商い百景 -お店と商品の、いまと歴史-

商い百景

商い百景は、お店と商品のいまと歴史を辿っていく番組です。街に増えているお店や、値上げしても選ばれる商品、売り方の変遷――等、小さな街の変化や日常のふとした疑問から、商いにまつわるテーマを掘り下げます。

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  1. 6d ago

    #7 街中に増え続けるコインランドリー店 ── 20年で2倍、2万6,500店

    商い百景は、お店と商品のいまと歴史を辿っていく番組です。街に増えているお店や、値上げしても選ばれる商品、売り方の変遷――等、小さな街の変化や日常のふとした疑問から、商いにまつわるテーマを掘り下げます。 第7回のテーマは、コインランドリー。経済産業省が2026年5月に出した報告書によると、全国の店の数は20年でほぼ2倍、約2万6,500店(業界団体の推計)になりました。 題して「街中に増え続けるコインランドリー店」。昔は、家に洗濯機が無い人が使う場所でした。いま使っているのは、まったく違う人たちです。 ・はじまりは1930年代の海外。日本で広がりはじめたのは、ある商売の店の中からでした ・利用者2,200人へのアンケートで、使う理由の1位は、まさかの「◯◯が洗えるから」。人に伝えたい使い方の1位は、さらに予想外のものでした ・家で洗うより、1年でどのくらい高くつくのか。それでも週に1回以上通う人が4割弱いる理由 ・店を出す側が増えた理由は2つ。ただ、開業を勧める側とオーナー側では、利回りの数字が食い違っています 後半は、洗濯機を並べるだけではなくなった最近の店を、実際の店名で見ていきます。Kodai がいちばん驚いた数字は、最後に出てきます。 お店をやっている人、商品やブランドをつくる人、それを支える人、街の変化が気になるあなたへ。 (00:00) オープニング (03:36) コインランドリーの発祥と、日本での広がり (08:17) 増えている理由 ―― 消費者視点 (17:20) 増えている理由 ―― 供給者視点 (23:25) 進化するコインランドリー (30:30) まとめ 【パーソナリティ】 Kodai — メディア・IT→ソフトウェア企業を経て、いまは自ら新たな商いに挑戦中。お茶とコーヒー、店舗ビジネスとスポーツが好き。東京在住。 Koyo — 国内自社ECの創設期からこの業界に。ソフトウェア企業でPMMとアライアンスを担当。ECとアパレルが好き。京都在住。

    #7 街中に増え続けるコインランドリー店 ── 20年で2倍、2万6,500店
  2. Oct 23

    #6 道の駅は、誰が何のために作ったのか ── 103駅から1,234駅へ

    商い百景は、お店と商品のいまと歴史を辿っていく番組です。街に増えているお店や、値上げしても選ばれる商品、売り方の変遷――等、小さな街の変化や日常のふとした疑問から、商いにまつわるテーマを掘り下げます。 第6回のテーマは、道の駅。ドライブの途中で何度も寄っているのに、誰が何のために作っているのかと聞かれると、答えられません。 題して「道の駅は、誰が何のために作ったのか」。いま全国に1,234駅。同じ看板を掲げていますが、チェーンではありません。 ・はじまりは1990年の広島。とあるシンポジウム参加者の、実体験に基づく一言から。その声に、会場から「野菜や干物も売ったらどうか」と声が続いた ・1993年に103駅でスタート。47都道府県すべてにそろうまで14年かかった。最後の1つは意外なところに ・建てる人、名前を登録する人、店を回す人が、それぞれ別。では、誰が何を担っているのか ・人口約3,300人の群馬県川場村に、年間180万人が来る道の駅。そこでは1,800円のヨーグルトが売れている ・とある廃校になった小学校が、そのまま道の駅に。体育館は直売所になり、教室は意外な使われ方を。人口約7,000人の町に、年間約70万人 ほかにも、売上が約17億8,000万円ある福岡の道の駅、お茶だけに絞った京都の道の駅。直売所はほとんどの道の駅にあるので、売っていること自体は差になりません。では、うまくいっている所は何が違うのか。 後半は、道の駅がまさかの海外展開!?タイ、インドネシア、パラグアイなどに出始めた道の駅の仕組みと、これからの話です。 お店をやっている人、商品やブランドをつくる人、それを支える人、街の変化が気になるあなたへ。 (00:00) オープニング (04:51) 道の駅とは何か、どう生まれたか (10:49) 103駅から1,234駅へ、30年の発展 (18:23) 誰が、どんな狙いで運営しているのか (22:37) 道の駅の成功例、将来ポテンシャル、課題 (34:57) これからとまとめ 【パーソナリティ】 Kodai — メディア・IT→ソフトウェア企業を経て、いまは自ら新たな商いに挑戦中。お茶とコーヒー、店舗ビジネスとスポーツが好き。東京在住。 Koyo — 国内自社ECの創設期からこの業界に。ソフトウェア企業でPMMとアライアンスを担当。ECとアパレルが好き。京都在住。

