「教育」の話をしよう

Libry inc

「Libry後藤の『教育』の話をしよう」は、株式会社Libryの代表後藤が、教育の未来をみなさんと一緒に考えるポッドキャストです。 日々の指導に情熱を注ぐ学校の先生方へ向けて、あるいは子どもたちへの教育をより良くしたいと働かれている教育関係者のみなさんに向けて、忙しい日常から少し離れ、教育の「本質」や「未来」について思考を巡らせる時間をお届けします。

Episodes

  1. Oct 23

    分けると見えてくる「できる」の発見

    いつもはボタンを押して「おはよう」を伝えていた子が、両手がふさがった雨の日の朝、初めて自分の声で「おはよう」と言えた。後藤が神奈川県横須賀の特別支援教育の研究所を訪ね、そこで聞いたエピソードです。 私たちにとって挨拶はひとつの単純な行為です。でも分けてみると、先生に気づく、挨拶しようと思う、言葉を選ぶ、声にして届ける、という小さなステップの組み合わせでできています。お母さんが用意した、押すと「おはよう」と音声が出るボタンは、そのうち「言葉を選び、声にして届ける」部分を肩代わりしていました。ほかのステップを毎日くり返して身につけたからこそ、最後のステップにも手が届いたのではないか。後藤はそう考えます。 これは障害の有無に関係なく、学び全般に通じる話です。分数の通分も英語の長文も、いくつものステップでできています。「全部わからない」と言う生徒にも、わかるところは必ずある。ほどいていけば「ここまではわかる」が見えてきて、それが小さな自信につながります。 どこまで細かく分ければよいかは、相手によって変わります。哲学者ウィトゲンシュタインが「言語ゲーム」と呼んだ考え方を手がかりに、ある人には一歩で登れる階段が、別の子には五歩の階段かもしれないという視点から、子どもに寄り添うとはどういうことかを考えます。デジタルか紙か、良いか悪いかという議論を越えて、学びに困難を抱える子どもにテクノロジーができることについてもお話しします。 # パーソナリティ 株式会社Libry CEO 後藤匠 facebook:https://www.facebook.com/takumi.goto.14 note:https://note.com/tgoto # 株式会社Libryについて 会社HP:https://about.libry.jp/ サービスページ:https://libry.jp/ 公式facebook:https://www.facebook.com/libry20120510/

  2. Sep 3

    セミナー振り返り!これからの”主体的に取り組む態度”の評価について

    「主体的に学習に取り組む態度」は、次の学習指導要領で評定(点数)の対象から外れ、個人内評価の対象になると言われています。では、その評価はもう考えなくてよいのでしょうか。 今回のエピソードは、7月30日にLibryが開催したオンラインセミナー「これからの"主体的に学習に取り組む態度"の評価について」の振り返りです。EduOpus研究所、IGS、すららネットの皆さんと、教育データを使った評価の現場で何が起きているのかを語り合いました。後藤が特に共感した3つの論点を紹介します。 1つ目は「教育データとは何か」。後藤の答えは「包丁のようなもの」です。包丁を使いたい人はいません。美味しい料理を作りたい人がいるだけです。データ活用そのものを目的に掲げると、教育は本来あるべき姿から離れてしまう。先生が実現したいことを証明し、補強する道具としてのデータを考えます。 2つ目は「主体性の定義は学校によって違う」こと。間違えた問題に取り組み直す、すぐに答えを見ずに悩み続ける。そうした行動を主体性の要素と捉える学校もあれば、そうでない学校もあります。主体的な学習者の姿は誰かに与えられるものではなく、先生が自分の言葉で言語化し、子どもたちに伝えるなかで形作られていくものではないでしょうか。 3つ目は「何のための評価か」。参加した企業に共通していたのは、教育データを総括的評価ではなく、学びの途中で子どもの状況を確かめる形成的評価の道具として使うという考え方でした。 データは使い方を間違えると、監視的で冷たいものになります。先生と生徒のコミュニケーションのきっかけになる、暖かい教育データの使い方を考えます。 # 7月30日開催セミナーについて 「これからの"主体的に学習に取り組む態度"の評価について」全編の視聴はこちら # パーソナリティ 株式会社Libry CEO 後藤匠 facebook:https://www.facebook.com/takumi.goto.14 note:https://note.com/tgoto # 株式会社Libryについて 会社HP:https://about.libry.jp/ サービスページ:https://libry.jp/ 公式facebook:https://www.facebook.com/libry20120510/

  3. Aug 18

    なぜ「教育」に人生をかけるのか

    Libry代表・後藤の夢は「世界平和」です。小学5年生のときから一度も変わっていません。 今回のエピソードでは、後藤がなぜ教育という領域に人生をかけているのかを、その原点から語ります。 きっかけは、小学5年生のときにテレビで見た1本の番組でした。自分とほとんど同じ年齢の子が、学校に通いたくても通えない。何か罰を受けたわけでもなく、ただ生まれた場所が違うというだけで——。このとき感じた「世界の歪み」への違和感が、のちに教育の領域で起業する出発点になりました。 国際ボランティアを志した中高時代に芽生えた「なぜ貧困の連鎖は終わらないのか」という疑問。対症療法ではなく根本治療をと考え、大学ではゲーム理論と計量経済学で制度設計を、大学院ではオンラインコミュニケーションにおける信頼関係の形成過程を研究してきました。そうしてたどり着いた答えが「教育」と「雇用」という2つの軸でした。 そして、なぜ雇用ではなく教育を選んだのか。子どもたちに持ってほしい「無根拠な自信」とは何か。Libryがどこを目指している会社なのかが伝わるエピソードです。 # パーソナリティ 株式会社Libry CEO 後藤匠 facebook:⁠⁠https://www.facebook.com/takumi.goto.14⁠⁠note:⁠⁠https://note.com/tgoto⁠⁠ # 株式会社Libryについて 会社HP:⁠⁠https://about.libry.jp/⁠⁠サービスページ:⁠⁠https://libry.jp/⁠⁠公式facebook:⁠⁠https://www.facebook.com/libry20120510/

  4. Jul 22

    "本人が幸せそう"ならそれで良い?アマルティア・センに学ぶ真の豊かさ

    ブータンは、かつて「世界一幸せな国」として知られていました。国民総幸福量(GNH)を国家目標に掲げたことで注目を集めた国です。ところが近年、国連の世界幸福度報告書での順位は大きく下がったと報じられています。その背景として、テレビやインターネットの解禁で外の世界が見えるようになったことが挙げられることがあります。人は他者と比べたとき、「自分は幸せじゃないかもしれない」と思い始めるのかもしれません。 では、国民の幸福のために情報を制限すべきなのでしょうか。介護に追われるヤングケアラーの子に「将来何がしたい?」と聞くのは、その子のためになるのでしょうか。 このエピソードでは、「本人が幸せそうならそれでいいのか」という問いを入り口に、アジア人初のノーベル経済学賞受賞者アマルティア・センのケイパビリティ(潜在能力)という考え方を手がかりにします。センは、豊かさを「何を持っているか」ではなく「何を現実的に選べるか」でとらえました。理論上そこに選択肢があることと、それを自分で選べると信じられることは、区別しなければなりません。 子どもの本当のケイパビリティを高めるとはどういうことか。教育とテクノロジーに何ができるのかを考えます。 # パーソナリティ 株式会社Libry CEO 後藤匠 facebook:https://www.facebook.com/takumi.goto.14note:https://note.com/tgoto # 株式会社Libryについて 会社HP:https://about.libry.jp/サービスページ:https://libry.jp/公式facebook:https://www.facebook.com/libry20120510/

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