ガチ・アンチエイジングラジオ〜最新科学で老化を巻き戻す〜

ウェルハビッツ あやコーチ

「なんだか疲れやすくなった」「若い頃と体が違う気がする」——そう感じているなら、それは体内時計が老化しているサインかもしれません。最先端のアンチエイジング科学をわかりやすくひも解きながら、体の時計を巻き戻すヒントをお届けします。アンチエイジングコーチのあやと、アンチエイジングに興味津々ののりがお送りする、ガチで使えるアンチエイジングラジオです。 火・金配信予定

  1. 10h ago

    老けない体を作る最強のお茶7選!細胞のゴミを食べるオートファジーにも【第64回】

    今回はお茶の話です。7種類出します。 先に言っておくと、今日出す研究は、何万人を何十年も追いかけたような大きなものばかりではありません。でも、お茶ですから。飲んで悪いことはないので、ちょっと期待しながら飲んでみるといいんじゃないかな、という気持ちでお話しています。 全部覚える必要はありません。自分の気になるところのお茶だけ持ち帰ってもらえれば大丈夫です。 まず緑茶です。これはいちばん大きなデータがあって、9万人近くを追いかけた国内の調査で、1日5杯以上の人は亡くなる人が男性で13パーセント、女性で17パーセント少なかったです。面白いのは死因で分けてあるところで、下がっていたのは心臓と脳の血管、それと呼吸器でした。がんについては、よく飲む人もあまり飲まない人も同じくらいでした。 認知症については、新潟大学が村上市の方を12年追いかけた研究があります。1日600ミリリットル以上の人で、認知症になった人が25パーセント少なかったです。湯のみで3、4杯、マイボトル1本ぶんです。 ここで意外だったのが、コーヒーとの関係です。コーヒーをよく飲む人も認知症が少なかったのに、緑茶もたくさん、コーヒーもたくさんという人たちでは、期待したほど下がっていませんでした。足し算にならないんですね。どちらかをしっかり飲んでいれば足りている、ということになります。 そして今回いちばん使えるのが、入れ方の話です。 同じ緑茶の葉っぱでも、熱いお湯で入れたときと、冷たい水で入れたときで、出てくる成分が入れ替わります。熱いお湯ではエピガロカテキンガレートが主に出て、冷たい水ではエピガロカテキンが主に出てきます。名前が1語違うだけなのですが、別の成分です。 つまり、水出し緑茶と熱い緑茶は、別のものを飲んでいます。 どちらがいいという話ではなくて、やることが違います。だから選ばなくていいです。朝は熱いのを入れて、昼は冷蔵庫の水出しを飲む。同じ茶筒ひとつで2種類飲めることになります。 後半は、目的別です。 糖化が気になるなら甜茶です。市販のお茶を78種類集めて抗糖化の力をくらべた研究があって、上位5つに入っていました。比べる相手に、糖化を抑える薬として開発された物質が置かれているのですが、試験管の中ではお茶のほうが強かったです。 血管が気になるならルイボスティーです。毛細血管は歳をとると細くなって、そのあと消えます。これをゴースト血管と呼びます。その壁をつなぎとめている仕組みを働かせる成分として、ルイボスの名前が挙がっています。この話は愛媛大学の伊賀瀬道也先生から直接伺いました。ノンカフェインなので夜に飲めます。 代謝が気になるなら杜仲茶です。杜仲の葉の成分が胆汁酸を出させて、その胆汁酸が肝臓と筋肉と褐色脂肪に働いてエネルギーを使わせます。消化のための液体だと思っていたものが、代謝の合図にもなっていました。 そして最後が阿波晩茶です。徳島のお茶で、番茶ではなく晩茶と書きます。夏まで待って摘んだ葉を、乳酸菌で発酵させます。漬物のような作り方なので、味に酸味があります。日本ではほとんどない種類のお茶です。 このお茶で、オートファジーが上がるという発表が出ています。培養した細胞で濃度を上げるほど活性が上がり、線虫では平均14パーセント寿命が延びました。比べる相手に置かれているのが、オートファジーを上げる物質としていちばん有名なラパマイシンです。 いちばん驚いたのはそこではありません。この研究で下がっていたたんぱく質が、前回のDEL-1の回で老化の目印として出した、まさにその2つでした。お茶の回なのに、前回に戻ってきます。 阿波晩茶にはもうひとつ、アレルギーの研究もあります。花粉症の薬が抑えているのはヒスタミンの道ですが、阿波晩茶が抑えていたのは、薬が届いていないもう一方の道でした。だから組み合わせることが考えられています。 最後に、一日の組み立て方と、ノンカフェインのお茶を見分ける簡単な方法をお話しします。茶の木からできているお茶と、そうでないお茶を分けるだけです。 