    #6 道の駅は、誰が何のために作ったのか ── 103駅から1,234駅へ
  3. Oct 17

    #5 ガチャガチャは、なぜ大人の小売になったのか ── 10円の玩具が、1,960億円の商いになるまで

    商い百景は、お店と商品のいまと歴史を辿っていく番組です。街に増えているお店や、値上げしても選ばれる商品、売り方の変遷――等、小さな街の変化や日常のふとした疑問から、商いにまつわるテーマを掘り下げます。 第5回のテーマは、ガチャガチャ。街なかや商業施設で、ガチャガチャだけを並べた専門店を見かけるようになりました。 題して「ガチャガチャは、なぜ大人の小売になったのか」。子どものころ、スーパーの脇で1回か2回だけ回させてもらったもの。それをいま、大人が400円、500円で回しています。変わったのは、値段と、中身と、置く場所でした。 ・はじまりは1965年の東京・蔵前。アメリカから輸入した機械が駄菓子屋の店先に置かれ、10円か20円で回せた。中に入れるおもちゃは、もともと日本がアメリカへ輸出していたもの ・1977年、20円が主力だったところにバンダイが100円で参入し、中身はアニメのキャラクターになった。その後200円の機械が出て、いまは400円、500円 ・業界団体の調査では、市場規模は2022年度の720億円から、2025年度は約1,960億円。専門店は全国に900店以上あり、1年で200店以上増えている ・機械は全国に推定60万台。郵便ポストの約3倍にあたる。水道もガスも厨房もレジも要らず、極めて合理的なビジネス この数年で伸びた理由として挙げられている4つを順に見たあと、機械を並べる店が商売としてどう成り立っているのかを話します。1990年代から2010年代の市場規模は業界の書き手の記事にある数字で、そう言われているもの、として扱っています。 お店をやっている人、商品やブランドをつくる人、それを支える人、街の変化が気になるあなたへ。 (00:00) オープニング (05:52) 日本でのはじまり (12:38) じわじわと拡大を続けた30年(1990年代-2019年) (20:26) 2020年代、爆発した4つの理由 (24:40) ガチャガチャの商売の仕組み (33:33) まとめ 【パーソナリティ】 Kodai — メディア・IT→ソフトウェア企業を経て、いまは自ら新たな商いに挑戦中。お茶とコーヒー、店舗ビジネスとスポーツが好き。東京在住。 Koyo — 国内自社ECの創設期からこの業界に。ソフトウェア企業でPMMとアライアンスを担当。ECとアパレルが好き。京都在住。

    #5 ガチャガチャは、なぜ大人の小売になったのか ── 10円の玩具が、1,960億円の商いになるまで
  4. Oct 11

    #4-3 食べ放題の成り立ちと、儲けの秘密 「儲けのからくり」── 我々は元を取れているのか?

