編集長の仕事部屋

潮編集部/潮プラス編集チーム〈潮出版社〉

『潮』最新号の読みどころをご紹介する「編集長の仕事部屋」 月刊『潮』編集長の末松が、最新号の注目記事や、取材を通して感じたことをお届けします。 「編集長の仕事部屋」は、動画番組として配信します。

  1. 2d ago

    高市政権で浮上「非核三原則」見直し 被爆国・日本は何を選ぶのか

    「持たず、作らず、持ち込ませず」。被爆国・日本が掲げてきた非核三原則を、いま見直す必要はあるのでしょうか。 月刊『潮』11月号では、特集「自由・安心・平和を守る政治とは」を掲載。広島在住のジャーナリストで、読売新聞政治部長や広島テレビ放送社長などを歴任した三山秀昭さんが、「非核三原則見直しは百害あって一利なし」と題して論じています。 安全保障環境が厳しさを増すなか、高市政権は安保三文書の見直しを進めています。その過程で浮上しているのが、非核三原則の「持ち込ませず」の扱いや、米国の核兵器を日本国内に配備して共同運用する「核共有」をめぐる議論です。 しかし、被爆国である日本が非核三原則を見直せば、国際社会にどのようなメッセージを送ることになるのでしょうか。三山さんは、核不拡散条約(NPT)体制をさらに弱体化させ、核拡散の動きをドミノのように広げる引き金になりかねないと警鐘を鳴らします。 番組では、戦後の日米間に存在した核持ち込みをめぐる密約、1991年の米国による核戦略の転換、民主党政権下で行われた密約調査などをたどります。その歴史から見えてくるのは、現時点で非核三原則を見直す必要性は乏しく、現在の枠組みを維持することが国益にかなうという考えです。 日本の安全を守ることと、核兵器を持たない原則を貫くことをどう両立させるのか。月刊『潮』編集長の末松が、本稿の読みどころを紹介します。

  2. Oct 15

    内田樹さんが語る「AI時代の学び」 師弟関係こそが学びを起動させる

    質問を入力すれば、わずか数秒で整った答えを返してくれる生成AI。便利さを享受する一方で、私たちは「考えること」や「言葉を探すこと」までAIに任せてはいないでしょうか。 月刊『潮』11月号では、特別企画「AIと生きる時代の人間力」を掲載。思想家で武道家の内田樹さんによる論考「師弟関係こそが学びを起動させる」では、AI時代における教育と学びの本質を考えます。 内田さんが教育で重視するのは、師匠やメンターと出会い、その人についていくなかで自分自身が変わっていくことです。しかし、すぐに答えや対価を求める消費者的な姿勢では、こうした学びは始まりません。 自分で悩み、考え、言葉を探す前にAIへ質問する。内田さんは、これを「言語活動の外部委託」と表現し、母語を身につける大切な過程が失われる危険を指摘します。 さらに、災害による停電やサービスの終了などでAIが使えなくなったとき、私たちは学び続けられるのか。阪神・淡路大震災を経験した内田さんが語る「紙の本」の耐久性や、顔と顔を向き合わせる関係の大切さも紹介します。 AIを否定するのではなく、便利に使いながら、自分自身で学び続ける力も手放さない。そのために必要な備えとは何か。月刊『潮』編集長の末松が、本稿の読みどころを紹介します。

  3. Oct 6

    いさ進一・秋野公造が語る 日中関係の突破口と熊本復興の現場

    関係が厳しいときに、なぜ中国を訪問するのか。災害の被災地で、政治家は何をすべきなのか。 月刊『潮』11月号では、衆議院議員・いさ進一さんの「日中関係の未来と『中道』のこれから。」と、参議院議員・秋野公造さんの「徹底した現場主義で公明党は熊本の復興に尽くしていく。」を掲載しています。 いさ進一さんは、超党派の議員団を率いて中国を訪問しました。当初1時間の予定だった会談は2時間に及び、儀礼的な面会ではなく、実務的な意見交換が行われたといいます。 中国訪問に対しては、「中国にこびている」といった批判も寄せられました。しかし、相手が何を考え、どこまでなら合意できるのかは、顔を合わせて話さなければ分かりません。 厳しい関係にあるからこそ、対話の糸口をつくる。その訪問をきっかけとして、その後も政界や経済界による交流が続きました。いささんの行動から、日本外交と「中道」の役割を考えます。 後半では、秋野公造さんが熊本地震の復旧支援について語ります。 被災地へのトイレカー派遣では、国会議員が車両を手配し、地元の議員が下水道や浄化槽への接続を自治体と調整。国と地方の連携によって、現場で実際に使える環境を整えました。 さらに、大きな被害を受けた地域では、生活用水を井戸に頼っている家庭も少なくありません。従来、私有財産である井戸の修繕は公的支援の対象になりにくいという問題がありました。そこで被災地の実情を国に訴え、井戸の復旧に対する財政支援の実現につなげました。 報道が少なくなっても、被災地の復興が終わったわけではありません。対話を続けること、現場の声を政策に反映すること。2人の政治家の取り組みから、政治に求められる役割を考えます。

