てゆーか医学 おしゃべり病理医のMEditラジオ

MEditLab 順天堂大学STEAM教育研究会

医学の世界を、もっと手軽に、もっと深く。「てゆーか医学?」なゆる〜いノリで、時に医学ド直球なテーマを、時に医学を飛び出して、おしゃべり病理医こと小倉加奈子と、編集者のQUIM(キム)がお届けする医学系トーク番組です。 ■コーナー企画①「人生いりょいりょ」 主に医療従事者の方を(ときどき医療従事者でない方も)ゲストにお招きして、どうして医療従事者を志したのか? など、他ではなかなか聞くことのできない「人生の"いりょいりょ”」をインタビュー。 ■コーナー企画②「ゆるっとMEdit(通称:ゆるメディ)」 MEdit Labの活動や、活字中毒の小倉とQUIMの二人が最近読んだ本のことなどについて、ゆるっと雑談。 ■MC: 小倉加奈子/おしゃべり病理医、MEditLab代表 QUIM(キム)/編集者 ■小倉加奈子プロフィール 順天堂大学医学部人体病理病態学教授、同附属練馬病院病理診断科科長、臨床研修センター副センター長。著書に『おしゃべりながんの図鑑』『おしゃべり病理医のカラダと病気の図鑑』(共にCCCメディアハウス)、『細胞を間近で見たらすごかった——奇跡のようなからだの仕組み』(ちくま新書)。 ■HP:https://meditlab.jp ■LINE:https://page.line.me/549uxinl ■クレジット 編集デザイン:SaiQuic(金宗代×佐伯亮介)

  1. 5d ago

    #031 医学生の就活は「両思い」が決め手!? 現役医学部6年生に聞く「研修医マッチング」と「卒試」の舞台裏【人生いりょいりょ】

    MEdit Labのポッドキャスト番組「てゆーか医学」の第31回放送は、医療に関わるさまざまな人の人生に迫る「人生いりょいりょ」をお届けします。 今回のゲストは、順天堂大学医学部6年生の廣瀬凜(ひろせ・りん)さん&林春然(りん・しゅんねん)さん。その名も「りんりんコンビ」! 「人生いりょいりょ」初のダブルゲストとなる今回は、2カ月にわたる卒業試験を終えたばかりのお二人に、医学部6年生のリアルな日常と、医師になるまでの道のりを聞きました。 医学部の6年間って、どんな生活? 医学生はどうやって就職先を決めるの? そして、医師になるまでには、どんな試練が待ち受けているのでしょうか? おしゃべりの内容は、 ・寮生活から解剖実習、病院実習まで――医学部の6年間・2カ月で8回! 順天堂名物の過酷な卒業試験・試験の正解に異議あり!? 教員に提出する「質問状」・12人で過ごす「勉強部屋」は、まるで部室?・医学生の就職活動は「マッチングアプリ」? 「ドラフト会議」!?・研修先が決まらない「アンマッチ」の恐怖・静岡と鹿児島へ! りんりんコンビが選んだ病院・卒業試験後に訪れる夢の「ノー勉バー」とは? などなど。 順天堂大学医学部では、1年生の寮生活から始まり、解剖実習、CBT(共用試験)、病院実習を経て、6年生の卒業試験へ。2カ月にわたり8回もの試験が続きます。 そんな過酷な試験を支えるのが、12人ほどの学生が集まる「勉強部屋」。冷凍庫にはアイスやお菓子、後輩からは差し入れ、先生がアイスを買ってきてくれることも。勉強漬けの毎日かと思いきや、まるで部室のような楽しそうな空間です。 そして、医学生の就職活動にあたるのが、初期臨床研修先を決める「マッチング」。学生と病院が互いに希望順位をつけ、コンピューターが組み合わせを決めるという、ちょっと不思議な制度です。 気になるお二人の進路は、林さんが順天堂大学医学部附属静岡病院、廣瀬さんが鹿児島県の米盛病院。どちらも救急医療に力を入れる病院です。 廣瀬さんが遠く鹿児島の病院を選んだ理由は、見学先で出会った先生たちに「ビビビッときた」から。病院選びの決め手は、最後は「人」だったといいます。 そして、卒業試験を終えた二人に待っているのが「ノー勉バー」。11月のNovemberと、勉強しない「ノー勉」を掛け合わせた、医学生ならではの言葉です。 医師になるには、どんな試験を乗り越えなければならないのか? 医学生は、どのように自分の将来を選ぶのか? 医学部を目指す中高生や保護者の方はもちろん、医師がどのように育ち、医療現場へ送り出されていくのかを知りたい方にもおすすめの回です。 次回は、りんりんコンビそれぞれの6年間をさらに深掘りしていきます。 それでは、ごゆるりとお楽しみください。 -------------------------- てゆーか医学 おしゃべり病理医のMEditラジオ -------------------------- 医学の世界を、もっと手軽に、もっと深く。 「てゆーか医学?」なゆる〜いノリで、おしゃべり病理医こと小倉加奈子と、編集者のQUIM(キム)がお届けする医学系トーク番組です。 時に医学ド直球なテーマを、時に医学を飛び出して、自由奔放におしゃべりします。 ■コーナー企画①「人生いりょいりょ」 主に医療従事者の方を(ときどき医療従事者でない方も)ゲストにお招きして、どうして医療従事者を志したのか? 普段の1日のスケジュールは? などなど、他ではなかなか聞くことのできない「人生の"いりょいりょ”」を根掘り葉掘り深掘りインタビューします。 ■コーナー企画②「ゆるっとMEdit(通称:ゆるメディ)」 MEdit Labの活動や小倉・QUIMの近況、活字中毒の二人が最近読んだ本のことなどについて、ゆるっと雑談。 ■MC: 小倉加奈子/おしゃべり病理医、MEditLab代表 QUIM(キム)/編集者、MEditLabメディエーター ■HP:⁠⁠https://meditlab.jp⁠⁠ ■LINE:⁠⁠https://page.line.me/549uxinl⁠⁠ ■クレジット:編集デザイン SaiQuic(金宗代×佐伯亮介) ■タグ #医学部6年生 #医学生のリアル #研修医マッチング #卒業試験 #医師国家試験 #初期臨床研修 #人生いりょいりょ #順天堂大学 #医学教育 #小倉加奈子 #MEditLab #ゲームデザイン #女医 #医学部受験 #順天堂 #医学 #医療 #医学部 #病理 #医師 #教育 #STEAM #編集 #編集工学 ▼バックナンバー ⁠⁠https://meditlab.jp/news/category/teyu-ka_igaku/