    商い百景は、お店と商品のいまと歴史を辿っていく番組です。街に増えているお店や、値上げしても選ばれる商品、売り方の変遷――等、小さな街の変化や日常のふとした疑問から、商いにまつわるテーマを掘り下げます。 食べ放題を3回にわたって扱うシリーズの最終回。テーマは、あれだけ食べてもらって、なぜ商売として成り立つのか。 題して「儲けのからくり ── 我々は元を取れているのか?」。ローストビーフも寿司も並んでいるのに、どうやって採算を合わせているのか。食材の値段を1人前に直して並べるところから始めます。 ・卸売の相場(2026年7月)で、和牛A5サーロインは1kg 6,953円、鶏むね肉は479円。1皿80gに直すと、約556円と約38円 ・ご飯は1杯40円前後、冷凍うどんは1玉74〜82円、業務用の濃縮むぎ茶は1杯約3円。同じ「食べ放題」のなかに、桁の違うものが並んでいる ・焼肉は客が焼き、しゃぶしゃぶは客が煮て、ビュッフェは客が運ぶ。業態ごとに、客に渡している仕事が違う。しゃぶ葉の公式サイトには、デザートが「作り放題」と書いてある ・焼肉きんぐを運営する物語コーポレーションの原価率は、7年間、売上に対して34.2〜34.9%の間でほぼ動いていない 実際の仕入れ値は、どの会社も公開していません。並べ方や時間の話は、裏の取れた数字ではなく一般論として話しています。そのうえで、元を取りに行く客に対して、店の側が決めているものは何か。3回のシリーズはこれで完結です。 お店をやっている人、商品やブランドをつくる人、それを支える人、街の変化が気になるあなたへ。 (00:00) オープニング (01:41) 最終回のテーマと、前回までの振り返り (05:02) 1つ目。食材の値段 (11:38) 2つ目。人の話 (17:37) 店の側にまだできること (29:43) 決算の数字 (33:02) まとめと、3回分の持ち帰り 【パーソナリティ】 Kodai — メディア・IT→ソフトウェア企業を経て、いまは自ら新たな商いに挑戦中。お茶とコーヒー、店舗ビジネスとスポーツが好き。東京在住。 Koyo — 国内自社ECの創設期からこの業界に。ソフトウェア企業でPMMとアライアンスを担当。ECとアパレルが好き。京都在住。

    #4-3 食べ放題の成り立ちと、儲けの秘密 「儲けのからくり」── 我々は元を取れているのか?
  5. Oct 4

    #4-2 食べ放題の成り立ちと、儲けの秘密 「バイキング誕生」── 帝国ホテルが持ち込んだ、北欧の海賊たち

    商い百景は、お店と商品のいまと歴史を辿っていく番組です。街に増えているお店や、値上げしても選ばれる商品、売り方の変遷――等、小さな街の変化や日常のふとした疑問から、商いにまつわるテーマを掘り下げます。 食べ放題を3回にわたって扱うシリーズの第2回。テーマは、日本で使われている「バイキング」という呼び名が、どこから来たのか。 題して「バイキング誕生 ── 帝国ホテルが持ち込んだ、北欧の海賊たち」。英語圏で「バイキングが食べたい」と言っても、食べ放題のことだとは伝わりません。ビュッフェという言葉がすでにあったのに、1958年の日本では別の名前が付けられました。 ・帝国ホテルの説明では、当時の社長・犬丸徹三がデンマークのコペンハーゲンでスモーガスボードに出会い、パリのホテル リッツで研修中だった村上信夫(のちの第11代料理長)に研究を命じた。現地の料理人を連れてくるのでも、レシピをもらってくるのでもなかった ・レストラン「インペリアルバイキング」の開店日は、帝国ホテルの公式サイトでは1958年8月1日。同じ帝国ホテルが編纂した社史の年表では7月25日。会社の資料の中に、日付が2つある ・名前の由来は、公式サイトでは「開業当時話題の海賊映画『バイキング』から着想を得た」。その映画の日本公開は1958年9月20日で、どちらの開店日よりも後になる(アメリカでの公開は同じ年の6月) ・開業当時の料金は昼1,200円、夜1,500円。帝国ホテル自身が「当時の宿泊料金と変わらない」と書いている。国立国会図書館のレファレンス記録に出てくる昭和33年の大卒初任給は11,790円 持ち帰ったのは料理だったのか、並べて好きに取ってもらうという売り方だったのか。そこから、ビュッフェでもスモーガスボードでもない名前が要った理由を二人で考えています。次回は最終回。いまの食べ放題の採算を扱います。 お店をやっている人、商品やブランドをつくる人、それを支える人、街の変化が気になるあなたへ。 (00:00) オープニング (00:37) シリーズ第2回と、前回の振り返り (02:57) 英語では通じない「バイキング」という言葉 (06:19) 1958年の日比谷と、2人の登場人物 (13:43) インペリアルバイキングの開店日 (17:14) 「バイキング」という名前の由来 (21:54) 開業当時の値段 【パーソナリティ】 Kodai — メディア・IT→ソフトウェア企業を経て、いまは自ら新たな商いに挑戦中。お茶とコーヒー、店舗ビジネスとスポーツが好き。東京在住。 Koyo — 国内自社ECの創設期からこの業界に。ソフトウェア企業でPMMとアライアンスを担当。ECとアパレルが好き。京都在住。

