆撃のすぐそばで続く、ふつうの夜 (07:56) 暗闇は、正直さを引き出す (09:05) 最後の数分で、すべてがつながる (10:23) 犠牲者の数だけ、夜があった ※09:05以降は映画終盤の内容に触れます。 【出演】 プレゼンター:内藤 順 【BIBLIO JAMを応援する】 番組をお楽しみいただけましたら、ぜひフォローとレビュー(星評価)をお願いします。ご感想はお便りフォームもしくはX(旧Twitter)で #bibliojam をつけてポストしてください。番組内でご紹介させていただきます。 ▼お便りフォーム⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ https://forms.gle/Dr8stJebDr7xHS3J6 ▼X(旧Twitter)  ⁠⁠⁠@biblio_jam⁠⁠⁠⁠⁠⁠ #映画 #ドキュメンタリー #映画レビュー #ガザ #NAZA #podcast #イスラエル

  3. Oct 29

    #43 「今、読んでいる本 26年10月!」

    【本日紹介の5冊】 ①『文化人類学者の違和感だらけの日常 みんぱく・モンゴル・フィールドワーク』(島村一平・著/KADOKAWA) ②『父よ、わが糞尿譚』(米本浩二・著/共和国) ③『神のゴーストライター 聖書を作った古代ローマの奴隷たち』(キャンディダ・モス・著/白水社) ④『世界カタコト辞典』(開高健・小田実・著/白水社) ⑤『世界秘薬紀行 アマゾン・アンデス編』(山下智道・著/KADOKAWA) 【エピソード概要】 銀行のようなカウンターに、悩み別の料金表。そこに並ぶ僧侶が相談をパソコンに打ち込んでいく、モンゴルのスピリチュアル事情が紹介されます。メンバー5人がいま読んでいる本やこれから読みたい本を持ち寄る今回は、収録に通う浜町の寄り道トークから。しゃぶしゃぶ屋の前に立つ谷崎潤一郎生誕の地の石碑やスコーンの店の話題で、本に入る前から会話が弾みます。 父が夜もテレビをつけっぱなしにするのは、人の声がしないと落ち着かないから。まだ読む前の遠隔介護の本をめぐり、知っているつもりの親を知り直す話にもなりました。聖書の記述や筆写に関わった古代ローマの奴隷たち、開高健と小田実が旅先で拾った言葉へと話が広がります。読書途中の探検記では、薬草研究家がアマゾンでアヤワスカの儀式に参加する話から、植物を「先生」とするシャーマンの視点に触れます。 【チャプター】 (00:00) オープニング (00:46) 浜町界隈のおすすめスポット:栗下・中野 (03:34) 中野『文化人類学者の違和感だらけの日常』 (06:19) 栗下『父よ、わが糞尿譚』 (08:00) 浜町界隈のおすすめスポット:首藤・刀根 (11:26) 首藤『神のゴーストライター』 (13:34) 刀根『世界カタコト辞典』 (15:13) 内藤『世界秘薬紀行 アマゾン・アンデス編』 (18:42) エンディング 【出演】 プレゼンター:栗下 直也/中野 亜海/首藤 淳哉/刀根 明日香/内藤 順ナビゲーター:内藤 順 【BIBLIO JAMを応援する】 番組をお楽しみいただけましたら、ぜひフォローとレビュー(星評価)をお願いします。ご感想は、お便りフォームまたはX(旧Twitter)で #bibliojam をつけてお寄せください。 ▼お便りフォーム⁠ ⁠https://forms.gle/CbdxwMHwytnJUgws7⁠⁠ ▼X(旧Twitter)  ⁠⁠@biblio_jam⁠ 【収録場所】 ⁠⁠HamaHouse

