クウカンエスノロジー

クウカンエスノロジー

「なんか気になる」を、世界の見方に変える。 表参道・銀座あたりの店や展示、イベントを歩き、食べて、見て、感じたことを、文化人類学の目で話すエスノグラフィー番組です。「クウカン」は、空間・食う感・空(くう)の3つ。フレンチのコースを1皿ずつたどる回、写真展や展示会を歩く回など。 毎週月曜の朝に更新。 note・X・Instagram:@void_ethnology

  1. 3d ago

    デザインアート東京2026「AUTOBAHN」に行ってきた|アート展だと思ったら、見本市だった

    銀座・有楽町の旧東京高速道路(KK線)を会場にした、デザインアート東京2026のメイン会場「AUTOBAHN」に行ってきました。ふだんは車でしか入れない高速道路に、歩いて登っていく。その特別感は面白かったです。 ただ、インスタグラムの広告から想像していた「アート展」とは違いました。並んでいたのは、大手企業の展示や、おしゃれな家具・照明の展示販売。表参道のCIBONEのようなデザインショップなら無料で見られるものに、なぜ当日3,500円を払ったのか。いちばんコンテンポラリーアートらしかったのは、規則正しく並んだ白い三角コーンでした。 PRに乗って行き、がっかりしながらも写真を撮ってSNSに上げてしまう。そうやって情報が広がっていく仕組みと、これからこういうイベントとどう付き合うかを話しています。小さなブースには、いい作品もありました。 ※あくまで個人の感想です。訪れたのは11月1日。AUTOBAHN の会期は10月30日〜11月3日でした。 ■ チャプター 00:00 デザインアート東京2026「AUTOBAHN」へ 01:06 交通会館のそばから、高速道路を登る 01:44 一日券は当日3,500円 01:54 アート展だと思ったら 02:37 インスタのPRと、大手企業の見本市 03:50 1杯2,500円のコーヒーも 04:29 表参道のCIBONEと比べて 05:57 コンテンポラリーアートはどこに 06:16 いちばんアートだった、白い三角コーン 06:55 アートに求めるもの 07:27 3,500円の価値はあったか 08:24 出展する側の費用とPR 09:08 PRにまんまと乗った 09:59 撮って、上げて、広がっていく 11:30 こういうイベントは増えていく 13:39 すぐに飛びつかず、行った人の声を聞く 15:19 がっかりしても、つい投稿してしまう 16:31 小さなブースには、いいものもあった 📺 YouTube(動画版):https://youtu.be/7CGaZZjb9s0 📝 note(写真つきの記事):https://note.com/void_ethnology/n/n673803aaa8f0X・Instagram・note:@void_ethnology クウカンエスノロジーは、表参道・銀座あたりの店や展示を歩き、食べて、見て感じたことを文化人類学の目で話すポッドキャストです。毎週月曜の朝に更新。 #クウカンエスノロジー #ポッドキャスト #文化人類学 #デザインアート東京

  2. Oct 18

    大阪フレンチ「ル・ポン・ド・シエル」ランチ|崩して混ぜて食べるコースと、食器を洗うシェフ

    大阪のフレンチレストラン「ル・ポン・ド・シエル」で、ランチのコースを食べてきました。2年ほど前に来て以来、2回目です。 南あわじの玉ねぎを挟んだパンの耳のクッキーから始まり、青森のムール貝、北海道の西洋ザリガニ、そしてこの日いちばん良かった鹿児島の月日貝。約20種類の野菜とフルーツが積み上げられたサラダや、イチジクのデザートは、自分の手で崩し、混ぜながら食べていきます。 崩すことで、思いがけない組み合わせに出会う。お酒を使って旨味をつくる。この店には、そういう「文化」があるのかもしれません。 もう一つ印象に残ったのが、オープンキッチンのシェフの姿でした。料理はそれぞれの担当が仕上げていき、手の空いたシェフは食器や道具を洗って、次の流れを整えていく。 大阪らしい食べ物といえば、お好み焼きやたこ焼き。でも、その土地の人にとっても新鮮な食材を出してくれるレストランで食べるのも、旅の楽しみ方の一つだと思いました。 ■ チャプター 00:00 大阪のル・ポン・ド・シエルへ、ランチを食べに 00:40 南仏マスカットのノンアルコールスパークリング 01:47 パンの耳のクッキーと、南あわじの玉ねぎ 02:54 青森のムール貝とほうれん草のエスプーマ 03:55 大黒しめじとエディブルフラワー 04:35 北海道の西洋ザリガニ 06:45 約20種類の野菜とフルーツのサラダ 08:00 いちばん良かった、鹿児島の月日貝 09:35 糸より鯛のポワレとマデラ酒 11:04 グラニテとシェリー酒 11:43 大和肉鶏と薪の煙 13:40 月日貝の出汁で炊いた小さなピラフ 14:28 カルダモンとヨーグルトの小さなデザート 15:25 イチジクのデザートを崩して食べる 15:56 崩して、混ぜて、出会う味 18:11 食器を洗うシェフ 20:36 生のミントのチョコミントとコーヒー 21:56 シェフの見送り 22:30 大阪らしい食べ物は、お好み焼きだけじゃない 📝 noteでは写真つきの記事で → https://note.com/void_ethnology/n/nd5bacc0581cf X・Instagram・note:@void_ethnology #クウカンエスノロジー #ポッドキャスト #文化人類学 #大阪フレンチ

  3. Aug 11

    銀座フレンチ「トワヴィサージュ」③|夏の蝦夷鹿と、祭りの松明

    東京・銀座のフレンチレストラン「TROIS VISAGES(トワヴィサージュ)」での食事を、全4回にわたってたどります。 第3回は、トウモロコシのシャーベットと焼きトウモロコシ、醤油の泡。夏の蝦夷鹿。そして、出来立ての川俣シャモのコンソメ。 甘いトウモロコシと醤油の香りから浮かんだのは、ラジオ体操の代わりに畑へ朝採れのトウモロコシを取りに行く、実際には存在しなかった夏休みの記憶。 蝦夷鹿の赤身、黒胡椒、炭、燻製したトマトからは、湿度を含んだ夏の夜、神社の境内、揺れる松明、人の熱気が立ち上がります。 そして最後に現れるのは、鶏と水、ひとつまみの塩だけで作られた川俣シャモのコンソメ。材料は極めてシンプルなのに、そのうま味は、薄い布や紙が何層にも重なるように複雑に広がっていきます。 朝の畑から、夜の夏祭りへ。そして祭りが終わったあとの静けさへ。 料理と料理の間に、自分の記憶や想像が入り込み、一日の時間のような物語が生まれていく。 僕にとってこの三皿は、ひとつの「夏の一日」を食べるような体験でした。 TROIS VISAGESでの11皿をめぐる記録、その第3回です。 📝 noteでは写真つきで読めます https://note.com/void_ethnology/n/ncec50878410f X / Instagram:@void_ethnology

About

「なんか気になる」を、世界の見方に変える。 表参道・銀座あたりの店や展示、イベントを歩き、食べて、見て、感じたことを、文化人類学の目で話すエスノグラフィー番組です。「クウカン」は、空間・食う感・空(くう)の3つ。フレンチのコースを1皿ずつたどる回、写真展や展示会を歩く回など。 毎週月曜の朝に更新。 note・X・Instagram:@void_ethnology