    #4-2 食べ放題の成り立ちと、儲けの秘密 「バイキング誕生」── 帝国ホテルが持ち込んだ、北欧の海賊たち
  6. Sep 27

    #4-1 食べ放題の成り立ちと、儲けの秘密 「はじまり」── 12世紀フランスから、1939年ニューヨークまで

    商い百景は、お店と商品のいまと歴史を辿っていく番組です。街に増えているお店や、値上げしても選ばれる商品、売り方の変遷――等、小さな街の変化や日常のふとした疑問から、商いにまつわるテーマを掘り下げます。 今回から3回にわたって、食べ放題を扱います。第1回のテーマは、ビュッフェという言葉と、並べて自分で取るという食べ方が、どこから来たのか。 題して「はじまり ── 12世紀フランスから、1939年ニューヨークまで」。ホテルの朝食は「ビュッフェ」、焼肉屋は「バイキング」。同じものを指しているように使っている2つの言葉は、生まれた場所も時代も違います。 ・フランス国立の語源辞典で buffet を引くと、1150年頃の最初の意味は「腰掛け」。椅子だった言葉が、収納家具、食器を並べる台を経て、1832年に「料理を並べた食卓」になる ・ケンブリッジ英語辞典の buffet の定義は、いまも「テーブルに料理が並べられていて、自分で取る食事」。値段の取り方も、どれだけ食べていいかも、言葉の意味には入っていない ・北欧のスモーガスボード(スウェーデン語。直訳すると「パンとバターの食卓」)は、もとは宴会のメインが始まる前の前菜テーブル。遠方から到着時間がバラバラに来る客に、着いた人からすぐ飲み食いさせる工夫だった ・本場には冷たいものから温かいものへ、ニシンの酢漬け→冷たい魚→冷たい肉→温かい料理→チーズとデザート、という順番がある。「好きなように」とは少し違う 英語の文献にスモーガスボードが出てくるのは1879年の旅行案内書。わざわざ旅行案内書で説明されるということは、説明が必要な珍しい食べ方だった、ということでもあります。1939年のニューヨーク万博は、その60年後。世界に紹介した場ではなく、いちばん派手に見せた場でした。では、なぜ広まったのはスモーガスボードという名前ではなく、ビュッフェだったのか。後半で話しています。 お店をやっている人、商品やブランドをつくる人、それを支える人、街の変化が気になるあなたへ。 (00:00) オープニング (00:51) シリーズ回のはじまりと、今日からの3回 (05:13) ビュッフェは何語で、最初はどういう意味だったのか (09:30) 北欧のスモーガスボードという食卓 (14:37) 北欧の食卓が、外の世界へ出ていくまで 【パーソナリティ】 Kodai — メディア・IT→ソフトウェア企業を経て、いまは自ら新たな商いに挑戦中。お茶とコーヒー、店舗ビジネスとスポーツが好き。東京在住。 Koyo — 国内自社ECの創設期からこの業界に。ソフトウェア企業でPMMとアライアンスを担当。ECとアパレルが好き。京都在住。