    #031 医学生の就活は「両思い」が決め手!? 現役医学部6年生に聞く「研修医マッチング」と「卒試」の舞台裏【人生いりょいりょ】
  2. Oct 23

    #030 ピカソ、シャネル、ドビュッシー…芸術の神々がコラボした”バレエ・リュス”とは? 意外と知らない『バレエの世界史』

    MEdit Labのポッドキャスト番組「てゆーか医学」の第30回放送は、本や映画、ゲームなど、気になるものをゆるっと紹介する「ゆるメディ」をお届けします。 今回取り上げるのは、海野敏『バレエの世界史――美を追求する舞踊の600年』(中公新書)。 紹介するのは、幼い頃からクラシック・バレエに親しみ、大人になってからも熊川哲也さんのK-BALLETが運営する教室で踊ってきた、おしゃべり病理医・小倉加奈子です。 長年バレエを踊り、観てきた小倉ですが、その歴史については意外と知らないことが多かったのだとか。 きっかけは、元K-BALLET COMPANYのプリンシパル・堀内將平さんが手がける「The New Classic」。チャイコフスキーの音楽や古典の振付を土台にしながら、『白鳥の湖』の王子まで白鳥にしてしまう大胆な再解釈に、バレエという芸術の奥深さを再発見します。 そもそもバレエは、どのように生まれ、世界に広がっていったのでしょうか? その歴史をたどると、ルネサンス期のイタリア宮廷から、ルイ14世のフランス、ロマン主義の時代を経て、チャイコフスキーとマリウス・プティパが活躍したロシアへ。そして20世紀には、セルジュ・ディアギレフ率いる「バレエ・リュス」が登場します。 ドビュッシー、サティ、ラヴェル、ストラヴィンスキー、ピカソ、マティス、シャネル――。 バレエ・リュスには、音楽、美術、ファッションなど、当時の最先端を走る芸術家たちが次々と参加しました。バレエとは、踊りだけでなく、さまざまな才能が交差する「総合芸術」だったのです。 さらに、そのネットワークを支えたのが、「パリの女王」と呼ばれたミシア・セール。芸術家や文化人が集まるサロンの女主人として、ディアギレフとバレエ・リュスを支えました。 前々回の『橙書店にて』でも話題になった「サロン」が、ここでも登場します。 おしゃべりの内容は、 ・小倉加奈子とバレエ――踊ること、観ること・熊川哲也のK-BALLETがつくる、踊り手と観客の循環・堀内將平「The New Classic」が再解釈する『白鳥の湖』・バレエの歴史はグーテンベルクの活版印刷から始まる!?・ルイ14世、デカルト、ルソーも登場する600年のバレエ史・チャイコフスキーとプティパがつくったクラシック・バレエ・ディアギレフとバレエ・リュス――天才芸術家たちのネットワーク・「パリの女王」ミシア・セールとサロン文化・田中泯、勅使川原三郎――前衛舞踊にも息づくバレエの「型」・日本にもバレエ・リュスのようなムーブメントは生まれるか? などなど。 意外なのは、哲学者デカルトが宮廷バレエの台本を書いていたこと。さらに、グーテンベルクの活版印刷が、踊りの記録と伝承に大きな役割を果たしていたこと。 身体で表現する芸術だからこそ、踊りをどう記録し、どう伝えるかが重要だったのです。 そして、クラシック・バレエの「型」は、現代の前衛的な舞踊にも受け継がれています。田中泯や勅使川原三郎のような、自由で独創的な表現を追求する舞踊家たちも、バレエを学んできました。 伝統があるからこそ、新しい表現が生まれる。 一方で、優れたダンサーや振付家がいるだけでは、文化は大きく育ちません。ディアギレフのように異分野の才能を結びつけるプロデューサー、ミシア・セールのように人と人をつなぐ支援者、そして作品を観る観客たち。その関係が、新しい芸術を生み出してきました。 これは、前回取り上げた松岡正剛の編集工学にも通じる話です。異なる領域の人々を集め、思いがけない関係をつくり、新しい表現を生み出していく。 バレエは、なぜ600年ものあいだ踊り継がれてきたのか?ディアギレフは、どうやって時代を代表する芸術家たちを集めたのか?そして、現代の日本にも、新しい文化を生み出す「サロン」はつくれるのか? バレエの歴史から、芸術、哲学、出版、サロン文化、さらには医学研究やMEdit Labのこれからまで。 バレエを観たことがない人にも、異分野の人々が出会うことで生まれる創造の面白さを感じてもらえる回です。 それでは、ごゆるりとお楽しみください。 -------------------------- てゆーか医学 おしゃべり病理医のMEditラジオ -------------------------- 医学の世界を、もっと手軽に、もっと深く。 「てゆーか医学?」なゆる〜いノリで、おしゃべり病理医こと小倉加奈子と、編集者のQUIM(キム)がお届けする医学系トーク番組です。 時に医学ド直球なテーマを、時に医学を飛び出して、自由奔放におしゃべりします。 ■コーナー企画①「人生いりょいりょ」 主に医療従事者の方を(ときどき医療従事者でない方も)ゲストにお招きして、どうして医療従事者を志したのか? 普段の1日のスケジュールは? などなど、他ではなかなか聞くことのできない「人生の"いりょいりょ”」を根掘り葉掘り深掘りインタビューします。 ■コーナー企画②「ゆるっとMEdit(通称:ゆるメディ)」 MEdit Labの活動や小倉・QUIMの近況、活字中毒の二人が最近読んだ本のことなどについて、ゆるっと雑談。 ■MC: 小倉加奈子/おしゃべり病理医、MEditLab代表 QUIM(キム)/編集者、MEditLabメディエーター ■HP:⁠⁠https://meditlab.jp⁠⁠ ■LINE:⁠⁠https://page.line.me/549uxinl⁠⁠ ■クレジット:編集デザイン SaiQuic(金宗代×佐伯亮介) ■タグ #バレエの世界史 #クラシックバレエ #バレエリュス #ディアギレフ #熊川哲也 #Kバレエ #堀内將平 #白鳥の湖#チャイコフスキー #プティパ #ニジンスキー #ミシアセール #サロン文化 #総合芸術 #文化プロデューサー #芸術家ネットワーク #中公新書 #海野敏 #てゆーか医学 #順天堂大学 #医学教育 #小倉加奈子 #MEditLab #ゲームデザイン #女医 #医学部受験 #順天堂 #医学 #医療 #医学部 #病理 #医師 #教育 #STEAM #編集 #編集工学 ▼バックナンバー ⁠https://meditlab.jp/news/category/teyu-ka_igaku/

