瀬戸内の住職・白鳥文明の「わし、坊さんよ。」

白鳥 文明

「人生、何が起こるか分からんよ。」 瀬戸内の住職・白鳥文明が、自身の波乱万丈な半生や、島で出会う面白い人々をゲストに迎えて語り合う雑談番組。 人骨模型からジャム屋まで。型破りな坊さんの視点が、あなたの日常を少しだけ面白く、軽やかにします。

Episodes

  1. Jul 3

    ものは、いくらで売ればいいのか ― 木工作家・楳田亨樹 × 白鳥文明

    瀬戸内に浮かぶ周防大島。お寺に生まれ、35歳で京都から島へ帰ってきた白鳥文明さんは、お寺と畑とジャム屋を抱えながら、ろくろを回して花器を焼く。「やりたいことしかしてない。それで飯が食えたら、言うことない」。 今回の対談相手は、2019年に島へ移り住んだ木工作家・楳田亨樹さん。家具の街でものづくりと営業の両方を叩き込まれた手が、今は島で椅子や器を生み出しています。二人が出会ったのは、娘夫婦が始めたジャム屋の二階でした。 話は、作り手なら誰もが突き当たる一点へ向かいます――ものは、いくらで売ればいいのか。文明さんが思い出すのは、陶オブジェの第一人者だった恩師の言葉。「今ポケットにある金を、全部出せと言えばいい」。本当に欲しい人は、有り金すべてを差し出す。たとえ千円でも、手放す方は文句を言ってはいけない、と。 一方の楳田さんは打ち明けます。「売れるもの、売れるものと考えるうちに、自分の作りたいものを見失いかけている」。その背中を、文明さんはこう押す。「売れないものも、作っていい」。 連休に誰も使わないギャラリーで焼いた、100個のミニ花器。同じ形は一つもない。3人だった孫のクラスが、中学で20人になって「目がくらむ」と言った話。少しずつ人が減っていく島で、それでも作り続け、売り続けるとはどういうことか。値段の向こうにある、ものと人の話を、二人の手の言葉で。

  2. Apr 10

    人骨を組み立てていた僧侶の話

    「わし、坊さん。でも昔、京都で人骨組み立てて大儲けしとったんよ」 瀬戸内・周防大島で400年続く寺の跡取りでありながら、美大を首席で卒業し、大人気ジャム屋の創業までこなす「謎の住職」白鳥文明。そんな彼の、型破りなポッドキャストがいよいよ始まります。 記念すべき第1回は、文明さんの知られざる原点である「京都時代」の物語。芸術家を夢見ていた若き日の文明さんが手にしたのは、インドの川から届くバラバラの「本物の人骨」を組み上げ、医療用の人体模型を作るという特殊な仕事でした。誰もが気味悪がって断る仕事を「坊さんだから骨は怖くない」とチャンスに変え、手配師のように後輩を使いながら(笑)、なんと会社の社長の給料すらあっさり超えるほどの荒稼ぎをしていた驚きの商売哲学が明かされます。 本社の視察が来る時だけは、わざとロウソクと線香を立てて「皆さん合掌してから入ってくださいね」とニヤリと笑って演出してみせる。普段はノコギリで骨を切っているくせに(笑)。そんな文明さん流の痛快なユーモアと、弟と会社を立ち上げて「7メートルの自由の女神」まで作っていたイケイケな日々。 しかし、そんな自由を謳歌していた京都での時間は、お父さんの病気という予期せぬ出来事で一変します。成功も、お金も、すべてを弟に託して島へ帰ることになった35歳の決断。文明さんの波乱万丈な人生の幕開けを、縁側で島のおじさんと世間話をするような、ゆるりとした時間とともにお楽しみください。

About

「人生、何が起こるか分からんよ。」 瀬戸内の住職・白鳥文明が、自身の波乱万丈な半生や、島で出会う面白い人々をゲストに迎えて語り合う雑談番組。 人骨模型からジャム屋まで。型破りな坊さんの視点が、あなたの日常を少しだけ面白く、軽やかにします。