  4. Oct 2

    手話でつなぐ「お互い様」の心 ろう者が語るボランティアの喜び

    「耳が聞こえないことは、人のために生きることを諦める理由にはならない」 月刊『潮』10月号の「読者手記発表!」では、「ボランティア活動の喜び」をテーマに、読者の皆さまから寄せられた7本の手記を掲載しています。 図書館での読み聞かせ、赤ちゃんのいる家庭への訪問、被災地で泥まみれになった写真の洗浄、日本語を学ぶ外国人の支援、観光案内、小学校での授業のサポートなど、活動の形はさまざまです。 今回の「編集長の仕事部屋」では、そのなかから「手話でつなぐ『お互い様』の心」という手記を紹介します。 手記を寄せた男性は、祖父母から両親、兄弟まで家族全員がろう者で、自身もろう者です。偏見や差別が今以上に強かった時代にも、希望を失わず、誰かを責めることなく「お互い様」の心で生きてきた両親。その背中を見て育ったといいます。 現在は妻とともに、映画上映会での手話通訳や手話翻訳、チラシ配布などのボランティアに取り組んでいます。 「障害、認知症、病気、老いは、決して他人事ではない。誰もが人生のどこかで、支えを必要とする当事者になり得る」 だからこそ、「お互い様」の心で支え合える社会を築いていく。読者の体験から、ボランティアの意味と、共に生きることの大切さを考えます。 ▼チャプター00:00 オープニング00:14 地域のお祭りを手伝って感じたこと01:16 子どもみこしと老人ホームへの訪問01:54 月刊『潮』の「読者手記発表!」02:11 84回を迎えた人気企画02:21 テーマは「ボランティア活動の喜び」03:20 掲載された7本のボランティア体験04:15 心に残った一編04:30 「手話でつなぐ『お互い様』の心」04:39 家族全員がろう者という環境05:22 両親から受け継いだ「お互い様」05:32 夫婦で取り組む手話ボランティア05:53 「諦める理由にはならない」06:35 誰もが支えを必要とする当事者になる06:51 支え合う社会を築くために07:22 読み応えのある7本の手記07:59 まとめ 『潮』最新号の読みどころをご紹介する「編集長の仕事部屋」。月刊『潮』編集長の末松が、最新号の注目記事や、取材を通して感じたことをお届けします。 #ボランティア #手話 #ろう者 #支え合い #潮