    #43 「今、読んでいる本 26年10月!」
  4. Oct 20

    #42『卓球にとり憑いた男。 岩城禎の人生』才能0こそ、最高のエンターテイメントである

    【本日紹介の一冊】 『卓球にとり憑いた男。 岩城禎の人生 才能0なのに3万時間練習し続けたら起きた奇跡と18分』(KADOKAWA、伊藤条太・著) ▼書籍の詳細・ご購入はこちら https://link.amazon/B0gNVH9wm 【エピソード概要】 3万時間練習して、13歳に18分で完敗。 それでも、卓球がやめられない。 今回ピックアップしたのは、『卓球にとり憑いた男。』(伊藤条太・著)。主人公の岩城禎は、仕事をしながらひたすら卓球に打ち込み、35歳で初めて全日本選手権の舞台に立った男です。 大学選びの基準は、卓球部でレギュラーになれるかどうか。公務員を選んだのは、卓球し放題にできそうだから。子どもが生まれて真っ先に心配するのは、練習時間が減ること。模試で全国1位を取った頭脳は、卓球を続けるための屁理屈に全振り。どんな話も最後は卓球につながる独特の「岩城ロジック」に、家族も周囲も振り回されます。 そこまでやっても、勝てない。けれど、勝てないからこそ、また練習する。「狂気のフィードバックループ」の先でようやくつかんだ全日本への切符。待っていたのは、13歳の松島輝空選手との、わずか18分の試合でした。 笑って、あきれて、でもうらやましい。そんな岩城さんが、才能がなかったからこそ得られたものとは ? 才能0。それは、好きなことを諦める理由になるのか? ⁠⁠⁠ 【チャプター】 (00:00) 3万時間の男、18分で完敗 (06:23) 弁護士の父の思い、全て裏目に出る (08:58) 全国1位の知性を、屁理屈に全振り (10:43) 被害者の会、結成か!? (13:49) 不気味なミス待ちロボット (16:00) 35歳 VS 13歳、運命の18分 (19:11) 才能があったら、とっくにやめていた (21:55) 才能0こそ、最高のエンターテイメントだ 【出演】 プレゼンター:内藤 順 ナビゲーター:首藤 淳哉 【BIBLIO JAMを応援する】 番組をお楽しみいただけましたら、ぜひフォローとレビュー(星評価)をお願いします。ご感想はお便りフォームもしくはX(旧Twitter)で #bibliojam をつけてポストしてください。番組内でご紹介させていただきます。 ▼お便りフォーム ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://forms.gle/Dr8stJebDr7xHS3J6⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ ⁠⁠⁠ ▼X(旧Twitter)  ⁠⁠⁠@biblio_jam⁠⁠⁠⁠⁠⁠ 【収録場所】 ⁠⁠⁠⁠⁠Hama House⁠⁠⁠⁠⁠

  5. Oct 15

    #40『僕と「先生」』ある批評家と過ごした14年間の日々

    【本日紹介の一冊】 『僕と「先生」』(長瀬海・講談社) 書籍の詳細・ご購入はこちら ⁠https://www.amazon.co.jp/dp/4065445159 【エピソード概要】 大学で出会った「先生」は日本を代表する批評家だった――。新入生の著者がたまたま選んだのが批評家の加藤典洋さんのゼミでした。この出会いが著者の人生を変えることになります。加藤さんは学生を「若い友人」と呼び、時に本気で怒り、そしてなによりも「間違える」ことを恐れない人でした。 そんな「先生」と過ごした14年間の日々を、著者は残された言葉を手掛かりに振り返ります。そこから浮かび上がるのは、どんな過酷な現実に直面しても、「考える」ことをやめない批評家の姿でした。 【出演】 プレゼンター :首藤淳哉 ナビゲーター :内藤順 【関連書籍】 『敗戦後論』 加藤典洋(著) ちくま学芸文庫 ⁠⁠https://www.amazon.co.jp/dp/4480096825 『戦時期日本の精神史』 鶴見俊輔(著)岩波現代文庫 ⁠https://www.amazon.co.jp/dp/4006000502 『モリ―先生との火曜日』 ミッチ・アルボム(著) 別宮貞徳(訳)NHK出版 https://www.amazon.co.jp/dp/4140810076 『追懐の筆 百鬼園追悼文集』 内田百閒(著)中公文庫 https://www.amazon.co.jp/dp/4122070287⁠⁠⁠ (00:00) 人生の師と出会いましたか? (03:52) 「師弟」を拒絶した加藤典洋のトラウマ (08:09) 『ノルウェイの森』を解体するユニークな授業 (11:03) 〈私〉を起点とする思考 (14:48) 鶴見俊輔と「まちがい主義」 (17:02) 『敗戦後論』をめぐる大炎上と再評価 (23:53) 関連書籍の紹介 (26:06) 師弟関係とは何か ⁠⁠【BIBLIO JAMを応援する】 番組をお楽しみいただけましたら、ぜひフォローとレビュー(星評価)をお願いします。ご感想はお便りフォームもしくはX(旧Twitter)で #bibliojam をつけてポストしてください。番組内でご紹介させていただきます。 ▼お便りフォーム ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://forms.gle/Dr8stJebDr7xHS3J6⁠⁠ ⁠⁠⁠ ▼X(旧Twitter)  ⁠⁠⁠@biblio_jam⁠⁠⁠⁠⁠⁠ 【収録場所】 ⁠⁠⁠⁠⁠Hama House⁠⁠⁠⁠⁠