    #030 ピカソ、シャネル、ドビュッシー…芸術の神々がコラボした”バレエ・リュス”とは? 意外と知らない『バレエの世界史』
  3. Oct 16

    #029「今日、私は本になります」6時間超の壮大な知のライブパフォーマンス

    MEdit Labのポッドキャスト番組「てゆーか医学」の第29回放送は、本や映画、ゲームなど、気になるものをゆるっと紹介する「ゆるメディ」をお届けします。 今回取り上げるのは、松岡正剛『本の自叙伝』(岩波書店)。 2024年に亡くなった編集工学者・松岡正剛が、2012年5月26日に東京・青山のスパイラルホールで行った伝説的なイベント「本の自叙伝」。2003年から9年間にわたって開催された「連塾」の最終回が、14年の時を経て一冊の本になりました。 「今日、私は本になります」 そんな宣言から始まったのは、なんと6時間を超える壮大な知のパフォーマンス。 ステージには松岡正剛の書斎が再現され、膨大な原稿と入念なリハーサルをもとに、ヴァレリー、幸田露伴、折口信夫、白川静、宮沢賢治、アインシュタイン、湯川秀樹、そしてRNAまで、時代もジャンルも飛び越えながら、世界のあらゆるものに関係線を引いていきます。 途中には山本耀司、安田登、森村泰昌らも登場。知識や思想を語ることそのものを、演劇のような舞台表現にしてしまう。そんな前代未聞の試みでした。 実はこのイベントに、QUIMもスタッフとして参加していました。 当時、編集工学研究所で仕事をしていたQUIMは、記録用のハンディカメラを手に、リハーサルや楽屋を撮影。あるゲストさんをしつこく撮りすぎて怒られた(?)という、今だから話せる若気の至りな舞台裏も。 松岡正剛に師事してきた小倉加奈子とQUIMが、一冊の本を手がかりに、その圧倒的な知の世界と、松岡さんから学んだことを振り返ります。 おしゃべりの内容は、 ・14年の時を経て刊行された松岡正剛『本の自叙伝』・「今日、私は本になります」――6時間超の知のパフォーマンス・書斎を丸ごと再現! 「連塾」最終回の舞台裏・ゲストは山本耀司、安田登、森村泰昌・ヴァレリーから幸田露伴、折口信夫、白川静へ・アインシュタイン、湯川秀樹、RNAまで――世界に関係線を引く・宮沢賢治と国柱会――正と負を同時につかむ編集・本をたくさん読むだけではない、松岡正剛の「読書術」・アマチュアであることの自由・「正しさ」から自由になるとはどういうことか? などなど。 ポール・ヴァレリーの『テスト氏』から幸田露伴へ。折口信夫の『死者の書』から白川静の漢字研究へ。そして、宮沢賢治の童話世界の背後にある国柱会や田中智学、井上日召との歴史的なつながりまで。 松岡正剛の編集は、ただ知識を横断するだけではありません。一般に知られたイメージの裏側にあるものを掘り起こし、異なる分野を結びつけ、誰も見たことのない世界の見取り図をつくり出していく。 一方で、専門家を深く尊敬しながらも、あえて「アマチュア」であることにこだわり、学問の枠組みや「正しさ」に縛られない。その姿勢もまた、松岡正剛の大きな魅力でした。 なぜ『本の自叙伝』はヴァレリーから始まるのか?膨大な本を読んで、どうやって自分だけの世界観を組み立てるのか?そして、知識や思想を「舞台」にするとは、いったいどういうことなのか? 松岡正剛を知っている人には懐かしく、まだ知らない人には、その独特な世界への入口になる一冊。 『17歳のための世界と日本の見方』『知の編集術』『日本文化の核心』、ウェブサイト「千夜千冊」などにも触れながら、松岡正剛の「編集」の魅力を、小倉加奈子とQUIMが語り合います。 それでは、ごゆるりとお楽しみください。 -------------------------- てゆーか医学 おしゃべり病理医のMEditラジオ -------------------------- 医学の世界を、もっと手軽に、もっと深く。 「てゆーか医学?」なゆる〜いノリで、おしゃべり病理医こと小倉加奈子と、編集者のQUIM(キム)がお届けする医学系トーク番組です。 時に医学ド直球なテーマを、時に医学を飛び出して、自由奔放におしゃべりします。 ■コーナー企画①「人生いりょいりょ」 主に医療従事者の方を(ときどき医療従事者でない方も)ゲストにお招きして、どうして医療従事者を志したのか? 普段の1日のスケジュールは? などなど、他ではなかなか聞くことのできない「人生の"いりょいりょ”」を根掘り葉掘り深掘りインタビューします。 ■コーナー企画②「ゆるっとMEdit(通称:ゆるメディ)」 MEdit Labの活動や小倉・QUIMの近況、活字中毒の二人が最近読んだ本のことなどについて、ゆるっと雑談。 ■MC: 小倉加奈子/おしゃべり病理医、MEditLab代表 QUIM(キム)/編集者、MEditLabメディエーター ■HP:⁠⁠https://meditlab.jp⁠⁠ ■LINE:⁠⁠https://page.line.me/549uxinl⁠⁠ ■クレジット:編集デザイン SaiQuic(金宗代×佐伯亮介) ■タグ #松岡正剛 #本の自叙伝 #編集工学 #岩波書店 #宮沢賢治 #折口信夫 #白川静 #幸田露伴 #山本耀司 #安田登 #森村泰昌 #てゆーか医学 #順天堂大学 #医学教育 #小倉加奈子 #MEditLab #ゲームデザイン #女医 #医学部受験 #順天堂 #医学 #医療 #医学部 #病理 #医師 #教育 #STEAM #編集 #編集工学 ▼バックナンバー https://meditlab.jp/news/category/teyu-ka_igaku/