    #4-1 食べ放題の成り立ちと、儲けの秘密 「はじまり」── 12世紀フランスから、1939年ニューヨークまで
  7. Sep 20

    #3 増殖する、3,000円のハンバーガー屋 ── 祇園、浅草、渋谷。全部観光地

    商い百景は、お店と商品のいまと歴史を辿っていく番組です。街に増えているお店や、値上げしても選ばれる商品、売り方の変遷――等、小さな街の変化や日常のふとした疑問から、商いにまつわるテーマを掘り下げます。 第3回のテーマは、街に増えているハンバーガー屋です。 題して「増殖する、3,000円のハンバーガー屋」。大手チェーン10社の店舗数は前年から1.6%しか増えていないのに、街には新しいハンバーガー屋が次々できている――この差はどこで起きているのか。食べログの新規オープン一覧を京都市で読みながら、東京と京都、それぞれが見ている景色を突き合わせました。 ・食べログの「新規オープン」一覧を京都市のハンバーガーで見ると、今年に入って7店、昨年も7店。うち大手チェーンは1店だけ ・読み上げた新店は伏見稲荷・祇園・清水五条・西大路――観光エリアに寄っている。祇園のメインストリートを普段歩いている側の実感と突き合わせる ・浅草に「Wagyu to Worldwide」、渋谷に3,000〜4,000円台のバーガー。同じ立地の取り方を、個店と新興チェーンが同時にやっている ・あるバーガーチェーンが今年3月に始めた、300円払うと優先で案内してもらえる仕組み。待ち時間そのものに値段が付いた 後半は「なぜ寿司でも天ぷらでもなくハンバーガーなのか」を4つの角度から。そして帝国データバンクの調査が示す「市場は過去最高、ただし伸びた主因は値上げ」という数字と、街で見ている景色のズレについて話しています。 お店をやっている人、商品やブランドをつくる人、それを支える人、街の変化が気になるあなたへ。 (00:00) オープニング (00:17) ハンバーガー屋、増えてませんか (03:12) 「増えている」には2種類の話が混ざっている (04:17) 京都市の新規オープンを読み上げる (09:52) 二極化と、東京の新店 (14:10) 観光地に固めて出店するということ (19:29) なぜ寿司でも天ぷらでもなくハンバーガーなのか (26:23) 市場は過去最高。ただし伸びたのは 【パーソナリティ】 Kodai — メディア・IT→ソフトウェア企業を経て、いまは自ら新たな商いに挑戦中。お茶とコーヒー、店舗ビジネスとスポーツが好き。東京在住。 Koyo — 国内自社ECの創設期からこの業界に。ソフトウェア企業でPMMとアライアンスを担当。ECとアパレルが好き。京都在住。