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ YouTubeチャンネル開設! メインチャンネル(あやコーチ) ⁠⁠http://www.youtube.com/@wellhabits_aya⁠⁠ サブチャンネル(ガチ・アンチエイジングラジオ) ⁠⁠https://www.youtube.com/channel/UCtiIsCrc-5-enme4XHDm3nQ⁠⁠ ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ 最先端科学を応用した1週間アンチエイジングチャレンジを計画中興味がある方はオープンチャットでお待ちください ⁠⁠https://line.me/ti/g2/7Xp_ZPdjl74fgax2E23LvhXctBLVS1taqkKX8g?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default⁠ 参考文献 Saito E, et al. Association of green tea consumption with mortality due to all causes and major causes of death in a Japanese population: the Japan Public Health Center-based Prospective Study. Ann Epidemiol. 2015;25(7):512-518.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/25900254/(約9万人。1日5杯以上で全死亡が低く、がんでは関連が見られていない) 緑茶摂取と認知症リスク(村上コホート研究). J Nutr Health Aging. 2025;29:100615.(13,660人、12年追跡。1日600mL以上で25パーセント低い) 新潟大学「40〜74歳の地域在住日本人における緑茶摂取と認知症リスク」https://www.med.niigata-u.ac.jp/hyg/murakami/ Monobe M, et al. Cytotechnology. 2014.(農研機構。熱水ではEGCG、冷水ではEGCが主に浸出。培養細胞での実験) 糖化ストレス研究会「抗糖化作用をもつ市販茶の探索」2012年(78種類を試験管内で比較。上位5種がアミノグアニジンの8〜54倍、ブレンドで104倍) Tie2・リンパ・血管研究会 第4回学術集会資料(2018年)(Tie2活性化を促す成分としてヒハツ、シナモン、ルイボスが挙げられている) Fujikawa T, et al. Eucommia ulmoides leaf extract. J Nutr Sci. 2012.https://doi.org/10.1017/jns.2012.12(杜仲葉のアスペルロシドと胆汁酸。ラットの実験) 上原誉志夫ほか 杜仲茶のヒト試験(3か月摂取で血管内皮機能が11.8パーセント改善) Ellis LR, et al. A systematic review and meta-analysis of the effects of Hibiscus sabdariffa on blood pressure and cardiometabolic markers. Nutr Rev. 2021.https://doi.org/10.1093/nutrit/nuab104(17試験。血圧は12試験で、収縮期が7.10mmHg低下、拡張期は差として出ていない) 石堂美和子ほか「阿波晩茶エキスのオートファジー活性亢進作用」第25回日本抗加齢医学会総会(2025年6月)(HeLa細胞でtfLC3法。線虫N2で平均約14パーセントの寿命延長。対照にDMSOとラパマイシン。網膜色素上皮細胞でp21とp53が低下。学会発表) 徳島県立工業技術センター「阿波晩茶の成分分析」令和4年度(茶葉100gあたりカフェインは阿波晩茶1.5g、煎茶2.1g、紅茶3.0g。タンニンは8.1gと11.4g) 福井裕行(徳島大学)阿波晩茶の抗アレルギー作用(アレルギー疾患感受性遺伝子の発現を抑制。抗ヒスタミン薬とは別の経路) Lim JH, et al. DEL-1 is an Endogenous Senolytic Protein. Adv Sci. 2026;13:e09263.https://doi.org/10.1002/advs.202509263(前回の回で扱った研究。p21とp53を老化の目印として使っている)