  6. Oct 14

    #41『岐山の女』地元の絆が、19億円の不正に変わるまで(ゲスト:窪田新之助さん)

    【本日紹介の一冊】 『岐山の女』(講談社、窪田新之助・著) ▼書籍の詳細・ご購入はこちら https://link.amazon/B0gsemZ7L 【エピソード概要】 困ったときに頼れる人がいる。家族のことまで気にかけてくれる。そんな助け合いのつながりを通って、不正なお金も動いていくとしたら――。 今回のBIBLIO JAMは、『対馬の海に沈む』の著者・窪田新之助さんを迎えて、新刊『岐山の女』の著者インタビューをお届けします。 山口県の徳山で、半世紀以上にわたって第一生命のトップセールスとして活躍した正下文子さん。89歳になろうとしていたときに発覚した不正の被害は、会社の調べで24人、19億5100万円にのぼりました。彼女はなぜ、それほどまでに信頼されていたのか。銀行との関係や顧客の暮らしに入り込む営業を通して、地域で欠かせない存在になっていく過程をたどります。 もう一つの柱は、書き手としての窪田さんです。正下さんに自身の祖母を重ねた個人的な取材の動機や、農業ジャーナリストからノンフィクション作家へと名乗りを変えた理由に迫ります。本人に話を聞けないなか、祝賀会の席順や学校史を手がかりに人物へ近づいていった取材手法、そして巨額の事件を「枝豆」から書き始めた狙いまで伺いました。 対談の後半では、前作との共通点から、不正がどういう状況で起こりやすくなるのかについて考えます。現場が気づいていても止められなかったのはなぜなのか。会社の中だけを見ていては捉えきれない、地域のつながりと人間の複雑さを掘り下げます。 【チャプター】 (00:00) 今回は著者インタビュー (01:46) 89歳、19億円の不正 (07:34) 男たちの信用社会を外から動かす (09:56) 女性たち、それぞれの生きる道 (12:19) ノンフィクションの作家性とは? (16:12) 「終わった」事件を掘り下げる (21:44) 言葉にしにくいものを書く (25:18) 取材する自分も、物語の中にいる (30:01) キーになった一冊・気になる書き手 (32:40) 不正は、なぜ起きるのか? (36:44) お金と、必要とされること (38:44) もし、一つだけ聞けるなら 【関連書籍】 『対馬の海に沈む』(窪田新之助/集英社) https://link.amazon/B0gx87b7G ※書評はこちら 『農協の闇』(窪田新之助/講談社現代新書) https://link.amazon/B03GzyQFa 『保身 積水ハウス、クーデターの深層』(藤岡雅/KADOKAWA) https://link.amazon/B0hqhg5xq 【出演】 ゲスト:窪田 新之助(ノンフィクション作家) ナビゲーター:内藤 順 【BIBLIO JAMを応援する】 番組をお楽しみいただけましたら、ぜひフォローとレビュー(星評価)をお願いします。ご感想は、お便りフォームまたはXで #bibliojam をつけてお寄せください。 ▼お便りフォーム https://forms.gle/Dr8stJebDr7xHS3J6 ▼X@biblio_jam #ノンフィクション #金融 #事件 #第一生命 #岐山の女 #JA #対馬の海に沈む #不正 #投資詐欺 #窪田新之助