    #029「今日、私は本になります」6時間超の壮大な知のライブパフォーマンス
  4. Oct 10

    #028 熊本の小さな本屋さん「橙書店」はなぜこれほどに人を惹きつけるのか?

    MEdit Labのポッドキャスト番組「てゆーか医学」の第28回放送は、本や映画、ゲームなど、気になるものをゆるっと紹介する「ゆるメディ」をお届けします。 今回取り上げるのは、熊本の小さな書店を営む田尻久子さんのエッセイ集『橙書店にて』(ちくま文庫)。 きっかけは、2026年7月28日に発生した熊本地震でした。 熊本にある「橙書店」は大丈夫だろうか?  そんな思いからあらためて手に取った一冊には、町の小さな本屋を舞台に、実にさまざまな人々が行き交う、豊かな世界が広がっていました。 橙書店の店主・田尻久子さんは、2001年に雑貨と喫茶の店「orange」を開業。2008年には隣の空き店舗を借りて「橙書店」を始めます。 特別な計画があったわけでも、書店経営に大きな野心があったわけでもない。それなのに、なぜか人が集まり、文学が生まれ、雑誌までつくられていく。 渡辺京二、石牟礼道子、伊藤比呂美、坂口恭平、谷川俊太郎、村上春樹――。 熊本の小さな書店を訪れる顔ぶれは、驚くほど豪華です。渡辺京二さんに勧められて田尻さん自身も文章を書き始め、やがて文芸誌『アルテリ』の編集・発行へ。いつしか橙書店は、本を売るだけではない、文化の交差点になっていました。 そして話題は、世界各地の「人が集まる本屋」へ。 ジェイムズ・ジョイスの『ユリシーズ』の出版を支えたシルヴィア・ビーチの「シェイクスピア・アンド・カンパニイ書店」、須賀敦子の『コルシア書店の仲間たち』、さらに17世紀フランスのランブイエ侯爵夫人や、18世紀の啓蒙思想を育んだジョフラン夫人のサロンまで。 本屋は、なぜ人を惹きつけるのか? 人が集まる場所から、なぜ新しい思想や文化が生まれるのか? おしゃべりの内容は、 ・熊本地震をきっかけにあらためて『橙書店にて』を読む ・田尻久子さんと橙書店――小さな本屋に集まるすごい人たち ・渡辺京二、石牟礼道子、坂口恭平と文芸誌『アルテリ』 ・橙書店から届いた手書きのメッセージ ・青熊書店、Title、皿書店、往来堂書店――個人書店の魅力 ・シルヴィア・ビーチと「シェイクスピア・アンド・カンパニイ書店」 ・本屋は現代のサロン? 学校でも家でもない「第三の居場所」 ・ランブイエ侯爵夫人とジョフラン夫人――サロンが育てた思想と文化 ・緒方洪庵の適塾と佐藤泰然の順天堂に共通するもの ・1755年リスボン大地震はヨーロッパの思想をどう変えたのか? などなど。 小倉加奈子が訪ねた大岡山の「青熊書店」や荻窪の「Title」、QUIMが偶然出くわした豪徳寺「皿書店」での人気作家たちのサイン会など、東京の個性豊かな書店の話も盛りだくさん。 さらに、話は本屋を飛び出し、サロン文化と学問の歴史へ。 かつてヨーロッパのサロンが思想家や芸術家を結びつけたように、幕末の適塾や順天堂からも、医学の枠を超えて活躍する人々が生まれました。専門の異なる人たちが集まり、交流する場所には、何か特別な力があるのかもしれません。 そして、熊本地震から1755年のリスボン大地震へ。大きな災害は、人々の暮らしだけでなく、思想や世界観まで変えてしまう。そんな歴史の意外なつながりにも話が広がります。 本屋は、本を買うだけの場所なのか? 小さな書店が、町の文化を変えることはできるのか? そして、大学や医療の現場にも、現代の「サロン」は必要なのでは? 一冊のエッセイから、文学、書店、サロン、思想、医学の歴史へ。いつもながら、どこへ転がっていくかわからない「ゆるメディ」です。 本好きはもちろん、町の本屋が好きな人、人が集まる場所づくりに関心がある人にも、ぜひ聴いてほしい回です。 それでは、ごゆるりとお楽しみください。 -------------------------- てゆーか医学 おしゃべり病理医のMEditラジオ -------------------------- 医学の世界を、もっと手軽に、もっと深く。 「てゆーか医学?」なゆる〜いノリで、おしゃべり病理医こと小倉加奈子と、編集者のQUIM(キム)がお届けする医学系トーク番組です。 時に医学ド直球なテーマを、時に医学を飛び出して、自由奔放におしゃべりします。 ■コーナー企画①「人生いりょいりょ」 主に医療従事者の方を(ときどき医療従事者でない方も)ゲストにお招きして、どうして医療従事者を志したのか? 普段の1日のスケジュールは? などなど、他ではなかなか聞くことのできない「人生の"いりょいりょ”」を根掘り葉掘り深掘りインタビューします。 ■コーナー企画②「ゆるっとMEdit(通称:ゆるメディ)」 MEdit Labの活動や小倉・QUIMの近況、活字中毒の二人が最近読んだ本のことなどについて、ゆるっと雑談。 ■MC: 小倉加奈子/おしゃべり病理医、MEditLab代表 QUIM(キム)/編集者、MEditLabメディエーター ■HP:⁠⁠https://meditlab.jp⁠⁠ ■LINE:⁠⁠https://page.line.me/549uxinl⁠⁠ ■クレジット:編集デザイン SaiQuic(金宗代×佐伯亮介) ■タグ #オデュッセイア #クリストファーノーラン #IMAX #ホメロス #ギリシャ神話 #藤村シシン #ゼウスの掟 #ゼノフォビア #てゆーか医学 #順天堂大学 #医学教育 #小倉加奈子 #MEditLab #ゲームデザイン #女医 #医学部受験 #順天堂 #医学 #医療 #医学部 #病理 #医師 #教育 #STEAM #編集 #編集工学 ▼バックナンバー ⁠https://meditlab.jp/news/category/teyu-ka_igaku/