  5. Sep 29

    今村翔吾、7年越しの新連載!『赤じい七十五騎』編集部が明かす舞台裏

    「タイトル通り、赤い爺様が75人出ることだけは言っておきます」 直木賞作家・今村翔吾さんによる新連載小説『赤じい七十五騎』が、月刊『潮』10月号から始まりました。 今村さんは2022年に直木賞を受賞。代表作『イクサガミ』はNetflixでドラマ化され、国内外で注目を集めています。小説の執筆だけでなく、自ら書店を経営し、全国の学校をワゴン車で巡るなど、出版界を盛り上げるための活動にも力を注いでいます。 新作の舞台は、慶長18年の北近江。現在の滋賀県彦根市周辺です。 物語の主人公は、徳川家康に仕える名門・井伊家の若武者。主君のそばで警護にあたるエリート集団に所属していましたが、物語の冒頭で突然、役目を解かれてしまいます。 失敗をした覚えもなく、理由も知らされないまま、周囲から遠巻きに見られる主人公。なぜ自分が外されたのか。その葛藤と戸惑いのなか、同僚から重大な事実を告げられ、物語は一気に動き始めます。 そして、タイトルにある「赤」と「七十五騎」は何を意味するのでしょうか。 今回の「編集長の仕事部屋」では、第1回の読みどころに加え、編集部が今村さんに連載を依頼してから実現までに7年を要した舞台裏も紹介します。 ▼チャプター00:00 オープニング00:14 月刊『潮』10月号を紹介00:19 今村翔吾さんの新連載が始動00:35 直木賞作家としての活躍00:47 出版界を盛り上げる活動01:30 舞台は慶長18年の北近江01:49 井伊家の若武者を襲う突然の左遷03:06 理由なき役御免と周囲の視線03:42 同僚が明かす重大な事実04:32 「赤い爺様が75人出る」05:18 連載開始まで7年 編集部の舞台裏06:23 関係者の思いが集まった新連載07:02 今後の展開への期待 『潮』最新号の読みどころをご紹介する「編集長の仕事部屋」。月刊『潮』編集長の末松が、最新号の注目記事や、取材を通して感じたことをお届けします。 #今村翔吾 #赤じい七十五騎 #歴史小説 #直木賞 #潮 件名案今村翔吾「赤い爺様が75人出る」新連載『赤じい七十五騎』始動 本文案直木賞作家・今村翔吾さんによる新連載小説『赤じい七十五騎』が、月刊『潮』10月号から始まりました。 舞台は慶長18年の北近江。主人公は、徳川家康に仕える名門・井伊家の若武者です。 主君のそばを守るエリート集団に所属していた主人公は、何の前触れもなく役目を解かれてしまいます。失敗をした覚えも、理由の説明もない突然の左遷。周囲の視線にさらされながら、主人公は思いがけない事実を知らされます。 「タイトル通り、赤い爺様が75人出ることだけは言っておきます」 今村さんが明かした、この意味深な言葉が指すものとは何なのでしょうか。 今回の「編集長の仕事部屋」では、第1回の読みどころと、連載開始までに7年を要した編集部の舞台裏をご紹介します。 「タイトル通り、赤い爺様が75人出ることだけは言っておきます」 直木賞作家・今村翔吾さんの新連載小説『赤じい七十五騎』が始動! 舞台は慶長18年の北近江。井伊家に仕える若武者が、理由も分からないまま突然役目を解かれるところから物語は動き始めます。 タイトルにある「赤」と「七十五騎」が意味するものとは。 第1回の読みどころと、実現まで7年を要した編集部の舞台裏を紹介します。 #今村翔吾 #赤じい七十五騎 #歴史小説 #潮

  6. Sep 25

    又吉直樹「変わり者でいい」自分のやりたい芸を貫けた理由

    「子どもの頃から、自分は変わり者なんや。でも、それでいいんやという自覚があった」お笑い芸人として、そして芥川賞作家として独自の道を歩んできた又吉直樹さん。その原点には、周囲と違うことを気にせず、自分の感覚を信じ続けた少年時代がありました。月刊『潮』10月号に掲載された人気連載対談「鎌田實の男の変さ値」。今回のゲストは、又吉直樹さんです。小学生の頃、将棋の駒の動かし方を自分で考え、独自のルールで遊んでいた又吉さん。上級生から「動かし方が違う」と言われても、「自分で考えて遊んでいるのだから、好きにしていい」と思っていたそうです。高校時代にはサッカー部のレギュラーとして全国大会に出場。右利きでありながら、アルゼンチンの名選手・マラドーナに憧れ、左足だけでプレーすると決意します。仲間から反対されても練習を続け、左足を利き足のように使えるまでになりました。さらに、太宰治との不思議な縁や、小学校の遠足で起きた出来事をユーモラスな作文にしたエピソードも紹介します。芸人の世界にある「こうあるべき」というイメージにもなじめなかった又吉さん。それでも「自分はこれでええんや」と、自分のやりたい芸を貫いてきました。周りと違うことは、欠点ではなく「生きる武器」になる。鎌田實さんと又吉直樹さんの対談から、自分らしく生きることの意味を考えます。▼チャプター00:00 オープニング00:14 月刊『潮』10月号を紹介00:22 「鎌田實の男の変さ値」00:50 ゲスト・又吉直樹さん01:34 独自のルールで将棋を楽しんだ少年時代03:00 マラドーナに憧れ左足だけで猛練習04:43 読書と太宰治への思い05:38 太宰治とアパートの不思議な縁06:40 同級生が覚えていた又吉さんの作文07:15 遠足で起きた出来事を笑いに変える08:44 「変わり者でいい」と思えたから09:20 周りと違うことが生きる武器になる09:52 まとめ 『潮』最新号の読みどころをご紹介する「編集長の仕事部屋」。月刊『潮』編集長の末松が、最新号の注目記事や、取材を通して感じたことをお届けします。#又吉直樹 #鎌田實 #男の変さ値 #火花 #潮

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