  7. Oct 8

    #39『アドルフ・ヒトラーのプロファイル』ヒトラーの「演説」から分かる悪

    【本日紹介の一冊】 『アドルフ・ヒトラーのプロファイリング アメリカはどのように独裁者を描いたのか』 (北大路書房、アメリカ軍戦略情報局(OSS)監修・ウォルター・C・ランガー著、越智啓太、新岡陽光編訳・解説) ▼書籍の詳細・購入はこちらから https://link.amazon/B03brO4Jr 今回ピックアップしたのは、1943年にアメリカのOSSが作成した機密文書を全訳した『アドルフ・ヒトラーのプロファイリング』です。後から振り返りたいところに付箋を貼りながら読むうち、本はすっかり付箋だらけになりました。生い立ちから徹底的に調べた報告書ですが、読みながら、ヒトラーを一言で表すなら「演説」だと思いました。なぜ彼の演説はあれほどの熱狂を生んだのでしょうか。 文章にすると長くて繰り返しも多い演説ですが、本書の分析では、聴衆の好意的な反応を受けた彼が自信を得て、演説を加速させていきます。聴衆もその姿に自分を重ねていく。首藤さんと話す中で、それはまるでライブのようだと感じました。編集の仕事でも、相手がすでに持っている欲望を後押しする本はベストセラーになりやすいと感じます。「言ってほしいこと」を言う力は身近なところにもあるのです。 この報告書の面白いところは、ヒトラー個人の特異さだけでなく、彼を生んだ社会にも目を向けている点です。私が心理学にはまったきっかけのエーリッヒ・フロム『悪について』を思い出しました。受け身で何も考えないことも悪だというフロムの考えは、ヒトラーが利用した心理と共通していると思います。独裁者だけを見ていては分からない、大衆の側の心理を考えました。 【チャプター】 (00:00) 「演説」から見えるヒトラーの精神病理 (01:22) ヒトラーの「演説」から分かる悪について (06:30) ヒトラーの演説は、推しのライブのよう (13:13) 大衆は「支配されたい」 (19:33) 「覚醒するヒトラー」エンディング・次回予告・出演 【関連書籍】 『悪について』(エーリッヒ・フロム、ちくま学芸文庫)⁠https://link.amazon/B02Bcay89⁠ 【出演】 プレゼンター :中野 亜海 ナビゲーター :首藤 淳哉 【BIBLIO JAMを応援する】 番組をお楽しみいただけましたら、ぜひフォローとレビュー(星評価)をお願いします。ご感想は、お便りフォームまたはX(旧Twitter)で #bibliojam をつけてお寄せください。 ▼お便りフォーム ⁠https://forms.gle/Dr8stJebDr7xHS3J6⁠ ▼X(旧Twitter)⁠ @biblio_jam⁠ 【収録場所】⁠ Hama House

  8. Oct 1

    #38『パチプロを哲学する』結局、仕事なんですよ

    【本日紹介の一冊】『パチプロを哲学する――依存と偏見とケアをめぐる対話』(青弓社、小西真理子・編著)▼書籍の詳細・ご購入はこちらhttps://link.amazon/B00u1xJXX 【エピソード概要】「結局、仕事なんですよ」。—19年間パチンコで生計を立てた男性は、自分の暮らしをそう言い表しました。朝は開店前の行列に並び、週五日打ち、土日祝と盆暮れは休む。勤め人より勤勉なその生活を、彼は最後に手放します。理由は「勝てなくなったから」ではありませんでした。 今回取り上げるのは、哲学研究者・小西真理子さん編著の『パチプロを哲学する』。始まりは、依存問題を考えるイベントで起きた"事件"です。家族のパチンコによる借金に苦しんできた人たちの前で、ある元パチプロが語った経歴——パチンコで稼いだ金で、自分の借金を返した。会場は凍りつきました。すでにある説明では収まらない人が、現実に目の前にいる。じゃあ話を聞こう。この本はそこから始まっています。 番組では、勝てるようになった途端に打っていない時間が「損失」に見えてくる期待値の世界、その隣の席で「興味ないふりして打てば勝てる」と台に恋愛の駆け引きを挑むオカルト打法の世界、そして履歴書のいらない「打ち子」が誰かの最後の受け皿になっている現実までを行き来します。一方で、ギャンブル障害の父を持つ研究者の「理解はできても、認めることはできない」という言葉も、同じ場所に置くことを忘れません。期待値を積む人、台と駆け引きする人、打ち子として働く人、家族を苦しめた人——全員が、同じパチンコ店に座っています。 「パチプロって何者だ」と読み始めたはずが、いつのまにか「じゃあ自分は、何と引き換えにお金をもらっているんだろう」と自問自答してしまう。パチプロに「ちゃんと働け」と言う前に、開いてほしい一冊です。 【チャプター】(00:00) 今日は屋上から (02:51) パチプロとはどんな人か (04:28) 会場が凍りついた瞬間 (06:58) 勝てるようになると、つまらなくなる (10:09) 台との恋の駆け引き (12:40) 救いも苦しみも、消さない (16:38) 同じ店に、全員いる (18:21) ゆれるのは、こちらの「まとも」 (21:27) 結局、仕事なんですか?   【関連書籍】『まともがゆれる―常識をやめる「スウィング」の実験』(朝日出版社、木ノ戸昌幸・著) 【出演】プレゼンター:栗下 直也ナビゲーター:首藤 淳哉 【BIBLIO JAMを応援する】番組をお楽しみいただけましたら、ぜひフォローとレビュー(星評価)をお願いします。ご感想は、お便りフォームまたはX(旧Twitter)で #bibliojam をつけてお寄せください。▼お便りフォームhttps://forms.gle/Dr8stJebDr7xHS3J6▼X(旧Twitter)@biblio_jam 【収録場所】Hama House

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