  2. 3d ago

    中国数千年の知恵! 東洋医学で老化防止に冬すべきことは!【第63回】

    今回は最新科学を離れて、二千年ほど前の医学書の話をします。あやは薬膳セラピストの資格を持っているので、こちら側の話もできます。 『黄帝内経』という東洋医学のおおもとになっている本に、季節ごとの過ごし方を書いた章があります。その冬のところに、やってはいけないことが4つ並んでいます。 早起きしてはいけない。汗をかいてはいけない。薄着はいけない。そして、やる気を出してはいけない。 いま冬に流行っていることと、だいぶぶつかります。 とくに1つめが意外で、原文は「早く寝て、遅く起きろ」です。しかもそのあとに「必ず日の光を待て」と続きます。暗いうちに起きるな、ということですね。 ここだけ現代のデータも調べました。十一万六千人以上、延べ七千三百万夜を調べた研究で、北半球では冬の睡眠時間が夏より十五分から二十分長くなっていました。面白いのは、長くなっている理由です。早く寝ているからではなく、起きる時刻が二十五分遅いからでした。古典は早寝と遅起きの両方を言っているので、当たっているのは半分だけ、ということになります。 それから、なぜ冬にこの4つなのか。鍵になるのが腎という考え方です。西洋医学の腎臓とは別のもので、生まれ持った元手をしまっている場所とされます。それが減るのが老化だ、という説明の仕方です。 ここで驚いたのが、腎が弱ると出る場所です。骨、髄、歯、髪、耳、そして生殖。歳をとって気になるところが、ほぼ全部ひとつに入っています。 もうひとつ驚いたのが、腎が嫌うものです。寒さだと思っていたのですが、違いました。寒さを嫌うのは肺で、腎が嫌うのは乾燥です。言われてみると、冬は乾きます。暖房を入れるともっと乾きます。 同じ本には、人が歳をとっていく道筋も書かれています。女性は7年ごと、男性は8年ごと。その四十九歳のところに、月経の道が通らなくなる、とあります。現代の閉経年齢とほとんど違いません。 後半は食べものの話です。ここがいちばんの持ち帰りで、腎を補うといっても、温めるのか潤すのかで中身が逆になります。冬だからとにかく温めよう、という話ではありませんでした。のぼせている人がそれをやると、かえってつらくなります。 黒い食べものが冬だとされる理由と、腎に入る味が塩味なのに同じ本が塩の摂りすぎを戒めている話、そして昆布が冷やす側なのに冬の食材に入っている理由も扱います。 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ YouTubeチャンネル開設! メインチャンネル(あやコーチ) ⁠http://www.youtube.com/@wellhabits_aya⁠ サブチャンネル(ガチ・アンチエイジングラジオ) ⁠https://www.youtube.com/channel/UCtiIsCrc-5-enme4XHDm3nQ⁠ ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ 最先端科学を応用した1週間アンチエイジングチャレンジを計画中興味がある方はオープンチャットでお待ちください ⁠https://line.me/ti/g2/7Xp_ZPdjl74fgax2E23LvhXctBLVS1taqkKX8g?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default 参考文献 『黄帝内経』素問 四気調神大論冬「冬三月、此謂閉蔵」「早臥晩起、必待日光」「去寒就温、無泄皮膚、使気亟奪」「使志若伏若匿」「逆之則傷腎、春為痿厥、奉生者少」夏「夏三月、此謂蕃秀」「夜臥早起、無厭於日」「使気得泄」春「夜臥早起」/秋「早臥早起、与鶏倶興」 『黄帝内経』素問 上古天真論女性「七七、任脈虚、太衝脈衰少、天癸竭、地道不通」男性「七八、肝気衰、筋不能動、天癸竭、精少、腎蔵衰、形体皆極」「八八、則歯髪去」 『黄帝内経』素問 宣明五気篇「心悪熱、肺悪寒、肝悪風、脾悪湿、腎悪燥」「鹹入腎」 『黄帝内経』素問 五蔵生成篇「多食鹹、則脈凝泣而変色」 『黄帝内経』素問 蔵気法時論「五穀為養、五果為助、五畜為益、五菜為充、気味合而服之、以補精益気」 『黄帝内経』霊枢 本蔵篇(衛気) Scott H, et al. Variations in sleep duration and timing. SLEEP. 2025;48(9):zsaf099.https://doi.org/10.1093/sleep/zsaf099(116,879人、41か国、延べ約7,300万夜。観察研究で、データ提供元は機器メーカー) Huang D, et al. Cold exposure impairs extracellular vesicle swarm-mediated nasal antiviral immunity. J Allergy Clin Immunol. 2022.https://www.jacionline.org/article/S0091-6749(22)01423-3/fulltext(ヒトの鼻粘膜細胞と鼻粘膜組織での実験) 国立天文台 暦要項(2026年の立冬は11月7日)https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/yoko/2026/rekiyou262.html