    #028 熊本の小さな本屋さん「橙書店」はなぜこれほどに人を惹きつけるのか?
  5. Oct 4

    #027 超大作映画『オデュッセイア』 今こそ「現代の洞窟」、IMAXシアターへ行こう!

    MEdit Labのポッドキャスト番組「てゆーか医学」の第27回放送は、本や映画、ゲームなど、気になるものをゆるっと紹介する「ゆるメディ」をお届けします。 今回取り上げるのは、クリストファー・ノーラン監督の映画『オデュッセイア』。 『オッペンハイマー』『TENET テネット』『インターステラー』などで知られ、CGに頼らない「本物」の撮影とIMAXへのこだわりを貫いてきたノーラン。最新作では、ついに世界初となる全編IMAXフィルム撮影に挑戦しました。 巨大なトロイの木馬を実際につくり、古代の船を海に浮かべ、俳優たちが実際に漕ぐ――。QUIMが池袋の巨大スクリーンで体験したのは、映画というよりも「現代の洞窟」で神話を目撃するような時間でした。 でも、すごいのは映像だけではありません。 そもそもホメロスの『オデュッセイア』は、およそ3000年にわたって語り継がれてきた「物語の原型」の一つ。トロイ戦争の「勝利」ではなく、その後、英雄オデュッセウスが故郷へ帰るまでを描いた「戦後」の物語です。 そして映画で強調されるのが、異邦人をもてなす「ゼウスの掟」。 異国からやって来た人を、私たちはどう迎えるのか? その問いは、古代ギリシャだけのものではありません。シリア難民を描いた映画『I Was a Stranger』、現代のゼノフォビアや排外主義、地中海を渡る難民たちへと、3000年前の神話が一気につながっていきます。 おしゃべりの内容は、 ・世界初! 全編IMAXフィルムで撮影された『オデュッセイア』・映画館は「現代の洞窟」? 3000年前の神話を最新技術で体験する・CGじゃない! 巨大なトロイの木馬も古代の船も本当に作った・トロイ戦争の「勝利」ではなく「戦後」を描く物語・異邦人をもてなす「ゼウスの掟」と現代の排外主義・『ロード・オブ・ザ・リング』も『2001年宇宙の旅』『ユリシーズ』も・松岡正剛が重視した「翻案」と物語の原型・死者との対話――『ハムネット』と『オデュッセイア』・映画から古代ギリシャ、西洋文化の基層へ などなど。 『2001年宇宙の旅』の原題は 2001: A Space Odyssey。ジェイムズ・ジョイスの『ユリシーズ』も『オデュッセイア』を下敷きにしています。さらに『指輪物語』や、その後のファンタジー、冒険物語にも連なる「遠くへ旅立ち、さまざまな経験をして、故郷へ帰る」という物語の型。私たちは知らないうちに、何度も『オデュッセイア』に出会ってきたのかもしれません。 映画を観ることは、歴史や古典への入口にもなる。 映画『ハムネット』からシェイクスピアへ向かったように、ノーランの『オデュッセイア』からホメロス、古代ギリシャ、そして西洋文化の基層へ。難しい「古典のお勉強」ではなく、まずは圧倒的な映画体験から3000年の物語の歴史をさかのぼってみます。 IMAXって、そんなにすごいの?なぜ3000年前の物語が、いまも面白い?そして、古代ギリシャの「異邦人をもてなせ」という掟は、現代の私たちに何を問いかけている? 映画好きはもちろん、神話や歴史はちょっと苦手……という人にもおすすめしたい「ゆるメディ」です。 それでは、ごゆるりとお楽しみください。 -------------------------- てゆーか医学 おしゃべり病理医のMEditラジオ -------------------------- 医学の世界を、もっと手軽に、もっと深く。 「てゆーか医学?」なゆる〜いノリで、おしゃべり病理医こと小倉加奈子と、編集者のQUIM(キム)がお届けする医学系トーク番組です。 時に医学ド直球なテーマを、時に医学を飛び出して、自由奔放におしゃべりします。 ■コーナー企画①「人生いりょいりょ」 主に医療従事者の方を(ときどき医療従事者でない方も)ゲストにお招きして、どうして医療従事者を志したのか? 普段の1日のスケジュールは? などなど、他ではなかなか聞くことのできない「人生の"いりょいりょ”」を根掘り葉掘り深掘りインタビューします。 ■コーナー企画②「ゆるっとMEdit(通称:ゆるメディ)」 MEdit Labの活動や小倉・QUIMの近況、活字中毒の二人が最近読んだ本のことなどについて、ゆるっと雑談。 ■MC: 小倉加奈子/おしゃべり病理医、MEditLab代表 QUIM(キム)/編集者、MEditLabメディエーター ■HP:⁠⁠https://meditlab.jp⁠⁠ ■LINE:⁠⁠https://page.line.me/549uxinl⁠⁠ ■クレジット:編集デザイン SaiQuic(金宗代×佐伯亮介) ■タグ #オデュッセイア #クリストファーノーラン #IMAX #ホメロス #ギリシャ神話 #藤村シシン #ゼウスの掟 #ゼノフォビア #てゆーか医学 #順天堂大学 #医学教育 #小倉加奈子 #MEditLab #ゲームデザイン #女医 #医学部受験 #順天堂 #医学 #医療 #医学部 #病理 #医師 #教育 #STEAM #編集 #編集工学 ▼バックナンバー https://meditlab.jp/news/category/teyu-ka_igaku/