    #3 増殖する、3,000円のハンバーガー屋 ── 祇園、浅草、渋谷。全部観光地
  8. Sep 13

    #2 回転寿司は、なぜ回り出し、そして止まったのか ── 回転の発明と、回ることをやめた寿司チェーン

    商い百景は、お店と商品のいまと歴史を辿っていく番組です。街に増えているお店や、値上げしても選ばれる商品、売り方の変遷――等、小さな街の変化や日常のふとした疑問から、商いにまつわるテーマを掘り下げます。 第2回のテーマは、回転寿司です。スシローに行って、回っている寿司を一皿も取らずに帰ってきた。レーンはあるし回ってもいるのに、昔の回転寿司とは何かが違う。そもそも、なんで回り始めたんだろう。題して「回転寿司は、なぜ回り出し、そして止まったのか」。今日の主役は、店でも会社でも寿司でもなく、回転レーンという仕組みそのものです。 (00:00) オープニング (01:08) 回っている寿司を、一皿も取らずに帰ってきた (04:58) 回転寿司のはじまりは1958年の大阪府。4貫50円の寿司 (11:59) 全国に広がりはじめた理由 (25:56) 回転が止まり始めた2015年 (30:01) レーンが担っていた3つの仕事 (37:27) 大手のなかで回し続けている企業はあるのか (49:54) まとめ ・1958年、大阪府布施市に「廻る元禄寿司」ができる。創業者の白石義明が解こうとしたのは、味ではなく「相場より3割安い寿司を、職人を何人も雇わずにどう出すか」という問題だった ・1962年に実用新案として登録され、1978年にその権利が切れる。回転寿司が全国に広がった直接のきっかけは、美味しさでも人気でもなく、権利が失効して他社が参入できるようになったことだった ・大手が寿司を流すのをやめた最初の1社は、2015年3月のかっぱ寿司。当時の説明は「人件費と廃棄率の削減」だった。思っているより、ずっと前の話 ・回転レーンは「注文を取る」「運ぶ」「売れ筋を教える」の3つを同時にやっていた。その仕事が1つずつ別の技術に引き取られていく ・大手のなかで回し続けているのは、くら寿司。2025年12月時点で国内外694店がギネス世界記録に認定されている レーンが止まった期間に、回転寿司の市場規模はむしろ伸びています。一方で、街の寿司店は職人が採れずに畳んでいる。同じ「人手」という問題に、業界の両端が正反対の場所で当たっている話です。 お店をやっている人、商品やブランドをつくる人、それを支える人、街の変化が気になるあなたへ。 【パーソナリティ】 Kodai — メディア・IT→ソフトウェア企業を経て、いまは自ら新たな商いに挑戦中。お茶とコーヒー、店舗ビジネスとスポーツが好き。東京在住。 Koyo — 国内自社ECの創設期からこの業界に。ソフトウェア企業でPMMとアライアンスを担当。ECとアパレルが好き。京都在住。

    #2 回転寿司は、なぜ回り出し、そして止まったのか ── 回転の発明と、回ることをやめた寿司チェーン
  9. Sep 7

    #1 百貨店の食品売場は、なぜ地下にあるのか -デパ地下の成り立ちとその理由-

    商い百景は、お店と商品のいまと歴史を辿っていく番組です。街に増えているお店や、値上げしても選ばれる商品、売り方の変遷――等、小さな街の変化や日常のふとした疑問から、商いにまつわるテーマを掘り下げます。 第1回のテーマは、デパ地下です。全国どの百貨店に行っても、食品は地下にある。誰かが決めたわけでもないのに揃っている。なんで?調べてみたら、想像とまったく違う話が出てきました。 (00:00) オープニング (00:18) 番組紹介 (03:30) 今日お話しする3つのこと (04:46) 1つ目。デパ地下の起源はどこか (11:55) 2つ目。なんで地下やねん (21:45) 3つ目。食品売場が地下にあるのは日本だけ? (28:45) 最近の百貨店のデパ地下事情 (41:31) まとめ ・「デパ地下1号店」がネット上で高島屋説と松坂屋説に割れている。名古屋市の図書館が写真と大学の論文まで当たって出した結論とは ・地下にした理由は6つ。水とガスの配管、搬入口、匂い、拡張余地――どれも集客とは関係がない ・「集客のため」という説明は時系列が合わない。地下に食品を置いた1922年より後の話になってしまう ・食品売場が地下にあるのは日本だけ。ベルリンのKaDeWeは6階、ロンドンのハロッズは1階。東急百貨店本店は最上階の8階だった ・売上が伸びていない今も、百貨店が地下を手放さない理由 100年かけて理由が積み重なった場所の話です。「戦略的にここに置いている」と説明されているものが、実はまったく別の都合で決まっていた――そういう例は、デパ地下に限らないかもしれません。 お店をやっている人、商品やブランドをつくる人、それを支える人、街の変化が気になるあなたへ。 【パーソナリティ】 Kodai — メディア・IT→ソフトウェア企業を経て、いまは自ら新たな商いに挑戦中。お茶とコーヒー、店舗ビジネスとスポーツが好き。東京在住。 Koyo — 国内自社ECの創設期からこの業界に。ソフトウェア企業でPMMとアライアンスを担当。ECとアパレルが好き。京都在住。

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