  3. Oct 30

    ゾンビ細胞を減らして若返るヒントを見つけたよ!【第62回】

    老化細胞の話は、この番組で何回かしてきました。分裂をやめたのに死なない、ゾンビ細胞です。 今回はその続きで、2つ新しい話をします。 ひとつめ。老化細胞を取り除く薬の臨床試験の結果が出ました。閉経後の女性60人に、28日ごとに短く飲んでもらって20週間。いちばん知りたかった数値は動きませんでした。ところが、飲む前に老化細胞がどれくらいたまっているかを測ってあって、そこで3つに分けてみると、いちばんたまっていた人たちだけ、骨をつくる数値が34パーセント上がって、20週間後に腕の骨の骨密度が2.7パーセント上がっていました。 掃除する薬は、汚れている人にしか効かなかった、ということになります。 ふたつめ。そもそも掃除は誰がやっているのか、という話です。 死んだ細胞を食べるのはマクロファージですが、この細胞、勝手には食べません。「食べていいよ」の札が出ていないと素通りします。研究者はこれをイート・ミー・シグナルと呼んでいます。逆に「食べるな」の札もあって、老化細胞はそれを強く出している。だから掃除されずに居残ります。 その「食べていいよ」の札を出させる分子が見つかっていて、DEL-1といいます。見つかった場所が歯ぐきで、作っているのは血管の内側の壁の細胞です。一酸化窒素を作っているのと同じ細胞ですね。 今年の1月に出た論文では、この分子が札を出させるだけでなく、老化細胞を自分で死なせていることがわかりました。しかも健康な細胞には手を出しません。骨の中でいちばん老化細胞がたまりやすい一群が、いちばんよく増えて、いちばん骨になりやすい一群だった、という話も出てきます。 いちばん驚いたのはここです。歳をとったマウスは、骨を溶かしたあと、放っておいても治りません。そこにこの分子を入れると、若いマウスと同じように骨ができました。治らなくなっていたのではなくて、合図が足りなかっただけでした。 後半は、1950年代からある抗生物質が、なぜか肺の病気に効くと言われてきた理由の話と、XPRIZEが骨を測っていないという話をします。 最後に、今日からできることを話します。この分子を増やす生活習慣について、論文として出ているものは見つかりませんでした。ですが、減る理由のほうははっきりしています。そして、その答えが歯ぐきに戻ってきます。 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ YouTubeチャンネル開設! メインチャンネル(あやコーチ) ⁠http://www.youtube.com/@wellhabits_aya⁠ サブチャンネル(ガチ・アンチエイジングラジオ) ⁠https://www.youtube.com/channel/UCtiIsCrc-5-enme4XHDm3nQ⁠ ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ 最先端科学を応用した1週間アンチエイジングチャレンジを計画中興味がある方はオープンチャットでお待ちください ⁠https://line.me/ti/g2/7Xp_ZPdjl74fgax2E23LvhXctBLVS1taqkKX8g?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default 参考文献 Lim JH, et al. DEL-1 is an Endogenous Senolytic Protein that Inhibits Senescence-Associated Bone Loss. Adv Sci. 2026;13:e09263.https://doi.org/10.1002/advs.202509263(マウスの研究。ヒトを対象とした実験は含まれていない) 新潟大学プレスリリース(2026年1月30日)https://www.niigata-u.ac.jp/wp-content/uploads/2026/01/260130rs.pdf 日本医療研究開発機構(AMED)プレスリリースhttps://www.amed.go.jp/news/seika/files/000155407.pdf 前川知樹「内因性抗炎症分子DEL-1誘導による歯周病治療法の基盤研究」日本歯周病学会会誌 2021;63(3):97-104.https://www.jstage.jst.go.jp/article/perio/63/3/63_97/_pdf(開示すべき利益相反なしと記載) Effects of intermittent senolytic therapy on bone metabolism in postmenopausal women: a phase 2 randomized controlled trial. Nat Med. 2024;30(9):2605-2612.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/38956196/(60人。主要評価項目のCTxは両群で差なし。層別解析は探索的) Choi EY, et al. Del-1, an endogenous leukocyte-endothelial adhesion inhibitor, limits inflammatory cell recruitment. Science. 2008;322:1101-1104. Eskan MA, et al. The leukocyte integrin antagonist Del-1 inhibits IL-17-mediated inflammatory bone loss. Nat Immunol. 2012;13:465-473.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/22447028/ Maekawa T, et al. Antagonistic effects of IL-17 and D-resolvins on endothelial Del-1 expression through a GSK-3β-C/EBPβ pathway. Nat Commun. 2015;6:8272.https://www.nature.com/articles/ncomms9272(レゾルビンD1は定常状態まで戻すところまで) Kourtzelis I, et al. DEL-1 promotes macrophage efferocytosis and clearance of inflammation. Nat Immunol. 2019;20:40-49. Yuh DY, et al. The secreted protein DEL-1 activates a β3 integrin-FAK-ERK1/2-RUNX2 pathway and promotes osteogenic differentiation and bone regeneration. J Biol Chem. 2020;295:7261-7273. Shin J, et al. DEL-1 restrains osteoclastogenesis and inhibits inflammatory bone loss in nonhuman primates. Sci Transl Med. 2015;7:307ra155. Maekawa T, et al. Erythromycin inhibits neutrophilic inflammation and mucosal disease by upregulating DEL-1. JCI Insight. 2020;5:e136706. Sirisereephap K, et al. iScience. 2024;27:108798.(老化マウスに9日間の全身投与で歯槽骨が再生) Johmura Y, et al. Senolysis by glutaminolysis inhibition ameliorates various age-associated disorders. Science. 2021;371:265-270.(東京大学。番組で「東大の物質」と呼んだBPTES) Inonu E, et al. Salivary Del-1, IL-17, and LFA-1 levels in periodontal health and disease. J Periodontal Res. 2020;55(4):511-518.https://doi.org/10.1111/jre.12738(180人。歯周炎でDel-1が低く、IL-17が高い) Englund DA, et al. Exercise reduces circulating biomarkers of cellular senescence in humans. Aging Cell. 2021.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34101960/(34人。対照群なし) XPRIZE Healthspanhttps://www.xprize.org/competitions/healthspan