    #027 超大作映画『オデュッセイア』 今こそ「現代の洞窟」、IMAXシアターへ行こう!
  6. Sep 25

    #026 意外と深〜い医学と歴史の蜜月関係 夜中の1時に始まる澤井センセーの「秘め事」とは?【人生いりょいりょ】

    MEditLabのポッドキャスト番組「てゆーか医学」の第26回放送は、医療に関わるさまざまな人の人生に迫る「人生いりょいりょ」をお届けします。 ゲストは引き続き、順天堂大学医学部医史学研究室の澤井直先生。全3回にわたってお届けしてきた澤井先生編も、いよいよ最終回です。 文学部から科学史、解剖学、医学史へ――珍しいキャリアを歩んできた澤井先生と、今回は「医学と歴史」の意外と深〜い蜜月関係を掘り下げます。そして後半では、研究者とはまた違った澤井先生の「秘め事」も発覚。なんと週末の夜中1時半……。 さて実はMEdit Labそのものも、「医学×歴史」をテーマにすることから出発しました。 MEdit Lab設立のきっかけとなった経済産業省「未来の教室」STEAMライブラリー事業では、松岡正剛の編集工学を背景に、「医学×歴史」「医学×バイオ」「医学×読書」など、医学を異分野と掛け合わせた教材を制作。「医学×歴史」の教材づくりで出会ったのが、澤井先生でした。 現在、澤井先生は順天堂大学の日本医学教育歴史館で、中高生向けのツアーも担当しています。全身のレントゲン写真から男女を見分けたり、自分で展示物からクイズをつくったり。ただ年号や人物名を覚えるのではなく、自分で「発見」することで歴史に触れていきます。 一方、小倉加奈子たちの高大連携授業では、松岡正剛監修の世界年表『情報の歴史』を使い、学校の創立年と世界の出来事を結びつけるワークを実施。 そこで見えてくるのは、歴史とは「過去を暗記すること」ではなく、時間を前後し、同時代を横断しながら、出来事と出来事のあいだに関係を発見することだということ。そして、その「縦」と「横」の見方は、患者の病歴や既往歴をたどりながら診断する、医療の思考法とも意外なほどよく似ています。 おしゃべりの内容は、 ・MEdit Labの原点になった「医学×歴史」・歴史に興味がなくても楽しめる「クイズラリー」・診療と歴史に共通する「縦」と「横」の見方・生の資料から、100年前の学生の死に出会う・180年の歴史があるからこその「不断前進」・「フランス病」「ナポリ病」――病名が他者をつくる・夜中の1時半に〇〇を確認する・本屋を「図山」(とざん)し、読書から歴史に触れる などなど。 100年前の順天堂の学生の成績表に記された、たった一文字の「死」。梅毒が「フランス病」「ナポリ病」と呼ばれた歴史。そして、180年以上の歴史を持つ順天堂が掲げる「不断前進」。 医学と歴史は、一見すると遠い分野のようでいて、実はかなりの蜜月関係にあるのかもしれません。患者の現在を知るために過去をたどること。残された資料から、かつて生きていた人を想像すること。名前や言葉の来歴から、社会の価値観や偏見を読み解くこと。歴史を知ることは、「いま」を別の角度から見ることでもあります。 そして最後は、週末の夜中1時半に〇〇をする澤井先生と、9階建ての大型書店を下から上まで「図山」(とざん)するQUIMによる筋金入りの本好きトークへ。 医学を学ぶのに、なぜ歴史が必要なのか?「歴史嫌い」の人にも歴史は楽しめる?そして、澤井センセーは夜な夜な図書館サイトで何を探しているのか? 「医学×歴史」から教育、診療、名づけ、そして読書へ。澤井直先生編の最終回です。 それでは、ごゆるりとお楽しみください。 -------------------------- てゆーか医学 おしゃべり病理医のMEditラジオ -------------------------- 医学の世界を、もっと手軽に、もっと深く。 「てゆーか医学?」なゆる〜いノリで、おしゃべり病理医こと小倉加奈子と、編集者のQUIM(キム)がお届けする医学系トーク番組です。 時に医学ド直球なテーマを、時に医学を飛び出して、自由奔放におしゃべりします。 ■コーナー企画①「人生いりょいりょ」 主に医療従事者の方を(ときどき医療従事者でない方も)ゲストにお招きして、どうして医療従事者を志したのか? 普段の1日のスケジュールは? などなど、他ではなかなか聞くことのできない「人生の"いりょいりょ”」を根掘り葉掘り深掘りインタビューします。 ■コーナー企画②「ゆるっとMEdit(通称:ゆるメディ)」 MEdit Labの活動や小倉・QUIMの近況、活字中毒の二人が最近読んだ本のことなどについて、ゆるっと雑談。 ■MC: 小倉加奈子/おしゃべり病理医、MEditLab代表 QUIM(キム)/編集者、MEditLabメディエーター ■HP:⁠⁠https://meditlab.jp⁠⁠ ■LINE:⁠⁠https://page.line.me/549uxinl⁠⁠ ■クレジット:編集デザイン SaiQuic(金宗代×佐伯亮介) ■タグ #澤井直 #医学史 #医史学 #高大連携 #日本医学教育歴史館 #情報の歴史 #不断前進 #神保町 #順天堂大学 #医学教育 #小倉加奈子 #MEditLab #ゲームデザイン #女医 #医学部受験 #順天堂 #医学 #医療 #医学部 #病理 #医師 #教育 #STEAM #編集 #編集工学 ▼バックナンバー https://meditlab.jp/news/category/teyu-ka_igaku/