  4. Oct 27

    最新研究で見えてきたもっと食べるといいもの【第61回】

    最近、「植物性食品をもっと食べましょう」というメッセージを、あちこちで見かけませんか。 地中海食、腸活、健康長寿、そして地球環境。違う分野の専門家たちが、そろって植物性食品を勧めるようになっています。 でも、ちょっと待ってください。ポテトチップスも、フライドポテトも、コーラの砂糖も、もとをたどれば植物です。だったら、いったい何を食べればいいのでしょうか。 今回、最近の研究を追いかけてみたら、植物性食品が注目される理由が、以前とはずいぶん変わっていることがわかりました。そして、日本人にとって本当に大切なのは、海外でよく言われる「肉を減らすこと」とは少し違うところにありました。 まずは、2025年に発表された、世界5つの集団、2万1561人の腸内細菌を調べた研究です。肉を食べる人、ベジタリアン、ヴィーガンでは、腸内細菌の顔ぶれが違いました。ところが、肉を食べる人でも、植物性食品を多く食べている人には、ヴィーガンに特徴的な腸内細菌が多く見つかったのです。 つまり、肉を食べるか食べないかだけでなく、植物性食品をどれだけ食べているかが重要らしい。 では、植物性食品を増やせば、実際に体は変わるのでしょうか。 2026年7月に発表された研究では、30種類以上の植物原料を使った食品を6週間とってもらいました。その結果、腸内細菌の構成が変化し、便秘や消化不良、おなかの張りなどの自覚症状にも改善が見られました。元気が出たと答える人も増えています。 ところが、別に調べた食後血糖値には、はっきりした変化がありませんでした。 腸内細菌は変わった。でも、それが血糖値などの健康指標の改善につながるかどうかは、まだわからない。食事と健康の研究の難しさが、よくわかる結果です。 一方、もっと長い時間で見ると、違う景色が見えてきます。 2025年の『Nature Medicine』には、アメリカの10万人以上を最長30年間追跡した研究が掲載されました。大きな病気がなく、認知機能も身体機能も、心の健康も保ったまま70歳を迎えた人は、全体のわずか9.3%。 その健康的な老化と関連していたのが、果物、野菜、豆類、全粒穀物、ナッツ、良質な脂質などが豊富な食事でした。 そして今回、特に面白かったのが日本人のデータです。 約7万人を18年間追跡した研究では、植物性たんぱく質を多くとる人ほど死亡リスクが低い傾向が見られました。さらに、赤身肉のたんぱく質を植物性たんぱく質に置き換えた場合は約34%、加工肉では約46%、死亡リスクが低いという推計が出ています。 ただし、これは実際に食事を変更させた実験ではなく、統計的な置き換え分析です。 そして、もうひとつ意外な事実があります。 日本人は、全粒穀物を驚くほど食べていません。世界平均が1日約38gだったのに対して、日本人はわずか約8g。しかも、日本の食事指針には、全粒穀物をどれくらい食べるべきかという明確な推奨がありません。 野菜を食べることは気にしていても、毎日食べる白いごはんについては、あまり考えていなかったのではないでしょうか。 だからといって、無理に玄米食へ切り替える必要はありません。もち麦や押し麦、雑穀をいつものごはんに少し混ぜる。赤身肉やハム、ソーセージの出番を、ときどき納豆や豆腐に替える。そして、つい不足しがちな果物を食べる。 今回の放送では、なぜ植物性食品がこれほど注目されているのか、その研究の面白さと限界、そして日本人が今日からできる食事の工夫をお話しします。 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ YouTubeチャンネル開設! メインチャンネル(あやコーチ) http://www.youtube.com/@wellhabits_aya サブチャンネル(ガチ・アンチエイジングラジオ) https://www.youtube.com/channel/UCtiIsCrc-5-enme4XHDm3nQ ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ 最先端科学を応用した1週間アンチエイジングチャレンジを計画中興味がある方はオープンチャットでお待ちください https://line.me/ti/g2/7Xp_ZPdjl74fgax2E23LvhXctBLVS1taqkKX8g?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default Fackelmann G, et al. Gut microbiome signatures of vegan, vegetarian and omnivore diets and associated health outcomes across 21,561 individuals. Nature Microbiology. 2025;10:41–52.https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC11726441/(5つのコホート、21,561人。食事パターンと腸内細菌の関連を調査。観察研究であり、因果関係を証明したものではない) Creedon AC, et al. Does a diverse whole-food plant-based dietary intervention improve gut microbiome composition, gut symptoms, energy and hunger in healthy adults? A randomised controlled trial. British Journal of Nutrition. 2026.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/42423005/(6週間のランダム化比較試験。解析対象349人。30種類以上の植物原料を含む食品ブレンドの介入。腸内細菌構成と一部の自覚症状に変化が認められた。食後血糖値は別のサブ試験で評価。研究者にZOE社の関係者を含む) McDonald D, et al. American Gut: an Open Platform for Citizen Science Microbiome Research. mSystems. 2018;3(3).https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC5954204/(週30種類を超える植物性食品の摂取と腸内細菌の多様性の関連。「30種類」は厳密な健康効果の境界値ではない) Tessier AJ, et al. Optimal dietary patterns for healthy aging. Nature Medicine. 2025;31:1644–1652.https://www.nature.com/articles/s41591-025-03570-5(105,015人、最長30年追跡。健康的な老化の達成率9.3%。植物性食品を多く含む良質な食事パターンとの関連を分析) Budhathoki S, et al. Association of Animal and Plant Protein Intake With All-Cause and Cause-Specific Mortality in a Japanese Cohort. JAMA Internal Medicine. 2019;179(11):1509–1518.https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC6714005/(日本人70,696人、平均18年追跡。赤身肉・加工肉のたんぱく質を植物性たんぱく質に置き換えた場合の死亡リスクを統計的に推計。実際の食事介入ではない) 池田奈由「日本における全粒穀物摂取,とくに玄米摂取の現状と課題:公衆衛生学的および医療経済学的視点からの考察」日本公衆衛生雑誌. 2025;72(9):591–595.https://www.jstage.jst.go.jp/article/jph/72/9/72_25-040/_article/-char/ja(日本の全粒穀物摂取量約8g、世界平均約38gは過去の推計に基づく。白米の一部を玄米に置き換えた場合の糖尿病発症抑制シミュレーションも紹介) Rockström J, et al. The EAT-Lancet Commission on healthy, sustainable, and just food systems. The Lancet. 2025;406:1625–1700.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/41046857/(2019年のEAT-Lancet報告の改訂版。健康的で持続可能な食事と、食品生産による環境負荷を検討) 厚生労働省 e-ヘルスネット「果物1日200gのすすめ」https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/food/e-01-003(2023年の国民健康・栄養調査で、成人の果物摂取量は平均約93g。果物をまったく食べない人は40.1%。健康日本21〈第三次〉の目標は1日200g) 厚生労働省「令和5年 国民健康・栄養調査報告」https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/eiyou/r5-houkoku_00001.html 参考文献