    #026 意外と深〜い医学と歴史の蜜月関係 夜中の1時に始まる澤井センセーの「秘め事」とは?【人生いりょいりょ】
  7. Sep 20

    #025 アキレス腱はなぜアキレス腱なのか? そもそも私たちはなぜ「名づけ」るのか?【人生いりょいりょ】

    MEditLabのポッドキャスト番組「てゆーか医学」の第25回放送は、医療に関わるさまざまな人の人生に迫る「人生いりょいりょ」をお届けします。 今回もゲストは、順天堂大学医学部医史学研究室の澤井直先生。前回は、京都大学文学部で科学史を学んだ澤井先生が、なぜ順天堂大学の解剖学教室へ入り、解剖実習を担当することになったのか。その珍しすぎるキャリアを伺いました。 今回の入口は、誰もが一度は聞いたことのある身体の名前――「アキレス腱」です。 そもそも、なぜアキレス腱は「アキレス腱」と呼ばれているのでしょうか? ギリシャ神話の英雄アキレスには、「母親が不死の身体にするため、赤ん坊のアキレスの踵をつかんで冥界の川ステュクスに浸したため、踵だけが弱点として残った」という有名な物語があります。ところが澤井先生が、16世紀以降の医学書をモーラ的にさかのぼって調べてみると、現在広く知られている説明とは異なる「アキレスと腱」をめぐる物語が浮かび上がってきました。 ラテン語、フランス語、ドイツ語、オランダ語、イタリア語、スペイン語……。古い医学書を追いかけながら、一つの解剖学用語がいつ、どこで、どのように生まれ、定着していったのかを探っていく。そこには「名前」を手がかりに医学の歴史を読み解く、医史学ならではの面白さがあります。 そして話は、アキレス腱だけにとどまりません。 なぜ「筋肉A」「筋肉B」ではいけないのか。胸鎖乳突筋や蝶形骨は、なぜそんな名前なのか。『解体新書』の時代、日本には存在しなかった西洋医学の概念を、杉田玄白たちはどうやって日本語にしたのか。 私たちは世界を理解するために、ものを分け、特徴を見つけ、名前をつけています。では、「名づける」とはいったいどういうことなのでしょうか。 おしゃべりの内容は、 ・解剖学教室から、たった一人の医史学研究室へ・筋肉A、筋肉Bではなぜダメなのか――解剖学用語の命名史・『解体新書』の「神経」――医学用語は誰がつくったのか・アキレス腱は、なぜ「アキレス腱」なのか?・16世紀以降の医学書から「名前」の起源を追いかける・古い医学書をAIで読む――医史学研究はどう変わる?・ガレノスとヴェサリウス――「正しい/間違い」では語れない医学史・知識がなければ、目の前にあるものさえ「見えない」・医療プロフェッショナリズムと「医療倫理」は、もともと一つだった? などなど。 アキレス腱という一つの名前から始まり、解剖学用語、『解体新書』、ガレノス、ヴェサリウス、さらには「見ること」「知ること」の問題へ。 名前とは、単なるラベルではありません。何かに名前を与えることは、世界の中から特徴を取り出し、区別し、認識できるものにしていくことでもあります。 アキレス腱は、なぜアキレス腱なのか?そもそも私たちは、なぜものに名前をつけるのか?そして、私たちが「見えている」と思っている世界は、本当にそのまま見えているのか? 身近な身体の名前から、「医学の歴史」と「知の歴史」を行き来する澤井直先生の「人生いりょいりょ」第2回です。 それでは、ごゆるりとお楽しみください。 ■MC: 小倉加奈子/おしゃべり病理医、MEditLab代表 QUIM(キム)/編集者、MEditLabメディエーター ■HP:⁠⁠https://meditlab.jp⁠⁠ ■LINE:⁠⁠https://page.line.me/549uxinl⁠⁠ ■クレジット:編集デザイン SaiQuic(金宗代×佐伯亮介) ■タグ #澤井直 #アキレス腱 #医史学 #医学史 #解剖学 #解体新書 #ヒポクラテス#ガレノス#ヴェサリウス#医療倫理#医療プロフェッショナリズム #順天堂大学 #医学教育 #小倉加奈子 #MEditLab #ゲームデザイン #女医 #医学部受験 #順天堂 #医学 #医療 #医学部 #病理 #医師 #教育 #STEAM #編集 #編集工学  ▼バックナンバー https://meditlab.jp/news/category/teyu-ka_igaku/