  5. Oct 23

    アロマって本当に効果ある? 嗅覚と老化の密接な関係【第60回】

    アロマって、気分の話だと思っていませんか。 今回、研究を集められるだけ集めてみたのですが、いちばん弱かったのが、まさにその気分のところでした。そして、思っていなかったところに面白い話がいくつも転がっていました。 前半は、使ってみたくなる話を4つ。 ネロリという、ビターオレンジの花から採る精油があります。韓国で閉経後の女性63人に、アーモンドオイルで薄めたものを1日2回、5分ずつかいでもらった試験では、たった5日間で更年期の症状のスコアが下がりました。ところが、血液中の女性ホルモンはまったく動いていません。ホルモンを足したのとは、別の道で効いていることになります。 ローズマリーは、髪の話です。男性100人を2つに分けて、片方に薄毛の塗り薬、片方にローズマリーの精油を1日2回、6か月。毛の本数の増え方が、ほぼ同じでした。 そして、今回いちばん設計がしっかりしていたのが、円形脱毛症の試験です。4種類の精油を混ぜたオイルで毎日頭皮をマッサージしたグループと、精油を入れないオイルで同じようにマッサージしたグループ。改善した人が44パーセント対15パーセントでした。番組では、この試験で「香りだけは隠せなかった」という問題を研究者がどう乗り越えたかもお話しします。 4つめがグレープフルーツ。かぐとやせる、という昔の話の出どころを追いかけたら、ネズミにたどり着きました。しかも同じ研究で、ラベンダーをかがせると全部が逆になります。 後半は、精油の種類ではなく、においをかぐということ自体の話です。 においが落ちている人は、その後の死亡リスクが高い。11本の研究、2万1600人ぶんを集めたまとめで、だいたい1.5倍です。しかも、追いかけた期間が長い研究ほど関連が弱くなる。つまり、においは遠い未来を予言しているのではなく、今の体を映しているということ。 そして、そのにおいは鍛えられます。4つの香りを朝と晩にかぐだけ。36本の研究を集めたまとめで、ちゃんと効果が出ています。ただ、伸びるところが面白くて、薄いにおいに気づく力だけは伸びません。鼻ではなく、脳のほうが読み取りをおぼえているからです。 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ YouTubeチャンネル開設! メインチャンネル(あやコーチ) ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠www.youtube.com/@wellhabits_aya⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ サブチャンネル(ガチ・アンチエイジングラジオ) ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠youtube.com/channel/UCtiIsCrc-5-enme4XHDm3nQ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ 最先端科学を応用した 1週間アンチエイジングチャレンジを計画中 興味がある方はオープンチャットでお待ちください https://line.me/ti/g2/7Xp_ZPdjl74fgax2E23LvhXctBLVS1taqkKX8g?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default 参考文献 Karimi L, et al. Aromatherapy for the Management of Menopause Symptoms: An Updated Systematic Review and Meta-analysis. J Caring Sci. 2025;14(1):58-71.https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC12085768/ Choi SY, et al. Effects of Inhalation of Essential Oil of Citrus aurantium L. var. amara on Menopausal Symptoms, Stress, and Estrogen in Postmenopausal Women. Evid Based Complement Alternat Med. 2014.https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC4082953/(血清エストロゲンは群内・群間とも有意差なし) Panahi Y, et al. Rosemary oil vs minoxidil 2% for the treatment of androgenetic alopecia. Skinmed. 2015;13(1):15-21.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/25842469/(男性のみ。無治療群はなし) Hay IC, et al. Randomized trial of aromatherapy. Successful treatment for alopecia areata. Arch Dermatol. 1998;134(11):1349-1352.https://jamanetwork.com/journals/jamadermatology/fullarticle/189618(参加者の盲検が破れていた可能性は著者自身が認めており、評価は写真で盲検化されている) Xu K, et al. Effects of aromatherapy on sleep quality in older adults: A meta-analysis. Medicine. 2024;103(49):e40688.(マッサージのサブグループは2研究のみ) 永井克也「嗅覚刺激の自律神経と生理機能に与える影響」日本味と匂学会誌 2006;13(2):157-168.https://www.jstage.jst.go.jp/article/tasteandsmell/13/2/13_KJ00004361867/_article/-char/ja/(ラットの研究。ヒトでの体重変化を確認したものではない) Pang NYL, et al. Association of Olfactory Impairment With All-Cause Mortality. JAMA Otolaryngol Head Neck Surg. 2022;148(5):436-445.https://jamanetwork.com/journals/jamaotolaryngology/fullarticle/2790855(11研究21,601人。統合ハザード比1.52、補正後1.21。GRADE中等度) Delgado-Lima AH, et al. The efficacy of olfactory training in improving olfactory function: a meta-analysis. Eur Arch Otorhinolaryngol. 2024;281(10):5267-5284.https://link.springer.com/article/10.1007/s00405-024-08733-7(36論文。閾値は訓練群と対照群で有意差なし) 嗅覚訓練のやり方(Fifth Sense/SmellTaste、英国の患者団体)https://www.smelltaste.org.uk/smell-training/ Woo CC, et al. Overnight olfactory enrichment using an odorant diffuser improves memory and modifies the uncinate fasciculus in older adults. Front Neurosci. 2023;17:1200448.https://doi.org/10.3389/fnins.2023.1200448(43人。有意差は記憶検査の一部のみ。資金提供はProcter & Gamble) 浦上克哉「におい、嗅覚機能と認知症予防」日本耳鼻咽喉科学会会報 2019;122(4):563-564.https://www.jstage.jst.go.jp/article/jibiinkoka/122/4/122_563/_article/-char/ja/ Kasper S, et al. Lavender oil preparation Silexan is effective in generalized anxiety disorder. Int J Neuropsychopharmacol. 2014;17(6):859-869.(539人。資金提供は製造元。ドイツでは医薬品として承認) アロマの薬機法広告ガイドhttps://www.yakujihou.com/knowledge/aroma_hyogen/ 【獣医師解説】猫にアロマや柔軟剤は危険?https://nekohana.jp/blogs/blog/cats-aroma-danger 熊谷千津、山川義徳「40代女性のQOLと脳構造に与えるゼラニウム精油嗅覚刺激の影響」アロマテラピー学雑誌 2017;18(1):1-7.https://www.jstage.jst.go.jp/article/aeaj/18/1/18_180101/_article/-char/ja/(対照群なし)