    #025 アキレス腱はなぜアキレス腱なのか? そもそも私たちはなぜ「名づけ」るのか?【人生いりょいりょ】
  8. Sep 11

    #024 文学部から解剖学の世界へ 珍しすぎるキャリアの背後には「論理(学)」が潜んでいた【人生いりょいりょ】

    MEditLabのポッドキャスト番組「てゆーか医学」の第24回放送は、医療に関わるさまざまな人の人生に迫る「人生いりょいりょ」をお届けします。 今回のゲストは、順天堂大学医学部・医史学研究室、医学教育研究室の准教授を務める澤井直さん。 「医史学」とは、医学の歴史を研究する学問です。独立した医史学研究室が医学部に置かれているのは、現在の日本では順天堂大学だけ。そんなちょっと珍しい研究室にいる澤井さんの経歴は、さらに異色です。 富山県の高校から京都大学文学部へ進学し、科学哲学・科学史を専攻。卒業論文では「17世紀西欧の発生学」、大学院では18世紀の発生学史、さらに比較解剖学史へと研究を広げ、その後、順天堂大学の解剖学教室へ。 文学部から、なぜ解剖学の世界へ? その珍しすぎるキャリアの背後をたどっていくと、意外なキーワードとして浮かび上がってくるのが「論理(学)」です。 澤井さんは高校時代、数学者を目指していました。当時、京都大学教授だった数学者・森重文さんが、日本人として3人目となるフィールズ賞を受賞。そのニュースを見て数学者に憧れたものの、高校最初の数学のテストで100点を取れなかったことで、早くも「自分の数学者人生は終わった」と判断(笑)。理系を離れながらも、数学に近い「論理学」を求めて京都大学文学部を目指します。 京都大学では、「近代科学がどのようにできあがっていったのか」という関心から科学史の世界へ。17世紀、18世紀の発生学を研究し、やがて比較解剖学の歴史へと進んでいきます。 なぜ、異なる動物や臓器を「比較」してよいのか。進化論が成立する以前の科学者たちは、何を根拠に異なる種を比較し、そこから「動物一般」について考えたのか。 現代では当たり前に見える「科学の方法」や、その背後にある「論理」にも、歴史がある――。 そんな問いを追い続ける澤井さんの人生を大きく変えたのが、順天堂大学解剖学教室の坂井建雄教授との出会いでした。 「解剖の歴史を研究するなら、一度解剖してみたら」 この一言から、文学部出身の科学史研究者が医学研究科へ。高校時代には生物を選択しておらず、20代後半で初めて「皮膚の下」を見た澤井さんが、実際に人体を解剖し、やがて医学部生に解剖学を教えることになります。 おしゃべりの内容は、 ・医史学研究室にいる「文学部出身」の先生・数学者・森重文さんのフィールズ賞と高校時代の夢・「人に影響を与えたくない」という高校時代・論理学を求めて京都大学文学部へ・17世紀の発生学――研究者の思考をたどる・なぜ異なる種を比較できるのか・坂井建雄教授の「一度解剖してみたら」・20代後半で初めて見た「皮膚の下」・解剖学教室で、教わる側から教える側へ・400年前の解剖学者を身体で追体験する などなど。 数学から論理学へ。論理学から科学史へ。発生学史から比較解剖学史へ。そして、京都大学文学部から順天堂大学の解剖学教室へ――。 一見すると「どうしてそうなった!?」と思うほど異色なキャリアですが、その道筋をたどってみると、意外なほど一貫した「論理」が見えてきます。 文系と理系、歴史と医学、文献研究と人体解剖。その境界を行き来しながら、「科学者は、どのような論理で世界を見て、理解してきたのか」を探究してきた澤井直さんの「人生いりょいりょ」です。 それでは、ごゆるりとお楽しみください。 -------------------------- てゆーか医学 おしゃべり病理医のMEditラジオ -------------------------- 医学の世界を、もっと手軽に、もっと深く。 「てゆーか医学?」なゆる〜いノリで、おしゃべり病理医こと小倉加奈子と、編集者のQUIM(キム)がお届けする医学系トーク番組です。 時に医学ド直球なテーマを、時に医学を飛び出して、自由奔放におしゃべりします。 ■コーナー企画①「人生いりょいりょ」 主に医療従事者の方を(ときどき医療従事者でない方も)ゲストにお招きして、どうして医療従事者を志したのか? 普段の1日のスケジュールは? などなど、他ではなかなか聞くことのできない「人生の"いりょいりょ”」を根掘り葉掘り深掘りインタビューします。 ■コーナー企画②「ゆるっとMEdit(通称:ゆるメディ)」 MEdit Labの活動や小倉・QUIMの近況、活字中毒の二人が最近読んだ本のことなどについて、ゆるっと雑談。 ■MC: 小倉加奈子/おしゃべり病理医、MEditLab代表 QUIM(キム)/編集者、MEditLabメディエーター ■HP:⁠⁠https://meditlab.jp⁠⁠ ■LINE:⁠⁠https://page.line.me/549uxinl⁠⁠ ■クレジット:編集デザイン SaiQuic(金宗代×佐伯亮介) ■タグ #澤井直 #京都大学 #坂井建雄 #ウィリアムハーヴィー #医学史 #解剖学 #発生学 #順天堂大学 #医学教育 #小倉加奈子 #MEditLab #ゲームデザイン #女医 #医学部受験 #順天堂 #医学 #医療 #医学部 #病理 #医師 #教育 #STEAM #編集 #編集工学 ▼バックナンバーhttps://meditlab.jp/news/category/teyu-ka_igaku/

    #024 文学部から解剖学の世界へ 珍しすぎるキャリアの背後には「論理(学)」が潜んでいた【人生いりょいりょ】

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