  6. Oct 20

    唾液や飲み物でむせることが増えたら老化が進んでるかも【第59回】

    最近、自分の唾液でむせそうになった。飲み物が変なところに入って、ぶほっとなった。心当たりのある方は、けっこう多いのではないでしょうか。 今回は、のどの話をします。 まず、数字をひとつ。私たちは1時間に18回、つばを飲んでいると言われています。誰も数えていないので実感がないのですが、1日にすると大変な回数です。そして誤嚥性肺炎を起こす方は、1時間に5回だそうです。飲み込む回数が減ることと、肺炎がつながっていました。 1回のゴックンにかかる時間は、0.5秒から0.8秒。その一瞬のあいだに、体は空気の道にふたをして、食べ物の道だけを開けています。のどは、空気と食べ物の両方が通る交差点なのです。 では、なぜむせるようになるのか。ここは仕組みを聞くと一発で納得できます。のどぼとけは、上から筋肉で吊られています。年齢とともにその筋肉がゆるみ、位置がだんだん下がってくる。ところが、飲み込むときに持ち上げなければいけない高さは、前と同じなのです。スタート位置が下がって、ゴールは同じ。持ち上げる距離が増えているのに、持ち上げる力は落ちている。 そして、この衰えが始まるのは40代からと言われています。高齢になって急に落ちるのではなく、ずっと前から少しずつ下がっているのです。 番組の中では、のどの力を2人で測ってみます。「パ」「タ」「カ」をできるだけ速く繰り返すというもので、歯科で実際に使われている検査です。基準は1秒あたり6回。ストップウォッチがあればご自宅でもできますので、よかったら一緒にやってみてください。 後半は、声の話です。更年期になると女性の声は低くなります。女性ホルモンが減ると声帯がむくんで厚く太くなるため、低い音が出るようになるのです。同じキーで歌えなくなった、というのは気のせいではありませんでした。しかも男性は逆で、声帯が萎縮して細く高くなる傾向があるとされています。 さらに面白いのが、声がかすれる仕組みです。声は声帯を閉じて、そこに息を当てて出しています。筋肉が衰えると閉じきらなくなり、隙間から息が漏れる。つまり、飲み込みのときにふたをするのと、声を出すのと、同じ「閉じる力」の話だったのです。 鍛え方は4つ紹介します。中心になるのは開口訓練で、大きく口を開けて10秒、しっかり閉じて10秒休む、これを2セット、朝と夕方。それから、歌うという方法についても。12週間カラオケをやってもらったグループで、舌圧が上がったという研究があります。体操は3日で飽きますが、歌は続きます。 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ YouTubeチャンネル開設! メインチャンネル(あやコーチ) ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠www.youtube.com/@wellhabits_aya⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ サブチャンネル(ガチ・アンチエイジングラジオ) ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠youtube.com/channel/UCtiIsCrc-5-enme4XHDm3nQ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ 最先端科学を応用した 1週間アンチエイジングチャレンジを計画中 興味がある方はオープンチャットでお待ちください https://line.me/ti/g2/7Xp_ZPdjl74fgax2E23LvhXctBLVS1taqkKX8g?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default 参考文献 公益財団法人長寿科学振興財団「健康長寿ネット」オーラルフレイル・口腔機能低下症の診断https://www.tyojyu.or.jp/net/topics/tokushu/orarufureiruyobo-taberuchikara-ikiruchikara/orarufureiru-kokukinoteikasho-shindan.html(オーラルディアドコキネシスの基準として、パ・タ・カのいずれか1つでも1秒あたり6回未満で舌口唇運動機能低下と判定されること。最大舌圧30kPa未満で低舌圧と判定されること。口腔機能低下症は7項目中3項目以上に該当で診断されること) Fu Y, et al. Frequent Karaoke Training Improves Frontal Executive Cognitive Skills, Tongue Pressure, and Respiratory Function in Elderly People: Pilot Study from a Randomized Controlled Trial. International Journal of Environmental Research and Public Health. 2020;17(4):1459.https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC7068312/(介護施設入居者を対象とした12週間のランダム化対照試験のパイロット。登録28名、ランダム化26名、解析23名。平均年齢82.43歳。対照群はスクラッチアート。舌圧は介入群+3.71kPa、対照群−1.55kPaで有意差(p=0.040)。努力吸気1秒量と前頭葉機能検査でも有意差。MoCA、FVC、FEV1では有意差なし。カラオケ機器は開発会社から提供されており、利益相反の記載がある) 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会「嚥下障害」(加齢により喉頭の位置が下がること、ふさぐために必要な位置は変わらないこと、サルコペニアにより喉頭挙上や咽頭収縮の速度が落ちること、水物は流れ込む速度が速くむせやすいこと、受診の目安、肺炎の約7割が誤嚥によるものであること) JCHO宮崎江南病院リハビリテーション部「のどを若返らせて誤嚥を予防しよう」(健康な人は1時間に約18回、誤嚥性肺炎を起こす人は1時間に約5回つばを飲み込むこと。1回の嚥下は約0.5〜0.8秒。唾液は1日約1.5リットル。飲み込む力は40代からゆるやかに衰えはじめること。肺炎が80歳以上の死因の第1位であること) 公益財団法人8020推進財団「飲み込むパワー(嚥下機能)をつける体操」(開口訓練は10秒保持を2セット、朝夕。おでこ体操、ベロ出しごっくん体操、ごっくん体操の手順。おでこ体操は首に痛みのある方や高血圧の方は避けること) 更年期と声の変化についての解説(女性ホルモンの減少により血流が低下し、声帯がむくんで厚く太くなるため、かすれや低音化が起こるとされること。主に40〜50代の閉経前後10年間に起こること。男性は加齢により声帯が萎縮して細く高くなる傾向があること。変化のサインと、ストロー発声法・息こらえトレーニング)

  7. Oct 16

    秋の夜長にアンチエイジング入浴を! 入浴剤は目的で選んでね【第58回】

    寒くなってきました。湯船がありがたい季節です。 今回は、お風呂に何を足すと変わるのかという話をします。入浴剤の棚って楽しいのですが、どれを選べばいいのかよく分かっていない方も多いのではないでしょうか。調べてみたら、種類によってやっていることがまったく違いました。 まず前提として、毎日湯船に入る習慣には、日本の研究でいくつも関連が出ています。3万76人を約20年追った研究では、ほとんど毎日入る人で虚血性心疾患の発症が35パーセント低く、脳卒中全体で26パーセント低い。要介護認定、認知症、気分の落ち込みについても、同じ方向の報告があります。 そのうえで、今回のいちばんの中身は入浴剤です。 炭酸系は、実は医療でも使われています。人工炭酸泉といって、足の血管が詰まる病気や慢性心不全の治療に用いられているものです。そして面白いのが、炭酸のお湯は同じ温度のふつうのお湯より約2度温かく感じるという点。つまり、ぬるめのお湯で深く温まれます。使い方のコツも2つお伝えします。 香り系は、体ではなく頭に効きます。においの信号は、ほかの感覚と違って嗅球から大脳辺縁系へ直接届きます。情動、記憶、ホルモン、自律神経を担っている場所です。香りがリラックスに効くのは、気のせいではなく配線の話なのです。だから、選ぶ基準もひとつに決まります。 ただし、猫を飼っているお家は使わないでください。猫は精油の成分を解毒する仕組みが弱く、「少量なら大丈夫」が通りません。番組の中では、漢方系なら大丈夫だと思って成分表を見たら引き返すことになった話もしています。生薬も植物なのです。 ソルト系については、SNSの口コミで買ってみた感想から。マグネシウムが皮膚から吸収されているのか調べたら、そこの根拠は弱かったのですが、それでも使う価値はあると思っています。 そして最後に、温度の話をします。入浴中の事故による死亡は、年間約1万9,000人と推計されています。安全の目安は41度以下で10分程度。ここがいいところで、その範囲が、睡眠に効果が出た温度の範囲とほぼ重なっています。 つまり、がんばらなくていいのです。 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ YouTubeチャンネル開設! メインチャンネル(あやコーチ) ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠www.youtube.com/@wellhabits_aya⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ サブチャンネル(ガチ・アンチエイジングラジオ) ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠youtube.com/channel/UCtiIsCrc-5-enme4XHDm3nQ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ 最先端科学を応用した 1週間アンチエイジングチャレンジを計画中 興味がある方はオープンチャットでお待ちください https://line.me/ti/g2/7Xp_ZPdjl74fgax2E23LvhXctBLVS1taqkKX8g?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default Ukai T, et al. 浴槽入浴頻度と虚血性心疾患・脳卒中発症リスクとの関連(JPHC研究)https://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/8486.html(1990年時点で40〜59歳の30,076人を約20年追跡。「週2回以下」を基準として「ほとんど毎日」群では虚血性心疾患35%低下、脳卒中全体26%低下、脳出血46%低下、脳梗塞23%低下。心筋梗塞と心臓突然死、くも膜下出血では有意な関連なし。BMI、飲酒、喫煙、運動、睡眠などを調整しても結果は大きく変わらなかったと報告されている) お風呂の習慣(浴槽入浴)で要介護認定が3割減(JAGESプロジェクト)https://www.jages.net/library/pressrelease/?action=cabinet_action_main_download&block_id=1900&room_id=549&cabinet_id=155&file_id=7582&upload_id=9178(要介護認定を受けていない高齢者13,786人を3年追跡。浴槽入浴が週7回以上の群は週0〜2回の群と比べ、夏0.72、冬0.71) 日本の地域在住高齢者における浴槽入浴頻度と認知症発症の関連:JAGESコホートデータによる9年間追跡研究。日本温泉気候物理医学会雑誌 2025;88(2):73-82.https://www.jstage.jst.go.jp/article/onki/88/2/88_2365/_article/-char/ja/(認知症判定の対象8,317人、9年間で1,430人(17.2%)が認知症と判定。競合リスクモデルによるサブハザード比は夏0.74(95%CI 0.62-0.88)、冬0.82(95%CI 0.70-0.97)) 高齢者の浴槽入浴頻度と抑うつ発症との関連:JAGESプロジェクトによる6年間のコホート研究。日本温泉気候物理医学会雑誌 2024;87(2):49-55.https://www.jstage.jst.go.jp/article/onki/advpub/0/advpub_2359/_article/-char/ja/(夏6,452人、冬6,465人を6年追跡。調整後オッズ比は夏0.84(有意差なし)、冬0.76(95%CI 0.59-0.98)。季節性のうつ(冬季うつ)を調べた研究ではない) Haghayegh S, et al. Before-bedtime passive body heating by warm shower or bath to improve sleep: a systematic review and meta-analysis. Sleep Medicine Reviews. 2019.https://news.utexas.edu/2019/07/19/take-a-warm-bath-1-2-hours-before-bedtime-to-get-better-sleep-researchers-find/(5,322件の研究を精査。水温約40〜43℃、就寝1〜2時間前の入浴で睡眠の質が改善し、入眠潜時が平均約10分短縮) 前田眞治「炭酸泉の医学的効果」日本温泉気候物理医学会雑誌 第75巻第1号(炭酸ガスによる血管拡張、同温度のさら湯より約2℃温かく感じること、人工炭酸泉が末梢動脈疾患や慢性心不全の治療に用いられていることについて) 炭酸風呂に入ることで得られる効果とは?(花王)https://www.kao.co.jp/health-care/bath/009/(炭酸濃度の目安、40℃前後で10分以上、完全に溶けてから入ること、効果が約2時間持続すること、泡そのものには体への作用が認められないことについて) 冬季に多発する高齢者の入浴中の事故に御注意ください!(消費者庁)https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/caution/caution_042/assets/consumer_safety_cms204_20201119_02.pdf(入浴中の事故による死亡は年間約1万9,000人と推計。家庭の浴槽での溺死は2018年に5,398人、9割以上が65歳以上。安全の目安として41℃以下、10分程度までが示されている) 【獣医師解説】猫にアロマや柔軟剤は危険?https://nekohana.jp/blogs/blog/cats-aroma-danger(猫はグルクロン酸抱合を行う酵素の遺伝子が働かないとされること、ティーツリーオイルで猫3頭が中毒を起こした1998年の報告、リモネンとピネンが代謝しにくい成分の代表とされることについて) ツムラのくすり湯 バスハーブ 製品情報https://www.tsumura.co.jp/brand/products/bathliquid/bathherb.html(有効成分はトウキ、センキュウ、ハマボウフウ、チンピ、ハッカ、カミツレの生薬抽出エキス。添加物に香料を含む) エプソムソルトの効果とは?科学的根拠と正しい使い方を専門医が解説https://aiplusclinic-tamaplaza.com/service/epusomusoruto-effects/(マグネシウムの経皮吸収についてのエビデンスの評価、無機塩類による温浴効果、使用上の注意について) 40度×20分の入浴で疲労回復! 睡眠リズムを整える「HSP」の増やし方(Tarzan No.831)https://tarzanweb.jp/post-260188(健康な男性11人を対象に42℃5分群と40℃20分群を比較し、40℃20分群で2日後に血中HSPの有意な増加がみられたとされる研究について。株式会社バスクリンと修文大学健康栄養学部の共同研究)

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「なんだか疲れやすくなった」「若い頃と体が違う気がする」——そう感じているなら、それは体内時計が老化しているサインかもしれません。最先端のアンチエイジング科学をわかりやすくひも解きながら、体の時計を巻き戻すヒントをお届けします。アンチエイジングコーチのあやと、アンチエイジングに興味津々ののりがお送りする、ガチで使えるアンチエイジングラジオです。 火・金配信予定

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